JPH07248048A - 無段変速機のベルトテンション機構 - Google Patents

無段変速機のベルトテンション機構

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JPH07248048A
JPH07248048A JP6778194A JP6778194A JPH07248048A JP H07248048 A JPH07248048 A JP H07248048A JP 6778194 A JP6778194 A JP 6778194A JP 6778194 A JP6778194 A JP 6778194A JP H07248048 A JPH07248048 A JP H07248048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
spring
conical wheel
movable
output shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6778194A
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English (en)
Inventor
Koichiro Nokura
功一郎 野倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実な変速を維持することのできるテンショ
ン機構を提供する。 【構成】 可動プーリー23の裏側に固定され摺動面を
有するカムドラム26と、該カムドラムの摺動面に摺接
するカム面を有し出力軸21に外嵌されたカムフィック
ス28と、該カムフィックス28と前記可動プーリー2
3の裏面間に介装されたスプリング31とを備えた無段
変速機のベルトテンション機構において、前記スプリン
グ31と前記カムフィックス28との間に、前記スプリ
ング31外周に少なくともその線径dとほぼ同寸法ある
いはそれより若干長い寸法で外嵌する縁部35を有する
スプリングシート32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無段変速機における
ベルトテンション機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、無段変速機の
出力軸1には固定円錐車(固定プーリー)2が一体に形
成され、また、この出力軸1には固定円錐車2と対向状
に可動円錐車(可動プーリー)3が移動可能に設けられ
て、この固定円錐車2と可動円錐車3と、入力側の可変
プーリー(図示せず)の間にはベルト4が掛装されてお
り、このベルト4にテンションを掛けるため、この可動
円錐車3と出力軸1との間には、可動円錐車3を固定円
錐車2側へ押圧するトルクカム5が介装されている。こ
のトルクカム5は図5に示すように、可動円錐車3の背
面側に取付けられるカムドラム6と、出力軸1に取付け
られるカムフィックス8とからなるもので、カムドラム
6は可動円錐車3の筒状軸3aに外嵌状に取付けられ、
このカムドラム6には複数の略山形状で傾斜状のカム面
7aを有するカム爪部7が形成され、また、カムフィッ
クス8は可動円錐車3の筒状軸3aに外嵌されてカムド
ラム6と対向され、カム爪部7と噛み合い連繋する略山
形状でカム面7aと摺接するカム面9aを有する複数の
カム爪部9が形成され、この爪部9の基部の外周にはス
プリング12を受けるフランジ部10が形成され、この
フランジ部10と可動円錐車3との間にはスプリングシ
ート11を介してスプリング12が弾着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た出力軸1側のテンション機構において、同出力軸1が
回転されるとカムフィックス8も共に回転され、これに
よりカムフィックス8と噛合い連繋されたカムドラム6
との相互のカム面7a,9aが摺接して、カムドラム6
を介して可動円錐車3は固定円錐車2側へ押されてベル
ト4にテンションが掛かるように構成されている。しか
しながら、この出力軸1が高速回転されると、スプリン
グ12も共に高速回転され、そのためスプリング12は
遠心力を受けて、とくに、カムフィックス8側が開拡状
となって、両円錐車2,3の間隔に断続的な変化を生
じ、確実な変速を維持することができない問題があり、
また、ベルト4の耐久性を損なう等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、確実な変速を維持することのできるテ
ンション機構を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、出力軸に固定された固定プーリーと、
該固定プーリーと対向状に前記出力軸の軸方向へ移動可
能に配設された可動プーリーと、該可動プーリーと前記
固定プーリー間に巻き掛けられるベルトと、前記可動プ
ーリーの裏側に固定され摺動面を有するカムドラムと、
該カムドラムの摺動面に摺接するカム面を有し前記出力
軸に外嵌されたカムフィックスと、該カムフィックスと
前記可動プーリーの裏面間に介装されたスプリングとを
備えた無段変速機のベルトテンション機構において、前
記スプリングと前記カムフィックスとの間に、前記スプ
リング外周に、少なくともその線径とほぼ同寸法あるい
はそれより若干長い寸法で外嵌する縁部を有するスプリ
ングシートを設けたことであり、さらに、前記スプリン
グに外嵌する縁部は前記カムフィックスのフランジ部に
設ける構成としたことである。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、高速回転に伴いス
プリングが遠心力により開拡することを抑制することが
できる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、無段変速機の出力軸21には固定円錐車
(固定プーリー)22が一体に形成され、また、この出
力軸21には固定円錐車22と対向状に可動円錐車(可
動プーリー)23が移動可能に設けられて、この固定円
錐車22と可動円錐車23と、変速側の可変プーリー
(図示せず)の間にはベルト24が掛装されており、こ
のベルト24にテンションを掛けるため、可動円錐車2
3と出力軸21との間には可動円錐車23を固定円錐車
22側へ押圧するトルクカム25が介装されている。こ
のトルクカム25は、可動円錐車23の背面側に取付け
られるカムドラム26と、出力軸21に取付けられるカ
ムフィックス28とからなるもので、このカムドラム2
6は従来と同様に構成され、可動円錐車23の筒状軸2
3aに外嵌状に取付けられるもので、このカムドラム2
6には複数の略山形状で傾斜状のカム面27aを有する
カム爪部27が形成され、また、カムフィックス28は
可動円錐車23の筒状軸23aに外嵌され、カムドラム
26と対向されてカム爪部27と噛み合い連繋する略山
形状でカム面27aと摺接するカム面29aを有する複
数のカム爪部29が形成され、この爪部29の基部の外
周にはスプリング31を受けるフランジ部30が形成さ
れ、このフランジ部30と可動円錐車23との間にはス
プリングシート32を介してスプリング31が弾着され
ている。
【0008】このスプリングシート32は、カムフィッ
クス28のカム爪部29の基部に外嵌する内径部33を
有し、スプリング31の外周寸法Dとほぼ同径の外周部
34を有する板状リングに形成されるとともに、この外
周部34には図2に示すように、ほぼ直角状にスプリン
グ31の線径dとほぼ同寸法あるいはそれより若干長い
寸法で屈曲形成される縁部35が形成されている。
【0009】上記のように構成したものであるから、出
力軸21が高速回転された際に、カムフィックス28の
フランジ部30側において、例えばスプリング31の素
線31a側が遠心力により開拡しようとしても、この端
部の素線31aはスプリングシート32に形成した縁部
35により抑制され、この素線31aに連続する素線3
1b,31cが遠心力により外方へ開拡(膨脹)しよう
とするものであるが、素線31b,31cが開拡しよう
とすると素線31aは縁部35により抑制されて縁部3
5に沿って矢印方向へ移動し、カムフィックス28もこ
れに追従して移動しようとするが、しかし、このカムフ
ィックス28の移動量は縁部35の抑制により極めて微
小な移動となり、変速に影響を与えることがなく、ま
た、ベルト24に損傷を与えることがなく、安定した変
速状態を維持することができる。
【0010】また、図3は他の態様を示すもので、この
場合、カムフィックス28のフランジ部30の外周より
直角状に縁部36を一体に形成したもので、この縁部3
6は上記縁部35と同様にスプリング31の線径dとほ
ぼ同寸法あるいはそれより若干長い寸法で一体に形成し
たもので、この場合においても同様にスプリング31の
高速回転による開拡を抑制することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、出力軸が高速回転した場合、カムドラムとカムフ
ィックスとの間に弾着されたスプリングのカムフィック
ス側の端部が遠心力により開拡しようとするが、スプリ
ングシートあるいはカムフィックスのフランジ部に形成
した縁部により抑制され、変速に影響を与えることがな
く、また、ベルトに損傷を与えることがなく安定した変
速状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無段変速機の出力軸側の断面図である。
【図2】無段変速機の出力軸側のスプリングシートの作
用説明図である。
【図3】スプリングを抑制する他の態様を示す断面図で
ある。
【図4】従来の無段変速機の出力軸側の断面図である。
【図5】トルクカムの斜視図である。
【符号の説明】
21 出力軸 22 固定円錐車 23 可動円錐車 24 ベルト 25 トルクカム 26 カムドラム 28 カムフィックス 30 フランジ部 31 スプリング 32 スプリングシート 35,36 縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸に固定された固定プーリーと、該
    固定プーリーと対向状に前記出力軸の軸方向へ移動可能
    に配設された可動プーリーと、該可動プーリーと前記固
    定プーリー間に巻き掛けられるベルトと、前記可動プー
    リーの裏側に固定され摺動面を有するカムドラムと、該
    カムドラムの摺動面に摺接するカム面を有し前記出力軸
    に外嵌されたカムフィックスと、該カムフィックスと前
    記可動プーリーの裏面間に介装されたスプリングとを備
    えた無段変速機のベルトテンション機構において、前記
    スプリングと前記カムフィックスとの間に、前記スプリ
    ング外周に、少なくともその線径とほぼ同寸法あるいは
    それより若干長い寸法で外嵌する縁部を有するスプリン
    グシートを設けたことを特徴とする無段変速機のベルト
    テンション機構。
  2. 【請求項2】 前記スプリングに外嵌する縁部は前記カ
    ムフィックスのフランジ部に設ける構成とした請求項1
    の無段変速機のベルトテンション機構。
JP6778194A 1994-03-11 1994-03-11 無段変速機のベルトテンション機構 Pending JPH07248048A (ja)

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JP6778194A JPH07248048A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 無段変速機のベルトテンション機構

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JPH07248048A true JPH07248048A (ja) 1995-09-26

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101331716B1 (ko) * 2013-02-04 2013-11-20 안영미 무단변속장치
KR20160071558A (ko) * 2014-12-11 2016-06-22 현대다이모스(주) 다단 수동 변속기

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