JPH07235546A - ラテラルトランジスタ - Google Patents

ラテラルトランジスタ

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JPH07235546A
JPH07235546A JP2534894A JP2534894A JPH07235546A JP H07235546 A JPH07235546 A JP H07235546A JP 2534894 A JP2534894 A JP 2534894A JP 2534894 A JP2534894 A JP 2534894A JP H07235546 A JPH07235546 A JP H07235546A
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JP
Japan
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semiconductor region
base
collector
electrode
conductivity type
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2534894A
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Inventor
Tsuyoshi Asao
強 朝生
Mamoru Ishikiriyama
衛 石切山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カットオフ電圧を下げずにラテラルトランジ
スタの面積を小さくする。 【構成】 n基板31の主表面AにP+ エミッタ32が
形成され、nベース33が主表面Aの下側にP+ エミッ
タ32を内包するように形成されている。又、P- コレ
クタ34が主表面Aの下側にnベース33の側面に接し
てnベース33を囲むように形成され、かつベース電極
39が接続されたn+ ベース36が主表面Aに形成され
ている。nベース33の下方に形成され、nベース33
より不純物濃度が高い空乏層防止領域40が、nベース
33の下の空乏層の水平方向の広がりを抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自己保護機能を有し、
バイポーラリニア集積回路等に用いられるラテラルトラ
ンジスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;1990 IEEE IEDM 90,Semiconductor Research and
Development Laboratory Motorola,Inc.,Phoenix,AZ 8
5008“Method of Internal Overvoltage Protection an
d Current Limit for a Lateral PNP Transistor Forme
d by Polysilicon Self-Aligned Emitter and Base,wit
h extended Collector”P.799-801 一般に、バイポーラリニア集積回路(Integrated Circu
it、以下、ICという)では、npnトランジスタとp
npトランジスタが混用して使用されるが、この場合、
ICの製造工程を少なくし、安価にする目的から、例え
ば、npnトランジスタを縦型構造にし、pnpトラン
ジスタはラテラル構造にする。特に高耐圧リニアICに
おいては、高耐圧で高速、かつ高電流増幅率のラテラル
トランジスタが不可欠である。
【0003】図2は、従来の一般的なラテラルトランジ
スタを示す概略の断面図である。このラテラルトランジ
スタは、比抵抗が約8Ω・cmのn型基板11を備えて
いる。その基板11の主表面Aから深さ約0.4μmに
形成された第1の半導体領域であるP+ 型エミッタ12
は、表面の不純物濃度が約1019cm-3である。又、基
板11の主表面Aから深さ約3.5μmにエミッタ12
を内包するように形成された第2の半導体領域であるn
型ベース13は、表面の不純物濃度が約1018cm-3
ある。更に、基板11の主表面Aから深さ約3μmにベ
ース13の側面に接してベース13を囲むように形成さ
れた第3の半導体領域であるP- 型コレクタ14は、表
面の不純物濃度がエミッタ12よりも低く、約1016
-3である。又、基板11の主表面Aから深さ約5μm
にコレクタ14の側面に接してコレクタ14を囲むよう
に形成されたP+ 型コレクタ15は、表面の不純物濃度
が約1019cm-3である。一方、エミッタ12、ベース
13、コレクタ14及びコレクタ15とは異なる位置
に、基板11の主表面Aから深さ約0.5μmに形成さ
れたn+ 型ベース16は、表面の不純物濃度がベース1
3よりも高く、約1019cm-3である。
【0004】更に、エミッタ12、コレクタ15及びベ
ース16上には、第1の電極であるエミッタ電極17、
第2の電極であるコレクタ電極18及び第3の電極であ
るベース電極19がそれぞれ形成されている。コレクタ
14は、コレクタ抵抗を低減する役割を持ち、その深さ
が深いほどコレクタ抵抗が低減されるが、深い拡散には
長時間の熱処理時間が必要であるので、実用的にはベー
ス13の深さと同程度にすることが多い。又、コレクタ
・ベース間ブレークダウン電圧BVcbo を大きくするた
めに、コレクタ15はコレクタ14よりも深く形成され
る場合が多い。又、エミッタ12及びベース13はセル
フアライン技術を用いて形成され、ベース13が実効的
なベース領域となるため、ベース幅が狭くできる。その
ため、ラテラルトランジスタであるにもかかわらず、縦
型トランジスタと同等の高い電流増幅率と遮断周波数を
実現している。更に、エミッタ電極17がベース13上
を越えてコレクタ14上にパッシベーション膜20を介
して延在しているので、ベース13と低不純物濃度のコ
レクタ14との接合部付近の電界の集中が緩和され、高
耐圧化が実現している。
【0005】図3は、図2のラテラルトランジスタに空
乏層ができた状態を示す概略の断面図である。図4は、
図2のラテラルトランジスタにおけるコレクタ電圧Vc
とコレクタ電流Icとの特性図である。図4中のIB1〜
IB5は、ベース電流Ib である。これらの図を参照しつ
つ、図2のラテラルトランジスタの特徴を説明する。エ
ミッタ電極17とコレクタ電極19との間に高電圧が印
加されると、図3に示すように、空乏層21ができ、こ
の空乏層21により、ベース電流Ibがカットオフ領域
22で遮断され、トランジスタがオフ状態になる。即
ち、図4において、コレクタ電圧Vcが増加すると、カ
ットオフ電圧Vaに達した時にベース電流Ibが遮断さ
れるため、コレクタ電流Icは急速にゼロに減少し、ト
ランジスタはオフ状態になる。そのため、サージ電圧が
印加されても、この特徴が自己保護機能として働くの
で、トランジスタはサージ電圧による破壊に対して強く
なっている。ここでのカットオフ電圧Vaは、図3から
分かるように、ベース領域の幅LB を小さくすると減少
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のラテラルトランジスタでは、更に高電流増幅、高遮
断周波数及びチップ面積の縮小を行うためにエミッタ面
積を減少させると、空乏層21の広がりによって図3の
ベース領域の幅LB が小さくなり、ベース電流Ibが遮
断されるのが早くなる。そのため、カットオフ電圧Va
が減少するので、高電圧領域による使用が困難になると
いう問題点があった。本発明は、エミッタを縮小しなが
ら、かつカットオフ電圧を増大させたラテラルトランジ
スタを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明では、互いに逆極性の第1及び第2の導
電型のうち第1の導電型の半導体基板の主表面に形成さ
れた第2の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の半
導体領域を内包し、前記主表面の下側に形成された第1
の導電型の第2の半導体領域と、前記第2の半導体領域
の側面に接して該第2の半導体領域を囲み、かつ前記主
表面と前記半導体基板との間に形成された第2の導電型
の第3の半導体領域と、前記第1の半導体領域、前記第
3の半導体領域及び前記半導体基板にそれぞれ接続され
た第1、第2及び第3の電極とを、有するラテラルトラ
ンジスタにおいて、次のような手段を講じている。即
ち、不純物濃度が半導体基板よりも高濃度の第1の導電
型の第4の半導体領域を、第2の半導体領域と半導体基
板との間に形成している。第2の発明では、第1の発明
と同様のラテラルトランジスタにおいて、第2の半導体
領域と第3の半導体領域との双方の下側に接して形成さ
れ、不純物濃度が半導体基板よりも高濃度の第1の導電
型の第4の半導体領域を設けている。第3の発明では、
第1の発明と同様のラテラルトランジスタにおいて、第
1の半導体領域の側面と第2の半導体領域の側面との距
離よりも第1の半導体領域の底面と第2の半導体領域の
底面との距離の方が大きく、かつ第2の半導体領域の底
面の主表面からの距離が第3の半導体領域の底面の該第
2の半導体領域側における主表面からの距離よりも大き
くなるようにしている。第4の発明では、第1の発明と
同様のラテラルトランジスタにおいて、第2の半導体領
域と第3の半導体領域との双方に接し、不純物濃度が第
3の半導体領域よりも低濃度の第2の導電型の第4の半
導体領域を、設けている。第5の発明では、第1の発明
と同様のラテラルトランジスタにおいて、第2の半導体
領域と第3の半導体領域とが部分的に離間するようにし
ている。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにラテラルト
ランジスタを構成したので、第4の半導体領域は、第1
の半導体領域と第3の半導体領域との間に電圧を印加し
たときに生じる空乏層に対して、第3の半導体領域から
基板への水平方向の空乏層の広がりを防止し、第2の半
導体領域と半導体基板との間の電流を円滑に流す。又、
第4の半導体領域は、第3の半導体領域内のキャリアの
濃度を第2の半導体領域の近傍で低下させ、第1の半導
体領域と第2の半導体領域との間のブレークダウン電圧
を増大する。更に、第4の半導体領域は、第1の半導体
領域の底面からのホールの注入を低減し、第2の半導体
領域の縦方向の電流を減少する。第2の発明によれば、
第4の半導体領域は、第1の発明における第3の半導体
領域から基板への深さ方向の空乏層の広がりを防止し、
第2の半導体領域と半導体基板との間の電流を円滑に流
す。第3の発明によれば、第2の半導体領域は、第1の
発明における基板への水平方向の空乏層の広がりを防止
し、第2の半導体領域と半導体基板との間の電流を円滑
に流す。又、第2の半導体領域は、第1の半導体領域の
底面から第2の半導体領域へ注入されるホールを低減
し、第2の半導体領域の縦方向の電流を減少する。第4
の発明によれば、第4の半導体領域は、第1の発明にお
ける第1の半導体領域と第3の半導体領域との間に電圧
を印加したときに生じる第4の半導体領域への空乏層の
広がりを増加させることにより、第3の半導体領域から
基板への空乏層の広がりを減少させ、第2の半導体領域
と半導体基板との間の電流を円滑に流す。第5の発明に
よれば、第2の半導体領域と第3の半導体領域とが離間
している部分は、第1の発明における第2の半導体領域
の幅を部分的に拡大し、第2の半導体領域と半導体基板
との間の電流を円滑に流す。従って、前記課題を解決で
きるのである。
【0009】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例のラテラルトランジスタ
を示す概略の断面図である。このラテラルトランジスタ
は、第1の導電型の半導体基板であるn型基板31を有
し、その基板31の主表面Aから深さ約0.4μmに第
2の導電型の第1の半導体領域であるP+ 型エミッタ3
2が形成されている。エミッタ32の表面の不純物濃度
は約1019cm-3である。又、第1の導電型の第2の半
導体領域であるn型ベース33が、主表面Aの下側から
深さ約3.5μmにエミッタ32を内包するように形成
されている。ベース33の表面の不純物濃度は約1018
cm-3である。更に、第2の導電型の第3の半導体領域
であるP- 型コレクタ34が、主表面Aの下側から深さ
約3μmにベース33の側面に接してベース33を囲む
ように形成されている。コレクタ34の表面の不純物濃
度は約1016cm-3である。一方、不純物濃度がコレク
タ34よりも高濃度のP+ 型コレクタ35が、コレクタ
34の側面に接してコレクタ34を囲み、かつ主表面A
と基板31との間に深さ約5μm形成されている。コレ
クタ35の表面の不純物濃度は約1019cm-3である。
不純物濃度が基板31よりも高濃度のn+ 型ベース36
が、基板31の主表面Aの前記第1、第2及び第3の半
導体領域とは異なる位置に形成されている。ベース36
の表面の不純物濃度は約1019cm-3である。又、第1
の電極であるエミッタ電極37がエミッタ32に、第2
の電極であるコレクタ電極38がコレクタ35に、第3
の電極であるベース電極39がベース36に、それぞれ
接続されている。
【0010】更に本実施例では、不純物濃度が基板31
よりも高濃度の第1の導電型の第4の半導体領域である
n型で深さ5μmの空乏層防止領域40が、ベース33
を含む領域と基板31との間に形成されている。ここ
で、他の拡散層が形成されない場合の空乏層防止領域4
0の表面の不純物濃度は、約8×1015cm-3である。
以下、表面の不純物濃度を述べる場合、他の拡散層が形
成されないものとする。図5は、水平方向のキャリア濃
度Cの分布と基板31、エミッタ32、ベース33、コ
レクタ34、及び空乏層防止領域40のそれぞれの不純
物濃度の分布とを表す特性図であり、縦軸には1cm3
当たりの不純物及びキャリアの数量が取られ、横軸には
矢印Hの始点からの距離が取られている。この図では、
空乏層防止領域40により、コレクタ34内のキャリア
濃度が、領域Iのようにベース33の近傍で減少してい
ることが分かる。図6は、深さ方向のキャリア濃度の分
布と基板31、エミッタ32、ベース33及び空乏層防
止領域40のそれぞれの不純物濃度の分布とを表す特性
図であり、縦軸には1cm3 当たりの不純物及びキャリ
アの数量が取られ、横軸には矢印Dの始点からの距離が
取られている。この図では、空乏層防止領域40によ
り、深さ方向に基板31よりも高濃度のベース33によ
るn型領域が深く形成されていることが分かる。
【0011】次に、図1のラテラルトランジスタの動作
を説明する。エミッタ電極37とコレクタ電極38との
間にバイアスをかけ、かつエミッタ電極37とベース電
極39との間にバイアスをかけると、ベース33とベー
ス36との間のキャリアが移動し、エミッタ電極37と
ベース電極39との間にベース電流が流れる。そのベー
ス電流に対応してエミッタ32とコレクタ35との間の
キャリアが移動し、エミッタ電極37とコレクタ電極3
8との間にコレクタ電流が流れる。ここで、エミッタ電
極37とコレクタ電極38との間のバイアスによって、
ベース33の下に空乏層ができるが、ベース33の下に
形成された空乏層防止領域40は、その空乏層の水平方
向の広がりを押さえる。そのために、ベース36とベー
ス33との間のキャリアの移動が、従来に比べて円滑に
なり、エミッタ電極37とベース電極39との間の電流
が、従来に比べて円滑に流れる。同時に、図5に示すよ
うに、コレクタ34内のキャリアの濃度がベース33の
近傍で低くなっているので、コレクタ・ベース間ブレー
クダウン電圧BVceoが増大する。又、空乏層防止領
域40は、エミッタ32の底面からのホールの流入を低
減し、ベース33中の縦方向の電流であるベース無効電
流を減少させる。以上のように、この第1の実施例で
は、ベース33の下にベース33よりも深い位置にn型
の空乏層防止領域40を形成したので、ベース33の下
の空乏層の水平方向の広がりが押さえられ、カットオフ
電圧が増大し、かつコレクタ・ベース間ブレークダウン
電圧BVceoが増大する。又、エミッタ32の底面か
らのホールの流入が空乏層防止領域40により低減さ
れ、ベース無効電流が減少するので、hfeが増大する。
【0012】第2の実施例 図7は、本発明の第2の実施例のラテラルトランジスタ
を示す概略の断面図である。このラテラルトランジスタ
には、第1の導電型の半導体基板であるn型基板41の
主表面Aから深さ約0.4μmに第2の導電型の第1の
半導体領域であるP+ 型エミッタ42が形成されてい
る。又、第1の導電型の第2の半導体領域であるn型ベ
ース43が、主表面Aの下側から深さ約3.5μmにエ
ミッタ42を内包するように形成されている。更に、第
2の導電型の第3の半導体領域であるP- 型コレクタ4
4が、主表面Aの下側から深さ約3μmにベース43の
側面に接してベース43を囲むように形成されている。
一方、不純物濃度がコレクタ44よりも高濃度のP+
コレクタ45が、コレクタ44の側面に接してコレクタ
44を囲み、かつ主表面Aと基板41との間に深さ約5
μm形成されている。又、不純物濃度が基板41よりも
高濃度のn+ 型ベース46が、基板41の主表面Aの前
記第1、第2及び第3半導体領域とは異なる位置に形成
されている。一方、第1の電極であるエミッタ電極47
がエミッタ42に、第2の電極であるコレクタ電極48
がコレクタ45に、第3の電極であるベース電極49が
ベース46にそれぞれ接続されている。尚、上記各半導
体領域の不純物濃度は、第1の実施例と同様である。
【0013】更に本実施例では、不純物濃度が基板41
よりも高濃度の第1の導電型の第4の半導体領域である
n型で深さ4μmの空乏層防止領域50が、コレクタ4
4の下部のコレクタ44とベース43が接する部分に、
表面濃度5×1015cm-3で形成されている。この空乏層
防止領域50は、ベース43の周囲全てに形成する必要
はなく、一部のみに形成されていれば十分である。図8
は、水平方向のキャリア濃度の分布と基板41、エミッ
タ42、ベース43、コレクタ44及び空乏層防止領域
50のそれぞれの不純物濃度の分布とを表す特性図であ
り、縦軸には1cm3 当たりの不純物及びキャリアの数
量が取られ、横軸には矢印Hの始点からの距離が取られ
ている。この図でも、第1の実施例と同様に、空乏層防
止領域50により、コレクタ44内のキャリア濃度が、
ベース43の近傍で減少していることが分かる。図9
は、深さ方向のキャリア濃度の分布と基板41、コレク
タ44及び空乏層防止領域50のそれぞれの不純物濃度
の分布とを表す特性図であり、縦軸には1cm3 当たり
の不純物及びキャリアの数量が取られ、横軸には矢印D
の始点からの距離が取られている。この図では、空乏層
防止領域50が、コレクタ44から基板41への深さ方
向の空乏層の広がりを防止していることが分かる。
【0014】次に、図7のラテラルトランジスタの動作
を説明する。エミッタ電極47とコレクタ電極48との
間にバイアスをかけ、かつエミッタ電極47とベース電
極49との間にバイアスをかけると、ベース43とベー
ス46との間のキャリアが移動し、エミッタ電極47と
ベース電極49との間にベース電流が流れる。そのベー
ス電流に対応してエミッタ42とコレクタ45との間の
キャリアが移動し、エミッタ電極47とコレクタ電極4
8との間にコレクタ電流が流れる。ここで、エミッタ電
極47とコレクタ電極48との間のバイアスによって、
ベース43の下に空乏層ができる。コレクタ44の下部
のコレクタ44とベース43が接する部分に空乏層防止
領域50が形成されているので、その空乏層の深さ方向
の伸びが押さえられる。そのため、ベース43とベース
46との間のキャリアの移動が従来に比べて円滑にな
り、エミッタ電極47とベース電極49との間に電流が
従来に比べて円滑に流れる。以上のように、この第2の
実施例では、コレクタ44下部のコレクタ44とベース
43とが接する部分にn型の空乏層防止領域50を形成
したので、空乏層の深さ方向の伸びが押さえられ、カッ
トオフ電圧が増大する。
【0015】第3の実施例 図10は、本発明の第3の実施例のラテラルトランジス
タを示す概略の断面図である。このラテラルトランジス
タには、第1の導電型の半導体基板であるn型基板51
の主表面Aから深さ約0.4μmに第2の導電型の第1
の半導体領域であるP+ 型エミッタ52が形成されてい
る。又、第1の導電型の第2の半導体領域であるn型ベ
ース53が、主表面Aの下側にP+ 型エミッタ52を内
包するように形成されている。このベース53は、高エ
ネルギーイオン注入により深さ約2μmで不純物濃度が
ピークとなり、拡散の深さが5μmとなるように形成さ
れている。更に、第2の導電型の第3の半導体領域であ
るP- 型コレクタ54が、主表面Aの下側から深さ約3
μmにベース53の側面に接してベース53を囲むよう
に形成されている。一方、不純物濃度がコレクタ54よ
りも高濃度のP+ 型コレクタ55が、コレクタ54の側
面に接してコレクタ54を囲み、かつ主表面Aと基板5
1との間に深さ約5μm形成されている。又、不純物濃
度が基板51よりも高濃度の第1の導電型の第5の半導
体領域であるn+ 型ベース56が、基板51の主表面A
の前記第1、第2及び第3の半導体領域とは異なる位置
に形成されている。一方、第1の電極であるエミッタ電
極57がエミッタ52に、第2の電極であるコレクタ電
極58がコレクタ55に、第3の電極であるベース電極
59がベース56にそれぞれ接続されている。尚、上記
各半導体領域の不純物濃度は、第1の実施例と同様であ
る。
【0016】図11は、水平方向のキャリア濃度の分布
と基板51、エミッタ52、ベース53及びコレクタ5
4のそれぞれの不純物濃度の分布とを表す特性図であ
り、縦軸には1cm3 当たりの不純物及びキャリアの数
量が取られ、横軸には矢印Hの始点からの距離が取られ
ている。この図では、ベース53により、コレクタ54
内のキャリア濃度がベース53の近傍で減少している。
又、ベース53がコレクタ54よりも深く形成されてい
るので、基板51の水平方向への空乏層の広がりを防止
していることが分かる。図12は、深さ方向のキャリア
濃度の分布と基板51、エミッタ52及びベース53の
それぞれの不純物濃度の分布とを表す特性図であり、縦
軸には1cm3当たりの不純物及びキャリアの数量が取
られ、横軸には矢印Dの始点からの距離が取られてい
る。この図では、空乏層防止領域がないので、キャリア
濃度が低下しない。
【0017】次に、図10のラテラルトランジスタの動
作を説明する。エミッタ電極57とコレクタ電極58と
の間にバイアスをかけ、かつエミッタ電極57とベース
電極59との間にバイアスをかけると、ベース53とベ
ース56との間のキャリアが移動し、エミッタ電極57
とベース電極59との間にベース電流が流れる。そのベ
ース電流に対応してエミッタ52とコレクタ55との間
のキャリアが移動し、エミッタ電極57とコレクタ電極
58との間にコレクタ電流が流れる。ここで、エミッタ
電極57とコレクタ電極58との間のバイアスにより、
ベース53の下に空乏層ができる。ベース53はコレク
タ54よりも深く形成されているので、基板51の水平
方向への空乏層の広がりが押さえられる。そのため、ベ
ース53とベース56との間のキャリアの移動が従来に
比べて円滑になり、エミッタ電極57とベース電極59
との間に電流が円滑に流れる。以上のように、この第3
の実施例では、水平方向のベース幅である実効ベース幅
を増加させることなくベース53を深くしたので、水平
方向への空乏層の広がりが押さえられ、カットオフ電圧
が増大する。又、第1の発明と同様に、ベース53が深
いので、エミッタ底面からのホールの注入が低減され、
ベース無効電流が減少し、hfeが向上する。更に第1の
発明と比較すると、空乏層防止領域がなく、コレクタ5
4内のキャリア濃度が低減されないので、オン抵抗が増
大しない。
【0018】第4の実施例 図13は、本発明の第4の実施例のラテラルトランジス
タを示す概略の断面図である。このラテラルトランジス
タには、第1の導電型の半導体基板であるn型基板61
の主表面Aから深さ約0.4μmに第2の導電型の第1
の半導体領域であるP+ 型エミッタ62が形成されてい
る。又、第1の導電型の第2の半導体領域であるn型ベ
ース63が、主表面Aの下側から深さ約3.5μmにエ
ミッタ62を内包するように形成されている。更に、第
2の導電型の第3の半導体領域であるP- 型コレクタ6
4が、主表面Aの下側から深さ約3.5μmにベース6
3の側面に接してベース63を囲むように形成されてい
る。このコレクタ64は、上層の表面の不純物濃度約1
16m-3、深さ約0.5μmのP- 型コレクタa64a
と、下層の表面の不純物濃度5×1015cm-3、深さ約3
μmの第4の半導体領域であるP- 型コレクタb64b
との2層からなる。一方、不純物濃度がコレクタ64よ
りも高濃度のP+ 型コレクタ65が、コレクタ64の側
面に接してコレクタ64を囲み、かつ主表面Aと基板6
1との間に深さ約5μm形成されている。又、不純物濃
度が基板61よりも高濃度のn+ 型ベース66が、基板
61の主表面Aの前記第1、第2及び第3の半導体領域
とは異なる位置に形成されている。一方、第1の電極で
あるエミッタ電極67がエミッタ62に、第2の電極で
あるコレクタ電極68がコレクタ65に、第3の電極で
あるベース電極69がベース66にそれぞれ接続されて
いる。尚、上記第3の半導体領域以外の各半導体領域の
不純物濃度は、第1の実施例と同様である。
【0019】図14は、水平方向のキャリア濃度の分布
と基板61、エミッタ62、ベース63及びコレクタ6
4a,64bのそれぞれの不純物濃度の分布とを表す特
性図であり、縦軸には1cm3 当たりの不純物及びキャ
リアの数量が取られ、横軸には矢印Hの始点からの距離
が取られている。この図では、ベース63の近傍で、コ
レクタ64内のキャリア濃度が減少している。図15
は、深さ方向のキャリア濃度の分布と基板61、及びコ
レクタa64a,コレクタb64bのそれぞれの不純物
濃度の分布とを表す特性図であり、縦軸には1cm3
たりの不純物及びキャリアの数量が取られ、横軸には矢
印Dの始点からの距離が取られている。この図では、コ
レクタb64b内への空乏層の広がりを増加させること
により、コレクタ64から基板への空乏層の広がりが減
少している。
【0020】次に、図13のラテラルトランジスタの動
作を説明する。エミッタ電極67とコレクタ電極68と
の間にバイアスをかけ、かつエミッタ電極67とベース
電極69との間にバイアスをかけると、ベース63とベ
ース66との間のキャリアが移動し、エミッタ電極67
とベース電極69との間にベース電流が流れる。そのベ
ース電流に対応してエミッタ62とコレクタ65との間
のキャリアが移動し、エミッタ電極67とコレクタ電極
68との間にコレクタ電流が流れる。ここで、エミッタ
電極67とコレクタ電極68との間のバイアスによっ
て、ベース63の下に空乏層ができる。コレクタ64
は、濃度の異なる2層構造になっているので、その空乏
層は、下層のコレクタb64b中に伸び、基板へは広が
らない。そのため、ベース63とベース66との間のキ
ャリアの移動が従来に比べて円滑になり、エミッタ電極
67とベース電極69との間に電流が従来に比べて円滑
に流れる。以上のように、この第4の実施例では、コレ
クタ64を深い拡散のコレクタb64bと浅い拡散のコ
レクタa64aとの2層とし、深い拡散のコレクタb6
4bの不純物濃度を小さくすることにより、hfeやオン
抵抗等の特性が変化することなく、空乏層がコレクタb
64b中にも大きく伸びるようになるので、基板への空
乏層の広がりが押さえられ、カットオフ電圧が増大す
る。
【0021】第5の実施例 図16は本発明の第5の実施例のラテラルトランジスタ
を示す概略の断面図である。このラテラルトランジスタ
には、第1の導電型の半導体基板であるn型基板71の
主表面Aから深さ約0.4μmに第2の導電型の第1の
半導体領域であるP+ 型エミッタ72が形成されてい
る。又、第1の導電型の第2の半導体領域であるn型ベ
ース73が、主表面Aの下側から深さ約3.5μmにエ
ミッタ72を内包するように形成されている。更に、第
2の導電型の第3の半導体領域であるP- 型コレクタ7
4が、主表面Aの下側から深さ約3μmにベース73の
側面に接してベース73を囲むように形成されている。
但し、コレクタ74は、部分的にベース73と接続され
ず、コレクタ除去部Bが形成されている。一方、不純物
濃度がコレクタ74よりも高濃度のコレクタ75が、コ
レクタ74の側面に接してコレクタ74を囲み、かつ主
表面Aと基板71との間に深さ約5μm形成されてい
る。又、不純物濃度が基板71よりも高濃度のn+ 型ベ
ース76が、基板71の主表面Aの前記第1、第2及び
第3の半導体領域とは異なる位置に形成されている。一
方、第1の電極であるエミッタ電極77がエミッタ72
に、第2の電極であるコレクタ電極78がコレクタ75
に、第3の電極であるベース電極79がベース76にそ
れぞれ接続されている。尚、上記各半導体領域の不純物
濃度は、第1の実施例と同様である。図17は、図16
のラテラルトランジスタの平面図である。このコレクタ
除去部Bの幅W1は、ベース73の幅W2よりも大きく
形成され、コレクタ74の一部をhfeやオン抵抗が大幅
に悪化しない程度に除去し、カットオフ電圧を向上させ
たものである。
【0022】次に、図16のラテラルトランジスタの動
作を説明する。エミッタ電極77とコレクタ電極78と
の間にバイアスをかけ、かつエミッタ電極77とベース
電極79との間にバイアスをかけると、ベース73とベ
ース76との間のキャリアが移動し、エミッタ電極77
とベース電極79との間にベース電流が流れる。そのベ
ース電流に対応してエミッタ72とコレクタ75との間
のキャリアが移動し、エミッタ電極77とコレクタ電極
78との間にコレクタ電流が流れる。ここで、エミッタ
電極77とコレクタ電極78との間のバイアスにより、
ベース73の下に空乏層ができる。コレクタ除去部Bは
ベース73の幅LB を実効的に拡大する。そのため、ベ
ース73とベース76との間のキャリアの移動が従来に
比べて円滑になり、エミッタ電極77とベース電極79
との間に電流が従来に比べて円滑に流れる。以上のよう
に、この第5の実施例では、コレクタ74のベース73
と接する一部をhfeやオン抵抗が大幅に悪化しない程度
に除去したので、ベース73の幅LB が部分的に拡大さ
れ、カットオフ電圧が増大する。なお、本発明は上記実
施例に限定されず、種々の変形が可能である。その変形
例としては、例えば次のようなものがある。 (1)上記各実施例の各半導体領域の水平方向の広が
り、深さ及び不純物濃度は、他の値でもよい。 (2)図17の除去部Bは、ベース73の側面に接して
いれば、場所や大きさが異なってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第2の半導体領域の下側に、第4の半導体領
域を形成したので、第2の半導体領域の下側の空乏層の
水平方向の伸びが押さえられ、カットオフ電圧が増大す
る。同時に、第3の半導体領域内のキャリアの濃度を第
2の半導体領域の近傍で低くできるので、第1の半導体
領域と第2の半導体領域との間のブレークダウン電圧が
増大する。又、第1の半導体領域の底面からのホールの
注入が第4の半導体領域により低減されて第2の半導体
領域の縦方向の電流が減少するので、hfeが向上する。
第2の発明によれば、第3の半導体領域の下部の第3の
半導体領域と第2の半導体領域とが接する部分に第4の
半導体領域を形成したので、空乏層の深さ方向の伸びが
押さえられ、カットオフ電圧が増大する。第3の発明に
よれば、第2の半導体領域の幅を増加させることなく深
くしたので、水平方向への空乏層の広がりが押さえら
れ、カットオフ電圧が増大する。又、第1の発明と同様
に、第2の半導体領域が深いので、第1の半導体領域の
底面からのホールの注入が低減されて第2の半導体領域
の縦方向の電流が減少するので、hfeが向上する。更に
第1の発明と比較すると、第4の半導体領域である空乏
層防止領域がなく、第3の半導体領域キャリア濃度が低
減されないので、オン抵抗が増大しない。第4の発明に
よれば、第3の半導体領域を深い拡散と浅い拡散との2
層とし、深い拡散の濃度を小さくすることにより、hfe
やオン抵抗等の特性はそのままで、空乏層が第3の半導
体領域中にも大きく伸びるようになるので、半導体基板
への空乏層の広がりが押さえられ、カットオフ電圧が増
大する。第5の発明によれば、第3の半導体領域の第2
の半導体領域と接する一部をhfeやオン抵抗が大幅に悪
化しない程度に除去したので、部分的に第2の半導体領
域の幅が拡大され、カットオフ電圧が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のラテラルトランジスタ
を示す概略の断面図である。
【図2】従来のラテラルトランジスタを示す概略の断面
図である。
【図3】図2中に空乏層ができた状態を示すラテラルト
ランジスタの概略の断面図である。
【図4】図2のラテラルトランジスタのコレクタ電圧V
cとコレクタ電流Icの特性図である。
【図5】図1中の水平方向の不純物濃度の分布状態を示
す特性図である。
【図6】図1中の深さ方向の不純物濃度の分布状態を示
す特性図である。
【図7】本発明の第2の実施例のラテラルトランジスタ
を示す概略の断面図である。
【図8】図7中の水平方向の不純物濃度の分布状態を示
す特性図である。
【図9】図7中の深さ方向の不純物濃度の分布状態を示
す特性図である。
【図10】本発明の第3の実施例のラテラルトランジス
タを示す概略の断面図である。
【図11】図10中の水平方向の不純物濃度の分布状態
を示す特性図である。
【図12】図10中の深さ方向の不純物濃度の分布状態
を示す特性図である。
【図13】本発明の第4の実施例のラテラルトランジス
タを示す概略の断面図である。
【図14】図13中の水平方向の不純物濃度の分布状態
を示す特性図である。
【図15】図13中の深さ方向の不純物濃度の分布状態
を示す特性図である。
【図16】本発明の第5の実施例のラテラルトランジス
タを示す概略の断面図である。
【図17】図16のラテラルトランジスタの平面図であ
る。
【符号の説明】
31,41,51,61 基板 32,42,52,62 P+ 型エミッタ
(第1の半導体領域) 33,43,53,63 n型ベース(第
2の半導体領域) 34,44,54,64 P- 型コレクタ
(第3の半導体領域) 37,47,57,67 エミッタ電極
(第1の電極) 38,48,58,68 コレクタ電極
(第2の電極) 39,49,59,69 ベース電極(第
3の電極) 40,50 空乏層防止領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに逆極性の第1及び第2の導電型の
    うち第1の導電型の半導体基板の主表面に形成された第
    2の導電型の第1の半導体領域と、 前記第1の半導体領域を内包し、前記主表面の下側に形
    成された第1の導電型の第2の半導体領域と、 前記第2の半導体領域の側面に接して該第2の半導体領
    域を囲み、かつ前記主表面と前記半導体基板との間に形
    成された第2の導電型の第3の半導体領域と、 前記第1の半導体領域、前記第3の半導体領域及び前記
    半導体基板にそれぞれ接続された第1、第2及び第3の
    電極とを、 有するラテラルトランジスタにおいて、 不純物濃度が前記半導体基板よりも高濃度の第1の導電
    型の第4の半導体領域を、前記第2の半導体領域と前記
    半導体基板との間に形成したことを特徴とするラテラル
    トランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1の第2の導電型の第1の半導体
    領域と第1の導電型の第2の半導体領域と第2の導電型
    の第3の半導体領域と第1、第2及び第3の電極とを有
    するラテラルトランジスタにおいて、 前記第2の半導体領域と前記第3の半導体領域との双方
    の下側に接して形成され、不純物濃度が請求項1の半導
    体基板よりも高濃度の第1の導電型の第4の半導体領域
    を、 設けたことを特徴とするラテラルトランジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1の第2の導電型の第1の半導体
    領域と第1の導電型の第2の半導体領域と第2の導電型
    の第3の半導体領域と第1、第2及び第3の電極とを有
    するラテラルトランジスタにおいて、 前記第1の半導体領域の側面と前記第2の半導体領域の
    側面との距離よりも前記第1の半導体領域の底面と前記
    第2の半導体領域の底面との距離の方が大きく、かつ該
    第2の半導体領域の底面の請求項1の主表面からの距離
    が前記第3の半導体領域の底面の該第2の半導体領域側
    における該主表面からの距離よりも大きいことを特徴と
    するラテラルトランジスタ。
  4. 【請求項4】 請求項1の第2の導電型の第1の半導体
    領域と第1の導電型の第2の半導体領域と第2の導電型
    の第3の半導体領域と第1、第2及び第3の電極とを有
    するラテラルトランジスタにおいて、 前記第2の半導体領域と前記第3の半導体領域との双方
    に接し、不純物濃度が該第3の半導体領域よりも低濃度
    の第2の導電型の第4の半導体領域を、 設けたことを特徴とするラテラルトランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項1の第2の導電型の第1の半導体
    領域と第1の導電型の第2の半導体領域と第2の導電型
    の第3の半導体領域と第1、第2及び第3の電極とを有
    するラテラルトランジスタにおいて、 前記第2の半導体領域と前記第3の半導体領域とが部分
    的に離間していることを特徴とするラテラルトランジス
    タ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020083107A (ko) * 2001-04-25 2002-11-01 산켄덴키 가부시키가이샤 경사 베이스 영역을 갖는 횡형 트랜지스터, 반도체집적회로 및 그 제조방법

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KR20020083107A (ko) * 2001-04-25 2002-11-01 산켄덴키 가부시키가이샤 경사 베이스 영역을 갖는 횡형 트랜지스터, 반도체집적회로 및 그 제조방법

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