JPH072377B2 - 緩衝用包装材の連続製造方法とその装置 - Google Patents

緩衝用包装材の連続製造方法とその装置

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JPH072377B2
JPH072377B2 JP2209625A JP20962590A JPH072377B2 JP H072377 B2 JPH072377 B2 JP H072377B2 JP 2209625 A JP2209625 A JP 2209625A JP 20962590 A JP20962590 A JP 20962590A JP H072377 B2 JPH072377 B2 JP H072377B2
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flocking
sheet
flocked
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molding
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光平 堀江
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又永化工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばリンゴ等のように、移送中に損傷し易
く、且つ保存中に表面が湿潤し易い果実類を収容するの
に適した緩衝用包装材の連続製造方法と、その連続製造
装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の緩衝用包装材を製造する場合には、該包
装材に緩衝性を付与するために、例えば、熱可塑性プラ
スチックシートの表面に、大型の静電接着装置を用いて
繊維粉末等を静電接着し、これを大径のロール状に捲い
たものを専門工場で別途製造した後、これを成型業者が
購入して所要の凹陥形状に成型製造している。
(発明が解決しようとする課題) 然るに、静電接着装置は規模が大きく、多大な設備費を
要するため、製品である包装材自体もコスト高になる問
題があると共に、静電接着処理と成型処理が別々の場所
で別個に行なわれる関係から、高能率的に量産し難く、
この点からも一層コスト高になるといった問題がある。
本発明は、上記の問題を解決することを課題として研究
開発されたもので、熱可塑性プラスチックシート面に対
する一連の植毛工程と、一連の成型工程を連続的に実施
可能にして、設備費用及び製品コストを大巾に低廉化し
得ると共に、生産能率を著しく向上できる緩衝用包装材
の連続製造方法と、その装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、
本発明では、送給される熱可塑性プラスチックシートの
予熱軟化工程と、予熱軟化されたシートの上面に接着剤
を塗布する工程と、該接着剤の塗布面に植毛材料を散布
付着する工程と、散布した余剰の植毛材料をブラシロー
ルにより掻取り、吸引排出ダクトを経て除去する工程
と、植毛したシートを加熱して軟化する工程と、軟化し
たシートを成型処理して植毛面を備えた所要数の凹陥部
から成る要緩衝物の収容部を成型する工程とから成り、
上記の各工程を順次に連続的に行なうことを特徴とする
緩衝用包装材の連続製造方法、及び上記の方法におい
て、要緩衝物の収容部の成型工程の後工程として該収容
部の打ち抜き工程を付加することを特徴とする緩衝用包
装材の連続製造方法を夫々開発し、採用した。
さらに、本発明では、送給される熱可塑性プラスチック
シートの上側に、接着剤の塗布手段と、植毛材料の散布
手段と、散布した余剰の植毛材料の除去手段を順次に配
設して構成した植毛機構と、該植毛機構の後方部に、加
熱手段と、所要数の凹陥部から成る要緩衝物の収容部の
成型手段を順次に配設して構成した成型機構を連設して
構成した緩衝用包装材の連続製造装置であって、植毛機
構における接着剤塗布手段の手前に熱可塑性プラスチッ
クシートの予熱手段を配設すると共に、ブラシロールと
該ブラシロールに連通連設した吸引排出ダクトにより上
記余剰の植毛材料の除去手段を構成したことを特徴とす
る緩衝用包装材の連続製造装置、及び上記の装置におい
て、成型機構の後方部に要緩衝物の収容部の打ち抜き機
構を連設したことを特徴とする緩衝用包装材の連続製造
装置を夫々開発し、採用した。
(作用) 上記のように構成された本発明の主要な作用を以下に説
明する。
ロール状に捲回された熱可塑性プラスチックシートS
は、先づ予熱ロールから成る予熱手段1に送給され、該
部で適度に加熱軟化されて次の植毛機構2に送給され
る。この植毛機構2において、接着剤塗布手段3により
シートSの表面に接着剤3bが塗布された後、該塗布面に
植毛材料4bが散布手段4より散布付着される。このと
き、植毛材料4bは若干余分に散布されるので、余剰の植
毛材料4bは次に設けられたブラシロール5a及び吸引排出
ダクト5bとから成る除去手段5により掻取られ、吸引除
去されると共に、該部においてシートSの表面の植毛量
は略均等化される。
なお、上記予熱手段1は接着剤による植毛効率の向上に
役立つ作用がある。
次に、上記のようにして植毛を了えたシートSは、次工
程の成型機構6に送られ加熱手段7により加熱され、塗
布された接着剤を乾燥して植毛状態を確実に保つと共
に、成型に適した状態にまでシートSを加熱した後、こ
れを成型手段9に送り込み、該部において、植毛面を備
えた所要数の凹陥部から成る要緩衝物の収容部11を成型
する。
上記のようにして成型を了えたシートSは、成型機構6
外に送り出され、図示するように打ち抜き機構10により
単一包装材として打ち抜れるか、或は複数の収容部11を
備えた所要の形状、大きさの包装材として適宜に裁断さ
れるものである。
なお、シートSの送給は、慣用の連続的送りロールによ
り行なわれるが、全工程の連続操業を円滑に行なうため
に、間歇的に行なわれるように構成してもよい。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を添付図面に示す装置例に基づ
いて説明する。
図において、Sは全工程の始端側に設置されたロール状
に捲回したポリ塩化ビニール等の熱可塑性プラスチック
シートであって、詳細には図示していないが、この実施
例では、慣用の間歇的送給手段により、後述する打ち抜
き機構側に間歇的に送給されるように構成されている。
1は始端側のシートSと植毛機構2との間に配設された
予熱ロールから成る予熱手段であって、植毛材料の接着
をより迅速に能率的に行なうために、植毛機構2側に送
給される直前のシートSを予め適温に加熱するものであ
る。
而して、上記植毛機構2は、タンク3a内に収容された液
状の接着剤3bを、タンクの底部に設けた供給口3cから刷
毛、スポンジ、布帛等の塗布部材(図示せず)を経てシ
ートSの上面に塗布するように構成された接着剤の塗布
手段3と、バイブレーターにより振動するタンク4a内に
収容された吸湿性を有する粉末状の天然、合成繊維から
成る植毛材料4bを、タンクの底部に設けた多数の細孔
(詳図省略)4cから上記接着剤塗布面に振動散布するよ
うに構成された植毛材料の散布手段4と、該接着剤塗布
面に散布された植毛材料4bの余剰分を掻取ると共に、そ
の散布付着量を可及的に均等化するためのブラシロール
5a及び該ブラシロール5aに連通連設した吸引排出ダクト
5bとにより構成された余剰の植毛材料の除去手段5を順
次にシートSの上側に配設して構成されている。
6は上記植毛機構3の次に連設された成型機構であっ
て、該成型機構6は、送給シートSを挟んで上下に配設
されたヒーター7a、7aから成る加熱手段7と、該上下の
ヒーター7a、7aを各別に囲繞して配設された、上下一対
のチェン式コンベア8a、8aを備えたシート送給ロール8
b、8bから成る送給手段8と、加熱手段7の次に配設さ
れた、複数の凹陥部を備えた固定上型(雌型)9aを上部
に設けると共に、上記各凹陥部に出入させる複数のプラ
グを備えた可動下型(雄型)9bを下部に設け、且つ上記
固定上型9aに連通するバキューム源9cを設けて成る成型
手段9とから構成されている。
10は上記成型機構6の次に連設された成型物の打ち抜き
機構であって、この打ち抜き機構10により、成型物、即
ち、凹陥部から成る要緩衝物の収容部11を単体状に打ち
抜くのであるが、この打ち抜き機構10を用いることな
く、成型機構6から搬送されたシート状成型品を所要の
形状、大きさに裁断して、複数の収容部11を備えた包装
材を形成してもよい。
上記のように構成した実施例にしたがえば、植毛手段と
して静電植毛装置を使用することなく、シートSの予熱
手段1の次に順次に配設した接着剤の塗布手段3、植毛
材料の散布手段4及び余剰の植毛材料の除去手段5から
構成された植毛機構2を採用しているので、従来の大規
模な静電植毛装置に較べて格段に設備費を低減できるの
みでなく、緩衝用包装材を製造するに当って、シートに
対する植毛工程から成型工程に至る全工程を一連の連続
工程で行なうものであるから、植毛工程と成型工程を別
個に行なっていた従来の分業製造方式に較べて格段に生
産能率を向上でき、したがって製品包装材を一層安価に
提供できるものである。
以上、本発明の1実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的を
達成でき、且つ本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種
々の設計変更が可能であることは当然である。
(発明の効果) 本発明は、前記のように構成された緩衝用包装材の連続
製造方法とその装置に係るものであるから、次のような
諸効果を奏する。
(1)シート表面に対する植毛手段として静電植毛装置
を使用することなく、接着剤の塗布手段、植毛材料の散
布手段及び余剰の植毛材料の除去手段から構成された植
毛機構を採用しているので、従来の大規模な静電植毛装
置に較べて格段に設備費及び設備スペースを減少でき、
したがって安価に包装材を提供できる。
(2)植毛工程から成型工程に至る全工程を一連の連続
工程により行なうものであるから、植毛工程と成型工程
を別個に行なっていた従来の分業製造方式に較べて格段
に生産能率を向上できると共に、ロスを大巾に低減し得
て、包装材を一層安価に提供できる。
(3)植毛処理に引き続いて、成型機構における加熱手
段によりシートを加熱するので、従来のように植毛後の
接着剤層の乾燥手段を特設する必要がない。
(4)熱可塑プラスチックシートの上面に接着剤を塗布
する前に該シートを予熱する手段を採用したので、植毛
材料の接着を確実且つ能率的に行なうことができ、更に
ブラシロールと該ブラシロールに連通連設した吸引排出
ダクトから成る余剰の植毛材料の除去手段を設けたの
で、製品包装材の表面全体を斑のない均斉な植毛面で形
成でき、収納物品を均一且つ充分に緩衝保護し得ると共
に、植毛材料の繊維粉末は、単なるプラスチックシート
に較べて適度の吸湿性を備えているので、収納物品がリ
ンゴ等の果実のように、収納中に表面が湿潤し易く、し
たがって腐敗し易い物品の緩衝用包装材として最適であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施するための装置例を略示した簡略説
明図である。 (符号の説明) S……熱可塑性プラスチックシート、2……植毛機構、
3……接着剤の塗布手段、3a……接着剤、4……植毛材
料の散布手段、4b……植毛材料、5a……ブラシロール、
5b……吸引排出ダクト、5……植毛材料の除去手段、6
……成型機構、7……加熱手段、9……成型手段、11…
…物品の収容部(凹陥部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送給される熱可塑性プラスチックシートの
    予熱軟化工程と、予熱軟化されたシートの上面に接着剤
    を塗布する工程と、該接着剤の塗布面に植毛材料を散布
    付着する工程と、散布した余剰の植毛材料をブラシロー
    ルにより掻取り、吸引排出ダクトを経て除去する工程
    と、植毛したシートを加熱して軟化する工程と、軟化し
    たシートを成型処理して植毛面を備えた所要数の凹陥部
    から成る要緩衝物の収容部を成型する工程とから成り、
    上記の各工程を順次に連続的に行なうことを特徴とする
    緩衝用包装材の連続製造方法。
  2. 【請求項2】要緩衝物の収容部の成型工程の後工程とし
    て該収容部の打ち抜き工程を付加することを特徴とする
    請求項(1)に記載の緩衝用包装材の連続製造方法。
  3. 【請求項3】送給される熱可塑性プラスチックシートの
    上側に、接着剤の塗布手段と、植毛材料の散布手段と、
    散布した余剰の植毛材料の除去手段を順次に配設して構
    成した植毛機構と、該植毛機構の後方部に、加熱手段
    と、所要数の凹陥部から成る要緩衝物の収容部の成型手
    段を順次に配設して成る成型機構を連設して構成した緩
    衝用包装材の連続製造装置であって、植毛機構における
    接着剤塗布手段の手前に熱可塑性プラスチックシートの
    予熱手段を配設すると共に、ブラシロールと該ブラシロ
    ールに連通連設した吸引排出ダクトにより上記余剰の植
    毛材料の除去手段を構成したことを特徴とする緩衝用包
    装材の連続製造装置。
  4. 【請求項4】成型機構の後方部に要緩衝物の収容部の打
    ち抜き機構を連設したことを特徴とする請求項(3)に
    記載の緩衝用包装材の連続製造装置。
JP2209625A 1990-08-07 1990-08-07 緩衝用包装材の連続製造方法とその装置 Expired - Lifetime JPH072377B2 (ja)

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JPS52155673A (en) * 1976-06-22 1977-12-24 Yasunobu Nakamura Method of producing toy hat
JPS5756073A (en) * 1980-09-20 1982-04-03 Makoto Noguchi Method for linear multicolored hair planting
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