JPH07255666A - 内視鏡洗浄具 - Google Patents

内視鏡洗浄具

Info

Publication number
JPH07255666A
JPH07255666A JP6049050A JP4905094A JPH07255666A JP H07255666 A JPH07255666 A JP H07255666A JP 6049050 A JP6049050 A JP 6049050A JP 4905094 A JP4905094 A JP 4905094A JP H07255666 A JPH07255666 A JP H07255666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
cleaning
liquid
cleaning tool
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6049050A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kikuchi
昭 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6049050A priority Critical patent/JPH07255666A/ja
Publication of JPH07255666A publication Critical patent/JPH07255666A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、内視鏡の一部分、例えば内視鏡先端
部を、その洗浄の対象となる部位を傷つけることなく、
迅速かつ能率的に洗浄を行うことができる内視鏡洗浄具
を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、把持部9を有した洗浄具本体2と、
この洗浄具本体2に突き出す状態で設けられ送液手段よ
り供給される加圧状態の洗浄用液体を噴射して内視鏡を
洗浄するための可撓性ノズル部材28とを具備した内視
鏡洗浄具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉗子起上台まわりなど
の重点的に洗浄する内視鏡洗浄具に関する。
【0002】
【従来の技術】一度、使用された内視鏡は、汚染され
る。この汚染された内視鏡からの2次感染を防止するた
め、一旦、使用した内視鏡は洗浄することが必要であ
る。この種の内視鏡用洗浄装置として次のようなものが
知られている。まず、特公平1−17363号公報に示
されるような自動式内視鏡用洗浄装置がある。この自動
式内視鏡用洗浄装置は、洗浄槽内の所定位置に内視鏡を
セットし、この後、前記洗浄槽内部に設けた噴射ノズル
から洗浄液を噴射し、その内視鏡の外表面を洗浄する。
【0003】一方、治療部位の洗浄や消毒を行うための
シリンジが、実公平2−40966号公報において示さ
れているが、これはそのシリンジを用いて内視鏡、特
に、その内視鏡の狭く小さな部分、例えば鉗子起上台の
まわりの洗浄を行うことは全く考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特公平1−17363号公報に示される自動式内視鏡用
洗浄装置にあっては、内視鏡の外表面全体に洗浄液を噴
射するものであって、内視鏡の一部分、例えば内視鏡先
端部に設けられた鉗子起上台の狭く小さな部分洗う上で
は非能率的であった。
【0005】また、従来、実公平2−40966号公報
に示されるシリンジを内視鏡、特にその一部分、例えば
内視鏡先端部に設けられた鉗子起上台の洗浄に用いるこ
とは考えられていない。仮に、それ可能であるとして
も、鉗子起上台は小さな部品で構成されているため、噴
射管を内視鏡先端部にかなり近付けて液体を噴射する必
要があり、硬質な噴射管が内視鏡のレンズ面や鉗子起上
台に当たり、前記レンズ面や鉗子起上台を傷付けてしま
うおそれがあり、実用的でない。
【0006】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、内視鏡の一部分、例えば
内視鏡先端部を、その洗浄の対象となる部位を傷つける
ことなく、迅速かつ能率的に洗浄を行うことができる内
視鏡洗浄具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決する手段および作用】本発明は、把持部を
有した洗浄具本体と、この洗浄具本体に突き出す状態で
設けられ送液手段より供給される加圧状態の洗浄用液体
を噴射して内視鏡を洗浄するための可撓性部材からなる
ノズルとを具備した内視鏡洗浄具である。これによれ
ば、内視鏡の一部分、例えば内視鏡先端部を、その洗浄
の対象となる部位を傷つけることなく、迅速かつ能率的
に洗浄を行うことができる
【0008】
【実施例】
(第1の実施例)以下、図1ないし図4を参照して、こ
の本発明の第1の実施例を説明する。図1は第1の実施
例に係る内視鏡洗浄具1を示している。これの本体部材
2の内部には、先後方向に貫通する液体供給路4が形成
されている。この液体供給路4はその途中に介挿した、
後述する送水手段からの送液を操作する開閉弁5によっ
て開閉される。
【0009】液体供給路4には、本体部材2の後端にて
接続管17を用いて可撓性の供給チューブ6が接続され
ている。接続管17の一端部は本体部材2の後端部分に
ねじ込まれて取着されており、接続管5の他端部にはチ
ューブ止め7により前記供給チューブ6が着脱自在に接
続されている。
【0010】また、本体部材2には筒状の把持用部材8
が同軸的に連結される。この把持用部材8はその先端部
分を本体部材2の後端に螺着して脱着自在に取り付けら
れている。そして、この筒状の部材8によって内視鏡洗
浄具1の把持部9を形成している。把持用部材8の後端
は前記供給チューブ6の径よりも比較的大きく開口さ
れ、この開口10において前記供給チューブ6がある程
度、遊べるため、その供給チューブ6の折止め作用を奏
する。
【0011】本体部材2には前記液体供給路4を横切っ
て通り、本体部材2の中心線、及び液体供給路4に対し
て垂直で上下方向に貫通する開閉弁用弁孔11が設けら
れている。そして、この弁孔11に対してピストン12
が移動自在に挿入されている。弁孔11の上端部分に
は、略筒状のピストン押さえ13が、前記ピストン12
と同軸上で脱着自在に螺着されている。このピストン押
さえ13とピストン12とにわたり、ゴム材などの弾性
材からなる略筒状の付勢部材14が被せられている。付
勢部材14の下端部はピストン押さえ13の外周壁面に
設けた周回溝15に嵌め込まれ、付勢部材14の上端部
はピストン12の上端部外周壁面に設けた周回溝16に
嵌め込まれている。付勢部材14は弾性材料よりなり、
例えば合成樹脂材料を用いることができる。また、シリ
コンゴム等の弾性材料を用いてもよい。
【0012】そして、この付勢部材14の弾性的な付勢
力によってピストン12は図1での左半分で示す上昇位
置の状態で待機する(通常状態)。また、図1で示すピ
ストン12の右半分の状態は押し込み操作位置である
(操作状態)。
【0013】弁孔11の下端部分にはその弁孔11の下
端開口を塞ぐ皿状の蓋部材18が前記ピストン12と同
軸上で本体部材2に対して水密的でかつ着脱自在に螺着
されている。そして、ピストン12はこのピストン12
の外周に設けられたフランジ19が前記ピストン押さえ
13の下端と当接する位置まで上方へ移動可能であり、
また、ピストン12の下側先端が蓋部材18の上端面と
接触する位置まで下方へ移動可能である。このようなピ
ストン12はその中間部外周壁面に周回溝から形成され
る連通路21を設けており、さらに、この連通路20を
挟んで、ピストン7の中間部外周壁面には上側に位置し
て第1のOリング21、下側に位置して第2のOリング
22が嵌め込んで設けられている。
【0014】前記ピストン12を上下に移動するとき、
その第1のOリング21は弁孔11の中間内周部で形成
される弁座23を摺動して常に接しており、第2のOリ
ング22はその弁座23に摺接する通常の状態での位置
または弁座23から退避する操作位置を選択する。前記
液体供給路4の先端側部分26は、弁座11の中間部分
において開口しており、前記液体供給路4の後端側部分
27はそれより下側に位置して弁座11を外れた大径逃
げ部24の周壁に開口している。図1で示すように、前
記液体供給路4における先端側部分26は、本体部材2
の中心軸に一致して配置され、後端側部分27は下側に
偏位して配置されている。
【0015】したがって、ピストン12が上昇した待機
位置では第1のOリング21と第2のOリング22とが
弁座23に接し、第2のOリング22が弁座23の下部
の僅かな面積において密着して前記液体供給路4を遮断
する(遮断位置)。また、ピストン12を押し込んだ位
置では第2のOリング22が大径逃げ部24に退避し、
液体供給路4を連通(開通)させる(押込み開放位
置)。
【0016】一方、内視鏡洗浄具1における本体部材2
の先端には突き出す状態で、前記液体供給路4の先端側
部分26に連通接続する可撓性の管部材よりなるノズル
部材28がノズル止め部材29を用いて着脱自在に取り
付けられている。ノズル部材28の素材としては、例え
ば合成樹脂製の可撓性チューブを用いることができる。
また、その合成樹脂としてはポリテトラフロロエチレン
やポリエチレン、およびポリプロピレン等を用いること
ができる。
【0017】本体部材2の先端には被装着部31が一体
形成され、その被装着部31の外周には前記ノズル止め
部材29を螺着する雄ねじ32が形成されている。ノズ
ル部材28はノズル止め部材29を用いて本体部材2の
先端に対して着脱自在に取り付けられている。そして、
これと同時に、ノズル止め部材29と液体供給路4を連
通させる。この接続状態においてノズル部材28の基端
縁は、ノズル止め部材29のテーパ内面と被装着部31
のテーパ先端面との間にテーパ状に拡った状態で挟み込
まれて封止される。これにより、液体供給路4に対して
ノズル部材28が連通する状態で接続される。
【0018】図2は、前述した内視鏡洗浄具1と、これ
を接続する送水源である蓄圧式送液装置35とを示すも
のである。この送液装置35は内視鏡を洗浄するのに十
分な送液圧を与えることを目的とする。同図中、36は
送液装置本体であり、この送液装置本体36は送気ポン
プ37を内蔵している。送気ポンプ37の吐出側は切換
え弁38を介して蓄圧タンク39と同じ数に分岐してい
る。切換え弁38はそれぞれ送気チューブ41により各
蓄圧タンク39に接続されている。蓄圧タンク39内に
は洗浄液としての液体が入っている。洗浄液は、水、お
湯、洗剤等のことである。各蓄圧タンク39にはそれぞ
れ送液チューブ43が接続され、これらの送液チューブ
43は、1本の集合管44にまとめられている。集合管
44は口金45を介して前述した内視鏡洗浄具1の供給
チューブ6に接続される。
【0019】次に、この第1の実施例の内視鏡洗浄具1
と蓄圧式送液装置35についての作用を説明する。図2
で示す蓄圧式送液装置35における送気ポンプ37より
送られた加圧空気は切換え弁38において選択された1
つの流路から、それに通じる送気チューブ41を通り、
これに対応する蓄圧タンク39内に送り込まれる。この
結果、その蓄圧タンク39の内部が加圧される。加圧さ
れた蓄圧タンク39内にある液体は、送液チューブ43
を通り、集合管44、口金45から、内視鏡洗浄具1の
供給チューブ6の順に送り出される。
【0020】ここで、内視鏡洗浄具1の開閉弁5を押圧
操作しない通常の状態では、その液体供給路4が開閉弁
5で遮断されているため、供給チューブ6から液体供給
路4の途中まで洗浄用液体が送り込まれても、ノズル部
材28からは噴出しない。
【0021】そこで、開閉弁5を操作する場合、付勢部
材14の弾性的な付勢力に抗してピストン12の頭(操
作釦)を押して図1中下方にわずかにピストン12を押
し下げると、第2のOリング22が弁座11より離れ
る。すなわち、開閉弁5が開いた状態となるので、洗浄
用液体がノズル部材28より噴射される。
【0022】次に、図4を参照して、前記内視鏡洗浄具
1により内視鏡先端部46を洗浄する場合について説明
する。この内視鏡先端部46において鉗子起上台47
は、軸48により内視鏡先端部46に回転自由に取り付
けられている。また、内視鏡先端部46には、鉗子起上
台47に近接して観察窓49および照明窓50が設けら
れている。このような構成の内視鏡先端部46を、内視
鏡洗浄具1により洗浄する場合は、その内視鏡洗浄具1
の先端に取り付けられたノズル部材28を内視鏡先端部
46に向け、その状態で前記開閉弁5におけるピストン
12の頭を押すと、液体が内視鏡先端部46に噴射さ
れ、その内視鏡先端部46の洗浄を行うことができる。
【0023】ここで、鉗子起上台47の裏側や軸48の
周辺を洗浄する場合には、そのノズル部材28をその鉗
子起上台47や軸48に十分に近付ける必要がある。そ
のとき、誤ってノズル部材28が鉗子起上台47や観察
窓49等に当たってしまうことがあっても、そのノズル
部材28は可撓性があるから、柔軟に曲がるだけであ
り、鉗子起上台47や観察窓49に損傷を与えることが
ない。
【0024】この洗浄を行う場合、図3で示すように透
明なドーム55を用いてそのドーム55内で洗浄作業を
行うと、汚れや洗浄液体の、まわりへの飛散を防ぐこと
ができる。このドーム55には内視鏡洗浄具1を差し込
む孔56と内視鏡先端部46を差し込む孔57が切り欠
いて形成されている。
【0025】また、この第1の実施例における内視鏡洗
浄具1の構成によれば、その液体の通る部位の多くを分
解することができる。付勢部材14をピストン押さえ1
3とともに螺動させることにより、その付勢部材14の
上部に嵌着しているピストン12と、付勢部材14の下
部に嵌着しているピストン押さえ13と、この付勢部材
14との3つ部品が、一体となって本体部材2より取り
外すことができる。さらに、ピストン12とピストン押
さえ13の両者は、付勢部材14より容易に外すことが
できる。さらに必要ならば弁孔11を塞ぐ皿状の蓋部材
18も取り外すことができる。
【0026】また、ノズル止め部材29を螺動させ本体
部材2より外すことにより、ノズル部材28を本体部材
2より取り外すことができる。また、把持部材8を螺動
させることにより、これを本体部材2より取り外した
後、チューブ止め7を螺動させることによりチューブ止
め7および供給チューブ6を取り外すことができる。し
たがって、使用後は、分解し、液体の通る部位を洗浄、
消毒および乾燥させることが容易にできる。
【0027】この実施例の内視鏡洗浄具1によれば、内
視鏡先端部46に損傷を与えることなく、その内視鏡先
端部46の狭い部位を重点的に洗浄することができる。
この場合、ピストン12をわずかに押し込む簡単な操作
で、その開閉弁5の開閉動作が直ちに行われる。このた
め、ピストン12を押し込むとすぐに液体が噴射され
る。
【0028】また、ピストン12の付勢手段として、筒
状の付勢部材14を使用したことにより、例えば線材か
らなるコイルばねを用いた構造のものに比べてその部品
点数が少なく、また、ばね部材自体を取り外して容易に
洗浄することができる。 (第2の実施例)図5は本発明の第2の実施例を示すも
のである。前述した第1の実施例ではノズル部材28に
形成する液体の噴射口は最先端に開口する1つのもので
あったが、この第2の実施例ではそのノズル部材28の
管側壁周面に複数の噴射口58を形成したものである。
すなわち、この構成では、ノズル部材28において、そ
のノズルの中心軸から円周側方に向けて液体が噴射され
るように複数の噴射口58が設けられている。また、第
1の実施例と同じ構造であるノズル止め29に近接し
て、フード59が本体部材2に螺着されている。その他
の構造は、第1の実施例に同じである。
【0029】この形式の内視鏡洗浄具1にて内視鏡60
における鉗子口61の内面63を洗浄する場合について
図6を参照して説明する。鉗子口61は、内視鏡本体6
2に固定されている。このような構成の内視鏡60の鉗
子口61の内面63をこの形式の内視鏡洗浄具1にて洗
浄する場合、その内視鏡洗浄具1の先端に取り付けられ
たノズル部材28を鉗子口61内に挿入し、その状態
で、開閉弁5のピストン12を押すと、洗浄用液体が鉗
子口61の内面63に向けて噴射され、その鉗子口61
の内面63の洗浄を行うことができる。ここで、誤って
ノズル部材28が鉗子口61の内面63等に当たってし
まうことがあっても、ノズル部材28は柔軟に曲がるだ
けであり、鉗子口61の内面63に損傷を与えることが
ない。また、フード59を鉗子口61の先端外縁65に
押し付けながら、液体の噴射を行えば、液体が周囲に飛
散するのを防ぐことができる。また、この内視鏡洗浄具
1は鉗子口61の内面63のみでなく、例えば、内視鏡
における吸引シリンダの内面および送気送水シリンダの
内面の洗浄にも同様に用いることができる。
【0030】この形式の内視鏡洗浄具1によれば、内視
鏡の鉗子口61の内面63に損傷を与えることなく、そ
の鉗子口61を重点的に洗浄することができる。また、
フード59を設けたことにより、液体を周囲に飛散させ
ることなく洗浄を行うことができる。 (送水源の変形例)前述した内視鏡洗浄具1を接続する
他の送水源としての送水装置の例を説明する。図7で示
す送水装置70は、ローラーポンプ71を用いる方式の
ものであり、送液装置本体72の内部にそのローラーポ
ンプ71を内蔵している。ローラーポンプ71に接続さ
れている吸引チューブ73の先端にはフィルタ74が取
り付けられており、このフィルタ74は洗浄液の満たさ
れた槽75内に入っている。吸引チューブ73に近接し
て前記ローラーポンプ71に接続されている送液チュー
ブ76は口金77に接続されている。この口金77は前
述した内視鏡洗浄具1の供給チューブ6が接続される。
【0031】しかして、ローラーポンプ71を作動させ
ることにより、洗浄液を貯溜した槽75から洗浄液を汲
み上げて加圧して供給するものである。槽75内の洗浄
液はフィルタ74を介して吸引チューブ73に汲み上げ
られる。さらに、洗浄液はローラーポンプ71により送
液チューブ76を通じて口金77に送られる。そして、
この口金77に接続される前述したような内視鏡洗浄具
1に洗浄液を供給する。
【0032】図8は他の方式の送水装置80を示す。こ
の送水装置80は、電磁ポンプ81を用いて送水装置を
構成するものである。すなわち、前述した送水装置70
のローラーポンプ71に代えて電磁ポンプ81を採用し
た構造のものである。しかして、電磁ポンプ81を作動
させることにより、槽75内の洗浄液はフィルタ74を
介して吸引チューブ73に汲み上げられる。さらに、吸
引チューブ73は第1の口金82、第2の吸引チューブ
83を通って電磁ポンプ81内に汲み上げられる。電磁
ポンプ81内に汲み上げられた洗浄液は、送液チューブ
84に送られ、電磁弁85を通って第2の口金86に送
られる。この第2の口金86に内視鏡洗浄具1の供給チ
ューブ6を接続して使用する。
【0033】また、図9は、前記内視鏡洗浄具1の送水
源を水道とした場合の例であり、水道の蛇口91を開栓
することにより、水道水が、口金92を通ってこれに接
続する内視鏡洗浄具1の供給チューブ6に送られるよう
になっている。
【0034】以上説明した実施例の態様から、以下のよ
うな事項が得られる。 (1)把持部を有した洗浄具本体と、この洗浄具本体に
突き出す状態で設けられ送液手段より供給される加圧状
態の洗浄用液体を噴射して内視鏡を洗浄するための可撓
性部材からなるノズルとを具備したことを特徴とする内
視鏡洗浄具。 (2)前記洗浄具本体に、前記ノズルに対する前記送水
手段からの送液を操作する開閉弁を設けたことを特徴と
する (1)項に記載の内視鏡洗浄具。 (3)前記ノズルは、管状の部材からなり、その管側壁
に1つ以上の噴射孔を有することを特徴とする (1)また
は (2)項に記載の内視鏡洗浄具。 (4)前記ノズルの基端部に、洗浄用液体の飛散を防ぐ
フードを取り付けたことを特徴とする(1)(2)または (3)
項に記載の内視鏡洗浄具。 (5)前記ノズルを形成する可撓性部材は、合成樹脂よ
りなることを特徴とする(1)ないし (4)項のいずれかに
記載の内視鏡洗浄具。 (6)前記送水手段はポンプであることを特徴とする
(1) ないし(5) 項のいずれかに記載の内視鏡洗浄具。 (7)前記送水手段は蓄圧式タンクと、蓄圧手段を有す
ることを特徴とする(1)ないし(5) 項のいずれかに記載
の内視鏡洗浄具。 (8)前記送水手段は水道であることを特徴とする(1)
ないし(5) 項のいずれかに記載の内視鏡洗浄具。 (6)(7)(8) 項のものは、内視鏡を洗浄するのに十分な送
液圧を与える送水手段を構成する。(8) 項のものは特別
な装置を必要とせずに送水手段を構成する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡洗浄
具によれば、内視鏡に損傷を与えることなく、その内視
鏡の細かい部位や入り組んだ狭い箇所を重点的に能率よ
く洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡洗浄具の断面図。
【図2】蓄圧式送水装置の斜視図。
【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡洗浄具を透明な
ドーム内で使用する場合の説明図。
【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡洗浄具を用いて
内視鏡先端部の洗浄を行う場合の説明図。
【図5】本発明の第2に実施例の内視鏡洗浄具の断面
図。
【図6】本発明の第2の実施例の内視鏡洗浄具を用いて
内視鏡の鉗子口の洗浄を行う場合の説明図。
【図7】ローラーポンプを用いた送水装置の斜視図。
【図8】電磁ポンプを用いた送水装置の斜視図。
【図9】水道水を用いた送水装置の概略構成の説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡洗浄具、2…本体部材、4…液体供給路、5
…開閉弁、6…供給チューブ、9…把持部、28…ノズ
ル部材、60…内視鏡、61…鉗子口、70…送水装
置、71…ローラーポンプ、80…送水装置、91…蛇
口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部を有した洗浄具本体と、この洗浄具
    本体に突き出す状態で設けられ送液手段より供給される
    加圧状態の洗浄用液体を噴射して内視鏡を洗浄するため
    の可撓性部材からなるノズルとを具備したことを特徴と
    する内視鏡洗浄具。
JP6049050A 1994-03-18 1994-03-18 内視鏡洗浄具 Withdrawn JPH07255666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6049050A JPH07255666A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 内視鏡洗浄具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6049050A JPH07255666A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 内視鏡洗浄具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07255666A true JPH07255666A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12820264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6049050A Withdrawn JPH07255666A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 内視鏡洗浄具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07255666A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170639A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 オリンパス株式会社 管状医療機器用フラッシング装置および管状医療機器用フラッシングチューブ
US11344181B2 (en) 2016-07-19 2022-05-31 Olympus Corporation Endoscope tip attachment

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11344181B2 (en) 2016-07-19 2022-05-31 Olympus Corporation Endoscope tip attachment
JP2019170639A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 オリンパス株式会社 管状医療機器用フラッシング装置および管状医療機器用フラッシングチューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3565099B2 (ja) 内視鏡の流体供給装置
US5050626A (en) Apparatus for cleaning paint rollers
JP2004298243A (ja) 内視鏡の管路構造
JP2003111725A (ja) 内視鏡洗滌消毒装置
JPH07255666A (ja) 内視鏡洗浄具
EP3113815A1 (en) Device for nebulisation of a physiological liquid
TWM578312U (zh) Washing toilet seat nozzle that can be sterilized after spraying water
KR101470454B1 (ko) 질 세정기
JPS6349502B2 (ja)
JP2002177205A (ja) 内視鏡用給水装置
KR102036779B1 (ko) 구강세척이 가능한 샤워헤드
JPS6317446Y2 (ja)
JPH0751326A (ja) 排泄物処理方法及び装置
KR102269907B1 (ko) 거꾸로 사용 가능한 휴대용 비데
JPH0751327A (ja) 排泄物処理装置
KR200253066Y1 (ko) 휴대용 위생 세정기
JPH0984748A (ja) 内視鏡の送気・送水ノズル
CN213373676U (zh) 一种眼科护理用清洗器
KR200302253Y1 (ko) 비눗물 및 물 분사장치
JP2591511Y2 (ja) 手指等の洗浄装置
JPH05103749A (ja) 内視鏡
JPH04802Y2 (ja)
KR200324606Y1 (ko) 식기 세척기의 세척수 분사관 마개
JPS644443Y2 (ja)
JP3885837B2 (ja) 内視鏡洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605