JPH07243114A - 簡易双眼鏡付き帽子。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】スポーツ観戦に、競技場では豆粒程に小さい選
手達の映像を拡大して見ることが出来る、直に見る時は
帽子を横に一瞬でずらし、また一瞬で元に復帰する簡易
双眼鏡付き帽子の提供である、帽子を応援チームのチー
ムカラーで染め、更にチームのマークを入れ、敵、味方
をはっきりさせ、熱烈なファンの応援振りを誇示して、
ファン自身が満足する、応援用の簡易双眼鏡付き帽子。 【構成】レンズ、レンズ支持体、帽子、鍔、マーク。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］試合の観戦等をする
簡易双眼鏡付き帽子に関する。

【０００２】［従来技術］一般大衆が試合を観戦する時
は、遠く離れた観覧席の位置から試合を見るから選手の
動きや、表情がよく判らないので双眼鏡を持参して観戦
する人がいる。しかし、長時間の試合で、重い双眼鏡を
両手に持ち、眺めているのも容易ではなく、疲れて腕を
降ろした時に、ワァーと歓声が上がり、慌てて皆の視線
を追うと、もうすでに楽しみにしていたフェアプレーが
終わっていて、がっかりする。家でテレビを見ないで、
態々競技場まで来るのは、緊迫した臨場感と、フェアプ
レーを見たいためで、そんな時は残念で仕方がない。
野球やＪリーグの応援席は、はっきりチーム別に、別れ
ているから帽子や、旗や、ときには衣服まで応援するチ
ームカラーに染めて応援している。応援に熱中するファ
ンともなると、旗や、飛ばす風船や、太鼓の撥や、楽器
を持っており、双眼鏡は持てない、その他の大衆も、遠
く豆粒ほどの大きさの選手の動きや、表情や、フェアプ
レーを、もっと拡大して、身近に見たい思いで一杯だ
が、双眼鏡を持っておらず、また、持っていても前記の
ようにプレーを見逃すことが多い、こうした応援をする
熱烈な一般大衆の気持ちを察してか、耳にかけたり、頭
に鉢巻きで締めて観戦する双眼鏡の提供はあるが、重い
のと、耳や頭が痛くなったりする、直に見たい時がある
が、鉢巻きは、いちいち弛めなければならず面倒であ
る、一瞬で切り換えれて、鉢巻きのように仰々しくな
く、また重く、高価な物でなく、軽く、安い物で、頭や
耳が痛くならず、両手が自由で、体裁も良く、映像を拡
大して、何時も正確に焦点が合って、フェアプレーを見
逃さず、応援チームのカラーに染めた物で、マークが付
いていて、敵、味方がハッキリして、緊迫した臨場感の
なかで、エキサイトしたファンの熱烈な応援振りを誇示
して、ファン自身を満足させる物の出現を期待されてい
た。

【０００３】［発明が解決しようとする課題］ １、双眼鏡のように映像を拡大したい。 ２、直視したい時は、一瞬の操作で切換え容易な帽子に
したい。 ３、軽くて、安い帽子にしたい。 ４、応援チームのカラーとマークが付き敵味方がハッキ
リする帽子にしたい。 ５、組立、分解が簡単で、嵩張らず、持ち運びが容易な
帽子にしたい。 ６、チームの応援者として、それを持っていることが誇
れる帽子にしたい。 ７、老若男女を問わず使用しても、可笑しくない帽子に
したい。

【０００４】［課題を解決するための手段］帽子の鍔に
顔面近くに接眼レンズ、外側に望遠レンズを、自分の目
に適合した間隔に焦点を調節して、締結固定し、簡易双
眼鏡として拡大した映像が目に映るようにする。レンズ
と、レンズ支持体を透明合成樹脂製にして一体化すれば
工程は単純化されローコススト化する、またレンズとレ
ンズ支持体が異質の材質でも良い、帽子と双眼鏡を固定
した物だから前記の７項目を完全に解決したことにな
る。前記２項の直視したい時は、鉢巻き式とは異なり、
帽子の鍔を掴み、顔の横に帽子を回せば一瞬で簡単に切
換えが出来る。帽子を応援するチームのカラーにし、マ
ークを配するが、組立、分解は簡単で、４本のネジで締
結したり弛めたりする。帽子と、レンズと、レンズ支持
体の重さは僅かであり、帽子を頭部全体で支えるから気
にするほどの弊害はない。

【０００５】［作用］組立てた帽子を、片手で、又は両
手で被ったり、取ったりするが、直視する時は、片手で
右、又は左に一瞬で回して直視し、更に一瞬で復帰させ
る。これは、鉢巻き式には出来ない。

【０００６】［実施例］図面に従って詳細に説明する。

【０００７】図１は、側面図 図２は、上面図 図３は、簡易双眼鏡の正面図 一般大衆のスポーツの楽しみは、実に数多く提供されて
いる、野球、サッカー、フットボール、テニス、バレ
ー、相撲、競艇、競馬、競輪、ボクシング、レスリン
グ、その他のスポーツの観戦、その他、映画、演劇の鑑
賞、等々きわめて多く、熱烈な大衆の支持で運営されて
いるし、巨大な金が動いている。室内競技でも、野外競
技なれば尚更、もっと身近に観戦したい気持ちになる。
しかし、前記したように双眼鏡や、オペラグラスを手に
持って観戦していては、とても腕がだるくなって疲れ
る、顔と目と双眼鏡を持つ手が何時も同時に動かなけれ
ばならず、面倒である、やはり常時、両手が自由に使
え、顔と目と双眼鏡のピントが常に合致して、拡大した
鮮明な映像で、動く選手やボールの映像を正確に目でキ
ヤッチ出来ることが競技を面白くし、楽しみが増すこと
になる。選手達を余程側で見ないと動きや表情が判らな
い、ボールは尚さらである。前記の７項目の、解決した
い課題は、帽子の鍔に双眼鏡の働きをする、レンズ１、
２を固定して、頭、顔、目、レンズが、常時、正確な焦
点と、正しい距離関係を保ち、敏捷な動きに追随出来る
軽さと、安定した機能と、疲れないことが肝要である。
スポーツ観戦、映画演劇鑑賞の他に、レンズ１、２を交
換して、拡大率を上げれば、顕徴鏡として、精密機械の
精密部品の組立、加工にも利用出来ることは間違いな
く、そのジャンルの利用も考えるべきである。観戦、鑑
賞していても、直視したい時が必ずあるが、その時は、
帽子を横にひねれば一瞬で直視出来るし、元に直すこと
も一瞬で出来る。鉢ち巻気式では、これは出来ない。本
発明の普及の鍵は、軽さ、安さ、安定機能、ユーザーの
好感である。興奮した、数万の大観衆が、遠くから豆粒
程の選手達の動きに、一喜一憂して、大歓声を上げてい
る様子を見れば、彼等がもっと満足するように、もっと
身近に選手の表情や、細かい動きまでも判って、感激す
るようにしてやりたいと思うのである。エキサイトした
数万の大観衆が本発明の簡易双眼鏡付き帽子を被り、
敵、味方に別れて大声援をおくる、そんなようすを想像
するだけでも楽しい。以下、１実施例を図面で示し、詳
細に説明する。図１は、帽子３を被った側面図で、長く
出た鍔４に、接眼レンズ１を支持する、接眼レンズ支持
体６を顔近くに複数の雄ねじ５で締結し、それの外側に
望遠レンズ２を支持する望遠レンズ支持体７を焦点を合
わせて、鍔４に複数の雄ねじ５で締結する。目９と、接
眼レンズ１と、望遠レンズ２を通して目９に映る映像
は、前記目９とレンズ１、２、とを間隔の調整でピント
を合わせ映像を拡大して固定する。帽子３の前面にマー
ク８を配し、応援チームを明確にする。図１の帽子のマ
ーク８はオリンピックの時の、日の丸のマーク８であ
る。横から入る光線が邪魔になると思う時は、図２の鍔
４の鍔側面４’に上下に短い濃色の日除け布、または合
成樹脂板（図示せず）を取付け、横からの光線を避けて
も良いが、邪魔になるなら取付けなくても良い。図３の
レンズ支持体６、７が、支持するレンズ１、２は、レン
ズ支持体６、７と同じ透明合成樹脂で一挙に製造して工
程を短縮してもよし、レンズ支持体６、７を合成樹脂、
レンズ１、２はガラスと、異なる材質の物でも良い。ま
たそれ以外の材質でも構わない。 ［発明の効果］ １、映像が拡大して鮮明になる。 ２、直視の時は帽子を横に一瞬でずらせ、元に復帰も一
瞬で出来る。 ３、軽くて安い物が出来る。 ４、帽子に応援チームのカラーやマークを配し、敵味方
が判然とする。 ５、組立、分解が簡単で嵩張らず、持ち運び容易であ
る。 ６、この帽子を被っていれば、最も熱烈な応援者に見え
る。 ７、頭、顔の大半が隠れるから、老若男女を問わず使用
しても可笑しくない。

【図面の簡単な説明】

【図１】帽子を被った時の側面図

【図２】帽子を被った時の上面図

【図３】接眼レンズ支持体及び望遠レンズ支持体の正面
図

【符号の説明】

１、接眼レンズ ２、望遠レンズ ３、帽子 ４、鍔 ４’、鍔側面 ５、雄ねじ ５’、雌ねじ ６、接眼レンズ支持体 ７、望遠レンズ支持体 ８、マーク ９、目 １０、鼻

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】帽子３の、長く出た鍔４の下面に、前後二
   個のレンズ支持体６、７を取り付ける、該複数のレンズ
   支持体には、それぞれ左右二個のレンズ１、２を支持し
   ており、簡易双眼鏡の働きをする、目９と前記複数の支
   持体の間隔を調節し、映像を拡大し、焦点を合わせてか
   ら鍔４に締結し固定することを特徴とした簡易双眼鏡付
   き帽子。