JPH07253101A - 電気−空圧変換器 - Google Patents

電気−空圧変換器

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JPH07253101A
JPH07253101A JP3871293A JP3871293A JPH07253101A JP H07253101 A JPH07253101 A JP H07253101A JP 3871293 A JP3871293 A JP 3871293A JP 3871293 A JP3871293 A JP 3871293A JP H07253101 A JPH07253101 A JP H07253101A
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fluid
discharge
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Guy P Caliendo
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    • Y10T137/00Fluid handling
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    • Y10T137/2409With counter-balancing pressure feedback to the modulating device
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    • Y10T137/2496Self-proportioning or correlating systems
    • Y10T137/2544Supply and exhaust type

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで、性能が向上しており、複数のフ
ェイルセーフ機能を有し、コンパクトな構成の電気−空
圧変換器を提供することを目的とする。 【構成】 電気−空圧変換器(10)は供給室(96)
と、排出室(98)と、変換器(10)に流体を供給す
る入力アセンブリ(28)と、空圧アクチュエータへ流
体を導く出力アセンブリ(30)と、ベンダー要素(5
0,52)を有する供給弁アセンブリ(100)と排気
弁アセンブリ(102)と、マニホルド構造(48)と
を具備する。さらに、弁本体(20)内の圧力を測定す
る圧力センサ(108)と、電源が所定レベルの電力を
供給しないと停止モード信号を発生するモニター(20
6)が設けられ、これらから発生される信号に応じ、ベ
ンダー要素(50,52)を動作させて、変換器(1
0)内に所定の流体圧を達成し、所定の時間電力が供給
されないときは、変換器(10)を減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に、連続的な制御及
びフィードバック系を有し、また空圧作動式装置の遠隔
電子制御を可能とするフェイルセーフ構成を有する電気
−空圧変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気−空圧変換器では、電気入力
信号を用いて弁を調整し、空圧アクチュエータを動作さ
せるような所望圧力値を達成及び維持している。コスト
面及び設計上の目的から、遠隔位置から電気信号によっ
て空圧システムを制御したいことがよくある。またこれ
まで、ある位置の制御室や圧力調整器から別の位置の空
圧装置まで、配管が敷設されていることもよくある。こ
うした場合電気−空圧システムは、動作される空圧機構
の位置で電気信号を圧力値へ変換することによって、電
気制御システムの実施を可能としている。
【0003】電気−空圧変換器は一般に、ダンパーアク
チュエータ、制御弁、位置決め器、ステップコントロー
ラ及びスイッチング装置などで利用されている。一般的
に電気−空圧変換器は、単純な空圧作動機械の作動を制
御する手段を与えたり、あるいは複雑なHVAC制御ス
トラテジーを実施したり、流体制御システムに支持を与
えたり、空圧装置を備えたロボットシステムなどを制御
するためのインタフェース装置として使用可能である。
これらの空圧装置では通例、多くのエネルギーを消費し
且つ重度の保守を必要とする割高の変換器を用いる必要
がある。
【0004】従来一般に、電気−空圧変換器は2つの構
成に基づいている。1つの構成では変調二方弁を用い、
その入力が固定の小さい開口または絞りを介して圧力源
に接続され、排出出力が装置を取り囲む大気に接続され
ている。弁を介した有効絞りを変えることで弁前後の圧
力降下が変化し、これが一般に装置の出力信号となる。
こうした構成の欠点として、出力容量とエア(圧縮空
気)消費の間に固有の得失関係があること、出力が大気
圧に近づくにつれ装置のエア消費が著しく増加するこ
と、フルオープン型弁システムを介した有限絞りのため
大気圧に近い及び大気圧の出力を有する装置を有効に制
御できないことがある。上記及びその他の欠点の影響を
最小限とするため、空圧リレーや増幅段がこれらの構成
によく含まれる。しかし、そうした追加の特徴も問題を
充分軽減できず、かえって装置の複雑さ、サイズ及び全
体コストを大幅に増すだけのことが多い。
【0005】別の既知の構成は、上記の固定絞りを追加
の変調二方弁に代えたものである。ここで用いられる2
つの二方弁は通例、供給弁及び排出弁と称されている。
この構成において、出力圧の変化は両弁を介した有効絞
りを同時に変えることによって得られる。つまり出力圧
の増加は、入力圧源側の供給弁を介した有効絞りを減少
させると同時に、大気へつながる排出弁を介した有効絞
りを増大することによって発生される。逆に出力圧の低
下は、供給弁を介した有効絞りを増大すると同時に、排
出弁を介した有効絞りを減少させることによって達成さ
れる。
【0006】上記のような電気−機械弁を介した有効絞
りの変調は、線形あるいはスイッチモードの制御回路に
よって実施し得る。線形制御回路の場合、アナログ信号
を用いて弁絞りを連続的に変化させる。従って、線形制
御回路を用いたシステムでは、所定の圧力値を達成し維
持するのに実質上絶えず弁付勢及び消勢が行われる。こ
のようなシステムは一般的に、多量のエネルギーを用
い、摩損と保守も重度になり易い。スイッチモード制御
回路の場合、弁は2つの極端状態の一方、つまり全開か
全閉に駆動され、その時間間隔を変えることによって所
望の圧力値を達成し維持する。有効または平均絞りは、
切り替え信号のデューティサイクルを変えることによっ
て変調される。このようなシステムは通例、迅速な圧力
変化を発生できず、例えば全面的または一時的な電源不
良あるいは調整器に加わる意図しない突然の圧力変化な
ど、外部的影響による圧力の変化をすばやく調整できな
い。従ってスイッチモード制御回路は、所望の圧力値を
達成し維持するのに多量の連続的な電力と常時の弁操作
を必要とする。
【0007】システム制御の問題と関連した1つのコス
ト上の問題は、信号あるいは所望の圧力変化に対する応
答速度である。所望の圧力変化が所望の結果をもたらす
ように、速い応答時間を有することが通例必要である。
しかし排気及び供給両弁を備えたシステムにおいて、そ
のように速い応答時間は両弁の制御を逸脱した励振や振
動を防ぐのに、両弁の動作間に大きい「不感帯(デッド
バンド)」が必要なことを意味する。一般に、速い応答
時間はシステム及び駆動される空圧機械の精密制御を妨
げる。さらにかかる電気−空圧変換器は通常、最小の電
力消費あるいは全く電力消費を必要とせず、望ましくな
い再加圧をともなうことなくアクチュータをすばやく通
気させるフェイルセーフ構成を内在していない。一般的
には、フェイルセーフ方式とするのに追加のハードウェ
アを購入しなければならないか、他の手動制御の方式を
もちいるかのどちらかである。
【0008】圧電動作式の弁は通例、高速、低電力、低
コストで、電磁的装置に置き換わるものと見なされてい
る。しかし、既知の現在入手可能な圧電式弁システムは
一般に、共通の3つの重大な欠点を持つ制御システム及
び弁設計を採用している。第1に、システムにおいて所
定の圧力値を保持するのに圧力制御と保守が常時必要な
ため、装置のエア消費が顕著である。第2に、この種装
置の多くは、支障や意図しない漏れを生じ易い小オリフ
ィスによる装置不良及びエア損の最小限化を考慮して設
計されてない。第3に、既知の現在入手可能な圧電動作
式弁は出力容量が低いため、中間の空圧増幅器やリレー
段系及び外在のフェイルセーフハードウェアを必要と
し、通例複雑さ及びコストともに増大する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、内在のフェ
イセーフ特徴を具備すると共に、製造が簡単で割安であ
り、電力消費も比較的少なく、しかもそれほど保守を必
要としない電気−空圧変換器が必要とされている。さら
に、上記の特徴及び利点を有しているにも拘らず、既存
の空圧システムに適用して効率的且つ連続的な電気−空
圧制御を与えられる変換器が必要とされている。
【0010】従って本発明の目的は、低コストで、性能
が向上しており、コンパクトな構成の電気−空圧変換器
を提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、2つの高出力容量、
圧電作動式弁と、電子的圧力変換器と、線形閉ループの
電子的弁制御回路とを用い、速いスイッチング速度、低
い電力消費、及び低い部品及び保守コストを有するシス
テムを与える電気−空圧変換器を提供することにある。
【0012】本発明のさらに別の目的は、空圧弁の連続
的なフィードバック/制御を行う線形閉ループの制御回
路を有すると共に、一時的あるいは全面的な電源不良に
応答し系内を減圧する内在のフェイルセーフ構成及び電
子的なフェイルセーフ構成を有する密封系内で高効率の
圧電作動式弁を用いる電気−空圧変換器を提供すること
にある。
【0013】本発明のアナログ出力電気−空圧変換器の
その他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明、特許請求
の範囲及び図面を参照することで当業者にとって明かと
なろう。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、上記目的のすべて及びその他明かとなる目的は、本
アナログ出力電気−空圧変換器によって達成される。広
い概念に即して言えば、電気−空圧変換器は供給室と、
排出室と、変換器に流体を供給するための入力アセンブ
リとを有する弁本体を備えている。また変換器は、流体
を空圧アクチュエータへ向かわせる出力アセンブリも有
する。弁本体はさらに、それぞれノズルに対して調整可
能に弁本体に取り付けられたベンダー要素を有する供給
弁アセンブリと排気弁アセンブリも具備する。また、供
給弁、排気弁及び出力の各アセンブリを流体接続するマ
ニホルド構造も具備される。
【0015】圧力センサが弁本体内の圧力を測定するの
に使われ、弁本体内の空圧の増減に応答する。モニター
を使って電源をモニターし、電源が所定レベルの電力を
供給しないと、停止モード信号を発生する。これらセン
サ及びモニターから発生される信号に応じ制御が行われ
てベンダー要素を湾曲させ、変換器内に所定の流体圧を
達成する。所定の時間電力が供給されないとき、変換器
を減圧する独立のフェイルセーフ機能も変換器内に設け
られている。
【0016】
【実施例】図面特に図1−4を参照して説明すれば、本
電気−空圧変換器の全体が10で示してある。変換器1
0は、内面22、外面24及び外周26を有する弁本体
20を有する。尚弁本体20は、多孔性でなく高温に耐
えられる重合材料や金属など充分に硬い物質から構成ま
たは成形可能である。通例弁本体20は別々の室に密閉
された供給弁と排出弁を具備し、弁本体20を通る流体
の流れを選択的に開閉することによって、変換器10内
に所望の流体圧を達成し維持するように構成されてい
る。
【0017】この点を考慮に入れて説明を続ければ、弁
本体20はそこを通る空圧流体の入力(入口)及び出力
(出口)用である一体形成された柱状形成物を具備す
る。好ましくは、弁本体20がその外周26に沿って一
体形成された少なくとも1つの供給ポート28と少なく
とも1つの出力ポート30を有する。供給ポート28
は、所望の供給源からの空圧流体を受け入れるように構
成されている。出力ポート30は、制御すべき空圧アク
チュエータへ取り外し自在に接続可能なように構成配置
されている。
【0018】供給ポート28と出力ポート30は共に一
体状の柱状体として構成し得るが、特定の供給源と空圧
アクチュエータとそれぞれ個別に合致するように両ポー
ト28と30を構成するのが望ましい。外面24の凹部
42内には、加圧流体が出力ポート30及び使われる所
望の空圧アクチュエータへと進む際の通路となる出力凹
部43が形成されている。尚、ここに開示する全体的原
理を逸脱することなく、図示以外の入力及び出力用形成
物も弁本体20に適合し得る。
【0019】また弁本体20の内面22には、少なくと
も1つの供給ノズル32と少なくとも1つの排出ノズル
34が配置されている。図示のごとく、供給ノズル32
と排出ノズル34は共に、開口36を有する口部に終端
する段状構成の第1端を備えている。供給ノズル32と
排出ノズル34は、内面22と一体形成可能である。ま
た図4及び7に示すように、ノズル32と34はそれぞ
れ取付構造38内に取り付けられる別々の部品とするこ
ともできる。取付構造38は内面22上に一体形成さ
れ、供給ノズル32と排出ノズル34をそれぞれ取り外
し自在に受け入れるように構成されている。弁本体20
へのどのように取り付けられるにしても、供給ノズル3
2と排出ノズル34は弁本体20の外面24に流体連通
している。さらに弁本体20はその内面22に形成さ
れ、流体が供給ポート28から弁本体20へと進む際の
最初の通路となる供給入口40(図2に最も明瞭に示さ
れている)を有する。
【0020】図3に示されているように、弁本体20の
外面24には、弁本体20の外周26とほぼ相似形の凹
部42が形成されている。そして、前記出力凹部43が
出力ポート30と流体連通している。裏当てプレート4
4とガスケット46が外面24へ取り外し自在に取り付
けられて弁本体20と協働で減衰容積48を形成し、こ
の減衰容積48は加圧流体が変換器10に導入されたと
き、供給ノズル32を排出ノズル34と出力ポート30
へ分岐接続する。減衰容積つまりマニホルド48(図5
及び6に最も明瞭に示されている)は、外部源から及び
初期の加圧中に系内に導入される圧力変動を吸収するこ
とで、空圧アクチュエータの安定動作を保証している。
【0021】また変換器10は、湾曲可能なエレメン
ト、プレート、フラップまたは舌片として構成されるの
が好ましい圧電セラミック製ベンダー(湾曲部材)また
はアクチュエータを具備し、その一端が各ノズル開口3
6にほぼ隣接して位置し、供給ノズル32と排出ノズル
34を通過する流体量を選択的に制御する。すなわち変
換器10は、供給ポート28からマニホルド48へ供給
ノズル32を介した流体の流れを開閉するように、弁本
体20に位置固定された供給弁ベンダー50を具備す
る。同じく、マニホルド48から排出ノズル34への流
体の流れを開閉するように排気弁ベンダー52が弁本体
20へ調整可能に取り付けられ、一定の条件下で変換器
10の通気を行う。
【0022】特に図4及び5を参照すると、供給弁ベン
ダー50と排出弁ベンダー52が各々、第1端54、第
2端56、第1面58及び第2面60を有することが示
してある。ベンダー50と52は各々、第1端54に沿
って片持ち式締め具62aと62bへ調整可能に取り付
けられる。片持ち式締め具62aと62bは、ベンダー
50と52がそれぞれノズル32と34に対して所定の
公差で弁本体20内に正確に取付可能なように構成配置
されている。ベンダー50と52をノズル32と34に
対して所定の公差内で正確に取り付けられる能力が、内
在するフェイルセーフモードの動作に寄与する。
【0023】供給弁ベンダー50は片持ち式締め具62
aに対し、供給ノズル32の開口36にほぼ隣接するよ
うに固着されるのが好ましい。また、排出弁ベンダー5
2は片持ち式締め具62bに対し、排出ノズル34の開
口36から 0.003" 以内となるように固着されるのが好
ましい。図4に最も明瞭に示されているように、片持ち
式締め具62aと62bは各々、取付面64、片持ち取
付調整ネジ66及び電気絶縁性の自己位置決め式保持ク
ランプ68を具備する。取付面64は内面22と一体形
成されるのが好ましく、ベンダー50と52の各第1端
54を取付面64とクランプ68との間で固定するよう
に構成されている。片持ち取付調整ネジ66は時計方向
に回転可能で、ベンダー50と52の各第2端56とそ
れぞれのノズル32と34間のギャップを減少させ、所
定または所望の公差を達成できるように構成されてい
る。つまり、片持ち取付調整ネジ66を時計方向に回す
と、取付面64の後部が弁本体20から離れ、取付角を
変化させてベンダー50と52の各第2端56とそれぞ
れのノズル32と34間のギャップを減少させる。ま
た、電気絶縁体パネル70をベンダー50と52と片持
ち取付面64aと64b間に設け、弁本体20に対する
ベンダー50と52の電気絶縁をより完全に行うように
してもよい。電気絶縁体は、マイラー(登録商標)また
は同様の薄い絶縁材料で形成するのが好ましい。保持ク
ランプ68は、ベンダー50と52と接触しない締め具
72で片持ち取付面64aと64bに固着される。
【0024】ベンダー50と52は圧電セラミック材料
からなる低コストの電歪要素とするのが好ましいが、電
歪特性を有するその他の材料もここに開示の原理を逸脱
することなく有効に機能可能である。ベンダー50と5
2に使われる材料に関わりなく、導線74がハンダ付け
などにより、ベンダー50と52へそれぞれの第1端5
4に沿って動作接続されている。導線74の他端は制御
回路200に動作接続され、この制御回路200が変換
器10内の流体圧をモニターすると共に、ノズル32と
34に対してベンダー50と52を選択的に付勢及び消
勢(接近及び離反)して変調を行う。
【0025】圧電性の湾曲要素は、電圧が加わると圧電
要素が固有に機械的変形を生じることを利用している。
つまり、圧電セラミックなどの電歪物質からなるベンダ
ー50と52は、制御回路200から導線74を介して
加わる電圧の制御量に応じ、それぞれのノズル32と3
4に対し接近または離反するように湾曲可能である。か
かる圧電ベンダーは数社から入手でき、所望の付勢湾曲
を得られるよう電気的励振に対するさまざまな感度を選
択できる。好ましいベンダーは、寸法がほぼ1.5”L
×0.75”W×0.020”Hの矩形状圧電セラミッ
ク合成物から作製される。ノズルの特定形状あるいはこ
こには示されない特定の結果を達成するため、ベンダー
50と52をその他の形状及び寸法にすることもでき
る。好ましいベンダーは、米国ニュージャージ州メツヘ
ン所在のピエゾエレクトリック・プロダクト社から市販
されている。各ベンダー50と52の第2面60には、
第2端56に沿って少なくとも1つの密封ディスク76
(図4及び5に最も明瞭に示されている)が接着固定さ
れている。各ディスク76は、ノズル32と34の開口
36の径を少なくとも覆う寸法を有する。好ましくは、
エラストマー特性を有するネオプレンやその他のゴム様
材料でディスク76を作製する。各ディスク76は、ベ
ンダー50と52が下方にストローク移動され流体の流
れを停止または制限するとき、ノズル32と34の開口
36を密封するように構成されている。材料としてはネ
オプレンが好ましい。その他のゴム様材料は、必要な厚
さ特性及び厳密な公差を持ち得ないからである。また使
用材料は、高い耐久性、熱耐性及び油耐性も備えていな
ければならず、この点は空圧アクチュエータの多くの応
用において重要である。堅固なアクリル系接着剤付着テ
ープ(図示せず)が各ディスク76をベンダー50と5
2へ接着するのに使われる。好ましい接着剤テープは、
3M社製のA−25感圧接着剤テープである。尚、金属
材料に接着可能な特性を持ち、高い剪断及び引っ張り強
度を有し、高温に耐えられるその他の接着剤テープも使
える。
【0026】図5及び7に示すように、ベンダー50と
52の各第1端54は片持ち式締め具62aと62bで
弁本体20内の固定位置に拘束されているので、各第2
端56がベンダー50と52とそれぞれのノズル32と
34間の距離を制御するようにストローク移動可能で、
流体の流量を選択的に許容及び制限する。前記導線74
を介して制御回路200からベンダー50と52に供給
される電圧が、各ベンダーを湾曲あるいはその他の変形
作用でノズル32と34へ向かって下方に移動させ、ノ
ズル32と34の開口36を閉じる。ベンダー50と5
2へ電圧が加わってなければ、ベンダー50と52はま
っすぐの弛緩状態に戻る。尚、ここで用いるのに好まし
い圧電ベンダーなど一般的な電歪ベンダーは、一旦初め
に電圧が印加されると、固有の容量的性質を呈する。す
なわち、ベンダー50と52は電圧の印加後もある決ま
った時間の間下方に移動したままの状態となる。この固
有に発生する定常状態が、ベンダー50と52とそれぞ
れのノズル32と34間の好ましい公差の設定において
も用いられ、電源不良あるいは停電などの際、所定の時
間変換器10を減圧せしめる独立のフェイルセーフモー
ドを与える。
【0027】図4及び5を参照すれば、外側カバー80
が前面82と内側空所84を有するように構成されてい
る。内側空所84は、弁本体20を取り外し自在に受け
入れ保持するように寸法決めされている。また外側カバ
ー80は、締め具90を取り外し自在に受け入れるよう
に構成されたネジ切り支持体88を具備する。締め具9
0、孔91及びネジ切り支持体88が、回路基板92を
外側カバー80さらに弁本体20へ取り外し自在に固定
するのに使われる。回路基板92は、制御回路200を
形成する電気回路を備えて構成されている。従って、前
記導線74は外側カバー80を貫いて回路基板92に動
作接続され、ベンダー50と52との電気導通を与え
る。このため、外側カバー80は開口86a、86b、
86c及び86dを有し、回路基板92は開口93a、
93b、93c及び93dを有し、これら開口が外側カ
バー80を貫きベンダー50と52から回路基板92へ
と延びる導線74用の通路を与えている。
【0028】図6及び7を参照すれば、内側空所84は
一体形成された分割壁94を具備する。分割壁94は内
面22に対し、弁本体20が外側カバー80の内側空所
84内へ取り外し自在に固着されたとき、2つの別個の
内部室が形成されるように構成配置されている。第1室
つまり供給室96は気密で、分割壁94によって第2室
つまり排気室98から分離されている。供給室96は供
給ノズル32、供給弁ベンダー50、及び片持ち式締め
具62aを内部に収納し、供給弁アセンブリ100を形
成する。気密環境を維持するため、供給室96から制御
回路20へ延びる導線74用の通路を与える開口86
c、86dはそれぞれを塞ぐ密封鳩目87(図4に示
す)を具備し得る。
【0029】供給弁アセンブリ100は、入口40を介
して供給ポート28と流体連通し、供給ノズル32を介
してマニホルド48と流体連通している。またマニホル
ド48を介し、供給弁アセンブリ100は排出ノズル3
4、排出室98、出力凹部43及び出力ポート30とも
流体連通している。供給室96は、変換器10に電力が
供給されていないとき、入口40から供給される加圧流
体によってベンダー50がノズル32を閉じようとする
のを助けるように構成されている。供給室の寸法は、ベ
ンダー50を下方に押すのに充分な力である少なくとも
25PSIを達成するように決められる。こうして新た
な流体がマニホルド48内へ供給されなくなる一方、変
換器10は排出ノズル34を介して通気可能である。
【0030】排出室98は気密でなく、外側カバー80
の少なくとも2つの通気開口86aと86b(図4に示
す)と流体連通し、過剰または望ましくない流体圧を変
換器10から逃がす。排出室98は排出ノズル34、排
出弁ベンダー52、及び片持ち式締め具62bを内部に
収納し、排出弁アセンブリ102を形成する。排出弁ア
センブリ102は、排出ノズル34を介してマニホルド
48と流体連通し、ひいてはさらに出力凹部43、出力
ポート30及び供給弁アセンブリ100とも流体連通し
ている。片持ち式締め具62aと62b、ノズル32と
34及び分割壁94と対応する開口105a、105
b、105c及び105dを備えた密封ガスケット10
4を、外側カバー80と弁本体20との間に介在させ、
変換器10内の気密を高めるようにしてもよい。
【0031】図4及び6を参照すると、外側カバー80
の前面82には、電気的圧力センサ108を受け入れる
ように構成配置されたセンサ用凹部106が形成されて
いる。圧力センサ108はより確実に保持されるよう、
回路基板92に形成された開口128にも受け入れられ
ている。O−リングガスケット110を配設し、回路基
板92と外側カバー80の間で圧力センサ108を気密
密封し得る。圧力センサ108は電気コネクタ112に
よって回路基板92に動作接続され、変換器10内の圧
力読取値を制御回路200へ常時供給する。センサ用入
口114が凹部106内で、外側カバー80を貫いて形
成されている。入口114に開口する通路116(図6
に最も明瞭に示されている)が分割壁94と弁本体20
を貫いてマニホルド48へ至るように形成され、圧力セ
ンサ108が弁本体20内の圧力をモニター可能とする
通路を与える。こうして完成された外側カバー80、弁
本体20及び裏当てプレート44からなる空圧サブアセ
ンブリが、変換器10内に所望の空圧を達成し維持する
ように制御回路200と圧力センサ108を備えて構成
配置された一対の高容量の二方圧電弁を形成する。
【0032】組立状態で、変換器10全体は外寸がほぼ
2.5”L×2.7”W×0.085”Hの弁本体を有
する。各締め具118は、外側カバー80、弁本体2
0、裏当てプレート44及びガスケット46と104を
それぞれ貫いて形成され、直線状に整列された各孔12
0と噛み合うように構成され、変換器10の個々の構成
部品を気密環境となるように密封固定する。
【0033】図8及び9は、導線74を介してベンダー
50と52に電気導通し、変換器10で所望の圧力値を
達成維持するための制御回路200を形成する各種構成
部品間の電気接続を示している。制御回路200は、ス
イッチング電源回路202、圧力センサ信号増幅回路2
04、電力モニター回路206、エラー信号増幅回路2
08、排出弁駆動回路210、及び供給弁駆動回路21
2を含む。
【0034】スイッチング電源回路202はAC入力電
圧214を4つのDC供給電圧に変換する:正の15V
DCであるV1、負の15VDCであるV2、負の16
0VDCであるV3、及び正の160VDCであるV
4。つまり、スイッチング電源回路202は1つのAC
入力電圧を複数のDC出力に変換する。複数のDC出力
電圧V1、V2、V3及びV4は、固定周波数、可変デ
ューティサイクルの電流モードコントローラ集積回路
(以下「IC」)218、MOSFETスイッチ22
0、及びフライバック変圧器222を用いて発生され
る。
【0035】電流モードコントローラIC218は、モ
トローラ社から入手可能なUC2845が好ましい。M
OSFETスイッチ220は、同じくモトローラ社から
入手可能なMTD2N20が好ましい。電流モードコン
トローラIC218が47オームの抵抗224を介して
MOSFETスイッチ220を制御し、フライバック変
圧器222の一次側を付勢する。MOSFETスイッチ
220のドレン端子が、フライバック変圧器222の一
次側に接続されている。MOSFETスイッチ220の
ソース端子接続された1オームの抵抗226が、一次側
電流のリミットと電流モードコントローラIC218へ
の一次側電流のフィードバックを与える。1.43Kオ
ームの抵抗228と0.001マイクロファラッドのコ
ンデンサ230で形成されたRC網が変圧器222の巻
線キャパシタンスから発生した電流パルスをろ波し、電
流モードコントローラIC218の内部電流制限回路の
誤ったトリガーを防ぐ。22ナノファラッドのコンデン
サ232と560Kオームの抵抗234がコントローラ
ICと並列に接続され、電流モードコントローラIC2
18の内部フィードバック増幅器のための周波数補償を
行う。
【0036】22.1Kオームの抵抗236と0.00
1マイクロファラッドのコンデンサ238が、電流モー
ドコントローラIC218の内部発振器周波数をほぼ4
0kHzに設定する。電流モードコントローラIC21
8は49.9Kオームの抵抗240と10Kオームの抵
抗242を用いて、電流モードコントローラIC218
にフィードバックされる出力電圧V1をモニターする。
対応する0.01マイクロファラッドのコンデンサ25
2と254及び22マイクロファラッドのコンデンサ2
56と258と組み合わされた整流ダイオード244、
246、248及び250が、変圧器222の二次側か
ら出力される電流パルスをDC値へと整流ろ波する。2
2マイクロファラッドのコンデンサ262と組み合わさ
れた整流ダイオード260が、変圧器222の一次側で
ACライン電圧214を整流ろ波する。さらに別の22
マイクロファラッドのコンデンサ259が、追加のろ波
を行う。
【0037】ダイオード260とコンデンサ262によ
る整流ろ波で得られた半波整流電圧が、電力モニター回
路206と始動回路264に加えられる。始動回路26
4は、MMBZ5242Bなどのツェナーダイオード2
68に接続された抵抗266を含む。DC供給電圧V1
が始動回路264の最小動作電圧を越えるまで、MMB
TA06Lなどのトランジスタ270とダイオード27
2が電流モードコントローラIC218へ最小動作電圧
を供給するのを助ける。DC供給電圧V1が始動回路2
64の出力を越えると、ダイオード272及びトランジ
スタ270がオフし、電流モードコントローラIC21
8がDC供給電圧V1から電力を得るのを可能とする。
【0038】圧力センサ信号増幅回路204は、圧力セ
ンサ108用の安定電源として機能するプログラマブル
なシャントレギュレータIC280を含む。DC供給電
圧V1が、1.5Kオームの抵抗282を介してレギュ
レータIC280への電源となる。抵抗282は、レギ
ュレータIC280と圧力センサ108の回路全体の電
流をほぼ7mAに制限する。付設のレギュレータ抵抗と
して、7.15Kオームの抵抗284がもう1つの7.
15Kオームの抵抗286に接続され、レギュレータI
C280の出力電圧を5VDCにプログラムするフィー
ドバック網を形成する。圧力センサ108は、マニホル
ド48内の検知ゲージ圧と線形関係にある低レベルの差
動出力信号を与える。圧力センサ108は、モトローラ
社製のMPX2100など内部温度補償の較正済み装置
が好ましい。但し、その他任意の適切な圧力センサも使
用し得る。
【0039】圧力センサの差動出力信号は、米国マサチ
ューセッツ州ノーウッド所在のアナログ・デバイス社製
AD760AR増幅器ICから得た一対のオペアンプな
ど、2つの増幅器288と290から形成された高入力
インピーダンスの増幅段に加えられる。増幅段はほぼ1
81の差動電圧利得を有し、またゼロコモンモードの電
圧利得を実質上有する。0−20psigの範囲の印加
ゲージ圧が、0−5VDCの範囲の増幅段からの出力に
それぞれ対応する。当該分野で周知のように、増幅段の
電圧利得は56.9Kオームの抵抗292、316オー
ムの抵抗294、もう1つの316オームの抵抗29
6、及びもう1つの56.9Kオームの抵抗298によ
って決まる。
【0040】増幅段からの出力Vout がエラー信号増幅
回路208を介して、排出弁駆動回路210及び供給弁
駆動回路212への入力電圧となる。エラー信号増幅回
路208は増幅器300と付属の回路を含む。増幅器3
00は、モトローラ社製のIC、MC33178Dから
得たものである。エラー信号増幅回路208は、1メガ
オームの抵抗302と10.0Kオーム308との抵抗
の比によって決まる100の電圧利得を有する差動エラ
ー増幅器として機能する。アナログ設定点信号Vset 3
06が、10.0Kオームの抵抗を介してエラー信号増
幅回路208への入力となる。1.0メガオームの抵抗
310が当該分野で周知なように、ずれ電圧の増幅を減
らすのを助ける。設定点信号Vset は、変換器10から
の所望の出力圧に基づいて設定される。
【0041】エラー信号増幅回路208がVset とVou
t を比較する。Vset よりVout が低いと、正の電圧制
御信号が309で示した増幅器300の出力に現れる。
地点309における正の電圧制御信号はベンダー50を
ノズル32から離れさせ、供給弁100を開状態とし、
供給室96からマニホルド48内への流体の流入を可能
とする一方、排出弁102は全閉状態に駆動されたまま
で、排出室98内への流入さらに通気開口86aと86
bからの流出を制限している。従って、出力ポート30
を介した出力圧は、Vout とVset がほぼ等しくなるま
で上昇する。
【0042】反対にVset よりVout が高いと、負の電
圧制御信号が地点309に現れ、ベンダー52をノズル
34から離れさせ排出弁102を開状態とする一方、ベ
ンダー50はノズル32へ向かって変形し、供給弁10
0を全閉状態に駆動されたままにする。このため、流体
は排出室98内へと流入し、さらに通気開口86aと8
6bから弁本体20外へ流出する一方、供給室96内へ
の新たな流体の流入は許されない。その結果、出力圧は
Vout とVset がほぼ等しくなるまで減少する。Vset
とVout がほぼ等しくなると、増幅器のエラー電圧がゼ
ロの戻り、両弁とも全閉状態に留まる。
【0043】排出弁駆動回路210はMMBT6520
Lなどの電圧レベルシフトトランジスタ320とMMB
T6517Lなどの駆動トランジスタ322を含み、こ
れらで排出弁102用のベンダー52を駆動する。電圧
レベルシフトトランジスタ320が100Kオームの抵
抗324ともう1つの100Kオームの抵抗326と組
み合わされ、不変利得レベルシフト段を構成している。
トランジスタ320のコレクタ出力が、駆動トランジス
タ322のベースへの入力となる。駆動トランジスタ3
22が909Kオームの抵抗328、もう1つの909
Kオームの抵抗330及び46Kオームの抵抗332と
組み合わされ、電圧利得段を構成している。この段の電
圧利得として設定される、両抵抗328と330の和と
抵抗332の値との比はほぼ40である。駆動トランジ
スタ322のコレクタが、導線74を介して第2のベン
ダー52に接続する。
【0044】同様に、供給弁駆動回路212はレベルシ
フト段と電圧利得段を含むが、前記の排出弁用の各段と
は相補的な関係にある。つまり、MMBT6517Lな
どのレベルシフトトランジスタ340が2つの100K
オームの抵抗342と344と組み合わされ、供給弁駆
動回路212用の不変利得レベルシフト段を構成してい
る。MMBT6520Lなどの駆動トランジスタ346
が抵抗348、350及び352と組み合わされ、供給
弁駆動回路212用の増幅を構成している。供給弁駆動
回路212用の増幅段も、ほぼ40の利得を有する。こ
の増幅段の利得は、両抵抗350と352の和と抵抗3
48との比によって決まる。ダイオード319が、排出
弁駆動回路210に正の電圧が加わるのを防ぐ。同じく
ダイオード321が、供給弁駆動回路212に負の電圧
が加わるのを防ぐ。駆動トランジスタ346のコレクタ
が、第1のベンダー50に接続する。第2ベンダー52
と第1ベンダー50は、アースリターンE1 GND
とS1 GND をそれぞれ有する。
【0045】電力モニター回路206に戻ると、MC3
3178Dパッケージ内に複数存在するうちの1つなど
からなる増幅器360が、電源不良時に排出弁と供給弁
をフェイルセーフモードで動作させる不良モード信号を
発生する比較器として使われる。電圧標準は909Kオ
ームの抵抗362をもう1つの909Kオームの抵抗3
64と直列に接続して形成され、この電圧標準が増幅器
360の反転端子への入力となる。100Kオームの抵
抗366、49.4Kオームの抵抗368及び10Kオ
ームの抵抗370が、電力モニター回路による整流ライ
ン電圧Vrectのモニターを可能としている。増幅器36
0の正の入力端と増幅器360の出力端との間に接続さ
れた909Kオームの正のフィードバック抵抗372が
少量のフィードバックを与え、正確なスイッチング移行
を発生させ、ノイズ除去を高めるのを助けている。
【0046】通常の動作状態下では、増幅器360の非
反転端子への電圧が反転端子への電圧を越えている。増
幅器360の出力は高に保たれ、増幅器360の出力に
接続されたダイオード376はオフ状態のままである。
AC電力ラインが不良になると、Vrectが減少し、非反
転端子への電圧Vrectが標準電圧より低下するため、増
幅器360の出力は負のDC供給電圧V2の方へ移行す
る。そのためダイオード376が導通し、増幅器360
の出力がエラー信号増幅器208からの信号より優先
(オーバーライド)する。46.4Kオームの抵抗37
8が、このオーバーライド状態を達成するのに必要な電
流を制限している。オーバーライド状態が生じると、第
2ベンダー52が瞬間的に湾曲してノズル34を離れ、
排出弁102を全開状態にする一方、第1ベンダー50
はノズル32へ向かう方向に湾曲し、供給弁100を全
閉状態とすることによって、弁本体内を減圧する。
【0047】オーバーライド状態の所定の持続時間は、
スイッチング電源202の保持時間の関数である。フィ
ルタコンデンサ262は一般に、約50msの保持時間
を与えるのに充分なエネルギーを蓄える。従って、排出
弁駆動回路210と供給弁駆動回路212は、50ms
の所定保持間中に作動され、制御されたフェイルセーフ
モードを実行する。
【0048】通常の動作時、本変換器10は、所望の圧
力値が達成されているとき密封された閉ループ系内で動
作し、変換器10内での電気−空圧変換に対する連続的
な制御を維持する。変換器10が動作し、弁本体20内
で所望の流体圧レベルを達成し維持するのに、実質上4
つの状態がある;つまり静止(定常)状態、低圧状態、
高圧状態、及び電源不良または停電状態である。まず電
源投入時、圧力センサ108はゼロPSIの読取値を制
御回路200に与え、Vset はゼロでないため、制御回
路200は各ベンダー50と52を加圧状態に駆動す
る。この加圧状態は制御回路200により、初期の電源
投入時の他、低圧状態においても維持され、変換器10
によって駆動される空圧アクチュエータに対応した所望
の流体圧レベルをまず達成し、その後それを維持する。
【0049】まず、通常エアである空圧流体は、供給ポ
ート28を介して弁本体20内へ流入する。動作時の流
体の流れについては、図5及び6に示した組立図を参照
すると理解し易い。流体は供給ポート28を通り、供給
入口40を介して供給室96内へと進む。供給入口40
は一般に、供給ノズル32に隣接して形成されている。
流体が供給室96内へ入ったところで、ベンダー50が
上方へ湾曲つまりストローク移動するように付勢されて
いれば、流体はノズル32を通ってマニホルド48内へ
流入可能である。前述したように、マニホルド48は減
衰容積として作用し、変換器10の初期加圧時の圧力変
動や衝撃を吸収する。変換器10の加圧中、ベンダー5
0はノズル32から離れるように駆動され、流体がマニ
ホルド48内へ入るのを可能とする。これに対し、制御
回路200は排出弁102のベンダー52をノズル34
の開口36へ向かって下方に湾曲させ、排出室98への
流体の流入を制限するため、流体は通気開口86aと8
6bから逃げない。従って、排出弁102が閉じている
とき、変換器10は所望の流体圧値まで圧力を高められ
る。マニホルド48内に維持された流体は、出力ポート
28から使用している空圧アクチュエータへと導入され
る。
【0050】空圧アクチュエータ自身が流体に対する絞
りとして作用し、マニホルド48内の圧力を上昇させ
る。マニホルド48内の圧力が所望の流体圧値に達した
ことを圧力センサ108が検知すると、圧力センサ10
8はこの情報を制御回路200へ電気的に伝える。する
と制御回路200は導線74を介し、ベンダー50を下
方にノズル32へ向かってストローク移動させマニホル
ド48への追加流体の流入を制限するのに適切な電気信
号を電気的に送る。これと同時に、制御回路200は排
出室98内への流体の流入を制限するのに適切な信号を
ベンダー52へ電気的に送り続け、これによって所望の
加圧流体レベルを維持する。つまり、所望の流体圧が一
旦達成されると、変換器は閉ループ状態で動作し、供給
弁100及び排出弁102どちらもそこを通る流体の流
れを制限して所望の圧力レベルを維持する。
【0051】定常状態で動作しているときの変換器10
は、電気消費、エア消費及び弁動作が最小の実質上閉ル
ープで気密の系となる。しかし動作中、変換器10内の
圧力が所望の流体圧レベルより低くなったりあるいは高
くなる状況が生じる。一般にこのような圧力変動はマニ
ホルド48を介して充分に減衰でき、ベンダー50と5
2の付勢または消勢を行わなくともよい。しかし、マニ
ホルド48で処理し得ない圧力低下を圧力センサ108
が検知すると、圧力センサ108はこの圧力低下を制御
回路200に伝える。これに応じて制御回路200は供
給弁ベンダー50をノズル32の開口36から離れるよ
うに湾曲させ、新たな流体が供給室96からマニホルド
48内へ流入するのを可能とする。これと同時に、制御
回路200は排出弁ベンダー52をノズル34の開口3
6へ向かって湾曲させ、排出室98への流体の流入を制
限するため、流体は弁本体20から逃げない。このよう
に弁本体20からの流体の流出を制限しながら弁本体2
0への流入を許容することで、所望の流体圧レベルがマ
ニホルド48内で再び達成されたことを圧力センサ10
8が検知するまで流体圧は上昇する。
【0052】同様に、変換器10の平常動作中、マニホ
ルド48が有効に減衰できない望ましくないレベルにま
でマニホルド48内の流体圧が高まる状況が生じること
がある。圧力センサ108がマニホルド48内の圧力上
昇を検知すると、弁本体20を減圧するのに適した信号
が制御回路200に送られる。この減圧は、圧力センサ
108がマニホルド48で所望の圧力レベルを検知する
まで、供給弁100を通る流体の流れを制限すると同時
に、排出弁102を通る流体の流れを可能とすることに
よって行われる。従って、変換器10は通常定常状態で
動作しているが、ベンダー50と52、圧力センサ10
8及び制御回路200と接続された供給弁100と排出
弁102が、効率的で応答性のある閉ループを成し、さ
まざまな空圧アクチュエータに適合可能な連続モニター
式の電気−空圧系を提供する。
【0053】供給弁100、排出弁102及びマニホル
ド48が組み合わされたユニークな構成により、電源不
良または停電時に変換器10を減圧させる独立のフェイ
ルセーフ構成も得られる。この独立のフェイルセーフ構
成は、モニター回路のオーバライド系つまり電源モニタ
ー回路206を補完するものである。電源モニター回路
206によって生じる瞬間的なオーバーライドが圧電ベ
ンダーの機械的なヒステリシスと組み合わされ、電力の
供給されていない排出弁102を最も低い制限状態に留
めることによって、独立のフェイルセーフモード効果を
強めている。これで、空圧制御装置の迅速なフェイルセ
ーフ動作が保証される。またオーバライドが存在しなく
とも独立のフェイルセーフモードは機能するが、電源不
良の以前及びその最中に排出弁の電気駆動が行われるか
どうか定かでない。その結果、最も低い制限状態を与え
ない単なる静止(ゼロ電力)状態になってしまうことが
ある。
【0054】前述したように、供給弁ベンダー50と排
出弁ベンダー52は各々、ノズル32と34から所定の
公差以内となるように、それぞれの片持ち式締め具62
aと62bに取り付けられる。また供給室96は、供給
ポート28及び入口40を介して常時流体が供給されて
いるため、一定の室圧を維持している。電源不良または
停電時、供給室96内の圧力によってベンダー50はノ
ズル32へ向かう湾曲を促され、供給弁からマニホルド
48内への流体の流れを制限する。変換器10に電圧が
供給されていないとき、ベンダー50の第2面60とノ
ズル32間に実質上測定し得るほどのギャップは存在し
ないので、供給弁ベンダー50は自然にノズル32上に
位置し、マニホルド48内への流体の流れを内在的に制
限する。また、使用する好ましい圧電材料が持つ固有の
容量的性質のため、電源不良または停電時でも、供給弁
ベンダー50は通例充分な時間の間下方に曲がった状態
に留まり、弁本体20内の加圧流体が排出弁102を通
って逃げるのを可能とする。一方前述したように、排出
弁ベンダー52は排出ノズル34から離反されるため、
排出弁ベンダー52はノズル34から離れた状態に内在
的に留まり、排出室98内へ流体が流入し、通気開口8
6aと86bから流出するのを固有に可能としている。
【0055】このように、出力ポート28さらに使用さ
れる空圧アクチュエータへと通じているマニホルド48
内で所望の空圧が一旦達成されると、空圧アクチュエー
タを介して生じる何等かの作用で圧力の増減が生じない
限り追加のノズル動作は起きないため、変換器10は実
質上閉じた系である。また、変換器10からの漏れは測
定し得ない程度で、通常圧力変動を生じない。
【0056】本発明の電気−空圧変換器10は、独立の
フェイルセーフ構成が制御下の電子的オーバーライド系
と組み合わされ、電源不良または停電時最小の弁動作
で、有効且つ効率的に変換器10を減圧する備えるとい
う利点を有する。また本発明の変換器は、好ましい圧電
ベンダー50と52を用いてマニホルド48内の弁圧を
制御することによって、弁本体20からの加圧流体の出
力を可能とする。本変換器10の別の利点は、系が閉ル
ープで、ほぼ完全に気密の環境内で動作することであ
る。従って、圧力減少が最小限化され、弁本体20を絶
えず再加圧する必要がないため、本変換器10の全体的
効率が向上する。さらに、空圧負荷に対する制御が迅速
且つ正確で、顕著なヒステリシスを持たない。同じく、
起こり得るほぼどんな空圧負荷条件に対しても、定常状
態での動作が安定している。また、電源モニター回路2
06と組み合わされた、供給ノズルを介して逆流する独
立のフェイルセーフ構成によって、弁本体は一定の条件
下で迅速且つ効率的に減圧される。供給弁100及び排
出弁102のユニークな構成と組み合わせて圧力センサ
108を含めたことで、空圧アクチュエータの全作動を
通じ一定の圧力レベルで動作する変換器10が得られ
る。
【0057】さらに、本発明の変換器10によれば、構
成部品の製造及び変換器10の組立のコスト効率がよ
く、複雑でない。しかも、変換器10はコンパクトで軽
量な装置を形成するのに好ましい寸法で、既存の空圧ア
クチュエータでの使用にも容易に適応可能である。つま
り本発明の変換器10は、コストがかかり望ましくない
建物構造自体の再設計を必要とせず、既存空圧システム
への低コストで複雑でない適用を可能とする。
【0058】製造面から見た場合、本変換器10はコス
ト効率を考慮に入れ個々の構成部品が設計されているの
で、製造及び組立が複雑でなく、比較的安価である。供
給弁100と排出弁102は弁の動きが最小であるた
め、保守の必要を効果的に減らせるように設計されてい
る。また、変換器10は気密の環境内で機能するので、
流体損と圧力損が著しく減り最小限となる。さらに、マ
ニホルド48が弁アセンブリ内における振動や励振を取
り除き、空圧アクチュエータを損傷することなく実効応
答時間を速めるのに寄与している。しかもディスク76
を新規に含めたことで、流体の流れの効果的な制限を迅
速且つ容易に保証しつつ、変換器10の全体的な信頼性
が向上される。
【0059】以上本発明の好ましい実施例を図示し説明
したが、各種の代替、代用及び等価物を使用可能であ
り、本発明は特許請求の範囲とそれに等価な内容によっ
てのみ制限されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0060】本発明の各種特徴は、特許請求の範囲の各
項に記載されている。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、内在
のフェイセーフ特徴を具備すると共に、製造が簡単で割
安であり、電力消費も比較的少なく、しかもそれほど保
守を必要としないという利点を有する上、既存の空圧シ
ステムに適用して効率的且つ連続的な制御も可能な電気
−空圧変換器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気−空圧変換器を概略的に示す
斜視図。
【図2】本発明による弁本体の前面斜視図。
【図3】図2の弁本体の背面斜視図。
【図4】本発明による電気−空圧変換器の組立図。
【図5】図1の5−5線に沿った本発明による電気−空
圧変換器の断面図。
【図6】図1の6−6線に沿った本発明による電気−空
圧変換器の断面図。
【図7】図1の7−7線に沿った本発明による電気−空
圧変換器の断面図。
【図8】本発明による電気−空圧変換器の制御回路のス
イッチング電源回路部分を示す電気配線図。
【図9】本発明による電気−空圧変換器の制御回路の電
源回路以外の部分を示す電気配線図。
【符号の説明】
10 電気−空圧変換器 20 弁本体 28、30 供給ポート、排出ポート 32、34 供給ノズル、排出ノズル 48 マニホルド手段(減衰容積) 50、52 第1ベンダー(湾曲要素)、第2ベンダー
(湾曲要素) 54、56、58、60 ベンダーの第1端、第2端、
第1(上)面、第2(下)面 62a、62b;66 取付手段(片持ち式締め具;調
整ネジ) 76 密封ディスク 96、98 供給室、排出室 100、102 供給手段(弁)、排出手段(弁) 108 センサ手段 200 制御回路 206 モニター手段(電源モニター回路)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体圧力の検出値と基準値との比較結果
    に基づいて、流体の供給と排出を電気的に制御して、流
    体圧を維持する電気−空圧変換器において、 排出室から気密分離された供給室を有する弁本体と、 前記供給室に流体連通され、流体源からの流体を変換器
    に供給するための入力手段と、 流体を空圧アクチュエータへ導く出力手段とを具備し、 前記弁本体は、 前記供給室内に配設された供給手段と、 前記排出室内に配設された排出手段と、 前記供給手段と前記排出手段と前記出力手段を流体接続
    するマニホルド手段とをさらに具備し、 前記弁本体内の空圧の増減に応答して前記弁本体内の圧
    力を測定する圧力センサ手段と、 電源をモニターする手段で、前記電源が所定レベルの電
    力を供給しないとき、停止モード信号を発生するモニタ
    ー手段と、 通常時は、前記圧力センサ手段による前記変換器内の流
    体圧力の検出出力と、基準値との比較に基いて、前記供
    給手段及び前記排出手段を電気的に制御し、所定の流体
    圧を達成維持し、前記停止モード信号発生時は、それに
    応答し、前記供給手段及び前記排出手段を制御して変換
    器を減圧する制御手段とを具備する電気−空圧変換器。
  2. 【請求項2】 前記供給手段は、第1のベンダーと供給
    ノズルを備え、前記第1のベンダーは前記供給室内で前
    記供給ノズルに対して調整可能に前記弁本体に取り付け
    られ、前記制御手段から供給される信号に基づき前記供
    給ノズル及び前記マニホルド手段を通る流体の流れを選
    択的に開閉し、 前記排出手段は、第2のベンダーと排出ノズルを備え、
    前記第2のベンダーは前記排出室内で前記排出ノズルに
    対して調整可能に前記弁本体に取り付けられ、前記制御
    手段から供給される信号に基づき前記マニホルド手段か
    ら前記排出室及び大気へと流出する流体の流れを選択的
    に開閉し、 前記第1のベンダーと第2のベンダーは、各々固定端で
    ある第1端と、自由端である第2端及び上面と下面を有
    する請求項1記載の電気−空圧変換器。
  3. 【請求項3】 前記第1のベンダーと第2のベンダーは
    容量性圧電材料から形成される請求項2記載の電気−空
    圧変換器。
  4. 【請求項4】 前記供給ノズルは、口部として形成され
    た第1端と、前記マニホルド手段に流体連通する第2端
    とを有し、 前記排出ノズルも、口部として形成された第1端と、前
    記マニホルド手段に流体連通する第2端とを有する請求
    項2記載の電気−空圧変換器。
  5. 【請求項5】 前記第1のベンダーの前記下面と前記第
    2のベンダーの前記下面とに密封ディスクを固着し、 前記密封ディスクが前記供給ノズルの第2端と前記排出
    ノズルの第2端に対し、前記第1のベンダーまたは第2
    のベンダーが下方に湾曲されたとき、前記供給ノズル及
    び前記排出ノズルを通る流体の流れを確実に閉止するよ
    うに構成配置されている請求項4記載の電気−空圧変換
    器。
  6. 【請求項6】 前記供給手段、前記排出手段、前記供給
    室及び前記排出室は、前記停止モード信号に基づくフェ
    イルセーフモードとは独立のフェイルセーフ構成を与え
    るように構成配置され、 所定の時間、前記制御手段に電力が供給されないとき
    は、前記フェイルセーフ構成により前記弁本体を減圧さ
    せる請求項1記載の電気−空圧変換器。
  7. 【請求項7】 弁本体内への流体の流れを選択的に開閉
    する供給手段と、弁本体からの流体の通気流出を選択的
    に開閉する排出手段とを有する弁本体と、 前記供給手段と前記排出手段とを前記弁本体へ調整可能
    に取り付ける取付手段と、 前記供給手段に流体連通され、変換器に流体を供給する
    ための入力手段と、 流体を空圧アクチュエータへ向かわせる出力手段と、 前記供給手段、前記排出手段、及び前記出力手段を流体
    接続するマニホルド手段と、 前記弁本体内の空圧の増減に応答して、前記弁本体内の
    圧力を測定する圧力センサ手段手段と、 前記供給手段及び前記排出手段を電気的に制御し、所望
    の流体圧を達成維持する制御手段と、 所定の時間前記制御手段へ電力が供給されないとき、前
    記供給手段で前記弁本体内への流体の流れを閉止する一
    方、前記排出供給手段で前記弁本体からの流体の通気流
    出を開成することにより、前記弁手段を減圧する手段と
    を備え、 前記マニホルド手段は、さらに、前記弁本体内における
    急な圧力変動を安定化させる減衰容積を具備し、 前記弁本体は、さらに、前記供給手段を収納する気密の
    供給室と前記排出手段を収納する別個の排出室を具備
    し、 前記排出室は、さらに、排出室内に流入許可された流体
    を逃がす通気手段を具備する電気−空圧変換器。
  8. 【請求項8】 前記供給手段は前記弁本体へ調整可能に
    取り付けられた第1のベンダーと、前記マニホルド手段
    に流体連通された供給ノズルを備え、 前記排出手段は前記弁本体へ調整可能に取り付けられた
    第2のベンダーと、前記マニホルド手段に流体連通され
    た排出ノズルを備えていることを特徴とする請求項7記
    載の電気−空圧変換器。
  9. 【請求項9】 前記第1のベンダーと第2のベンダーは
    各々、第1面、第2面、固定端である第1端及び自由端
    である第2端を有し、 さらに、前記第1のベンダーと第2のベンダーは各々前
    記第2端に沿って前記第2面に接着固定された密封ディ
    スクを有し、前記第1のベンダーまたは第2のベンダー
    が下方に湾曲されて流体の流れを閉止するとき、前記供
    給ノズル及び前記排出ノズルを密封して閉じるように前
    記密封ディスクが構成配置されていることを特徴とする
    請求項7記載の電気−空圧変換器。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、さらに制御手段用の
    電源をモニターする手段を含み、電源不良または停電
    時、前記モニター手段が前記供給手段を通る流体の流れ
    を閉止し前記排出手段を通る流体の流れを開成する停止
    モード信号を前記制御手段に与えることを特徴とする請
    求項7記載の電気−空圧変換器。
  11. 【請求項11】 前記取付手段は調整可能な片持ち式取
    付具であることを特徴とする請求項7記載の電気−空圧
    変換器。
  12. 【請求項12】 排出室から気密分離された供給室を有
    する弁本体と、 前記供給室に流体連通され、変換器に流体を供給するた
    めの入力手段と、 流体を空圧アクチュエータへ向かわせる出力手段と、 供給ノズルから所定の公差以内で前記弁本体へ調整可能
    に取り付けられた第1の電歪湾曲要素を備えた供給弁
    で、該第1の湾曲要素が前記供給ノズルを通る流体の流
    れを選択的に開閉するように供給ノズルに対して構成配
    置されている供給弁と、 排出ノズルから所定の公差以内で前記弁本体へ調整可能
    に取り付けられた第2の電歪湾曲要素を備えた排出弁
    で、該第2の湾曲要素が前記排出ノズルを通る流体の流
    れを選択的に開閉するように排出ノズルに対して構成配
    置されている排出弁と、 前記供給手段及び前記排出手段を電気的に制御し、所定
    の流体圧を達成維持する制御手段とを備え、 前記弁本体は、さらに、前記供給弁を収納する供給室、
    前記排出弁を収納する排出室、及び前記供給室、前記排
    出室及び前記出力手段を流体接続するマニホルド手段を
    具備し、前記供給弁が流体の流れを閉止しているとき前
    記供給室が気密であり、 前記第1の湾曲要素及び前記第2の湾曲要素は各々に固
    定された密封ディスクを有し、流体の流れを閉止すると
    き、前記ディスクが前記第1の湾曲要素及び第2の湾曲
    要素と前記供給ノズル及び前記排出ノズルとの間により
    密封性の高い係合を与えることを特徴とする電気−空圧
    変換器。
  13. 【請求項13】 前記マニホルド手段は前記弁本体内に
    おける流体圧の急激な変動を安定化させる減衰容積を与
    えるように構成されていることを特徴とする請求項12
    記載の電気−空圧変換器。
  14. 【請求項14】 前記取付手段は、調整可能な取付構造
    と、電気絶縁性の自己位置決め式保持クランプと、締め
    具とからなる調整可能な片持ち式取付具で、 該片持ち式取付具によって、前記供給弁及び排出弁は前
    記供給ノズル及び排出ノズルから所定の公差以内で前記
    弁本体へ正確に取付可能であることを特徴とする請求項
    12記載の電気−空圧変換器。
  15. 【請求項15】 前記第1の湾曲要素は前記制御手段に
    よって流体の流れを開成するように付勢されていないと
    きは、第1の湾曲要素は前記供給ノズル上に載置されて
    前記供給弁が流体の流れを閉止し、 また前記第2の湾曲要素は前記制御手段によって流体の
    流れを閉止するように付勢されていないときは、第2の
    湾曲要素が前記排出ノズルと接触せず前記排出弁が排出
    ノズルを通る流体の流れを開成することを特徴とする請
    求項14記載の電気−空圧変換器。
  16. 【請求項16】 前記弁本体内の圧力を測定する圧力セ
    ンサ手段で、前記弁本体内の空圧の増減に応答する圧力
    センサ手段と、 電源をモニターする手段で、電源が所定レベルの電力を
    供給しないとき、停止モード信号を発生するモニター手
    段とを備え、 前記制御手段が前記停止モード信号に応答し、電源不良
    時変換器を減圧することを特徴とする請求項12記載の
    電気−空圧変換器。
  17. 【請求項17】 変換器内に所望圧が達成されたと前記
    制御手段が判定したとき、 制御手段によって前記第1の湾曲要素が前記供給ノズル
    を閉じ、且つ前記第2の湾曲要素が前記排出ノズルを閉
    じ、変換器が閉ループ状態で動作することを特徴とする
    請求項16記載の電気−空圧変換器。
  18. 【請求項18】 変換器内の圧力が不十分と前記制御手
    段が判定したとき、 制御手段によって前記第1の湾曲要素が前記供給ノズル
    を開き、且つ前記第2の湾曲要素が前記排出ノズルを閉
    じることを特徴とする請求項16記載の電気−空圧変換
    器。
  19. 【請求項19】 変換器内が過圧状態にあると前記制御
    手段が判定したとき、 制御手段によって前記第1の湾曲要素が前記供給ノズル
    を閉じ、且つ前記第2の湾曲要素が前記排出ノズルを開
    くことを特徴とする請求項16記載の電気−空圧変換
    器。
  20. 【請求項20】 電源をモニターする手段で、電源が所
    定レベルの電力を供給しないとき、停止モード信号を発
    生するモニター手段と、 前記停止モード信号に応答して排出手段を制御する手段
    で、前記停止モード信号に応じ前記排出手段を開かせる
    制御手段とを備えた電気−空圧変換器。
  21. 【請求項21】 前記停止モード信号に応答して供給手
    段を制御する手段で、前記停止モード信号に応じ前記供
    給手段を閉じさせる制御手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項20記載の電気−空圧変換器。
  22. 【請求項22】 前記排出手段及び前記供給手段がノズ
    ルと相互作用する圧電湾曲要素からなり、該圧電湾曲要
    素がノズルを覆ってノズルを通る流体の流れを制御する
    ことを特徴とする請求項21記載の電気−空圧変換器。
  23. 【請求項23】 前記モニター手段は前記電源を所定レ
    ベルの電力と比較する手段を備えていることを特徴とす
    る請求項21記載の電気−空圧変換器。
  24. 【請求項24】 前記停止モード信号が一方向の結合装
    置を介して前記制御手段に結合され、通常動作時発生さ
    れて前記制御手段を制御している標準制御信号より優先
    する状態となることを特徴とする請求項21記載の電気
    −空圧変換器。
  25. 【請求項25】 電源不良時前記モニター手段用の適切
    な供給電圧を蓄える手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項23記載の電気−空圧変換器。
  26. 【請求項26】 供給電圧をモニターする手段で、供給
    電圧が所定レベルより下がったとき、停止モード信号を
    発生するモニター手段と、 所定圧レベル信号を圧力センサからの出力信号と比較
    し、制御信号を発生する手段と、 前記停止モード信号及び前記制御信号に応答して圧電排
    出手段を制御する手段で、前記停止モード信号または前
    記制御信号に応じ前記排出手段を動作させる制御手段
    と、 前記停止モード信号及び前記制御信号に応答して圧電供
    給手段を制御する手段で、前記停止モード信号または前
    記制御信号に応じ前記供給手段を動作させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする電気−空圧変換器。
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