JPH07249933A - 2周波共用マイクロストリップアンテナ - Google Patents

2周波共用マイクロストリップアンテナ

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JPH07249933A
JPH07249933A JP6038359A JP3835994A JPH07249933A JP H07249933 A JPH07249933 A JP H07249933A JP 6038359 A JP6038359 A JP 6038359A JP 3835994 A JP3835994 A JP 3835994A JP H07249933 A JPH07249933 A JP H07249933A
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Yasushi Murakami
康 村上
Isamu Chiba
勇 千葉
Yoshio Karasawa
好男 唐沢
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ATR Optical and Radio Communications Research Laboratories
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信用円偏波パッチアンテナと受信用円偏波
パッチアンテナを備え、送信端子と受信端子間のアイソ
レーションが大きく、しかも給電回路の構成が簡単な2
周波共用マイクロストリップアンテナを提供する。 【構成】 送信用円偏波パッチアンテナと、受信用円偏
波パッチアンテナとを備えて2周波共用マイクロストリ
ップアンテナを構成し、送信用円偏波パッチアンテナ
は、第一の放射導体と、接地導体と、第二の放射導体
と、上記接地導体と上記第二の放射導体とを電気的に接
続する接続導体と、第一の給電線路と、マイクロ波信号
を上記第一の給電線路に給電したときに上記第一の放射
導体から円偏波の電磁波を放射する縮退分離手段とを備
え、受信用円偏波パッチアンテナは、第二の放射導体
と、第二と第三の給電線路と、上記第二と第三の給電線
路にそれぞれ交差するように接地導体に形成された第二
と第三のスロットとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車などの移
動体に搭載可能な2周波共用マイクロストリップアンテ
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】図11及び図12に、特開平04−25
3403号公報に開示された従来例の、2周波共用マイ
クロストリップアンテナを示す。
【0003】図11及び図12に示すように、裏面に接
地導体11が形成された誘電体基板10上に円環状の放
射導体2が形成される。上記放射導体2の中心を中心と
して互いに30°の角度だけ離れた放射導体2の内周縁
端部上の計12か所の位置にそれぞれ、誘電体基板10
をその面に垂直な方向で貫通する円柱形状のスルーホー
ル80hが形成され、各スルーホール80hにそれぞれス
ルーホール導体80cが充填される。これによって、上
記放射導体2の内周縁端部の全周が各スルーホール導体
80cを介して接地導体11に電気的に接続される。こ
こで、各スルーホール80h間の間隔は、当該マイクロ
ストリップアンテナの共振周波数の波長に比べて十分に
短いように設定される。このようにして、各スルーホー
ル80hを形成し、各スルーホール80hにそれぞれ放射
導体2と接地導体11とを接続するための各スルーホー
ル導体80cを形成することによって、疑似的な円筒形
状の接続導体を形成することができる。以下、各スルー
ホール導体80cが形成する疑似的な円筒の外周面を疑
似円筒外周面といい、疑似的な円筒の内周面を疑似円筒
内周面という。
【0004】また、上記放射導体2及び誘電体基板10
上に誘電体基板12が形成され、この誘電体基板12上
に放射導体2と同軸で放射導体2の外径よりも短い直径
を有する円形状の放射導体1が形成される。なお、放射
導体1,2と接地導体11の各面は互いに平行となるよ
うに形成される。
【0005】さらに、上記接地導体11に、放射導体2
の内径よりも短い外径と内径を有し接地導体11の厚さ
方向に貫通する円環形状の円環スロット71が、上記放
射導体1,2と同軸となるように、上記放射導体1の直
下の位置に形成される。また、上記接地導体11に放射
導体2の中心からの一放射方向に対して垂直な方向の長
手の辺を有し接地導体11の厚さ方向に貫通する矩形ス
ロット41aが、上記各スルーホール導体80cの疑似円
筒外周面の外側であって放射導体2の直下の位置に形成
される。さらに、上記接地導体11に、放射導体2の中
心からの一放射方向に対して垂直な方向の長手の辺を有
し接地導体11の厚さ方向に貫通する矩形スロット41
bが、上記各スルーホール導体80cの疑似円筒外周面の
外側であって矩形スロット41aの形成位置から放射導
体1の中心を中心として図11の上方から見て左回りの
方向に概ね90°だけ回転された放射導体2の直下の位
置に形成される。
【0006】上記接地導体11が形成された誘電体基板
10の裏面全面上に、誘電体基板13が形成される。ま
た、誘電体基板13上に、ストリップ導体52aが、そ
の長手方向が放射導体1の中心からの一放射方向と平行
となり、かつストリップ導体52aが矩形スロット41a
の長手方向と直交し、上記各スルーホール導体80cの
疑似円筒外周面と矩形スロット41aとの間の位置にあ
るその終端部52atが矩形スロット41aから上記中心
Oに向かう方向に1/4λg以下だけ突出するように形
成される。これによって、ストリップ導体52aと接地
導体11によって給電用マイクロストリップ線路62a
を構成する。また、誘電体基板13上に、ストリップ導
体52bが、その長手方向が放射導体1の中心Oからの
一放射方向と平行となり、かつストリップ導体52bが
矩形スロット41bの長手方向と直交し、上記各スルー
ホール導体80cの疑似円筒外周面と矩形スロット41b
との間の位置にあるその終端部52btが矩形スロット4
1bから上記中心Oに向かう方向に1/4λg以下だけ突
出するように形成される。これによって、ストリップ導
体52bと接地導体11によって給電用マイクロストリ
ップ線路62bを構成する。ここでλgは、マイクロスト
リップ線路62a,62bの管内波長である。
【0007】さらに、誘電体基板13上に、ストリップ
導体51aが、その長手方向が放射導体1の中心Oから
の一放射方向及びストリップ導体52aの長手方向と平
行となり、かつストリップ導体51aが円環スロット7
1の接線方向と直交し、また、上記中心Oを中心として
ストリップ導体52aに対して対称の位置に延在し、さ
らに、インピーダンス整合のためその終端部51atが円
環スロット71から上記中心Oに向かう方向に突出する
ように形成される。これによって、ストリップ導体51
aと接地導体11によって給電用マイクロストリップ線
路61aを構成する。またさらに、誘電体基板13上
に、ストリップ導体51bが、その長手方向が放射導体
1の中心Oからの一放射方向及びストリップ導体52b
の長手方向と平行となり、かつストリップ導体51bが
円環スロット71の接線方向と直交し、また、上記中心
Oを中心としてストリップ導体52bに対して対称の位
置に延在し、さらに、インピーダンス整合のためその終
端部51btが円環スロット71から上記中心Oに向かう
方向に突出するように形成される。これによって、スト
リップ導体51bと接地導体11によって給電用マイク
ロストリップ線路61bを構成する。
【0008】以上のように形成されたマイクロストリッ
プアンテナにおいて、放射導体1と接地導体として動作
する放射導体2とによって円偏波円形パッチアンテナを
構成し、また、放射導体2と接地導体11とによって円
偏波円環パッチアンテナを構成している。ここで、円偏
波円形パッチアンテナの共振周波数は、公知の通り放射
導体1の半径と誘電体基板12の誘電率と厚さによって
決定され、円偏波円環パッチアンテナの共振周波数は、
公知の通り放射導体2の半径と誘電体基板10の誘電率
と厚さによって決定されるが、本実施例においては、円
偏波円形パッチアンテナの共振周波数(以下、第一の共
振周波数という。)と、円偏波円環パッチアンテナの共
振周波数(以下、第二の共振周波数という。)とが互いに
異なるように設定される。
【0009】以上のように構成されたマイクロストリッ
プアンテナにおいて、それぞれ同一の第一の共振周波数
を有しかつ互いに90°の位相差を有する2つのマイク
ロ波信号をそれぞれ、上記マイクロストリップ線路61
a,61bを介して入力したとき、当該マイクロ波信号の
電磁波が円環スロット71と誘電体基板10,12を介
して放射導体1に対して放射され、これによって、上記
円偏波円形パッチアンテナが励振され、円偏波の上記電
磁波が放射導体1の面に対して垂直な方向でかつ円環ス
ロット71から放射導体1に向かう方向で自由空間に放
射される。また、それぞれ同一の第二の共振周波数を有
しかつ互いに90°の位相差を有する2つのマイクロ波
信号をそれぞれ、上記マイクロストリップ線路62a,6
2bを介して入力したとき、当該マイクロ波信号の電磁
波が矩形スロット41a,41bと誘電体基板10を介し
て放射導体2に対して放射され、これによって、上記円
偏波円環パッチアンテナが励振され、円偏波の上記電磁
波が放射導体2の面に対して垂直な方向でかつ矩形スロ
ット41a,41bから放射導体2に向かう方向で自由空
間に放射される。
【0010】ここで上述のように、上記円偏波円形パッ
チアンテナの共振周波数と上記円偏波円環パッチアンテ
ナの共振周波数が互いに異なるように設定され、また、
円環スロット71と各矩形スロット41a,41bとの間
が概ね接地電位を有する各スルーホール導体80cによ
って遮蔽されて電気的に分離され、これによって各パッ
チアンテナが電気的に分離されているので、当該マイク
ロストリップアンテナを互いに異なる2周波において上
記円偏波円形パッチアンテナを送信用として、また上記
円偏波円環パッチアンテナを受信用として使用すること
ができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の2周波共用マイクロストリップアンテナにおい
ては、送信用円偏波円形パッチアンテナ及び受信用円偏
波円環パッチアンテナとも、直交2点給電を行っている
ため、それぞれ複数の給電用の給電線路を備える必要が
ある。また、円形放射導体給電用のスロットが形成でき
る領域は、円環放射導体の内径の内側の狭い領域に限ら
れるため、スロット同士あるいは給電線路と他のスロッ
トとの間または給電線路同士など不要な結合を生じるこ
とがあり、放射される円偏波の軸比が悪化したり、送信
端子と受信端子との間のアイソレーションが悪化すると
いう問題点があった。また、この方法では送信側端子と
受信側端子の双方に90°ハイブリットを備える必要が
あり、2周波共用マイクロストリップアンテナの給電回
路が複雑になり、当該2周波共用マイクロストリップア
ンテナを用いてアレーアンテナを構成したとき当該アレ
ーアンテナの給電回路が極めて複雑になるという問題点
もあった。
【0012】本発明の目的は、以上の問題点を解決し、
送信端子と受信端子の間のアイソレーションを従来例に
比較して大きくでき、しかも給電回路の構成が簡単な2
周波共用マイクロストリップアンテナを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の2周波共用マイクロストリップアンテナは、第一の
共振周波数を有する送信用円偏波パッチアンテナと、第
二の共振周波数を有する受信用円偏波パッチアンテナと
を備えた2周波共用マイクロストリップアンテナであっ
て、上記送信用円偏波パッチアンテナは、第一の放射導
体と、上記第一の放射導体と対向して所定の間隔だけ離
れて設けられる接地導体と、上記第一の放射導体と上記
接地導体との間に設けられる円環状の第二の放射導体
と、上記第二の放射導体の内周縁端部と上記接地導体と
を電気的に接続する接続導体と、上記接地導体を介して
上記第一の放射導体と対向するように形成される第一の
給電線路と、上記第一の給電線路に交差するように上記
接続導体よりも内側の位置の上記接地導体に形成され、
上記第一の給電線路と上記第一の放射導体とを電磁的に
結合するための第一のスロットと、第一の共振周波数を
有するマイクロ波信号を上記第一の給電線路に給電した
ときに、上記第一の放射導体から円偏波の電磁波を放射
する縮退分離手段とを備え、上記受信用円偏波パッチア
ンテナは、上記第二の放射導体と、上記接地導体を介し
て上記第二の放射導体と対向するように互いに離れて形
成される第二と第三の給電線路と、上記第二と第三の給
電線路にそれぞれ交差するようにかつ、上記第二の放射
導体の中心を中心として互いに90°の角度を隔てて、
上記接続導体よりも外側の位置の上記接地導体に形成さ
れ、上記第二の給電線路と上記第二の放射導体及び第三
の給電線路と上記第二の放射導体とをそれぞれ電磁的に
結合する矩形形状の第二と第三のスロットとを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の2周波共用マイクロ
ストリップアンテナは、請求項1記載の2周波共用マイ
クロストリップアンテナにおいて、上記縮退分離手段
は、上記第一の放射導体の一部に設けられた切り欠きで
あることを特徴とする。
【0015】また、請求項3記載の2周波共用マイクロ
ストリップアンテナは、請求項1記載の2周波共用マイ
クロストリップアンテナにおいて、上記第一のスロット
は、円環形状であることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の2周波共用マイクロストリ
ップアンテナは、請求項1記載の2周波共用マイクロス
トリップアンテナにおいて、上記第一のスロットは、十
字形状であることを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1記載の2周波共用マイクロストリップ
アンテナにおいては、第一の共振周波数を有するマイク
ロ波信号が上記第一の給電線路に入力されると、第一の
給電線路は第一のスロットを介して当該マイクロ波信号
の電磁波を第一の放射導体に励振する。このとき上記放
射導体2は接地導体として動作する。これによって、上
記円偏波パッチアンテナが励振され、上記縮退分離手段
と上記第一の放射導体によって、円偏波の上記電磁波が
第一の放射導体の面に対して垂直な方向でかつ第一のス
ロットから第一の放射導体に向かう方向で自由空間に放
射される。以上のようにして、送信用円偏波パッチアン
テナは円偏波の上記電磁波を自由空間に放射する。
【0018】一方、第二の共振周波数を有しかつ円偏波
の電磁波が、受信用円偏波パッチアンテナに入射される
と、第二の放射導体が励振され、第二の周波数を有し互
いに90°の位相差を有する電磁波がそれぞれ第二と第
三のスロットを介してそれぞれ第二と第三の給電線路に
入力される。これによって、それぞれ同一の第二の周波
数を有しかつ互いに90°の位相差を有する2つのマイ
クロ波信号が、第二と第三の給電線路に励起される。以
上のようにして、受信用円偏波パッチアンテナは、第二
の共振周波数を有しかつ円偏波の電磁波が入射される
と、それぞれ同一の第二の周波数を有しかつ互いに90
°の位相差を有する2つのマイクロ波信号を、第二と第
三の給電線路に励起する。さらに、例えば、上記第二の
周波数を有しかつ互いに90°の位相差を有する2つの
マイクロ波信号が、第二と第三の給電線路が入力端子に
接続された90°ハイブリッド回路に入力されると、上
記2つのマイクロ波信号は合成されて1つのマイクロ波
信号として出力される。
【0019】さらに、第一のスロットと第二のスロット
及び第一のスロットと第三のスロットは概ね接地電位を
有する接続導体によって遮蔽されて電気的に分離されて
いる。これによって、送信用円偏波パッチアンテナと受
信用円偏波パッチアンテナは電気的に分離される。以上
のようにして、本発明に係る2周波共用マイクロストリ
ップアンテナは、送信用円偏波パッチアンテナが第一の
周波数を有する電磁波を、自由空間中に放射する一方、
受信用円偏波パッチアンテナが第二の周波数を有しかつ
互いに90°の位相差を有する2つのマイクロ波信号
を、第二と第三の給電線路に励起する。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて説明する。
【0021】図1は、本発明に係る実施例の2周波共用
マイクロストリップアンテナの構成を示す斜視図であ
る。図2は、接地導体11を上方から見た平面図であ
り、図3は、誘電体基板10を上方から見た平面図であ
り、図4は、誘電体基板12を上方から見た平面図であ
る。図1ないし図4において、図11と図12と同一の
ものについては同一の符号を付している。
【0022】この実施例の2周波共用マイクロストリッ
プアンテナは、接地導体11に設けられた円環スロット
71を介して給電する1つのマイクロストリップ線路6
2と、切り欠き1cを設けた放射導体1とを備えた送信
用の円偏波円形パッチアンテナと、円環上の放射導体2
と、円環状の放射導体2の中心を中心として、互いに9
0°の角度を隔てて上記接地導体11上に設けられた2
つの矩形スロット41a,41bを介して給電するマイク
ロストリップ線路61a,61bとを備えた受信用の円偏
波円環パッチアンテナを備えたことを特徴としている。
【0023】図1に示すように、裏面に接地導体11が
形成された誘電体基板10上に円環状の放射導体2が形
成される。上記放射導体2の中心を中心として互いに4
5°の角度だけ離れた放射導体2の内周縁端部上の計8
か所の位置にそれぞれ、誘電体基板10をその面に垂直
な方向で貫通する円柱形状のスルーホール80hが形成
され、各スルーホール80hにそれぞれスルーホール導
体80cが充填される。これによって、上記放射導体2
の内周縁端部の全周が各スルーホール導体80cを介し
て接地導体11に電気的に接続される。ここで、各スル
ーホール80h間の間隔は、当該マイクロストリップア
ンテナの共振周波数の波長に比べて十分に短いように設
定される。このようにして、各スルーホール導体80c
によって疑似的な円筒形状の接続導体を形成することが
できる。
【0024】また、上記放射導体2及び誘電体基板10
上に誘電体基板12が形成され、この誘電体基板12上
に放射導体2と同軸で放射導体2の外径よりも短い直径
を有する放射導体1が形成される。さらに、放射導体1
には、放射導体1の中心を通る仮想線上の放射導体1の
2つの外周縁端部であって互いに対向する位置にそれぞ
れ略矩形形状の切り欠き1cが形成される。ここで、上
記仮想線は誘電体基板13の中央部に位置する直線形状
のストリップ導体62の長手方向と約45°の角度で立
体的に交差されるように設定される。なお、放射導体
1,2と、接地導体11の各面は互いに平行となるよう
に形成される。
【0025】さらに、上記接地導体11に、放射導体2
の内径よりも短い外径と内径を有し接地導体11の厚さ
方向に貫通する円環形状の円環スロット71が、上記放
射導体1,2と同軸となるように、上記放射導体1の直
下の位置に形成される。また、上記接地導体11に放射
導体2の中心からの一放射方向に対して垂直な方向の長
手の辺を有し接地導体11の厚さ方向に貫通する矩形ス
ロット41aが、上記各スルーホール導体80cの疑似円
筒外周面の外側であって放射導体2の直下の位置に形成
される。さらに、上記接地導体11に、放射導体2の中
心からの一放射方向に対して垂直な方向の長手の辺を有
し接地導体11の厚さ方向に貫通する矩形スロット41
bが、上記各スルーホール導体80cの疑似円筒外周面の
外側であって矩形スロット41aの形成位置から放射導
体1の中心を中心として図2の上面から見て左回りの方
向に概ね90°だけ回転された放射導体2の直下の位置
に形成される。
【0026】上記接地導体11が形成された誘電体基板
10の裏面全面上に、誘電体基板13が形成される。ま
た、誘電体基板13上に、ストリップ導体51aが、そ
の少なくとも矩形スロット41a交差する一部分(以下、
主要部という。)の長手方向が放射導体1の中心からの
一放射方向と平行となり、かつストリップ導体51aが
矩形スロット41aの長手方向と直交した後、上記各ス
ルーホール導体80cの疑似円筒外周面と矩形スロット
41aとの間でストリップ導体51aの終端部に向かって
図2の上から見たときに概ね直角で図上上側に曲げられ
て形成される。これによって、ストリップ導体51aと
接地導体11によって給電用マイクロストリップ線路6
1aを構成する。さらに、ストリップ導体51bが、その
少なくとも矩形スロット41bと交差する一部分の長手
方向が放射導体1の中心からの一放射方向と平行とな
り、かつストリップ導体51bが矩形スロット41bの長
手方向と直交した後、上記各スルーホール導体80cの
疑似円筒外周面と矩形スロット41bとの間でストリッ
プ導体41bの終端部に向かって図2の上から見たとき
に概ね直角で図上上側に曲げられて形成される。これに
よって、ストリップ導体51bと接地導体11によって
給電用マイクロストリップ線路61bを構成する。また
さらに、誘電体基板13上に、ストリップ導体52が、
その少なくとも誘電体基板13の中央部に位置する主要
部の長手方向がストリップ導体51aの主要部の長手方
向とストリップ導体51bの主要部の長手方向とに対し
て135°の角度をなし、かつストリップ導体52が円
環スロット71との交差点で円環スロット71の接線方
向と直交し、放射導体1の中心に向かう方向に突出する
ように形成される。これによって、ストリップ導体52
と接地導体11によって給電用マイクロストリップ線路
62を構成する。
【0027】さらに、マイクロストリップ導体51aは
90°ハイブリッド回路90の一方の入力端子91に接
続され、マイクロストリップ導体51bは90°ハイブ
リッド回路90の他方の入力端子92に接続される。ま
た、90°ハイブリッド回路90の一方の出力端子93
には、終端抵抗95が接続されている。90°ハイブリ
ッド回路90は、公知のように、それぞれ1/4波長の
4個の伝送線路がリング状に接続されて構成され、4個
の伝送線路のうち1個の伝送線路の両端に入力端子9
1,92が接続され、入力端子が接続された伝送線路に
対向して配置された伝送線路に出力端子93,94が接
続されて構成される。
【0028】以上のように形成されたマイクロストリッ
プアンテナにおいて、放射導体1と、接地導体として動
作する放射導体2と、放射導体1に設けられた切り欠き
1cと、円環スロット71と、給電用マイクロストリッ
プ線路62によって円偏波円形パッチアンテナを構成
し、また、放射導体2と、接地導体11と、矩形スロッ
ト41a,41bと、給電用マイクロストリップ線路61
a,61bによって円偏波円環パッチアンテナを構成して
いる。ここで、円偏波円形パッチアンテナの共振周波数
は、公知の通り放射導体1の半径と誘電体基板12の誘
電率と厚さによって決定され、円偏波円環パッチアンテ
ナの共振周波数は、公知の通り放射導体2の半径と誘電
体基板10の誘電率と厚さによって決定されるが、本実
施例においては、円偏波円形パッチアンテナの共振周波
数(以下、第一の共振周波数という。)と、円偏波円環パ
ッチアンテナの共振周波数(以下、第二の共振周波数と
いう。)とが互いに異なるように設定される。
【0029】以上のように構成されたマイクロストリッ
プアンテナにおいて、第一の共振周波数を有するマイク
ロ波信号を上記マイクロストリップ線路62を介して入
力したとき、当該マイクロ波信号の電磁波が円環スロッ
ト71と誘電体基板10と誘電体基板12を介して放射
導体1に対して放射され、これによって、上記円偏波円
形パッチアンテナが励振され、放射導体1に形成された
切り欠き1cによる縮退分離によって、円偏波の上記電
磁波が放射導体1の面に対して垂直な方向でかつ円環ス
ロット71から放射導体1に向かう方向で自由空間に放
射される。
【0030】また、第二の共振周波数を有しかつ円偏波
の電磁波が、円偏波円環パッチアンテナに入射される
と、放射導体2が励振され、第二の周波数を有し互いに
90°の位相差を有する電磁波がそれぞれ矩形スロット
41a,41bを介してそれぞれマイクロストリップ線路
61a,61bに入力される。これによって、それぞれ同
一の第二の周波数を有しかつ互いに90°の位相差を有
する2つのマイクロ波信号が、ストリップ導体51a,5
1bに発生する。当該2つのマイクロ波信号は、90°
ハイブリッド回路90の入力端子91,92に入力さ
れ、合成された後出力端子94から受信信号として出力
される。
【0031】ここで上述のように、上記円偏波円形パッ
チアンテナの共振周波数と上記円環パッチアンテナの共
振周波数が互いに異なるように設定され、また、円環ス
ロット71と各矩形スロット41a,41bとの間が概ね
接地電位を有する各スルーホール導体80cによって遮
蔽されて電気的に分離され、これによって各パッチアン
テナが電気的に分離されているので、当該マイクロスト
リップアンテナを互いに異なる2周波において上記円偏
波円形パッチアンテナを送信用として、また上記円偏波
円環パッチアンテナを受信用として使用することができ
る。
【0032】この実施例の2周波共用マイクロストリッ
プアンテナは、送信用の円偏波円環パッチアンテナの給
電用線路として、1つのマイクロストリップ線路を用い
る一点給電によって円偏波を励振しているので、2つの
マイクロストリップ線路を用いた場合と比較すると、給
電線路間又は給電線路とスロット間の不要な結合が低減
できるために、送信側端子と受信側端子との間のアイソ
レーションを大きくすることができ、軸比が改善できる
という特有の利点を有する。さらに、送信側の90°ハ
イブリッド回路90が不要であり、給電回路が簡素化で
きる。
【0033】上記実施例の2周波共用マイクロストリッ
プアンテナの電気的特性を測定するため、当該マイクロ
ストリップアンテナを試作した。
【0034】図5は、上記試作した円偏波2周波共用マ
イクロストリップアンテナの各パッチアンテナのマイク
ロストリップ線路62,61b,61aの各入力端子におい
て測定された入力端反射係数S11,S22,S33[d
B]の周波数特性を示すグラフであり、図6は、90°
ハイブリッド回路90の出力端子94とマイクロストリ
ップ線路の入力端子間において測定された各端子間の相
互結合量[dB]の周波数特性を示すグラフである。
【0035】図5に図示した円偏波円形パッチアンテナ
の入力端反射係数の周波数特性S11から明らかなよう
に、円偏波円形パッチアンテナの共振周波数は約1.6
4GHzであり、電圧定在波比が2以下の帯域幅に対応
する入力端反射係数S11が約−9.5dB以下の帯域
幅(以下、単に帯域幅という。)は当該共振周波数に対し
て約5.6%であった。また、図5に示した円偏波円環
パッチアンテナの入力端反射係数S22,S33の周波
数特性から明らかなように、円偏波円環パッチアンテナ
の共振周波数は約1.54GHzであり、上記帯域幅は
当該共振周波数に対して約1.8%であった。従って、
各パッチアンテナにおいて使用する2周波とも十分な共
振特性が得られている。
【0036】図6に図示した相互結合量の周波数特性か
ら明らかなように、90°ハイブリッド回路90の出力
端子94とマイクロストリップ線路62の入力端子間に
おいて測定された各端子間の相互結合量は受信周波数
1.54GHzにおいて約−15dBとなり、送信周波数
1.64GHzにおいて約−35dBとなっていることが
わかる。これによって、円偏波円形パッチアンテナを1
つのマイクロストリップ線路を用いる一点給電により励
振することによって、送信端子と受信端子との間のアイ
ソレーションを従来例に比較して大きくできることがわ
かる。
【0037】以上の実施例においては、円環スロット7
1を用いているが、本発明はこれに限らず、図8に示す
ように円環スロット71に代えて十字スロット72を用
いてもよい。十字スロット72は、直交する2つのスロ
ットの長手方向がそれぞれ誘電体基板13の中央部に位
置するストリップ導体52の長手方向と45°の角度に
なるように形成される。図9は、試作した十字スロット
72を用いた円偏波2周波共用マイクロストリップアン
テナの、各パッチアンテナのマイクロストリップ線路6
2,61b,61aの各入力端において測定された入力端反
射係数S11,S22,S33[dB]の周波数特性を示す
グラフであり、図10は、90°ハイブリッド回路90
の出力端子94とマイクロストリップ線路62の入力端
子間において測定された各端子間の相互結合量[dB]の
周波数特性を示すグラフである。
【0038】この場合図9に図示した円偏波円形パッチ
アンテナの入力端反射係数S11の周波数特性から明ら
かなように、円偏波円形パッチアンテナの共振周波数は
約1.64GHzであり、帯域幅は当該共振周波数に対
して約5.3%であった。また、図9に示した円偏波円
環パッチアンテナの入力端反射係数S22,S33の周
波数特性から明らかなように、円偏波円環パッチアンテ
ナの共振周波数は約1.54GHzであり、上記帯域幅
は当該共振周波数に対して約2.1%であった。従っ
て、各パッチアンテナにおいて使用する2周波とも十分
な共振特性が得られている。さらに図10に図示した相
互結合量の周波数特性から明らかなように、90°ハイ
ブリット90の出力端子94とマイクロストリップ線路
62の入力端子間において測定された各端子間の相互結
合量は受信周波数1.54GHzにおいて約18dBが得
られ、送信周波数1.64GHzにおいて約35dBが得
られていることがわかる。これによって、円偏波円形パ
ッチアンテナの給電線路として1つのマイクロストリッ
プ線路を用い、かつ十字スロット72を用いることによ
って、送信端子と受信端子との間のアイソレーションを
従来例に比較して大きくできることがわかる。
【0039】本実施例においては、スルーホール導体8
0cによって疑似的な円筒形状の接続導体を形成した
が、本発明はこれに限らず円筒形状の接続導体を形成し
てもよい。
【0040】本実施例においては、誘電体基板10,1
2,13を用いて円形パッチアンテナと円環パッチアン
テナを構成したが、本発明はこれに限らず自由空間中に
立体的に各導体を形成して上記各パッチアンテナを構成
してもよい。
【0041】本実施例においては、ストリップ導体51
aの主要部とストリップ導体51b主要部は互いに90°
の角度となるように形成し、ストリップ導体52はスト
リップ導体51aの主要部とストリップ導体51b主要部
に対してそれぞれ135°の角度となるように形成した
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】本実施例においては、受信用給電線路とし
てマイクロストリップ線路を2個用いる2点給電によっ
て円偏波を放射したが、本発明はこれに限らずマイクロ
ストリップ線路を4個用いる4点給電によって円偏波を
放射してもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る2周波共用マイクロストリ
ップアンテナは、送信用の円偏波円形パッチアンテナの
給電用線路として、1つのマイクロストリップ線路を用
いているので、2つのマイクロストリップ線路を用いた
場合に比較すると、給電線路間又は給電線路とスロット
間の不要な結合が低減できるため、送信側端子と受信側
端子のアイソレーションを大きくすることができ、さら
に放射円偏波の軸比が改善できるという利点を有する。
特に送信周波数におけるアイソレーションは極めて良い
という特有の利点を有する。さらに送信側の給電回路に
90°ハイブリッド回路90が不要であり、給電回路が
簡略化できる。特に本発明に係る2周波共用マイクロス
トリップアンテナを複数個用いてアレーアンテナを構成
した場合に90°ハイブリッド回路を大幅に減少させる
ことができ、簡略化の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例の2周波共用マイクロス
トリップアンテナの構成を示す斜視図である。
【図2】 図1の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナにおいて、接地導体11を上方から見た平面図であ
る。
【図3】 図1の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナにおいて、誘電体基板10を上方から見た平面図であ
る。
【図4】 図1の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナにおいて、誘電体基板12を上方から見た平面図であ
る。
【図5】 図1の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナの各パッチアンテナのマイクロストリップ線路の各入
力端において測定された入力端反射係数S11,S22,
S33の周波数特性を示すグラフである。
【図6】 図1の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナの受信出力端子と送信入力端子との間において測定さ
れた相互結合量の周波数特性を示すグラフである。
【図7】 本発明に係る実施例の変形例の2周波共用マ
イクロストリップアンテナにおいてその接地導体11を
上方から見た平面図である。
【図8】 本発明に係る実施例の変形例の2周波共用マ
イクロストリップアンテナにおいて誘電体基板12を上
方から見た平面図である。
【図9】 図7の2周波共用マイクロストリップアンテ
ナの各パッチアンテナのマイクロストリップ線路の各入
力端において測定された入力端反射係数S11,S22,
S33の周波数特性を示すグラフである。
【図10】 図7の2周波共用マイクロストリップアン
テナの受信出力端子と送信入力端子との間において測定
された相互結合量の周波数特性を示すグラフである。
【図11】 従来例の2周波共用マイクロストリップア
ンテナを示す平面図である。
【図12】 図11のD−D'線についての縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1,2…放射導体 1c…切り欠き 10,12,13…誘電体基板 11…接地導体 41a,41b…矩形スロット 51a,51b,52a,52b…ストリップ導体 61a,61b,62a,62b…マイクロストリップ線路 71…円環スロット 72…十字スロット 80c…スルーホール導体 80h…スルーホール 90…90°ハイブリッド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千葉 勇 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール光電波 通信研究所内 (72)発明者 唐沢 好男 京都府相楽郡精華町大字乾谷小字三平谷5 番地 株式会社エイ・ティ・アール光電波 通信研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の共振周波数を有する送信用円偏波
    パッチアンテナと、第二の共振周波数を有する受信用円
    偏波パッチアンテナとを備えた2周波共用マイクロスト
    リップアンテナであって、 上記送信用円偏波パッチアンテナは、 第一の放射導体と、 上記第一の放射導体と対向して所定の間隔だけ離れて設
    けられる接地導体と、 上記第一の放射導体と上記接地導体との間に設けられる
    円環状の第二の放射導体と、 上記第二の放射導体の内周縁端部と上記接地導体とを電
    気的に接続する接続導体と、 上記接地導体を介して上記第一の放射導体と対向するよ
    うに形成される第一の給電線路と、 上記第一の給電線路に交差するように上記接続導体より
    も内側の位置の上記接地導体に形成され、上記第一の給
    電線路と上記第一の放射導体とを電磁的に結合するため
    の第一のスロットと、 第一の共振周波数を有するマイクロ波信号を上記第一の
    給電線路に給電したときに、上記第一の放射導体から円
    偏波の電磁波を放射する縮退分離手段とを備え、 上記受信用円偏波パッチアンテナは、 上記第二の放射導体と、 上記接地導体を介して上記第二の放射導体と対向するよ
    うに互いに離れて形成される第二と第三の給電線路と、 上記第二と第三の給電線路にそれぞれ交差するようにか
    つ、上記第二の放射導体の中心を中心として互いに90
    °の角度を隔てて、上記接続導体よりも外側の位置の上
    記接地導体に形成され、上記第二の給電線路と上記第二
    の放射導体及び第三の給電線路と上記第二の放射導体と
    をそれぞれ電磁的に結合する矩形形状の第二と第三のス
    ロットとを備えたことを特徴とする2周波共用マイクロ
    ストリップアンテナ。
  2. 【請求項2】 上記縮退分離手段は、上記第一の放射導
    体の一部に設けられた切り欠きであることを特徴とする
    請求項1記載の2周波共用マイクロストリップアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 上記第一のスロットは、円環形状である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の2周波共
    用マイクロストリップアンテナ。
  4. 【請求項4】 上記第一のスロットは、十字形状である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の2周波共
    用マイクロストリップアンテナ。
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