JPH07241028A - 整流器の制御装置 - Google Patents

整流器の制御装置

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JPH07241028A
JPH07241028A JP2946994A JP2946994A JPH07241028A JP H07241028 A JPH07241028 A JP H07241028A JP 2946994 A JP2946994 A JP 2946994A JP 2946994 A JP2946994 A JP 2946994A JP H07241028 A JPH07241028 A JP H07241028A
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Ryukichi Hashizume
隆吉 橋詰
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の短絡検出の他に負荷の開放検出をも検
出でき、また運転スタート時やストップ時の過渡変動に
よる誤動作を防止する整流器の制御装置を得る。 【構成】 電圧検出器7の出力を電流検出器4の出力で
割算して負荷抵抗値を求める割算器8a、電流検出値が
設定値以上の時に出力を送出する電流値比較コンパレー
タ8f、電圧検出値が設定値以上の時に出力を送出する
電圧値比較コンパレータ8d、電流比較コンパレータの
出力が送出されている状態で、負荷抵抗値が設定値より
小さい場合に短絡検出出力を送出する短絡検出用コンパ
レータ8c、電圧比較コンパレータ8dの出力が送出さ
れている状態で、負荷抵抗値が設定値より大きい場合に
開放検出出力を送出する開放検出用コンパレータ8b、
短絡と開放検出用コンパレータ8cと8bのオア出力を
得るオア回路8h、オア回路8hの出力に基づきトリッ
プ制御信号を出力するリレー回路8jを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気メッキやアルマ
イト処理などの直流電源として使用される整流器の制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特公昭63−53772号
公報に示されたものと同様な従来の整流器の制御装置を
示す回路図である。図8において、1は図示しない電力
系統に接続された開閉器、2は整流器用変圧器、3は整
流器、4は負荷6に直列に接続されて負荷6に供給され
る整流器3の出力電流を検出する電流検出器、5は電流
検出器4の出力と予め設定された基準値とを比較し、そ
の比較差に基づいて整流器3を制御する演算増幅器を内
蔵し、過電流時には開閉器1を開路させるトリップ信号
を発生する電流制御装置である。
【0003】また、7は負荷6に並列接続されて負荷6
に供給される出力電圧を検出する電圧検出器、8は上記
電流検出器4及び電圧検出器7の出力に基づいて短絡を
検出し、短絡検出時に開閉器1をトリップさせるべく電
流制御装置5へトリップ制御信号を送出する短絡検出装
置である。
【0004】次に、上記構成に係る整流器の制御装置に
おける短絡検出時の動作について、図9に示す短絡検出
装置8の動作特性を参照して説明する。図9において、
A1とV1は負荷短絡検出範囲を設定する電流設定値と
電圧設定値を示し、短絡検出装置8は、電流検出器4及
び電圧検出器7の出力が上記電流設定値A1以上で、か
つ上記電圧設定値V1以下の範囲内にある場合、負荷が
短絡していると見なして、開閉器1をトリップさせるべ
く電流制御装置5にトリップ制御信号を送出することに
より、負荷電流を遮断するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流器の制御装
置は以上のように構成されているので、電流検出器4及
び電圧検出器7の出力が電流設定値A1以下で、かつ電
圧設定値V1以上の時、すなわち、負荷開放状態は検出
できず、また、電流検出器4及び電圧検出器7の出力が
電流設定値A1以上で、かつ電圧設定値V1以上の過電
流状態の時、すなわち、負荷抵抗低下の異常を検出でき
ず、このような場合、負荷6としての例えばメッキ設備
や加工製品の異常を検出することが困難であった。ま
た、電流設定値A1や電圧設定値V1の設定値を下げて
感度を上げると、例えば負荷6としてのメッキ設備の運
転スタート時にメッキ液の過渡変動などにより、誤動作
するなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、負荷の短絡検出の他に、負荷
の開放検出をも検出でき、さらに、運転スタート時やス
トップ時における過渡変動による誤動作を防止すること
ができる整流器の制御装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る整流器の制御装置は、電力系統に開閉器及び整流器用
変圧器を順次介して接続されて直流変換出力を負荷に供
給する整流器と、上記開閉器を介して上記負荷に流れる
電流を検出する電流検出器と、この電流検出器の検出出
力に基づいて上記整流器を制御すると共に過電流時には
上記開閉器を開路させるトリップ信号を発生する電流制
御装置とを備えた整流器の制御装置において、上記負荷
両端間に印加される電圧を検出する電圧検出器と、上記
電流検出器と上記電圧検出器との検出出力から得られる
負荷抵抗値に基づいて負荷短絡と負荷開放とを検出して
上記電流制御装置に上記開閉器のトリップ制御信号を出
力する短絡開放検出装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】また、請求項2に係る整流器の制御装置
は、請求項1において、上記短絡開放検出装置として、
上記電圧検出器の検出出力を上記電流検出器の検出出力
で割算して負荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出
器の検出出力が所定の電流設定値以上のときに出力を送
出する電流値比較コンパレータと、上記電圧検出器の検
出出力が所定の電圧設定値以上のときに出力を送出する
電圧値比較コンパレータと、上記電流比較コンパレータ
の出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡
検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を
送出する短絡検出用コンパレータと、上記電圧比較コン
パレータの出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗
値が開放検出用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検
出出力を送出する開放検出用コンパレータと、上記短絡
検出用コンパレータと上記開放検出用コンパレータとの
オア出力を得るオア回路と、このオア回路の出力に基づ
いて上記電流制御装置に上記トリップ制御信号を出力す
るリレー回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項3に係る整流器の制御装置
は、請求項1において、上記短絡開放検出装置として、
上記電圧検出器の検出出力を上記電流検出器の検出出力
で割算して負荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出
器の検出出力が所定の電流設定値以上のときに出力を送
出する電流値比較コンパレータと、上記電圧検出器の検
出出力が所定の電圧設定値以上のときに出力を送出する
電圧値比較コンパレータと、上記電流比較コンパレータ
の出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡
検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を
送出する短絡検出用コンパレータと、上記電圧比較コン
パレータの出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗
値が開放検出用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検
出出力を送出する開放検出用コンパレータと、上記短絡
検出用コンパレータの出力に基づいて励起制御されて上
記電流制御装置へのトリップ制御信号または外部への警
報信号を出力する短絡検出用リレー回路と、上記開放検
出用コンパレータの出力に基づいて励起制御されて上記
電流制御装置へのトリップ制御信号または外部への警報
信号を出力する開放検出用リレー回路とを備えたことを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項4に係る整流器の制御装置
は、請求項2または3において、割算器から出力される
負荷抵抗値を平均化する平均化回路を備え、この平均化
回路から出力される平均化された負荷抵抗値を上記開放
検出用コンパレータと上記短絡検出用コンパレータへ与
えることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項5に係る整流器の制御装置
は、請求項4において、割算器から出力される負荷抵抗
値が上記短絡検出用負荷抵抗設定値とは異なるレベルの
短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出
力を送出する他の短絡検出用コンパレータを備え、この
他の短絡検出用コンパレータの出力をリレー回路の励磁
制御出力とすることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項6に係る整流器の制御装置
は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電流検出器
は、整流器の出力電流を検出することを特徴とするもの
である。
【0013】さらに、請求項7に係る整流器の制御装置
は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電流検出器
は、上記整流器用変圧器の1次側の電流を検出すること
を特徴とするものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1に係る整流器の制御装置に
おいては、短絡開放検出装置により、電流検出器と電圧
検出器との検出出力から得られる負荷抵抗値に基づいて
負荷短絡と負荷開放とを検出して電流制御装置に開閉器
のトリップ制御信号を出力することにより、負荷短絡の
みならず負荷開放をも検出可能にして、開閉器をトリッ
プ制御する。
【0015】また、請求項2に係る整流器の制御装置に
おいては、請求項1において、上記短絡開放検出装置を
構成する割算器により、電圧検出器の検出出力を電流検
出器の検出出力で割算することによって負荷抵抗値が求
められ、短絡検出用コンパレータにより、電流検出器の
検出出力が所定の電流設定値以上のときに、上記負荷抵
抗値が短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡
検出出力が送出され、また、開放検出用コンパレータに
より、電圧検出器の検出出力が所定の電圧設定値以上の
ときに、上記負荷抵抗値が開放検出用負荷抵抗設定値よ
り大きい場合に開放検出出力が送出されて、上記短絡検
出用コンパレータと上記開放検出用コンパレータとのオ
ア出力を得るオア回路の出力に基づきリレー回路によ
り、電流制御装置にトリップ制御信号が出力されること
によって、短絡検出だけでなく、負荷開放をも検出し
て、電流制御装置をトリップさせる。
【0016】また、請求項3に係る整流器の制御装置に
おいては、請求項1において、上記短絡開放検出装置を
構成する割算器により、電圧検出器の検出出力を電流検
出器の検出出力で割算することによって負荷抵抗値が求
められ、短絡検出用コンパレータにより、電流検出器の
検出出力が所定の電流設定値以上のときに、上記負荷抵
抗値が短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡
検出出力が送出され、その出力に基づいて励起制御され
る短絡検出用リレー回路により、電流制御装置へのトリ
ップ制御信号または外部への警報信号が出力され、ま
た、開放検出用コンパレータにより、電圧検出器の検出
出力が所定の電圧設定値以上のときに、上記負荷抵抗値
が開放検出用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検出
出力が送出されて、その出力に基づいて励起制御される
開放検出用リレー回路により、電流制御装置へのトリッ
プ制御信号または外部への警報信号が出力されることに
よって、個別の負荷状態に応じてトリップ制御信号また
は外部への警報信号を出力するようにして設備の運転継
続性を向上させることが可能になる。
【0017】また、請求項4に係る整流器の制御装置に
おいては、請求項2または3において、平均化回路によ
り、割算器から出力される負荷抵抗値を平均化し、この
平均化回路から出力される平均化された負荷抵抗値を開
放検出用コンパレータと短絡検出用コンパレータへ与え
ることによって、設備の運転スタート時やストップ時の
負荷抵抗の過渡変動による誤動作を防止して、安定した
設備の運転を継続させる。
【0018】また、請求項5に係る整流器の制御装置に
おいては、請求項4において、割算器から出力される負
荷抵抗値が短絡検出用負荷抵抗設定値とは異なるレベル
の短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出
出力を送出する他の短絡検出用コンパレータを備え、こ
の他の短絡検出用コンパレータの出力によりリレー回路
を励磁制御することによって、平均化された負荷抵抗値
とは異なったレベルで短絡検出を行うことにより、平均
化された負荷抵抗値に基づく短絡検出では検出不可能な
短時間短絡をも検出可能にして、整流器及び負荷に対す
る保護能力を強化させる。
【0019】また、請求項6に係る整流器の制御装置に
おいては、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電流
検出器を、整流器の出力電流つまり直流電流を検出する
構成とすることによって、複雑な変換及び絶縁構成を必
要とすることなく、交流電流を検出するよりも電流検出
器の構成を簡易なものとして、負荷短絡及び負荷開放を
検出する。
【0020】さらに、請求項7に係る整流器の制御装置
においては、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電
流検出器を、整流器用変圧器の1次側の電流を検出する
構成とすることによって、整流器用変圧器の内部事故及
び整流器の内部事故を含めた広範囲な保護を可能にす
る。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1は実施例1に係る整流器の制御装置を示す
構成図である。図1において、図8に示す従来例と同一
符号は同一部分を示し、1は図示しない電力系統に接続
された開閉器、2は整流器用変圧器、3は電力系統に開
閉器1及び整流器用変圧器2を順次介して接続されて直
流変換出力を得る整流器、4は整流器3の出力電流を検
出する電流検出器、5は電流制御装置、6は負荷、7は
負荷両端間の印加電圧を検出する電圧検出器であり、ま
た、新たな構成として、80は上記電流検出器4及び電
圧検出器7の出力に基づいて負荷6の短絡及び開放を検
出して上記開閉器1へのトリップ制御信号を電流制御装
置5に出力する短絡開放検出器である。
【0022】ここで、実施例1では、上記短絡開放検出
器80としては、図2に示す構成の短絡開放検出器81
を有し、短絡開放検出器81は、電圧検出器7の出力を
電流検出器4の出力で割算することにより負荷抵抗値を
求める割算器8aと、この割算器8aの出力を設定値と
比較し、設定値以下の時、すなわち、負荷抵抗値が設定
値以下のときに開放検出出力を送出する開放検出用コン
パレータ8bと、上記割算器8aの出力を設定値と比較
し、設定値以上の時、すなわち、負荷抵抗値が設定値以
上のときに短絡検出出力を送出する短絡検出用コンパレ
ータ8cと、負荷6及び整流装置3に障害を及ぼさない
範囲で不要な検出を行わぬよう、上記電圧検出器7の出
力を下限設定値と比較し、下限設定値以上でのみ上記開
放検出用コンパレータ8bを動作可能状態にする電圧値
比較コンパレータ8d及び常開接点8eと、上記電流検
出器4の出力を下限設定値と比較し、下限設定値以上で
のみ上記短絡検出用コンパレータ8cを動作可能状態に
する電流値比較コンパレータ8f及び常開接点8gとを
備える。
【0023】また、上記コンパレータ8b及び8cの出
力のいずれかが入力された場合に出力を送出するオア回
路8hと、このオア回路8hの出力に基づいてオンオフ
制御されるトランジスタ8iと、このトランジスタ8i
のオンオフ制御に基づいて励磁制御されてトリップ信号
を送出ためのリレー回路8j、及びその接点8kとを備
えている。なお、上記電圧値比較コンパレータ8dと電
流値比較コンパレータ8fは、下限設定値以上のときそ
れぞれ常開接点8e、8gを閉成することにより、割算
器8aの出力を上記開放検出用コンパレータ8bと短絡
検出用コンパレータ8cにそれぞれ送出するようにして
設定値との比較動作を可能状態にする。
【0024】次に、上記構成に係る整流器の制御装置に
おける短絡検出及び開放検出時の動作について、図3に
示す短絡開放検出装置81の動作特性を参照して説明す
る。図3において、A1とV1は従来例と同様に負荷短
絡検出範囲Iを設定する電流設定値と電圧設定値、A2
とV2は負荷開放及び負荷抵抗異常検出範囲IIを設定す
る電流設定値と電圧設定値を示し、また、L0 は正常時
の電圧電流特性となる負荷抵抗曲線、L1 とL2 は異常
時の電圧電流特性となる負荷抵抗曲線を示し、上記負荷
抵抗曲線L1 は負荷短絡検出範囲Iを設定し、負荷抵抗
曲線L2 は負荷開放及び負荷抵抗異常検出範囲IIを設定
するためのもので、整流器3の出力電圧の検出値を出力
電流の検出値で割算を行い、負荷抵抗に比例した出力を
得、その値が上記負荷短絡検出範囲I内にある場合及び
上記負荷開放及び負荷抵抗異常検出範囲II内にある場合
に、負荷の短絡と負荷開放及び負荷抵抗異常を検出する
ようになされており、開閉器1をトリップさせるべく電
流制御装置5にトリップ信号を送出することにより、負
荷電流を遮断するようになされている。
【0025】すなわち、図2に示す短絡開放検出装置8
1の構成において、割算器8aにより、電圧検出器7の
出力を電流検出器4の出力で割算することにより負荷抵
抗の値を求めるようになされ、また、電圧値比較コンパ
レータ8dは、電圧検出器7の出力を図3に示す下限設
定値V2と比較し、下限設定値V2以上の場合に開放検
出用コンパレータ8bを動作可能状態にすべく常開接点
8eを閉成する。同様に、電流値比較コンパレータ8f
は、電流検出器4の出力を図3に示す下限設定値A1と
比較し、下限設定値A1以上の場合に短絡検出用コンパ
レータ8cを動作可能状態にすべく常開接点8gを閉成
する。
【0026】上記常開接点8eの閉成により、上記開放
検出用コンパレータ8bは割算器8aからの負荷抵抗値
が入力されて、図3に示す負荷抵抗曲線L2 で与えられ
る設定値と比較し、負荷抵抗値が設定値以上の時、すな
わち、負荷開放及び負荷抵抗異常検出範囲II内にある時
に開放検出出力を送出する。同様に、上記常開接点8g
の閉成により、上記短絡検出用コンパレータ8cは割算
器8aからの負荷抵抗値が入力されて、図3に示す負荷
抵抗曲線L1 で与えられる設定値と比較し、負荷抵抗値
が設定値以下の時、すなわち、負荷短絡検出範囲I内に
ある時に短絡検出出力を送出する。
【0027】上記開放検出用コンパレータ8bまたは上
記短絡検出用コンパレータ8cの出力のいずれかによ
り、オア回路8hを介してトランジスタ8iがオン制御
され、このトランジスタ8iのオン制御に基づいてリレ
ー回路8jが励磁制御されてその接点8kが閉成される
ことにより、トリップ信号が図1に示す電流制御装置5
に送出されて、負荷の短絡または負荷開放及び負荷抵抗
異常が検出され、開閉器1がトリップされて負荷電流が
遮断制御される。
【0028】従って、上記実施例1によれば、短絡開放
検出装置81に、負荷抵抗値を求める割算器8aと開放
検出用コンパレータ8b及び短絡検出用コンパレータ8
cを備え、電流検出器4と電圧検出器7との検出出力か
ら得られる負荷抵抗値に基づいて負荷短絡と負荷開放と
を検出して電流制御装置5に開閉器1のトリップ制御信
号を出力することにより、負荷短絡のみならず負荷開放
や負荷抵抗の異常低下をも検出可能にして、開閉器1を
トリップ制御することができ、メッキ設備の早期の故障
診断、運転の継続性、損傷の防止及び製品の不良検出等
を行うことができる。
【0029】実施例2.次に、図4は実施例2に係る短
絡開放検出装置を示す構成図である。この実施例2は、
実施例1と同様に、図1に示す整流器の制御装置の構成
を備えているが、実施例1とは、短絡開放検出装置内の
構成が異なる。すなわち、実施例1では、オア回路8h
により、負荷の短絡または負荷開放及び負荷抵抗異常の
いずれかの検出をした時に出力をトランジスタ8iを介
してリレー回路8jに送出することにより、トリップ信
号を出力する場合について述べたが、図4に示す実施例
2に係る短絡開放検出装置82では、上記実施例1のオ
ア回路8hを除き、開放検出用コンパレータ8bと短絡
検出用コンパレータ8cの出力を各々独立してリレー回
路へ出力するようにしている。
【0030】図4において、図2に示す実施例1と同一
符号は同一部分を示し、その説明は省略する。新たな符
号として、8l、8m、8nは開放検出用コンパレータ
8bの出力に基づいてオン制御される開放検出用トラン
ジスタと、このトランジスタのオン制御によって励磁さ
れて外部に警報信号を送出するための開放検出用リレー
回路、及びその常開接点である。また、同様に、8o、
8p、8qは短絡検出用コンパレータ8cの出力に基づ
いてオン制御される短絡検出用トランジスタと、このト
ランジスタのオン制御によって励磁されてトリップ制御
信号を図1に示す電流制御装置5に送出するための短絡
検出用リレー回路、及びその常開接点を示し、開放検出
と短絡検出とをそれぞれ個別に検出して、負荷短絡の場
合はトリップ制御信号を送出し、負荷開放の場合は警報
のみ送出させるようにしている。
【0031】すなわち、図4に示す実施例2に係る短絡
開放検出装置82では、上記開放検出用コンパレータ8
bの出力により、トランジスタ8lがオン制御され、こ
のトランジスタ8lのオン制御に基づいてリレー回路8
mが励磁制御されてその接点8nが閉成されることによ
り、外部に警報信号が送出される。他方、上記短絡検出
用コンパレータ8cの出力により、トランジスタ8oが
オン制御され、このトランジスタ8oのオン制御に基づ
いてリレー回路8pが励磁制御されてその接点8qが閉
成されることにより、トリップ制御信号が図1に示す電
流制御装置5に送出されて、開閉器1がトリップされて
負荷電流が遮断制御される。なお、この実施例2では、
負荷短絡の場合はトリップ制御信号を送出し、負荷開放
の場合は警報のみ送出させるようにしたが、その逆であ
っても同様に実施できる。
【0032】従って、上記実施例2によれば、短絡開放
検出装置82のリレー回路8mと8pにより、開放検出
と短絡検出とをそれぞれ個別に検出して、電流制御装置
5へのトリップ制御信号または外部への警報信号を出力
させるようにしたので、個別の負荷状態に応じた設備の
運転継続性を向上させることが可能になるという効果が
ある。
【0033】実施例3.次に、図5は実施例3に係る短
絡開放検出装置を示す構成図である。この実施例3は、
実施例1と同様に、図1に示す整流器の制御装置の構成
を備えているが、実施例1とは、短絡開放検出装置内の
構成が異なる。すなわち、実施例1では、割算器8aの
出力を開放検出用コンパレータ8b及び短絡検出用コン
パレータ8cに直接送出したが、図5に示す実施例3に
係る短絡開放検出装置83では、上記実施例1の割算器
8aの出力を平均化回路8rを介して開放検出用コンパ
レータ8b及び短絡検出用コンパレータ8cに送出する
ようにしている。
【0034】図5において、図2に示す実施例1と同一
符号は同一部分を示し、その説明は省略する。新たな符
号として、8rは割算器8aの出力を瞬時値ではなく、
所定時間平均化した出力をオア回路へ出力する開放検出
用コンパレータ8b及び短絡検出用コンパレータ8cに
送出するようにした平均化回路で、設備の運転スタート
時やストップ時の負荷抵抗の過渡変動による誤動作を防
止して、安定した設備の運転を継続させるものである。
その他の動作は実施例1と同様である。
【0035】従って、上記実施例3によれば、短絡開放
検出装置83内に、上記実施例1の割算器8aの出力
を、瞬時値ではなく、所定時間平均化した出力をオア回
路へ出力する開放検出用コンパレータ8b及び短絡検出
用コンパレータ8cに送出する平均化回路8rを備えた
ので、設備の運転スタート時やストップ時の負荷抵抗の
過渡変動による誤動作を防止して、安定した設備の運転
を継続させることができ、信頼性の高い負荷短絡及び開
放検出を行うことができる。
【0036】実施例4.次に、図6は実施例4に係る短
絡開放検出装置を示す構成図である。この実施例4は、
実施例1と同様に、図1に示す整流器の制御装置の構成
を備えているが、実施例1とは、短絡開放検出装置内の
構成が異なる。すなわち、実施例1では、オア回路8h
により、負荷の短絡または負荷開放及び負荷抵抗異常の
いずれかの検出をした時に出力をトランジスタ8iを介
してリレー回路8jに送出することにより、トリップ信
号を出力する場合について述べたが、図6に示す実施例
4に係る短絡開放検出装置84では、図4に示す実施例
2と同様に、上記実施例1のオア回路8hを除き、開放
検出用コンパレータ8bと短絡検出用コンパレータ8c
の出力を各々独立してリレー回路8mと8pへ出力する
ようにしている。また、図5に示す実施例3と同様に、
上記実施例1の割算器8aの出力を平均化回路8rを介
して開放検出用コンパレータ8b及び短絡検出用コンパ
レータ8cに送出するようにしている。
【0037】また、図6において、新たな符号として、
8sは割算器8aから出力される負荷抵抗値が短絡検出
用コンパレータ8cの短絡検出用負荷抵抗設定値とは異
なるレベルの短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合
に短絡検出出力をトランジスタ8oを介してリレー回路
8pに送出して励磁制御する他の短絡検出用コンパレー
タで、上記短絡検出用コンパレータ8cより負荷抵抗値
が比較的低レベルの短絡検出を行うのに対し、短絡検出
用コンパレータ8sより負荷抵抗値が比較的高レベルの
短絡検出を行うようになされ、平均化された負荷抵抗値
とは異なったレベルで短絡検出を行うことによって平均
化された負荷抵抗値に基づく短絡検出では検出不可能な
短時間短絡をも検出可能にしている。なお、その他の構
成で、図2と図4及び図5と同一符号は同一部分を示
す。
【0038】従って、上記実施例4によれば、実施例2
と同様に、短絡開放検出装置84のリレー回路8mと8
pにより、開放検出と短絡検出とをそれぞれ個別に検出
して、電流制御装置5へのトリップ制御信号または外部
への警報信号を出力させるようにして、個別の負荷状態
に応じた設備の運転継続性を向上させることができると
共に、実施例3と同様に、短絡開放検出装置84内に、
割算器8aの出力を、瞬時値ではなく、所定時間平均化
して開放検出用コンパレータ8b及び短絡検出用コンパ
レータ8cに送出する平均化回路8rを備えたことによ
り、設備の運転スタート時やストップ時の負荷抵抗の過
渡変動による誤動作を防止して、安定した設備の運転を
継続させることができ、信頼性の高い負荷短絡及び開放
検出を行うことができ、また、割算器8aから出力され
る負荷抵抗値を平均化回路8rを経由せずに別に設けた
短絡検出用コンパレータ8sへ入力し、上記の平均化入
力の短絡検出用コンパレータ8cの検出レベルとは異な
ったレベルで検出するようにしたことにより、上記の平
均化入力のコンパレータでは不検出の可能性があった短
時間短絡を検出することができ、整流装置及び負荷に対
する保護能力を強化することができる。
【0039】実施例5.次に、図7は実施例5に係る整
流器の制御装置を示す構成図である。この実施例5は、
実施例1ないし4と同様に、短絡開放検出装置81ない
し84の構成を備えるが(図7では図2に示す短絡開放
検出装置81を備えている)、上記実施例1ないし4で
は、電流検出器4が整流器3の出力電流つまり直流電流
を検出した例について述べたのに対し、整流器用変圧器
2の1次側の電流つまり交流電流を検出する電流検出器
40を備えている。その他は実施例1と同様である。
【0040】上述した実施例1ないし4では、電流検出
器4を、整流器3の出力電流つまり直流電流を検出する
構成とすることによって、複雑な変換及び絶縁構成を必
要とすることなく、交流電流を検出するよりも検出器の
構成を簡易なものとして、負荷短絡及び負荷開放を検出
することができるが、図7に示す実施例5のように、交
流側の検出を電流検出器40を構成しても良く、整流器
用変圧器2の1次側に電流検出器40を設けて、検出出
力を割算器8aに入力することにより、上記実施例1〜
4では困難であった整流器用変圧器2の内部事故、整流
器3の内部事故及び負荷の短絡も含めた広範囲な検出保
護を行うことができる。すなわち、整流器用変圧器2の
1次側を電流検出源として、整流器用変圧器2より負荷
6までを含めた広範囲な検出保護を行うことができる。
【0041】従って、上記実施例5によれば、電流検出
器40により、整流器用変圧器2の1次側の電流を検出
するようにして、検出出力を割算器8aに入力する構成
とすることによって、整流器用変圧器2の内部事故及び
整流器3の内部事故を含めた広範囲な検出保護を可能に
することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、短絡開放検出装置により、電流検出器と電圧検出
器との検出出力から得られる負荷抵抗値に基づいて負荷
短絡と負荷開放とを検出して電流制御装置に開閉器のト
リップ制御信号を出力するようにしたので、負荷短絡の
みならず負荷開放をも検出可能にすることができる。
【0043】また、請求項2に係る整流器の制御装置に
よれば、請求項1において、上記短絡開放検出装置を、
電圧検出器の検出出力を電流検出器の検出出力で割算し
て負荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出器の検出
出力が所定の電流設定値以上のときに出力を送出する電
流値比較コンパレータと、上記電圧検出器の検出出力が
所定の電圧設定値以上のときに出力を送出する電圧値比
較コンパレータと、上記電流比較コンパレータの出力が
送出されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡検出用負
荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を送出する
短絡検出用コンパレータと、上記電圧比較コンパレータ
の出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が開放
検出用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検出出力を
送出する開放検出用コンパレータと、上記短絡検出用コ
ンパレータと上記開放検出用コンパレータとのオア出力
を得るオア回路と、このオア回路の出力に基づいて電流
制御装置に上記トリップ制御信号を出力するリレー回路
とで構成したので、短絡検出だけでなく、負荷開放をも
検出して、電流制御装置をトリップさせることができ
る。
【0044】また、請求項3に係る整流器の制御装置に
よれば、請求項1において、上記短絡開放検出装置を、
電圧検出器の検出出力を電流検出器の検出出力で割算し
て負荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出器の検出
出力が所定の電流設定値以上のときに出力を送出する電
流値比較コンパレータと、上記電圧検出器の検出出力が
所定の電圧設定値以上のときに出力を送出する電圧値比
較コンパレータと、上記電流比較コンパレータの出力が
送出されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡検出用負
荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を送出する
短絡検出用コンパレータと、上記電圧比較コンパレータ
の出力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が開放
検出用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検出出力を
送出する開放検出用コンパレータと、上記短絡検出用コ
ンパレータの出力に基づいて励起制御されて上記電流制
御装置へのトリップ制御信号または外部への警報信号を
出力する短絡検出用リレー回路と、上記開放検出用コン
パレータの出力に基づいて励起制御されて上記電流制御
装置へのトリップ制御信号または外部への警報信号を出
力する開放検出用リレー回路とで構成したので、個別の
負荷状態に応じてトリップ制御信号または外部への警報
信号を出力するようにして設備の運転継続性を向上させ
ることができる。
【0045】また、請求項4に係る整流器の制御装置に
よれば、請求項2または3において、平均化回路によ
り、割算器から出力される負荷抵抗値を平均化し、この
平均化回路から出力される平均化された負荷抵抗値を開
放検出用コンパレータと短絡検出用コンパレータへ与え
ることによって、設備の運転スタート時やストップ時の
負荷抵抗の過渡変動による誤動作を防止して、安定した
設備の運転を継続させることができる。
【0046】また、請求項5に係る整流器の制御装置に
よれば、請求項4において、割算器から出力される負荷
抵抗値が短絡検出用負荷抵抗設定値とは異なるレベルの
短絡検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出
力を送出する他の短絡検出用コンパレータを備え、この
他の短絡検出用コンパレータの出力によりリレー回路を
励磁制御することによって、平均化された負荷抵抗値と
は異なったレベルで短絡検出を行うことにより、平均化
された負荷抵抗値に基づく短絡検出では検出不可能な短
時間短絡をも検出可能にして、整流器及び負荷に対する
保護能力を強化させることができる。
【0047】また、請求項6に係る整流器の制御装置に
よれば、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電流検
出器を、整流器の出力電流つまり直流電流を検出する構
成とすることによって、複雑な変換及び絶縁構成を必要
とすることなく、交流電流を検出するよりも電流検出器
の構成を簡易なものとして、負荷短絡及び負荷開放を検
出することができる。
【0048】さらに、請求項7に係る整流器の制御装置
によれば、請求項1ないし5のいずれかにおいて、電流
検出器を、整流器用変圧器の1次側の電流を検出する構
成とすることによって、整流器用変圧器の内部事故及び
整流器の内部事故を含めた広範囲な短絡保護を可能にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る整流器の制御装置を
示す全体構成図である。
【図2】この発明の実施例1に係る短絡開放検出装置の
詳細な構成図である。
【図3】この発明の実施例1に係る短絡開放検出装置の
動作を説明する特性図である。
【図4】この発明の実施例2に係る短絡開放検出装置の
詳細な構成図である。
【図5】この発明の実施例3に係る短絡開放検出装置の
詳細な構成図である。
【図6】この発明の実施例4に係る短絡開放検出装置の
詳細な構成図である。
【図7】この発明の実施例5に係る整流器の制御装置を
示す構成図である。
【図8】従来の整流器の制御装置を示す構成図である。
【図9】従来例に係る短絡検出装置の動作を説明する特
性図である。
【符号の説明】
1 開閉器 2 整流器用変圧器 3 整流器 4 電流検出器 40 電流検出器 5 電流制御装置 6 負荷 7 電圧検出器 8a 割算器 8b 開放検出用コンパレータ 8c 短絡検出用コンパレータ 8d 電圧値比較コンパレータ 8f 電流値比較コンパレータ 8h オア回路 8j リレー回路 8m リレー回路 8p リレー回路 8r 平均化回路 8s 短絡検出用コンパレータ 80 短絡開放検出装置 81 短絡開放検出装置 82 短絡開放検出装置 83 短絡開放検出装置 84 短絡開放検出装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に開閉器及び整流器用変圧器を
    順次介して接続されて直流変換出力を負荷に供給する整
    流器と、上記開閉器を介して上記負荷に流れる電流を検
    出する電流検出器と、この電流検出器の検出出力に基づ
    いて上記整流器を制御すると共に過電流時には上記開閉
    器を開路させるトリップ信号を発生する電流制御装置と
    を備えた整流器の制御装置において、上記負荷両端間に
    印加される電圧を検出する電圧検出器と、上記電流検出
    器と上記電圧検出器との検出出力から得られる負荷抵抗
    値に基づいて負荷短絡と負荷開放とを検出して上記電流
    制御装置に上記開閉器のトリップ制御信号を出力する短
    絡開放検出装置とを備えたことを特徴とする整流器の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記短絡開放検出装置は、上記電圧検出
    器の検出出力を上記電流検出器の検出出力で割算して負
    荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出器の検出出力
    が所定の電流設定値以上のときに出力を送出する電流値
    比較コンパレータと、上記電圧検出器の検出出力が所定
    の電圧設定値以上のときに出力を送出する電圧値比較コ
    ンパレータと、上記電流比較コンパレータの出力が送出
    されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡検出用負荷抵
    抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を送出する短絡
    検出用コンパレータと、上記電圧比較コンパレータの出
    力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が開放検出
    用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検出出力を送出
    する開放検出用コンパレータと、上記短絡検出用コンパ
    レータと上記開放検出用コンパレータとのオア出力を得
    るオア回路と、このオア回路の出力に基づいて上記電流
    制御装置に上記トリップ制御信号を出力するリレー回路
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の整流器の制
    御装置。
  3. 【請求項3】 上記短絡開放検出装置は、上記電圧検出
    器の検出出力を上記電流検出器の検出出力で割算して負
    荷抵抗値を求める割算器と、上記電流検出器の検出出力
    が所定の電流設定値以上のときに出力を送出する電流値
    比較コンパレータと、上記電圧検出器の検出出力が所定
    の電圧設定値以上のときに出力を送出する電圧値比較コ
    ンパレータと、上記電流比較コンパレータの出力が送出
    されている状態で、上記負荷抵抗値が短絡検出用負荷抵
    抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を送出する短絡
    検出用コンパレータと、上記電圧比較コンパレータの出
    力が送出されている状態で、上記負荷抵抗値が開放検出
    用負荷抵抗設定値より大きい場合に開放検出出力を送出
    する開放検出用コンパレータと、上記短絡検出用コンパ
    レータの出力に基づいて励起制御されて上記電流制御装
    置へのトリップ制御信号または外部への警報信号を出力
    する短絡検出用リレー回路と、上記開放検出用コンパレ
    ータの出力に基づいて励起制御されて上記電流制御装置
    へのトリップ制御信号または外部への警報信号を出力す
    る開放検出用リレー回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の整流器の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記割算器から出力される負荷抵抗値を
    平均化する平均化回路を備え、この平均化回路から出力
    される平均化された負荷抵抗値を上記開放検出用コンパ
    レータと上記短絡検出用コンパレータへ与えることを特
    徴とする請求項2または3記載の整流器の制御装置。
  5. 【請求項5】 上記割算器から出力される負荷抵抗値が
    上記短絡検出用負荷抵抗設定値とは異なるレベルの短絡
    検出用負荷抵抗設定値より小さい場合に短絡検出出力を
    送出する他の短絡検出用コンパレータを備え、この他の
    短絡検出用コンパレータの出力をリレー回路の励磁制御
    出力とすることを特徴とする請求項4記載の整流器の制
    御装置。
  6. 【請求項6】 上記電流検出器は、上記整流器の出力電
    流を検出することを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の整流器の制御装置。
  7. 【請求項7】 上記電流検出器は、上記整流器用変圧器
    の1次側の電流を検出することを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載の整流器の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109245328A (zh) * 2017-07-10 2019-01-18 Tdk株式会社 无线受电装置、无线电力传输系统及短路监视装置
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