JPH07252706A - 浮揚性を有する着衣 - Google Patents
浮揚性を有する着衣Info
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- JPH07252706A JPH07252706A JP6066603A JP6660394A JPH07252706A JP H07252706 A JPH07252706 A JP H07252706A JP 6066603 A JP6066603 A JP 6066603A JP 6660394 A JP6660394 A JP 6660394A JP H07252706 A JPH07252706 A JP H07252706A
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Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、水着、ウエットスーツ、Tシャ
ツ、肌着等に浮揚性を付与するので、泳げない人や泳ぎ
に自信のない人でも、リラックスして水泳の練習ができ
る。 【構成】この発明の浮揚性を有する着衣は、背部側と胸
腹部側に浮力体を設け、胸腹部側の浮力体が人体縦方向
に分割した浮力体を設けている。また、背部側の浮力体
も、人体縦方向に分割した浮力体である。浮力体は、挿
脱自在にエアを封入できるエア体または発泡体からな
る。浮力体は、着衣に着脱自在である。
ツ、肌着等に浮揚性を付与するので、泳げない人や泳ぎ
に自信のない人でも、リラックスして水泳の練習ができ
る。 【構成】この発明の浮揚性を有する着衣は、背部側と胸
腹部側に浮力体を設け、胸腹部側の浮力体が人体縦方向
に分割した浮力体を設けている。また、背部側の浮力体
も、人体縦方向に分割した浮力体である。浮力体は、挿
脱自在にエアを封入できるエア体または発泡体からな
る。浮力体は、着衣に着脱自在である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、着衣、詳細には素肌
に直に着る水着、ウェットスーツ、Tシャツあるいはラ
ンニングシャツ等の肌着等に関する。
に直に着る水着、ウェットスーツ、Tシャツあるいはラ
ンニングシャツ等の肌着等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肌に直に着る水着、ウェットスー
ツ、Tシャツ、肌着は、薄い生地により形成され、なる
べく着心地のよい着衣であるのが、一般的である。従っ
て、これらの着衣自体に浮揚性のあるものは知られてい
なかった。
ツ、Tシャツ、肌着は、薄い生地により形成され、なる
べく着心地のよい着衣であるのが、一般的である。従っ
て、これらの着衣自体に浮揚性のあるものは知られてい
なかった。
【0003】これら水着等の着衣の生地は、肌に心地よ
く密着させる為やデザイン上効果から浮力自体は全くな
く、落水した場合水に浮くことが難しかった。
く密着させる為やデザイン上効果から浮力自体は全くな
く、落水した場合水に浮くことが難しかった。
【0004】また、水着とは別に、釣りなどで船やヨッ
トに乗る場合、分厚いライフジャケットを水着やカジュ
アル着の上に着ることは知られている。
トに乗る場合、分厚いライフジャケットを水着やカジュ
アル着の上に着ることは知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水着では、泳ぎの不得意な人は、初めから浮いて泳ぐこ
とは難しい。特に大人になって泳げない人は水を怖がる
ので、体が緊張して水に浮きにくい問題点があった。
水着では、泳ぎの不得意な人は、初めから浮いて泳ぐこ
とは難しい。特に大人になって泳げない人は水を怖がる
ので、体が緊張して水に浮きにくい問題点があった。
【0006】特に遠泳などでは、泳ぎに自身のないもの
を参加させようとする場合、本人以外にも保護者、伴走
船の同乗者が必要以上に気を使わざるを得ず、結果とし
て全員が参加することが難しいという問題点があった。
を参加させようとする場合、本人以外にも保護者、伴走
船の同乗者が必要以上に気を使わざるを得ず、結果とし
て全員が参加することが難しいという問題点があった。
【0007】また、釣り舟やヨットでは、乗船するとき
に普通の衣服の上にライフジャケットを着けるが、ライ
フジャケットはかさ張るので人によっては波や風の状態
や天候などを見てから装着する人が多く、人によっては
着ないまま乗船している場合が多くあった。
に普通の衣服の上にライフジャケットを着けるが、ライ
フジャケットはかさ張るので人によっては波や風の状態
や天候などを見てから装着する人が多く、人によっては
着ないまま乗船している場合が多くあった。
【0008】その為、事故により落水した人がライフジ
ャケットを着ていないと、溺死するおそれがあり、また
溺死者が沈んだまま発見しにくいという問題点があっ
た。
ャケットを着ていないと、溺死するおそれがあり、また
溺死者が沈んだまま発見しにくいという問題点があっ
た。
【0009】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成する為に、
この発明は、背部側に浮力体を設け、胸腹部側に人体縦
方向に分割した浮力体を設けている。
この発明は、背部側に浮力体を設け、胸腹部側に人体縦
方向に分割した浮力体を設けている。
【0010】また、この発明の着衣は、背部側の浮力体
も、人体縦方向に分割した浮力体である。
も、人体縦方向に分割した浮力体である。
【0011】また、この発明は、胸腹部側の浮力体が、
挿脱自在のエア体からなる浮揚性を有する着衣である。
挿脱自在のエア体からなる浮揚性を有する着衣である。
【0012】さらに、浮力体を着衣に着脱自在に設けて
いる。
いる。
【0013】
【作用】水着、Tシャツ、下着などの着衣が、背部と胸
腹部に浮力体を有し、少なくとも胸腹部側の浮力体が人
体の縦方向に分割されているので、泳ぐ場合に胸腹部側
を流れる水流が滑らかに流れ、水の抵抗が少ない。
腹部に浮力体を有し、少なくとも胸腹部側の浮力体が人
体の縦方向に分割されているので、泳ぐ場合に胸腹部側
を流れる水流が滑らかに流れ、水の抵抗が少ない。
【0014】背部側も人体の縦方向に分割されている
と、同様に泳ぐ場合背部側も水流が滑らかに流れ、水の
抵抗が少ない。
と、同様に泳ぐ場合背部側も水流が滑らかに流れ、水の
抵抗が少ない。
【0015】浮力体が、エアが挿脱自在に封入されるエ
ア体であると、乗船時等の必要の時にのみエアを注入で
き、普段はエアを抜いて通常の着衣として使用できる。
また、水泳時にエア体のエアは、縦方向に分割されてい
るので、水圧で後方に押されることがない。
ア体であると、乗船時等の必要の時にのみエアを注入で
き、普段はエアを抜いて通常の着衣として使用できる。
また、水泳時にエア体のエアは、縦方向に分割されてい
るので、水圧で後方に押されることがない。
【0016】浮力体が、縦方向に分割されていると、水
泳時に体の動きが邪魔されずに泳ぎ易い。
泳時に体の動きが邪魔されずに泳ぎ易い。
【0017】
【実施例】この発明を実施例を示す図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】1は着衣であり、水着1a、またはTシャ
ツ1b、肌着など通常肌に密着させて着る着衣である。
また、図示しないがウェットスーツやランニングシャツ
などの着衣であってもよい。
ツ1b、肌着など通常肌に密着させて着る着衣である。
また、図示しないがウェットスーツやランニングシャツ
などの着衣であってもよい。
【0019】水着1aでは、男女とも胸腹部2と背部3
があり肩から掛ける形状の水着である。
があり肩から掛ける形状の水着である。
【0020】胸腹部2側には、胸部から上腹部に掛けて
胸腹部浮力体4を設ける。胸腹部浮力体4は、図1では
エア体4aから成り、女性用の水着の場合は、胸部分を
除いてその下方部分にだけ設けてもよい。女性用水着の
場合、胸部だけ椀状の軟質発泡体からなる浮力体4bを
設け、その下部にエア体4aを設けてもよい。
胸腹部浮力体4を設ける。胸腹部浮力体4は、図1では
エア体4aから成り、女性用の水着の場合は、胸部分を
除いてその下方部分にだけ設けてもよい。女性用水着の
場合、胸部だけ椀状の軟質発泡体からなる浮力体4bを
設け、その下部にエア体4aを設けてもよい。
【0021】胸腹部浮力体4の長さおよび幅は、着用す
る人の年令等で水着1aの大きさが異なり、それによっ
て胸腹部浮力体4の大きさも異なるが長さは25〜40
cm程度であり、幅は15〜36cm程度である。一例
として胸腹部浮力体4は、幼小者では幅21、8cm、
長さ30、0cm、小学生程度では幅28、6cm、長
さ35cm、中学生程度では幅35、9cm、長さ40
cm程度である。胸腹部浮力体4は図1ではエア体4a
からなる。
る人の年令等で水着1aの大きさが異なり、それによっ
て胸腹部浮力体4の大きさも異なるが長さは25〜40
cm程度であり、幅は15〜36cm程度である。一例
として胸腹部浮力体4は、幼小者では幅21、8cm、
長さ30、0cm、小学生程度では幅28、6cm、長
さ35cm、中学生程度では幅35、9cm、長さ40
cm程度である。胸腹部浮力体4は図1ではエア体4a
からなる。
【0022】エア体4aは、水着1aの人体の縦方向に
複数に分割された浮力体である。人体の縦方向に細長く
分割されたそれぞれの分割浮力部5は、上下の端部ある
いは上端部のみでエアが連続する通路6を設けている。
この実施例では上部にのみ通路6を設けている。
複数に分割された浮力体である。人体の縦方向に細長く
分割されたそれぞれの分割浮力部5は、上下の端部ある
いは上端部のみでエアが連続する通路6を設けている。
この実施例では上部にのみ通路6を設けている。
【0023】分割浮力部5は、この実施例では薄く柔ら
かい布状体でエア充填時の横断面を半円形あるいは円形
状になる布状パイプである。この布状パイプから成る分
割浮力部5を8列並べており、底面部を一枚状の底面部
布状体に接着している。好ましく布状パイプの身体側を
伸展しない布地、外側を伸縮性のよい布地で形成する。
分割浮力部5の隣接する布状パイプ壁面同士は接着しな
い。1つの布状パイプである分割浮力部5の径はエアを
充填した場合、18mm〜28mm程度である。
かい布状体でエア充填時の横断面を半円形あるいは円形
状になる布状パイプである。この布状パイプから成る分
割浮力部5を8列並べており、底面部を一枚状の底面部
布状体に接着している。好ましく布状パイプの身体側を
伸展しない布地、外側を伸縮性のよい布地で形成する。
分割浮力部5の隣接する布状パイプ壁面同士は接着しな
い。1つの布状パイプである分割浮力部5の径はエアを
充填した場合、18mm〜28mm程度である。
【0024】分割浮力部5にエアを充填した場合の排水
量は、1の布状パイプの径1、5cm長さ30cmの場
合、約424ccである。同様に1の布状パイプの径
2、0cm長さ35cmの場合、約880cc、布状パ
イプの径が2、4cm、長さ40cmの場合、約144
0ccである。
量は、1の布状パイプの径1、5cm長さ30cmの場
合、約424ccである。同様に1の布状パイプの径
2、0cm長さ35cmの場合、約880cc、布状パ
イプの径が2、4cm、長さ40cmの場合、約144
0ccである。
【0025】分割浮力部5の他の実施例として一枚の布
状体で平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接
着剤で接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作
り、横方向にエアが移動しないようにしている。この場
合1つの分割浮力部5の幅は、15〜30mm程度の幅
である。
状体で平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接
着剤で接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作
り、横方向にエアが移動しないようにしている。この場
合1つの分割浮力部5の幅は、15〜30mm程度の幅
である。
【0026】胸腹部浮力体4は、上部の通路6からエア
挿入口9へのストロー状通路8を取り付けてある。エア
挿入口9には開閉自在の蓋11を設けている。
挿入口9へのストロー状通路8を取り付けてある。エア
挿入口9には開閉自在の蓋11を設けている。
【0027】胸腹部浮力体4の他の実施例としては、浮
力を有する軟質発泡体あるいは発泡体スチロール等の浮
力を有する発泡体から成る発泡板状体4bを10〜30
mm程度の厚さの一枚板で形成する。または発泡板状体
4bは人体の縦方向に溝12のある細長い複数の板11
で形成してもよい。複数の細長い板11は、人体の縦方
向に溝12により分割されて8列に横ならびしており、
その各々の細長い板11の幅は、10〜30mm、好ま
しくは19mm幅程度である。
力を有する軟質発泡体あるいは発泡体スチロール等の浮
力を有する発泡体から成る発泡板状体4bを10〜30
mm程度の厚さの一枚板で形成する。または発泡板状体
4bは人体の縦方向に溝12のある細長い複数の板11
で形成してもよい。複数の細長い板11は、人体の縦方
向に溝12により分割されて8列に横ならびしており、
その各々の細長い板11の幅は、10〜30mm、好ま
しくは19mm幅程度である。
【0028】胸腹部浮力体4は、水着1aに固着した袋
体13にファスナー等の開閉部14から挿脱自在に装着
する。
体13にファスナー等の開閉部14から挿脱自在に装着
する。
【0029】背部3側には、背部の中央に背部浮力体1
0を設ける。この実施例では背部浮力体10は胸腹部2
側と同様の大きさのエア体10aを設けており、人体の
縦方向に細長い複数の分割浮力部5に分割している。分
割浮力部5は、15〜30cm程度の幅である。
0を設ける。この実施例では背部浮力体10は胸腹部2
側と同様の大きさのエア体10aを設けており、人体の
縦方向に細長い複数の分割浮力部5に分割している。分
割浮力部5は、15〜30cm程度の幅である。
【0030】背部3側の分割浮力部5は、布状パイプを
横に8列並べて成る。布状パイプから成る1つの分割浮
力部5にエアを充填すると、その径は各々15〜28m
mである。また、他の実施例としてから一枚の布状体で
平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接着剤で
接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作り、横方
向にエアが移動しないようにしている。壁部分は縦横に
設けて、縦方向の分割に加えて、横方向に分割して構成
してもよい。
横に8列並べて成る。布状パイプから成る1つの分割浮
力部5にエアを充填すると、その径は各々15〜28m
mである。また、他の実施例としてから一枚の布状体で
平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接着剤で
接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作り、横方
向にエアが移動しないようにしている。壁部分は縦横に
設けて、縦方向の分割に加えて、横方向に分割して構成
してもよい。
【0031】背部浮力体10のエア体10aは、上部に
独立したエア挿入口9をストロー状通路8を介して設け
ている。背部浮力体10の幅は、水着1aの大きさによ
って異なるが15〜30cmであり、好ましくは20〜
25cmである。壁部分7によって分割されるエア体1
0aの各々の幅は2〜10cmである。
独立したエア挿入口9をストロー状通路8を介して設け
ている。背部浮力体10の幅は、水着1aの大きさによ
って異なるが15〜30cmであり、好ましくは20〜
25cmである。壁部分7によって分割されるエア体1
0aの各々の幅は2〜10cmである。
【0032】他の実施例としては、エア挿入口9、スト
ロー状通路8を一つにして、胸腹部浮力体4のエア体4
aと背部浮力体10のエア体10aを連通させている。
ロー状通路8を一つにして、胸腹部浮力体4のエア体4
aと背部浮力体10のエア体10aを連通させている。
【0033】背部浮力体10の他の実施例としては、浮
力を有する軟質発泡体あるいは発泡体スチロール等の浮
力を有する発泡体から成る発泡板状体10bを10〜3
0mm程度の厚さの一枚板で形成する。または発泡板状
体10bは人体の縦方向に溝12のある細長い複数の板
11で形成してもよい。複数の細長い板11は、人体の
縦方向に溝12により分割されて8列に横ならびしてお
り、その各々の細長い板11の幅は、10〜30mm、
好ましくは19mm幅程度である。
力を有する軟質発泡体あるいは発泡体スチロール等の浮
力を有する発泡体から成る発泡板状体10bを10〜3
0mm程度の厚さの一枚板で形成する。または発泡板状
体10bは人体の縦方向に溝12のある細長い複数の板
11で形成してもよい。複数の細長い板11は、人体の
縦方向に溝12により分割されて8列に横ならびしてお
り、その各々の細長い板11の幅は、10〜30mm、
好ましくは19mm幅程度である。
【0034】背部浮力体10は、水着1aに固着した袋
体13のファスナー等の開閉部14に挿脱自在に装着す
る。
体13のファスナー等の開閉部14に挿脱自在に装着す
る。
【0035】Tシャツ1bは、水着1aと同様に胸腹部
2側には胸部から上腹部に掛けて胸腹部浮力体4を設け
る。胸腹部浮力体4は、エア体4aから成る。
2側には胸部から上腹部に掛けて胸腹部浮力体4を設け
る。胸腹部浮力体4は、エア体4aから成る。
【0036】胸腹部浮力体4の長さおよび幅は、Tシャ
ツ1bの大きさ、着用する人の年令によって異なるが、
長さは25〜40cm、幅は15〜30cmであり、好
ましくは20〜25cmである。
ツ1bの大きさ、着用する人の年令によって異なるが、
長さは25〜40cm、幅は15〜30cmであり、好
ましくは20〜25cmである。
【0037】エア体4aは、Tシャツ1bの人体の縦方
向に複数に分割された浮力体である。人体の縦方向に細
長く分割されたそれぞれの分割浮力部5は、上下の端部
あるいは上端部のみでエアが連続する通路6を設けてい
る。この実施例では上部にのみ通路6を設けている。
向に複数に分割された浮力体である。人体の縦方向に細
長く分割されたそれぞれの分割浮力部5は、上下の端部
あるいは上端部のみでエアが連続する通路6を設けてい
る。この実施例では上部にのみ通路6を設けている。
【0038】分割浮力部5は、この実施例では薄く柔ら
かい布状体でエア充填時の横断面を半円形あるいは円形
状になる布状パイプである。この布状パイプから成る分
割浮力部5を、8列並べており、底面部を一枚状の底面
部布状体に接着している。分割浮力部5の隣接する布状
パイプ壁面同士は接着しない。1つの布状パイプである
分割浮力部5の径はエアを充填した場合、18mm〜2
8mm程度である。
かい布状体でエア充填時の横断面を半円形あるいは円形
状になる布状パイプである。この布状パイプから成る分
割浮力部5を、8列並べており、底面部を一枚状の底面
部布状体に接着している。分割浮力部5の隣接する布状
パイプ壁面同士は接着しない。1つの布状パイプである
分割浮力部5の径はエアを充填した場合、18mm〜2
8mm程度である。
【0039】分割浮力部5の他の実施例として一枚の布
状体で平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接
着剤で接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作
り、横方向にエアが移動しないようにしている。この場
合1つの分割浮力部5の幅は、15〜30mm程度の幅
である。
状体で平たい袋状体を作り、ミシン糸で縫着したり、接
着剤で接着したり、あるいは他の布状体で壁部分を作
り、横方向にエアが移動しないようにしている。この場
合1つの分割浮力部5の幅は、15〜30mm程度の幅
である。
【0040】胸腹部浮力体4は、上部の通路6からエア
挿入口9へのストロー状通路8を取り付けてある。エア
挿入口9には開閉自在の蓋11を設けている。
挿入口9へのストロー状通路8を取り付けてある。エア
挿入口9には開閉自在の蓋11を設けている。
【0041】Tシャツ1bの背部3側も、水着1aと同
様である。Tシャツの場合は、日常生活でも着用するの
で、背部3側も背部浮力体10は、エア体10aの方が
よい。エア体10aは、胸腹部浮力体4のエア体4aと
同様の構成であり、エア体4a、10aを連通させても
よい。
様である。Tシャツの場合は、日常生活でも着用するの
で、背部3側も背部浮力体10は、エア体10aの方が
よい。エア体10aは、胸腹部浮力体4のエア体4aと
同様の構成であり、エア体4a、10aを連通させても
よい。
【0042】Tシャツ1bの両腕上腕部に上腕部浮力体
7を設ける。上腕部浮力体7は軟質発泡体あるいは発泡
スチロール等の浮力を有する発泡板状体から成り、腕長
手方向に5〜10mm程度の細長い複数の板に分割して
いる。
7を設ける。上腕部浮力体7は軟質発泡体あるいは発泡
スチロール等の浮力を有する発泡板状体から成り、腕長
手方向に5〜10mm程度の細長い複数の板に分割して
いる。
【0042】Tシャツ1bは、浮力体以外の生地を補強
する為に、刺子縫いしてもよい。
する為に、刺子縫いしてもよい。
【0043】胸腹部浮力体4、背部浮力体10はそれぞ
れTシャツ1b等の着衣1に設けた袋体13に装脱自在
である。袋体13は側部にファスナー等の開閉部14を
設け、そこから胸腹部浮力体4、背部浮力体10あるい
は上腕部浮力体7を袋体14内へ挿入する。
れTシャツ1b等の着衣1に設けた袋体13に装脱自在
である。袋体13は側部にファスナー等の開閉部14を
設け、そこから胸腹部浮力体4、背部浮力体10あるい
は上腕部浮力体7を袋体14内へ挿入する。
【0044】胸腹部浮力体4、背部浮力体10は、水着
1a、Tシャツ1bにボタン等によって、直に着脱自在
に固定してもよい。
1a、Tシャツ1bにボタン等によって、直に着脱自在
に固定してもよい。
【0045】胸腹部浮力体4、背部浮力体10の総合的
な浮力は、着用する人の水中時に肩がでる程度で、水泳
時に遊泳を妨害するほどの浮力であってはならない。
な浮力は、着用する人の水中時に肩がでる程度で、水泳
時に遊泳を妨害するほどの浮力であってはならない。
【0046】次に、この発明の作用について説明する。
【0047】水着1a、Tシャツ1bは、胸腹部浮力体
4、背部浮力体10がエア体の場合は、水泳時や、乗船
時の前にエア挿入口9からエアをエア体4a、10aに
吹き込む。これは着衣1を着用してから行う方が普通で
あるが、着用前に行ってもよい。
4、背部浮力体10がエア体の場合は、水泳時や、乗船
時の前にエア挿入口9からエアをエア体4a、10aに
吹き込む。これは着衣1を着用してから行う方が普通で
あるが、着用前に行ってもよい。
【0048】エアは、エア挿入口9からストロー状通路
8を通り胸腹部浮力体4の上部の通路6を経てエア体4
aに充満し、浮力を得る。
8を通り胸腹部浮力体4の上部の通路6を経てエア体4
aに充満し、浮力を得る。
【0049】背部浮力体10が、エア体10aであっ
て、胸腹部浮力体4のエア体4aと通路で連通している
場合、1ケ所のエア挿入口9からエアを吹き込むことに
よって、背部浮力体10と胸腹部浮力体4の両方が浮揚
性を有するようになる。
て、胸腹部浮力体4のエア体4aと通路で連通している
場合、1ケ所のエア挿入口9からエアを吹き込むことに
よって、背部浮力体10と胸腹部浮力体4の両方が浮揚
性を有するようになる。
【0050】胸腹部浮力体4のエア体4a、背部浮力体
10のエア体10aは、人体の縦方向に複数に分割され
ているので、これを着用して泳ぐ場合、水圧が掛かって
エアが後方(人体下部)に押されても一体に後方が盛り
上がることがなく、胸腹部側、背部を流れる水流は滑ら
かに流れる。これはエアが縦方向に分割されている為で
ある。背部浮力体10が、浮力を有する固形板状体10
bであると、水泳時水圧で変形しない。縦方向に複数分
割された固形板状体10bの分割浮力部5であると、背
部を流れる水流も滑らかに流れる。
10のエア体10aは、人体の縦方向に複数に分割され
ているので、これを着用して泳ぐ場合、水圧が掛かって
エアが後方(人体下部)に押されても一体に後方が盛り
上がることがなく、胸腹部側、背部を流れる水流は滑ら
かに流れる。これはエアが縦方向に分割されている為で
ある。背部浮力体10が、浮力を有する固形板状体10
bであると、水泳時水圧で変形しない。縦方向に複数分
割された固形板状体10bの分割浮力部5であると、背
部を流れる水流も滑らかに流れる。
【0051】また、この発明のTシャツや、肌着である
と、泳げない人が乗船時に誤って落水しても、浮力があ
るので溺れる心配がない。
と、泳げない人が乗船時に誤って落水しても、浮力があ
るので溺れる心配がない。
【0052】使用後は、エア体4a、10aのエアを抜
くと折り畳み易く、持ち運び易い。
くと折り畳み易く、持ち運び易い。
【0053】胸腹部浮力体4、背部浮力体10が水着1
a、Tシャツ1b等の着衣1に着脱自在であるので、洗
濯や保管に便利である。
a、Tシャツ1b等の着衣1に着脱自在であるので、洗
濯や保管に便利である。
【0054】
【効果】したがって、この発明によれば、泳げない人で
も水着自体が浮揚性があるので、水を怖がらずリラック
スさせて水泳の練習が可能であり、水に慣れるのが早い
利点がある。
も水着自体が浮揚性があるので、水を怖がらずリラック
スさせて水泳の練習が可能であり、水に慣れるのが早い
利点がある。
【0055】また、浮力体が縦方向に分割されているの
で、着衣が水泳時の身体の動きの邪魔にならず、身体が
スムーズに動く。したがって、水泳、遠泳に適する。
で、着衣が水泳時の身体の動きの邪魔にならず、身体が
スムーズに動く。したがって、水泳、遠泳に適する。
【0056】また、学校等の遠泳において、水泳の比較
的不得意な者でも、浮力と水流に対して負荷がすくない
ので疲れることが少なく、本人はもとより保護者や伴走
船の同乗者にとっても、安心して遠泳大会を行うことが
できる。
的不得意な者でも、浮力と水流に対して負荷がすくない
ので疲れることが少なく、本人はもとより保護者や伴走
船の同乗者にとっても、安心して遠泳大会を行うことが
できる。
【0057】さらに、釣り舟やヨットにおいても、わざ
わざライフジャケットをさらに着用する必要がない。誤
って落水した場合も浮揚性があるので、泳げない人でも
浮いていることが可能である。また、運悪く溺死した場
合も、死体が浮き上がり見付け易い。
わざライフジャケットをさらに着用する必要がない。誤
って落水した場合も浮揚性があるので、泳げない人でも
浮いていることが可能である。また、運悪く溺死した場
合も、死体が浮き上がり見付け易い。
【0058】さらに、浮力体が着脱自在であるので、洗
濯や保管に好都合である。
濯や保管に好都合である。
【図1】この発明の水着の胸腹部側の説明図
【図2】この発明のTシャツの背部側の説明図
【図3】エア体の平面図
【図4】エア体のエア充填時の横断面図
【図5】エア体の側面図
【図6】発泡板状体の平面図
【図7】発泡板状体の正面図
【図8】発泡板状体の側面図
1 着衣 1a 水着 1b Tシャツ 2 胸腹部側 3 背部側 4 胸腹部浮力体 4a エア体 5 分割浮力部 6 通路 7 上腕部浮力体 8 ストロー状通路 9 エア挿入口 10 背部浮力体 10a エア体 10b 発泡板状体 11 細長い板状体 12 溝 13 袋体 14 開閉部
Claims (5)
- 【請求項1】 背部側と胸腹部側に浮力体を設け、胸腹
部側の浮力体が人体縦方向に分割した浮力体を設けたこ
とを特徴とする浮揚性を有する着衣。 - 【請求項2】 背部側の浮力体が、人体縦方向に分割し
た浮力体である請求項1の浮揚性を有する着衣。 - 【請求項3】 胸腹部側の浮力体が、挿脱自在にエアを
封入できるエア体からなる請求項1または請求項2の浮
揚性を有する着衣。 - 【請求項4】 背部側の浮力体が、挿脱自在にエアを封
入できるエア体からなる請求項1または請求項2の浮揚
性を有する着衣。 - 【請求項5】 浮力体が着衣に、着脱自在である請求項
1または請求項2または請求項3または請求項4の浮揚
性を有する着衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066603A JPH07252706A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 浮揚性を有する着衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066603A JPH07252706A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 浮揚性を有する着衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07252706A true JPH07252706A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13320659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6066603A Pending JPH07252706A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 浮揚性を有する着衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07252706A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000001259A1 (en) * | 1998-07-07 | 2000-01-13 | Swimfree, Llc | Swimwear with floatation members |
JP2015045115A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | グローブライド株式会社 | フローティングベスト及びその浮力材 |
WO2015035061A1 (en) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | Kazazian Harry A | Personal flotation device |
CN105686103A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-22 | 东莞市魔丽身段服装有限公司 | 一种多孔绵防水浮力气垫 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6066603A patent/JPH07252706A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000001259A1 (en) * | 1998-07-07 | 2000-01-13 | Swimfree, Llc | Swimwear with floatation members |
JP2015045115A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | グローブライド株式会社 | フローティングベスト及びその浮力材 |
WO2015035061A1 (en) * | 2013-09-04 | 2015-03-12 | Kazazian Harry A | Personal flotation device |
US9365269B2 (en) | 2013-09-04 | 2016-06-14 | Exxel Outdoors, Inc. | Personal flotation device |
CN105686103A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-06-22 | 东莞市魔丽身段服装有限公司 | 一种多孔绵防水浮力气垫 |
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