JPH07255844A - 点滴管理装置 - Google Patents
点滴管理装置Info
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- JPH07255844A JPH07255844A JP6055661A JP5566194A JPH07255844A JP H07255844 A JPH07255844 A JP H07255844A JP 6055661 A JP6055661 A JP 6055661A JP 5566194 A JP5566194 A JP 5566194A JP H07255844 A JPH07255844 A JP H07255844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drip
- signal
- nurse call
- nurse
- intravenous drip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 点滴の状態をナースセンタで集中的に管理す
る。 【構成】 病室１のナースコールスイッチ４とナースセ
ンタ２のナースコール表示器５とをナースコール回線６
で接続したナースコールシステム３の、ナースコールス
イッチに並列に接続され点滴液の滴下を検出して点滴信
号出力する点滴検出器１０と、ナースセンタに配置され
ナースコール表示器の入力側に接続されてナースコール
信号と点滴信号とを判別し、ナースコール信号のときに
はこの信号をナースコール表示器に出力し、点滴信号の
ときにはこの信号を出力する信号切換手段２０と、点滴
信号により点滴状態を判別して表示器２９に表示する点
滴表示手段２１とを備えた構成としたものである。
る。 【構成】 病室１のナースコールスイッチ４とナースセ
ンタ２のナースコール表示器５とをナースコール回線６
で接続したナースコールシステム３の、ナースコールス
イッチに並列に接続され点滴液の滴下を検出して点滴信
号出力する点滴検出器１０と、ナースセンタに配置され
ナースコール表示器の入力側に接続されてナースコール
信号と点滴信号とを判別し、ナースコール信号のときに
はこの信号をナースコール表示器に出力し、点滴信号の
ときにはこの信号を出力する信号切換手段２０と、点滴
信号により点滴状態を判別して表示器２９に表示する点
滴表示手段２１とを備えた構成としたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、病床とナースセンタと
の間に設けられたナースコールシステムのナースコール
回線を使用して輸液を行う際の点滴速度を検出してナー
スセンタの表示器に表示する点滴管理装置に関する。
の間に設けられたナースコールシステムのナースコール
回線を使用して輸液を行う際の点滴速度を検出してナー
スセンタの表示器に表示する点滴管理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】病床で輸液を受ける場合点滴速度（毎分
当たりの点滴数）は、被輸液者（患者）の健康状態、或
いは輸液の種類等により最適な速度に調整され、被輸液
者の身体に負担がかからないようにされる。この点滴速
度は、担当の看護婦により調整される。そして、看護婦
は、調整した点滴速度から大凡の点滴終了時間を予測
し、その時間に合わせて点滴装置の取り外し、或いは輸
液の交換、輸液の追加等を行うようにしている。
当たりの点滴数）は、被輸液者（患者）の健康状態、或
いは輸液の種類等により最適な速度に調整され、被輸液
者の身体に負担がかからないようにされる。この点滴速
度は、担当の看護婦により調整される。そして、看護婦
は、調整した点滴速度から大凡の点滴終了時間を予測
し、その時間に合わせて点滴装置の取り外し、或いは輸
液の交換、輸液の追加等を行うようにしている。
【０００３】ところで、看護婦は、一人で大勢の患者を
担当しているために非常に多忙であり、従って、頻繁に
被輸液者の点滴の状態を見て回ることが困難である。ま
た、通常の場合は、点滴の状態を時々見て回るだけで十
分な場合が多い。また、点滴が終了しても直ぐには来ら
れないことも間々ある。一方、被輸液者は、輸液の残量
が少なくなってくるに伴い不安感が出てくることも否め
ない。
担当しているために非常に多忙であり、従って、頻繁に
被輸液者の点滴の状態を見て回ることが困難である。ま
た、通常の場合は、点滴の状態を時々見て回るだけで十
分な場合が多い。また、点滴が終了しても直ぐには来ら
れないことも間々ある。一方、被輸液者は、輸液の残量
が少なくなってくるに伴い不安感が出てくることも否め
ない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被輸液者
は、できるだけ短時間に点滴が終了することを望む場合
が多く、被輸液者によっては点滴の拘束や苦痛などから
早く解放されたいために、最適に調節されている点滴速
度を自分で調節して速くしてしまうことがある。このよ
うに看護婦が知らない間に点滴速度を途中で変えられて
しまうと、点滴を管理することが困難となり、特に、被
輸液者が多い場合には負担が多くなる。また、一般に被
輸液者は、点滴に対して詳しく知らない場合が多く、従
って、輸液の残量が少なくなってくるに伴い不安感が出
てくることが多い。
は、できるだけ短時間に点滴が終了することを望む場合
が多く、被輸液者によっては点滴の拘束や苦痛などから
早く解放されたいために、最適に調節されている点滴速
度を自分で調節して速くしてしまうことがある。このよ
うに看護婦が知らない間に点滴速度を途中で変えられて
しまうと、点滴を管理することが困難となり、特に、被
輸液者が多い場合には負担が多くなる。また、一般に被
輸液者は、点滴に対して詳しく知らない場合が多く、従
って、輸液の残量が少なくなってくるに伴い不安感が出
てくることが多い。
【０００５】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、点滴速度をナースセンタで集中して検知し、看護婦
の労力の軽減を図ると共に、被輸液者に安心感を与える
ようにした点滴管理装置とを提供することを目的とす
る。
で、点滴速度をナースセンタで集中して検知し、看護婦
の労力の軽減を図ると共に、被輸液者に安心感を与える
ようにした点滴管理装置とを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、病床に配置されたナースコールスイ
ッチとナースセンタに配置されたナースコール表示器と
を専用のナースコール回線で接続したナースコールシス
テムの、前記ナースコールスイッチに並列に接続され、
病床に配置された点滴装置の点滴筒に装着され点滴液の
滴下を検出して対応する点滴信号を出力する点滴検出手
段と、前記ナースセンタに配置され前記ナースコール表
示器の入力側に接続されて前記ナースコール回線に伝送
されてきたナースコール信号と点滴信号とを判別し、ナ
ースコール信号のときには前記ナースコール表示器に出
力し、点滴信号のときには当該点滴信号を出力する信号
切換手段と、前記点滴信号により点滴状態を判別して表
示する点滴表示手段とを備えた構成としたものである。
に本発明によれば、病床に配置されたナースコールスイ
ッチとナースセンタに配置されたナースコール表示器と
を専用のナースコール回線で接続したナースコールシス
テムの、前記ナースコールスイッチに並列に接続され、
病床に配置された点滴装置の点滴筒に装着され点滴液の
滴下を検出して対応する点滴信号を出力する点滴検出手
段と、前記ナースセンタに配置され前記ナースコール表
示器の入力側に接続されて前記ナースコール回線に伝送
されてきたナースコール信号と点滴信号とを判別し、ナ
ースコール信号のときには前記ナースコール表示器に出
力し、点滴信号のときには当該点滴信号を出力する信号
切換手段と、前記点滴信号により点滴状態を判別して表
示する点滴表示手段とを備えた構成としたものである。
【０００７】
【作用】点滴検出器は、点滴装置の点滴筒を滴下する点
滴液を検出して信号を出力する。この信号は、ナースコ
ール回線を通してナースセンタの点滴管理装置に伝送さ
れる。点滴管理装置の信号切換手段は、ナースコール回
線に伝送されてくる信号が、ナースコールスイッチから
のナースコール信号であるか点滴検出器からの点滴信号
であるかを判別し、ナースコール信号である場合には、
ナースコールシステムの表示器を作動させる。また、点
滴信号である場合には、点滴表示手段が当該信号から点
滴速度即ち、毎分当たりの点滴数を算出して表示器に表
示する。更に、点滴速度と予め設定した輸液量とにより
輸液の残量を算出して表示器に表示する。これによりナ
ースセンタにおいて点滴の状態を管理することができ
る。
滴液を検出して信号を出力する。この信号は、ナースコ
ール回線を通してナースセンタの点滴管理装置に伝送さ
れる。点滴管理装置の信号切換手段は、ナースコール回
線に伝送されてくる信号が、ナースコールスイッチから
のナースコール信号であるか点滴検出器からの点滴信号
であるかを判別し、ナースコール信号である場合には、
ナースコールシステムの表示器を作動させる。また、点
滴信号である場合には、点滴表示手段が当該信号から点
滴速度即ち、毎分当たりの点滴数を算出して表示器に表
示する。更に、点滴速度と予め設定した輸液量とにより
輸液の残量を算出して表示器に表示する。これによりナ
ースセンタにおいて点滴の状態を管理することができ
る。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図１において、病室１の各ベッドとナースセ
ンタ２との間にはナースコールシステム３が設けられて
おり、このナースコールシステム３は、各ベッドの枕元
に配置されたナースコールスイッチ４とナースセンタ２
に設置されたナースコール表示器５とこれら両者を接続
する専用のナースコール回線６とにより構成されてい
る。
詳述する。図１において、病室１の各ベッドとナースセ
ンタ２との間にはナースコールシステム３が設けられて
おり、このナースコールシステム３は、各ベッドの枕元
に配置されたナースコールスイッチ４とナースセンタ２
に設置されたナースコール表示器５とこれら両者を接続
する専用のナースコール回線６とにより構成されてい
る。
【０００９】点滴検出器１０は、ナースコールスイッチ
４に並列に接続されており、信号切換手段２０は、ナー
スコール回線６とナースコール表示器５の入力側との間
に接続されている。そして、ナースコールスイッチ４又
は点滴検出器１０の信号がナースコール回線６を通して
信号切換手段２０に入力される。信号切換手段２０の比
較判別器２６にナースコール表示器５と点滴表示手段２
１とが接続されている。そして、ナースコール回線６、
点滴検出器１０、信号切換手段２０及び点滴表示手段２
１により点滴管理装置が構成されている。
４に並列に接続されており、信号切換手段２０は、ナー
スコール回線６とナースコール表示器５の入力側との間
に接続されている。そして、ナースコールスイッチ４又
は点滴検出器１０の信号がナースコール回線６を通して
信号切換手段２０に入力される。信号切換手段２０の比
較判別器２６にナースコール表示器５と点滴表示手段２
１とが接続されている。そして、ナースコール回線６、
点滴検出器１０、信号切換手段２０及び点滴表示手段２
１により点滴管理装置が構成されている。
【００１０】点滴検出器１０は、例えば、光電式の検出
器で、図２及び図３に示すように略コ字状をなすホルダ
１１の両側部１１ａ、１１ｂの内面に発光素子１２と受
光素子１３とが対向して配置されて構成されており、発
光素子１２から投光された光ビームＬが受光素子１３に
受光される。この点滴検出器１０は、点滴装置７の点滴
筒８に着脱可能とされ、両側部１１ａ、１１ｂが点滴筒
８を挟んで両側に水平に装着され、当該点滴筒８の上部
から滴下する液滴が光ビームＬを横切るようになってい
る。この点滴検出器１０の出力信号（以下「点滴信号」
という）は、液滴が光ビームＬを横切るとオンとなり、
横切らないときにオフとなる。
器で、図２及び図３に示すように略コ字状をなすホルダ
１１の両側部１１ａ、１１ｂの内面に発光素子１２と受
光素子１３とが対向して配置されて構成されており、発
光素子１２から投光された光ビームＬが受光素子１３に
受光される。この点滴検出器１０は、点滴装置７の点滴
筒８に着脱可能とされ、両側部１１ａ、１１ｂが点滴筒
８を挟んで両側に水平に装着され、当該点滴筒８の上部
から滴下する液滴が光ビームＬを横切るようになってい
る。この点滴検出器１０の出力信号（以下「点滴信号」
という）は、液滴が光ビームＬを横切るとオンとなり、
横切らないときにオフとなる。
【００１１】信号切換手段２０は、信号変換器２２、パ
ルス幅検出器２５、比較判別器２６により構成されてい
る。信号変換器２２は、ナースコールスイッチ４から入
力されるナースコール信号、又は点滴検出器１０から入
力される点滴信号を対応するパルス信号に変換するため
のもので例えば、フォトカプラ２３により構成されてい
る。このフォトカプラ２３の発光ダイオードは、カソー
ドが入力端子２２ａに、アノードが電流制限抵抗Ｒを介
して電源２４のプラス電極に接続され、当該電源２４の
マイナス電極が入力端子２２ｂに接続されている。そし
て、フォトトランジスタが接続された各出力端子２２
ｃ、２２ｄは、パルス幅検出器２５の入力端子に接続さ
れている。
ルス幅検出器２５、比較判別器２６により構成されてい
る。信号変換器２２は、ナースコールスイッチ４から入
力されるナースコール信号、又は点滴検出器１０から入
力される点滴信号を対応するパルス信号に変換するため
のもので例えば、フォトカプラ２３により構成されてい
る。このフォトカプラ２３の発光ダイオードは、カソー
ドが入力端子２２ａに、アノードが電流制限抵抗Ｒを介
して電源２４のプラス電極に接続され、当該電源２４の
マイナス電極が入力端子２２ｂに接続されている。そし
て、フォトトランジスタが接続された各出力端子２２
ｃ、２２ｄは、パルス幅検出器２５の入力端子に接続さ
れている。
【００１２】パルス幅検出器２５は、フォトカプラ２３
からパルス信号が入力されるとタイマをスタートさせて
入力するパルス信号のパルス幅を検出する。比較判別器
２６は、パルス幅検出器２５から入力するパルス信号が
ナースコール信号であるか液滴信号であるかをパルス幅
により判別し、ナースコール信号であるときには当該パ
ルス信号をナースコール表示器５に出力し、点滴信号で
あるときには当該パルス信号を点滴表示手段２１に出力
する。
からパルス信号が入力されるとタイマをスタートさせて
入力するパルス信号のパルス幅を検出する。比較判別器
２６は、パルス幅検出器２５から入力するパルス信号が
ナースコール信号であるか液滴信号であるかをパルス幅
により判別し、ナースコール信号であるときには当該パ
ルス信号をナースコール表示器５に出力し、点滴信号で
あるときには当該パルス信号を点滴表示手段２１に出力
する。
【００１３】ナースコール表示器５は、ナースコール信
号が入力されるとランプを点灯すると共にブザー（共に
図示せず）により警報を発生する。点滴表示手段２１の
パルス周期検出器２７は、入力するパルス信号（点滴信
号）の周期を検出して対応する信号を出力し演算器２８
に加える。演算器２８は、入力する点滴液の滴下周期応
じた信号からその滴下速度即ち、毎分当たりの点滴数
（点滴数／分）を演算し、表示器２９にリアルタイムで
表示させる。
号が入力されるとランプを点灯すると共にブザー（共に
図示せず）により警報を発生する。点滴表示手段２１の
パルス周期検出器２７は、入力するパルス信号（点滴信
号）の周期を検出して対応する信号を出力し演算器２８
に加える。演算器２８は、入力する点滴液の滴下周期応
じた信号からその滴下速度即ち、毎分当たりの点滴数
（点滴数／分）を演算し、表示器２９にリアルタイムで
表示させる。
【００１４】更に、演算器２８は、輸液量を設定可能と
されており、前記算出した点滴速度と、前記設定した輸
液量とにより輸液の残量を算出し、表示器２９にリアル
タイムで表示させる。尚、演算器２８は、輸液の残量が
０になったときに表示器２９のランプを点灯させ、或い
はブザー（共に図示せず）を駆動するようにしても良
い。更に、演算器２８は、毎分当たりの点滴数の上限値
及び下限値を設定可能とされており、毎分当たりの点滴
数が上限値及び下限値の範囲外になったときに警報信号
を出力して前記ランプを点灯させると共にブザーを駆動
して異常を知らせる。
されており、前記算出した点滴速度と、前記設定した輸
液量とにより輸液の残量を算出し、表示器２９にリアル
タイムで表示させる。尚、演算器２８は、輸液の残量が
０になったときに表示器２９のランプを点灯させ、或い
はブザー（共に図示せず）を駆動するようにしても良
い。更に、演算器２８は、毎分当たりの点滴数の上限値
及び下限値を設定可能とされており、毎分当たりの点滴
数が上限値及び下限値の範囲外になったときに警報信号
を出力して前記ランプを点灯させると共にブザーを駆動
して異常を知らせる。
【００１５】以下に図４のフローチャートを参照して作
用を説明する。ナースコールスイッチ４は、押圧操作さ
れるとオンとなり、点滴検出器１０の出力は、点滴液が
滴下して光ビームＬを横切ったときにオンとなる。フォ
トカプラ２３は、ナースコールスイッチ４、又は点滴検
出器１０の出力がオンの時にオンとなる。パルス幅検出
器２５は、フォトカプラ２３の出力がオンであるか否か
を判別し（ステップＳ１）、オンになったときにパルス
幅周期検出タイマをスタートさせる（ステップＳ２）。
比較判別器２６は、タイマがスタートとしてから定時間
例えば、２００m sec経過したか否かを判別し（ステッ
プＳ３）、経過していないときにはフォトカプラ２３が
オフであるか否かを判別し（ステップＳ５）、フォトカ
プラ２３がオフでないときにはステップＳ３に戻る。そ
して、２００m sec経過してもフォトカプラ２３がオフ
でないとき即ち、入力パルス信号のパルス幅が２００m
sec 以上のときには入力信号がナースコール信号と判別
し、ナースコール表示器５のランプを点灯させ、ブザー
を駆動する。
用を説明する。ナースコールスイッチ４は、押圧操作さ
れるとオンとなり、点滴検出器１０の出力は、点滴液が
滴下して光ビームＬを横切ったときにオンとなる。フォ
トカプラ２３は、ナースコールスイッチ４、又は点滴検
出器１０の出力がオンの時にオンとなる。パルス幅検出
器２５は、フォトカプラ２３の出力がオンであるか否か
を判別し（ステップＳ１）、オンになったときにパルス
幅周期検出タイマをスタートさせる（ステップＳ２）。
比較判別器２６は、タイマがスタートとしてから定時間
例えば、２００m sec経過したか否かを判別し（ステッ
プＳ３）、経過していないときにはフォトカプラ２３が
オフであるか否かを判別し（ステップＳ５）、フォトカ
プラ２３がオフでないときにはステップＳ３に戻る。そ
して、２００m sec経過してもフォトカプラ２３がオフ
でないとき即ち、入力パルス信号のパルス幅が２００m
sec 以上のときには入力信号がナースコール信号と判別
し、ナースコール表示器５のランプを点灯させ、ブザー
を駆動する。
【００１６】ナースコールスイッチ４は、通常の操作で
はスイッチオン時間が２００m secに比べてかなり長
く、一方、点滴液が滴下して点滴検出器１０の光ビーム
Ｌを横切る速度は、２００ mm secに比べて遥かに短い
時間である。従って、入力パルスのパルス幅がこの時間
２００mm secよりも長いか否かによりナースコール信号
であるか点滴信号であるかを判別する。
はスイッチオン時間が２００m secに比べてかなり長
く、一方、点滴液が滴下して点滴検出器１０の光ビーム
Ｌを横切る速度は、２００ mm secに比べて遥かに短い
時間である。従って、入力パルスのパルス幅がこの時間
２００mm secよりも長いか否かによりナースコール信号
であるか点滴信号であるかを判別する。
【００１７】ステップＳ５においてフォトカプラ２３が
オフのときには引き続いて当該フォトカプラ２３がオン
であるか否かを判別し（ステップＳ６）、当該フォトカ
プラ２３がオンでないときにはこの判別を繰り返す。ス
テップＳ３からステップＳ６の過程において、ステップ
Ｓ２においてタイマがスタートしてから２００m sec経
過する間にフォトカプラ２３がオンからオフになり再び
オンになることを判別する。即ち、入力パルス信号の１
周期を判別する。パルス周期検出器２７が入力パルス信
号の周期即ち、点滴信号の滴下する間隔を検出し（ステ
ップＳ７）、演算器２８が当該パルス信号の周期から点
滴速度（毎分当たりの点滴数）を演算し、点滴周期を点
滴速度に変換して（ステップＳ８）、表示器２９に表示
し（ステップＳ９）、ステップＳ２に戻る。これにより
点滴速度（毎分当たりの点滴数）をリアルタイムで正確
に把握することができる。同時に輸液の残量が表示され
る。従って、点滴の状態がより詳しく把握される。
オフのときには引き続いて当該フォトカプラ２３がオン
であるか否かを判別し（ステップＳ６）、当該フォトカ
プラ２３がオンでないときにはこの判別を繰り返す。ス
テップＳ３からステップＳ６の過程において、ステップ
Ｓ２においてタイマがスタートしてから２００m sec経
過する間にフォトカプラ２３がオンからオフになり再び
オンになることを判別する。即ち、入力パルス信号の１
周期を判別する。パルス周期検出器２７が入力パルス信
号の周期即ち、点滴信号の滴下する間隔を検出し（ステ
ップＳ７）、演算器２８が当該パルス信号の周期から点
滴速度（毎分当たりの点滴数）を演算し、点滴周期を点
滴速度に変換して（ステップＳ８）、表示器２９に表示
し（ステップＳ９）、ステップＳ２に戻る。これにより
点滴速度（毎分当たりの点滴数）をリアルタイムで正確
に把握することができる。同時に輸液の残量が表示され
る。従って、点滴の状態がより詳しく把握される。
【００１８】また、演算器２８は、点滴速度が設定範囲
よりも速い場合、又は遅い時には表示器２９のランプを
点灯させると共にブザーを鳴らして看護婦に注意を喚起
させる。この点滴管理装置は、各病床のナースコール回
線に設けられ、ナースセンタにおいて複数の病床の点滴
状態を集中して管理することができるようになってい
る。
よりも速い場合、又は遅い時には表示器２９のランプを
点灯させると共にブザーを鳴らして看護婦に注意を喚起
させる。この点滴管理装置は、各病床のナースコール回
線に設けられ、ナースセンタにおいて複数の病床の点滴
状態を集中して管理することができるようになってい
る。
【００１９】尚、上記実施例においては、点滴検出器１
０として光電式センサを使用した場合について記述した
が、これに限るものではなく、他の例えば、超音波セン
サ、容量型センサ、半導体レーザセンサ等を使用しても
良い。また、ナースコール信号又は点滴信号から対応す
るパルス信号を発生させる信号変換器２２としてフォト
カプラを使用した場合について記述したが、これに限る
ものではなく、リレー又はその他のスイッチング素子を
使用しても良い。
０として光電式センサを使用した場合について記述した
が、これに限るものではなく、他の例えば、超音波セン
サ、容量型センサ、半導体レーザセンサ等を使用しても
良い。また、ナースコール信号又は点滴信号から対応す
るパルス信号を発生させる信号変換器２２としてフォト
カプラを使用した場合について記述したが、これに限る
ものではなく、リレー又はその他のスイッチング素子を
使用しても良い。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ナ
ースセンタにおいて複数の病床における点滴状態を集中
して管理することが可能となり、看護婦の労力の軽減を
図ることができると共に、輸液者に安心感を与えること
ができる。しかも、病床とナースセンタとの間に敷設さ
れている既存のナースコールシステムのナースコール回
線を使用することにより設備費を抑えることができる等
の効果がある。
ースセンタにおいて複数の病床における点滴状態を集中
して管理することが可能となり、看護婦の労力の軽減を
図ることができると共に、輸液者に安心感を与えること
ができる。しかも、病床とナースセンタとの間に敷設さ
れている既存のナースコールシステムのナースコール回
線を使用することにより設備費を抑えることができる等
の効果がある。
【図１】本発明に係る点滴管理装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図２】図１の点滴検出器の一実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図３】図２の正面図である。
【図４】図１の点滴管理装置の作動を示すフローチャー
トである。
トである。
１ 病室 ２ ナースセンタ ３ ナースコールシステム ４ ナースコールスイッチ ５ ナースコール表示器 ５ ナースコール回線 ７ 点滴装置 ８ 点滴筒 １０ 点滴検出器 １１ 発光素子 １２ 受光素子 ２０ 信号切換手段 ２１ 点滴表示手段 ２２ 信号変換器 ２５ パルス幅検出器 ２６ 比較判別器 ２７ パルス周期検出器 ２８ 演算器 ２９ 表示器
Claims (5)
- 【請求項１】 病床に配置されたナースコールスイッチ
とナースセンタに配置されたナースコール表示器とを専
用のナースコール回線で接続したナースコールシステム
の、 前記ナースコールスイッチに並列に接続され、病床に配
置された点滴装置の点滴筒に装着され点滴液の滴下を検
出して対応する点滴信号を出力する点滴検出手段と、 前記ナースセンタに配置され前記ナースコール表示器の
入力側に接続されて前記ナースコール回線に伝送されて
きたナースコール信号と点滴信号とを判別し、ナースコ
ール信号のときには前記ナースコール表示器に出力し、
点滴信号のときには当該点滴信号を出力する信号切換手
段と、 前記点滴信号により点滴状態を判別して表示する点滴表
示手段と、を備えたことを特徴とする点滴管理装置。 - 【請求項２】 前記信号切換手段は、ナースコール回線
に伝送される信号を対応するパルス信号に変換する信号
変換器と、前記パルス信号のパルス幅を検出するパルス
幅検出器と、前記パルス信号のパルス幅が所定のパルス
幅よりも長いか否かを判別し、長いときには当該パルス
信号をナースコール信号として、短いときには当該パル
ス信号を点滴信号として出力する比較判別器とを備える
請求項１記載の点滴管理装置。 - 【請求項３】 前記信号変換器は、フォトカプラである
請求項２記載の点滴管理装置。 - 【請求項４】 前記点滴表示手段は、点滴信号の周期を
検出する検出手段と、この検出した周期から点滴速度を
算出する演算手段と、この算出した点滴速度を表示する
表示手段とを備える請求項１記載の点滴管理装置。 - 【請求項５】 前記点滴表示手段は、点滴信号の周期を
検出する検出手段と、この検出した周期から点滴速度を
算出し、この点滴速度と予め設定された輸液量とにより
輸液の残量を算出する演算手段と、この算出した輸液の
残量を表示する表示手段とを備える請求項１記載の点滴
管理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6055661A JPH07255844A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 点滴管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6055661A JPH07255844A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 点滴管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07255844A true JPH07255844A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13005038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6055661A Pending JPH07255844A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | 点滴管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07255844A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001333943A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-04 | Nipro Corp | 断線を検知する手段を備えたナースコール装置 |
| JP2009240428A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Shizuoka Prefecture | 点滴計測システム |
| CN102553021A (zh) * | 2012-03-07 | 2012-07-11 | 张习加 | 免看护智能输液系统 |
| CN109847149A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-06-07 | 江苏省肿瘤医院 | 一种输液滴速监测仪 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6055661A patent/JPH07255844A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001333943A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-04 | Nipro Corp | 断線を検知する手段を備えたナースコール装置 |
| JP2009240428A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Shizuoka Prefecture | 点滴計測システム |
| CN102553021A (zh) * | 2012-03-07 | 2012-07-11 | 张习加 | 免看护智能输液系统 |
| CN109847149A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-06-07 | 江苏省肿瘤医院 | 一种输液滴速监测仪 |
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