JPH07246041A - 蚕の人工飼料による飼育方法 - Google Patents
蚕の人工飼料による飼育方法Info
- Publication number
- JPH07246041A JPH07246041A JP5126475A JP12647593A JPH07246041A JP H07246041 A JPH07246041 A JP H07246041A JP 5126475 A JP5126475 A JP 5126475A JP 12647593 A JP12647593 A JP 12647593A JP H07246041 A JPH07246041 A JP H07246041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed
- water
- silkworm
- artificial
- breeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライペレットを用いての蚕の飼育を行うに
際して、飼育成績と繭品質の向上を計る。 【構成】 ドライペレットを蚕に与える時の水戻しの水
として、磁気水を用いてウエットペレットとして、これ
を蚕に与えて飼育する方法。
際して、飼育成績と繭品質の向上を計る。 【構成】 ドライペレットを蚕に与える時の水戻しの水
として、磁気水を用いてウエットペレットとして、これ
を蚕に与えて飼育する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蚕の人工飼料による飼育
方法さらに詳しくは製造されたドライペレット飼料を吸
水膨潤させてウェットペレットとして、これを蚕に与え
る人工飼料による飼育方法に関する。
方法さらに詳しくは製造されたドライペレット飼料を吸
水膨潤させてウェットペレットとして、これを蚕に与え
る人工飼料による飼育方法に関する。
【0002】
【従来の技術】蚕を人工飼料によって飼育することは既
に古くから行われているが、その大部分は、蚕の飼育に
必要な各種成分の粉末を水で混練し、必要によって蒸煮
あるいは適宜の手段によって加熱した後、放冷して、こ
れを蚕に与えるものであり、これは外見的には、羊か
ん、ゼリー等のようなものとなる。このようなウエット
飼料は、飼育者が直接に成分の粉末を混練し加熱する等
の操作を行わなければならない難点があった。これは人
工飼料を蚕が攝食するのは羊かん、ゼリー等のようなウ
ェット状態であることが必要なことによっている。
に古くから行われているが、その大部分は、蚕の飼育に
必要な各種成分の粉末を水で混練し、必要によって蒸煮
あるいは適宜の手段によって加熱した後、放冷して、こ
れを蚕に与えるものであり、これは外見的には、羊か
ん、ゼリー等のようなものとなる。このようなウエット
飼料は、飼育者が直接に成分の粉末を混練し加熱する等
の操作を行わなければならない難点があった。これは人
工飼料を蚕が攝食するのは羊かん、ゼリー等のようなウ
ェット状態であることが必要なことによっている。
【0003】このためドライ状態に製造した人工飼料
を、紛飼するに際して、吸水させて、ウエット飼料とし
これを給餌することが例えば特開平1−309645号
公報に提案されており、ドライ状態の飼料を吸水させて
ウエット飼料に変換させることを水戻しと称している。
これによって飼育者はどのように遠方で製造された人工
飼料であっても、またその数量を任意に設定して購入で
きるし、給餌に当っては水戻しの作業だけで簡便に与え
ることができる利点がある。
を、紛飼するに際して、吸水させて、ウエット飼料とし
これを給餌することが例えば特開平1−309645号
公報に提案されており、ドライ状態の飼料を吸水させて
ウエット飼料に変換させることを水戻しと称している。
これによって飼育者はどのように遠方で製造された人工
飼料であっても、またその数量を任意に設定して購入で
きるし、給餌に当っては水戻しの作業だけで簡便に与え
ることができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなドライ状態
の飼料は、ペレット状とされていることからドライペレ
ット飼料と称されており、このドライペレット飼料は、
これに吸水膨潤させるだけあるから、飼育者としては、
飼料自身に改善を施す余地は全く無いものであるが、本
発明者は、入手したドライペレット飼料に何等かの附加
価値を附与して蚕に給餌することによって蚕の発育や得
られた繭や繭糸に好影響を与えることができる蚕の飼育
方法を提供することを課題とした。
の飼料は、ペレット状とされていることからドライペレ
ット飼料と称されており、このドライペレット飼料は、
これに吸水膨潤させるだけあるから、飼育者としては、
飼料自身に改善を施す余地は全く無いものであるが、本
発明者は、入手したドライペレット飼料に何等かの附加
価値を附与して蚕に給餌することによって蚕の発育や得
られた繭や繭糸に好影響を与えることができる蚕の飼育
方法を提供することを課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ため、この発明では蚕にペレット飼料を与えて飼育する
に際して、製造されたドライペレット飼料を、蚕に与え
るに先立って、磁気水を吸水させてウエットペレット飼
料として、これを蚕に与える蚕の人工飼料による飼育方
法としたものである。
ため、この発明では蚕にペレット飼料を与えて飼育する
に際して、製造されたドライペレット飼料を、蚕に与え
るに先立って、磁気水を吸水させてウエットペレット飼
料として、これを蚕に与える蚕の人工飼料による飼育方
法としたものである。
【0006】この発明になる飼育方法にあっては磁気水
による水戻しを行ったウエットペレット飼料は掃立から
営繭まですなわち完全にわたる飼育期間に用いてもよ
い。
による水戻しを行ったウエットペレット飼料は掃立から
営繭まですなわち完全にわたる飼育期間に用いてもよ
い。
【0007】この発明になる飼育方法にあっては磁気水
による水戻しを行ったウエットペレット飼料は3令期か
ら営繭までの間の飼料、4令期から営繭までの間の飼
料、5令期のみの飼料として与えてもよく、この場合掃
立から、この発明で用いるウェットペレット飼料に切替
えるまでの間の飼料は任意である。
による水戻しを行ったウエットペレット飼料は3令期か
ら営繭までの間の飼料、4令期から営繭までの間の飼
料、5令期のみの飼料として与えてもよく、この場合掃
立から、この発明で用いるウェットペレット飼料に切替
えるまでの間の飼料は任意である。
【0008】この発明になる飼育方法にあっては、ドラ
イペレット飼料に吸水させる磁気水は500ガウスから
7000ガウスの磁石により処理された磁気水であるこ
とが好ましい。
イペレット飼料に吸水させる磁気水は500ガウスから
7000ガウスの磁石により処理された磁気水であるこ
とが好ましい。
【0009】この発明になる飼育方法にあっては、ドラ
イペレット飼料に吸水させる磁気水の温度は40℃以下
であることが好ましい。
イペレット飼料に吸水させる磁気水の温度は40℃以下
であることが好ましい。
【0010】この発明において、ドライペレット飼料に
吸水させる磁気水を得るには静水又は流水から得られ、
静水の場合には例えば容器中の水道水に馬蹄形の磁石を
半分程浸して、磁石を円を画くようにして水中をかき廻
して得られる。この場合には用いる磁石は1000ガウ
ス程度までのものが好ましく、また流水によるものは例
えば馬蹄形磁石の両極の間に管を通し、この管を水の流
路とすればよく、この場合に用いる磁石は7000ガウ
ス程度のものが好ましい。それ故、この発明である蚕の
飼料の水戻しに用いる場合には用いる磁石は磁気化の手
段によって異なるが500ガウスないし7000ガウス
程度の磁石が適当である。なお、磁気水を得るには、こ
れらに限ることはない。
吸水させる磁気水を得るには静水又は流水から得られ、
静水の場合には例えば容器中の水道水に馬蹄形の磁石を
半分程浸して、磁石を円を画くようにして水中をかき廻
して得られる。この場合には用いる磁石は1000ガウ
ス程度までのものが好ましく、また流水によるものは例
えば馬蹄形磁石の両極の間に管を通し、この管を水の流
路とすればよく、この場合に用いる磁石は7000ガウ
ス程度のものが好ましい。それ故、この発明である蚕の
飼料の水戻しに用いる場合には用いる磁石は磁気化の手
段によって異なるが500ガウスないし7000ガウス
程度の磁石が適当である。なお、磁気水を得るには、こ
れらに限ることはない。
【0011】この発明において飼料に吸水させる水は水
道水でよく、井戸水など非消毒水を使用する時には例え
ばピロピオン酸などの防腐剤を添加してこれを沸騰した
後、冷却したものが望ましく、吸水の際は40℃以下で
あることが好ましい。飼料に吸水させる水に雑菌が混入
していると、飼料は、吸水した後には全く加熱しないで
蚕に与えられるため、雑菌が繁殖し、腐敗する危険があ
るので、これを防止するためには、防腐剤の添加、ある
いは沸騰して用いることが好ましい。これら飼料に吸水
させるための容器は浅底で平たいものが好ましく、深底
の容器を用いた時には、容器に飼料を沢山入れすぎ易
く、そのため吸水した時は、体積が膨脹し飼料相互が付
着し易くなるので注意が必要である。
道水でよく、井戸水など非消毒水を使用する時には例え
ばピロピオン酸などの防腐剤を添加してこれを沸騰した
後、冷却したものが望ましく、吸水の際は40℃以下で
あることが好ましい。飼料に吸水させる水に雑菌が混入
していると、飼料は、吸水した後には全く加熱しないで
蚕に与えられるため、雑菌が繁殖し、腐敗する危険があ
るので、これを防止するためには、防腐剤の添加、ある
いは沸騰して用いることが好ましい。これら飼料に吸水
させるための容器は浅底で平たいものが好ましく、深底
の容器を用いた時には、容器に飼料を沢山入れすぎ易
く、そのため吸水した時は、体積が膨脹し飼料相互が付
着し易くなるので注意が必要である。
【0012】
【作用】ドライペレット飼料に磁気水を吸水させたウエ
ットペレット飼料を与えた時の蚕体に対する磁性水の作
用は全く判らないが、飼育成績からみると蚕体重の増加
に、また得られた繭については、単繭重、(一個の繭の
重さであって繭層の重量と蛹の重量との和)繭層重(一
個の繭の繭層のみの重量)、繭層歩合(一個の繭におけ
る繭層重量と蛹重量との割合)や収繭量等について増加
に有効に作用しているのが認められた。
ットペレット飼料を与えた時の蚕体に対する磁性水の作
用は全く判らないが、飼育成績からみると蚕体重の増加
に、また得られた繭については、単繭重、(一個の繭の
重さであって繭層の重量と蛹の重量との和)繭層重(一
個の繭の繭層のみの重量)、繭層歩合(一個の繭におけ
る繭層重量と蛹重量との割合)や収繭量等について増加
に有効に作用しているのが認められた。
【0013】
【実施例】実施例によって本発明をより詳細に説明す
る。
る。
【0014】(実施例1)蚕品種として「しんあさぎ
り」を用いて、次に示す塑性の人工飼料Xによって掃立
から第3令までの幼令期を飼育した。
り」を用いて、次に示す塑性の人工飼料Xによって掃立
から第3令までの幼令期を飼育した。
【0015】人工飼料Xの組成 組 成 割合(重量%) 桑葉粉末 4.000 脱脂大豆粉末 31.983 トウモロコシ粉末 30.000 脱脂米糠 18.333 無機塩混合物 2.500 ビタミン混合物 0.225 ビタミンC 1.000 クエン酸 4.000 大豆油 1.855 ステロール 0.194 カラギーナン 5.000 防腐剤 0.910
【0016】この飼料Xは常法通り、これらを水を加え
て混練し、90〜100℃で20分間蒸煮した後、放冷
して細切し、これを蚕に与えた。
て混練し、90〜100℃で20分間蒸煮した後、放冷
して細切し、これを蚕に与えた。
【0017】前記した人工飼料Xで飼育した蚕を、第4
令から営繭までの壮蚕期を、A区(250頭)とB区
(250頭)とに分け、次に示す組成の人工飼料Yを用
い、給餌の際の水戻しに際して、A区には、水戻しの水
は磁気水を用い、B区には単なる水道水を用いたものを
与えて飼育した。
令から営繭までの壮蚕期を、A区(250頭)とB区
(250頭)とに分け、次に示す組成の人工飼料Yを用
い、給餌の際の水戻しに際して、A区には、水戻しの水
は磁気水を用い、B区には単なる水道水を用いたものを
与えて飼育した。
【0018】人工飼料Yの組成 組 成 割合(重量%) 脱脂大豆粉末 38.000 トウモロコシ粉末 46.608 菜種カス 4.000 無機塩混合物 4.827 ビタミン混合物 0.306 ビタミンC 1.000 クエン酸 3.000 大豆油 1.177 ステロール 0.172 防腐剤 0.912
【0019】この人工飼料Yは、これらの組成を加えて
混練した後、10mm程度の円筒形で長さ10mm程度
に細切し、90〜100℃で20分間蒸煮した後、これ
を凍結真空乾燥してドライペレットとしたものを、蚕に
与える前に水戻しを行って蚕に与えた。この時水戻しを
行う水は、A区では水道水であって、煮沸して冷却し1
8℃程度にしたものであり、B区ではA区と同様、水道
水を煮沸して冷却して18℃程度としたものを、周囲を
6000ガウスの磁石が囲繞した硝子管内を流速2m/
秒で通過させて磁気水としたものである。
混練した後、10mm程度の円筒形で長さ10mm程度
に細切し、90〜100℃で20分間蒸煮した後、これ
を凍結真空乾燥してドライペレットとしたものを、蚕に
与える前に水戻しを行って蚕に与えた。この時水戻しを
行う水は、A区では水道水であって、煮沸して冷却し1
8℃程度にしたものであり、B区ではA区と同様、水道
水を煮沸して冷却して18℃程度としたものを、周囲を
6000ガウスの磁石が囲繞した硝子管内を流速2m/
秒で通過させて磁気水としたものである。
【0020】このようにして掃立から第3令までを人工
飼料Xで飼育し、第4令から営繭までを、A区では水戻
しの水を水道水、B区では磁気水を用いた人工飼料Yに
よるウエットペレットによって飼育した飼育成績を表1
に繭成績を表2に示す。
飼料Xで飼育し、第4令から営繭までを、A区では水戻
しの水を水道水、B区では磁気水を用いた人工飼料Yに
よるウエットペレットによって飼育した飼育成績を表1
に繭成績を表2に示す。
【0021】
【表1】
【表2】
【0022】これら飼育成績である表1と、その飼育に
よって得られた繭の成績である表2からみると、経過日
数や減蚕歩合の点では比較区であるA区も、本発明区で
あるB区も差違は見られないが、蚕体重では本発明にな
るウエットペレットを与えられた蚕の体重が著しく重く
なっているのが認められ、この結果として繭成績にあっ
ても収繭量が、はるかに多くなっていることが判るし、
また繭そのものも、単繭重、繭層重、繭層歩合等にあっ
ても好ましいものであることが認められる。
よって得られた繭の成績である表2からみると、経過日
数や減蚕歩合の点では比較区であるA区も、本発明区で
あるB区も差違は見られないが、蚕体重では本発明にな
るウエットペレットを与えられた蚕の体重が著しく重く
なっているのが認められ、この結果として繭成績にあっ
ても収繭量が、はるかに多くなっていることが判るし、
また繭そのものも、単繭重、繭層重、繭層歩合等にあっ
ても好ましいものであることが認められる。
【0023】(実施例2)蚕品種として「こんあさぎ
り」を用いて、前記実施例1で用いた人工飼料Xと同様
の組成からなり、直径5mmの半円形のドライペレット
を用いて掃立から第3令までを飼育し、第4令以降は前
記実施例1における人工飼料Yと同様の組成で、同様に
調整されたドライペレットを用いてA区(250頭)
と、B区(250頭)とに分けて飼育した。このA区
は、ドライペレットを水戻ししてウエットペレットとす
る時の使用する水が水道水であり、B区は使用する水が
磁気水である。この時の飼育成績を表3に、繭成績を表
4に示す。
り」を用いて、前記実施例1で用いた人工飼料Xと同様
の組成からなり、直径5mmの半円形のドライペレット
を用いて掃立から第3令までを飼育し、第4令以降は前
記実施例1における人工飼料Yと同様の組成で、同様に
調整されたドライペレットを用いてA区(250頭)
と、B区(250頭)とに分けて飼育した。このA区
は、ドライペレットを水戻ししてウエットペレットとす
る時の使用する水が水道水であり、B区は使用する水が
磁気水である。この時の飼育成績を表3に、繭成績を表
4に示す。
【表3】
【表4】 蚕の全令にわたって、ドライペレットをウエットペレッ
トに水戻しするための水として、単なる水道水を用いて
掃立から営繭までの全令飼育を行ったA区と、磁気水を
用いての全令飼育を行ったB区との飼育成績である表3
と、その飼育によって得られた繭の成績である表4から
みると、飼育成績では、経過日数、減蚕歩合、蚕体重等
は実施例1である壮蚕期に磁気水による水戻しを行って
の飼育と同様の成績であり、また得られた繭の各種条件
も、同じ傾向にあることが認められた。
トに水戻しするための水として、単なる水道水を用いて
掃立から営繭までの全令飼育を行ったA区と、磁気水を
用いての全令飼育を行ったB区との飼育成績である表3
と、その飼育によって得られた繭の成績である表4から
みると、飼育成績では、経過日数、減蚕歩合、蚕体重等
は実施例1である壮蚕期に磁気水による水戻しを行って
の飼育と同様の成績であり、また得られた繭の各種条件
も、同じ傾向にあることが認められた。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上に詳細に説明したようにド
ライペレット人工飼料を用いて蚕を飼育するに際し、ド
ライペレット人工飼料を水戻ししてウエットペレットと
する時に、水戻し用の水として磁気水を用いるだけの簡
単な作業で、蚕の発育は良好となり、その結果、収繭量
も増加し、繭そのものの性状である単繭重、繭層重、繭
層歩合等も優れた繭を得ることができたもので、それに
加えて、水道水等から磁気水を得ることも簡単で容易に
得ることができるので、蚕の飼育者は遠方から、必要量
を、あらかじめ購入したドライペレットを蚕に与える直
前に、磁気水を用いて水戻しを行うだけで優秀な品質の
繭を多量に得られるものである。
ライペレット人工飼料を用いて蚕を飼育するに際し、ド
ライペレット人工飼料を水戻ししてウエットペレットと
する時に、水戻し用の水として磁気水を用いるだけの簡
単な作業で、蚕の発育は良好となり、その結果、収繭量
も増加し、繭そのものの性状である単繭重、繭層重、繭
層歩合等も優れた繭を得ることができたもので、それに
加えて、水道水等から磁気水を得ることも簡単で容易に
得ることができるので、蚕の飼育者は遠方から、必要量
を、あらかじめ購入したドライペレットを蚕に与える直
前に、磁気水を用いて水戻しを行うだけで優秀な品質の
繭を多量に得られるものである。
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このためドライ状態に製造した人工飼料
を、給餌するに際して、吸水させて、ウエット飼料とし
これを給餌することが例えば特開平1−309645号
公報に提案されており、ドライ状態の飼料を吸水させて
ウエット飼料に変化させることを水戻しと称している。
これによって飼育者はどのように遠方で製造された人工
飼料であっても、またその数量を任意に設定して購入で
きるし、給餌に当っては水戻しの作業だけで簡便に与え
ることができる利点がある。
を、給餌するに際して、吸水させて、ウエット飼料とし
これを給餌することが例えば特開平1−309645号
公報に提案されており、ドライ状態の飼料を吸水させて
ウエット飼料に変化させることを水戻しと称している。
これによって飼育者はどのように遠方で製造された人工
飼料であっても、またその数量を任意に設定して購入で
きるし、給餌に当っては水戻しの作業だけで簡便に与え
ることができる利点がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この人工飼料Yは、これらの組成を加えて
混合したものを、食品製造等に広く用いられている二軸
式射出成形機を用い、若干の水を加え、高温高圧下で処
理し、組成中の澱粉のα化と、植物蛋白質の組織化を行
い、直径約10mm、長さ約30mmのペレット状に成
形した後、乾燥して製品としたものを用い、蚕に与える
前に水戻しを行って蚕に与えた。この時水戻しを行う水
は、A区では水道水であって、煮沸して冷却し18℃程
度にしたものであり、B区ではA区と同様、水道水を煮
沸して冷却して18℃程度としてものを、周囲を600
0ガウスの磁石が囲繞した硝子管内を流速2m/秒で通
過させて磁気水としたものである。
混合したものを、食品製造等に広く用いられている二軸
式射出成形機を用い、若干の水を加え、高温高圧下で処
理し、組成中の澱粉のα化と、植物蛋白質の組織化を行
い、直径約10mm、長さ約30mmのペレット状に成
形した後、乾燥して製品としたものを用い、蚕に与える
前に水戻しを行って蚕に与えた。この時水戻しを行う水
は、A区では水道水であって、煮沸して冷却し18℃程
度にしたものであり、B区ではA区と同様、水道水を煮
沸して冷却して18℃程度としてものを、周囲を600
0ガウスの磁石が囲繞した硝子管内を流速2m/秒で通
過させて磁気水としたものである。
Claims (7)
- 【請求項1】 蚕にペレット飼料を与えて飼育するに際
して、製造されたドライペレット飼料を、蚕に与えるに
先立って磁気水を吸水させてウエットペレット飼料とし
て、これを蚕に与えることを特徴とする蚕の人工飼料に
よる飼育方法。 - 【請求項2】 ウエットペレット飼料を掃立から営繭ま
での間の飼料として与えることを特徴とする請求項1記
載の蚕の人工飼料による飼育方法。 - 【請求項3】 ウエットペレット飼料を3令期から営繭
までの間の飼料として与えることを特徴とする請求項1
記載の蚕の人工飼料による飼育方法。 - 【請求項4】 ウエットペレット飼料を4令期から営繭
までの間の飼料として与えることを特徴とする請求項1
記載の蚕の人工飼料による飼育方法。 - 【請求項5】 ウエットペレット飼料を5令期だけの飼
料として与えることを特徴とする請求項1記載の蚕の人
工飼料による飼育方法。 - 【請求項6】 ドライペレット飼料に吸水させる磁気水
は300ガウスないし7000ガウスの磁石により処理
された磁気水であることを特徴とする請求項1記載の蚕
の人工飼料による飼育方法。 - 【請求項7】 ドライペレット飼料に吸水させる磁気水
は40℃以下の水温であることを特徴とする請求項1記
載の蚕の人工飼料による飼育方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5126475A JPH07246041A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 蚕の人工飼料による飼育方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5126475A JPH07246041A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 蚕の人工飼料による飼育方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246041A true JPH07246041A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=14936142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5126475A Pending JPH07246041A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 蚕の人工飼料による飼育方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07246041A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102919204A (zh) * | 2012-11-02 | 2013-02-13 | 韩益飞 | 饲料养蚕的加温方法 |
CN105660548A (zh) * | 2016-03-13 | 2016-06-15 | 信阳农林学院 | 一种小型养蚕盒 |
CN110250117A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-20 | 山东省蚕业研究所 | 一种家蚕人工饲料饲养箱及家蚕饲养方法 |
CN112772578A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-05-11 | 苏州震泽丝绸之路农业科技发展有限公司 | 一种提高蚕丝吸湿性能的养蚕方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5631488A (en) * | 1979-08-23 | 1981-03-30 | Sumie Hihara | Magnetization treatment of liquid or semiliquid |
JPS5951984A (ja) * | 1983-07-28 | 1984-03-26 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 微粉炭−油混合物用添加剤 |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5126475A patent/JPH07246041A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5631488A (en) * | 1979-08-23 | 1981-03-30 | Sumie Hihara | Magnetization treatment of liquid or semiliquid |
JPS5951984A (ja) * | 1983-07-28 | 1984-03-26 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 微粉炭−油混合物用添加剤 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102919204A (zh) * | 2012-11-02 | 2013-02-13 | 韩益飞 | 饲料养蚕的加温方法 |
CN105660548A (zh) * | 2016-03-13 | 2016-06-15 | 信阳农林学院 | 一种小型养蚕盒 |
CN110250117A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-09-20 | 山东省蚕业研究所 | 一种家蚕人工饲料饲养箱及家蚕饲养方法 |
CN110250117B (zh) * | 2019-07-29 | 2022-12-20 | 山东省蚕业研究所 | 一种家蚕人工饲料饲养方法 |
CN112772578A (zh) * | 2021-01-25 | 2021-05-11 | 苏州震泽丝绸之路农业科技发展有限公司 | 一种提高蚕丝吸湿性能的养蚕方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106689823B (zh) | 一种异色瓢虫幼虫饲养饲料及其制备方法 | |
WO2011007867A1 (ja) | 魚類用飼料 | |
KR20190037061A (ko) | 곤충의 대량 사료화 방법 | |
KR20170020167A (ko) | 해조류 부산물과 곤충을 이용한 어사료 제조방법 | |
CN112753893A (zh) | 水产饲料的制备方法及配方 | |
CN113925023A (zh) | 用鸡粪与食叶草混合为饲料饲养黑水虻商品幼虫的方法 | |
CN107372301A (zh) | 一种促进甲鱼生长的养殖方法 | |
JPH07246041A (ja) | 蚕の人工飼料による飼育方法 | |
US3488196A (en) | Method of raising silkworms on artificial feed | |
KR101672174B1 (ko) | 곤충 먹이용 것로딩 젤과 그 제조방법 | |
KR20210048973A (ko) | 식용곤충의 단백질을 함유하는 식품의 제조방법 | |
KR20200072129A (ko) | 흰점박이꽃무지 유충의 생장 촉진용 인공사료 조성물 | |
KR102616263B1 (ko) | 동애등에 성분을 포함하는 사료 첨가제 및 그 제조방법 | |
KR102292714B1 (ko) | 아메리카왕거저리의 인공 사료 조성물 | |
CN107467423A (zh) | 一种专用于禾花鲤养殖的颗粒饲料 | |
CN107048075B (zh) | 一种加州鲈鱼鱼苗配合饲料 | |
CN111642634A (zh) | 一种蛹蛾粉制作林蛙蝌蚪人工饵料配方及其制备方法 | |
CN108157689A (zh) | 一种利用黄芪多糖的吉丁虫饲料及其制备方法 | |
CN108740517A (zh) | 一种母鸡饲料及其制备方法 | |
SU944530A1 (ru) | Способ приготовлени корма из пищевых отходов | |
CN106901075A (zh) | 一种提升淡水鱼产量的饲料添加剂 | |
KR102464221B1 (ko) | 나노 미세결정질 셀룰로오스를 함유하는 고양이 사료 | |
CN106306574A (zh) | 一种低饵料系数虾蟹类通用型饲料及其制备方法 | |
KR20230089339A (ko) | 흰점박이꽃무지 유충의 용도에 따른 사육방법 | |
CN106666221A (zh) | 一种小龙虾饲料及其制备方法 |