JPH07256082A - 最適充填条件試験装置及びこの装置への固形充填物の充填方法 - Google Patents

最適充填条件試験装置及びこの装置への固形充填物の充填方法

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JPH07256082A
JPH07256082A JP6047454A JP4745494A JPH07256082A JP H07256082 A JPH07256082 A JP H07256082A JP 6047454 A JP6047454 A JP 6047454A JP 4745494 A JP4745494 A JP 4745494A JP H07256082 A JPH07256082 A JP H07256082A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形充填物を反応器等の容器に充填する際に
事前に最適な充填条件を得るための試験装置を提供する
と共にこの試験装置の金属管に短時間で均一に且つ稠密
に充填を可能とする固体充填物の充填方法を提供するこ
と。 【構成】 充填物収納管11に固形充填物18を最適に
充填するための条件を設定するための試験装置であっ
て、ほぼ垂直に立てられた充填物収納管11の下端内部
に圧力損失測定用内挿管12を配置し、充填物収納管1
1の外側にこの管に沿って衝撃力発生装置19を移動可
能に設置して構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最適充填条件試験装置
及びこの試験装置に固形充填物を充填する方法に関し、
更に詳細には例えば固定床反応装置などにおける触媒反
応塔に触媒を充填する際に事前に触媒の種類及び形状に
応じた最適充填条件を試験する装置及びこの試験装置へ
の触媒の充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図5に示されるような固定床反
応装置における触媒反応塔1を構成する反応器2に触媒
3のような固形充填物を充填する時、稠密な充填が望ま
れている。すなわち、このような触媒反応塔1における
反応器2に触媒3を充填する時、単に上から投入しただ
けでは中に空隙が多くできたり、偏ったりして触媒と流
体との正常な接触が行われず、その結果流体に偏流が生
じたり、反応率が低下したりすることがあることは既に
周知である。
【0003】そのため、従来では帆布製の管(図示せ
ず)により反応器2に触媒3を充填する方法や充填機
(図示せず)による触媒充填方法が実施されていた。こ
の帆布製の管による触媒の充填とは、固定層反応器に押
し出し成型触媒や球形触媒を充填する場合、反応器入口
上部に触媒貯槽を設置し、貯槽下部に帆布製の直径20
0mm程度のホースを反応器内部へ吊り下げ、触媒貯層
から触媒を反応器へ流し込むことにより触媒充填を行う
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな帆布製の管を使用して触媒を反応器に充填する従来
の方法には、次のような問題点があった。すなわち、従
来の帆布製の管による充填では充分な充填層の見かけ密
度が得られないと言う問題があった。このような帆布製
の管を用いた触媒の充填方法による問題を解決するた
め、充填機を用いた充填方法が開発された。
【0005】この充填機を用いた充填方法は、触媒をよ
り稠密に充填することができるものであるが、充填機そ
れ自体の構造が、例えば触媒受槽及び受槽下部に取り付
けられた回転円盤等から構成されており、非常に装置が
大がかりになりなると言う問題点があった。
【0006】そのため、結局のところは、反応器2を木
製ハンマーや掛矢(大形の木づち)で叩いて衝撃を与
え、これにより触媒3の充填密度を調整しているのが現
状である。しかし、反応器2を木製ハンマーで叩いて触
媒の適正な稠密化を図る方法は、熟練した作業者の感に
頼っており、又人手を要する上に適切な状態に充填する
のにあまりにも時間が掛かると言う問題があった。
【0007】また、触媒には種々の種類や形状の物があ
り、ある触媒についてはどの程度の衝撃を与えれば最も
好ましい充填状態となるのかは判断し難く、従って種々
の形状の触媒に対して最適な充填条件を確認することは
困難であった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、固形充填物を反応器等の
容器に充填する際に事前に最適な充填条件を得るための
試験装置を提供すると共にこの試験装置の金属管に稠密
に充填を可能とする固形充填物の充填方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は最適充填条件試
験装置であり、前述の技術的課題を解決するため以下の
ような構成とされている。すなわち、本発明は、充填物
収納管に固形充填物を最適に充填するための条件を設定
する試験装置10であって、ほぼ垂直に立てられ、内部
に収納される固形充填物を支持すると同時に気流の通過
を許す多孔板を底部に備える充填物収納管11と、前記
充填物収納管11に移動可能に取り付けられた衝撃力発
生装置19とから構成されることを特徴とする。
【0010】(充填物収納管)充填物収納管11は文字
通り充填物を収納する管で、ほぼ垂直に立てられてい
る。この充填物収納管11は比較的に小形で、一般的に
は金属管で構成されている。この充填物収納管11の底
部にはこの収納管11内に充填される固形充填部を支持
しながら気流の通過を許す多孔板17が配置されてい
る。
【0011】(衝撃力発生装置)衝撃力発生装置19
は、充填物収納管11の外側にこれに沿って移動可能に
設置されている。この衝撃力発生装置19は、これを充
填物収納管11に取り付け、以って内部に固形充填物が
充填された充填物収納管11に衝撃力を付与するもので
ある。
【0012】<本発明の最適充填条件試験装置における
付加的構成>本発明の最適充填条件試験装置は、前述し
た必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に
以下のような場合であっても成立する。その付加的構成
要素とは前記充填物収納管底部に配置された前記多孔板
を、この充填物収納管に下端から出し入れ可能な圧力損
失測定用内挿管の上端部に形成したことである。
【0013】(圧力損失測定用内挿管)圧力損失測定用
内挿管12は、充填物収納管11の下端から内部に出し
入れ可能に取り付けられる。この圧力損失測定用内挿管
12はその上部に多数の小さな穴を形成した多孔板17
を形成している。圧力損失測定用内挿管12のこのよう
な上端構造は、充填収納管11内の固形充填物を支持す
ること即ち固形充填物が圧力損失測定用内挿管12内に
入り込むのを防止することと気流の通過を許して圧力損
失の測定を行うことのためのものである。
【0014】従って、各穴の最大寸法は固形充填物の外
形最小寸法より小さいことが重要である。すなわち、固
形充填物が、例えばペレット状(断面円形状の小寸法長
さのチップ)のような場合、軸方向長さ寸法がL、直径
がDであり、D<Lであったとすると、その外形最小寸
法は直径であるので、圧力損失測定用内挿管上端部を構
成する多数の小さな穴の最大寸法はその充填物の直径よ
り小さくされる。
【0015】このような圧力損失測定用内挿管12の上
端部構造は、内挿管とは別体の多孔板17を内挿管の上
端に取り付けることで構成することができる。更に、本
発明における付加的構成として、前記衝撃力発生装置1
9が空気圧を利用し、その空気圧により発生する衝撃力
を前記充填物収納管11に付与すると共に、前記衝撃力
発生装置19で発生する衝撃力の大きさを調整可能とし
ていることである。
【0016】また、この最適充填条件試験装置10は、
例えば固定床反応装置等において実際に固形充填物であ
る触媒18を触媒反応塔に充填する前に予めその触媒に
ついての最適充填条件を調べるために使用することがで
きる。
【0017】更に、本発明は前述した試験装置の固形充
填物収納管に固形充填物を充填する方法であり、前述の
技術的課題を解決するため以下のような構成とされてい
る。すなわち、本発明の最適充填条件試験装置への固形
充填物充填方法は大別して衝撃力発生装置による衝撃力
付与工程と、衝撃力発生装置移動工程と、衝撃力調整工
程とから構成されている。これらの各工程を以下個々に
説明する。
【0018】(衝撃力付与工程)衝撃力付与工程とは、
内部に固形充填物が収納される収納管11に衝撃力を付
与する工程である。このような充填物収納管に衝撃力を
付与する工程は、充填物収納管11に固形充填物を充填
している間又は充填後に実施される。充填物収納管11
に衝撃力を付与する手段としては、具体的には衝撃力発
生装置19が使用される。この衝撃力発生装置19は加
圧空気によるピストンハンマーを作動させて衝撃力を発
生させる装置であり、これを充填物収納管11に取り付
け、以って衝撃力の付与としている。
【0019】(衝撃力発生装置移動工程)衝撃力発生装
置移動工程は、充填物収納管11へ衝撃力を付与する衝
撃力発生装置19を充填物収納管11に沿って移動させ
ることである。この衝撃力発生装置19は、充填物収納
管11の下から上へ向かって移動して行く。これは、充
填物収納管11に充填される固形充填物がこの収納管1
1内で積載状態にあるためである。従って、充填物収納
管11に充填された充填物は、その下方から順次衝撃力
を受けて稠密化される。
【0020】(衝撃力調整工程)衝撃力調整工程は、充
填物収納管11に付与すべく衝撃力発生装置19によっ
て発生される衝撃力の程度を調整する。この衝撃力の大
きさで充填物収納管11内に充填された固形充填物の稠
密化や時によっては破損の発生等に影響を与える。収納
管11に充填される固形充填物の種類によってこの衝撃
力は変化される。充填物収納管11に付与される衝撃力
の程度は、充填される固形充填物の種類によって実験的
に設定することができる。
【0021】
【作用】本発明の最適充填条件試験装置及びこの装置へ
の固形充填物の充填方法によると、ほぼ垂直に立てられ
た充填物収納管11内に充填された固形充填物は、その
底部に配置された多孔板17の上部に積層されるように
収納される。その際、例えば空気圧等で作動される衝撃
力発生装置19によって充填物収納管11に衝撃力がそ
の下方から上方へ亘って順次付与され、これにより充填
物収納管11内部の固形充填物の適切な稠密化を図る。
【0022】この衝撃力発生装置19で発生する衝撃力
の大きさは充填物収納管11に充填される固形充填物の
種類に応じて適宜調整される。この状態で充填物収納管
11内の圧力損失が多孔板17を介して計測され、この
圧力損失の結果によって充填物収納管11内の固形充填
物稠密化の良否が判定され、固形充填物の種類に応じた
最適充填条件、即ち衝撃発生装置19による衝撃力の大
きさや時間等が実際の充填装置で実施する前に確認され
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の最適充填条件試験装置及びこ
の装置への固形充填物の充填方法を図に示される実施例
について更に詳細に説明する。図1には本発明の一実施
例であって、固形充填物を反応触媒とした最適充填条件
試験装置10が示されている。従って、この実施例の装
置については反応触媒最適充填条件試験装置と称するこ
とができる。
【0024】この反応触媒最適充填条件試験装置10
は、反応触媒を充填すべくほぼ垂直に立てられた金属管
11と、この金属管の下部に配置された圧力損失測定用
内挿管12とから構成されている。この反応触媒充填金
属管11は、その上端及び下端にそれぞれ連結用フラン
ジ部13、14が一体的に形成されており、例えば触媒
貯槽のような他の機素との接続が可能となるように構成
されている。この反応触媒充填金属管11の下端におけ
る連結用フランジ部14には圧力損失測定用管15がそ
の連結用フランジ部16を介して接続されている。
【0025】その際、連結用フランジ部16から更に軸
方向外方へ伸長して形成された内挿管12は前述したよ
うに反応触媒充填金属管11の下端部から挿入される。
すなわち、圧力損失測定用内挿管12は、連結用フラン
ジ部16から上方に立ち上がった部分であり、反応触媒
充填金属管11の内径より小さい外径で形成されてい
る。この圧力損失測定用内挿管12の上端には多孔板1
7が取り付けられている。
【0026】この多孔板17に形成された多数の小さな
穴は、反応触媒充填金属管11内に充填された反応触媒
が圧力損失測定用内挿管12内に進入するのを阻止する
ために触媒の最小外径寸法より小さく形成されている。
すなわち、触媒が例えば図2に符号18で示されるよう
なペレット状(断面円形状の小寸法長さのチップ)のよ
うな場合、軸方向長さ寸法をLとし直径をDとした時、
D<Lであった場合には、触媒18の外形最小寸法は直
径であるので、多孔板17を構成する各穴の大きさは最
大でD以下とする。ここで、「各穴の大きさは最大で」
と言う意味は、この穴が円形であるとは限らないので、
仮に矩形状の穴であればその対角線長さが最大寸法とな
ることを意味している。
【0027】このように構成された反応触媒充填金属管
11には衝撃力発生装置19が取り付けられる。この衝
撃力発生装置19は加圧空気により作動されるバイブレ
ータ装置でもある。この衝撃力発生装置19は、反応触
媒充填金属管11に図1に示されるように挟持して取り
付けられるような二つ割りの取付治具20(個々の治具
を20a、20bで示す)の一方に固定されている。従
って、この取付治具20を反応触媒充填金属管11に装
着してボルト、ナット等で着脱可能に固定することで衝
撃力発生装置19は反応触媒充填金属管11に取り付け
られる。
【0028】更に、この衝撃力発生装置19は、取付治
具20の相互の締め付け力を緩めることで反応触媒充填
金属管11に沿って移動させることができる。この移動
方法の一例としては、図3に示されるような構成が考え
られる。すなわち、反応触媒充填金属管11の最上部に
固定治具21を取付け、この固定治具21からロープ2
2を下げて衝撃力発生装置19の取付治具20を吊り下
げる。
【0029】これにより、取付治具20の締め付け力を
移動し得る程度に緩めておき、必要に応じてロープ22
を引き上げることで衝撃力発生装置19を容易に上方へ
移動させることができる。この衝撃力発生装置19は図
3に示されるように内部に蓄圧室23及びピストンハン
マー24を備え、エアー源25から供給された加圧空気
を三方弁26を介して蓄圧室23へ供給し、蓄圧室23
が所定の圧力になるとピストンハンマー24を作動させ
て衝撃力を発生させるものである。なお、図1において
符号26は衝撃力発生装置19の動作を制御するオペレ
ーションコントローラを示している。
【0030】このような衝撃力発生装置19は、ホッパ
ー等から粉体や粒状帯を供給する際、そのスムースな供
給を図ると共に内部での粉体等のブリッジの発生を防止
するためホッパー外側面に取り付けるなどして使用され
ているもので、既に公知のものである。そのため、衝撃
力発生装置19について、これ以上の説明は省略する。
【0031】次に、この反応触媒最適充填条件試験装置
10の使用方法について説明する。ほぼ垂直に立てられ
た反応触媒充填金属管11内に充填された反応触媒18
は、その下端内部に配置された圧力損失測定用内挿管1
2の上部に積層されるように収納される。そこで、反応
触媒充填金属管11に充填された反応触媒18の適切な
稠密化を図るため、反応触媒18の金属管11内への投
入中又は投入後に衝撃力発生装置19によってこの金属
管11に衝撃力を付与する。
【0032】この衝撃力発生装置19は空気圧で作動す
るようにされていて、発生する衝撃力の大きさは調整す
ることができる。金属管11内に投入された反応触媒1
8の稠密化が終ると、この状態で圧力損失がその測定用
内挿管12を介して計測される。これにより、この圧力
損失の結果によって充填物収納管内の固形充填物稠密化
の良否が判定され、固形充填物の種類に応じた最適充填
条件、即ち衝撃発生装置による衝撃力の大きさや時間等
が実際の充填装置で実施する前に確認される。
【0033】このような反応触媒最適充填条件試験装置
10によって事前に得られた充填条件に基づいて実際の
反応触媒の充填が実施されるのである。その結果、反応
器内部の反応触媒は相互の間隙が適切に詰められて所望
の稠密状態となる。すなわち、反応触媒層空隙率が低下
し、反応器内の体積が有効に利用できる。このようにし
て反応触媒の種類に応じたより適切な反応触媒層空隙率
を確実に且つ迅速に得ることができる。
【0034】このように、本発明の最適充填条件試験装
置への固形充填物の充填方法によれば、触媒の種類に応
じた最適の充填条件が事前に試験装置によって確認する
ことができるため、固定床反応装置における触媒反応塔
等への実際の触媒充填に際して適切な稠密化を得ること
ができると共に、充填作業時間を著しく短縮することが
でき、また充填物の粉化も防止することができる等多く
の利点を持つものである。 (実施例)図1に示されるような反応触媒最適充填条件
試験装置10において、図2に示されるような長さ15
mm、外径15mm、空筒径8mmのラッシリング状の
反応触媒18を充填物収納管である内径108mmの金
属管11に充填した。衝撃力発生装置19は金属管の長
さの下から1/4の部分に取付け、触媒を充填しなが
ら、ベビーコンプレッサーの元圧を6Kg/cm2Gと
し、打撃サイクル20回/minで1分間打撃した。充
填時間は全工程約7分で、充填高さは3.7mであっ
た。
【0035】その時の圧力損失は0.15Kg/cm2
G と問題のないレベルであった(なお、差圧の測定に
は元圧4Kg/cm2G の空気を制限オリフィス(6m
m径の口孔)を通して用いた)。また、触媒抜き出し後
の観察では触媒の破砕、粉化は認められなかった。一
方、従来の人手による方法では全工程約30分を要し、
一部、触媒の破砕、粉化が起こった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の最適充填
条件試験装置及びこの装置への固形充填物の充填方法に
よれば、固形充填物を充填物収納管に投入し、この充填
物収納管に下方から上方へ衝撃力発生装置により衝撃を
付与して充填物の稠密化を図り、この稠密化を金属管内
部の圧力損失を計測して判定することにより、その固形
充填物の充填物収納管への最適の充填条件を得ることが
でき、その結果この充填条件に基づいて例えば触媒を反
応器へ充填する際などにおいて触媒の種類に応じた最も
最適な充填を実施することができる。
【0037】特に、反応触媒の変更があった時、その触
媒が新触媒であった場合には触媒の粉化や破砕確認を事
前に把握することができるなど、優れた効果を奏する。
また、本発明の最適充填条件試験装置によれば、実際の
充填作業に対する作業者のトレーニングとしても利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る最適充填条件試験装置
を概略的に示す正面図である。
【図2】本発明の最適充填条件試験装置において使用す
る固形充填物としての反応触媒を示す斜視図である。
【図3】図1に示される実施例の最適充填条件試験装置
において反応触媒充填金属管の上部に衝撃発生装置を吊
り下げるための固定治具を取り付けた状態を示す正面図
である。
【図4】本発明における最適充填条件試験装置において
使用する衝撃力発生装置の構造を概略的に示す断面図で
ある。
【図5】一般的な固定床反応装置における触媒反応塔を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 固形充填物最適充填条件試験装置 11 反応触媒充填金属管 12 圧力損失測定用内挿管 13 連結フランジ部 14 連結フランジ部 15 圧力損失測定用管 16 連結フランジ部 17 多孔板 18 触媒 19 衝撃力発生装置 20 取付治具 21 固定治具 22 吊り下げロープ 23 蓄圧室 24 ピストンハンマー 25 エアー源 26 オペレーションコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填物収納管に固形充填物を最適に充填
    するための条件を設定する試験装置であって、ほぼ垂直
    に立てられ、内部に収納される固形充填物を支持すると
    同時に気流の通過を許す多孔板を底部に備える充填物収
    納管と、前記充填物収納管に移動可能に取り付けられた
    衝撃力発生装置とから構成されることを特徴とする最適
    充填条件試験装置。
  2. 【請求項2】 前記充填物収納管の底部に配置された前
    記多孔板が前記充填物収納管の下端から出し入れ可能に
    取り付けられる圧力損失測定用内挿管の上端部に設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の最適充填条
    件試験装置。
  3. 【請求項3】 前記衝撃力発生装置が空気圧を利用し、
    その空気圧により発生する衝撃力を前記充填物収納管に
    付与すると共に、前記衝撃力発生装置で発生する衝撃力
    の大きさを調整可能にしたことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の最適充填条件試験装置。
  4. 【請求項4】 前記充填物収納管が金属管で形成され、
    前記固形充填物が触媒であることを特徴とする請求項
    1、2又は3に記載の最適条件試験装置。
  5. 【請求項5】 ほぼ垂直に立てられた充填物収納管を備
    える最適条件試験装置における前記充填物収納管に固形
    充填物を充填する方法において、前記充填物収納管に固
    形充填物を投入している間又は投入後に前記充填物収納
    管に取り付けられた衝撃力発生装置によりこの充填物収
    納管に衝撃を付与し、この衝撃力発生装置を前記充填物
    収納管に沿って移動させると共に前記衝撃力発生装置で
    発生する衝撃力の大きさを調整して前記充填物収納管へ
    の固形充填物の稠密な充填を行う最適充填条件試験装置
    への固形充填物充填方法。
  6. 【請求項6】 前記充填物収納管に充填される固形充填
    物が触媒であることを特徴とする請求項5に記載の最適
    充填条件試験装置への固形充填物充填方法。
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