JPH07244145A - 画像目標検出装置 - Google Patents

画像目標検出装置

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JPH07244145A
JPH07244145A JP3594694A JP3594694A JPH07244145A JP H07244145 A JPH07244145 A JP H07244145A JP 3594694 A JP3594694 A JP 3594694A JP 3594694 A JP3594694 A JP 3594694A JP H07244145 A JPH07244145 A JP H07244145A
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JP3594694A
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Hiroyuki Uchiyama
裕之 内山
Takashi Kurokawa
孝 黒川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、飛来してくる航空機やミサイル
等の目標を捜索探知しようとする画像目標検出装置を得
る。 【構成】 中赤外線と遠赤外線の各赤外線画像を前処理
部A4bと前処理部C4dで背景ノイズ量を基準に設定
されたしきい値で2値化処理を行い、前処理部B4cと
前処理部D4eではそのしきい値より低いしきい値で2
値化処理を行う。目標検出部5において各2値化処理画
像から目標候補を選択し、画像位置などの特徴量計測を
行う。目標判定部6bにおいて4つの2値化画像の同一
画像位置で目標候補の有無を比較し3つまで存在した場
合に目標と判定する。波長帯の異なる画像ごとに2つの
しきい値で検出した計4つの目標の有無を判定するた
め、目標以外のものを誤って検出する確率の低い画像目
標検出装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飛来してくる航空機
やミサイル等の目標を探知する画像目標検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の赤外線の波長領域を使
用した画像目標検出装置の構成図で、図において、1a
は視野内の赤外光を集光結像する赤外線光学系、2aは
赤外線光学系1aで集光結像された赤外光を光電変換す
る1次元の走査型赤外線検出器と積分処理を実施する積
分回路を具備する赤外線撮像部、3aは赤外線光学系1
aと赤外線撮像部2aからなる赤外線カメラ9aを旋回
させる回転台、4aは旋回走査により得られる赤外線画
像の2値化処理を行う前処理部、5は前処理部4aの2
値化処理画像から目標候補を抽出する目標検出処理部、
6aは目標検出処理部5の目標候補から目標を判定する
目標判定部、7は表示のための出力を形成する出力デー
タ処理部、8はデータを表示する表示部である。
【0003】次に図10を用いて動作について説明す
る。赤外線光学系1aにより結像された赤外光は赤外線
撮像部2aの1次元の走査型赤外線検出器に入射し、回
転台3aによる走査速度にあわせ積分処理され赤外線画
像として出力される。ここで、積分処理は回転台の走査
角度が赤外線カメラ9aの瞬時視野と一致する間に赤外
線検出器から信号電荷の読みだしをN回行い、そのN個
の出力電荷を加算することで信号のランダムノイズに対
するSN比を√N倍に向上させる処理である。ここで、
瞬時視野とは赤外線検出器内の一つの検出素子が物体空
間を見張る角度である。1瞬時視野を移動するのに必要
な時間は“数1”で示されるように1回の信号電荷の読
みだしに要する時間τとその読みだしの回数Nの積とな
る。そのため走査速度は角度、角速度、時間との関係か
ら“数2”で決まり、積分処理に要する時間で制限され
る。出力された赤外線画像は、前処理部4aにおいて背
景ノイズ量を基準に設定されたしきい値で2値化処理を
行う。目標検出処理部5において2値化処理画像から目
標候補を選択し、選択された目標候補に関して画像位
置、画像輝度、SN比や面積などの特徴量計測を行う。
目標判定部6aにおいて旋回走査における1周期以上前
の画像間で目標候補の特徴量を比較することにより目標
を決定し、出力データ処理部7で表示部8に出力するデ
ータを形成する。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】図11、図12に2値化処理の例を示す。
図11は遠赤外線画像信号の2値化処理を示す例であ
り、目標の信号とショットノイズを2値化している。こ
こで、ショットノイズとは入射光のゆらぎ等により発生
する不規則なノイズである。図12は中赤外線画像信号
の2値化処理を示す例であり、目標の信号と目標以外の
雲の信号(クラッタ)を2値化している。
【0007】図13は旋回走査により全周捜索している
画像目標検出装置を示した図である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像目標検出装
置は以上のように構成されているので、中赤外線領域に
おいては遠赤外線領域に比べ太陽等の高温物体に感度が
高いため、太陽光を反射した雲等の目標以外の高輝度物
体がある場合に、これらの目標以外の信号成分を誤って
目標として検出する可能性(以後、誤警報確率という)
が高いという問題があった。一方、ショットノイズ等に
よる誤警報確率を下げるために1周期以上前の画像を使
用した比較する時系列処理をする必要があった。
【0009】また、走査速度が積分処理時間に制限され
て一定のため、信号が小さい遠方の目標等を検出するに
は積分処理による加算回数を上げてSN比を向上させる
ために走査速度を遅くしなければならず、信号が大きい
近距離等の目標に対してデータレートを上げられないと
いう問題があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、誤警報確率を低減できるととも
に、目標検出後も目標の輝度情報の大きさに応じて最適
な走査速度を保つ画像目標検出装置を得ることを目的と
しており、さらにこの装置を1次元の走査型撮像デバイ
スと2次元の凝視型撮像デバイスとで構成する手段を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明における画像目
標検出装置においては、波長帯の異なる画像ごとに従来
の目標候補を検出するためのしきい値と別のしきい値で
検出した複数の目標候補で目標判定を行うものである。
【0012】また、目標検出後に目標の輝度情報としい
き値を比較し、その比較結果で走査型撮像デバイスから
信号電荷を読みだす回数と積分処理の加算回数を増減
し、それらの回数の増減に応じ走査速度を変化させるも
のである。
【0013】また、走査速度を変化させる手段として、
光学系と撮像部からなるカメラを旋回させ空間を走査す
る回転台と、目標の輝度情報に応じて回転台の回転速度
を制御する回転制御部から構成される画像目標検出装置
である。
【0014】また、走査速度を変化させる手段として、
走査型撮像デバイスのための光学系視野内を走査するス
キャナと、目標の輝度情報に応じてスキャナの走査速度
を制御するスキャナ制御部から構成される画像目標検出
装置である。
【0015】また、凝視型撮像デバイスによる捜索は回
転台により可動と停止を繰り返すステップ走査を行い、
走査型撮像デバイスの走査は回転台が停止している間に
スキャナが行う構成をとる画像目標検出装置である。
【0016】
【作用】この発明における画像目標検出装置は、波長帯
の異なる画像ごとに複数のしきい値で検出した目標候補
により目標を判定するため、1回の旋回走査でも誤警報
確率を低減でき、目標以外の高輝度物体等に対し誤警報
確率を低減できる。検出しようとする目標は波長帯が異
なっても背景に対して放射パワーをもつため、しきい値
を変えることによって両方の波長帯で検出できる。一
方、ショットノイズやクラッタの特性は波長帯でかわる
ため波長帯の異なる画像を使用することによって誤警報
を低減できる。
【0017】また、目標検出後も目標の輝度情報から必
要な積分処理の加算回数を求め、その必要な加算回数す
なわち走査型撮像デバイスから信号電荷を読みだす回数
を増減させ、読みだし回数が減った場合は走査速度を速
くし、読みだし回数が増えた場合は走査速度を遅くする
ことで目標の信号レベルに対し最適なデータレートを確
保できる。
【0018】走査速度を変化させる手段として、光学系
と撮像部からなるカメラを回転台により旋回させ空間を
走査し、目標の輝度情報に応じて回転台の回転速度を制
御する構成をとることにより目標の信号レベルに対し最
適なデータレートを確保できる。
【0019】また、走査速度を変化させる手段として、
走査型撮像デバイスのための光学系視野内をスキャナに
より走査し、目標の輝度情報に応じてスキャナの走査速
度を制御する構成をとることにより目標の信号レベルに
対し最適なデータレートを確保できる。
【0020】凝視型撮像デバイスの凝視時間中は回転台
を停止し、その間、走査型撮像デバイスによる撮像のた
めにスキャナが視野内を走査し、凝視時間経過後は凝視
型撮像デバイスによる視野角だけ回転台により回転する
構成をとることにより2次元の凝視型撮像デバイスと1
次元の走査型撮像デバイスを用いた画像目標検出装置を
構成できる。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示すブロック
図である。図において、5,7,8は従来の装置と同一
のものである。1bは中赤外を集光結像する中赤外線光
学系、1cは遠赤外を集光結像する遠赤外線光学系、2
bは中赤外線光学系1bで集光結像された赤外光を光電
変換する中赤外線領域に感度を持つ1次元の走査型赤外
線検出器と積分処理を実施する積分回路を具備する中赤
外線撮像部B、2cは遠赤外線光学系1cで集光結像さ
れた赤外光を光電変換する遠赤外線領域に感度を持つ1
次元の走査型赤外線検出器と積分処理を実施する積分回
路を具備する遠赤外線撮像部、3bは中赤外線光学系1
bと中赤外線撮像部2bと遠赤外線光学系1cと遠赤外
線撮像部2cからなる赤外線カメラ9bを旋回させる回
転台B、4b〜4eは旋回走査により得られる各赤外線
画像の2値化処理を行う前処理部A〜D、6bは各目標
検出部5の目標候補を比較し目標を判定する目標判定部
Bである。ここで、光学系は中赤外と遠赤外の両方で使
用できる1つの2波長共用光学系でも良い。
【0022】次に図1の動作について説明する。回転台
B3bの旋回走査により得られた中赤外線撮像部2b及
び中赤外線撮像部2cの赤外線画像は、前処理部A4b
と前処理部C4dで各赤外線画像を背景ノイズ量を基準
に設定された従来通りのしきい値で2値化処理を行う。
前処理部B4cでは前処理部A4bより低いしきい値で
2値化処理を行い、前処理部D4eでは前処理部C4d
より低いしきい値で2値化処理を行う。目標検出部5に
おいて各2値化処理画像から目標候補を選択し、選択さ
れた目標候補に関して画像位置、画像輝度、SN比や面
積などの特徴量計測を行う。目標判定部6bにおいて4
つの画像の同一画像位置で目標候補の有無を比較し3つ
以上存在した場合に目標と判定する。
【0023】図2は実施例1による目標判定を示した例
で、赤外線画像内にショットノイズと目標がある場合
に、目標はしきい値1,2,4の3つの2値化画像で残
っているがショットノイズはしきい値1,2による2値
化画像のみのため目標のみを抽出することができる。
【0024】図3は実施例1による目標判定を示した例
で、中赤外線画像内に海面を目標背景として高輝度の雲
と目標がある場合に、遠赤外線画像では雲が低輝度であ
るため目標はしきい値2,3,4の3つの2値化画像で
残っているが雲はしきい値3,4による2値化画像のみ
のため目標のみを抽出することができる。
【0025】実施例2.図4は、この発明の他の実施例
を示すブロック図で、1a,2a,4a,5,6a,
7,8,9aは従来の装置と同一のものである。10a
は目標判定部6aで判定された目標のSN比により回転
台C3cの回転速度を制御する回転制御部A、11は回
転制御部A10aからの回転台C3cの回転速度により
赤外線検出器の駆動信号を制御する駆動信号制御部であ
る。
【0026】
【数3】
【0027】次に図4の動作について説明する。ここ
で、“数3”は目標画像に対する背景画像のノイズがラ
ンダムノイズの時、画像信号をN回(Nは1以上の整
数)の積分処理を行うことによりSN比は√N倍になる
ことから導いた、積分処理後のSN比と積分処理による
加算回数Nと2値化処理のしきい値との関係式である。
図4における回転制御部10aは、目標判定部6aで判
定された目標の特徴量のSN比が2値化処理のしきい値
以上になるために必要な積分処理の加算回数Nを“数
3”を満たす最小値Nとして求め、その最小値Nを用い
て赤外線検出器の読みだし回数をN回とするために必要
な走査速度ωを“数2”で算出し、回転台C3cの回転
速度をωにする。駆動信号制御部11は赤外線撮像部2
aにある赤外線検出器の信号電荷の読みだし回数及び積
分回路の加算回数をN回に変更するように駆動信号を制
御することにより、目標の2値化処理を維持しつつ走査
速度を最大にとることができる。
【0028】実施例3.図5は、この発明の他の実施例
を示すブロック図で、1a,2a,4a,5,6a,
7,8は従来の装置と同一のものである。12は光学系
の視野内を走査するスキャナ、9cは赤外線光学系1a
と赤外線撮像部2aとスキャナ12で構成される赤外線
カメラ、13は目標判定部6aで判定された目標のSN
比によりスキャナ12の走査速度を制御するスキャナ制
御部、11はスキャナ制御部13からのスキャナの走査
速度により赤外線検出器の駆動信号を制御する駆動信号
制御部である。
【0029】次に図5の動作について説明する。図5に
おいてスキャナ制御部13は、目標判定部6aで判定さ
れた目標の特徴量のSN比が2値化処理のしきい値以上
になるために必要な積分処理の加算回数N(Nは1以上
の整数)を“数3”を満たす最小値Nとして求め、その
最小値Nを用いて赤外線検出器の読みだし回数をN回と
するために必要な走査速度ωを“数2”で算出し、スキ
ャナ12の走査速度をωにする。駆動信号制御部11は
赤外線撮像部2aにある赤外線検出器の信号電荷の読み
だし回数及び積分回路の加算回数をN回に変更するよう
に駆動信号を制御することにより、目標の2値化処理を
維持しつつ走査速度を最大にとることができる。
【0030】図6はスキャナ走査による撮像原理を示す
概略図で、14は赤外線光学系1aで集光結像された赤
外光を光電変換する1次元の走査型赤外線撮像デバイ
ス、15は1次元の走査型赤外線撮像デバイス14によ
る撮像領域、16はスキャナにより走査される走査領域
である。反射鏡等で構成されるスキャナ12の角度を周
期的に振ることにより1次元の走査型撮像デバイス14
の撮像領域15を移動させ、2次元の走査領域16を撮
像することができる。
【0031】実施例4.図7は、この発明の他の実施例
を示すブロック図で、1b,1c,2c,4b〜4e,
5,6b,7,8は実施例1の装置と同一のものであ
る。2dは中赤外線領域に感度をもつ2次元の凝視型赤
外線検出器をもつ中赤外線撮像部B、12は遠赤外線光
学系の視野内を走査するスキャナ、9dは中赤外線光学
系1bと中赤外線撮像部B2dと遠赤外線光学系1cと
遠赤外線撮像部2cとスキャナ12と同期信号発生器1
7で構成される赤外線カメラ、3dは赤外線カメラ9d
を回転させる回転台D、10bはスキャナ12と回転台
D3dを制御する回転制御部Bである。
【0032】次に図7の動作について説明する。回転制
御部B10bは中赤外線撮像部B2dの視野角と同じ回
転角で回転台を旋回させた後、凝視型赤外線検出器をも
つ中赤外線撮像部B2dに必要な凝視時間だけ回転台D
3dを静止させ、スキャナ12が静止時間内に遠赤外線
撮像部2cの視野内を走査するように制御する。凝視時
間経過後、同様に中赤外線撮像部B2dの視野角と同じ
回転角で回転台D3dを回転させ、ステップ状の走査を
行い、同期信号発生器17は中赤外線撮像部B2dと遠
赤外線撮像部2cの各2次元画像の同期を一致させるこ
とにより、2次元の凝視型赤外線検出器と1次元の走査
型赤外線検出器を用いて旋回捜索と同じ捜索範囲が確保
できる画像目標検出装置を構成できる。
【0033】図8は2次元の凝視型赤外線撮像デバイス
による撮像原理を示す概略図で、1bは図7のものと同
一である。18は2次元の凝視型赤外線撮像デバイスで
ある。中赤外線光学系1bで集光結像された赤外光を2
次元の凝視型赤外線撮像デバイス18により光電変換す
ることによってスキャナによる走査なしに物体空間の2
次元領域19を撮像できる。
【0034】図9は回転台による走査とスキャナによる
走査の物体空間における走査領域を示した図である。図
において、15,16は実施例3と同じ1次元の走査型
赤外線検出器とスキャナによる撮像領域、19は図8で
示した2次元の凝視型赤外線検出器による視野である。
凝視型赤外線検出器に必要となる回転台D3dの静止時
間内に、スキャナにより走査領域16内を走査して凝視
型赤外線検出器の視野19と同一の2次元領域を撮像
し、凝視時間経過後、凝視型赤外線検出器の視野角と同
じ回転角で回転台D3dを回転させ、これを繰り返すス
テップ状の走査を行うことにより、2次元の凝視型赤外
線検出器と1次元の走査型赤外線検出器を用いて旋回捜
索と同じ全周捜索できる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、波長
帯の異なる画像ごとに複数のしきい値で検出した目標候
補により目標を判定するため、1回の旋回走査でも誤警
報確率を低減でき、目標以外の高輝度物体等に対し誤警
報確率を低減できる。
【0036】また、目標検出後に目標の輝度情報から必
要な積分処理の加算回数を求め、その必要な加算回数に
応じた走査速度に制御することにより、遠距離の信号レ
ベル及び角速度の小さい目標から近距離の信号レベル及
び角速度の大きい目標まで目標検出が可能な最大のデー
タレートを確保できる。
【0037】また、走査速度を変化させる手段として、
光学系と撮像部からなるカメラを回転台により旋回させ
空間を走査し、目標の輝度情報に応じて回転台の回転速
度を制御する構成をとることにより目標の信号レベルに
対し最適なデータレートを確保できる。
【0038】また、走査速度を変化させる手段として、
走査型撮像デバイスのための光学系視野内をスキャナに
より走査し、目標の輝度情報に応じてスキャナの走査速
度を制御する構成をとることにより目標の信号レベルに
対し最適なデータレートを確保できる。
【0039】また、凝視型撮像デバイスの凝視時間中は
回転台を停止し、その間、走査型撮像デバイスによる撮
像のためにスキャナが視野内を走査し、凝視時間経過後
は凝視型撮像デバイスの視野角だけ回転台により回転す
る構成をとることにより2次元の凝視型撮像デバイスと
1次元の走査型撮像デバイスを用いて旋回捜索と同じ捜
索範囲が確保できる画像目標検出装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による画像目標検出装置を
示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1に示す目標判定部の目標判
定例を示す図である。
【図3】この発明の実施例1に示す目標判定部の目標判
定例を示す図である。
【図4】この発明の実施例2による画像目標検出装置を
示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例3による画像目標検出装置を
示すブロック図である。
【図6】この発明の実施例3による画像目標検出装置中
のスキャナ走査による撮像原理を示す概略図である。
【図7】この発明の実施例4による画像目標検出装置を
示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例4による画像目標検出装置中
の凝視型撮像デバイスによる撮像原理を示す概略図であ
る。
【図9】この発明の実施例4による画像目標検出装置の
回転台によるステップ走査とスキャナによる走査の走査
領域を示した図である。
【図10】従来の赤外線波長領域を使用した画像目標検
出装置を示すブロック図である。
【図11】従来の画像目標検出装置の2値化処理の例を
示した図である。
【図12】従来の画像目標検出装置の2値化処理の例を
示した図である。
【図13】従来の画像目標検出装置の旋回走査による走
査領域を示した図である。
【符号の説明】
1a 赤外線光学系 1b 中赤外線光学系 1c 遠赤外線光学系 2a 赤外線撮像部 2b 中赤外線撮像部A(1次元走査型) 2c 遠赤外線撮像部 2d 中赤外線撮像部B(2次元凝視型) 3a 回転台A 3b 回転台B 3c 回転台C 3d 回転台D 4a 前処理部 4b 前処理部A 4c 前処理部B 4d 前処理部C 4e 前処理部D 5 目標検出処理部 6a 目標検判定部A 6b 目標検判定部B 7 出力データ処理部 8 表示部 9a 赤外線カメラ 9b 赤外線カメラ 9c 赤外線カメラ 9d 赤外線カメラ 10a 回転制御部A 10b 回転制御部B 11 駆動信号制御部 12 スキャナ 13 スキャナ制御部 14 1次元の走査型赤外線撮像デバイス 15 走査型赤外線撮像デバイスによる撮像領域 16 スキャナによる物体空間の走査領域 17 同期信号発生器 18 2次元の凝視型赤外線撮像デバイス 19 2次元の凝視型赤外線撮像デバイスの視野 20 回転台によるステップ走査の走査領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系と検出波長帯の異なる複数の撮像
    部からなるカメラと、前記撮像部から得られる各画像そ
    れぞれに対して複数の異なるしきい値で2値化処理を行
    う前処理部と、これらの波長帯及びしきい値の異なる複
    数の2値化処理画像各々から目標候補を抽出する目標検
    出処理部と、前記複数の2値化処理画像各々から抽出し
    た目標候補間の位置により目標の有無を判定する目標判
    定部とを具備したことを特徴とする画像目標検出装置。
  2. 【請求項2】 光学系と、1次元の走査型撮像デバイス
    と積分処理を実施する手段を具備した撮像部と、前記撮
    像部によって空間を走査する走査手段と、走査により前
    記撮像部で得られる画像の2値化処理を行う前処理部
    と、前記2値化処理画像から目標候補を抽出する目標検
    出処理部と、前記目標検出処理部で抽出した目標候補の
    輝度情報等の特徴量から目標を判定する目標判定部とを
    備えた画像目標検出装置において、目標の輝度情報に応
    じて走査手段の走査速度を制御する走査制御手段と、前
    記走査手段の走査速度に応じて前記撮像デバイス及び積
    分処理の駆動信号を制御する駆動信号制御部を具備した
    ことを特徴とする画像目標検出装置。
  3. 【請求項3】 走査手段として光学系と撮像部からなる
    カメラを旋回させ空間を走査する回転台と、走査制御手
    段として目標の輝度情報に応じて回転台の回転速度を制
    御する回転制御部から構成されることを特徴とする請求
    項2記載の画像目標検出装置。
  4. 【請求項4】 走査手段として走査型撮像デバイスのた
    めの光学系視野内を走査するスキャナと、走査制御手段
    として目標の輝度情報に応じてスキャナの走査速度を制
    御するスキャナ制御部から構成されることを特徴とする
    請求項2記載の画像目標検出装置。
  5. 【請求項5】 光学系と、1次元の走査型撮像デバイス
    を有する走査型撮像部と、前記走査型撮像デバイスのた
    めの光学系視野内を走査するスキャナと、2次元の凝視
    型撮像デバイスを有する凝視型撮像部と、これらの光学
    系とスキャナと撮像部からなるカメラを回転させる回転
    台と、前記スキャナの走査角度範囲と回転台の回転角を
    一致させる回転制御部と、各撮像部からの画像の2値化
    処理を行う前処理部と、前記2値化処理画像から目標候
    補を抽出する目標検出処理部と、前記目標検出処理部の
    目標候補の特徴量から目標を判定する目標判定部と、前
    記走査型撮像部と凝視型撮像部の出力画像の同期を一致
    させるための同期信号発生器とを具備したことを特徴と
    する画像目標検出装置。
JP3594694A 1994-03-07 1994-03-07 画像目標検出装置 Pending JPH07244145A (ja)

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