JPH07256081A - 粉体の投入方法 - Google Patents

粉体の投入方法

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Publication number
JPH07256081A
JPH07256081A JP7947894A JP7947894A JPH07256081A JP H07256081 A JPH07256081 A JP H07256081A JP 7947894 A JP7947894 A JP 7947894A JP 7947894 A JP7947894 A JP 7947894A JP H07256081 A JPH07256081 A JP H07256081A
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JP
Japan
Prior art keywords
hopper
powder
bag
cutter
reaction tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP7947894A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
徹 高橋
Kenji Nishida
健二 西田
Ryozo Fujikawa
良三 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 袋に入った無水リン酸をホッパーから反
応槽に投入する方法において、粉体の入った袋をホッパ
ーに搬送し、ホッパー内に設置された上方が鋭角の三角
形の刃を4枚組み合わせたカッターで破袋し、次いでホ
ッパーに振動を与えながら、反応槽に定量的に投入す
る。 【効果】 短時間で投入することができ吸湿性の粉
体でも吸湿を抑えることができ、粉塵の発生も少なく作
業環境を悪化させることもない。また粉体の反応槽への
投入速度を一定にできるので、反応系の温度を一定にす
ることができ安定した製品を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体の投入方法に関す
る。さらに詳しくは袋に入った吸湿性の粉体を効率よく
ホッパーから反応槽に投入する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化学工業においては、原料や添加剤とし
てしばしば粉体を使用する。従来、袋に入った粉体の反
応槽への投入方法は、人力で袋を開け、袋を傾けて直接
または一度ホッパーに移してから反応槽に投入してい
た。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかし、この方法では投入に長時間を要
し、吸湿性の粉体では吸湿してしまうことが多く、また
粉塵が舞いやすく作業環境も悪かった。また、粉体の反
応槽への投入速度が一定しないため、反応系の温度が一
定せず安定した製品を得にくい等の問題があった。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく鋭意検討した結果本発明に到達した。すな
わち本発明は、袋に入った粉体をホッパーから反応槽に
投入する方法において、粉体の入った袋をホッパーに搬
送し、ホッパー内に設置されたカッターで破袋して粉体
をホッパーに移し、次いでホッパーから反応槽に投入す
ることを特徴とする粉体の投入方法である。
【0004】本発明の方法において、粉体としては、無
水リン酸、クロル酢酸、クロル酢酸ソーダ、尿素、苛性
ソーダおよび苛性カリ等が挙げられる。これらのうち、
無水リン酸が本発明の方法を最も有効に利用できる。
【0005】本発明の方法において、粉体を入れる袋と
しては、ホッパーへの搬送等の通常の取扱時の強度があ
り、かつホッパー内に設置されたカッターにより容易に
破袋できるポリエチレン製、ポリプロピレン製、ポリ塩
化ビニル製およびポリエステル製の袋等が好適に使用で
きる。また、容量については特に規定されないが、通常
20リットルのものを使用する。
【0006】本発明の方法において、ホッパーへの搬送
は、自動搬送システム、チェーンブロックおよび人力等
が挙げられる。
【0007】本発明の方法において、カッターとして
は、図1に示すような上方が鋭角である三角形の刃を4
枚組み合わせたもの、図2に示すような星形のものおよ
びのこぎり刃状のもの等が挙げられる。これらのうち、
破袋のしやすさから上方が鋭角である三角形の刃を1〜
8枚組み合わせたものが好ましい。材質は鉄製およびS
US製等粉体の性状に合わせ任意に選定できる。また、
軽量化のため三角形の内部をくりぬく等加工してもよ
い。
【0008】本発明の方法において、ホッパーとして
は、上部が円柱形で下部が円錐形のものが好ましい。円
錐形部分の傾斜角は、粉体の落下を容易にするため通常
30〜80度、好ましくは45〜75度である。ホッパ
ーの容量は粉体の入った袋の容量の通常0.2〜5倍、
好ましくは1.5〜3倍である。0.2倍未満では、反
応槽への投入速度が遅くなると粉体がホッパーから横溢
する恐れがあり、5倍を超えると、吸湿しやすくなる。
またホッパーの円柱形部分の直径は、粉体の入った袋の
直径以上であるが、通常は粉体の入った袋の直径より
0.5〜20cm、好ましくは1〜10cm大きい方が
よい。0.5cm未満では粉体の入った袋が、ホッパー
にスムーズに入らないことがあり、20cmを超えると
破袋しにくくなることがある。
【0009】本発明の方法において、ホッパー内の粉体
を反応槽にスムーズに投入するため、ホッパーに振動を
与えることが好ましい。振動を与える方法としてはハン
マー方式やバイブレーター方式等が挙げられる。これら
のうち、バイブレーター方式が粉体を定量的に投入しや
すく好ましい。
【0010】本発明の方法を実施する上において、粉体
の吸湿や変質を防止するためホッパー内やホッパー上部
に乾燥空気や不活性ガスを充満させたり、吹き付けたり
することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0012】実施例1 容量50リットルの上部が円柱形で下部が円錐形で傾斜
角65度のホッパーが付属した、3キロリットルのグラ
スライニング製反応槽を用意した。ホッパーの内部に、
上方が鋭角になるように三角形の刃を4枚組み合わせた
カッターと、ホッパーの外部にバイブレーターを設置し
た。平均炭素数12の天然アルコール1,300Kgを
反応槽に仕込み、槽内温度を57±1℃に保った。ホッ
パーに乾燥空気を吹き付けながら、容量20リットルの
ポリエチレン製袋に入った15Kg入り無水リン酸22
袋を、順次チェーンブロックによりホッパーに搬送し、
カッターで破袋しながら、180分かけ反応槽に投入し
た。無水リン酸は反応槽へスムーズに投入でき、粉塵の
発生もなく、ホッパーには無水リン酸は殆ど残留してい
なかった。また、槽内温度は容易に57±1℃に制御す
ることができた。
【0013】比較例1 ホッパー内のカッターと、ホッパーの外部にバイブレー
ターを設置しないこと以外は、実施例1と同様の反応槽
を用意した。平均炭素数12の天然アルコール1,30
0Kgを反応槽に仕込み、槽内温度を57±1℃に保っ
た。ホッパーに乾燥空気を吹き付けながら、容量20リ
ットルのポリエチレン製袋に入った15Kg入り無水リ
ン酸を、チェーンブロックによりホッパーに搬送し、袋
の下部をハサミーで破袋したところ粉塵が発生した。ま
た、無水リン酸がホッパー内に残留し反応槽に投入でき
ないため中止した。
【0014】比較例2 ホッパー内のカッターと、ホッパーの外部にバイブレー
ターを設置しないこと以外は、実施例1と同様の反応槽
を用意した。平均炭素数12の天然アルコール1,30
0Kgを反応槽に仕込み、槽内温度を57±1℃に保っ
た。ホッパーに乾燥空気を吹き付けながら、容量20リ
ットルのポリエチレン製袋に入った15Kg入り無水リ
ン酸22袋を、人力により袋を開け袋を傾けて少量づつ
ホッパーに供給し180分で反応槽に投入した。粉塵が
発生するとともに、無水リン酸が吸湿しホッパーに付着
していた。また、槽内温度は57±4℃まで変動した。
【0015】
【発明の効果】本発明の方法は、簡単な装置で吸湿性の
粉体では吸湿することなく、粉塵が舞うこともなく粉体
をホッパーから反応槽に投入することができ作業環境を
悪化させることがない。また、反応槽への投入速度を一
定にすることができるので、反応系の温度を一定に保つ
ことができ安定した製品を得ることができる。以上のこ
とから、本発明の方法は実用上極めて有用なものであ
る。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】 3角形の刃を4枚組み合わせたカッターの斜
視図である。
【図2】 星形カッターを横から見た図である。
【図3】 ホッパーの内部にカッター、外部にバイブレ
ーターを設置し、袋に入った粉体を、カッターにより破
袋する概念図である。
【0017】
【符号の説明】
1 ホッパー 2 カッター 3 バイブレーター 4 粉体の入った袋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋に入った粉体をホッパーから反応槽に
    投入する方法において、粉体の入った袋をホッパーに搬
    送し、ホッパー内に設置されたカッターで破袋して粉体
    をホッパーに移し、次いでホッパーから反応槽に投入す
    ることを特徴とする粉体の投入方法。
  2. 【請求項2】 カッターが、三角形の刃を1〜8枚組み
    合わせたものであることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 ホッパーに振動を与えることを特徴とす
    る請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 粉体が、無水リン酸であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか記載の方法。
JP7947894A 1994-03-24 1994-03-24 粉体の投入方法 Pending JPH07256081A (ja)

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