JPH0724897B2 - 中空シヤフトの製造方法 - Google Patents
中空シヤフトの製造方法Info
- Publication number
- JPH0724897B2 JPH0724897B2 JP59209851A JP20985184A JPH0724897B2 JP H0724897 B2 JPH0724897 B2 JP H0724897B2 JP 59209851 A JP59209851 A JP 59209851A JP 20985184 A JP20985184 A JP 20985184A JP H0724897 B2 JPH0724897 B2 JP H0724897B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- mounting portion
- hollow shaft
- power transmission
- transmission member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は中空シャフトの製造方法にかかり、特に小型車
輌の車軸に使用するに適する中空シャフトの製造方法に
関する。
輌の車軸に使用するに適する中空シャフトの製造方法に
関する。
例えばバルーンタイヤを備えて荒地走行を主目的とする
バギー車のような車輌においては、走行時におけるバウ
ンドや着地時にショックにより主に後輪軸に大きい荷重
が掛り、曲げおよび捩りモーメントが負荷される。ま
た、この種の車輌は車体重量が僅かでも軽いことが要求
される。
バギー車のような車輌においては、走行時におけるバウ
ンドや着地時にショックにより主に後輪軸に大きい荷重
が掛り、曲げおよび捩りモーメントが負荷される。ま
た、この種の車輌は車体重量が僅かでも軽いことが要求
される。
そこで上記車輌を中空管材で構成することが行なわれて
いるが、所定の強度を持たせるために管材の外径および
肉厚を相当厚くする必要があり、重量軽減にはさほど効
果を挙げていない。
いるが、所定の強度を持たせるために管材の外径および
肉厚を相当厚くする必要があり、重量軽減にはさほど効
果を挙げていない。
本発明はこれに鑑み、車輌の軸に用いる管材を必要長さ
範囲2重管構造とし、かつ捩れ方向には内外管が一体と
なり、曲げに対しては内外管がスライドして逃げること
により応力集中がなく、車軸として十分なる強度を有す
る中空シャフトの製造方法を提供することを目的として
なされたものである。
範囲2重管構造とし、かつ捩れ方向には内外管が一体と
なり、曲げに対しては内外管がスライドして逃げること
により応力集中がなく、車軸として十分なる強度を有す
る中空シャフトの製造方法を提供することを目的として
なされたものである。
上記目的を達成するため、本発明による中空シャフトの
製造方法は、車軸として必要な長さを有する外管と、こ
の外管より短かく外管内に可及的密に挿入される外径を
有し動力伝達部材取付部およびその左右の軸承部分を包
含し得る長さを有する内管とを設け、この内外管の接合
面のいずれかに管軸方向に延びる多数条の凹凸加工を施
し、この内管を外管内所定位置に挿入して内外管を絞り
加工、叩打加工等圧接加工して内外管を一体化させると
ともに前記動力伝達部材取付部、軸承部分、および車輪
取付部を成形することを特徴とするものである。
製造方法は、車軸として必要な長さを有する外管と、こ
の外管より短かく外管内に可及的密に挿入される外径を
有し動力伝達部材取付部およびその左右の軸承部分を包
含し得る長さを有する内管とを設け、この内外管の接合
面のいずれかに管軸方向に延びる多数条の凹凸加工を施
し、この内管を外管内所定位置に挿入して内外管を絞り
加工、叩打加工等圧接加工して内外管を一体化させると
ともに前記動力伝達部材取付部、軸承部分、および車輪
取付部を成形することを特徴とするものである。
以下、本発明を第1図ないし第3図に示す実施例を参照
して説明する。
して説明する。
本発明による中空シャフト1は、車軸としての所定長さ
を有する外管2と、この外管2の内面にそって密接嵌合
される内管3とからなるもので、この内管3は車軸とし
ての曲げおよび捩り荷重を多く受ける範囲に設けられ
る。
を有する外管2と、この外管2の内面にそって密接嵌合
される内管3とからなるもので、この内管3は車軸とし
ての曲げおよび捩り荷重を多く受ける範囲に設けられ
る。
すなわち、外管2は、第3図示のようにエンジン側から
の駆動力の伝達を受けるための傘歯車等の動力伝達部材
4を取付ける最も大径な動力伝達部材取付部5と、この
取付部5より外側で軸方向中央から左右対称位置に車体
に軸受6,6を介して支持される軸承部分7,7と、車輪8,8
を取り付ける車輪取付部9,9と、車輪8,8を抜止めするナ
ット10,10の螺合ネジ11,11を刻設する固定部12,12とを
有している。
の駆動力の伝達を受けるための傘歯車等の動力伝達部材
4を取付ける最も大径な動力伝達部材取付部5と、この
取付部5より外側で軸方向中央から左右対称位置に車体
に軸受6,6を介して支持される軸承部分7,7と、車輪8,8
を取り付ける車輪取付部9,9と、車輪8,8を抜止めするナ
ット10,10の螺合ネジ11,11を刻設する固定部12,12とを
有している。
前記動力伝達部材取付部5の外周にはスプライン13が形
成され、動力伝達部材4を回転不能に嵌合するようにな
っている。
成され、動力伝達部材4を回転不能に嵌合するようにな
っている。
内管3は、第2図に示すように前記外管よりも短かいも
ので、その外周軸方向に管軸方向に延びる多数の山形状
凹凸またはこれに類する凹凸14を転造により形成され、
かつ前記外管2の軸承部分7,7を包含する長さを有する
ものである。
ので、その外周軸方向に管軸方向に延びる多数の山形状
凹凸またはこれに類する凹凸14を転造により形成され、
かつ前記外管2の軸承部分7,7を包含する長さを有する
ものである。
上記の内管3を外管2の内部所定位置に嵌入したのち外
管2の外面から絞り加工、叩打加工、またはバルジ加工
等の加工手段により前記動力伝達部材取付部5、軸承部
分7,7、車輪取付部9,9、および固定部12,12の各形状に
加工し、この加工により内管3の外周面の凹凸14が外管
2の内周面に圧入して一体化される。
管2の外面から絞り加工、叩打加工、またはバルジ加工
等の加工手段により前記動力伝達部材取付部5、軸承部
分7,7、車輪取付部9,9、および固定部12,12の各形状に
加工し、この加工により内管3の外周面の凹凸14が外管
2の内周面に圧入して一体化される。
本発明は上記のように構成されるので、成形された中空
シャフト1は、曲げや捩り荷重を最も受ける軸承部分7,
7間が内外2重管構造となり、かつこれら外管2と内管
3とは凹凸14により捩れ方向には一体化されるので、捩
り力に対し内外管が一体となって耐抗し、バギー車のよ
うな荒地走行車輌の車軸に適用しても十分な強度を持
ち、また曲げに対しては内外管は凹凸14に関係なく逃げ
るので両者の接合面に局部的な応力が発生せず、しかも
全長にわたっての2重管構造ではないので軽量であり、
さらに加工硬化により材料の硬度を増すのでそれだけ管
材の肉厚を少くできる。
シャフト1は、曲げや捩り荷重を最も受ける軸承部分7,
7間が内外2重管構造となり、かつこれら外管2と内管
3とは凹凸14により捩れ方向には一体化されるので、捩
り力に対し内外管が一体となって耐抗し、バギー車のよ
うな荒地走行車輌の車軸に適用しても十分な強度を持
ち、また曲げに対しては内外管は凹凸14に関係なく逃げ
るので両者の接合面に局部的な応力が発生せず、しかも
全長にわたっての2重管構造ではないので軽量であり、
さらに加工硬化により材料の硬度を増すのでそれだけ管
材の肉厚を少くできる。
以上説明したように、本発明は、車軸として必要な長さ
を有する外管と、この外管内に可及的密に挿入される外
径を有し動力伝達部材取付部およびその左右の軸承部分
を包含し得る長さを有する内管とを設け、この内外管の
接合面のいずれかに管軸方向に延びる多数条の凹凸加工
を施し、この内管を外管内所定位置に挿入して内外管を
絞り加工、叩打加工等圧接加工して内外管を一体化させ
るとともに前記動力伝達部材取付部、軸承部分、および
車輪取付部を形成するようにしたので、中空車車軸であ
っても強靭で、重量の増大も少なく、特にバギー車の後
車軸に適用して最適であり、製造も容易で安価に供し得
る優れた効果がある。
を有する外管と、この外管内に可及的密に挿入される外
径を有し動力伝達部材取付部およびその左右の軸承部分
を包含し得る長さを有する内管とを設け、この内外管の
接合面のいずれかに管軸方向に延びる多数条の凹凸加工
を施し、この内管を外管内所定位置に挿入して内外管を
絞り加工、叩打加工等圧接加工して内外管を一体化させ
るとともに前記動力伝達部材取付部、軸承部分、および
車輪取付部を形成するようにしたので、中空車車軸であ
っても強靭で、重量の増大も少なく、特にバギー車の後
車軸に適用して最適であり、製造も容易で安価に供し得
る優れた効果がある。
第1図は本発明により得る中空シャフトの一例を示す半
部断面図、第2図は第1図II−II線相当部分の拡大断面
図、第3図は同適車軸の一例を示す要部の説明図であ
る。 1……中空シャフト、2……外管、3……内管、4……
動力伝達部材、5……動力伝達部材取付部、7……軸承
部分、9……車軸取付部、12……固定部、14……凹凸。
部断面図、第2図は第1図II−II線相当部分の拡大断面
図、第3図は同適車軸の一例を示す要部の説明図であ
る。 1……中空シャフト、2……外管、3……内管、4……
動力伝達部材、5……動力伝達部材取付部、7……軸承
部分、9……車軸取付部、12……固定部、14……凹凸。
Claims (1)
- 【請求項1】車軸として必要な長さを有する外管と、こ
の外管より短かく外管内に可及的密に挿入される外径を
有し動力伝達部材取付部およびその左右の軸承部分を包
含し得る長さを有する内管とを設け、この内外管の接合
面のいずれかに管軸方向に延びる多数条の凹凸加工を施
し、この内管を外管内所定位置に挿入して内外管を絞り
加工、叩打加工等圧接加工して内外管を一体化させると
ともに前記動力伝達部材取付部、軸承部分、および車輪
取付部を成形することを特徴とする中空シャフトの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59209851A JPH0724897B2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 中空シヤフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59209851A JPH0724897B2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 中空シヤフトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6188931A JPS6188931A (ja) | 1986-05-07 |
JPH0724897B2 true JPH0724897B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=16579671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59209851A Expired - Lifetime JPH0724897B2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 | 中空シヤフトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724897B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3837293A1 (de) * | 1988-11-03 | 1990-05-17 | Emitec Emissionstechnologie | Verbundhohlkoerper |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5435896B2 (ja) * | 1974-08-28 | 1979-11-06 | ||
JPS528743U (ja) * | 1975-07-04 | 1977-01-21 | ||
JPS56102233U (ja) * | 1980-01-10 | 1981-08-11 | ||
DE3004132C2 (de) * | 1980-02-01 | 1985-06-20 | Mannesmann AG, 4000 Düsseldorf | Verfahren zum Herstellen von einteiligen Kraftfahrzeughohlachsen |
JPS56150688A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-21 | Masanobu Nakamura | Joining method of metallic pipes mutually |
JPS5822362A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 耐食耐摩耗鋳鋼 |
JPS58132325A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Mazda Motor Corp | 中空カムシヤフトの製造方法 |
JPS5915808U (ja) * | 1982-07-22 | 1984-01-31 | 岩谷産業株式会社 | トルク伝達用金属管 |
-
1984
- 1984-10-08 JP JP59209851A patent/JPH0724897B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6188931A (ja) | 1986-05-07 |
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