JPH07236501A - 両方向履脱可能サンダル - Google Patents

両方向履脱可能サンダル

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JPH07236501A
JPH07236501A JP5327194A JP5327194A JPH07236501A JP H07236501 A JPH07236501 A JP H07236501A JP 5327194 A JP5327194 A JP 5327194A JP 5327194 A JP5327194 A JP 5327194A JP H07236501 A JPH07236501 A JP H07236501A
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JP
Japan
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sandal
instep
drainage
dust
insole
Prior art date
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JP5327194A
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English (en)
Inventor
Akio Shirakawa
昭夫 白川
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 庭やベランダ等で履く両方向履脱可能サンダ
ルを、履きやすく、かつ不快感なく履けるようにするこ
とにある。 【構成】 サンダル本体2の中央部に甲被部3を前後に
回転可能に取着している。そして、上記サンダル本体2
の上面を多孔状態に開孔して、サンダル本体2に排水・
排塵処理用孔7を上記上面の多孔部8に連通してサンダ
ル本体2の側面に向けて排水、排塵可能に開孔してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として庭やベランダ
で使用される両方向履脱可能サンダルに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、室内とは高低段差のある庭やベラ
ンダで洗濯物やふとんを乾かしているが、両手に洗濯物
やふとんを抱えて履物の履き脱ぎに身体の向きを変える
のは、面倒なことである。
【0003】このため、従来から両方向に履脱可能なサ
ンダルの考案が多くなされている。たとえば、中央に1
つの甲被を、または前後両方に2つの甲被を、サンダル
本体に固定して設けたサンダルが古くから考案されてい
る。しかし、これらは、サンダルにただ単に足が掛かる
という程度のもので、歩きにくいものであった。
【0004】また、サンダル本体に甲被を回転可能に取
り付ける考案もなされているが、サンダルを両側から履
けるというアイデアだけで、付加価値が乏しく、実用的
なものでなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、庭やベラン
ダに放置して履き脱ぎするサンダルを履きやすくし、ま
た庭やベランダに放置されるサンダルが雨水に濡れ、塵
埃で汚れやすいにもかかわらず、足や靴下を濡らした
り、汚したりして不快な思いをせずに、両側から容易に
履けるサンダルが要求される。
【0006】このため、カバ−付き履物や、取手付き履
物収容容器などの考案もなされているが、新たな部材を
要してコストが高くなり、かつ余分な動作をともなう欠
点がある。
【0007】そのため、本発明者は、サンダル本体の上
面をすのこ状の開孔状態とし、その基底部に底面に達す
る排水・排塵処理用孔を開孔した両方向履脱可能なサン
ダルを考案したが、サンダルの底面を開孔すると、底面
の開孔部から濡れた芝や雑草等が入って足や靴下を濡ら
したり、小石や枯葉などが挟まったりして不快な思いを
するものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、サン
ダル本体の中央部に甲被部を前後に回転可能に取着し、
上記サンダル本体の上面を多孔状態に開孔して、サンダ
ル本体に排水・排塵処理用孔を上記上面の多孔部に連通
してサンダル本体の側面に向けて排水、排塵可能に開孔
したことを特徴とする両方向履脱可能サンダルを提供す
るにある。
【0009】
【作用】本発明のサンダルは、サンダル本体の中央部に
甲被部を前後に回転可能に取着していることによって、
前後いずれの方向からも履けるものであり、かつ甲被部
が回転して足の甲にフィットして履きやすい。
【0010】また、上記サンダル本体の上面を多孔状態
に開孔して、サンダル本体に排水・排塵処理用孔を上記
上面の多孔部に連通してサンダル本体の側面に向けて排
水、排塵可能に開孔したことによって、サンダルを履い
て庭等を歩いても、濡れた芝や雑草等が底面から入って
足や靴下を濡らさず、また小石や枯葉などが底面に挟ま
ったりせず、かつサンダルを風雨の当りやすい庭やベラ
ンダに放置していても、サンダル本体の上面に落下する
雨水や塵埃をサンダル本体の排水・排塵処理用孔から側
方へ排出し、足や靴下を汚さずに不快感なく履くことが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1〜図3は、本発明の一実施例を示すものであ
る。サンダル1は、図1のように前後対称形に形成して
いて、サンダル本体2の中央部に甲被部3を前後に回転
可能に取着し、サンダル1を前後のいずれからでも容易
に履けるようにしている。
【0012】上記サンダル本体2は、中敷部4と基底部
5を接着剤で接合して形成しているもので、図1のよう
に中敷部4を薄状のほぼ小判状にABS等のフレキシビ
リティ性を有する半硬質のプラスチックで成形し、その
側周辺縁を除いてほぼ全面に一定の間隔で横桟の条桟6
を設けてすのこ状の多孔状態としている。
【0013】基底部5は、上記中敷部4と外形を同一形
状として、ウレタンやEVA等の発泡性プラスチックで
やや分厚くクッション性、フレキシビリティ性を有する
ようにしているとともに、図1のように中央部分から両
側方に向かって分水嶺のように傾斜した排水・排塵用孔
7をスケルトン状に開孔させて成形している。
【0014】そして、上記排水・排塵処理用孔7を上記
した中敷部4の多孔部8の条溝9に連通して、雨水や塵
埃を条桟6から条溝9を介し排水・排塵処理用孔7を通
じてサンダル本体2の側面から排出できるようにしてい
る。10は、前後面部から排出するための排水・排塵処
理用孔である。
【0015】また、上記排水・排塵処理用孔7の間や基
底部5の前後端部は、図1のように平坦状としていて、
この平坦な中敷保持部11に中敷部4を当接して所要の
接着剤で一体的に接合するようにしている。
【0016】またさらに、基底部5の中央の両側部には
少し段落した段部12を設けていて、この段部12に中
敷部4の両側に開孔した挿入孔13を介して弧状の軟質
の甲被保持具14を挿入して装着し、この甲被保持具1
4に一端側にバックル15を取着した甲被部3をかしめ
具16で甲被部3を前後ほぼ45〜60度にわたって回
転可能に取り付けている。
【0017】なお、上記中敷部4の多孔部9の条桟6や
枠部17の頂部は、図2、図3のように断面が半円形状
に形成するのが、雨水や塵埃の流れをよくして滞留する
のを防止できて好ましく、また中敷部4の周縁部を内側
に向かって低くしたテ−パ−状としておくと、中敷部4
全体が浅い舟底形となって足裏にフイットして履きやす
くて好ましい。
【0018】しかして、上記したサンダルを庭やベラン
ダに置いて使用すると、前後の両方から履けるため、両
手に洗濯物や干しふとんを抱えていても、容易にサンダ
ルを履くことができる。
【0019】そして、特に甲被部を前後45〜60度に
わたって回転できるため、サンダルを履くと、甲被部が
回転して足の甲にフィットして歩きやすいものである。
【0020】また、サンダルを庭やベランダに放置して
雨水や塵埃がサンダル上に落下しても、中敷部の多孔部
の条溝から基底部の排水・排塵処理用孔を通って流出
し、雨水や塵埃がサンダルの表面に滞留するのを防止で
きて、足や靴下が汚れるのを防げる。
【0021】特に、サンダル本体が底面に連通して排水
・排塵処理用孔を開孔していないため、底面から濡れた
芝や雑草、雨水等が入らず、また小石や枯葉等が底面に
挟まらず、足や靴下を濡らしたり、不快となることがな
く、履くことができる。
【0022】また、サンダル本体の中敷部を多孔状態に
開孔し、かつ基底部をスケルトン状に開孔しているた
め、サンダルを軽量化できて、歩きやすくできるもので
ある。
【0023】さらに、中敷部と基底部をフレキシビリテ
ィ性を有するABSやEVA等の樹脂で形成し、かつ甲
被保持具をサンダル本体に埋設して装着しているため、
回転部分を強固にできて、しかもサンダルが前後方向に
フレキシビリティ性があって快適に履くことができるも
のである。
【0024】なお、段部の甲被保持部を中敷部の下面の
両側に同時成型して設けて、基底部に設けないようにす
ると、基底部を作りやすくできる。
【0025】
【他の実施例】図4は、本発明の他の実施例である。本
実施例では、サンダル1の基底部5に開孔する排水・排
塵処理用孔7の形状についていろいろ例示したものであ
る。
【0026】排水・排塵処理用孔7としては、その開孔
形状を図の7A、7Bで示したように方形状や半円形
状、円形状等の適宜の形状にすることができるものであ
る。
【0027】
【さらに他の実施例】図5は、本発明のさらに他の実施
例を示すものである。本実施例では、甲被部3の両端に
ゴム弾性体の甲被保持具14を取り付け、中敷部4の中
央の両側部の挿入孔13に上記甲被保持具14の下部を
挿入し、甲被保持具14の下面側に凹設した段部(図示
せず)に接合して、基底部5を装着したものである。
【0028】本実施例でも、上記したように同様の効果
を奏するものであるとともに、ゴム弾性体の甲被保持具
を介して甲被部を前後に回転できる。そのため、サンダ
ルを脱ぐと、甲被保持具の弾力性によって甲被部はもと
の状態の中立位置に戻り、サンダルを前後から履きやす
いものである。
【0029】
【さらに他の実施例】図6は、本発明の他の実施例であ
る。本実施例では、塩化ビニル、EVA、ウレタン等の
プラスチックを用い、甲被保持具14、中敷部4、基底
部5を全部一体としてサンダル1を成形したものであ
る。なお、甲被保持具14を、中敷部4と一体とした
り、基底部5と一体として成形することもできる。
【0030】本実施例でも、前実施例と同様の効果を奏
するとともに、ほとんど接着剤を使用しなくてもよくな
るため、製造環境の改善がはかれ、サンダルの組み立て
も容易となり、かつ製造工程を削減でき、コストダウン
がはかれて好ましい。
【0031】以上の実施例では、サンダル本体の上面の
多孔部を桟状としたが、井桁の格子状としたり、丸孔を
多数開孔したフィルタ−状としたり、またこれらの多孔
部分を円頭状のダボ状に突き出して足の裏をマッサ−ジ
できるように形成するなど適宜に変更することができる
ものである。
【0032】また、以上では、4例の実施例について説
明したが、中敷部、基底部の成形材料を既述のプラスチ
ック材に代えてゴム系の材料を使用したりするなど、本
発明の趣旨にもとづいて適宜に実施できるものである。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、サンダ
ル本体の中央部に甲被部を前後に回転可能に取着したの
で、前後いずれの方向からも履けるものであり、かつ甲
被部が回転して足の甲にフィットして履きやすいもので
ある。
【0034】また、サンダル本体の上面をすのこ状等の
多孔状態に形成して、サンダル本体に排水・排塵処理用
孔を上記上面の多孔部に連通して排水、排塵可能に開孔
したので、サンダルを風雨の当りやすい庭やベランダに
放置していても、サンダル本体の上面に落下する雨水や
塵埃をサンダル本体の排水・排塵処理用孔から排出し、
足や靴下を汚さずに履くことができる。
【0035】そして、特にサンダルの上面に落下する雨
水や塵埃を排水・排塵処理用孔で排出処理できるにもか
かわらず、サンダルの底面に排水・排塵処理用孔を開孔
していないので、底面から濡れた芝や雑草、雨水等が入
って足や靴下が濡れたり、底面に小石や枯葉等が挟まっ
たりして不快となることなく、両方向履脱可能なサンダ
ルを履くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した分解斜視図、
【図2】同上の一部省略した側断面図、
【図3】同上の一部省略した縦断面図、
【図4】同上の基底部の他の実施例の斜視図、
【図5】同上のさらに他の実施例の一部省略した分解斜
視図、
【図6】同上のさらに他の実施例の一部省略した分解斜
視図。
【符号の説明】
1…サンダル 2…サンダル本体 3…甲被部
4…中敷部 5…基底部 7…排水・排塵処理用孔
8…多孔部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンダル本体の中央部に甲被部を前後に
    回転可能に取着し、上記サンダル本体の上面を多孔状態
    に開孔して、サンダル本体に排水・排塵処理用孔を上記
    上面の多孔部に連通してサンダル本体の側面に向けて排
    水、排塵可能に開孔したことを特徴とする両方向履脱可
    能サンダル。
  2. 【請求項2】 サンダル本体の上部の中敷部をすのこ状
    態に開孔し、サンダル本体の下部の基底部に排水・排塵
    処理用孔をスケルトン状の開孔状態としてサンダル本体
    の側面に向けて開孔した請求項1に記載の両方向履脱可
    能サンダル。
  3. 【請求項3】 サンダル本体が、甲被保持具、中敷部と
    基底部を一体に成形したものである請求項1または2に
    記載の両方向履脱可能サンダル。
  4. 【請求項4】 サンダル本体の中央の両側部に甲被保持
    用の段部を凹設し、この凹設した段部にゴム弾性体の甲
    被保持具の下部を埋設して装着してこの甲被保持具を介
    して甲被部を回転可能に取着した請求項1または2に記
    載の両方向履脱可能サンダル。
JP5327194A 1994-02-25 1994-02-25 両方向履脱可能サンダル Pending JPH07236501A (ja)

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JP (1) JPH07236501A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344271A (en) * 1998-07-20 2000-06-07 Lien Year Enterprise Co Limite Footwear having drainage outlets
JP2011120750A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Toaseikoo:Kk ソール及びサンダル
WO2011111991A3 (ko) * 2010-03-10 2012-02-23 Kim Yong Won 욕실용 슬리퍼

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