JPH07242187A - 自転車用発電装置 - Google Patents

自転車用発電装置

Info

Publication number
JPH07242187A
JPH07242187A JP5828094A JP5828094A JPH07242187A JP H07242187 A JPH07242187 A JP H07242187A JP 5828094 A JP5828094 A JP 5828094A JP 5828094 A JP5828094 A JP 5828094A JP H07242187 A JPH07242187 A JP H07242187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bicycle
sprocket
generator
axle
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5828094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Chikamori
章 近森
Hajime Watanabe
肇 渡邊
Kiyao Naitou
甲矢雄 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP5828094A priority Critical patent/JPH07242187A/ja
Publication of JPH07242187A publication Critical patent/JPH07242187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発電における自転車の搭乗者の負担を軽減し
た発電装置の提供 【構成】 自転車用発電装置は、自転車の車軸1の突出
部1a又はペダル軸と、それに取り付けられたスプロケ
ットと、フレームに取り付けられた発電機15のロータ
軸との三者間を遊星回転伝動機構4,5b,10及び複
数の一方向クラッチ9,16を組合せた伝動機構で接続
し、自転車の走行において、下り坂道等の走行や減速等
の惰性走行で搭乗者によるペダルの駆動が停止されるか
状態か、ペダルが遊び回転される状態にあっては、発電
機のロータ軸に伝動されて、発電が行われ、搭乗者によ
るペダルの駆動が行われると、車軸は回転駆動されて、
自転車は走行し、発電機のロータ軸には回転が伝動され
ないで、発電が行われないで、搭乗者によるペダルの駆
動には、発電負荷が掛からないようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車用発電装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における自転車の発電装置
は、主に照明用に用いられ、車輪のタイヤ付近に発電機
を取り付け、車輪のタイヤに発電機の回転子を当接させ
て、回転子の回転により発電機のロータを回転させる
か、又は車輪のハブに発電機を内装し、車輪、即ちハブ
の回転を歯車機構を介して発電機のロータに伝達してい
るかしており、走行により発電を行い、そのままランプ
に通電している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
ける自転車の照明用発電装置によると、車輪のタイヤ駆
動の場合も、ハブ内装駆動の場合も、発電に際しては、
ペダルを駆動するのに搭乗者に大きな負担が掛る。更に
そのため、夜間、無灯火で走行させ勝ちにもなる危険も
ある。この発明は、発電における自転車の搭乗者の負担
を軽減した発電装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の一形式の自転
車用発電装置は、自転車の車軸に回転自在に一体的に取
り付けられている大径係合回転体及び遊星回転伝動機構
の太陽回転体、自転車の車軸に固着され、無端条体が巻
き掛けられているスプロケットと第1一方向クラッチを
介して係合し、且つ遊星回転伝動機構の内周係合回転体
が形成されいる回転円板部、スプロケットの側面に軸線
方向に植設された軸ピンに回転自在に取り付けられ、太
陽回転体と内周係合回転体とに同時に係合している複数
の遊星回転体、並びにフレームに取り付けられた発電機
のロータ軸に第2一方向クラッチを介して取り付けら
れ、大径係合回転体に係合している小径係合回転体から
構成されている。この発明の別形式の自転車用発電装置
は、自転車の車軸に第1一方向クラッチを介して取り付
けられていると共に、無端条体が巻き掛けられているス
プロケット、自転車の車軸に取り付けられている遊星回
転伝動機構の太陽回転体、大径係合回転体と一体的な遊
星回転伝動機構の内周係合回転体、スプロケットの側面
に軸線方向に植設された軸ピンに回転自在に取り付けら
れ、太陽回転体と内周係合回転体とに同時に係合してい
るている複数の遊星回転体、並びにフレームに取り付け
られた発電機のロータ軸に第2一方向クラッチを介して
取り付けられ、大径係合回転体に係合している小径係合
回転体から構成されている。
【0006】
【作用】上記の自転車用発電装置の作用は、自転車の走
行において、下り坂道等の走行や減速等の惰性走行で搭
乗者によるペダルの駆動が停止されるか状態か、ペダル
が遊び回転される状態にあっては、スプロケット、即ち
チェーン等の無端条体が固定されるか低速回転する。そ
して、他方、下り坂走行や惰性走行により車輪の回転が
行われ、回転円板部は、固定されたか低速回転するスプ
ロケットに対し第1一方向クラッチにより拘束されずに
固定されたか低速回転するスプロケットに対して正回転
する。即ち、内周係合回転体は、固定されたか低速回転
するスプロケットの軸ピンに取り付けられているため公
転しないか低速公転する遊星回転体に対し正回転する。
【0007】従って、遊星回転体は内周係合回転体によ
り正回転方向に自転される。更に遊星回転体の正回転方
向の自転により太陽回転体は、負方向に逆回転される。
太陽回転体の負方向の逆回転は、内周係合回転体の径が
太陽回転体の径より大きいので両者の径比をもって増速
される。太陽回転体の負方向の逆回転は、大径係合回転
体の負方向の逆回転となり、小径係合回転体は増速正回
転し、第2一方向クラッチを介し発電機のロータ軸に伝
動されて、発電が行われる。
【0008】自転車の走行において、搭乗者によるペダ
ルの駆動が行われると、無端条体乃至スプロケットが正
回転される。スプロケットの正回転は、第1一方向クラ
ッチを介して回転円板部に伝動され、回転円板部は、ス
プロケットと一体的に正回転する。従って車軸は回転駆
動されて、自転車は走行する。
【0009】その際、回転円板部、即ち内周係合回転体
の回転とスプロケットの軸ピンに取り付けられた遊星回
転体との公転とが同方向同速であるので、遊星回転体は
自転しない。従って太陽回転体も遊星回転体を介してス
プロケットと一体的に正回転される。そして太陽回転体
の正回転は、大径係合回転体の正回転となり、その大径
係合回転体の正回転により小径係合回転体が負方向に逆
回転するが、第2一方向クラッチにより発電機のロータ
軸には回転が伝動されないで、発電が行われない。従っ
て、搭乗者によるペダルの駆動には、発電負荷が掛から
ない。
【0010】上記の別形式の自転車用発電装置の作用
は、自転車の走行において、下り坂道等の走行や減速等
の惰性走行で搭乗者によるペダルの駆動が停止されるか
状態か、ペダルが遊び回転される状態にあっては、スプ
ロケット、即ち無端条体が固定されるか低速回転する。
そして、他方、下り坂走行や惰性走行により車輪の回
転、即ち車軸の突出部の回転が行われるが、突出部の正
回転は、固定されたか低速回転するスプロケットに対し
ては、第1一方向クラッチにより拘束されない。
【0011】突出部の回転は、太陽回転体の正回転とな
る。すると固定されたか低速回転するスプロケットの軸
ピンに取り付けられているため公転しないか低速公転す
る遊星回転体は、正回転の太陽回転体により負方向に自
転される。更に遊星回転体の負方向の自転により内周係
合回転体、即ち大径係合回転体が負方向に逆回転され
る。内周係合回転体、即ち大径係合回転体の負方向の逆
回転は、内周係合回転体の径が太陽回転体の径より大き
いので両者の径比をもって減速される。大径係合回転体
の負方向の逆回転により、小径係合回転体は増速正回転
し、第2一方向クラッチを介し発電機のロータ軸に伝動
されて、発電が行われる。
【0012】自転車の走行において、搭乗者によるペダ
ルの駆動が行われると、スプロケットが回転し、即ち無
端条体が回動し、スプロケットの正回転は、第1一方向
クラッチを介して車軸の回転となり、車輪は回転駆動さ
れて、自転車は走行する。その際、スプロケットの軸ピ
ンに取り付けられた遊星回転体は正方向に公転するが、
太陽回転体も車軸と一体に正回転し、遊星回転体の公転
と太陽回転体の回転とは同方向同速であるので、大径係
合回転体も太陽回転体と一体的に正回転する。その大径
係合回転体の正回転により小径係合回転体が負方向に逆
回転するが、第2一方向クラッチにより発電機のロータ
軸には回転が伝動されないで、発電が行われない。従っ
て、搭乗者によるペダルの駆動には、発電負荷が掛から
ない。
【0013】いずれにせよ、発電機により発電された電
流は、蓄電池に入力される。そして、必要に応じて、ス
イッチ操作により蓄電池から照明灯や補助モータに電流
が供給され、夜間照明や補助動力が得られる。発電は、
下り坂走行や減速における惰性走行を利用するので、制
動作用にもなる。しかも、発電が搭乗者の負担にはなら
ないので、夜間照明を怠ることが防止される。その上、
下り坂走行や減速における惰性走行のエネルギを補助動
力として利用でき、搭乗者の駆動負担が軽減される。
【0014】
【実施例】この発明の実施例における自転車用発電装置
を図面に従って説明する。この発明による自転車用発電
装置は、照明及び補助動力に用いられる。図3及び図4
に示すように、自転車において、発電装置Aは、後輪R
の車軸に設けられ、サドルDの下側の後輪側フレームF
1 には蓄電池Bが、ハンドルHにはスイッチTが、前輪
側フレームF2 には照明灯Lが、夫々取り付けられてい
る。
【0015】更に電動ハイブリッド自転車の場合には、
図4に示すようにモータM、コントローラC、スピード
センサS1 及びトルクセンサS2 が中間フレームF3 に
夫々取り付けられている。そして、蓄電池B、スイッチ
T、照明灯L、モータM、コントローラC、スピードセ
ンサS1 及びトルクセンサS2 が順次、導線Wで接続さ
れている。
【0016】図1に示す第1実施例の発電装置Aにおい
ては、後輪Rの車軸1の一端部は突出し、突出部1aに
は、中空軸2が転がり軸受3を介して回転自在に取り付
けられており、中空軸2の外側部は、遊星歯車機構の太
陽歯車4となっている。車軸1の突出部1aの先端部に
は、回転円板部5が固着されている。回転円板部5の直
立縁部5aの内周面は遊星歯車機構の内歯歯車5bとし
て形成されており、ペダル軸P側のスプロケット6との
間に無端チェーン7が巻き掛けられているスプロケット
8の直立縁部8aの内周面が第1一方向クラッチ9を介
して回転円板部5の直立縁部5aの外周面に嵌着されて
いる。
【0017】太陽歯車4と内歯歯車5bとに同時に噛み
合っている遊星歯車10は、スプロケット8の外側面に
軸線方向に植設された軸ピン11にボール12を介して
回転自在に取り付けられている。中空軸2の内側部の外
周面には、大傘歯車13がトルクリミッタ14を介して
取り付けられ、後輪側フレームF1 に取り付けられた発
電機15のロータ軸の先端に第2一方向クラッチ16を
介して取り付けられた小傘歯車17は、大傘歯車13に
噛み合っている。
【0018】上記の発電装置Aの作用について述べる
と、自転車の走行において、下り坂道等の走行や減速等
の惰性走行で搭乗者によるペダルの駆動が停止されるか
状態か、ペダルが遊び回転される状態にあっては、ペダ
ル軸P側のスプロケット6、即ち無端チェーン7が固定
されるか低速回転する。従ってスプロケット8も回転が
拘束されるか低速回転するかの状態にある。
【0019】そして、他方、下り坂走行や惰性走行によ
り車輪の回転、即ち後輪Rの車軸1の突出部1aの回転
が行われ、回転円板部5は、固定されたか低速回転する
スプロケット8に対し第1一方向クラッチ9により拘束
されずに固定されたか低速回転するスプロケット8に対
して正回転する。即ち、内歯歯車5bは、固定されたか
低速回転するスプロケット8の軸ピン11に取り付けら
れているため公転しないか低速公転する遊星歯車10に
対し正回転する。
【0020】従って、遊星歯車10は内歯歯車5bによ
り正回転方向に自転される。更に遊星歯車10の正回転
方向の自転により太陽歯車4、即ち中空軸2は、負方向
に逆回転される。太陽歯車4、即ち中空軸2の負方向の
逆回転は、内歯歯車5bの歯数が太陽歯車4の歯数より
多いので両者の歯数比をもって増速される。中空軸2の
負方向の逆回転は、トルクリミッタ14を介して大傘歯
車13の負方向の逆回転となり、小傘歯車17は増速正
回転し、第2一方向クラッチ16を介し発電機15のロ
ータ軸に伝動されて、発電が行われる。
【0021】発電トルクが高まった際には、遊星歯車機
構を介してスプロケット8、即ちペダルに反力が加わ
り、ペダルを駆動方向に押して搭乗者に危険を与える恐
れがある。しかし、発電機側の大傘歯車13からペダル
側の中空軸2への所定値以上のトルクの伝動は、トルク
リミッタ14により遮断され、上記の危険は防止され
る。
【0022】自転車の走行において、搭乗者によるペダ
ルの駆動が行われると、ペダル軸P側のスプロケット6
が回転し、即ち無端チェーン7が回動し、スプロケット
8が正回転される。スプロケット8の正回転は、第1一
方向クラッチ9を介して回転円板部5に伝動され、回転
円板部5は、スプロケット8と一体的に正回転する。従
って車軸1、即ち後輪Rは回転駆動されて、自転車は走
行する。
【0023】その際、回転円板部5、即ち内歯歯車5b
の回転とスプロケット8の軸ピン11に取り付けられた
遊星歯車10との公転とが同方向同速であるので、遊星
歯車10は自転しない。従って太陽歯車4、即ち中空軸
2も遊星歯車10を介してスプロケット8と一体的に正
回転される。そして中空軸2の正回転は、トルクリミッ
タ14を介して大傘歯車13の正回転となり、その大傘
歯車13の正回転により小傘歯車17が負方向に逆回転
するが、第2一方向クラッチ16により発電機15のロ
ータ軸には回転が伝動されないで、発電が行われない。
従って、搭乗者によるペダルの駆動には、発電負荷が掛
からない。
【0024】図2に示す第2実施例の発電装置Aにおい
ては、後輪Rの車軸1の突出部1aには、ペダル軸P側
のスプロケット6との間に無端チェーン7が巻き掛けら
れているスプロケット8が第1一方向クラッチ9を介し
て取り付けられ、更にその外端には、スプロケット8よ
り小径の遊星歯車機構の太陽歯車4がトルクリミッタ1
4を介して取り付けられている。
【0025】スプロケット8の外側面には、同心状に輪
状突部8bが形成され、又、スプロケット8より大径の
大傘歯車13の内側面には、突出したボス部13aが形
成され、スプロケット8の輪状突部8bの外周面には、
大傘歯車13のボス部13aがボール12を介して回転
自在に嵌着されている。大傘歯車13の内周部は遊星歯
車機構の内歯歯車5bとして形成されている。
【0026】太陽歯車4と内歯歯車5bとに同時に噛み
合っている遊星歯車10は、スプロケット8の外側面に
形成された同心の輪状突部8bに軸線方向に植設された
軸ピン11にボール12を介して回転自在に取り付けら
れている。後輪側フレームF3 に取り付けられた発電機
15のロータ軸の先端に第2一方向クラッチ16を介し
て取り付けられた小傘歯車17は、大傘歯車13に噛み
合っている。
【0027】上記の発電装置Aの作用について述べる
と、自転車の走行において、下り坂道等の走行や減速等
の惰性走行で搭乗者によるペダルの駆動が停止されるか
状態か、ペダルが遊び回転される状態にあっては、ペダ
ル軸P側のスプロケット6、即ち無端チェーン7が固定
されるか低速回転する。従ってスプロケット8も回転が
拘束されるか低速回転するかの状態にある。
【0028】そして、他方、下り坂走行や惰性走行によ
り車輪の回転、即ち後輪Rの車軸1の突出部1aの回転
が行われるが、突出部1aの正回転は、固定されたか低
速回転するスプロケット8に対しては、第1一方向クラ
ッチ9により拘束されない。突出部1aの回転は、トル
クリミッタ14を介して太陽歯車4の正回転となる。す
ると固定されたか低速回転するスプロケット8の軸ピン
11に取り付けられているため公転しないか低速公転す
る遊星歯車10は、正回転の太陽歯車4により負方向に
自転される。
【0029】更に遊星歯車10の負方向の自転により内
歯歯車5b、即ち大傘歯車13が負方向に逆回転され
る。内歯歯車5b、即ち大傘歯車13の負方向の逆回転
は、内歯歯車5bの歯数が太陽歯車4の歯数より多いの
で両者の歯数比をもって減速される。大傘歯車13の負
方向の逆回転により、小傘歯車17は増速正回転し、第
2一方向クラッチ16を介し発電機15のロータ軸に伝
動されて、発電が行われる。
【0030】発電トルクが高まった際には、遊星歯車機
構を介してスプロケット8、即ちペダルに反力が加わ
り、ペダルを駆動方向に押して搭乗者に危険を与える恐
れがある。しかし、発電機側の太陽歯車4からペダル側
の車軸1の突出部1aへの所定値以上のトルクの伝動
は、トルクリミッタ14により遮断され、上記の危険は
防止される。
【0031】自転車の走行において、搭乗者によるペダ
ルの駆動が行われると、ペダル軸P側のスプロケット6
が回転し、即ち無端チェーン7が回動し、スプロケット
8が正回転される。スプロケット8の正回転は、第1一
方向クラッチ9を介して車軸1の回転となり、後輪Rは
回転駆動されて、自転車は走行する。
【0032】その際、スプロケット8の軸ピン11に取
り付けられた遊星歯車10は正方向に公転するが、太陽
歯車4もトルクリミッタ14を介して車軸1と一体に正
回転し、遊星歯車10の公転と太陽歯車4の回転とは同
方向同速であるので、大傘歯車13も太陽歯車4と一体
的に正回転する。その大傘歯車13の正回転により小傘
歯車17が負方向に逆回転するが、第2一方向クラッチ
16により発電機15のロータ軸には回転が伝動されな
いで、発電が行われない。従って、搭乗者によるペダル
の駆動には、発電負荷が掛からない。
【0033】第2実施例の発電装置Aにおいては、第1
実施例の発電装置Aと異なって、遊星歯車機構が減速機
構として作動するが、傘歯車機構(13,17)による
増速と自転車の車軸の実際の回転速度とから発電機15
の発電回転には十分な回転速度が得られる。その代り第
2実施例の発電装置Aにおいては、第1実施例の発電装
置Aよりも伝動歯車機構の軸線方向の寸法が小さくなる
利点がある。
【0034】上記の両実施例において、発電機15によ
り発電された電流は、蓄電池Bに導線Wを介して入力さ
れて利用され得る。そして、必要に応じて、スイッチT
を操作することにより蓄電池Bから照明灯LやモータM
に導線Wを介して電流が供給され、夜間照明や補助動力
が得られる。
【0035】発電は、下り坂走行や減速における惰性走
行を利用するので、制動作用にもなる。しかも、発電が
搭乗者の負担にはならないので、夜間照明を怠ることが
防止される。その上、。従って、下り坂走行や減速にお
ける惰性走行のエネルギを補助動力として利用でき、搭
乗者の駆動負担が軽減される。
【0036】図示の例では、発電装置Aは、後輪Rの車
軸に設けられているが、ペダル軸Pに設けられていても
よい。又、両実施例では、遊星歯車機構(太陽歯車4、
内歯歯車5b及び遊星歯車10)並び発電機15の伝動
傘歯車機構を用いているが、歯車機構の代りに摩擦伝動
機構(例えば金属回転体又はゴム回転体を用いる)を用
いてもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明の自転車用発電装置によれば、
自転車の下り坂走行や減速における惰性走行においての
み発電が行われ、搭乗者によるペダルの駆動の走行にお
いては、発電が行われないので、発電の負荷は、搭乗者
の負担にならないで、夜間照明を怠ることが防止され
る。しかも、発電の負荷は、下り坂走行や減速における
惰性走行における制動作用にもなる。その上、下り坂走
行や減速における惰性走行のエネルギを補助動力として
利用でき、搭乗者の駆動負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例における自転車用発電装
置の断面図である。
【図2】この発明の第2実施例における自転車用発電装
置の断面図である。
【図3】この発明の実施例における自転車用発電装置を
用いた照明灯を備えた自転車の概略図である。
【図4】この発明の実施例における自転車用発電装置を
用いた電動ハイブリッド自転車の概略図である。
【符号の説明】
A 発電装置 1 車軸 1a 突出部 2 中空軸 3 転がり軸受 4 太陽歯車 5 回転円板部 5a 直立縁部 5b 内歯歯車 6 スプロケット 7 無端チェーン 8 スプロケット 8a 直立縁部 8b 輪状突部 9 第1一方向クラッチ 10 遊星歯車 11 軸ピン 12 ボール 13 大傘歯車 13a ボス部 14 トルクリミッタ 15 発電機 16 第2一方向クラッチ 17 小傘歯車 B 蓄電池 L 照明灯 M モータ C コントローラ S1 スピードセンサ S2 トルクセンサ T スイッチ W 導線 D サドル P ペダル軸 R 後輪 F1 後輪側フレーム F2 前輪側フレーム F3 中間フレーム H ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の車軸に回転自在に一体的に取り
    付けられている大径係合回転体及び遊星回転伝動機構の
    太陽回転体、 自転車の車軸に固着され、無端条体が巻き掛けられてい
    るスプロケットと第1一方向クラッチを介して係合し、
    且つ遊星回転伝動機構の内周係合回転体が形成されいる
    回転円板部、 スプロケットの側面に軸線方向に植設された軸ピンに回
    転自在に取り付けられ、太陽回転体と内周係合回転体と
    に同時に係合している複数の遊星回転体、 並びにフレームに取り付けられた発電機のロータ軸に第
    2一方向クラッチを介して取り付けられ、大径係合回転
    体に係合している小径係合回転体から構成されている自
    転車用発電装置。
  2. 【請求項2】 自転車の車軸に第1一方向クラッチを介
    して取り付けられていると共に、無端条体が巻き掛けら
    れているスプロケット、 自転車の車軸に取り付けられている遊星回転伝動機構の
    太陽回転体、 大径係合回転体と一体的な遊星回転伝動機構の内周係合
    回転体、 スプロケットの側面に軸線方向に植設された軸ピンに回
    転自在に取り付けられ、太陽回転体と内周係合回転体と
    に同時に係合しているている複数の遊星回転体、 並びにフレームに取り付けられた発電機のロータ軸に第
    2一方向クラッチを介して取り付けられ、大径係合回転
    体に係合している小径係合回転体から構成されている自
    転車用発電装置。
JP5828094A 1994-03-04 1994-03-04 自転車用発電装置 Pending JPH07242187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5828094A JPH07242187A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 自転車用発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5828094A JPH07242187A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 自転車用発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07242187A true JPH07242187A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13079783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5828094A Pending JPH07242187A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 自転車用発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07242187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2461535A (en) * 2008-07-02 2010-01-06 Jen-Yen Yen Electric generator for bicycle
WO2019171859A1 (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 本田技研工業株式会社 自転車用発電装置及び自転車

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2461535A (en) * 2008-07-02 2010-01-06 Jen-Yen Yen Electric generator for bicycle
WO2019171859A1 (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 本田技研工業株式会社 自転車用発電装置及び自転車
JPWO2019171859A1 (ja) * 2018-03-05 2021-01-07 本田技研工業株式会社 自転車用発電装置及び自転車
US11535326B2 (en) 2018-03-05 2022-12-27 Honda Motor Co., Ltd. Bicycle generator device and bicycle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4779485A (en) Flywheel driven vehicle comprising plural flywheel energizing means and a forward reverse planetary gear set
JP3852321B2 (ja) クランキング支持トルク増大手段付きhv駆動構造および方法
JP3141262B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP2857535B2 (ja) ハイブリッド型車両
JP3641243B2 (ja) ハイブリッド変速機
US8210974B2 (en) Hubs incorporating a variable ratio transmission system
JP6227657B2 (ja) 可変比変速システムが組み込まれたハブを含む自転車
JP2003148570A (ja) 連続変速複合動力システム
JP3456831B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動力伝達装置
US6104154A (en) Tricycle with electric motor
JP3383133B2 (ja) 動力付き自転車の駆動装置
JPH10217779A (ja) ハイブリッド駆動装置
KR101028403B1 (ko) 하이브리드 전기 자동차의 동력 전달 장치
JPH11502482A (ja) 補助パワーを有するペダル自転車
JP2009143485A (ja) ハイブリッド車両
JP2545733B2 (ja) 電気自動車の駆動装置
JPH07242126A (ja) 車両用発電装置
JPH08276888A (ja) クラッチユニット
CN1250409C (zh) 并联式双动力元复合动力系统
JPH07242187A (ja) 自転車用発電装置
JPH07149280A (ja) 電動モータ付き自転車
KR19980024945U (ko) 자전거
JPH06321170A (ja) 発電兼用電動機装置及び発電兼用電動機装置付き二輪又は三輪車
JP4924406B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JP3622016B2 (ja) 電動車両の動力伝達装置