JPH0724054Y2 - 漁具用浮具 - Google Patents

漁具用浮具

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Publication number
JPH0724054Y2
JPH0724054Y2 JP40066190U JP40066190U JPH0724054Y2 JP H0724054 Y2 JPH0724054 Y2 JP H0724054Y2 JP 40066190 U JP40066190 U JP 40066190U JP 40066190 U JP40066190 U JP 40066190U JP H0724054 Y2 JPH0724054 Y2 JP H0724054Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
float
lid member
fishing gear
body portion
Prior art date
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Application number
JP40066190U
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English (en)
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JPH0488262U (ja
Inventor
泰魯 李
Original Assignee
株式会社アシメックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、海苔、真珠、かき等
の養殖場において使用されている養殖網、支柱などの施
設物及び各種漁具を水中に敷設するための浮具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記漁具用浮具は、球状、楕円球状又は
円柱状等をしており、それを、水面に所要間隔に浮か
べ、紐で連結して使用するものであり、従来では、発泡
スチロール樹脂等の中実品又は外郭を硬質合成樹脂とし
た中空品が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
浮具は、外形が固定しているため、小さくすることがで
きず、運搬等における取扱いが煩わしい。また、発泡ス
チロールは独立気泡のものとする必要があり、そのた
め、十分な浮力を得ることができないうえに、使用時の
海藻類、貝類などの付着により、さらに浮力が低下して
浮具としての機能を果し得なくなる場合がある。また、
発泡スチロールは、衝撃に弱いため、船舶との衝突、台
風時の外部衝撃等によって、容易に破損するばかりでな
く、その衝撃によって亀裂が生じ、その亀裂を基にし
て、水の浸透、水温変化による膨縮等によって破損し、
浮具が連結紐から外れる恐れがある。現実には、敷設
後、5〜6か月間で20%前後の破損率であった。さら
に、破片は、水面に浮遊するため、水汚染につながる。
【0004】後者の浮具は、全体が硬質性合成樹脂から
なるため、適宜な大きさで十分な浮力が得られないうえ
に、重く、その重さに加え、前者と同様に、外形が固定
しているため、運搬・敷設時などにおいて取扱いが非常
に煩わしいものとなっている。そこで、この考案は、以
上の点に留意し、浮力を向上させるとともに、取扱いを
容易にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案にあっては、筒状胴部の両端にその端面を
塞ぐ蓋材を水密に固着し、前記胴部を耐候性の柔軟な合
成樹脂シートで形成するとともに、前記蓋材を硬質合成
樹脂で形成し、前記胴部周囲に、その全周に添う硬質合
成樹脂製環状支持バンドを、前記胴部の長さ方向所要間
隔に固着し、前記蓋材の外周囲には、その周方向所要間
隔に連結紐を通す連結環を設け、前記胴部又は蓋材に空
気注入バルブを設けてなる構成としたのである。
【0006】
【作用】このように構成するこの考案に係る浮具は、空
気注入バルブから空気を圧入して膨らませたのち、従来
と同様にして使用する。この使用時、船舶に触れる等、
外力が加わっても、胴部をなす柔軟シートの撓みによっ
てその外力が吸入される。また、保形は、硬質合成樹脂
製の蓋材及び支持バンドによって行われる。空気を抜け
ば、胴部が柔軟シートであるため、その胴部を長さ方向
に縮めて、所謂、提燈のようにコンパクトに縮めて、そ
の状態で運搬等の取扱いを行う。
【0007】
【実施例】図1、図2に示すように、この実施例は、円
筒状胴部1と、その両端を塞ぐ椀状蓋材2とから成る。
その胴部1は、周知の種々の柔軟な耐候性合成樹脂シー
トをチューブ状にしたものであり、一方、蓋材2は、逆
に、硬質の耐候性合成樹脂で一体成型したものである。
胴部1の長さ・径等の大きさは使用個所、使用目的に応
じて適宜に選定する。すなわち、チューブ状シートの長
さ及び径を適宜に選択すれば、ユーザーの求める所要の
大きさのものを得ることができ、多種少量生産に向いて
いる。
【0008】上記蓋材2の内側全周にはリブ2aが設け
られており、このリブ2aに胴部1をなすシートの側縁
を溶着・接着等により気密に接合する。また、蓋材2の
外周には4個の連結環3が一体に設けられ、図3に示す
ように、この連結環3に紐4を通して、従来と同様に、
各浮具Aを連結する。連結環3の数・位置は紐4の連結
度合を考慮して適宜に決定する。
【0009】上記胴部1の内周面には、その全周に添う
耐候性の硬質合成樹脂製環状支持バンド5を等間隔に接
着剤により接合している。この支持バンド5の数及び位
置は、保形性を考慮して適宜に決定する。支持バンド5
は胴部1の外周面に設けてもよい。このとき、連結環3
をその支持バンド5に設けることができる。
【0010】一方の蓋材2には周知構造のバルブ6が設
けられており、その弁体6aを注入具で押しながら胴部
1内に空気を圧入する。所要の圧力になれば、注入具を
抜くことにより、内圧によって弁体6aが閉じ、ギャッ
プ6bをねじ込んで二重シールを行う。バルブ6は胴部
1に設けてもよい。
【0011】この実施例の浮具Aは以上の構成であり、
バルブ6から空気を圧入して膨らませたのち、図3に示
すように従来と同様にして使用する。この時、この浮具
Aは、胴部1がシートからなっているため、前記従来の
ものに比べ、浮具全体の体積に対する重量が軽くなって
おり、より大きな浮力を得る。
【0012】また、空気が抜けても、ある程度までは、
蓋材2及び支持バンド5により保形され、その保形及び
浮力が十分でなくなれば、バルブ6を介して空気を再注
入する。さらに、金属が触れる等により、胴部1に孔等
の破損が生じれば、胴部と同素材の補強シート片を貼布
してその破損部を修理する。
【0013】運搬時には、空気を抜き、胴部1をその長
さ方向に縮めてコンパクトにする。
【0014】
【考案の効果】この考案は、以上のように構成したの
で、大きな浮力を得ることができるうえに、外力に対し
ても強く、耐久性の高いものとなる。また、コンパクト
にし得るため、運搬等の取扱いも非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る漁具用浮具の一実施例の斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】同上の使用状態図
【符号の説明】
1 胴部 2 蓋材 3 連結環 4 連結紐 5 支持バンド 6 空気注入バルブ A 浮具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状胴部の両端にその端面を塞ぐ蓋材を水
    密に固着し、前記胴部を耐候性の柔軟な合成樹脂シート
    で形成するとともに、前記蓋材を硬質合成樹脂で形成
    し、前記胴部周囲に、その全周に添う硬質合成樹脂製環
    状支持バンドを、前記胴部の長さ方向所要間隔に固着
    し、前記蓋材の外周囲には、その周方向所要間隔に連結
    紐を通す連結環を設け、前記胴部又は蓋材に空気注入バ
    ルブを設けてなる漁具用浮具。
JP40066190U 1990-12-14 1990-12-14 漁具用浮具 Expired - Lifetime JPH0724054Y2 (ja)

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JPH0488262U JPH0488262U (ja) 1992-07-31
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