JPH0725916U - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JPH0725916U
JPH0725916U JP5896993U JP5896993U JPH0725916U JP H0725916 U JPH0725916 U JP H0725916U JP 5896993 U JP5896993 U JP 5896993U JP 5896993 U JP5896993 U JP 5896993U JP H0725916 U JPH0725916 U JP H0725916U
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一裕 米沢
仁郎 中山
喜男 原田
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Plastics Inc
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Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Plastics Inc
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタエレメントを全体にわたって効果的
に逆洗することができる分離装置を提供する。 【構成】 ケーシング1内を上下に仕切るフィルタ支持
板12に上部が開口する円筒形フィルタエレメント16
の複数を取付ける。各フィルタエレメント16の開口部
にディフューザ17を設け、フィルタエレメント16上
のノズル23から噴射される圧縮エアの流れを上記ディ
フューザ17により低速・高圧の流れに変換させてフィ
ルタエレメント16を逆洗する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、生産ラインの有害ダストの集塵、粉体塗料塗布システムにおける 余剰粉体の回収、あるいは分級プラントにおける粉体の捕集等に用いられる分離 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、分級プラントにおいては、粉砕機によって粉体を粉砕したのち、分級 機により分級し、その分級機から排気される含塵ガスを分離装置に導入してガス 中から粉塵を除去することが行なわれている。
【0003】 上記分離装置として、ケーシングの内部を上室と下室とに仕切るフィルタ支持 板で上部が開口する円筒形フィルタエレメントの複数を支持し、上記下室に送り 込まれた含塵ガス中の粉塵を各フィルタエレメントの外面で捕集し、フィルタエ レメントを通過したクリーンエアを上室から外部に排気させるようにしたものが 知られている。
【0004】 上記のような分離装置においては、フィルタエレメントが目詰まりすると分離 効果が悪くなるため、上室に設けたノズルからフィルタエレメントの内部に圧縮 エアを吹き込んでフィルタエレメントを逆洗することが行なわれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の分離装置においては、円筒形フィルタエレメントの内径が軸 方向の全体にわたって同一径であるため、ノズルからフィルタエレメント内に逆 洗用エアを吹き込むと、その逆洗用エアは吹き込み位置において圧力が高く、フ ィルタエレメントの下部に至るに従って圧力が次第に低下し、フィルタエレメン トを軸方向の全体にわたって効果的に目詰まりを解消することができない問題が あった。
【0006】 この考案の課題は、円筒形フィルタエレメントの目詰まりを軸方向の全体にわ たって効果的に解消することができるようにした分離装置を提供することである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案においては、ケーシングの内部を上室 と下室とに仕切るフィルタ支持板で上部が開口する筒形のフィルタエレメントの 複数を支持し、上記上室には各フィルタエレメントの上部開口に対して複数のノ ズルを設け、各ノズルからフィルタエレメント内に圧縮エアを吹き込んでフィル タエレメントを逆洗させるようにした分離装置において、前記フィルタエレメン トの開口部にディフューザを設けた構成を採用している。
【0008】 ここで、ディフューザは、フィルタエレメントの開口部内周に対する溶融樹脂 の肉盛によってフィルタエレメントに固着されたものであってもよく、あるいは フィルタエレメントとは別に形成されたディフューザをフィルタエレメントの開 口部に着脱自在に取付けてもよい。
【0009】
【作用】
上記のように、筒形のフィルタエレメントの開口部の内周にディフューザを設 けたことにより、ノズルからフィルタエレメントの内側に吹き込まれる圧縮エア は、上記ディフューザにおいて低速・高圧の流れに変換されることになり、フィ ルタエレメントをきわめて効果的に逆洗することができる。また、ディフューザ をフィルタエレメントの開口部内側に設けたことにより、フィルタエレメントの 上方にディフューザを設ける場合に比較して小型化を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図示のように、ケーシング1は上部が蓋体2aによって閉塞された上部ケーシ ング2と下端が開口する下部ケーシング3とに分割され、上部ケーシング2の外 周下部に設けた受具4と下部ケーシング3の外周上部に設けた掛具5の係合によ って両ケーシング2、3は結合状態に保持されている。
【0012】 上部ケーシング2の下端および下部ケーシング3の上端には環状のパッキン溝 6、7が設けられ、各パッキン溝6、7に嵌合したパッキン8、9は、上部ケー シング2と下部ケーシング3の分割両間に設けられた環状板10の両面に密着し て上部ケーシング2と下部ケーシング3の分割面間をシールしている。
【0013】 環状板10の内径部はケーシング1内に突出し、その内径部上にシール11を 介してフィルタ支持板12の外周部が載置されている。
【0014】 フィルタ支持板12は、環状板10の上面に突設された複数のスタッドボルト 13と、そのボルト13にねじ込まれたナット14の締付けによって環状板10 に着脱自在に取付けられている。
【0015】 フィルタ支持板12は、上下に貫通する複数の孔15を有し、各孔15に円筒 形フィルタエレメント16の上部が挿入されて接着等の手段により固定されてい る。
【0016】 ここで、フィルタエレメント16は、プラスチックス、セラミックス、金属等 の焼結体を母材とし、その母材の外表面に四ふっ化エチレン樹脂(PTFE)等 の剥離性を有する微孔性コート層を設けた構成とされて自己保形性を有している 。このフィルタエレメント16は、上部のみが開口し、その開口部にディフュー ザ17が設けられている。このディフューザ17は、フィルタエレメント16の 上方から吹き込まれる高圧エアを低速・高圧の流れに変換するものであって、例 えば、内径50mmのフィルタエレメント16に対しては、内径30mmで曲率10 mm程度にわん曲した内面を有するものを取付ける。
【0017】 上記ディフューザ17は、溶融樹脂の肉盛りによりフィルタエレメント16に 一体に設けたものであってもよく、あるいは、合成樹脂の成形等により形成して フィルタエレメント16に着脱自在に取付けるようにしてもよい。この場合、デ ィフューザ17は種々の形状のものを多数用意し、フィルタエレメント16の形 状や吹き込まれるエア圧等に応じてフィルタエレメント16に着脱自在に取付け るのが好ましい。
【0018】 下部ケーシング3には含塵ガスの流入口18が設けられている。一方、上部ケ ーシング2にはクリーンエアの排出口19が設けられている。なお、流入口18 は、フィルタ支持板12および上部ケーシング2を貫通するパイプの、上部ケー シング2より外側に位置する端部開口を流入口としてもよい。
【0019】 上部ケーシング2の内部にはエアタンク20が設けられ、そのエアタンク20 に接続された複数のエアパイプ21のそれぞれに逆洗バルブ22が組込まれてい る。各逆洗バルブ22の吐出側にはフィルタエレメント16の内部に対してエア を吹付ける複数のノズル23が接続されており、上記逆洗バルブ22を開放する ことにより、ノズル23からフィルタエレメント16内に高圧エアが吹き込まれ 、ノズル23と対向するフィルタエレメント16のみを逆洗し得るようになって いる。
【0020】 実施例の場合は、1つの逆洗バルブ22に対して3本のノズル23を接続し、 上記逆洗バルブ22の操作によって、3本のフィルタエレメント16を同時に逆 洗し得るようにしているが、1つの逆洗バルブ22に対して1本のノズル23を 接続して多数のフィルタエレメント16を1本づつ逆洗し得るようにしてもよい 。あるいは、1つの逆洗バルブ22に多数のノズル23を接続して多数のフィル タエレメント16を同時に逆洗し得るようにしてもよい。
【0021】 いま、流入口18から下部ケーシング3内に含塵ガスを供給すると、含塵ガス に含まれる粉塵はフィルタエレメント16によって捕集される。
【0022】 フィルタエレメント16を通過したクリーンエアは、フィルタエレメント16 内を上昇して上部ケーシング2内に流入し、排出口19から排出される。
【0023】 粉塵の捕集によってフィルタエレメント16に目詰まりが生じると、逆洗バル ブ22を開放し、ノズル23からフィルタエレメント16内に圧縮エアを噴射さ せてフィルタエレメント16を逆洗する。
【0024】 ここで、フィルタエレメント16の開口部にはディフューザ17が設けられて いるためノズル23から噴射された高圧エアは、低速・高圧の流れに変換される ことになり、そのエア圧力の上昇によってフィルタエレメント16は軸方向の全 体にわたって効果的に逆洗され、目詰まりが解消される。
【0025】 図3に示す実施例では、上部ケーシング2と下部ケーシング3の分割面間に設 けられた環状板10にフィルタ支持板12を取付けるようにしたが、図4に示す ように、下部ケーシング3の上端に環状板10を設け、その環状板10にシール 11を介してフィルタ支持板12を取付けるようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案においては、フィルタエレメントの開口部にディフュ ーザを設け、そのディフューザによってノズルから噴射される圧縮エアの流れを 低速・高圧の流れに変換されるようにしたので、フィルタエレメントを軸方向の 全体にわたってきわめて効果的に逆洗することができる。
【0027】 また、ディフューザをフィルタエレメントの開口部内側に設けたことにより、 フィルタエレメントの上方にディフューザを設ける場合に比較して小型化を図る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る分離装置の一実施例を示す概略
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1の一部を拡大して示す断面図
【図4】フィルタ支持板の他の支持例を示す断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 12 フィルタ支持板 16 フィルタエレメント 17 ディフューザ 23 ノズル
フロントページの続き (72)考案者 原田 喜男 名張市八幡1300番地の80 日本ニューマチ ック工業株式会社名張工場内 (72)考案者 渡邊 孝之 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部を上室と下室とに仕切
    るフィルタ支持板で上部が開口する筒形のフィルタエレ
    メントの複数を支持し、上記上室には各フィルタエレメ
    ントの上部開口に対して複数のノズルを設け、各ノズル
    からフィルタエレメント内に圧縮エアを吹き込んでフィ
    ルタエレメントを逆洗させるようにした分離装置におい
    て、前記フィルタエレメントの開口部にディフューザを
    設けたことを特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分離装置において、デ
    ィフューザをフィルタエレメントの開口部に着脱自在に
    取付けたことを特徴とする分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5863154B2 (ja) * 2011-03-04 2016-02-16 新東工業株式会社 集塵機
JP2021118999A (ja) * 2015-11-03 2021-08-12 スプレイング システムズ カンパニー 噴霧乾燥のための装置及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5863154B2 (ja) * 2011-03-04 2016-02-16 新東工業株式会社 集塵機
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