JPH07244587A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH07244587A
JPH07244587A JP6058287A JP5828794A JPH07244587A JP H07244587 A JPH07244587 A JP H07244587A JP 6058287 A JP6058287 A JP 6058287A JP 5828794 A JP5828794 A JP 5828794A JP H07244587 A JPH07244587 A JP H07244587A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数のLSIで構成されたデータ処理装置にお
けるLSI間の論理遅延量を効率よく制御する方式の提
供。 【構成】内部演算の少なくとも一部がパイプライン化さ
れた処理でなされるn個(n≧2なる整数)のLSIか
ら構成されるデータ処理装置において、n個のLSIの
うち一又は複数のLSIがLSI内部の動作時の信号経
路のパイプライン段数を格納する情報格納手段と、情報
格納手段に格納されたパイプライン段数情報を外部に出
力する情報出力手段とを具備し、n個のLSIのうち少
なくとも一のLSIが外部から前記パイプライン段数情
報を読み込むための情報読み込み手段と、読み込んだパ
イプライン段数情報を基にLSI内部のパイプライン情
報格納段数を可変に調整する遅延調整手段と、を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置に関
し、特に複数の半導体集積回路(「LSI」と略記す
る)により構成されるデータ処理装置における遅延制御
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特にディジタルLSI製造技術の
進歩により、大規模なデータ処理装置システムを数個の
LSIにより構成する事が可能となっている。このよう
に、複数のLSIにより構成されたデータ処理装置にお
いて、これら各LSIの動作処理上の遅延制御方式とし
て、従来、例えば図7乃至図9の様な構成がとられてい
る(「第1の従来例」という)。
【0003】図7における61〜65はそれぞれ単体の
LSIを示しており、これらがデータ処理装置を形成し
ている。本例におけるデータ処理はLSI61に入力さ
れるデータに対してLSI61で第1の処理がなされ、
その出力がLSI62に入力され、LSI62において
第2の処理がなされた後、LSI63の一方の入力点に
入力される。
【0004】一方、LSI64にはLSI61に対して
入力されるデータと同じデータが入力され、LSI64
において第3の処理がなされた後、LSI63の他方の
入力点に入力される。LSI63においてLSI62,
LSI64の各々で処理されたデータを用いて第4の処
理がなされた後、LSI65における第5の処理を介し
て出力される。
【0005】図7に示すように、例えば一つのデータ入
力に対して、一方の信号経路(LSI61,LSI6
2)、及び他方の信号経路(LSI64)において、そ
れぞれ別個の処理を加え、それぞれの信号経路の処理出
力を入力としてLSI63においてディジタル信号処理
等を行なう場合、正確なタイミングで処理するために、
パイプライン処理が行われている。
【0006】この場合、各LSIにおける処理上のタイ
ミング管理、すなわちパイプライン処理における論理遅
延の管理はパイプラインを形成するレジスタの段数によ
り行われる。
【0007】ここで、論理遅延はLSI動作上の基本ク
ロック信号の周期を単位として定められる。信号経路上
の2点間の論理遅延量とは、この2点間において、信号
が基本クロック周期を基準として何クロック分遅延する
かを表わすものである。より具体的には、基本クロック
信号がクロック入力端子に供給されるD型フリップフロ
ップのデータ入出力端子間の論理遅延量は1と設定さ
れ、これに対応するレジスタ段数は1とされる。
【0008】図7に示すデータ処理装置においては、L
SI63におけるLSI61,62で処理されたデータ
と、LSI64で処理されたデータを用いて正確なタイ
ミングで処理を行うためには、LSI63の該当処理部
に至る双方のレジスタ段数を所定の関係になるよう調整
する必要がある。
【0009】より詳細には、LSI61の入力点Aから
出力、LSI62の入力から出力、LSI63の入力点
Pから処理部Xの入力点に至る信号経路上のレジスタ段
数と、LSI64の入力点Aから出力、LSI63の入
力Qから処理部Xの入力点までのレジスタ段数につい
て、LSI63の処理部Xにおいて双方の入力が同時に
入力され処理可能なように調整される。
【0010】このレジスタ段数の調整としては、例えば
図8及び図9に示すような方法がとられている。図8及
び図9は、図7のデータ処理装置を構成するLSI6
1,LSI63の内部構成例をそれぞれ示している。
【0011】図8において、信号処理回路601,60
6は、LSI61においてなされるデータ処理のうち、
データ処理装置として定常的に必要となる処理を行う部
分であり、信号処理回路602〜605はいずれか一つ
を選択的に適用させる部分であり、信号処理回路602
〜605の選択は端子611から入力された選択制御情
報に基づきセレクタ607,608で行う。
【0012】処理対象の入力データは、基本的には、L
SI61の入力端子609から入力され、信号処理回路
601、セレクタ607、信号処理回路602乃至60
5のうちの選択された一の回路、セレクタ608、信号
処理回路606を経て端子610より出力として取り出
される。なお、図8に示した構成は、図7におけるLS
I61だけでなく、例えばLSI62,LSI64等に
も同様に適用できる。
【0013】一方、図9において、信号処理回路631
乃至633はLSI63においてなされるデータ処理の
うち、定常的に必要となる処理を行う部分である。ま
た、LSI63は遅延調整回路634を有している。
【0014】図7のデータ処理装置においては、一つの
入力データを共通入力とし、共通入力データをLSI6
1,62で処理したデータと、LSI64で処理したデ
ータについて、LSI63では、双方のデータの論理遅
延量を一致させた後に、処理する必要がある。遅延調整
回路634は、双方のデータの論理遅延量を一致させる
べく、遅延量の補正を行うものである。
【0015】より詳細には、データ処理装置の入力点A
(論理遅延基準点)からLSI63の端子637(図9
参照)に入力されるまでの論理遅延量をN22Δ、デー
タ処理装置の入力点A(論理遅延基準点)からLSI6
3の端子635に入力されるまでの論理遅延量をN11
Δ、信号処理回路631における論理遅延量をN′0Δ
とすると、遅延調整回路634での信号処理回路632
の入力点において両入力の論理遅延量を一致させるため
の論理遅延補正量N′XΔは、次式(1)で与えられ
る。
【0016】 N′XΔ=N′0Δ+(N11Δ−N22Δ) …(1)
【0017】また、前述の論理遅延量N11Δ、及びN
22ΔはLSI63のそれぞれの前段であるLSI6
1,62、及びLSI64の論理遅延量である。これら
のLSIの遅延は例えばLSI61の場合、図8のよう
になる。すなわち、図8において、LSI61の論理遅
延量をN′Δ、信号処理回路601,606の遅延量を
それぞれn1Δ,n4Δ、セレクタ607,608の遅
延量をそれぞれn2Δ,n3Δ、択一的に適用する信号
処理回路における論理遅延量(すなわちセレクタ607
の出力からセレクタ608の入力までの論理遅延量)を
mΔとすると、N′Δは次式(2)で与えられる。
【0018】 N′Δ=n1Δ+n2Δ+mΔ+n3Δ+n4Δ …(2)
【0019】この時、LSI61の論理遅延量N′Δ、
すなわちパイプライン段数は常に一定になるよう設定さ
れる。同様にして、LSI62,LSI64についても
各々の論理遅延量、すなわちパイプライン段数はそれぞ
れ常に一定になるよう設定される。
【0020】従って、上式(1)に示したLSI63に
おける論理遅延補正量N′XΔは、LSI内部の信号処
理回路631における論理遅延量が一定であれば一定値
となる。換言すれば、遅延調整回路634による論理遅
延補正量は固定的に与えられる。論理遅延を補正する回
路構成としては、例えばレジスタを必要数だけ縦続接続
させる方法がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述した通り、図7乃
至図9に示した複数のLSIにより構成された第1の従
来例のデータ処理装置では、共通入力データをLSI6
1,62で処理したデータと、LSI64で処理したデ
ータとがLSI63にそれぞれ入力され、LSI63に
おいて両入力の論理遅延量を一致させた後に処理を行う
必要がある場合、LSI63内の遅延調整回路634
は、所定の論理遅延補正量を固定的に与えていた。
【0022】従って、図7において、LSI63の前段
に配置された例えばLSI61において、処理目的や系
(システム)の状態に応じて択一的に適用する信号処理
回路602〜605における処理上の論理遅延量を同一
にさせる必要があった。
【0023】しかし、これら択一的に適用する信号処理
回路群の回路を各々の処理に応じて最適設計を行えば相
互の論理遅延量は異なったものになる可能性が大きい。
【0024】このような場合には、これら択一的に適用
する信号処理回路群中の最大論理遅延量を有するもの
に、他の信号処理回路群の論理遅延量を合わせるために
必要量のパイプラインレジスタを付加しなければならな
い。
【0025】例えば図8において、信号処理回路602
が択一的に選択される信号処理回路群中の最大論理遅延
量mΔをとる場合、他の信号処理回路603〜605は
それぞれレジスタ612〜614を付加することによ
り、論理遅延量を見かけ上mΔにする必要がある。
【0026】このような択一的に適用される信号処理回
路群が、データ処理装置を構成するLSI群に点在する
と、その各々に対して論理遅延量を、選択した処理によ
らず見かけ上の論理遅延量を同一にさせるための手段が
必要になり、ハードウェアが増大するという欠点があ
る。
【0027】また、前述の最大論理遅延量を一度決めて
しまうと、後にこれを変更する必要が生じた場合、容易
に設定変更できないという欠点がある。
【0028】ところで、例えば特開平2−35886号
公報には、自装置、及び他装置内の画像信号と音声信号
の符号化遅延時間差及び復号化遅延時間差を格納する遅
延情報格納部と相手装置の遅延情報に格納した画像情報
と音声情報との復号化遅延時間差を把握する手段を備
え、自装置の遅延回路の遅延量制御を行う方式が提案さ
れている(「第2の従来例」という)。第2の従来例
は、かかる構成により、相手装置のアーキテクチャの違
い及び符号化、復号化能力の相違によらず、常に画像と
音声の同期が確保されるものであることが記載されてい
る。
【0029】しかしながら、この第2の従来例の方式
は、基本的に自装置、及び他装置の2者間での符号化復
号化処理に関わる遅延制御でしかなく、前述したよう
な、複数のLSIで構成され3個以上のLSIが同時に
処理に関わるデータ処理装置における論理遅延制御には
適用できない。
【0030】また、第2の従来例は、自装置における遅
延時間情報、及び他装置の遅延時間情報から自装置自身
の遅延回路の制御を行うフィードバック構成による制御
である。従って、本方式を前述した複数LSIにより構
成されるデータ処理装置に適用した場合、個々のLSI
がそれぞれ独立に自身の遅延時間把握手段、他LSIの
遅延時間把握手段、及び自身の遅延量を制御する制御手
段をもたなければならなくなり、このため、必要とされ
るハードウェア量が非常に大きくなるという欠点があ
る。
【0031】従って、本発明は前記問題点を解消し、複
数のLSIで構成されたデータ処理装置におけるLSI
間の論理遅延量を効率よく制御する設計方式に基づく装
置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のデータ処理装置は、内部演算の少なくとも
一部がパイプライン化された処理でなされるn個(n≧
2なる整数)の半導体集積回路(以下「LSI」と略記
する)から構成されるデータ処理装置において、前記n
個のLSIのうち一又は複数のLSIが該LSI内部の
所定信号経路における動作時のパイプライン段数を格納
する情報格納手段と、該情報格納手段に格納されたパイ
プライン段数情報を外部に出力する出力手段と、を具備
し、前記n個のLSIのうち少なくとも一のLSIが外
部から前記パイプライン段数情報を読み込むための情報
読み込み手段と、読み込んだパイプライン段数情報を基
に該LSI内部のパイプライン情報格納段数を調整する
遅延調整手段と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0033】また、本発明のデータ処理装置は、一のL
SI又は互いに縦続形態に接続された複数のLSIから
成るLSI群であって、互いに並列形態に接続された複
数のLSI群を含み、入力されたデータは前記複数のL
SI群に共通入力され、更に、前記複数のLSI群の後
段に配置され、前記複数のLSI群の各群がそれぞれ出
力する複数の出力データを入力し、入力された複数のデ
ータの同期処理を行なうLSIを含む、データ処理装置
において、前記複数のLSI群の各群を構成するLSI
が、LSI内部における1又は複数の信号処理経路に対
応した論理遅延情報を格納する情報格納手段と、該情報
格納手段に格納された論理遅延情報のうち選択された信
号処理経路に対応する論理遅延情報を外部に出力する情
報出力手段と、を備え、前記複数のLSI群の後段に配
置され複数のデータの同期処理を行なうLSIが、論理
遅延情報を読み込むための情報読み込み手段と、読み込
んだ論理遅延情報を基に論理遅延を可変に調整する遅延
調整手段と、を備えると共に、前記複数のLSI群の各
群を構成するLSIから、それぞれ選択された信号処理
経路に対応する論理遅延情報を読み込み、前記複数のL
SI群の出力である複数のデータの論理遅延を一致させ
て互いに同時に処理するように構成してもよい。
【0034】さらに、本発明のデータ処理装置の好まし
い態様として、第1乃至第m(m<nなる整数)のLS
Iにより第1のデータに対して第1の処理がなされ、第
m+1乃至第m+k(m+k<nなる整数)のLSIに
より前記第1のデータに対して第2の処理がなされ、第
m+k+1(m+k+1≦nなる整数)のLSIの一方
の入力に前記第1の処理結果を入力し、他方の入力に前
記第2の処理結果を入力し該第1、第2の処理結果から
第3の処理がなされ、前記第1乃至第mのLSI、及び
前記m+1乃至第m+kのLSIがそれぞれ前記情報格
納手段、及び前記情報出力手段を具備し、前記第1乃至
第mのLSIの第1乃至第mの各々の情報格納手段に
は、前記第1の処理が行われる場合の第1乃至第mのL
SIのそれぞれの処理に要する第1乃至第mのパイプラ
イン段数が格納され、その各々が前記情報出力手段を介
してLSI外部に出力され、前記第m+1乃至第m+k
のLSIの各々の情報格納手段には、前記第2の処理が
行われる場合の第m+1乃至第m+kのLSIのそれぞ
れの処理に要する第m+1乃至第m+kのパイプライン
段数が格納され、その各々が前記情報出力手段を介して
LSI外部に出力されると共に、前記第m+k+1のL
SIは前記情報読み込み手段、及び前記遅延調整手段を
具備し、該遅延調整手段の信号入力には前記第m+k+
1のLSIに入力された前記第1、第2の処理結果のい
ずれか一方が入力され、他方の処理結果と前記遅延調整
手段を介した処理結果から前記第3の処理がなされるよ
うにし、前記情報読み込み手段により前記第1乃至第
m、及び第m+1乃至第m+kのパイプライン段数情報
を読み込み、該パイプライン段数情報により前記遅延調
整手段のパイプライン段数を制御されるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0035】そして、本発明は、別の態様として、各L
SIの情報出力手段からの出力、及び前記情報読み込み
手段に対する入力がシリアルバス伝送により行われるこ
とを特徴とするデータ処理装置を提供する。
【0036】
【作用】上記構成のもと、本発明のデータ処理装置は、
複数のLSI群が出力する複数のデータを同時に入力し
て処理するLSIが、入力データと該LSIの間に配置
されたLSIから論理遅延情報(「パイプライン段数情
報」ともいう)を読み込み、このパイプライン段数情報
を基にLSI内部の遅延調整回路のパイプラインレジス
タ段数を可変に調整することにより、予め指定した複数
の信号経路間の相互の論理遅延量をその間の処理内容に
よらず常に一致させることができるという効果を有す
る。
【0037】本発明によれば、LSIにおける動作時の
信号経路のパイプライン段数を1つのレジスタにセット
して保持するようにした構成にした場合、付加回路は簡
易なものとなる。あるいは、LSIに例えば内部ROM
等を設け、所望の動作に応じて択一的に選択される信号
処理回路に対応した遅延情報を該ROMに格納してお
き、信号処理回路を選択する選択制御情報に基づき、遅
延情報を出力するように構成してもよい。
【0038】また、データ処理装置において、LSIの
論理遅延情報をシリアルバスを介してLSI間で伝送す
るように構成することによって、例えばデータ処理装置
を構成するLSIの数が多くなった場合でも、遅延制御
発生回路の入力端子を増大させることなく、所望の論理
遅延量補正が実現できる。
【0039】
【実施例】図面を参照して、本発明を実施例に即して以
下に説明する。
【0040】
【実施例1】図1に、本発明の第1の実施例のブロック
図を示す。図1は、複数のLSIにより構成されたデー
タ処理装置における論理遅延量の制御を行う本発明の一
構成例を示している。
【0041】図1において、LSI1に入力されるデー
タに対してLSI1で第1の処理がなされ、その出力が
LSI2に入力され、LSI2において第2の処理がな
された後、LSI3の一方のデータ入力点に入力され
る。
【0042】一方、LSI4にはLSI1に対して入力
されたデータと同じデータが入力され、LSI4におい
て第3の処理がなされた後、LSI3の他方のデータ入
力点に入力される。
【0043】LSI3において、LSI2,LSI4で
それぞれ処理されたデータを用いて第4の処理がなされ
た後、LSI5における第5の処理を介してデータが出
力される。
【0044】ここで、LSI3においてLSI2からの
処理出力とLSI4からの処理出力との論理遅延量を一
致させるための手段として、本実施例では、図示のよう
に、LSI1,LSI2,及びLSI4の内部にそれぞ
れレジスタ回路6,7,8を設け、LSI1,2,4に
おいて第1、第2、第3の処理に要した論理遅延量、す
なわちパイプライン段数情報をレジスタ回路6,7,8
にそれぞれ格納する。
【0045】一方、LSI3には、遅延制御発生回路
9、及び遅延調整回路10が設けられている。遅延調整
回路10は、遅延制御発生回路9からの制御信号によ
り、遅延調整回路10のデータ入力点に入力される信号
の論理遅延量を変化させた後、該信号を出力する。
【0046】より詳細には、LSI1,2,4の内部の
レジスタ回路6,7,8にそれぞれ格納された情報、す
なわち各パイプライン段数情報を、各LSIの出力端子
より取り出し、これをLSI3に設けた入力端子を介し
て遅延制御発生回路9の入力とし、LSI1,2,4の
パイプライン段数情報により遅延制御発生回路9を動作
させることによって、LSI3において、LSI2から
の処理出力とLSI4からの処理出力との論理遅延量が
互いに一致するように遅延調整回路10を動作させる。
【0047】図3及び図4は、図1のデータ処理装置を
構成するLSI1,LSI3の内部構成の一例をそれぞ
れ示している。
【0048】図3において、信号処理回路101〜10
6、セレクタ107,108の処理機能は、基本的に図
8の従来例におけるLSI61の信号処理回路601〜
608、セレクタ607,608と同じである。また、
図3に示した構成は、図3におけるLSI1だけでな
く、例えばLSI2,LSI4等にも同様にして適用で
きる。
【0049】一方、図4において、信号処理回路30
1,12,302の処理機能は、基本的に図9の従来例
におけるLSI63の信号処理回路631,632,6
33と同じである。
【0050】図3において、LSI1のデータ入力点、
すなわち端子109から処理出力点、すなわち端子11
0に至る信号経路の動作時における論理遅延量、すなわ
ちパイプライン段数情報を、LSI1中のレジスタ回路
6に格納する。
【0051】信号処理回路102〜105は、端子11
2からの選択制御信号を基にセレクタ107,108に
より択一的に選択される。セレクタ107の出力点から
セレクタ108の入力点までの間のパイプライン段数
は、信号処理回路102〜105の各々のパイプライン
段数のうち、選択された信号処理回路のパイプライン段
数で与えられ、この情報がレジスタ回路6に設定され
る。
【0052】すなわち、ある時点においてレジスタ回路
6に格納されるパイプライン段数情報NΔ(3)式で示
される。
【0053】
【数1】
【0054】上式(3)で示されるパイプライン段数情
報は、端子111を介してLSI1の外部に取り出され
る。
【0055】図1におけるLSI1に含まれるレジスタ
回路の構成、及び動作をLSI2、及びLSI4に対し
ても適用すれば、LSI2、及びLSI4の各データ入
力、出力点間の動作時のパイプライン段数情報をそれぞ
れのレジスタ回路7,8に設けられた端子を介してLS
I1の場合と同様にLSI外部に取り出すことができ
る。
【0056】信号処理回路102〜105のうち選択さ
れた信号処理回路のパイプライン段数をレジスタ回路6
に設定する構成の代替として、レジスタ回路6(7、
8)が、例えばROM(リードオンリーメモリ)から構
成され、ROMに信号処理回路102〜105のそれぞ
れの遅延情報を予め格納しておき、端子112から入力
される選択制御信号をアドレス信号として用いて、選択
された信号処理回路の遅延量を読み出し、端子111よ
り出力するように構成してもよい。
【0057】なお、ROMに格納する遅延量は上式
(3)の各値が格納されるが、これに替わって、ある基
本遅延量に対する相対的な遅延量の差分(増減量)を格
納してもよい。例えば、図3において、信号処理回路1
02の論理遅延量を基本遅延量とし、信号処理回路10
3乃至105のいずれかが選択された場合、レジスタ回
路6を構成するROMから論理遅延量の差分値を読み出
し、端子111に出力してもよい。差分値が基本遅延量
に比べて相対的に小さい場合には、差分値のみを格納す
ることによって、ROMのメモリ容量は、遅延量をその
まま格納する場合に比べて削減される。
【0058】一方、図4において、LSI2からのデー
タ処理出力を端子303、信号処理回路301を介して
信号処理回路12の一方のデータ入力点に入力し、LS
I4からのデータ処理出力を端子308を介して遅延調
整回路10のデータ入力点に入力し、遅延調整回路10
の出力を信号処理回路12の他方のデータ入力点に入力
する。
【0059】ここで、遅延制御発生回路9に対して端子
304〜306を設け、これらの端子に、LSI1,
2,4から出力される動作時のパイプライン段数情報を
それぞれ入力する。
【0060】遅延制御発生回路9は、端子304〜30
6に入力された情報、すなわちLSI1,2,4のパイ
プライン段数から遅延調整回路10に対して遅延調整回
路10自身の論理遅延量が、信号処理回路12の2つの
データ入力点における双方の入力の論理遅延量が等しく
なるよう制御する。
【0061】より詳細には、データ処理装置の入力点
(論理遅延基準点)から端子303に入力されるまでの
論理遅延量をN1Δ、データ処理装置の入力点(論理遅
延基準点)から端子308に入力されるまでの論理遅延
量をN2Δ、信号処理回路301における論理遅延量を
N0Δとすると、この時の遅延調整回路10の論理遅延
補正量NXΔは、次式(4)で与えられる。
【0062】 NXΔ=N0Δ+(N1Δ+N2Δ) …(4)
【0063】ところで、論理遅延量N1Δ、及びN2Δ
はそれぞれ、LSI3の前段に配置されたLSI1,L
SI2、及びLSI4の論理遅延量である。これらのL
SIの遅延は、例えばLSI1の場合、前述した通り、
上式(3)で与えられる。LSI2,4においても同様
にして各動作時の論理遅延量が与えられる。
【0064】従って、LSI3における遅延調整回路1
0の遅延補正量を遅延制御発生回路9への入力、すなわ
ち各LSIからのパイプライン段数情報により適宜変化
させることにより、LSI3の前段におけるデータ処理
の選択によらず、常に最適な論理遅延タイミングを得る
ことができる。
【0065】
【実施例2】図2に本発明の第2の実施例を示す。図2
において、LSI11,22,33,44,55の基本
的処理機能はそれぞれ、図1で説明した第1の実施例に
おけるLSI1,2,3,4,5と同じである。
【0066】本実施例が、図1の第1の実施例と相違す
る点は、LSI11,22,44が入出力端子を介して
シリアルバスに接続されている点にある。
【0067】より詳細には、本実施例は、LSI11,
22,44の動作時のパイプライン段数情報が格納され
たレジスタ回路(不図示)からの出力を取り出す出力端
子と、LSI33内に設けられた遅延制御発生回路(不
図示)に対してLSI33の前段のLSIのパイプライ
ン段数情報を入力する入力端子とを、互いに共通のシリ
アルバス伝送路を介して電気的に接続し、このシリアル
バス伝送路上における相互通信によってLSI間でのパ
イプライン段数情報の受け渡しを行わせたものである。
【0068】この場合、シリアルバス上の通信制御のた
めに、例えばマイクロコンピュータ(CPU)等により
構成されたLSI66をこのバス上のマスターLSIと
して接続させる。
【0069】図5及び図6に、この第2の実施例の具体
例として、3線式のシリアルバスにより構成した場合の
データ処理装置の構成例及びシリアルバスの動作例を示
す。
【0070】図5において、シリアルバスを構成するデ
ータ線(Data)、バス上の転送クロックを供給する
クロック線(Clock)、及びバス上のトラフィック
管理(バスのアービトレーション)を行うビジー線(B
usy)を、LSI11の内部に設けたインターフェー
ス回路113等を介してレジスタ回路6に接続すると共
に(LSI22,44についても同様に接続する)、L
SI33の内部に設けたインターフェース回路309を
介して遅延制御発生回路9に接続する。また、マスター
LSIとして動作するLSI66に対しても同様に接続
する。
【0071】図6のタイミング図を参照して、図5に示
す構成から成るデータ処理装置の動作を説明する。マス
ターLSIであるLSI66よりクロック信号が各LS
Iに供給され、LSI11,22,44はスレーブLS
Iとして動作する。
【0072】データ信号線(Data)上において受け
渡しされるデータ信号は、所定のビット長により規定さ
れたアドレス信号(ADDRESS)、動作制御データ
信号(DATA)、及び通信制御ビット信号から構成さ
れている。アドレス信号は、マスターLSIと特定のス
レーブLSIとの間の排他的通信を行うために各スレー
ブLSIに一義的に予め定められた認識用アドレス値を
示している。
【0073】マスターLSI(LSI66)は、マスタ
ーLSIBusy信号をアクティブ(ロー・アクティ
ブ)として、最初に通信を行うスレーブLSIのアドレ
ス(ADDRESS[#1])を送信した後、そのスレ
ーブLSIに対する通信を行なう。
【0074】データ線上に送信されたアドレス信号と自
己のアドレス値が一致したスレーブLSIはこれを受信
し、これに続く通信を行う。ここで、通信制御ビット信
号(図中“*”で示す)は、アドレス信号(ADDRE
SS)の直後、及び動作制御データ信号(DATA)の
直後に付加されており、これらの付加ビットは通信や、
制御が正確に行われたか否かの認識のために設けられた
ものである。
【0075】このような構成及び動作のもと、マスター
LSIが一旦、LSI11,22,44からの各パイプ
ライン段数情報をそれぞれ個別の通信により受け取り、
これらをLSI33との通信でまとめて転送することに
より、LSI33では受信したLSI11,22,44
のそれぞれのパイプライン段数情報に基づき論理遅延量
の補正が行なわれる。
【0076】本実施例のように、シリアルバスを介して
パイプライン段数情報の授受を行えば、例えばデータ処
理装置を構成するLSIの数が多くなった場合でも、L
SI33における遅延制御発生回路の入力端子を増大さ
せることなく所望の論理遅延量補正が実現できる。ま
た、シリアルバスを論理遅延量補正以外の他の制御目的
と兼用させることができる。
【0077】なお、本実施例において、LSI11,2
2,44のパイプライン段数を格納するレジスタは、選
択された動作経路の遅延が設定されるレジスタ回路によ
る構成でも、あるいは、選択制御信号をアドレス信号と
して遅延情報の読み出しが行なわれるROMによる構成
でもよいことは勿論である。
【0078】本実施例の変形例としてLSI11,2
2,44内にレジスタ回路(不図示)をそれぞれ設ける
替わりに、例えばLSI33の内部にROM等を設け、
該ROMにLSI11,22,44における遅延量をあ
らかじめ格納しておき、各LSIにおける信号経路の選
択制御情報をシリアルバスから伝送するように構成して
もよい。このような構成によりROMの集中化が行なわ
れる。
【0079】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は、上記実施態様にのみ限定されるもので
なく、本発明の原理に準ずる各種実施態様を含んでい
る。例えば、本実施例では、レジスタ回路はLSIの内
部に設けられているが、これを外付けROM等で代替し
た態様も、LSIの個数は増大するが、本発明の原理に
準ずるものである。
【0080】さらに、本発明は、上記第2の実施例にお
いて、相互接続用のバスとして、シリアルバス以外に
も、パラレルバスの態様を含むことは勿論である。但
し、パラレルバスの態様は、バスに相互接続するLSI
の端子数が増大する点でシリアルバス構成よりも利点が
少ない。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、複数データ
の同期処理を必要とするLSIが、入力データと該LS
Iの前段の間に配置されたLSIからパイプライン段数
情報を読み込み、このパイプライン段数情報を基にLS
I内部のパイプラインレジスタ段数を適応的に可変に調
整することにより、処理目的や系(システム)の状態に
対応して予め選択される複数経路間の相互の論理遅延量
を、信号処理経路によらず常に一致させることができる
という効果を有する。
【0082】そして、本発明によれば、LSIにおける
情報格納手段を1つのレジスタで構成し、LSI動作時
の信号経路のパイプライン段数をレジスタにセットする
ように構成した場合、回路構成は簡易なものとなる。
【0083】また、本発明によれば、LSIにおいて遅
延情報を格納する手段をレジスタの替わりにROM等で
構成し択一的に選択される各信号経路の遅延情報を予め
格納しておき、信号経路の選択信号をアドレス信号とし
て読み出すようにしても、後段のLSIにおいて該選択
された信号経路に対応した遅延情報に基づき、複数のデ
ータの論理遅延量を一致させることができる。
【0084】さらに、本発明によれば、各LSI中で複
数の信号処理回路中より択一的に処理を選択させるよう
な場合、従来のようにこれら複数の信号処理回路相互の
論理遅延量が等しくなるように個々にパイプラインレジ
スタを挿入させる必要がなくなり、ハードウエア量が大
幅に削減される。
【0085】本発明によれば、LSI間でシリアルバス
を介してパイプライン段数情報の授受を行うことによ
り、例えばデータ処理装置を構成するLSIの数が多く
なった場合でも、遅延制御発生回路の入力端子を増大さ
せることなく、所望の遅延量の補正が実現できる。
【0086】また、本発明によれば、複数の信号処理回
路が並列形態に配置され、所望の処理動作に応じて、い
すれか一の信号処理回路が選択されるように構成された
LSIを複数含む場合においても、信号経路を選択する
制御信号に基づき、選択された信号経路の遅延情報が得
られるため、論理遅延情報を可変に調整して、複数の信
号経路を経由して入力された複数データの遅延量を一致
させることが、効率よく行なえる。そして、本発明にお
いては、情報格納手段に格納される遅延情報として、基
本遅延量に対する差分値のみを格納することにより、情
報格納手段の容量及びシリアルバス伝送されるデータ容
量を削減するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の一実施例のデータ処理装置を構成する
LSIの要部を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例のデータ処理装置を構成する
LSIの要部を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の具体的構成の一例を示
す構成図である。
【図6】図5の動作例を示すタイミング図である。
【図7】従来のデータ処理装置例を示す構成図である。
【図8】従来のデータ処理装置を構成するLSIの要部
を示すブロック図である。
【図9】従来例のデータ処理装置を構成するLSIの要
部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1〜5,11,22,33,44,55,61〜66
LSI 6〜8 レジスタ回路 9 遅延制御発生回路 10,634 遅延調整回路 12,101〜106,301〜302,601〜60
6,631〜633信号処理回路 13 シリアルバス伝送路 107〜108,607〜608 セレクタ 109〜112,303〜308,609〜611,6
35〜637 端子 113,309 インターフェース回路 612〜614 パイプラインレジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部演算の少なくとも一部がパイプライン
    化された処理でなされるn個(n≧2なる整数)の半導
    体集積回路(以下「LSI」と略記する)から構成され
    るデータ処理装置において、 前記n個のLSIのうち一又は複数のLSIが該LSI
    内部の動作時の信号経路のパイプライン段数を格納する
    情報格納手段と、該情報格納手段に格納されたパイプラ
    イン段数情報を外部に出力する情報出力手段と、を具備
    し、 前記n個のLSIのうち少なくとも一のLSIが外部か
    ら前記パイプライン段数情報を読み込むための情報読み
    込み手段と、読み込んだパイプライン段数情報を基に該
    LSI内部のパイプライン情報格納段数を可変に調整す
    る遅延調整手段と、を具備することを特徴とするデータ
    処理装置。
  2. 【請求項2】一のLSI又は互いに縦続形態に接続され
    た複数のLSIから成るLSI群であって、互いに並列
    形態に接続された複数のLSI群を含み、入力されたデ
    ータは前記複数のLSI群に共通入力され、 更に、前記複数のLSI群の後段に配置され、前記複数
    のLSI群の各群がそれぞれ出力する複数の出力データ
    を入力し、入力された複数のデータの同期処理を行なう
    LSIを含む、データ処理装置において、 前記複数のLSI群の各群を構成するLSIが、LSI
    内部における1又は複数の信号処理経路に対応した論理
    遅延情報を格納する情報格納手段と、該情報格納手段に
    格納された論理遅延情報のうち選択された信号処理経路
    に対応する論理遅延情報を外部に出力する情報出力手段
    と、を備え、 前記複数のLSI群の後段に配置され複数のデータの同
    期処理を行なうLSIが、論理遅延情報を読み込むため
    の情報読み込み手段と、読み込んだ論理遅延情報を基に
    論理遅延を可変に調整する遅延調整手段と、を備えると
    共に、前記複数のLSI群の各群を構成するLSIか
    ら、それぞれ選択された信号処理経路に対応する論理遅
    延情報を読み込み、前記複数のLSI群の出力である複
    数のデータの論理遅延を一致させて互いに同時に処理す
    るように構成したことを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記データ処理装置において、第1乃至第
    m(m<nなる整数)のLSIにより第1のデータに対
    して第1の処理がなされ、 第m+1乃至第m+k(m+k<nなる整数)のLSI
    により前記第1のデータに対して第2の処理がなされ、 第m+k+1(m+k+1≦nなる整数)のLSIの一
    方の入力に前記第1の処理結果を入力し、他方の入力に
    前記第2の処理結果を入力し該第1、第2の処理結果か
    ら第3の処理がなされ、 前記第1乃至第mのLSI、及び前記m+1乃至第m+
    kのLSIがそれぞれ前記情報格納手段、及び前記情報
    出力手段を具備し、 前記第1乃至第mのLSIの第1乃至第mの各々の情報
    格納手段には、前記第1の処理が行われる場合の第1乃
    至第mのLSIのそれぞれの処理に要する第1乃至第m
    のパイプライン段数が格納され、その各々が前記情報出
    力手段を介してLSI外部に出力され、 前記第m+1乃至第m+kのLSIの各々の情報格納手
    段には、前記第2の処理が行われる場合の第m+1乃至
    第m+kのLSIのそれぞれの処理に要する第m+1乃
    至第m+kのパイプライン段数が格納され、その各々が
    前記情報出力手段を介してLSI外部に出力されると共
    に、 前記第m+k+1のLSIは前記情報読み込み手段、及
    び前記遅延調整手段を具備し、 該遅延調整手段の信号入力には前記第m+k+1のLS
    Iに入力された前記第1、第2の処理結果のいずれか一
    方が入力され、他方の処理結果と前記遅延調整手段を介
    した処理結果から前記第3の処理がなされるようにし、
    前記情報読み込み手段により前記第1乃至第m、及び第
    m+1乃至第m+kのパイプライン段数情報を読み込
    み、該パイプライン段数情報により前記遅延調整手段の
    パイプライン段数を制御されるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記各LSIの情報出力手段からの出力、
    及び前記情報読み込み手段に対する入力がシリアルバス
    伝送により行われることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】前記各LSIが、その内部演算の少なくと
    も一部がパイプライン化された処理でなされることを特
    徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】前記複数のLSI群の各群を構成するLS
    Iの少なくとも一が、互いに並列形態に接続され外部か
    ら与えられる選択制御情報に基づき択一的に選択される
    複数の信号処理回路を含み、前記情報格納手段には前記
    複数の信号処理回路の論理遅延情報をそれぞれ格納し、
    前記選択制御情報に基づき選択された信号処理回路に対
    応する論理遅延情報を出力すること特徴とする請求項2
    又は5記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】前記情報格納手段には、前記信号処理経路
    の基本遅延量に対する差分値を格納することを特徴とす
    る請求項6記載のデータ処理装置。
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