JPH0723349U - 立体物の正射投影撮影装置 - Google Patents

立体物の正射投影撮影装置

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JPH0723349U
JPH0723349U JP5655693U JP5655693U JPH0723349U JP H0723349 U JPH0723349 U JP H0723349U JP 5655693 U JP5655693 U JP 5655693U JP 5655693 U JP5655693 U JP 5655693U JP H0723349 U JPH0723349 U JP H0723349U
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義人 宮塚
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株式会社シン技術コンサル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体物の実寸法の図面を正確、簡単、迅速に
作成できる写真を1の写真機により撮影することができ
る。 【構成】 写真機1はシャッター速度を開放に設定でき
る。写真機1の前方に照明機支持台2を配置する。照明
機支持台2には一対のスリット型照明機3、3が左、右
方向に移動可能に吊設してある。各スリット型照明機3
には投光用スリットが対面して設けてあり、内部には光
源が設けてある。写真機1の正面に位置して一対のスリ
ット型照明機3、3の中間に立体物載置機12を配置す
る。立体物載置機12は対面する投光用スリットを結ぶ
直線と直交する方向に進退自在な可動テーブル21を備
えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば考古学遺物等の実測図を作成する場合に使用する写真を撮影 するのに好適な立体物の正射投影撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、立体的な考古学遺物の実測図を作成する場合、作図者が当該遺物の各部 分をスケールで実測しながら手作業で作図するか、又はステレオ写真機により撮 影したステレオ写真を用いて図化機により作図することが行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した手作業で作図する方法は、作図に時間を要するという欠点 や、人件費が嵩むという欠点がある。 他方、ステレオ写真を用いて作図機により作図する方法にあっては、ステレオ 写真機が高価であるという問題点のみならず、次のような原理上の欠点がある。 即ち、ステレオ写真を撮影する場合は、図5に示すように2台の写真機31、 32の中間前方に立体物である被写体を載置して行うが、いずれの写真機31( 32)によっても被写体33の両側は実体視不能部分A、Aになる。このため、 被写体33の細かい模様まで正確に投影できないという欠点、また、このため図 化機により作図する際に実体視不能部分A、Aを2枚の写真から合成しなければ ならないという欠点がある。
【0004】 叙上の問題点、欠点に対処すべく、本件出願人は長焦点レンズを使用した大型 写真機34により撮影した写真による作図を試みた。この方法は単写真からの作 図であるため、実体視不能部分が実質上無くなり大幅に精度を向上できると共に 、図化機使用による経費分を軽減できるという利点があるが、次のような問題点 がある。
【0005】 即ち、図6に示す如く、被写体33の中心位置Bと前面位置Cとでは縮尺が異 なり、被写体33が大きな物になればなる程、誤差が大きくなることである。こ れをより具体的に説明すると、直径40cm、高さ40cmの円柱状被写体33 を距離L=600cm離れた位置Dから焦点距離F=60cmの写真機34によ り撮影した場合、撮影縮尺(F/L)は中心位置Bで60/600=1/10と なるが、前面位置Cでは60/580=1/9.7になり、撮影縮尺は中心位置 Bより大きくなる。 このため、写真を中心位置Bを基準に1/1に引き伸ばし た場合、中心位置Bの部分は40cmになるが、前面位置Cの部分では41.3 8cmになってしまうため、精度上の問題が残る。
【0006】 本考案は上述した種々の問題点、欠点に鑑みなされたもので、立体物の実寸法 の図面を正確、簡単、迅速に作成できる写真を1の写真機により撮影することが できる立体物の正射投影撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、シャッター速度を 開放に設定できる写真機と、該写真機の前方に配置され、縦長の投光用スリット を離間した状態で対面させた左、右一対のスリット型照明機と、該一対のスリッ ト型照明機の中間に位置して前記写真機の正面に配置され、対面する前記投光用 スリットを結ぶ基線と直交する方向に進退自在な可動載置台を有する立体物載置 機とからなる。
【0008】
【作用】
一対の投光用スリットが対面する基線上に位置して可動載置台に被写体である 立体物を載置し、暗室内で立体物に両側からスリット光を照射する。写真機のシ ャッター速度を開放に設定してシャッターを開き、可動載置台を前進又は後退さ せてスリット光が照射されている部分を順次フィルム上に露光させ、被写体の写 真を撮影する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図4に基づき詳述する。 図において、1は写真機を示し、該写真機1には例えば60cm〜∞までの撮 影距離を有し、シャッター速度を開放に設定できる一般の機能を備えたものを用 いることができる。
【0010】 2は照明機支持台を示し、該照明機支持台2は左、右一対の脚部2A、2Aと 、該一対の脚部2A、2Aを連結する下枠材2Bと、各脚部2Aに立設した一対 の縦枠材2C、2Cと、該一対の縦枠材2C、2Cの上端に架設したレール材2 Dと、各脚部2Aの下面四隅に螺設した高さ調節ねじ2E、2E、・・・とから 構成してある。
【0011】 3、3は前記照明機支持台2に支持された左、右一対のスリット型照明機を示 す。4は該各スリット型照明機3を構成し、前記レール材2Dに吊設されて左、 右方向に移動自在な光源収容ケースを示す。該光源収容ケース4は上、下両端が 閉塞した縦長角筒体からなっており、下端には前記下枠材2B上を転動する支持 ローラ5、5が軸支してある。そして、光源収容ケース4は内向き面4Aに幅約 5mmの縦長の投光用スリット5が形成してあり、内部には反射鏡6が設けられ 、該反射鏡6と投光用スリット5との間に位置して蛍光灯等からなる光源7が設 けてある。
【0012】 更に、8、9は前記投光用スリット4Bを挟むように光源収容ケース4の内向 き面4Aに突設した一対のスリット幅調整板を示す。該一対のスリット幅調整板 8、9は前側即ち写真機1側のスリット幅調整板8に対して後側のスリット幅調 整板9を若干幅広に形成することによって、後側スリット幅調整板9の先端側9 Aが前側スリット幅調整板8の先端8Aよりも突出した状態にしてあり、スリッ ト光の後方拡散を防止すると共に、スリット幅調整用ゲージを挿入し易いように してある。そして、一対のスリット幅調整板8、9には縦方向に離間して複数の スリット幅調整ねじ10、10、・・・が挿通した状態で螺着してあり、該各ス リット幅調整ねじ10を螺回することにより、スリット幅調整板8、9が開閉し 、スリット光を1〜5mmの幅に調整できるようになっている。
【0013】 また、後側スリット幅調整板9の先端側9Aには1mm間幅の目盛からなる計 測部11が設けてある。
【0014】 次に、12は照明機支持台2と直交した状態で配設した立体物載置機を示す。 13は該立体物載置機12を構成するテーブル支持台で、該テーブル支持台13 は各一対の縦枠14A、14Aと横枠14B、14Bとからなる長方形の台枠1 4と、該台枠14の下面四隅に螺着した高さ調整ねじ15、15、・・・と、前 記一対の縦枠14A、14Aの上面に取着したレール16、16と、前側横枠1 4Bの上面に取着したストッパ材17とから構成してある。
【0015】 18は前記台枠14の後部側に設けられた駆動部を示し、該駆動部18は可逆 モータ18Aと、該可逆モータ18Aの出力軸に連結支持され、台枠14の前方 に向けて伸長するウォーム18Bとから大略構成してあり、前記可逆モータ18 Aは信号線19を介して接続された手元スイッチ装置20によってその駆動を制 御するようになっている。
【0016】 21はテーブル支持台13に搭載され、前後方向に移動自在な可動テーブルを 示し、該可動テーブル21は上面が平坦な正方形状のテーブル本体21Aと、前 記各レール16、16上を転動する車輪(図示せず)を有し、該テーブル本体2 1Aの下面四隅に設けられた走行脚部21B、21B、・・・と、テーブル本体 21Aの下面側に軸支され、前記ウォーム18Bと噛合するウォームホィール( 図示せず)とから構成してある。
【0017】 本実施例装置は上述の構成からなるが、次にその作動について説明する。 まず、写真機1の前方にスリット型照明機3、3を吊設した照明機支持台2を 配置する。写真機1と照明機支持台2との距離は、被写体の大きさ、写真を引伸 ばす場合の限界を考慮して300〜600cmの範囲、撮影縮尺で云えば1/5 〜1/10の範囲に設定する。
【0018】 次に、立体物載置機12を写真機1の正面に位置して照明機支持台2と直交す るように配置し、各高さ調整ねじ15を螺回して可動テーブル21をスリット型 照明機3、3に対して適当な高さに設定する。
【0019】 しかる後、可動テーブル21の中心を投光用スリット5、5を結ぶ基線上に位 置させ、可動テーブル21の中心に立体物の被写体を載置する。また、スリット 幅調整ねじ10、10、・・・を螺回し、被写体の大きさに合わせてスリット幅 を1〜5mmの範囲で設定する。
【0020】 叙上の如くして被写体をセッティングしたら、部屋を暗くし各スリット型照明 機3の光源6を点灯し、設定した範囲のスリット光を被写体に両側から照射する 。そして、シャッター速度を開放に設定した写真機1のシャッターを切り、手元 スイッチ装置20を操作して可動テーブル21を前進又は後退させることにより 、被写体をスリット光間に通過させる。
【0021】 この結果、被写体のうちスリット光間を通過する際にスリット光が照射されて いる部分がフィルム上に順次露光されることになり、基線上を通過した被写体の 正射投影写真を撮影することができる。
【0022】 そして、このようにして撮影したネガを1/1に引き伸ばしてトレースするだ けで、立体物の実寸法通りの図面をに正確に、簡単にかつ迅速に作成することが できる。
【0023】 なお、本実施例の可動テーブル21はテーブル支持台13に対して前、後方向 にのみ進退するように構成したが、水平方向にも回転可能な可動テーブルに構成 してもよく、このように構成することにより、被写体の向きを90度変える場合 に中心軸のズレが生じるのを防止でき、被写体を正確に位置決めできる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
【0025】 (1)1台の写真機で立体物を撮影することにより、立体物の実体視不能部分は 作図上無視できる程度にまで無くすことが出来、かつ、立体物を前進又は後退さ せることによりスリット光が照射される撮影部分は、写真機に対して常に一定の 距離に位置し、撮影縮尺も一定にすることができる結果、立体物である被写体を 平面の単写真に正確に撮影することができる。 従って、写真をそのままトレースするだけで立体物を実寸法通りの正確な図面 に簡単に作成することができる。
【0026】 (2)立体物の両側からスリット光を照射し、スリット光の当った明るい部分を フィルム上に順次露光させることにより、細かい凹凸模様等のある立体物でも明 暗のコントラストが明瞭な写真に撮影することができ、細部まで正確な図面を作 成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る立体物の正投射撮影装置
の全体構成図である。
【図2】立体物の正投射撮影装置を構成する照明機支持
台、スリット型照明機及び立体物載置機を示す斜視図で
ある。
【図3】一対のスリット型照明機の横断面拡大図であ
る。
【図4】立体物載置機の拡大斜視図である。
【図5】従来技術に係るステレオ写真撮影装置の原理説
明図である。
【図6】他の従来技術に係る立体物撮影装置の原理説明
図である。
【符号の説明】
1 写真機 3 スリット型照明機 5 投光用スリット 12 立体物載置機 21 可動テーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッター速度を開放に設定できる写真
    機と、該写真機の前方に配置され、縦長の投光用スリッ
    トを離間した状態で対面させた左、右一対のスリット型
    照明機と、該一対のスリット型照明機の中間に位置して
    前記写真機の正面に配置され、対面する前記投光用スリ
    ットを結ぶ基線と直交する方向に進退自在な可動載置台
    を有する立体物載置機とから構成してなる立体物の正射
    投影撮影装置。
JP5655693U 1993-09-24 1993-09-24 立体物の正射投影撮影装置 Expired - Lifetime JP2523677Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038476A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Shin Gijutsu Consul:Kk 立体物イメージスキャナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006038476A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Shin Gijutsu Consul:Kk 立体物イメージスキャナ
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