JPH072565U - 揚水管内の流入孔面積拡張装置 - Google Patents
揚水管内の流入孔面積拡張装置Info
- Publication number
- JPH072565U JPH072565U JP3210793U JP3210793U JPH072565U JP H072565 U JPH072565 U JP H072565U JP 3210793 U JP3210793 U JP 3210793U JP 3210793 U JP3210793 U JP 3210793U JP H072565 U JPH072565 U JP H072565U
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- Japan
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- pumping pipe
- capsule body
- inflow
- punching machine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 揚水管内からその目詰まりによって不足した
流入面積、あるいはそれ以上に必要とされる流入孔面積
を自在として流入孔面積の拡大を図り、揚水量を増量さ
せる。 【構成】 筒状のカプセル本体1内に、先端にダイヤモ
ンドカッタ−3を取付けた穿孔機2、穿孔機2を駆動す
る動力源4、穿孔機2のスライド用ベ−ス5、および揚
水管6側とカプセル本体1を固定する振れ止め用のロッ
ク機構7等を備え、カプセル本体1を揚水管6内で昇降
自在として、穿孔機2先端をカプセル本体1内から揚水
管6内に突出可能としたもの。
流入面積、あるいはそれ以上に必要とされる流入孔面積
を自在として流入孔面積の拡大を図り、揚水量を増量さ
せる。 【構成】 筒状のカプセル本体1内に、先端にダイヤモ
ンドカッタ−3を取付けた穿孔機2、穿孔機2を駆動す
る動力源4、穿孔機2のスライド用ベ−ス5、および揚
水管6側とカプセル本体1を固定する振れ止め用のロッ
ク機構7等を備え、カプセル本体1を揚水管6内で昇降
自在として、穿孔機2先端をカプセル本体1内から揚水
管6内に突出可能としたもの。
Description
【0001】
本考案はさく井戸(深井戸)等に用いられる揚水管に係り、詳しくは揚水管内 の流入孔面積拡張装置に関する。
【0002】
従来から使用されているさく井戸は、地中に長尺の揚水管を打ち込み、この揚 水管の周囲には外周から内周に通ずる多数の流入孔が穿設されていてこの孔を通 じて、揚水管内に溜まった水を吸い上げるものである。この場合さく井戸に使用 される揚水管は、例えば図3に示すように長さ20〜200m、仕上げ口径φ2 00〜φ500m/m程度のものが一般的であるが、このようにして作られたさ く井戸も建設当初から早いものでは1年、通常でも3〜4年程度で流入孔の目詰 まりを起こしている。
【0003】 そこで、この目詰まりを解消するために、揚水管内を高圧洗浄、注入洗浄、エ ア−洗浄、薬品による洗浄等、様々な方法により行っているが、その効果は殆ど 挙がっていない。建設当初の管a内に穿孔される流入孔bは図4および図5に示 すようにスケ−ル(錆)は付いていないが、揚水開始から数年後にはスケ−ル( 錆)が発生して流入孔bがb′のように孔の周囲に錆が付着してくるために縮小 されてしまうことになる。
【0004】
この目詰まりの主な原因は、揚水管外側の充填砂利の間隙に土砂粒子が付着 していることや、ストレ−ナ(地下水の流入孔)にスケ−ル(錆)が発生する ために流入孔周囲がスケ−ルによって塞がれてくることであり、建設当初の開口 面積が縮小され、そのために地下水の流入面積が年々不足することになり、揚水 管内の水位低下と同時に、揚水量の減少を招く結果となっている。しかして今ま での洗浄方法では、揚水管内側に付いた錆はある程度除去できるが、揚水管の厚 肉部分に付いた錆や外側に付いている錆の除去は不可能であった。
【0005】 本考案はこれに鑑み、揚水管内からその目詰まりによって不足した流入面積、 あるいはそれ以上に必要とされる流入孔面積を自在として流入孔面積の拡大を図 り、揚水管内の水位上昇とともに、揚水量の増量を可能とした揚水管内の流入孔 面積拡張装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなさ れたものである。
【0006】
上記目的を達成するため本考案は、筒状のカプセル本体内に、先端に穿孔具を 取付けた穿孔機、該穿孔機を駆動する動力源、該穿孔機のスライド用ベ−ス、お よび揚水管側とカプセル本体を固定する振れ止め用のロック機構等を備え、該カ プセル本体を揚水管内で昇降自在とするとともに、該穿孔機先端をカプセル本体 内から揚水管内に突出可能としたことを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、揚水管の流入孔はカプセル本体内から揚水管内に突出した カッタ−により穿孔し、しかもカプセル本体が揚水管内で昇降するから、所望の 位置に所望数の流入孔を穿孔することができる。
【0008】
図1は本考案にかかる揚水管内の流入孔面積拡張装置の一実施例を示し、(A )はカプセル本体の平面図、(B)は揚水管を含む断面図、図2(A)は図1の ダイヤモンドカッタ−により穿孔中の揚水管の断面図、図2(B)は図2(A) の正面図である。
【0009】 以下、本考案を図1乃至図2(A),(B)を参照して説明する。本考案は筒 状のカプセル本体1内に、先端にダイヤモンドカッタ−3を取付けた穿孔機2、 該穿孔機2を駆動する動力源4、該穿孔機2のスライド用ベ−ス5、および揚水 管6側とカプセル本体1を固定する振れ止め用のロック機構7等を備えており、 該カプセル本体1を揚水管6内で昇降自在とするとともに、該穿孔機2先端をカ プセル本体1内から揚水管6内に突出可能に構成されている。
【0010】 図1に示すようにカプセル本体1内の上部壁には穿孔機2を駆動する動力源4 が固着され、穿孔機2はその下方に設けられたベ−ス5(例えばねじ状に加工さ れているもの)に水平方向に移動可能に取付けられている。カプセル本体1を揚 水管6に固定する振れ止め用のロック機構7はさらにその下方にあって、水平方 向の両端には固定用のジャッキ8が設けられており、このロック機構7を操作す るとジャッキ8が作動して、その先端はカプセル本体1にあけられた窓9より外 側に突出して揚水管6の内側に接することができるようになっている。なお、穿 孔機2は動力源4とコ−ド10等により連結され、動力が伝達されるようになっ ている。
【0011】 つぎに作用について説明すると、まずカプセル本体1を揚水管6に固定するた めにロック機構7を操作して、ジャッキ8を突出する方向に作動させて揚水管6 の内側に固定させる。カプセル本体1の固定が完了すると、穿孔機2の先端に取 りつけられているダイヤモンドカッタ−3を回転させる。同時に穿孔機2がベ− ス5によって前進し、カプセル本体1に設けられている窓9から本体1外に突出 してダイヤモンドカッタ−3が揚水管6の内壁に接して揚水管6の穿孔が開始さ れる。穿孔の様子は図2(A)に示すようにダイヤモンドカッタ−3を多段式に 装備することにより1度の操作で数多くの流入孔11を設けることが可能となる 。ここでもし、穿孔作業が既設の流入孔11に合致する場合には流入孔11に付 着した錆落とし等が行える。
【0012】 穿孔後は、図2(B)に示すような流入孔11が望む位置に自在に設けられる ことになるので、揚水管6に付着している錆(図4および図5参照)による流入 面積縮小が解消され、揚水量の増大を図ることが可能となる。また、揚水管6内 から穿孔する装置は、垂直方向、円周方向にも可能であり、穿孔には実施例にお けるダイヤモンドカッタ−に限らず、ドリルの場合もあり、また、水圧、あるい はレ−ザ−光線等の使用によって十分可能であるから、どの方法ででも行える。 さらに多数の流入孔11を穿孔した場合の強度の問題については、従来の流入孔 よりも垂直方向に短く円周方向に幅を取る図2(B)に示すような配置により、 流入孔各々の間隔を持たせて強度を保持することができる。
【0013】
以上説明したように本考案は、筒状のカプセル本体内に、先端に穿孔具を取付 けた穿孔機、該穿孔機を駆動する動力源、該穿孔機のスライド用ベ−ス、および 揚水管側とカプセル本体を固定する振れ止め用のロック機構等を備え、該カプセ ル本体を揚水管内で昇降自在とするとともに、該穿孔機先端をカプセル本体内か ら揚水管内に突出可能としたから、流入孔面積の拡大、流入速度の緩和(井 戸内への砂の流入防止)、目詰まりの解消、井戸内水位の回復、動力費の 節減、揚水量の増量、井戸寿命の長期維持等が可能となる。したがって従来 のさく井戸においていかなる洗浄方法ででも解決されなかった水位の回復、増量 等の諸問題を本考案によれば、流入孔面積の拡大を実現させることにより十分解 決することができる。
【図1】本考案にかかる揚水管内の流入孔面積拡張装置
の一実施例を示し、(A)はカプセル本体の平面図、
(B)は揚水管を含む断面図、
の一実施例を示し、(A)はカプセル本体の平面図、
(B)は揚水管を含む断面図、
【図2】(A),(B)は図1のダイヤモンドカッタ−
により穿孔中の揚水管の断面図および正面図、
により穿孔中の揚水管の断面図および正面図、
【図3】従来のさく井戸の構造を示す断面図、
【図4】従来の揚水管に穿孔されている流入孔(丸形)
とその不具合例を示し、(A)は正面図、(B)は
(A)の断面図、
とその不具合例を示し、(A)は正面図、(B)は
(A)の断面図、
【図5】従来の揚水管に穿孔されている流入孔(角形)
とその不具合例を示す正面図。
とその不具合例を示す正面図。
1 カプセル本体 2 穿孔機 3 穿孔具(ダイヤモンドカッタ−) 4 動力源 5 スライド用ベ−ス 6 揚水管 7 ロック機構
Claims (1)
- 【請求項1】筒状のカプセル本体内に、先端に穿孔具を
取付けた穿孔機、該穿孔機を駆動する動力源、該穿孔機
のスライド用ベ−ス、および揚水管側とカプセル本体を
固定する振れ止め用のロック機構等を備え、該カプセル
本体を揚水管内で昇降自在とするとともに、該穿孔機先
端をカプセル本体内から揚水管内に突出可能としたこと
を特徴とする揚水管内の流入孔面積拡張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210793U JPH072565U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 揚水管内の流入孔面積拡張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3210793U JPH072565U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 揚水管内の流入孔面積拡張装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072565U true JPH072565U (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=12349678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3210793U Pending JPH072565U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 揚水管内の流入孔面積拡張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072565U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008038412A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Asia:Kk | 井戸装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP3210793U patent/JPH072565U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008038412A (ja) * | 2006-08-03 | 2008-02-21 | Asia:Kk | 井戸装置 |
JP4588674B2 (ja) * | 2006-08-03 | 2010-12-01 | 株式会社アジア | 井戸装置 |
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