JPH0725949Y2 - 輸液セット - Google Patents

輸液セット

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Publication number
JPH0725949Y2
JPH0725949Y2 JP1992002905U JP290592U JPH0725949Y2 JP H0725949 Y2 JPH0725949 Y2 JP H0725949Y2 JP 1992002905 U JP1992002905 U JP 1992002905U JP 290592 U JP290592 U JP 290592U JP H0725949 Y2 JPH0725949 Y2 JP H0725949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
infusion set
drug solution
pressure
bellows portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992002905U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0562254U (ja
Inventor
孝一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kohden Corp
Original Assignee
Nihon Kohden Corp
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Publication date
Application filed by Nihon Kohden Corp filed Critical Nihon Kohden Corp
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は薬液を生体の血管内に注
入する輸液セットに関する。
【0002】
【従来の技術】薬液を収納した容器としての薬液瓶から
薬液を生体の血管内に注入するためには、通常ロータリ
式や蠕動運動式などのポンプが用いられている。しかし
ポンプ下流側の輸液管が詰ったり、注射針の先端が生体
の血管壁に密着したりすると、薬液が血管内に送給され
ない場合がある。このようなポンプ下流側の閉塞を検出
するために、従来は輸液管の膨張変位を検出したり、輸
液セット内に特殊なダイヤフラムを設けて、このダイヤ
フラムの変位を検出したりして、警報を発するようにし
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら輸液管の
膨張変位を検出する場合、輸液管の材質が硬いと変位置
が少なく、閉塞圧に対して低圧から高圧までの広い範囲
を精度よく検出することができないという問題があっ
た。また輸液管の材質が軟らかいと閉塞時の変位が大き
く、警報が作動する時間が長くなる欠点があった。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、ポンプ下流における閉塞圧を精度よく検出すること
ができ、しかも閉塞の警報の作動時間を短くすることの
できる輸液セットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の輸液セットは、容器に収納された薬液を圧
送手段を用いて生体の血管内に注入する輸液セットにお
いて、前記圧送手段の下流側の管路に設けられ前記圧送
手段による薬液の圧送中その管路の内圧に応じて伸縮す
る薬液貯留手段と、該薬液貯留手段の変位を検出する変
位検出手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成の輸液セットによれば、圧送手段の下
流側の管路に閉塞が発生したときに、圧送手段の注入圧
により薬液貯留手段が変位する。このとき薬液貯留手段
の材質を他の管路の材質より軟らかいものとすることに
より、管路が変位する前に薬液貯留手段が変位する。そ
して薬液貯留手段は大きな変位置が得られるので検出精
度を向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の輸液セットの一実施例を図面
を参照して説明する。
【0008】図1に本考案の一実施例の構成を示す。図
1において、薬液が収納された容器である薬液瓶1は入
口を下にして図示しないスタンドに取り付けられてお
り、薬液瓶1の入口には点滴筒2が接続されている。点
滴筒2の底部と薬液瓶1より上方にある薬液貯留手段と
してのエアトラップ3の底部とは、管路であるチューブ
4で接続されている。そしてチューブ4の途中には圧送
手段としてのフィンガ型駆動部5が設けられている。
【0009】エアトラップ3の上部は蛇腹状となってお
り、矢印X−Xで示す方向に弾性的に伸縮可能となって
いる。またエアトラップ3の底部には一端が生体の血管
に接続される輸液管6の他端が接続されている。さらに
輸液管6には気泡センサ7が設けられている。ここでエ
アトラップ3の蛇腹部3aの材質はチューブ4及び輸液
管6を構成する材料の材質より軟らかくなっている。
【0010】エアトラップ3の蛇腹部3aの上部には、
蛇腹部3aの外周の外側の位置に上下方向に3段の変位
検出手段としてのフォトカップラ8a,8b,8cが設
けられている。フォトカップラ8は蛇腹部3aの直径上
の外側にそれぞれ対向して設けられた発光素子9a,9
b,9cと受光素子10a,10b,10cとからなってい
る。そして蛇腹部3a内に例えば 100mmHgの圧力がか
かった場合には、蛇腹部3aが最低部のフォトカップラ
8aの光路Aを遮ぎる位置まで変位し、警報を発するよ
うになっている。同様に蛇腹部3aに例えば 250mmHg
または 400mmHgの圧力がかかった場合には、蛇腹部3
aがそれぞれフォトカップラ8b,8cの光路B,Cを
遮ぎる位置まで変位するようになっている。
【0011】次に本実施例の作用を説明する。例えば静
脈に薬液を注入する場合には、フォトカップラ8aが作
動するように設定しておく。このときエアトラップ3の
下流側の患者側の管路に閉塞が生じると、フィンガ型駆
動部5のポンプ注入圧により図2に示すように蛇腹部3
aが膨張変位し、フォトカップラ8aの光路Aを遮断し
て警報を発し、同時に注入を停止する。
【0012】同様に動脈に薬液を注入する場合には、フ
ォトカップラ8cが作動するように設定しておけば、管
路の閉塞により蛇腹部3aが膨張変位してフォトカップ
ラ8cの光路Cを遮断することにより、警報を発し注入
を停止する。
【0013】本実施例によれば、輸液セットの使用目的
により閉塞圧を3段階に変えられ、例えば薬液を静脈へ
注入する場合と動脈へ注入する場合とで警報を発する圧
力を変えることができる。また閉塞警報の動作時間を短
縮することもでき、蛇腹部3cの収縮力を弱めることに
よりボーラス注入の危険を回避することができる。特に
蛇腹部3aの変位置を大きくすることができ、検出精度
を上げることができる。
【0014】上記実施例ではフォトカップラ8が3段の
場合について説明したが、3段に限定されない。また図
3及び図4に示すように中間部が支点11により回動可能
に支持されたレバー12の一端をエアトラップ3の蛇腹部
3aの上部に連結し、他端を円弧状の摺動抵抗13に摺接
させて、蛇腹部3aの変位を電圧に変換してもよい。さ
らに図5に示すようにレバー12の支点11をスライドレー
ル14に沿って直線的に移動可能とし、レバー12の一端を
蛇腹部3aの上端に連結し、他端を直線状の摺動抵抗13
に摺接させてもよい。上記の各構成によれば、閉塞圧を
連続的に検出することができる。なお、上記液貯留手段
は、薬液中に混入している空気を捕捉し、血管内に空気
を送り込まない作用も持っている。
【0015】なお圧送手段はフィンガ型駆動部5に限定
されない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の輸液セッ
トによれば、圧送手段の下流側の管路に伸縮可能な薬液
貯留手段を設け、下流側の閉塞圧を薬液貯留手段の変位
置として変位検出手段によって検出するようにしたの
で、閉塞圧に対して大きな変位置を得ることができ、検
出精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の輸液セットの一実施例の構成を示す説
明図。
【図2】図1の作用を示す説明図。
【図3】本考案の他の実施例の要部の構成を示す説明
図。
【図4】図3の作用を示す説明図。
【図5】本考案の別の実施例の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 薬液瓶(容器) 3 エアトラップ(薬液貯留手段) 4 チューブ(管路) 5 フィンガ型駆動部(圧送手段) 8 フォトカップラ(変位検出手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に収納された薬液を圧送手段を用い
    て生体の血管内に注入する輸液セットにおいて、前記圧
    送手段の下流側の管路に設けられ前記圧送手段による薬
    液の圧送中その管路の内圧に応じて伸縮する薬液貯留手
    段と、該薬液貯留手段の変位を検出する変位検出手段を
    設けたことを特徴とする輸液セット。
JP1992002905U 1992-01-30 1992-01-30 輸液セット Expired - Lifetime JPH0725949Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992002905U JPH0725949Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 輸液セット

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JP1992002905U JPH0725949Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 輸液セット

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JPH0562254U JPH0562254U (ja) 1993-08-20
JPH0725949Y2 true JPH0725949Y2 (ja) 1995-06-14

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ID=11542375

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JP1992002905U Expired - Lifetime JPH0725949Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 輸液セット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012102273A1 (de) * 2012-03-19 2013-09-19 B. Braun Melsungen Ag Vorrichtung zur Zuführung und Dosierung eines Fluids für medizinische Zwecke
JP2015070934A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 流体注入装置、及び、輸送状態判定方法
DE102020207084A1 (de) * 2020-06-05 2021-12-09 B. Braun Melsungen Aktiengesellschaft Infusionsfilter

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JPH0562254U (ja) 1993-08-20

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Effective date: 19951205