JPH0724459U - 噴霧器 - Google Patents

噴霧器

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JPH0724459U
JPH0724459U JP5352293U JP5352293U JPH0724459U JP H0724459 U JPH0724459 U JP H0724459U JP 5352293 U JP5352293 U JP 5352293U JP 5352293 U JP5352293 U JP 5352293U JP H0724459 U JPH0724459 U JP H0724459U
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JP
Japan
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gas
tank
flow path
valve
gas flow
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JP5352293U
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克▲やす▼ 塩野
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榮製機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者による加圧操作を不要とし作業者の負
担軽減を図ることができ、さらに、軽量かつ簡単な構造
で、しかも取り扱いが容易な噴霧器を提供すること。 【構成】 ガス流路部材10は、一端がタンク1内部に
通じるガス流路を形成する。該ガス流路の他端には、ガ
スボンベ17が取り付けられるガスボンベ取付部16が
形成されている。ガス流路部材10には、外部操作によ
り少なくとも前記ガス流路を開放、遮断するバルブ29
又は53が配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タンク内の消毒液と水との混合液等に圧力を加えて霧状に散水する 噴霧器に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、野菜、樹木等に消毒液と水との混合液を散水するために使用さ れる噴霧器は、手動ポンプを備え、この手動ポンプを操作することでタンク内部 に大気を送り込み、タンク内部の圧力を上昇させるよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の噴霧器によると、手動ポンプを操作することでタン ク内部の圧力が上昇しても、その後の散水による液量の減少につれてタンク内部 の圧力が低下するため、適宜の時間間隔で手動ポンプを繰り返し操作しなければ ならず、作業者の負担は大きいものであり、特にタンク内の液量が残り少なくな ったときの負担は、顕著であった。
【0004】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであり、作業者による上記 のような加圧操作を不要とし作業者の負担軽減を図ることができ、さらに、軽量 かつ簡単な構造で、しかも取り扱いが容易な噴霧器を提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案に係る噴霧器は、一端がタンク内部に通じ るガス流路を形成するガス流路部材を設けるとともに、該ガス流路の他端にガス ボンベが取り付けられるガスボンベ取付部を形成し、前記ガス流路の途中に、外 部操作により少なくとも前記ガス流路を開放、遮断するバルブを配設したことを 特徴とする。
【0006】
【考案の作用効果】
ガス流路のガスボンベ取付部にガスボンベを取り付け、バルブを開放操作する ことにより、ガスボンベ内部の液化ガスがガス流路を経てタンク内部に流入し、 タンク内部の圧力が上昇し、ガスボンベ内部の圧力と釣り合うような圧力で安定 する。
【0007】 その後、散水作業が行なわれてタンク内の液量が減少すると、タンク内部の圧 力が低下しようとするが、その圧力低下分を補うようにガスボンベから液化ガス がタンク内部に流れ込み、その結果、タンク内部の圧力は一定に保たれる。
【0008】 従って、特別な加圧操作は全く不要になり、作業者の負担を軽減することがで きる。
【0009】 また、本考案の噴霧器は、従来からの噴霧器に、ガス流路及びバルブを増設し 、ガスボンベをガス流路に取り付けるような構成としたものであるため、比較的 軽量で、構造が簡単で、しかも取り扱いが容易なものとなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1ないし図3は、一実施例に係る噴霧器を示しており、図1は、その全体構 成図、図2は、その要部拡大図、図3は、当該要部の一部を構成するバルブの拡 大断面図である。
【0012】 図1ないし図3において、1は、液体、例えば消毒液と水との混合液2が注入 されたタンク、3は、タンク2に配設された安全弁、4は、タンク1内部の液体 2をノズル5に導く液体流路の一部を構成するパイプ、6は、パイプ4に接続さ れ、外部操作により液体流路を開放、遮断するバルブ、7は、バルブ6に接続さ れたホース、8は、ホース7に接続された継手、9は、継手8の外周に形成され た握り部を表わしている。
【0013】 タンク1の天板部1aの中央には、開口が形成されており、この開口の周縁部 にガス流路部材10が取り外し可能に取り付けられるガス流路部材取付部11が 形成されている。ガス流路部材取付部11は、上下方向に開口した中空円筒状の 注水金具12を備え、注水金具12の上端にはフランジ12aが形成されており 、このフランジ12aは開口周縁の天板部1a下面に固着されている。注水金具 12の内周面上部には、ガス流路部材10の外周面に形成された雄ねじ10aと 噛み合う雌ねじ12bが形成されている。ガス流路部材10の上面には、把手1 3が複数個のねじ14で固定されており、この把手13を回動操作することによ り、雄ねじ10aが雌ねじ12bにねじ込まれてガス流路部材10が開口部を閉 塞し、また、雄ねじ10aと雌ねじ12bとの噛合状態を解除して開口部を開放 することができる。なお、開口部の閉塞時、ガス流路部材10の周縁部下面に配 設されたOリング15により、タンク1内部と外部との間がシールされる。
【0014】 ガス流路部材10の下面中央部には、ガスボンベ取付部16が形成されている 。ガスボンベ取付部16は、下方に開口した凹部16aを有し、凹部16aの内 周面には、雌ねじ16bが形成され、この雌ねじ16bに、ガスボンベ17のバ ルブ18の外周面に形成された雄ねじ18aがねじ込まれることにより、ガス流 路部材10にガスボンベ17が取り付けられる。凹部16aの底面(上面)中央 部には、上方に向かってガス流路の一部を構成する貫通孔19が形成されている 。この貫通孔19には、スリットが形成されたピン20がねじ込まれている。こ のピン20は、ガスボンベ17をガスボンベ取付部16に取り付けた際、ガスボ ンベ17のバルブ18を押圧してバルブ18を開放状態に保ち、ガスボンベ17 内部の液化ガスをスリットを介して貫通孔19内に導く作用をする。また、凹部 16aの底面には、凹部16a内周面に沿ってOリング21が配置されており、 Oリング21は、バルブ18の雄ねじ18aと凹部16aの雌ねじ16bとの噛 合箇所をシールする。ガスボンベ取付部16の外周面には雄ねじ16cが形成さ れており、この雄ねじ16cにロックナット22が噛み合っている。ロックナッ ト22は、ガスボンベ17上面のリング状凸部17aを押圧し、ガスボンベ取付 部16にガスボンベ17を強固に固定させるためのものである。
【0015】 ガス流路部材10の下面周縁部には、ボンベカバー23を着脱可能に保持する 筒状のボンベカバー保持部24が下方に突設されている。ボンベカバー23は、 ガスボンベ17をタンク1内の液体2による腐食から保護するためのものであり 、合成樹脂製で上面が開口した有底円筒形状をしている。ボンベカバー23の内 周面上端付近には凹部23aが形成され、一方、ボンベカバー保持部24の外周 面には凸部24aが形成されており、凹部23aと凸部24aとを嵌合させるこ とでボンベカバー23をボンベカバー保持部24に取り付け、また、凹部23a と凸部24aとの嵌合状態を解除することでボンベカバー23をボンベカバー保 持部24から取り外すことができる。ボンベカバー23の上端付近には、ガス流 路の一部を構成する貫通孔25が形成されており、この貫通孔25は、ボンベカ バー23内部の第4ガス室26とタンク1内の液面上方に形成される第5ガス室 27との間を連通している。
【0016】 ガス流路部材10の上面中央部には、貫通孔19の上端が開口する凹部28が 形成され、この凹部28に圧力調整バルブ29が取り付けられている。
【0017】 圧力調整バルブ29は、断面略H状のバルブ本体30を有する。バルブ本体3 0の下部には、スプリングカバー取付部31が形成されている。スプリングカバ ー取付部31は、下方に開口し、内周面に雌ねじ31aが形成された凹部を有す る。スプリングカバー32は、中空略円筒形状をしており、外周面には、凹部の 雌ねじ31aにねじ込まれる雄ねじ32aが形成されている。また、スプリング カバー32には、フィルタ33を保持するフィルタ保持部32bが形成されてい る。フィルタ保持部32bの上方には、スプリング受け面32cが形成されてい る。フィルタ保持部32bとスプリング受け面32cとの間は、上下方向の貫通 孔32dで連通している。スプリング34の上端には、下面にスプリング受け面 が形成された弁体35が配されている。なお、スプリングカバー32をスプリン グカバー取付部31に取り付ける作業は、フィルタ保持部32bにフィルタ33 を取り付け、スプリング34をスプリングカバー32内部に挿入し、スプリング 34に弁体35を乗せた状態で、スプリングカバー32をスプリングカバー取付 部31にねじ込むようにして行なう。スプリングカバー取付部31の外周面には 、Oリング36が配設されており、Oリング36は、貫通孔19の上端面と凹部 28下面とスプリングカバー取付部31の下面とで形成される第1ガス室37を シールする。
【0018】 バルブ本体30の上部には、他のスプリングカバー38を取り付けるスプリン グカバー取付部39が形成されている。このスプリングカバー取付部39は、上 方に開口し、内周面に雌ねじ39aが形成された凹部を有する。スプリングカバ ー38は、中空略円筒形状をしており、外周面には、凹部の雌ねじ39aにねじ 込まれる雄ねじ38aが形成されている。また、スプリングカバー38の上部内 周面には、雌ねじ38bが形成されており、この雌ねじ38bに、調整ねじ40 がねじ込まれ、調整ねじ40が回動自在とされている。調整ねじ40の下面には 、スプリング41を上側から受けるスプリング受け面が形成されている。また、 スプリング41は、スプリング受け42で下側から受けられている。スプリング カバー38の下端面と凹部の段差部30a上面との間には、ダイアフラム43の 周縁部が、凹部下端の第2ガス室44とスプリングカバー38内部との間をシー ルするように挟持され、ダイアフラム43の上面にスプリング受け42の下面が 当接している。調整ねじ40の上端部には、つまみ45が皿ねじ46で固定され ている。
【0019】 バルブ本体30の下部凹部と上部凹部との間は、上下方向の貫通孔47により 連通している。この貫通孔47内には、プランジャ48が隙間をもって挿入され ており、プランジャ48の下面は弁体35上面に当接し、上面はダイアフラム4 3下面に当接している。なお、符号49は座金である。
【0020】 バルブ本体30には、ガス流路の一部を構成する貫通孔50が形成され、この 貫通孔50により、第2ガス室44と、ガス流路部材10内周面とバルブ本体3 0外周面とで形成される環状の第3ガス室51との間が連通している。
【0021】 ガス流路部材10には、ガス流路の一部を構成する貫通孔52が形成され、こ の貫通孔52により、第3ガス室51と第4ガス室26との間が連通している。
【0022】 次に、上記構成の噴霧器の使用方法及び動作を説明する。
【0023】 まず、ガス流路部材10をタンク1のガス流路部材取付部11から取り外し、 タンク1の開口部から液体をタンク1内部に注入する。また、ガスボンベ17の バルブ18をガス流路部材10のガスボンベ取付部16にねじ込み、ロックナッ ト22を締め付けて、ガスボンベ17をガス流路部材10に取り付け、その後、 ボンベカバー23をガス流路部材10のボンベカバー保持部24に取り付ける。 ここで、ガスボンベ17をガス流路部材10に取り付ける前に、つまみ45を回 動操作して、スプリング41の付勢力を減少させ、弁体35が押上げられて貫通 孔47を閉塞状態とし、この状態で、ガスボンベ17をガス流路部材10に取り 付けるようにする。従って、ガスボンベ17のバルブ18がピン20により開放 状態になっても、バルブ18から流出した液化ガスは、第1ガス室37内に留ま るため、第1ガス室37から貫通孔47とプランジャ48との隙間、第2ガス室 44、貫通孔50、第3ガス室51、貫通孔52を順に経て大気中に放出される ことはない。
【0024】 次に、タンク1の開口部の上方からガス流路部材10をタンク1内部に挿入し 、把手13を回動操作して、ガス流路部材10の雄ねじ10aを注水金具12の 雌ねじ12bにねじ込ませて、ガス流路部材10をガス流路部材取付部11に取 り付ける。
【0025】 次に、つまみ45を上記の回動方向とは反対方向に回動操作する。つまみ45 がこのように回動操作されると、調整ねじ40が下降しスプリング41を押し下 げることから、スプリング41の付勢力が増大してゆき、スプリング受け42が 受ける下方への押圧力が増大して、(プランジャ48を押し上げる力)<(プラ ンジャ48を押し下げる力)となると、プランジャ48が弁体35を押し下げ、 貫通孔47が開放されて、第1ガス室37の液化ガスが、貫通孔47とプランジ ャ48との隙間、第2ガス室44、貫通孔50、第3ガス室51、貫通孔52、 第4ガス室26、貫通孔25を順に経て第5ガス室27に流入し、第5ガス室2 7の圧力、換言すると、タンク1内部の圧力が増大する。このタンク1内部の圧 力の増大は、ダイアフラム43を押し上げる力を生じ、(プランジャ48を押し 上げる力+ダイアフラム43を押し上げる力)≧(プランジャ48を押し下げる 力)となったとき、弁体35が貫通孔47を閉塞し、第1ガス室37と第2ガス 室44との間のガス流路が遮断される。
【0026】 ここで、つまみ45の回動量を調節することで、プランジャ48を押し下げる 力が調節されるため、つまみ45の回動量によって、タンク1内部の圧力は調節 される。すなわち、回動量を大きくした場合は、タンク1内部の圧力は大きな値 に設定され、回動量を小さくした場合は、タンク1内部の圧力は小さな値に設定 される。
【0027】 次に、バルブ6を開放操作し、散水作業を開始する。バルブ6が開放されると 、タンク1内部の液化ガスの圧力によりタンク1内の液体2がパイプ4、バルブ 6、ホース7、継手8を経てノズル5から霧状となって放出開始される。この放 出開始によりタンク1内部の液量が減少してゆくと、タンク1内部の圧力は低下 するが、この圧力低下によりダイアフラム43を押し上げる力が減少し、(プラ ンジャ48を押し上げる力+ダイアフラム43を押し上げる力)<(プランジャ 48を押し下げる力)となり、プランジャ48により弁体35が押下げられて、 貫通孔47が開放される。この貫通孔47の開放により、第1ガス室37の液化 ガスが、貫通孔47とプランジャ48との隙間、第2ガス室44、貫通孔50、 第3ガス室51、貫通孔52、第4ガス室26、貫通孔25を順に経て第5ガス 室27に流入し、第5ガス室27の圧力が上昇する。そして、第5ガス室27の 圧力の上昇により、(プランジャ48を押し上げる力+ダイアフラム43を押し 上げる力)≧(プランジャ48を押し下げる力)となると、再び弁体35が貫通 孔47を閉塞する。このように、圧力調整バルブ29は、散水作業が行なわれて タンク1内の液量が減少すると、タンク1内部の圧力が低下しようとするが、そ の圧力低下分を補うようにガスボンベ17から液化ガスをタンク1内部に流入さ せ、タンク1内部の圧力を一定に保つように動作する。
【0028】 従って、本実施例の噴霧器によると、タンク1内部の圧力を上昇させるための 特別な加圧操作は全く不要になり、作業者の負担を著しく軽減することができる 。また、タンク1内部の圧力は、タンク1内の液体2の残量とは無関係に一定値 に保たれるため、タンク1内の液体2が残り少なくなったときでも、面倒な加圧 操作をすることなく液体2を余すことなく外部に放出することができる。また、 つまみ45の回動量を調節することで、タンク1内部の液化ガスの圧力を調節す ることができるため、作業者が欲する圧力で散水することができる。また、ガス ボンベ17をタンク1の内側に収納するようにしたため、ガスボンベ17が散水 作業のじゃまになったり、ガスボンベ17がガスボンベ取付部16から非所望に 外れたりするおそれがなくなる。
【0029】 図4及び図5は、本考案の他の実施例を示している。
【0030】 本実施例は、圧力調整バルブ29の代わりに切替バルブ53を用いたことを特 徴としており、その他は上述した実施例と同様に構成されている。
【0031】 切替バルブ53は、弁軸54とつまみ45とを備えて構成される。弁軸54の 中央部外周面には、ガス流路部材10の凹部28の上部内周面に形成された雌ね じ55と噛み合う雄ねじ56が形成されている。つまみ45は、弁軸54の上端 部に圧入固定されている。弁軸54の下部外周面には、弁軸54外周面とガス流 路部材10内周面との間をシールするOリング57が配設されている。弁軸54 の先端には、ガス流路部材10の貫通孔19を開放、閉塞する弁部58が形成さ れている。なお、符号59は抜け止めナットである。
【0032】 このように切替バルブ53が構成されているため、本実施例の場合、第1、第 2ガス室37,44は形成されない。
【0033】 次に、上記構成の噴霧器の使用方法及び動作を説明する。
【0034】 まず、ガス流路部材10をタンク1のガス流路部材取付部11から取り外し、 タンク1の開口部から液体2をタンク1内部に注入する。また、ガスボンベ17 のバルブ18をガス流路部材10のガスボンベ取付部16にねじ込み、ロックナ ット22を締め付けて、ガスボンベ17をガス流路部材10に取り付け、その後 、ボンベカバー23をガス流路部材10のボンベカバー保持部24に取り付ける 。ここで、ガスボンベ17をガス流路部材10に取り付ける前に、つまみ45を 回動操作して、弁部58で貫通孔19を閉塞し、この状態で、ガスボンベ17を ガス流路部材10に取り付けるようにする。従って、ガスボンベ17のバルブ1 8がピン20により開放状態になっても、バルブ18から流出した液化ガスは、 貫通孔19を経て第3ガス室51内に流入することがないため、第3ガス室51 から貫通孔52を経て大気中に放出されることはない。
【0035】 次に、タンク1の開口部の上方からガス流路部材10をタンク1内部に挿入し 、把手13を回動操作して、ガス流路部材10の雄ねじ10aを注水金具12の 雌ねじ12bにねじ込ませて、ガス流路部材10をガス流路部材取付部11に取 り付ける。
【0036】 次に、つまみ45を上記の回動方向とは反対方向に回動操作する。つまみ45 がこのように回動操作されると、弁軸54が上昇し、弁部58が貫通孔19を開 放する。この貫通孔19の開放により、ガスボンベ17内の液化ガスが、貫通孔 19、第3ガス室51、貫通孔52、第4ガス室26、貫通孔25を順に経て第 5ガス室27に流入し、第5ガス室27の圧力、換言すると、タンク1内部の圧 力が上昇する。このタンク1内部の圧力の上昇は、(タンク1内部の圧力)=( ガスボンベ17内部の圧力)になったときに停止し、ガスボンベ17内の液化ガ スはタンク1内部に流入されなくなる。
【0037】 次に、バルブ6を開放操作し、散水作業を開始する。バルブ6が開放されると 、タンク1内部の液化ガスの圧力によりタンク1内の液体2がノズル5から霧状 となって放出開始される。この放出開始によりタンク1内部の液面が下降してゆ くと、タンク1内部の圧力は低下するが、タンク1内部の圧力が低下すると、ガ スボンベ17内の液化ガスが、貫通孔19、第3ガス室51、貫通孔52、第4 ガス室26、貫通孔25を順に経て第5ガス室27に流入し、タンク1内部の圧 力が上昇する。そして、タンク1内部の圧力の上昇により、(タンク1内部の圧 力)=(ガスボンベ17内部の圧力)となると、ガスボンベ17内の液化ガスは タンク1内部に流入されなくなる。このように、切替バルブ53は、散水作業が 行なわれてタンク1内の液量が減少すると、タンク1内部の圧力が低下しようと するが、その圧力低下分を補うようにガスボンベ17から液化ガスをタンク1内 部に流入させ、タンク1内部の圧力を一定に保つように動作する。
【0038】 従って、本実施例の噴霧器によっても、タンク1内部の圧力を上昇させるため の特別な加圧操作は全く不要になり、作業者の負担を著しく軽減することができ る。また、タンク1内部の圧力は、タンク1内の液体2の残量とは無関係に一定 値に保たれるため、タンク1内の液体2が残り少なくなったときでも、面倒な加 圧操作をすることなく液体2を余すことなく外部に放出することができる。また 、ガスボンベ17をタンク1の内側に収納するようにしたため、ガスボンベ17 が散水作業のじゃまになったり、ガスボンベ17がガスボンベ取付部16から非 所望に外れたりするおそれがなくなる。
【0039】 図6は、本考案の更に他の実施例を示している。
【0040】 本実施例の噴霧器は、図1ないし図3に示した実施例と同様な圧力調整バルブ 29を用い、ガスボンベ17をタンク1の内側ではなく外側に配設している。従 って、ガス流路部材10は、上記実施例と異なる構造をとり、ボンベカバー保持 部24は設けておらず、貫通孔52は、第3ガス室51から第5ガス室27(タ ンク1内部)へのガス流路を形成する。また、把手13はガス流路部材10には 取り付けておらず、従来からの噴霧器と同様、タンク1に着脱可能に取り付けら れ、タンク1内部への液体注入が可能に構成されている。図中の符号60は、ス リーブである。
【0041】 本実施例の噴霧器の使用方法及び動作は、上記実施例とほぼ同様である。
【0042】 図7は、本考案の更に他の実施例を示している。
【0043】 本実施例の噴霧器は、図4及び図5に示した実施例と同様な切替バルブ53を 用い、ガスボンベ17をタンク1の内側ではなく外側に配設している。従って、 ガス流路部材10は、上記実施例と異なる構造をとり、ボンベカバー保持部24 は設けておらず、貫通孔52は、第3ガス室51から第5ガス室27(タンク1 内部)へのガス流路を形成する。また、把手13はガス流路部材10には取り付 けておらず、従来からの噴霧器と同様、タンク1に着脱可能に取り付けられ、タ ンク1内部への液体注入が可能に構成されている。
【0044】 本実施例の噴霧器の使用方法及び動作は、上記実施例とほぼ同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る噴霧器の全体構成図
【図2】同噴霧器の要部拡大図
【図3】当該要部の一部を構成するバルブの拡大断面図
【図4】他の実施例に係る噴霧器の全体構成図
【図5】同噴霧器の要部拡大図
【図6】更に他の実施例に係る噴霧器の全体構成図
【図7】更に他の実施例に係る噴霧器の全体構成図
【符号の説明】
1 タンク 10 ガス流路部材 16 ガスボンベ取付部 17 ガスボンベ 29 圧力調整バルブ 53 切替バルブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がタンク内部に通じるガス流路を形
    成するガス流路部材を設けるとともに、該ガス流路の他
    端にガスボンベが取り付けられるガスボンベ取付部を形
    成し、前記ガス流路部材に、外部操作により少なくとも
    前記ガス流路を開放、遮断するバルブを配設したことを
    特徴とする噴霧器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、前記バルブが圧
    力調整バルブにより構成されることを特徴とする噴霧
    器。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2において、前
    記ガスボンベは前記タンクの内側に取り出し可能に収納
    されることを特徴とする噴霧器。
JP5352293U 1993-10-01 1993-10-01 噴霧器 Pending JPH0724459U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015527925A (ja) * 2012-06-21 2015-09-24 スマートジェット テクノロジーズ リミテッドSmartjet Technologies Ltd 加圧流体を供給するための装置および方法

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