JPH07239920A - マークカード及びデータ読取装置 - Google Patents

マークカード及びデータ読取装置

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JPH07239920A
JPH07239920A JP6131454A JP13145494A JPH07239920A JP H07239920 A JPH07239920 A JP H07239920A JP 6131454 A JP6131454 A JP 6131454A JP 13145494 A JP13145494 A JP 13145494A JP H07239920 A JPH07239920 A JP H07239920A
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JP
Japan
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card
mark
data
mark card
dial
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JP6131454A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ebe
修一 江部
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NIPPON I M I KK
Ebe Shuichi
Original Assignee
NIPPON I M I KK
Ebe Shuichi
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機やコンピュータへのデータ入力を安価
な装置で簡易かつ迅速に行うためのマークカード及びマ
ークカード上のデータを読み取る装置を提供する。 【構成】 マークカードの一例であるダイヤルカード1
は、電話機等の自動呼出に使用する。ダイヤルカード1
には、全ての電話記号が記載された12の升から成る複
数のダイヤルマーク(マトリックス)11がダイヤルカ
ード1の下端面1aとほぼ平行に配置されている。升を
ペン等で塗りつぶすことにより、番号をダイヤルカード
1に登録する。ダイヤルマーク11の下側には、読み取
り時にタイミングをとるためのタイミングマーク12が
配されている。ダイヤルカード1の下端面1aを読取装
置の基準面に一致させて、カードをスライドさせること
により、データ(番号)を読み取り自動呼出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機やコンピュータ
等にデータを入力するためのマークカード及びこのマー
クカードにマーキングされたデータの読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電話機やファックスで相手を自動的に呼
び出す(自動ダイヤルを行う)ための手段として以下の
ものが従来より知られている。
【0003】カードに穿孔器具で孔を開け、孔の組み
合わせで電話番号をカードに登録する。
【0004】この穿孔カードによる発信は、次のように
して行われる。即ち、カードをスピーカーを有する発信
装置に差し込み、スピーカーを電話機の受話器に載せ、
送信ボタンを押すと、スピーカーから電話番号に対応す
る発信音が発せられ、受話器を通して呼出信号が交換機
に送信される。
【0005】4角形の磁気カードを専用の電話機に差
し込み、電話番号をこのカードに磁気的に記憶する。カ
ードには4件の電話番号が記憶でき、この番号を識別す
るために、カードの表面に識別欄を設けている。
【0006】この磁気カードによる発信は、カードを電
話機に差し込み、受話器を上げて、タッチパネル面でカ
ードの電話番号の対応位置を触れることにより行う。
【0007】カード電卓形状の装置に電話番号を記憶
させる。この装置への登録は、表示部とキー操作によ
り、名前と電話番号を入力することにより行う。
【0008】この装置による発信は、この装置を専用の
ファックス本体にセットし、相手先名を表示部に呼び出
してダイヤルキーを押すことにより行う。
【0009】また、例えばアンケート調査の結果を処理
するためにコンピュータを用いる場合には、オペレータ
がキー入力したり、あるいはマークシートを使って調査
を行い、専用の読取装置を使用して入力する方法などが
採られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動ダイヤルの手法では以下のような問題点があ
る。
【0011】穿孔カードを使用する場合、穿孔のために
特殊な器具を必要とする上に、穿孔されたコードとダイ
ヤルの数字、記号の対応づけが容易ではない。従って、
簡単に穿孔カードが作成できず、また、穿孔を見て電話
番号を知ることは困難である。また、磁気カードを使用
する場合、磁気カードへの電話番号の記録に特殊な装置
が必要な上に、当然、電話番号を視認することは不可能
である。また、カード電卓形状の装置の場合、特殊な装
置が必要であり、ファックス側も特別な機構を設ける必
要がある。
【0012】また、アンケート調査の結果をコンピュー
タに入力するための従来の手法では、オペレータの入力
ミスが必ず発生する。マークシートの読み取りに高価な
装置が必要となり、簡単な内容の調査には適さないとい
った問題がある。
【0013】本発明は上述した問題点を解決すべくなさ
れたものであり、電話機やコンピュータへのデータ入力
を安価な装置で簡易かつ迅速に行うことを可能にするマ
ークカード及びデータ読取装置を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、電話機、コンピュータ等にデータを入力する
ためのマークカードにおいて、入力すべきデータの内容
を使用者が認識可能な複数の升から成るマーキング用マ
トリックスを、該マークカードの周辺部に該マークカー
ドの外縁とほぼ平行に複数個配置するようにしたもので
ある。
【0015】さらに前記マトリックスにマーキングされ
たデータを読込むときにタイミングをとるためタイミン
グマークを、前記マトリックスの近傍に配置することが
望ましい。
【0016】前記マークカードを電話機のダイヤルカー
ドとして使用する場合には、前記マトリックスは2列6
行の12個の升からなり、該12個の升には全ての電話
記号が記載されていることが望ましい。
【0017】また、2列6行のマトリックスを使用する
場合には、前記タイミングマークは各マトリックスの第
1列の側部に配置することが望ましい。
【0018】さらに本発明は、前記マークカード用ラベ
ル又はテープとして、入力すべきデータの内容が認識可
能な複数の升から成るマーキング用マトリックスが記載
され、該ラベル又はテープの裏側に糊が塗布され、前記
マークカードの周辺部に該マークカードの外縁とほぼ平
行に貼付されるようにしたものを提供する。
【0019】さらに本発明は、前記マークカードにマー
キングされたデータを読み取るデータ読取装置であっ
て、前記マークカードのマトリックスが配置された部分
を挿入するための溝を有し、操作者が前記マークカード
を前記溝に挿入し該溝に沿って移動させることにより前
記データを読み取るように構成したものあるいは、前記
マークカードを一定速度で移動させるカード移動手段を
有し、操作者が前記マークカードを該カード移動手段に
挿入すると自動的に前記データを読み取るように構成し
たものを提供する。
【0020】さらに本発明は、前記データ読取装置と、
該データ読取装置が読み取ったデータに応じて電話機又
はファクシミリの呼出信号を出力する発信回路とを備え
た自動呼出装置を提供する。
【0021】
【作用】入力すべきデータの内容を使用者が認識可能な
複数の升から成るマーキング用マトリックスがマークカ
ードの周辺部にマークカードの外縁と平行に配置される
ので、マークカードの周辺部を読取装置に挿入し、マー
クカードの外縁を読取り装置の基準面に当接させてスラ
イドさせることによりマーキングされたデータを読み取
ることができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0023】図1は本発明のマークカードの一実施例で
あるダイヤルカードを示す図であり、ダイヤルカードは
電話機に電話番号を自動入力するためのマークカードで
ある。
【0024】ダイヤルカード1は、名刺サイズやプリペ
ードカードサイズの大きさで、紙製など、筆記具で記載
できるカード媒体が適している。名刺などのカード自体
をダイヤルカード1として利用すると、特に便利であ
る。
【0025】ダイヤルカード1の周辺部にはダイヤルマ
ーク11が配置されている。ダイヤルマーク11は、長
方形のマトリックスの6行2列のパターンを有し、各升
内に電話のダイヤル記号、即ち1〜9、0、*、及び#
の記号が記載されている。ダイヤルマーク11のパター
ンは、ダイヤルマークの読取装置では、読めない色で記
載しておくと良い。
【0026】ダイヤルマーク11は、ダイヤルカード1
の周辺部にダイヤルカード1の下端面(外縁)1aとほ
ぼ平行に複数個、好ましくは、14個配置されている。
このように配置することにより、複数のダイヤルマーク
11の各升のカード下端面1aからの高さがほぼ一定と
なり、下端面1aを読取装置の基準面(図5、4a参
照)と一致させてカード1をスライドさせることにより
ダイヤルマーク11にマーキングされたデータを正確に
読み取ることができる。
【0027】ダイヤルカード1に電話番号(記号)を登
録するには、電話番号(記号)の桁数分のダイヤルマー
ク11に対して、左側から順番に各ダイヤルマークの電
話番号(記号)に対応する升を塗りつぶし、マークを付
与(マーキング)することにより行う。それ故、各ダイ
ヤルマークは12個の升のうちの1升が塗つぶされる。
【0028】従って、電話番号(記号)がコード化され
ていないので、ダイヤルカードを目視することにより、
簡単に番号(記号)を読むことができると共に、鉛筆、
ペンなど日常使う筆記具で簡単に登録することができ
る。
【0029】各ダイヤルマーク11の近傍、好ましく
は、短辺の近くにタイミングマーク12が配置されてい
る。このマーク12は各ダイヤルマーク11の位置を読
取装置に示すもので、読取装置が読める必要がある。そ
のため、必要に応じて、ダイヤルマーク11の第1列の
側部にタイミングマーク12を付与し、第2列の側部は
カードの地色のままにする。したがって、ダイヤルマー
ク毎の第1列側部に1個タイミングマークが付与され、
地色が白の場合、黒と白が交互に1列に並ぶことにな
る。
【0030】また、ダイヤルマーク11は、好ましく
は、6行2列であるが、12行1列、又は4行3列でも
良い。また、図1では各ダイヤルマークの間に間隙を設
けているが、この間隙は設けなくてもよい。
【0031】次に図2及び図3を参照して、ダイヤルカ
ード1の読み込み部を備えた自動呼出装置について説明
する。
【0032】自動呼出装置2は、電話機やファクシミリ
5のダイヤルまたはプッシュボタンを押す代わりに、ダ
イヤルカード1のダイヤルマーク12を読み込んで、ダ
イヤルマークに登録した番号(記号)をモジュラーコン
セント51を介して送出するものである。
【0033】自動呼出装置2は、電話機又はファクシミ
リ5と一体に、または別体に構成することができる。又
は、電話機の配線の内部に組込むことも可能である。
【0034】回線モードスイッチ47により、ダイヤル
回線(DP回線)とプッシュボタン回線(PB回線)の
呼び出し信号を切換える。それと共に、自動呼出装置2
を電話機又はファクシミリ5の出力ラインの接続は、切
換えスイッチ52により、ダイヤル回線(DP回線)で
は、自動呼出装置2の出力線と電話機又はファクシミリ
5の入出力線とを直列に接続し、他方、プッシュボタン
回線(PB回線)では、並列に接続する。
【0035】なお、自動呼出装置2と電話機又はファク
シミリ5とを別体に組む場合は、発信回路45と電話機
又はファクシミリ5の間に衝突防止回路46を配置す
る。
【0036】図5に示すように自動呼出装置2の上部に
はダイヤルカード1を挿入してスライドさせる溝4が設
けられており、この溝4にダイヤルカード1を挿入し、
溝4の底面4aとダイヤルカード1の下端面1aとを当
接させて正方向にスライドさせることにより、カード上
にマーキングされた番号(記号)が読み取られる。正方
向か逆方向かは透過型フォトセンサー25とカード検知
回路26により検知している。
【0037】ダイヤルマーク11の読取りは、ダイミン
グマーク12によりタイミングを取っている。
【0038】溝4に設けられる読み込み部は、図6に示
すように7個の反射型フォトセンサー21を有し、6個
はダイヤルマーク11を読み込むもので、1個はタイミ
ングマーク12を読むものである。
【0039】反射型フォトセンサ21は、例えば、発光
ダイオードと受光ダイオードを一対としており、一方で
出した光の反射光を他方で検出して、ダイヤルマーク1
1の升が塗りつぶされたか否かを検出する。
【0040】なお、反射型フォトセンサーのスポットの
幅が、タイミングマーク間の間隙と類似、又はその間隙
より大きな場合、タイミングマークは、1個おきに配置
すると良い。例えば、図1のタイミングマークのように
黒と白(地色)を交互に配置すると良い。これにより、
タイミングマークを確実に検出することができる。
【0041】図3において、反射型フォトセンサー21
からの信号は、マーク読込み回路22、増幅・波形整形
回路23、二値化回路24を介して演算処理装置(CP
U)31に入力される。
【0042】演算処理装置31は、固定記憶装置(RO
M)36に記憶された制御プログラムの制御の下に、入
力された読み込みデータを書込み可能メモリ(RAM)
37に書き込み、また、これらのデータに読取りエラ
ー、記述エラーなどがあったか否かを判断し、判断の内
容に従って、出力信号を出力する。
【0043】演算処理装置31は、電源部32、水晶3
4、リセットスイッチ33、クロックジェネレータ35
などでハード的に制御される。
【0044】表示回路41は、演算処理装置31からの
出力信号に基づいて、読取りの正常又は異常をブザー4
2で報知する。また、動作表示ランプ44で準備中、エ
ラー又は発信中のいずれであるかを表示する。また、読
込んだ電話番号(記号)を電話番号(記号)表示装置4
3に表示する。
【0045】発信回路45は、ダイヤルカード上のデー
タが正常に読み取られた場合、演算処理装置31からの
電話(ファクシミリ)番号(記号)の出力信号を受け
て、呼出信号を作成し、自局電話機又はファクシミリの
代わりに、モジュラーコンセント51を介して外部に送
出する。
【0046】次に図4を参照してCPU31における処
理を詳細に説明する。
【0047】まず、演算装置のメモリ、レジスタなどを
初期化し(S1)、動作表示ランプ44をレディの表示
とする。
【0048】次にスライドされたカードのダイヤルマー
クを読込む(S2)。この処理は、タイミングマークが
黒か白かを判断し、その時、感知したセンサからのダイ
ヤルマークの情報を記憶装置に書き込み、全ての桁につ
いてのデータを取り込む。
【0049】カードの読取り方向は、カード検知回路2
6により検知し、逆方向の場合は読取り方向フラグに1
を立てる。従って、読取り方向フラグが0でない場合
は、逆方向で異常にステップに入り、0の場合は、次の
ステップに進む(S3)。
【0050】基準の時間内に全桁を読み込まないと、タ
イムアウトフラグのビットに1が立つので、それを監視
し、当該ビットが0でないと異常のステップに入る。当
該ビットが0の場合、正常として、次のステップに進む
(S4)。
【0051】タイミングマークの個数が全部読まれたか
調べる。実施例では14個のマークを設けてあるので、
14個以外は異常のステップに入る。14個カウントす
ると正常として次のステップに進む(S5)。
【0052】読込んだデータが正常に読まれたか調べ
る。例えば、電話番号の途中の番号を読まない場合は、
ダイヤルカードの番号が記載されていないことが考えら
れ、異常と判断する(S6)。なお、カードを途中で持
ち上げて、番号を読まない場合は、タイミングマークも
飛ばすため14個読めず、ステップS4で異常と判断さ
れる。
【0053】1つのダイヤルマークに2箇所塗りつぶさ
れた場合、重複マークフラグに1を立てる。1が立つと
異常のステップに入る。正常な場合、次のステップに進
む(S7)。
【0054】ブザー42により正常音を発生させ(S
8)、表示回路に電話番号を表示しS9)、動作表示ラ
ンプ44で発信中の表示を行い(S10)、呼出信号を
送出し(S11)、動作表示ランプ44の発信中の表示
を滅灯する(S12)。
【0055】異常のステップでは、ブザー42で異常音
を発生させ(S13)、動作表示ランプ44でエラーの
表示を行い(S14)、ステップS1の初期化の処理に
戻り、動作表示ランプ44をレディの表示とする。
【0056】次に図7を参照してダイヤルマークのラベ
ルについて説明する。
【0057】ダイヤルマークのラベル61には、ダイヤ
ルマーク11とタイミングマーク12が記載され、好ま
しくは、14個横一列に配列される。
【0058】ラベル61は、通常のラベルと同様に、ラ
ベル61の裏面に糊が塗布されており、糊が固着しずら
い表面を有するラベルシート6上に貼られている。そし
て、使用の際、ラベル61をラベルシート6から剥が
し、名刺などの周辺部に該名刺などの外縁とダイヤルマ
ークとがほぼ平行となるように貼って、ダイヤルカード
1を作成する(図8(A)参照)。
【0059】ラベル61は、ラベルシート6上に、縦横
方向に複数配置しても良く、また、一列にテープ状に配
列してもよい。
【0060】また、ラベルシートを用いずに、テープ7
の上に一列にダイヤルマーク11とダイミングマーク1
2などを記載し、テープの裏面に糊を塗布し、テープを
巻いた構造にしても良い(図9参照)。
【0061】ファックスサービス等、ダイヤルの桁数
が、例えば14桁以上と多い場合、ラベル61の貼り方
は、例えば、ダイヤルカード1の上下の周辺に2枚貼る
ことができる(図8(B)参照)。そして、このカード
1の使用は、まず、桁数の先頭のラベル61から先に読
み込ませ、次に、カードを上下反対にして、再度、別の
ラベル61を読み込ませる。
【0062】また、他の貼り方は、ダイヤルカード1の
両面を使用し、表面に桁数の先頭のラベル61を貼り、
裏面に別のラベルを貼ってもよい。その場合、カード1
の両面とも図8(A)のパターンを有している。そし
て、このカードの使用は、まず、表面のラベルを読み込
ませ、次に裏面を読み込ませる。
【0063】なお、上述したダイヤルカードにポケット
ベルの呼出番号とともにメッセージ番号を併記するよう
にしてもよい。これにより、ポケットベルを利用したメ
ッセージ伝達操作を簡単かつ確実に行うことができる。
さらにファックス番号とともにボックス番号を併記する
ことにより、ファックス情報の引出しを容易に行うこと
ができる。また、ダイヤルカードの余白部にマークした
番号を点字で表示するようにしてもよい。
【0064】次に本発明のマークカード及びその読取装
置の他の応用例について説明する。 (1)アンケート調査用カード及びその読取装置 マークカードをアンケート回答用紙とするとともに、読
取装置をコンピュータに接続して、データ入力装置とし
て使用する応用例である。この場合には、マークカード
にマーキングすることによりアンケートに回答してもら
い、直ちに読取装置及びコンピュータで回答の集計、分
析資料の作成等を行う。
【0065】これにより、アンケート結果の集計・分析
を迅速に行うことが可能となり、しかも特別のマークシ
ート方式を採用する場合や集計を外部委託する場合に比
べてコストを低く抑えることができる。また、オペレー
タがキー入力する場合のような入力ミスを防止すること
ができる。
【0066】例えば、外食レストランやガソリンスタン
ドの顧客の意識調査やイベント会場での来場者のアンケ
ート調査等に用いると良い。
【0067】(2)商店街等における福引券及び抽選器 一定額以上の買物をした顧客にマークカードを配布し、
自分の好みの番号をマーキングしてもらう。マークカー
ドの読取装置とコンピュータを組み合わせて、抽選器と
し、コンピュータプログラムにより当たりはずれを制御
する。
【0068】なお、この用途の場合はあまり多くの桁数
を必要としないので、マークカード上のマトリックスは
2列5行(10升)のものを4つ配置するのみとしても
良い。また、図10に示すように3列3行のマトリック
ス4つで4桁の数字を表わすような使い方をしてもよ
い。
【0069】(3)カードキー及びカード錠ユニット ホテルの部屋などで使用されているカードキーとしマー
クカードを用い、読取り装置をカード錠ユニットに設け
るようにした応用例である。カード自体が磁気テープを
含むものより低価格であるため、コスト低減を図ること
ができる。
【0070】(4)カード学習システム 例えばマークカードに歴史上の事件を記載しておき、学
習者はその事件の発生した年をマークして、読取装置に
読み取らせる。読取装置とコンピュータ及び表示装置と
を組合わせておき、コンピュータが解答の正否や正解を
表示する。
【0071】(5)その他 例えばマークカードをイベントの入場券として使用し、
入場ゲートに読取装置を設けておき、マークカードには
例えば日付を示すデータをマーキングし、当日のみ有効
とするような応用例、カラオケボックスや駐車場の料金
のプリペイドカードとして使用する応用例など種々の応
用が可能である。
【0072】なお、上述した応用例において、読取装置
はカード使用者が直接カードをスライドさせてデータを
入力するものに限るものではなく、自動改札装置のよう
にカードを自動的に一定速度で移動させるカード送り機
構(カード移動手段)を備え、使用者がカードを挿入す
ると自動的に読み取るように構成してもよい。この場合
には、カードが一定速度で移動するのでタイミングマー
ク12は必ずしも必要ではない。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1のマークカ
ードによれば、使用者が入力すべきデータの内容を充分
確認した上で、簡単な操作でデータ入力を行うことがで
きるので、数字等のデータを電話機やコンピュータ等に
正確かつ容易に入力することができる安価なシステムを
構成することができる。従って例えば請求項9の自動呼
出装置と組み合わせることにより、さらに以下のような
効果を奏する。
【0074】自動的にダイヤルできるので、老人、子
供など誰でも正確にダイヤルすることができる。
【0075】ダイヤル可能なカードを整理することに
より、自宅の電話帳を兼ねることができる。
【0076】ファックスサービスなど桁数が多くなっ
ても簡単かつ正確に入力できる。
【0077】マーキングした数字等は使用者が目でみ
て読めるので、電話番号(記号)の登録の誤りの場合や
変更があった場合でも、簡単に番号(記号)の正誤を確
認することができる。
【0078】カードのマトリックスを配置していない
部分に点字で必要な事項を記載しておくことにより、視
覚障害者の電話使用を容易にすることができる。
【0079】また、例えばアンケート用カードとして使
用するれば、請求項7又は8の読取装置と組み合わせる
ことにより、低コストで迅速かつ正確なアンケート調査
を行うことができる。
【0080】また、請求項5のラベル又は請求項6のテ
ープによれば、名刺などのカードにラベル又はテープを
貼り、ダイヤルマーク(マトリックス)の升をペンで塗
つぶすことにより、ダイヤル可能なカードを誰でも簡単
に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイヤルカード(マークカード)の表面図であ
る。
【図2】自動呼出装置と電話機/ファックスの接続図で
ある。
【図3】自動呼出装置の構成を示すブロック図である。
【図4】自動呼出装置における処理を示すフローチャー
トである。
【図5】自動呼出装置の側面図である。
【図6】ダイヤルカードとフォトセンサの関係を示す図
である。
【図7】ラベルシート上のラベルの配置を示す図であ
る。
【図8】ラベルを貼付したダイヤルカードの表面図であ
る。
【図9】ダイヤルマークとタイミングマークが付与され
たテープを示す図である。
【図10】マークカードの応用例を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイヤルカード(マークカード) 2 自動呼出装置 5 電話機/ファックス 11 ダイヤルマーク(マトリックス) 12 タイミングマーク 21 反射型フォトセンサー 25 透過型フォトセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/00 H04M 1/27 1/274 G06K 19/00 G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機、コンピュータ等にデータを入力
    するためのマークカードにおいて、 入力すべきデータの内容を使用者が認識可能な複数の升
    から成るマーキング用マトリックスを、該マークカード
    の周辺部に該マークカードの外縁とほぼ平行に複数個配
    置したことを特徴とするマークカード。
  2. 【請求項2】 前記マトリックスにマーキングされたデ
    ータを読込むときにタイミングをとるためタイミングマ
    ークを、前記マトリックスの近傍に配置したことを特徴
    とする請求項1記載のマークカード。
  3. 【請求項3】 前記マトリックスは2列6行の12個の
    升からなり、該12個の升には全ての電話記号が記載さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載のマーク
    カード。
  4. 【請求項4】 前記マトリックスは2列6行の12個の
    升からなり、前記タイミングマークは各マトリックスの
    第1列の側部に配置されていることを特徴とする請求項
    2記載のマークカード。
  5. 【請求項5】 電話機、コンピュータ等にデータを入力
    するためのマークカード用ラベルにおいて、 入力すべきデータの内容が認識可能な複数の升から成る
    マーキング用マトリックスが記載され、該ラベルの裏側
    に糊が塗布され、前記マークカードの周辺部に該マーク
    カードの外縁とほぼ平行に貼付されることを特徴とする
    マークカード用ラベル。
  6. 【請求項6】 電話機、コンピュータ等にデータを入力
    するためのマークカード用テープにおいて、 入力すべきデータの内容が認識可能な複数の升から成る
    マーキング用マトリックスが記載され、該テープの裏側
    に糊が塗布され、前記マークカードの周辺部に該マーク
    カードの外縁とほぼ平行に貼付されることを特徴とする
    マークカード用テープ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のマークカードにマーキン
    グされたデータを読み取るデータ読取装置であって、前
    記マークカードのマトリックスが配置された部分を挿入
    するための溝を有し、操作者が前記マークカードを前記
    溝に挿入し、該溝に沿って移動させることにより前記デ
    ータを読み取るように構成したことを特徴とするデータ
    読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のマークカードにマーキン
    グされたデータを読み取るデータ読取装置であって、前
    記マークカードを一定速度で移動させるカード移動手段
    を有し、操作者が前記マークカードを該カード移動手段
    に挿入すると自動的に前記データを読み取るように構成
    したことを特徴とするデータ読取装置。
  9. 【請求項9】 電話機又はファクシミリのカードを用い
    た自動呼出装置において、 請求項7又は8記載のデータ読取装置と、該データ読取
    装置が読み取ったデータに応じて電話機又はファクシミ
    リの呼出信号を出力する発信回路とを備えたことを特徴
    とする自動呼出装置。
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