JPH07235425A - ガス絶縁変圧器 - Google Patents
ガス絶縁変圧器Info
- Publication number
- JPH07235425A JPH07235425A JP6022968A JP2296894A JPH07235425A JP H07235425 A JPH07235425 A JP H07235425A JP 6022968 A JP6022968 A JP 6022968A JP 2296894 A JP2296894 A JP 2296894A JP H07235425 A JPH07235425 A JP H07235425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- insulating
- insulated transformer
- impurities
- tank
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁信頼性を維持しうる構成を有するガス絶
縁変圧器を提供すること。 【構成】 絶縁ガスを充填した密閉タンク内に変圧器本
体を収納し、密閉タンク外部に設けられた、絶縁ガスを
冷却後密閉タンク内に環流循環せしめるガス循環部を備
える。ガス循環部に絶縁ガス中の不純物量を計測、除去
可能な監視システムを設ける。
縁変圧器を提供すること。 【構成】 絶縁ガスを充填した密閉タンク内に変圧器本
体を収納し、密閉タンク外部に設けられた、絶縁ガスを
冷却後密閉タンク内に環流循環せしめるガス循環部を備
える。ガス循環部に絶縁ガス中の不純物量を計測、除去
可能な監視システムを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガス絶縁変圧器に係り、
特に絶縁ガスの循環システムを備えるガス絶縁変圧器に
関する。
特に絶縁ガスの循環システムを備えるガス絶縁変圧器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】大都市周辺の変電所あるいは地下変電所
においては、万一、火災爆発等が生じた場合、社会に対
する影響は計り知れない。特に、絶縁油を用いている変
圧器、リアクトル等の場合、火災、爆発の危険性が大き
いことから最近絶縁油に代わりＳＦ6 ガスなどの不燃性
絶縁ガスを絶縁媒体としたガス絶縁変圧器の適用が検討
されている。電力用変圧器では大容量となるため、冷却
を行う必要があるが、ＳＦ6 ガスの様な絶縁ガスは絶縁
油に比べて冷却性能が劣ることから、絶縁ガスによる冷
却を行う場合、絶縁油を冷却媒体とした時より大量のガ
スを循環する必要がある。ガス絶縁変圧器の絶縁構成は
材料は異なっても基本的には油絶縁変圧器と同様であ
る。
においては、万一、火災爆発等が生じた場合、社会に対
する影響は計り知れない。特に、絶縁油を用いている変
圧器、リアクトル等の場合、火災、爆発の危険性が大き
いことから最近絶縁油に代わりＳＦ6 ガスなどの不燃性
絶縁ガスを絶縁媒体としたガス絶縁変圧器の適用が検討
されている。電力用変圧器では大容量となるため、冷却
を行う必要があるが、ＳＦ6 ガスの様な絶縁ガスは絶縁
油に比べて冷却性能が劣ることから、絶縁ガスによる冷
却を行う場合、絶縁油を冷却媒体とした時より大量のガ
スを循環する必要がある。ガス絶縁変圧器の絶縁構成は
材料は異なっても基本的には油絶縁変圧器と同様であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ガス絶縁変圧器におい
て、絶縁ガスを大量に循環させた場合、ガスと固体絶縁
物との接触による帯電や高速でガスを通過させることに
よる、絶縁物表面状態の変化により、不純物が発生する
恐れがある。ガス中では不純物の存在により、破壊電界
が大幅に低下することは良く知られており、また、ガス
循環により、帯電が発生した場合も絶縁特性の低下が懸
念される。本発明は上記点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは絶縁信頼性を維持しうる構成を有す
るガス絶縁変圧器を提供することを目的とする。
て、絶縁ガスを大量に循環させた場合、ガスと固体絶縁
物との接触による帯電や高速でガスを通過させることに
よる、絶縁物表面状態の変化により、不純物が発生する
恐れがある。ガス中では不純物の存在により、破壊電界
が大幅に低下することは良く知られており、また、ガス
循環により、帯電が発生した場合も絶縁特性の低下が懸
念される。本発明は上記点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは絶縁信頼性を維持しうる構成を有す
るガス絶縁変圧器を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁ガスを充
填した密閉タンク内に変圧器本体を収納し、前記密閉タ
ンク外部に設けられた、前記絶縁ガスを冷却後前記密閉
タンク内に環流循環せしめるガス循環部を備えて成るガ
ス絶縁変圧器において、前記ガス循環部に前記絶縁ガス
中の不純物量を計測、除去可能な監視システムを設けた
ことを特徴とする。
填した密閉タンク内に変圧器本体を収納し、前記密閉タ
ンク外部に設けられた、前記絶縁ガスを冷却後前記密閉
タンク内に環流循環せしめるガス循環部を備えて成るガ
ス絶縁変圧器において、前記ガス循環部に前記絶縁ガス
中の不純物量を計測、除去可能な監視システムを設けた
ことを特徴とする。
【０００５】
【作用】この様に構成したガス絶縁変圧器では、常時あ
るいは定期的にガス中の不純物量を計測することによ
り、ガス中の不純物量が許容値を超える以前に、ガス絶
縁変圧器内部のガス中の不純物量を常時、所定値以下に
維持することができるため、安定した絶縁性能を維持す
ることができる。
るいは定期的にガス中の不純物量を計測することによ
り、ガス中の不純物量が許容値を超える以前に、ガス絶
縁変圧器内部のガス中の不純物量を常時、所定値以下に
維持することができるため、安定した絶縁性能を維持す
ることができる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図１を参照して説明す
る。図１において、鉄心１に同心状にコイル２を巻回し
タンク３内に収納し、タンク３の外部には、絶縁ガス４
を冷却するための冷却器５及びガスを循環するためのブ
ロワ６が配置されている。
る。図１において、鉄心１に同心状にコイル２を巻回し
タンク３内に収納し、タンク３の外部には、絶縁ガス４
を冷却するための冷却器５及びガスを循環するためのブ
ロワ６が配置されている。
【０００７】さらに、冷却器５とタンク３の間の配管系
統には、濾過装置７及びガス中の不純物量が計測可能な
不純物量測定装置が配置されている。上記の様に構成し
たガス絶縁変圧器では、冷却器系統にガス中の不純物量
を検出する装置及びガス中の不純物を除去する濾過装置
を具備していることから、万一、定常運転中にガス中に
不純物が発生しても速やかに不純物が除去できるため、
絶縁性能の低下が防止できる。
統には、濾過装置７及びガス中の不純物量が計測可能な
不純物量測定装置が配置されている。上記の様に構成し
たガス絶縁変圧器では、冷却器系統にガス中の不純物量
を検出する装置及びガス中の不純物を除去する濾過装置
を具備していることから、万一、定常運転中にガス中に
不純物が発生しても速やかに不純物が除去できるため、
絶縁性能の低下が防止できる。
【０００８】以上述べた様に、冷却器系統に不純物を除
去する濾過装置と不純物測定装置を具備することによ
り、運転中での絶縁特性の低下が防止できることから、
長期信頼性の高いガス絶縁変圧器が提供でき、ひいて
は、コンパクトなガス絶縁変圧器とすることができる。
去する濾過装置と不純物測定装置を具備することによ
り、運転中での絶縁特性の低下が防止できることから、
長期信頼性の高いガス絶縁変圧器が提供でき、ひいて
は、コンパクトなガス絶縁変圧器とすることができる。
【０００９】図１では、濾過装置及び不純物量計測装置
は常時運転する方式で説明しているが、図２に示すよう
に、濾過装置と並列にバイパス回路を取り付け不純物計
測装置で測定される不純物量が規定値に近付いた場合濾
過装置が運転されるようバルブ切り替えを行うことによ
り、常時の冷却性能を損なわないようにできることか
ら、冷却系統の大型化が防止できる。
は常時運転する方式で説明しているが、図２に示すよう
に、濾過装置と並列にバイパス回路を取り付け不純物計
測装置で測定される不純物量が規定値に近付いた場合濾
過装置が運転されるようバルブ切り替えを行うことによ
り、常時の冷却性能を損なわないようにできることか
ら、冷却系統の大型化が防止できる。
【００１０】
【発明の効果】本発明の様に、冷却系統にガス中の不純
物を計測、除去可能な装置を具備することにより、長期
運転による絶縁性の低下を防止するとともに、絶縁信頼
性を維持可能なガス絶縁変圧器が提供できる。
物を計測、除去可能な装置を具備することにより、長期
運転による絶縁性の低下を防止するとともに、絶縁信頼
性を維持可能なガス絶縁変圧器が提供できる。
【図１】本発明の一実施例のガス絶縁変圧器の構成図
【図２】本発明の一実施例のガス絶縁変圧器の要部構成
図
図
【図３】従来のガス絶縁変圧器の構成図
１…鉄心、２…コイル、３…タンク、４…絶縁ガス、５
…冷却器、６…ブロワ、７…濾過装置、８…不純物測定
装置、９…バイパス配管、10…バルブ。
…冷却器、６…ブロワ、７…濾過装置、８…不純物測定
装置、９…バイパス配管、10…バルブ。
Claims (3)
- 【請求項１】 絶縁ガスを充填した密閉タンク内に変圧
器本体を収納し、前記密閉タンク外部に設けられた、前
記絶縁ガスを冷却後前記密閉タンク内に環流循環せしめ
るガス循環部を備えて成るガス絶縁変圧器において、 前記ガス循環部に前記絶縁ガス中の不純物量を計測、除
去可能な監視システムを設けたことを特徴とするガス絶
縁変圧器。 - 【請求項２】 前記監視システムは前記不純物を除去す
る除去装置を備える請求項１記載のガス絶縁変圧器。 - 【請求項３】 前記除去装置の動作は制御可能である請
求項２記載のガス絶縁変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6022968A JPH07235425A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ガス絶縁変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6022968A JPH07235425A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ガス絶縁変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07235425A true JPH07235425A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12097385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6022968A Pending JPH07235425A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | ガス絶縁変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07235425A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999045555A1 (en) * | 1998-03-05 | 1999-09-10 | Pantic Vladimir | Apparatus and procedure for elimination of water, air and other gases from the mixture of sulfurhexafluoride (sf6) with gas |
| KR101323489B1 (ko) * | 2013-05-02 | 2013-11-08 | 유림티에스 주식회사 | 냉각오일 내의 기포와 가스가 제거되는 변압기용 방열기 |
| JP2020123681A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社日立製作所 | 油入変圧器、及び水分除去装置 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6022968A patent/JPH07235425A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999045555A1 (en) * | 1998-03-05 | 1999-09-10 | Pantic Vladimir | Apparatus and procedure for elimination of water, air and other gases from the mixture of sulfurhexafluoride (sf6) with gas |
| KR101323489B1 (ko) * | 2013-05-02 | 2013-11-08 | 유림티에스 주식회사 | 냉각오일 내의 기포와 가스가 제거되는 변압기용 방열기 |
| JP2020123681A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社日立製作所 | 油入変圧器、及び水分除去装置 |
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