JPH0724178B2 - キ−ボ−ドパネルの製造方法 - Google Patents

キ−ボ−ドパネルの製造方法

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JPH0724178B2
JPH0724178B2 JP61172102A JP17210286A JPH0724178B2 JP H0724178 B2 JPH0724178 B2 JP H0724178B2 JP 61172102 A JP61172102 A JP 61172102A JP 17210286 A JP17210286 A JP 17210286A JP H0724178 B2 JPH0724178 B2 JP H0724178B2
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JP
Japan
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sheet
synthetic resin
keyboard
molded body
hole
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JP61172102A
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JPS6329420A (ja
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恵嗣 花本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電算機、電卓、ワードプロセッサなどにおい
て使用される、構造が簡略なキーボードパネルの製造方
法に関するものである。
(従来の技術) 従来のキーボードパネルとしては、次のようなものが知
られており、それぞれ、次のような欠点を有している。
ウレタンもしくはシリコーンゴム製の押しボタン
を、別に成型されたパネルに組み込んだもの。
このものは、部品として少なくとも2種類のものを準備
する必要があり、製造コストが高い上、パネルとボタン
との間からごみが入りやすい。
回路部分としてはフレキシブルプリント回路を使用
し、別に成型されたパネルに組み込んだもの。
このものも、と同様な欠点がある。
プラスチックフィルムに印刷により回路および表示
部を設けたもの。
このものは、パネル自体を構成するには、更に合成樹脂
製の板を必要とする欠点がある。
パネルをABS樹脂などで、また、ボタンをウレタン
樹脂などで2色成型したもの。
このものは、成型法が複雑であり、さらに金型が高価で
ある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明においては、上記の従来の技術において、部品の
点数が多く、各部品を別々に製造する工程と、それらを
組み合わせる工程とを必要としていた欠点を解消するこ
とを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者の検討によれば、キーボードの模様の印刷と電
気回路の印刷とを表裏に施した合成樹脂シートを使用
し、このシートを各キー部分が貫通孔となっている合成
樹脂成型体の貫通孔よりジグを突き出させておいて真空
ラミネートすることにより上記の問題点が解消すること
が見い出された。
本発明は、 『シャーシ及びケースと一体となったキーボードパネル
を製造する方法であって、熱成型可能な合成樹脂シート
の表側の面にキーボードの表示部が設けられ、裏側の面
に表側の表示部に相当する回路が設けられた構造の絵付
けシートを、キーボードの各キーに相当する部分に貫通
孔を有する合成樹脂成型体の表面に真空ラミネート、圧
空ラミネート、あるいは真空圧空ラミネートするに際し
て、合成樹脂成型体の貫通孔において裏面側よりジグを
突き出させておくことにより、貫通孔の上部における絵
付けシートに凸部を形成させることを特徴とするシヤー
シと一体となっているキーボードパネルの製造方法』 を要旨とするものである。
第1図および第2図は本発意により得られるもの例を示
すもので、この図では電卓のキーボードに応用した例を
示している。
第1図はその斜視図であり、合成樹脂成型体1は電卓の
シャーシ(ケース)の上側の半分を構成するものであ
り、表面には、キーボードの表示部2が印刷により設け
られ、かつ各キーの部分が盛り上がって凸部を形成して
いる。
第2図は第1図のものの断面図であり、合成樹脂成型体
1と絵付けシート3との積層体であることを示してい
る。絵付けシート3は更に細かく見ると、基材シート4
と透明な保護シート5のラミネート体であり、シート4
とシート5の間には、キーボードの表示部を構成するた
め文字、数字、小数点、算術記号などの表示印刷部6を
有しており、シート4の裏側(図中では下面)には回路
印刷部7を有している。
そして、合成樹脂成型体1は、絵付けシート3において
表側に表示部の各キーの区域が形成されている部分、言
い換えれば、裏側に回路印刷部が設けられている部分毎
に貫通孔8が形成されている。
従って、第1図もしくは第2図に示した構造のものを使
用すれば、電卓の上側は単一の部品で構成できるから、
各部分を別個に製造し、その後、アセンブルする手間が
省略される上、コストダウンが可能になり、部品の管理
の手間が軽減される利点が生じる。
上記の発明のキーボードパネルの各部分の材料、および
上記のキーボードパネルの製造方法について次に述べ
る。
絵付けシート3は、成型体の表面に表示部を与えると共
に、電気的な入力手段としての機能を与えるものであ
る。絵付けシート3は原則的には熱成型可能な合成樹脂
シートの表側の表面に表示印刷部を有していて、裏側の
表面に回路印刷部を有していれば足りるが、表側の表示
印刷部の摩耗を防止する意味で、表示印刷部を硬化性イ
ンキを用いて形成し、形成後に硬化させるか、あるい
は、表示印刷部を覆って前面に透明な合成樹脂からなる
保護層を設けておくのがよい。
絵付けシートを構成するシートしては熱成型が可能であ
り、繰り返して押す(例えば50万回)のに耐えられるも
のを選ぶとよく、具体的には、ポリウレタン、ポリカー
ボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリサルフォンなどのシートを単独で、もしくは第
2図におけるように積層して絵付けシートを構成する。
繰り返し折曲強度を向上させるため、上記の成型性のよ
いシートの表面もしくは裏面に曲げ強度のよい薄肉(例
えば5〜50μm)のシートをラミネートしてもよい。
絵付けシート3の厚みは100μm〜500μmであることが
好ましい。
絵付けシートの表示印刷部6は公知の印刷法により設け
ることができる。
回路印刷部7は絵付けシートの裏面に導電回路や接点用
導電印刷を施したものである。例えば、銀系のペース
ト、金属としての銅やニッケル、導電製プラスチックの
貼り付け、金属の部分蒸着・部分ラミネート等などによ
り設けられる。
絵付けシート3は、各キーの部分に貫通孔を有している
予め準備された合成樹脂成型体の表面に真空ラミネー
ト、圧空ラミネート、もしくは真空圧空ラミネートによ
り貼り合わされるが、これらの手法自体は公知のもので
ある。
ここで用いる合成樹脂成型品としては、熱可塑性のプラ
スチックとして、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメ
チルメタクリレート樹脂などのアクリル樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ノリル樹脂、ポリカーボネート樹脂など、または、
熱硬化性樹脂としてメラミン樹脂、ユリア樹脂を用いて
成型されたものである。
ラミネートに際して、通常の手法通りに行なうと、合成
樹脂成型体の貫通孔部分において凸部を形成することが
出来ないので、第3図に示したように、予め、所定の形
状、高さに突き出すよう準備されたジグ10を合成樹脂成
型体1の裏側より配置して、その突起部11を表面側に突
き出させる。このジグ10はラミネート時の熱や圧力に耐
えるものであればよく、例えば金属製や耐熱性のプラス
チックで作成すればよい。
このようにしてラミネートすることにより、貫通孔の上
部において、絵付けシート3がジグ10の形状および高さ
通りに成型され、所定の凸部12を形成することができ
る。
(発明の効果) 本発明によれば、各キーの下側は合成樹脂成型体が開孔
し、各キーの部分では絵付けシートしかなく、指で押す
とその部分が撓んで、スイッチとして働くにも関わら
ず、キーボードパネルがシャーシ(ケース)と一体とな
っているので、部品の数が少なく、そのままで、キーボ
ードとそれを支える部品であるシャーシとケースとを兼
ねることができるキーボードパネルを能率良く製造する
ことができる。
(実施例) 厚み200μmのポリ塩化ビニル樹脂シートの表側に電卓
の各キーの図柄を印刷し、次いで裏側に、表側の各キー
毎にカーボンを含有するインキで導電層を印刷して絵付
けシートを作成した。
上記絵付けシートを第3図に示すように合成樹脂成型体
に貼り合わせる際に、ジグの突起部を合成樹脂成型体の
貫通孔より突き出させて、真空ラミネートした。
得られたものをトリミングして電卓の上半分のケースを
得た。
このものは、電卓とした後、各キーを50万回、100万回
繰り返し押しても復元性は変わらず、又、外観上の欠点
も生じなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で得られるキーボードパネルの実
施例の斜視図、第2図は第1図のものの断面図、第3図
は本発明の製造方法において用いるジグを示すための断
面図である。 1……合成樹脂成型体 2……表示部 3……絵付けシート 4……基材シート 5……保護シート 6……表示印刷部 7……回路印刷部 8……貫通孔 10……ジグ 11……突起部 12……凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシ及びケースと一体となったキーボ
    ードパネルを製造する方法であって、熱成型可能な合成
    樹脂シートの表側の面にキーボードの表示部が設けら
    れ、裏側の面に表側の表示部に相当する回路が設けられ
    た構造の絵付けシートを、キーボードの各キーに相当す
    る部分に貫通孔を有する合成樹脂成型体の表面に、真空
    ラミネート、圧空ラミネート、もしくは真空圧空ラミネ
    ートするに際して、合成樹脂成型体の貫通孔において裏
    面側よりジグを突き出させておくことにより、貫通孔の
    上部における絵付けシートに凸部を形成させることを特
    徴とするキーボードパネルの製造方法。
JP61172102A 1986-07-22 1986-07-22 キ−ボ−ドパネルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0724178B2 (ja)

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JPS6329420A JPS6329420A (ja) 1988-02-08
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54142573A (en) * 1978-04-27 1979-11-06 Nikkan Ind Method of producing key switch compound conductive sheet employing insulating plastic film
JPS61114419A (ja) * 1984-11-07 1986-06-02 ブラザー工業株式会社 積層基板

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Publication number Publication date
JPS6329420A (ja) 1988-02-08

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