JPH07258237A - 新規アミノアルキルベンゾチアゾリノン類、その製法、及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

新規アミノアルキルベンゾチアゾリノン類、その製法、及びそれを含有する医薬組成物

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JPH07258237A
JPH07258237A JP7062382A JP6238295A JPH07258237A JP H07258237 A JPH07258237 A JP H07258237A JP 7062382 A JP7062382 A JP 7062382A JP 6238295 A JP6238295 A JP 6238295A JP H07258237 A JPH07258237 A JP H07258237A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I): 【化19】 (式中、R1 は例えばメチル基であり、R2 は例えば3
−モルホリノプロピル基である)で示される化合物、そ
の光学異性体及び薬剤学的に許容される酸又は塩基との
付加塩。 【効果】 従来の化合物と比較して、σ受容体に対する
より高い親和性及び選択性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規アミノアルキルベ
ンゾチアゾリノン類、その製法、及びそれを含有する医
薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願第 478,446号明細書には、
(アミノアルキル)ベンゾチアゾリノン化合物が、抗精
神病薬、鎮痛及び抗不安薬として記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、驚くべき
ことに、シグマ(σ)受容体に対して欧州特許出願第 4
78,446号明細書の化合物よりもはるかに強力な親和性を
有する新規アミノアルキルベンゾチアゾリノン類を発見
した。
【0004】本発明化合物が、欧州特許出願第 478,446
号明細書の化合物により得られるよりもかなり大きい、
シグマ受容体に対する非常に強力な親和性を示すため、
この種の受容体と関連する疾患、つまり精神医学的疾
患、精神病、精神分裂病、うつ病、ストレス、不安症、
脳循環不全、記憶障害及びアルツハイマー病、並びに免
疫系の炎症性疾患、急性関節炎又は慢性関節炎、及び腸
ぜん動障害の予防並びに治療にこれらの化合物を用いる
ことが可能である。
【0005】更に、本発明化合物がシグマ受容体に対し
て高い選択性を有し、特にD2 受容体に対する親和性を
有していないため、これらの化合物をより安全に治療に
用いることが可能である。特にD2 成分を高度に有する
生成物による治療の間に遭遇する、D2 受容体に対する
作用が原因である錐体外路系に対する副作用が、D2
容体に対する親和性が欧州特許出願第 478,446号明細書
の化合物よりも平均して100〜1000倍も弱い本発
明生成物には認められない。結局、本発明生成物は、欧
州特許出願第 478,446号明細書からは全体的に予想する
こともできない、欧州特許出願第 478,446号明細書の化
合物により得られるよりも10,000〜100,00
0倍も大きい選択性比(シグマ受容体に対する親和
性):(D2受容体に対する親和性)を有し、このため
本化合物を安全に使用することがかなり可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はより詳細には式
(I):
【0007】
【化9】
【0008】(式中、R1 は水素又はアルキル若しくは
置換アルキル基を示し、そしてR2 は式(R21):
【0009】
【化10】
【0010】(式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立し
て、水素原子、又はアルキル、シクロアルキル、シクロ
アルキルアルキル、アルケニル、アルキニル及び−(C
2m−アリール(ここでmは0、1、2、3又は4
を示し、アリール基は非置換又は置換されていてもよ
い)から選択される基であるか、或いはR3 及びR4
一緒になって、酸素及びイオウから選択される他のヘテ
ロ原子を含んでいてもよい、非置換若しくは置換された
飽和5〜9員ヘテロ環又は4−(メトキシフェニル)−
ピペラジン−1−イル基を形成する)で示される基又は
式(R22):
【0011】
【化11】
【0012】(式中、nは2、3又は4を示し、そして
5 及びR6 は同一であり、水素又はハロゲンを示す)
で示される基を示し、式(I)の記載中、 − 「アリール」基に関連する「置換」の語は、ハロゲ
ン、ヒドロキシル、アルキル、低級アルコキシ及び1個
若しくはそれ以上のハロゲンにより置換されているアル
キルから選択される1個又はそれ以上の基により置換が
なされていることを意味し、 − −NR34 により形成されるヘテロ環に関連する
「置換」の語は、1個又はそれ以上のアルキル基により
置換がなされていることを意味し、 − 「アルキル」及び「アルコキシ」の語は、炭素数1
〜6の直鎖状又は分枝状の基を意味し、 − 「アルケニル」及び「アルキニル」の語は、炭素数
2〜6の直鎖状又は分枝状の基を意味し、 − 「アリール」の語は、フェニル又はナフチルを意味
し、 − 「シクロアルキル」の語は炭素数3〜8の環状基を
示す)で示される化合物、その光学異性体及び薬剤学的
に許容される酸の、その付加塩又はR1 が水素を示す場
合には薬剤学的に許容される塩基の、その付加塩に関す
る。
【0013】本発明は特に、R2 が式(R21)の基を示
し、R3 及びR4 がそれらが結合する窒素原子と一緒に
なって、モルホリノ、チオモルホリノ、ピロリジノ、ピ
ペリジノ及びペルヒドロアゼピノから選択される基、例
えばモルホリノを形成する、式(I)の化合物に関す
る。
【0014】本発明は特に、R2 が式(R22)の基を示
し、R5 及びR6 が同一であり、塩素を示す式(I)の
化合物に関する。
【0015】本発明化合物と付加塩を形成するのに使用
される薬剤学的に許容される酸としては、塩酸、硫酸、
リン酸、酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、シ
ュウ酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ショウ
ノウ酸及びクエン酸が挙げられるが、これに限定される
わけではない。
【0016】本発明化合物と付加塩を形成するのに使用
される薬剤学的に許容される塩基としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム若しくは水
酸化アルミニウム、アルカリ金属若しくはアルカリ土類
金属の炭酸塩、並びにトリエチルアミン、ベンジルアミ
ン、ジエタノ−ルアミン、tert−ブチルアミン、ジ
シクロヘキシルアミン及びアルギニンなどの有機塩基が
挙げられるが、これに限定されるわけではない。
【0017】式(I)に存在するアルキル基は特に、メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
ペンチル又はヘキシルから選択してもよい。
【0018】式(I)に存在するアルコキシ基は、メト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n
−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ter
t−ブトキシ、ペンチルオキシ及びヘキシルオキシから
選択してもよい。
【0019】式(I)に存在するハロゲンは、臭素、塩
素、フッ及びヨウ素から選択してもよい。
【0020】式(I)の置換基に存在するシクロアルキ
ルは、シクロプロプル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチ
ルから選択してもよい。
【0021】本発明は又、式(I)の化合物を製造する
方法であって、式(II):
【0022】
【化12】
【0023】(式中、R1 及びnは、式(I)において
定義されたとおりであり、Halはハロゲン原子であ
る)で示される化合物を適当な溶液に入れ、本化合物を
式(III/a ):
【0024】
【化13】
【0025】(式中、R5 及びR6 は式(I)において
定義されたとおりである)で示される化合物と縮合させ
て、式(I/a ):
【0026】
【化14】
【0027】(式中、R1 、R5 、R6 及びnは上記で
定義されたとおりである)で示される化合物を得るか、
又はnが3と等しい場合は、式(III/b ):
【0028】
【化15】
【0029】(式中、R3 及びR4 は式(I)において
定義されたとおりである)で示される化合物と縮合させ
て、式(I/b ):
【0030】
【化16】
【0031】(式中、R1 、R3 及びR4 は上記で定義
されたとおりである)で示される化合物を得、式(I/a
)及び(I/b )の化合物が一緒になって式(I)の化
合物を形成するものであり、式(I)のこれら化合物
を、所望ならば、必要に応じて、その各種光学異性体に
分離し、又は薬剤学的に許容される酸と塩を形成させ、
若しくはR1 が水素原子を示す場合は薬剤学的に許容さ
れる塩基と塩を形成させる方法も又含む。
【0032】上記方法において用いられる出発物質は、
市販のものか、或いは文献中公知である方法に従って当
業者が容易に入手できるもののいずれかである。式(I
I)で示される化合物については、より詳細には欧州特
許出願第 430,800号明細書の記載が参考になるであろ
う。
【0033】式(I)の化合物は、有利な薬理学的特性
を有する。
【0034】本発明化合物がσ受容体に対して非常に強
力な親和性を有することにより、運動障害、失調(Walk
er, JM: 薬理学的失調の薬物特異性、Pharmacol. Bioch
em.Behav. 1990, 36, 151)、晩期ジスキネジー(Linds
trom, L.H.: Acta Psychiatr. Scand. 1988, 77, 112
2)、精神障害(Chouinard, F., Annable, L. Psychoph
armacology 1984, 84, 282 )の治療、末梢又は脳の虚
血、脳循環不全、記憶障害、アルツハイマー病及びショ
ック状態(Pontecorvo, M.J., Brain Res. Bull.1991,
26, 461)と関連する傷害の治療、免疫現象の調節(Car
roll, F.I., Med. Chem. Res. 1992, 2, 3)、コカイン
耽溺の治療(Abou - Gharbia, M., Academic. Press. I
nc. Bristol. J. Ed. Publisher. 1993, 28, 1)、腫瘍
の診断及び限局化(Hudzik, T.J., Psychopharmacolog
y. 1992, 108, 115; Abou - Gharbia, M., Academic. P
ress. Inc. Bristol. J. Ed. Publisher 1993, 28, 1
)、及び嘔吐(Hudzik, T.J., Eur. J. Pharmacol. 19
93, 236, 279 )、並びに免疫由来の炎症性疾患及び腸
運動障害の治療に本化合物を使用することが可能であ
る。
【0035】本発明の主題は又、式(I)の化合物、又
は薬剤学的に許容される酸若しくは、適当であれば、薬
剤学的に許容される塩基との付加塩の1種を、1種又は
それ以上の賦形剤と組合せて含む医薬組成物である。
【0036】本発明による医薬組成物のうち、経口、非
経口、鼻腔、経皮若しくは経皮的、直腸、経舌、眼、又
は呼吸投与に適したもの、並びに特に裸錠又は糖衣錠、
舌下錠、サシェット、パケット、ゼラチンカプセル、グ
ロセット、口内錠、座剤、クリーム、軟膏、皮膚用ゲ
ル、及び飲用又は注射用アンプルが挙げられる。
【0037】投与量は、患者の性別、年齢及び体重、投
与経路、治療の適応症の特性、或いは関連すると思われ
る処置に応じてまちまちであり、24時間当たり0.1
mg〜1g、より詳細には1〜100mg、例えば1〜10
mgを1〜2回に分けて投与する。
【0038】
【実施例】以下に述べる実施例により、本発明を説明す
る。
【0039】内部標準としてTMS(テトラメチルシラ
ン)を使用して、1 H核磁気共鳴スペクトラムを得た。
ケミカルシフトは、ppm により表示する。赤外スペクト
ラムは、分析を行う本生成物を約1%含有する臭化カリ
ウム錠の形で得た。
【0040】製法は、本発明の一部をなすものではない
が、本発明化合物の合成を行うのに有用である。
【0041】 製法1:6−(3−クロロプロピオニル)ベンゾチアゾリノン 反応物: ベンゾチアゾリノン :0.05mol (7.55g) 3−クロロプロピオニルクロリド :0.05mol (4.77cm3 ) 塩化アルミニウム :0.40mol (52.50g) 無水ジメチルホルムアミド :0.12mol (9.20cm3
【0042】操作:塩化アルミニウム0.40mol を、
水コンデンサを取りつけたすり合せ首のフラスコに入
れ、磁気スターラーで撹拌しながら、無水ジメチルホル
ムアミド0.12mol を滴下した。ベンゾチアゾリノン
0.05mol を加え、温度を70度で安定させた。媒質
を完全に均一化し、3−クロロプロピオニルクロリド
0.05mol をゆっくりと加えた。添加後、混合物を7
0℃で1時間撹拌し続けた。媒質を砕いた氷上に注ぎ、
液を除き、生成した沈殿物を、洗浄水が中性になるまで
水洗し、ついで乾燥、再結晶させた。
【0043】 分子量 :C108 ClNO2 Sで241.69g・mol-1 融点 :174−177℃(分解) 収率 :55% 再結晶溶媒 :無水エタノール
【0044】 製法2:6−(3−クロロプロピル)ベンゾチアゾリノン 反応物: 6−(3−クロロプロピオニル)ベンゾチアゾリノン :0.10mol (24.16g) トリフルオロ酢酸 :0.80mol (61.60cm3 ) トリエチルシラン :0.20mol (32.00cm3
【0045】操作:6−(3−クロロプロピオニル)ベ
ンゾチアゾリノン0.1mol を、250cm3 すり合せ首
のフラスコ中、トリフルオロ酢酸0.8mol に溶解させ
た。トリエチルシラン0.2mol を、磁気スターラーで
撹拌しながら、滴下漏斗を用いて滴下した。塩化カルシ
ウム保護管を取りつけ、室温で所要時間、撹拌を続け
た。反応混合物を氷水500cm3 に注いだ。得られた沈
殿物から液を除き、洗浄水が中性になるまで水洗し、乾
燥させ、再結晶させた。
【0046】 反応時間 :50時間 分子量 :C1010ClNOSで227.71g・mol-1 融点 :131−133℃ 収率 :86% 再結晶溶媒 :トルエン
【0047】 製法3:3−メチル−6−(3−クロロプロピオニル)ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチルベンゾチアゾリノン :0.05mol (8.25g) 3−クロロプロピオニルクロリド :0.06mol (5.72cm3 ) 塩化アルミニウム :0.40mol (52.50g) ジメチルホルムアミド :0.20mol (9.20cm3
【0048】操作:ベンゾチアゾリノンを3−メチルベ
ンゾチアゾリノンと置換し、6−(3−クロロプロピオ
ニル)ベンゾチアゾリノンを得るのに用いたのと同一の
操作を行った。
【0049】 分子量 :C1110ClNO2 Sで237.27g・mol-1 融点 :174−177℃ 収率 :60% 再結晶溶媒 :無水エタノール
【0050】 製法4:3−メチル−6−(3−クロロプロピル)ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(3−クロロ−プロピオニル)ベンゾチアゾリノン :0.1mol (23.72g) トリフルオロ酢酸 :0.8mol (61.60cm3 ) トリエチルシラン :0.2mol (32.00cm3
【0051】操作:6−(3−クロロプロピオニル)ベ
ンゾチアゾリノンを3−メチル−6−(3−クロロプロ
ピオニル)ベンゾチアゾリノンと置換し、6−(3−ク
ロロプロピル)ベンゾチアゾリノンを得るのに用いたの
と同一の操作を行った。
【0052】 反応時間 :72時間 分子量 :C1112ClNOSで241.73g・mol-1 融点 :41−43℃ 収率 :84% 再結晶溶媒 :シクロヘキサン
【0053】実施例1:6−(3−モルホリノプロピ
ル)ベンゾチアゾリノン
【0054】
【化17】
【0055】6−(3−クロロプロピル)ベンゾチアゾ
リノン0.02mol (4.55g)、モルホリン0.0
3mol (2.60cm3 )及びトリエチルアミン0.03
mol(4.20cm3 )を、コンデンサを取りつけた25
0cm3 すり合せ首のフラスコ中に入れた無水アルコ−ル
80cm3 中に加えた。混合物を還流しながら30時間加
熱した。トリエチルアミン塩酸塩の沈殿物を除去し、ろ
液を減圧下、水浴上で蒸発させた。残渣を1N 塩酸水溶
液に溶かし、エーテルで抽出した。水相を10%水酸化
ナトリウム溶液で塩基性とした。エーテルで2回抽出
し、エーテル相を合わせて、塩化カルシウムにより乾燥
し、ろ過し、減圧下で蒸発させた。残渣を無水エーテル
に溶かし、塩化水素ガスを吹き込み、生成した沈殿物か
ら液を除き、再結晶させた。標記化合物を、塩酸塩の形
で得た。
【0056】 分子量 :C1419ClN22 Sで314.83g・mol-1 収率 :62% 融点 :239−241℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0057】 元素分析: %C %H %N 計算値: 54.40 6.08 8.89 測定値: 54.33 5.86 8.72
【0058】 赤外分光測定: 2,920 cm-1 νCH(アルキル) 2,660−2,450cm-1 νNH+ (塩酸塩) 1,690 cm-1 νCO(NCOS) 1,600 cm-1 νC=C(芳香族)
【0059】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=2.20 ppm (多重項、2H) CH2CH
2 −CH2 δ=2.70 ppm (三重項、2H) ベンゾチアゾ
リノン−CH 2 δ=7.00 ppm (一重項、2H) H4,5 (ベン
ゾチアゾリノン) δ=7.40 ppm (一重項、1H) H7 (ベンゾ
チアゾリノン) δ=11.80 ppm (ピーク、2H) NH,NH+
2 O中で交換可能
【0060】 実施例2:3−メチル−6−(3−モルホリノプロピル)ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(3−クロロプロピル)ベンゾチアゾリノン :0.02mol (4.83g) モルホリン :0.03mol (2.60cm3 ) トリエチルアミン :0.03mol (4.20cm3 ) 無水アセトン :60cm3
【0061】操作:6−(3−クロロプロピル)ベンゾ
チアゾリノンを3−メチル−6−(3−クロロプロピ
ル)ベンゾチアゾリノンと置換し、実施例1で用いたの
と同一の操作を行った。
【0062】 分子量 :C1521ClN22 Sで328.86g・mol-1 収率 :67% 融点(塩酸塩) :210−212℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0063】 元素分析: %C %H %N 計算値: 54.78 6.43 8.52 測定値: 54.76 6.70 8.70
【0064】 赤外分光測定: 2,900 cm-1 νCH(アルキル) 2,660−2,450cm-1 νNH+ (塩酸塩) 1,670 cm-1 νCO(NCOS) 1,600 cm-1 νC=C(芳香族)
【0065】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=2.10 ppm (多重項、2H) CH2CH
2 −CH2 δ=2.75 ppm (三重項、2H) ベンゾチアゾ
リノン−CH 2 δ=3.40 ppm (一重項、3H) NCH3 δ=3.90 ppm (多重項、4H) CH 2 −O−
CH 2 δ=7.35 ppm (多重項、3H) H4,5,7 (ベ
ンゾチアゾリノン) δ=11.20 ppm (ピーク、1H) NH+2
中で交換可能
【0066】実施例3:6−〔3−(3,5−ジメチ
ル)モルホリノプロピル〕ベンゾチアゾリノン モルホリンを3,5−ジメチルモルホリンと置換した以
外は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0067】実施例4:3−メチル−6−〔3−(3,
5−ジメチル)モルホリノプロピル〕ベンゾチアゾリノ
ン モルホリンを3,5−ジメチルモルホリンと置換した以
外は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0068】実施例5:6−(3−ピペリド−1−イル
−プロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをピペリジンと置換した以外は、実施例1と
同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0069】実施例6:3−メチル−6−(3−ピペリ
ド−1−イル−プロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをピペリジンと置換した以外は、実施例2と
同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0070】実施例7:6−(3−ピロリジン−1−イ
ル−プロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをピロリジンと置換した以外は、実施例1と
同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0071】実施例8:3−メチル−6−(3−ピロリ
ジン−1−イル−プロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをピロリジンと置換した以外は、実施例2と
同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0072】実施例9:6−(3−N,N−ジプロピル
アミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをN,N−ジプロピルアミンと置換した以外
は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0073】実施例10:3−メチル−6−(3−N,
N−ジプロピルアミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをN,N−ジプロピルアミンと置換した以外
は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0074】実施例11:6−(3−N−シクロヘキシ
ルアミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをシクロヘキシルアミンと置換した以外は、
実施例1と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0075】実施例12:3−メチル−6−(3−N−
シクロヘキシルアミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをシクロヘキシルアミンと置換した以外は、
実施例2と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0076】実施例13:6−(3−ベンジルアミノプ
ロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをベンジルアミンと置換した以外は、実施例
1と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0077】実施例14:3−メチル−6−(3−ベン
ジルアミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをベンジルアミンと置換した以外は、実施例
2と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0078】実施例15:6−〔3−(4−メトキシベ
ンジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリノン モルホリンを4−メトキシベンジルアミンと置換した以
外は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0079】実施例16:3−メチル−6−〔3−(4
−メトキシベンジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリ
ノン モルホリンを4−メトキシベンジルアミンと置換した以
外は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0080】実施例17:6−{3−〔1−(ナフト−
1−イル)エチルアミノ〕プロピル}ベンゾチアゾリノ
ン モルホリンを1−(1−ナフチル)エチルアミンと置換
した以外は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合
物を得た。
【0081】実施例18:3−メチル−6−{3−〔1
−(ナフト−1−イル)エチルアミノ〕プロピル}ベン
ゾチアゾリノン モルホリンを1−(1−ナフチル)エチルアミンと置換
した以外は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合
物を得た。
【0082】実施例19:6−〔3−(4−メチルベン
ジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリノン モルホリンを4−メチルベンジルアミンと置換した以外
は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0083】実施例20:3−メチル−6−〔3−(4
−メチルベンジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリノ
ン モルホリンを4−メチルベンジルアミンと置換した以外
は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合物を得
た。
【0084】実施例21:6−〔3−(4−トリフルオ
ロメチルベンジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリノ
ン モルホリンを4−トリフルオロメチルベンジルアミンと
置換した以外は、実施例1と同様の操作を行って、標記
化合物を得た。
【0085】実施例22:3−メチル−6−〔3−(4
−トリフルオロメチルベンジルアミノ)プロピル〕ベン
ゾチアゾリノン モルホリンを4−トリフルオロメチルベンジルアミンと
置換した以外は、実施例2と同様の操作を行って、標記
化合物を得た。
【0086】実施例23:6−〔3−(3,4−ジクロ
ロベンジルアミノ)プロピル〕ベンゾチアゾリノン モルホリンを3,4−ジクロロベンジルアミンと置換し
た以外は、実施例1と同様の操作を行って、標記化合物
を得た。
【0087】実施例24:3−メチル−6−〔3−
(3,4−ジクロロベンジルアミノ)プロピル〕ベンゾ
チアゾリノン モルホリンを3,4−ジクロロベンジルアミンと置換し
た以外は、実施例2と同様の操作を行って、標記化合物
を得た。
【0088】実施例25:6−(3−チオモルホリノプ
ロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをチオモルホリンと置換した以外は、実施例
1と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0089】実施例26:3−メチル−6−(3−チオ
モルホリノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをチオモルホリンと置換した以外は、実施例
2と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0090】実施例27:3−メチル−6−(3−アリ
ルアミノプロピル)ベンゾチアゾリノン モルホリンをアリルアミンと置換した以外は、実施例2
と同様の操作を行って、標記化合物を得た。
【0091】実施例28:3−メチル−6−〔2−(4
−ベンジルピペラジン−1−イル)エチル〕ベンゾチア
ゾリノン
【0092】
【化18】
【0093】 反応物: 3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン :0.0074mol (2g) 4−ベンジルピペラジン :0.0074mol (1.30cm3 ) 炭酸カリウム :0.029mol (4g) 無水ジメチルホルムアミド :50cm3
【0094】操作:4−ベンジルピペラジン0.007
4mol 及び炭酸カリウム0.029mol を、コンデンサ
ーを取りつけた250cm3 すり合せ首のフラスコに含ま
れた無水ジメチルホルムアミド30cm3 に加えた。混合
物を還流しながら30分間加熱し、その後、ジメチルホ
ルムアミド20cm3 に溶解した3−メチル−6−(2−
ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン0.0074mol を
加えた。反応混合物を12時間加熱した。放置冷却した
後、無機沈殿物を除去した。ろ液を蒸留水30cm3 に注
ぎ、酸性化した。混合物を30分間撹拌し続け、残留す
る出発物質を除去するために、酢酸エチルにより抽出し
た。水相を速やかに塩基性とした。有機相を酢酸エチル
により抽出した。有機分画を合せ、全部を乾燥、ろ過
し、減圧下、水浴上で蒸発させた。残渣を無水アルコー
ル50cm3 に溶かし、塩化水素ガスを吹き込み、生成し
た沈殿物から液を除き、再結晶させた。標記化合物を、
二塩酸塩の形で得た。
【0095】 分子量 :C2127Cl23 OSで440.36g・mol-1 収率 :45% 融点 :>270℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0096】 元素分析: %C %H %N 計算値: 57.27 6.18 9.54 測定値: 57.31 6.15 9.50
【0097】 赤外分光測定: 2,900 cm-1 νCH(アルキル) 2,340 cm-1 νNH+ (塩酸塩) 1,690 cm-1 νCO(NCOS) 1,600 cm-1 νC=C(芳香族)
【0098】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=2.80−3.14ppm (多重項、12H) エチ
ル及びピペラジン δ=3.40 ppm (一重項、3H) NC
3 δ=4.10 ppm (一重項、2H) CH
2 −C65 δ=7.20−7.70ppm (多重項、8H) 芳香
族H δ=11.00 ppm (ピーク、2H) 2N
+2 O中で交換可能
【0099】 実施例29:3−メチル−6−〔4−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)ブ チル〕ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノン :0.01mol (3g) 4−ベンジルピペラジン :0.01mol (1.80cm3 ) 炭酸カリウム :0.04mol (5.5g) 無水ジメチルホルムアミド :45cm3
【0100】 操作:3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチ
アゾリノンを3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベ
ンゾチアゾリノンと置換した以外は、実施例28と同一
の操作を行った。
【0101】 二塩酸塩の物理化学的データ 分子量 :C2331Cl23 OSで468.42g・mol-1 収率 :55% 融点 :>250℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0102】 元素分析: %C %H %N 計算値: 58.97 6.67 8.97 測定値: 58.59 6.72 8.96
【0103】 赤外分光測定: 3,400−2,320cm-1 νNH+ (塩酸塩) 3,040−2,840cm-1 νCH(アルキル) 1,670 cm-1 νCO(NCOS) 1,600 cm-1 νC=C(芳香族)
【0104】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=1.70 ppm (多重項、4H)CH2
CH 2 −CH 2 −CH2 δ=2.00−2.75ppm (多重項、4H)CH 2
CH2 −CH2CH δ=3.20−3.70ppm (多重項、11H)N
CH3 及びピペラジン δ=6.90−7.40ppm (多重項、8H) 芳香族
【0105】 実施例30:3−メチル−6−{2−〔4−(2,4−ジクロロベンジル)ピペ ラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン :0.0073mol (2g) 2,4−ジクロロベンジルピペラジン・二塩酸塩 :0.0073mol (2.3g) トリエチルアミン :0.0150mol (2cm3 ) 無水アセトン :70cm3
【0106】操作:1−ベンジルピペラジンを1−
(2,4−ジクロロベンジル)ピペラジンと置換した以
外は、実施例28と同一の操作を行った。
【0107】 二塩酸塩の物理化学的データ 分子量 :C2125Cl43 OSで509.26g・mol-1 収率 :60% 融点 :189−191℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0108】 元素分析: %C %H %N 計算値: 49.52 4.94 8.25 測定値: 49.37 5.05 8.27
【0109】 赤外分光測定: 2,940 cm-1 νCH(アルキル) 2,620−2,180cm-1 νNH+ (塩酸塩) 1,700 cm-1 νCO(NCOS) 1,580 cm-1 νC=C(芳香族)
【0110】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=3.60 ppm (多重項、2H) CH 2
−C 6 3 −Cl 2 δ=3.70 ppm (一重項、3H) NCH
3 δ=7.20−7.70ppm (多重項、6H) 芳香族
H δ=8.70 ppm (ピーク、1H) NH+
2 Oで交換可能 δ=10.85 ppm (ピーク、1H) NH+
2 Oで交換可能
【0111】 実施例31:3−メチル−6−{4−〔4−(2,4−ジクロロベンジル)ピペ ラジン−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノン :0.0066mol (2g) 2,4−ジクロロベンジルピペラジン・二塩酸塩 :0.0066mol (2.1g) トリエチルアミン :0.0132mol (1.80cm3 ) 無水アセトン :50cm3
【0112】操作:1−ベンジルピペラジンを1−
(2,4−ジクロロベンジル)ピペラジンと置換する以
外は、実施例29と同一の操作を行った。 物理化学的データ(二塩酸塩) 分子量 :C2329Cl43 OSで537.31g・mol-1 収率 :42% 融点 :257−259℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0113】 元素分析: %C %H %N 計算値: 51.41 5.44 7.82 測定値: 51.27 5.36 7.78
【0114】赤外分光測定: 3,400−2,360cm-1 νNH+ (塩酸塩) 3,040−2,840cm-1 νCH(アルキル) 1,680 cm-1 νCO(NCOS) 1,580 cm-1 νC=C(芳香族)
【0115】 核磁気共鳴分光測定(80HMz; DMSO-d6): δ=4.25 ppm (一重項、2H) CH 2
−C 6 3 −Cl 2 δ=7.00−8.00ppm (多重項、6H) 芳香族
H δ=11.50 ppm (ピーク、2H) 2NH
+2 O中で交換可能
【0116】 実施例32:3−メチル−6−{2−〔4−(3,4−ジクロロベンジル)ピペ ラジン−1−イル〕エチル}ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(2−ブロモエチル)ベンゾチアゾリノン :0.0073mol (2g) 3,4−ジクロロベンジルピペラジン・二塩酸塩 :0.0073mol (2.1g) 炭酸カリウム :0.029mol (4g) 無水アセトン :50cm3
【0117】操作:1−ベンジルピペラジンを1−
(3,4−ジクロロベンジル)ピペラジンと置換する以
外は、実施例29と同一の操作を行った。 二塩酸塩の物理化学的データ 分子量 :C2125Cl43 OSで509.26g・mol-1 収率 :56% 融点 :>250℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0118】 元素分析: %C %H %N 計算値: 49.52 4.94 8.25 測定値: 49.37 5.05 8.27
【0119】赤外分光測定: 2,900 cm-1 νCH(アルキル) 2,300 cm-1 νNH+ (塩酸塩) 1,700 cm-1 νCO(NCOS) 1,590−1,570cm-1 νC=C(芳香族)
【0120】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=2.80−3.15ppm (多重項、12H)エチル
ピペラジン δ=3.40 ppm (一重項、3H) NCH
3 δ=4.10 ppm (一重項、2H) CH 2
−C63 −Cl2 δ=7.20−7.70ppm (多重項、6H) 芳香族
H δ=11.00 ppm (ピーク、2H) 2NH
+2 O中で交換可能
【0121】 実施例33:3−メチル−6−{4−〔4−(3,4−ジクロロベンジル)ピペ ラジン−1−イル〕ブチル}ベンゾチアゾリノン 反応物: 3−メチル−6−(4−ブロモブチル)ベンゾチアゾリノン :0.0033mol (1g) 3,4−ジクロロベンジルピペラジン・二塩酸塩 :0.0033mol (1g) 炭酸カリウム :0.0132mol (1.8g) 無水アセトン :40cm3
【0122】操作:1−ベンジルピペラジンを1−
(3,4−ジクロロベンジル)ピペラジンと置換する以
外は、実施例29と同一の操作を行った。 二塩酸塩の物理化学的データ 分子量 :C2329Cl43 OSで537.31g・mol-1 収率 :45% 融点(塩酸塩) :>250℃ 再結晶溶媒 :無水アルコール
【0123】 元素分析: %C %H %N 計算値: 51.41 5.44 7.82 測定値: 51.30 5.43 7.75
【0124】赤外分光測定: 3,400−2,360cm-1 νNH+ (塩酸塩) 3,040−2,960cm-1 νCH(アルキル) 1,670 cm-1 νCO(NCOS) 1,600 cm-1 νC=C(芳香族)
【0125】 核磁気共鳴分光測定(80MHz; DMSO-d6): δ=1.40−1.80ppm (多重項、4H) CH2
CH 2 −CH 2 −CH 2 δ=4.20 ppm (一重項、2H) CH 2
−C63 −Cl2 δ=7.00−8.00ppm (多重項、6H) 芳香族
H δ=11.25 ppm (ピーク、2H) 2NH
+2 O中で交換可能
【0126】実施例34:6−{3−〔4−(2−メト
キシ−フェニル)ピペラジン−1−イル〕プロピル}ベ
ンゾチアゾリノン 融点(塩酸塩):224−225℃
【0127】実施例35:3−メチル−6−{3−〔4
−(2−メトキシ−フェニル)ピペラジン−1−イル〕
プロピル}ベンゾチアゾリノン 融点(塩酸塩):205−207℃
【0128】本発明化合物の薬理学的研究 実施例A:急性毒性の研究 本発明化合物100mg・kg-1 の投与量を、1群8匹のマ
ウスからなる群(26±2g)に経口投与して、その急
性毒性を評価した。第一日目は一定の間隔で動物を観察
し、処置後2週間は毎日観察した。
【0129】本発明化合物は、全く無毒であるように思
われる。本化合物は、100mg・kg-1 の投与量を投与し
た後でも、死亡例を出さず、本投与量の投与後でも、障
害を観察しなかった。
【0130】実施例B:インビトロ(生体外)での受容
体親和性の分析 各受容体について、異なる5種類の濃度(10-5M 、1
-6M 、10-7M 、10-8M 及び10-9M )で3例づつ
本化合物の試験を行った。結合係数IC50が10-6M 以
下の濃度である場合、Kiは12種類の濃度の化合物を
用いて測定した。
【0131】以下の第1表には、本発明化合物に対する
親和性を測定した受容体、選択した組織、非特異的結合
を測定するために選択した濃度、及び受容体を標識する
ために使用した放射リガンドを示す。
【0132】
【表1】
【0133】試験の結果、本発明化合物は、σ受容体に
対して強力かつ選択的なリガンドであることが示され
た。比較により、本発明化合物はσ受容体に対しては、
欧州特許出願第 478,446号明細書の化合物、より詳細に
は、本発明化合物と構造的に最も相似している実施例2
8〜32及び172の化合物よりも、100〜1,00
0倍強力な親和性を有していた。
【0134】本発明化合物は更に又、欧州特許出願第 4
78,446号明細書の化合物よりもはるかに選択的であっ
た。特に、欧州特許出願第 478,446号明細書の化合物よ
りもD2 受容体に対する親和性は100〜1,000倍
も小さかった。
【0135】実施例C:アンフェタミン誘導過剰運動性
の拮抗 NMRI−CERJ系マウス10匹からなる群に、被験
化合物を腹腔内(IP)注射した直後に、d−アンフェ
タミン4mg/kg-1 を腹腔内注射し、マウスを30分間ア
クチメーターに配置した。光電セルのしゃ断の回数を、
常同行動として計数した。試験を行った化合物の活性
は、アンフェタミンにより誘導された多動に対する拮抗
のパーセントとして表示した。本発明化合物は、アンフ
ェタミンにより誘導される過剰運動に対する強力な拮抗
物質であり、そのため本発明生成物が中枢神経系の障害
において活性を示すことが可能である。
【0136】実施例D:カタレプシー誘起作用の研究 ラットにおけるカタレプシー誘起作用を、腹腔内投与に
より検討した。この試験は、錐体外路系に対する副作用
の存在を予知するものである。ウイスター系ラットの6
群に本発明化合物を注射し、30分間隔でのカタレプシ
ー誘起活性について試験を行った。ハロペリドールを参
考薬として使用した。
【0137】その結果、本発明化合物は、同一の研究条
件下で、2mg・kg-1 の投与量で95%のカタレプシー誘
起作用を示すハロペリドールと比較すると、非常に低い
カタレプシー誘起作用を示すことが示された。この結果
により、本発明生成物には錐体外路系副作用の存在しな
いことが確認され、このことは、受容体結合試験の結果
から予想されていたかもしれない(実施例B)。
【0138】実施例E:本発明化合物の抗うつ活性の研
究 方針:本化合物の研究は、一連のコントロール不能な不
愉快なことにより、以後の忌避試験の間に動物に挫折を
引き起こすことからなる「獲得拒否」モデルに基づくも
のである。 プロトコール:本試験は、Sherman A.D., Sacquitne J.
L.及びPetty F. (Pharmacol. Biochem. Behav., 1982,
16, 449-454)により開発された。我々は、体重180〜
200gの雄性ウイスター系ラットを使用した。これら
の動物を、試験の1週間前から畜舎、つまりプラスチッ
ク製の箱に、1群10匹で、21℃±1℃の周囲温度
で、水及び飼料を自由に摂取させながら、保持した。
【0139】次に動物を小さな箱に隔離し、不可避電気
ショックを60回与えた(0.8mA、毎分±15秒
毎)。対照群のラットには、電気ショックを与えなかっ
た。
【0140】動物の忌避学習能(電気ショックを避ける
ために、ひとつのコンパートメントから別のコンパート
メントに移動する)を48時間後及び3日間連続して評
価した。学習セッションの間、動物には1分当たり2回
の試験を15分間受けさせた。各ラットについて、忌避
に失敗する回数を記録した。動物には、不可避ショック
を与えた6時間後及び4日間連続して朝の学習セッショ
ンの30分前及び夜6時から7時の間に、空の状態の胃
に投与(腹腔内投与:0.5cm3/100g)を行った。試験
化合物は、蒸留水に溶解させた。試験化合物は、0.0
5mg・kg-1/日の投与量で投与した。
【0141】結果:試験により、本発明生成物は、忌避
に失敗する回数を有意に減少させることが証明され、こ
の結果は、本発明のある生成物は、強力な抗うつ活性を
有することを反映している。
【0142】実施例F:抗不安活性の研究−マウスにお
けるいわゆる明/暗ケージ試験 方針:本発明化合物の抗不安作用の研究を、マウスにお
ける明/暗ケージ試験により行うことを企画した。 プロトコール:本試験は、Crawley ら (1981, Pharmaco
l. Biochem. Behav.) により開発、次いで改良され、行
動学的にバリデートされた。本試験には、PVC製の同
一サイズの2個のケージ(20×20×14cm)を用い
た。一方は、100Wのランプ(「冷」光)により明る
く照明し、一方は暗い状態にした。この2個のケージ
を、小さい不透明なトンネル(5×7cm)により互いに
隔てた。マウスを別々に暗いケージに導き、動物が照明
されたケージで過ごす時間及び暗いケージと照明された
ケージの間を移動する回数を、5分間にわたって、コン
ピューターと接続したキーボードを用いて記録した。各
実験群は、少なくとも15匹の動物により構成されてい
た。 結果:本発明のある種の生成物を腹腔内投与したとこ
ろ、マウスが照明されたケージで過ごす時間と、照明さ
れたケージと暗いケージの間を移動する回数が増大し
た。この検討を行った2個のパラメーターが有意に増大
したことは、本発明のある種の化合物が特筆すべき抗不
安活性を有することを示す。
【0143】実施例G:ラットにおける抗関節炎活性に
関する検討 5匹の体重130〜150gの雄性又は雌性ルイス系ラ
ットからなる群を使用した。殺菌したMycobacterium tu
berculosis0.3mgを鉱物油(完全フロインドアジュバ
ント、CFA)0.1cm3 に懸濁した懸濁液を、1日目
にラットの右後ろ足の足の裏の部分に投与した。後ろ足
の容積を、0、1、5、14及び18日目に水置換によ
り測定した。ラットの体重を、0及び18日目に測定し
た。被験生成物は、カルボキシメチルセルロースに懸濁
し、1日目から5日目まで連続5日間経口投与した。こ
れと平行して、動物の処置に起因するアーチファクトを
排除するために、対照群を使用した。参考化合物により
処理された群により、試験のバリデーションが可能とな
った。本発明生成物は、10mg・kg-1 の投与量で、炎症
後期(第14日〜18日)における足の容積の増大を阻
害した。
【0144】実施例H:中枢神経系障害の治療のための
医薬組成物 3−メチル−6−〔2−(4−ベンジルピペラジン−1
−イル)エチル〕ベンゾチアゾリノン0.1mgを含有す
る錠剤。 10,000錠の処方: 3−メチル−6−〔2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)エチル〕ベン ゾチアゾリノン 1g 小麦デンプン 75g コーンスターチ 75g ラクトース 325g ステアリン酸マグネシウム 10g シリカ 5g ヒドロキシプロピルセルロース 10g
【0145】実施例I:医薬組成物 6−(3−モルホリノプロピル)ベンゾチアゾリノン
0.1mgを含有する錠剤。 10,000錠の処方: 6−(3−モルホリノプロピル)ベンゾチアゾリノン 1g 小麦デンプン 75g コ−ンスターチ 75g ラクトース 325g ステアリン酸マグネシウム 10g シリカ 5g ヒドロキシプロピルセルロース 10g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 AAG AED (72)発明者 レモン・ユサン フランス国、59700 マルク−アン−バリ ュール、リュ・ドゥ・レガリテ 73 (72)発明者 イザベル・ルスィユール フランス国、59147 ゴンドクール、リ ュ・ドゥ・ヴェルダン 20 (72)発明者 パトリック・ドゥプリュ フランス国、59280 アルマンティエール、 リュ・ナショナル 75 (72)発明者 ジェラール・アダム フランス国、78600 ル・メニル・ル・ロ ワ、クロ・ドュ・メニル−ルート・デュ・ ペク、9 (72)発明者 ダニエル−アンリ・カニャール フランス国、75015 パリ、ビス・リュ・ ブランシオン 69 (72)発明者 ピエール・レナール フランス国、78000 ヴェルサイユ、アヴ ニュ・ドゥ・ヴィルヌーヴ・レタン 50 (72)発明者 マリ−クレール・ルトリ フランス国、92400 クールブヴォワ、リ ュ・ヴィクトル・ユーゴー 5

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、R1 は水素又はアルキル若しくは置換アルキル
    基を示し、そしてR2 は式(R21): 【化2】 (式中、R3 及びR4 はそれぞれ独立して、水素原子、
    又はアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
    ル、アルケニル、アルキニル及び−(CH2m−アリ
    ール(ここでmは0、1、2、3又は4を示し、アリー
    ル基は非置換又は置換されていてもよい)から選択され
    る基であるか、或いはR3 及びR4 は一緒になって、酸
    素及びイオウから選択される他のヘテロ原子を含んでい
    てもよい、非置換若しくは置換された飽和5〜9員ヘテ
    ロ環又は4−(メトキシフェニル)−ピペラジン−1−
    イル基を形成する)で示される基又は式(R22): 【化3】 (式中、nは2、3又は4を示し、そしてR5 及びR6
    は同一であり、水素又はハロゲンを示す)で示される基
    を示し、式(I)の記載中、 − 「アリール」基に関連する「置換」の語は、ハロゲ
    ン、ヒドロキシル、アルキル、低級アルコキシ及び1個
    若しくはそれ以上のハロゲンにより置換されているアル
    キルから選択される1個又はそれ以上の基により置換が
    なされていることを意味し、 − −NR34 により形成されるヘテロ環に関連する
    「置換」の語は、1個又はそれ以上のアルキル基により
    置換がなされていることを意味し、 − 「アルキル」及び「アルコキシ」の語は、炭素数1
    〜6の直鎖状又は分枝状の基を意味し、 − 「アルケニル」及び「アルキニル」の語は、炭素数
    2〜6の直鎖状又は分枝状の基を意味し、 − 「アリール」の語は、フェニル又はナフチルを意味
    し、 − 「シクロアルキル」の語は炭素数3〜8の環状基を
    示す)で示される化合物、その光学異性体及び薬剤学的
    に許容される酸の付加塩又はR1 が水素を示す場合には
    薬剤学的に許容される塩基の付加塩。
  2. 【請求項2】 6−(3−モルホリノプロピル)ベンゾ
    チアゾリノン及び薬剤学的に許容される酸の、その付加
    塩である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 3−メチル−6−(3−モルホリノプロ
    ピル)ベンゾチアゾリノン及び薬剤学的に許容される酸
    の、その付加塩である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 3−メチル−6−{2−〔4−(2,4
    −ジクロロベンジル)ピペラジン−1−イル〕エチル}
    ベンゾチアゾリノン及び薬剤学的に許容される酸の、そ
    の付加塩である請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 3−メチル−6−{2−〔4−(3,4
    −ジクロロベンジル)ピペラジン−1−イル〕エチル}
    ベンゾチアゾリノン及び薬剤学的に許容される酸の、そ
    の付加塩である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 3−メチル−6−〔4−(4−ベンジル
    ピペラジン−1−イル)ブチル〕ベンゾチアゾリノン及
    び薬剤学的に許容される酸の、その付加塩である請求項
    1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6項のいずれか1項記載の式
    (I)の化合物を製造する方法であって、式(II): 【化4】 (式中、R1 及びnは、請求項1において定義されたと
    おりであり、Halはハロゲン原子である)で示される
    化合物を適当な溶液に入れ、この化合物を式(III/a
    ): 【化5】 (式中、R5 及びR6 は請求項1において定義されたと
    おりである)で示される化合物と縮合させて、式(I/a
    ): 【化6】 (式中、R1 、R5 、R6 及びnは上記で定義されたと
    おりである)で示される化合物を得るか、又はnが3と
    等しい場合は、式(III/b ): 【化7】 (式中、R3 及びR4 は請求項1において定義されたと
    おりである)で示される化合物と縮合させて、式(I/b
    ): 【化8】 (式中、R1 、R3 及びR4 は上記で定義されたとおり
    である)で示される化合物を得、式(I/a )及び(I/b
    )の化合物が一緒になって式(I)の化合物群を形成
    するものであり、式(I)のこれらの化合物を、所望な
    ら、必要によりその各種光学異性体に分離し、又は薬剤
    学的に許容される酸と塩を形成させ、若しくはR1 が水
    素原子を示す場合は薬剤学的に許容される塩基と塩を形
    成させる方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6項のいずれか1項記載の式
    (I)の化合物、又は薬剤学的に許容される酸若しく
    は、適当であれば、薬剤学的に許容される塩基とその化
    合物との付加塩類の1種を、1種又はそれ以上の賦形剤
    と組合せて含む医薬組成物。
  9. 【請求項9】 シグマ受容体と関連ある疾患の予防及び
    治療に有用である請求項8記載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】 精神医学的疾患、うつ病、不安症及び
    急性又は慢性関節炎の予防及び治療に有用である請求項
    8又は9記載の医薬組成物。
  11. 【請求項11】 精神医学的疾患の予防及び治療に有用
    である請求項8〜11のいずれか1項記載の医薬組成
    物。
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FR9403299 1994-03-22

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