JPH0725315Y2 - 着脱容易な蓋付容器 - Google Patents
着脱容易な蓋付容器Info
- Publication number
- JPH0725315Y2 JPH0725315Y2 JP11753588U JP11753588U JPH0725315Y2 JP H0725315 Y2 JPH0725315 Y2 JP H0725315Y2 JP 11753588 U JP11753588 U JP 11753588U JP 11753588 U JP11753588 U JP 11753588U JP H0725315 Y2 JPH0725315 Y2 JP H0725315Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- top plate
- container body
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば化粧品用容器のような広口を有する容
器であって蓋の開閉がワンタッチで極めて容易に行うこ
とができる蓋付容器に関するものである。
器であって蓋の開閉がワンタッチで極めて容易に行うこ
とができる蓋付容器に関するものである。
(従来の技術) 従来から着脱容易な蓋付容器は多種多様なものが知られ
ており、例えば第4図に示すように外側キャップ30と内
側リング31の二重構造からなり、この内側リング31の対
角線上に凸部32を設け、該凸部32を中心方向に押圧する
ことにより容器本体33に形成されたテーパ部34に沿って
内側リング31が上昇し外側キャップ30を押し上げて開蓋
する構造のものがある。(カネボウ(株)製:ヘアーコ
ンディショナー「シャステート」の容器) ところが従来の蓋付容器においては開蓋時の操作に際し
て2ケ所の凸部32を探さねばならないというわずらわし
さがあり、また前記凸部32が外側キャップ30の側壁部に
露出するため外観が損なわれるという欠点があった。特
に化粧品用容器等のデザインを重視する容器においては
外観が損なわれるという欠点は重大な問題であった。
ており、例えば第4図に示すように外側キャップ30と内
側リング31の二重構造からなり、この内側リング31の対
角線上に凸部32を設け、該凸部32を中心方向に押圧する
ことにより容器本体33に形成されたテーパ部34に沿って
内側リング31が上昇し外側キャップ30を押し上げて開蓋
する構造のものがある。(カネボウ(株)製:ヘアーコ
ンディショナー「シャステート」の容器) ところが従来の蓋付容器においては開蓋時の操作に際し
て2ケ所の凸部32を探さねばならないというわずらわし
さがあり、また前記凸部32が外側キャップ30の側壁部に
露出するため外観が損なわれるという欠点があった。特
に化粧品用容器等のデザインを重視する容器においては
外観が損なわれるという欠点は重大な問題であった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような従来の問題点を解決して、開蓋時に
おいて操作部を探すわずらわしさが全くなく、しかも蓋
体の着脱を極めて容易に行うことができ、また蓋体の外
観を何等損なうことなく意匠的にも優れた蓋付容器を提
供することを目的として完成されたものである。
おいて操作部を探すわずらわしさが全くなく、しかも蓋
体の着脱を極めて容易に行うことができ、また蓋体の外
観を何等損なうことなく意匠的にも優れた蓋付容器を提
供することを目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は口天の下部外周に凹溝6を設けるとともに、該
凹溝6の下方部から裾拡がりのテーパ部7を形成した容
器本体2に、天板13を含む上蓋3と側壁8を含む下蓋4
とからなる蓋体5を組み合わせてなる蓋付容器1におい
て、前記下蓋4には側壁内周面に凸部9を設けるととも
に、下蓋4の天板10から垂下し前記容器本体2の凹溝6
に嵌合するアンダーカット12を備えた複数個の内リブ11
を形成したものであり、上蓋3には下蓋4の天板10に形
成した複数個の開口部14を貫通して下方に延びる複数個
の垂下片15を形成するとともに、該垂下片15の下端部に
は前記凸部9に係合し、かつ該テーパ部7の傾斜角度よ
り大きい傾斜角度を有するテーパ部17を設けたものであ
ることを特徴とするものである。
凹溝6の下方部から裾拡がりのテーパ部7を形成した容
器本体2に、天板13を含む上蓋3と側壁8を含む下蓋4
とからなる蓋体5を組み合わせてなる蓋付容器1におい
て、前記下蓋4には側壁内周面に凸部9を設けるととも
に、下蓋4の天板10から垂下し前記容器本体2の凹溝6
に嵌合するアンダーカット12を備えた複数個の内リブ11
を形成したものであり、上蓋3には下蓋4の天板10に形
成した複数個の開口部14を貫通して下方に延びる複数個
の垂下片15を形成するとともに、該垂下片15の下端部に
は前記凸部9に係合し、かつ該テーパ部7の傾斜角度よ
り大きい傾斜角度を有するテーパ部17を設けたものであ
ることを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明する。
第1図は蓋付容器1の一部切欠正面図で容器本体2には
上蓋3と下蓋4とからなる蓋体5が組み合わされてお
り、それらはいずれも合成樹脂材料で構成されている。
また容器本体2の口天の下部外周には凹溝6が設けられ
ているとともに、該凹溝6の下方部からは裾拡がりのテ
ーパ部7が形成されている。
上蓋3と下蓋4とからなる蓋体5が組み合わされてお
り、それらはいずれも合成樹脂材料で構成されている。
また容器本体2の口天の下部外周には凹溝6が設けられ
ているとともに、該凹溝6の下方部からは裾拡がりのテ
ーパ部7が形成されている。
下蓋4には側壁8の内周面全周に凸部9が設けられ、ま
た天板10からは4個の内リブ11が垂下して形成され、該
内リブ11の下端部には前記容器本体の凹溝6に嵌合する
アンダーカット12が形成されている。また第2図の下蓋
4の平面図に示されるように、天板10には側壁8と内リ
ブ11との間に4個の開口部14が形成されている。尚、実
施例においては天板10の下面の内リブ11内に密封性を保
持するためのシール18が装着されているが、このシール
18は必要に応じて使用されればよいものである。
た天板10からは4個の内リブ11が垂下して形成され、該
内リブ11の下端部には前記容器本体の凹溝6に嵌合する
アンダーカット12が形成されている。また第2図の下蓋
4の平面図に示されるように、天板10には側壁8と内リ
ブ11との間に4個の開口部14が形成されている。尚、実
施例においては天板10の下面の内リブ11内に密封性を保
持するためのシール18が装着されているが、このシール
18は必要に応じて使用されればよいものである。
一方、上蓋3には第3図に示すように天板13から下方に
延びる4個の垂下片15が形成されており、該垂下片15は
下蓋4の開口部14を貫通して下端部16が容器本体2のテ
ーパ部7に達している。また下端部16には下蓋4の凸部
9に係合するテーパ部17が形成されており、該テーパ部
17の傾斜角度は容器本体2のテーパ部7のものよりも大
きく構成されている。尚、本実施例においては垂下片15
は徐々に裾拡がりとなるよう形成されているが、垂直に
延びるものであってもよい。
延びる4個の垂下片15が形成されており、該垂下片15は
下蓋4の開口部14を貫通して下端部16が容器本体2のテ
ーパ部7に達している。また下端部16には下蓋4の凸部
9に係合するテーパ部17が形成されており、該テーパ部
17の傾斜角度は容器本体2のテーパ部7のものよりも大
きく構成されている。尚、本実施例においては垂下片15
は徐々に裾拡がりとなるよう形成されているが、垂直に
延びるものであってもよい。
前記の容器本体2と上蓋3と下蓋4とからなる蓋体5と
は第1図に示すように、閉蓋時においては上蓋3の垂下
片15の下端部16が容器本体2のテーパ部7に接するとと
もに、垂下片15のテーパ部17が下蓋4の凸部9に係合し
ており、また下蓋4の内リブ11に設けられたアンダーカ
ット12が容器本体2の凹溝6に嵌合したものとなってい
る。そして上蓋3の天板13と下蓋4の天板10との間には
若干の空間部19が形成されている。尚、この空間部19内
にバネ等の弾性体を装着して常時空間部19が形成される
ようにしておくこともできる。
は第1図に示すように、閉蓋時においては上蓋3の垂下
片15の下端部16が容器本体2のテーパ部7に接するとと
もに、垂下片15のテーパ部17が下蓋4の凸部9に係合し
ており、また下蓋4の内リブ11に設けられたアンダーカ
ット12が容器本体2の凹溝6に嵌合したものとなってい
る。そして上蓋3の天板13と下蓋4の天板10との間には
若干の空間部19が形成されている。尚、この空間部19内
にバネ等の弾性体を装着して常時空間部19が形成される
ようにしておくこともできる。
(作用) このように構成された本考案の蓋付容器1においては、
蓋体5を容器本体2に対して上方より押さえれば下蓋4
の内リブ11が弾性力によって拡がり、その後アンダーカ
ット12が口天下部の凹溝6に嵌合して閉蓋されることと
なる。
蓋体5を容器本体2に対して上方より押さえれば下蓋4
の内リブ11が弾性力によって拡がり、その後アンダーカ
ット12が口天下部の凹溝6に嵌合して閉蓋されることと
なる。
一方、開蓋する場合の作動は次のとおりである。先ず上
蓋3の天板13を上方より押圧すると、垂下片15の下端部
16が容器本体2のテーパ部7に沿って斜め下方向へ移動
することとなり、垂下片15のテーパ部17に係合する下蓋
4の凸部9が該テーパ部17に沿って上方へ移動する。こ
の場合テーパ部17の傾斜角度はテーパ部7のものよりも
大きいので、前記凸部9は上方へ持ち上げられることと
なり、この結果アンダーカット12と凹溝6との嵌合が解
除されて蓋体5が開蓋されることとなる。
蓋3の天板13を上方より押圧すると、垂下片15の下端部
16が容器本体2のテーパ部7に沿って斜め下方向へ移動
することとなり、垂下片15のテーパ部17に係合する下蓋
4の凸部9が該テーパ部17に沿って上方へ移動する。こ
の場合テーパ部17の傾斜角度はテーパ部7のものよりも
大きいので、前記凸部9は上方へ持ち上げられることと
なり、この結果アンダーカット12と凹溝6との嵌合が解
除されて蓋体5が開蓋されることとなる。
このように本考案の蓋付容器は閉蓋時においては、何等
位置合わせをすることなく上方より押さえるだけでよ
く、また開蓋時においては従来のように開蓋のための操
作部を探すことなく単に上蓋3の天板13を押圧するだけ
でよく、蓋体5の着脱をワンタッチの操作で極めて容易
に行うことができるものである。尚、実施例は容器本体
2の口部平面が円形のものについて説明したが、これに
限定されるものではなく多角形、楕円形等のあらゆる形
状のものにも適用できるものである。
位置合わせをすることなく上方より押さえるだけでよ
く、また開蓋時においては従来のように開蓋のための操
作部を探すことなく単に上蓋3の天板13を押圧するだけ
でよく、蓋体5の着脱をワンタッチの操作で極めて容易
に行うことができるものである。尚、実施例は容器本体
2の口部平面が円形のものについて説明したが、これに
限定されるものではなく多角形、楕円形等のあらゆる形
状のものにも適用できるものである。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、蓋体の着脱
をワンタッチの操作で極めて容易に行うことができ、し
かも蓋体の外観も何等損なうことなく意匠的にも優れた
蓋付容器を提供できるもので、化粧品用容器等として好
ましいものである。よって本考案は従来の問題点を一掃
した着脱容易な蓋付容器として、実用的価値は極めて大
である。
をワンタッチの操作で極めて容易に行うことができ、し
かも蓋体の外観も何等損なうことなく意匠的にも優れた
蓋付容器を提供できるもので、化粧品用容器等として好
ましいものである。よって本考案は従来の問題点を一掃
した着脱容易な蓋付容器として、実用的価値は極めて大
である。
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面図、第2図
は下蓋の平面図、第3図は上蓋の正面図、第4図は従来
例の一部切欠正面図である。 2:容器本体、3:上蓋、4:下蓋、5:蓋体、6:凹溝、7:テー
パ部、9:凸部、11:内リブ、12:アンダーカット、13:天
板、15:垂下片、17:テーパ部
は下蓋の平面図、第3図は上蓋の正面図、第4図は従来
例の一部切欠正面図である。 2:容器本体、3:上蓋、4:下蓋、5:蓋体、6:凹溝、7:テー
パ部、9:凸部、11:内リブ、12:アンダーカット、13:天
板、15:垂下片、17:テーパ部
Claims (1)
- 【請求項1】口天の下部外周に凹溝(6)を設けるとと
もに、該凹溝(6)の下方部から裾拡がりのテーパ部
(7)を形成した容器本体(2)に、天板(13)を含む
上蓋(3)と側壁(8)を含む下蓋(4)とからなる蓋
体(5)を組み合わせてなる蓋付容器(1)において、
前記下蓋(4)には側壁内周面に凸部(9)を設けると
ともに、下蓋(4)の天板(10)から垂下し前記容器本
体(2)の凹溝(6)に嵌合するアンダーカット(12)
を備えた複数個の内リブ(11)を形成したものであり、
上蓋(3)には下蓋(4)の天板(10)に形成した複数
個の開口部(14)を貫通して下方に延びる複数個の垂下
片(15)を形成するとともに、該垂下片(15)の下端部
には前記凸部(9)に係合し、かつ該テーパ部(7)の
傾斜角度より大きい傾斜角度を有するテーパ部(17)を
設けたものであることを特徴とする着脱容易な蓋付容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11753588U JPH0725315Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 着脱容易な蓋付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11753588U JPH0725315Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 着脱容易な蓋付容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0240052U JPH0240052U (ja) | 1990-03-19 |
JPH0725315Y2 true JPH0725315Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31361077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11753588U Expired - Lifetime JPH0725315Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 着脱容易な蓋付容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725315Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0721476Y2 (ja) * | 1991-07-26 | 1995-05-17 | 金井 宏之 | 電子部品用リール |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP11753588U patent/JPH0725315Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0240052U (ja) | 1990-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USD302385S (en) | Container for liquids with integrally designed cap with flip lid | |
KR860006242A (ko) | 샌드위치 조리 및 저장 용기세트 | |
JPH0725315Y2 (ja) | 着脱容易な蓋付容器 | |
JP2000177759A5 (ja) | ||
JPH0293250U (ja) | ||
JPH0338125Y2 (ja) | ||
JPH0454133Y2 (ja) | ||
JPS6451041U (ja) | ||
JPH0456414U (ja) | ||
JPS6120967Y2 (ja) | ||
JPS581485Y2 (ja) | キヤツプ | |
JPH021656U (ja) | ||
JPS61169049U (ja) | ||
JPS5914341Y2 (ja) | 継合キヤツプ | |
JPH02117363U (ja) | ||
JPS62115360U (ja) | ||
JPH0335057U (ja) | ||
JPS6388961U (ja) | ||
JPH0350885U (ja) | ||
JPS6332159U (ja) | ||
JPH033554U (ja) | ||
JPS61117120U (ja) | ||
JPH02115304U (ja) | ||
JPH03123851U (ja) | ||
JPH03120456U (ja) |