JPH0723257U - 差圧・圧力発信器 - Google Patents

差圧・圧力発信器

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JPH0723257U
JPH0723257U JP5706693U JP5706693U JPH0723257U JP H0723257 U JPH0723257 U JP H0723257U JP 5706693 U JP5706693 U JP 5706693U JP 5706693 U JP5706693 U JP 5706693U JP H0723257 U JPH0723257 U JP H0723257U
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transmitter
pressure
fitting
housing
fastening member
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Application number
JP5706693U
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English (en)
Inventor
純 溝口
恒一郎 中澤
Original Assignee
山武ハネウエル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出部ボディと発信部ハウジングとの嵌合結
合部において、耐振性の向上と結合構造の簡素化、結合
部品点数の削減、結合作業性の向上等を図る。 【構成】 検出部ボディ3と発信部ハウジング7とは、
その円筒状部8,9を嵌合させ、嵌合方向に直交して締
結部材を付設することで一体的に結合される。検出部ボ
ディと発信部ハウジングとの嵌合部のいずれかに、少な
くとも二個の突起20,20が形成されるとともに、一
個の締結部材10が設けられる。これらの突起と締結部
材とは、嵌合部の周方向に沿って所定間隔をおいて略等
配した位置に配置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は現場設置タイプの圧力または差圧指示発信器(以下、単に差圧・圧力 発信器という)に関し、特にこの発信器においてプロセス流体供給用配管等が接 続される検出部ボディとメータや電気配線等が付設される発信部ハウジングとの 嵌合接合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の現場設置タイプの差圧・圧力発信器は、各種プロセス流体の圧力、差 圧あるいは液面等を測定しその測定信号をコントローラ側に発信するために測定 現場等に設置されるものであり、たとえば実開昭61−112248号公報等を 始めとして従来から種々構成のものが知られている。
【0003】 従来この種の差圧・圧力発信器として一般には、受圧部およびその受圧信号を 感知して検出信号を送出する感圧センサ手段等を有する検出部ボディと、この検 出部ボディから延設される円筒状連結部の延設端に嵌合結合等によって連結され かつ前記検出信号送出手段に接続されるアンプユニットやこのアンプユニット側 に選択的に接続され測定値を設置現場にて確認するためにオプションとして用い られる指示計(以下メータという)等を収容して内設してなる発信部ハウジング と、この発信部ハウジングの側部に連結部を介して一体に連設されその内部に外 部電源側に接続される端子板を収容してなる端子箱とからなる発信器ケーシング を備えている。
【0004】 ここで、このような差圧・圧力発信器1の概略構成を、図2を用いて簡単に説 明すると、図中符号2は図示を省略したプロセス流体供給用配管等が接続される とともにその圧力を受圧する受圧素子、その受圧信号を関知して検出信号を送出 する感圧センサ等が設けられる検出部で、この検出部2は、一対の分割ボディか らなる検出部ボディ3、その両側に配置されるサイド部材4,4、これらを一体 的に結合するボルト5およびナット6等によって構成されている。
【0005】 また、7は上述した検出部ボディ3の円筒状部8に嵌装される円筒状部9を備 えている発信部ハウジングで、この内部には、内部収納部品としてアンプユニッ ト、メータ、リード線、コネクタ等が適宜電気的に接続された状態で組込み配置 されるように構成されている。 なお、この発信部ハウジングの側部には、たとえば端子板を内設する端子箱( 図示せず)も一体的に連設されるが、ここでは詳細な説明は省略する。
【0006】 さらに、上述した現場設置タイプの差圧・圧力発信器において、たとえば石油 精製工場等に用いられるものにあっては、その外側を耐圧防爆構造とすることが 保安上の理由から求められており、このため上述した発信器ケーシング各部での 密封構造などを確実にし、耐圧防爆構造を確実に確保し得るような構成となって いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来の差圧・圧力発信器によれば、設置現場に設置 して使用するにあたって、現場でのプロセス流体供給用配管の配管状態や、設置 個所の周囲環境等に応じて、検出部ボディやこれに対しての発信器ケースを構成 する発信部ハウジングの連結状態、さらに発信部ハウジング内でのメータの取付 け向き、また電気配線等が接続される端子箱の発信部ハウジングへの取付け位置 や取付け方向などを、個別に設定して対処しなければならない。
【0008】 このため、従来から検出部ボディ1と発信部ハウジング7とは、図2および図 3から明らかなように、それぞれの円筒状部8,9同士の嵌合結合によって回動 調整可能な状態で連結されるとともに、この嵌合部での嵌合方向とは直交する方 向からの締結部材としての止めねじ10,10により回動を規制した状態で一体 的に結合するような構造となっていた。
【0009】 ここで、従来は、図3に示すように、発信部ハウジング7の円筒状部9におい て周方向に所定間隔をおいた位置にねじ込まれた二本(または二本以上)の止め ねじ10,10の先端部で検出部ボディ3側の円筒状部8を係止し、これによる 二個所と円筒状部9の内壁面9aに対する円筒状部8の一部当接部分との三点で 、両円筒状部8,9を一体的に結合支持し、これにより両部材間での耐振性を確 保できるような構成となっていた。
【0010】 しかしながら、このような従来構造では、検出部ボディ3と発信部ハウジング 7との円筒状部8,9同士を嵌合させ、耐振性を確保して一体化するために、二 本またはそれ以上の止めねじ10,10を必要とし、組立性の面で問題となるば かりでなく、いずれか一方が片締め状態となると、三点支持するうえでの位置バ ランスが崩れ易く、微妙な作業を要求されるとともに、耐振性の面で問題を生じ る等の不具合があり、このような問題点を一掃し得る何らかの対策を講じること が望まれている。
【0011】 さらに、この種の差圧・圧力発信器では、耐圧防爆指針に適合する耐圧防爆構 造が要求される場合にあっても、計器全体の小型、軽量かつコンパクト化、さら に低コスト化を図ることが望まれ、このような耐圧防爆構造に適合でき、しかも 設置現場において簡単かつ確実に両部材を一体的に嵌合結合して組付けし、所要 の状態で設置し得ることが必要で、これらの点に配慮しなければならない。
【0012】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、検出部ボディと発信部 ハウジングとを嵌合させて一体的に結合する結合部を、簡単な構造で簡単に組立 てでき、しかも高い耐振性をもって嵌合結合でき、またこの嵌合結合部のバラン スも適切に得ることができる差圧・圧力発信器を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した要請に応えるために本考案に係る圧力・差圧発信器は、検出部ボディ と発信部ハウジングとを嵌合させ、かつその嵌合方向に直交して締結部材を付設 することにより両者を一体的に結合するにあたって、検出部ボディと発信部ハウ ジングとの嵌合部に少なくとも二個の突起を形成するとともに一個の締結部材を 設け、かつこれらの突起と締結部材とを、嵌合部の周方向に沿って略等配した位 置に配置させたものである。
【0014】
【作用】
本考案によれば、差圧・圧力発信器の設置現場においてプロセス流体供給管の 配管状態に応じて設けられる検出部ボディとこれに対し円筒状部同士の嵌合結合 によって連設される発信部ハウジングとを一体化するにあたって、前記円筒状部 を嵌合し、かつその嵌合方向に直交する一方向から止めねじ等の締結部材を螺合 するだけで、前記円筒状部間に形成した少なくとも二個の突起との協働によって 、両部材を所要のバランス状態を保って一体的に嵌合結合することができるもの である。
【0015】
【実施例】
図1の(a),(b)は本考案に係る差圧・圧力発信器の一実施例を示すもの であり、図においては、要部となる検出部ボディ3と発信部ハウジング7との嵌 合結合部のみを拡大して示している。なお、上述した以外の構成は前述した図2 に示した差圧・圧力発信器1と略同じで、その詳細な説明は省略する。
【0016】 さて、本考案によれば、差圧・圧力発信器1において、検出部ボディ3と発信 部ハウジング7との円筒状部8,9を嵌合させ、かつその嵌合方向に直交して締 結部材としての止めねじ10を付設することにより両者を一体的に結合するにあ たって、検出部ボディ3と発信部ハウジング7との嵌合部(発信部ハウジング7 の円筒状部9の内壁面9a)に、少なくとも二個の突起20,20を形成すると ともに、一個の止めねじ10をねじ込み可能に設け、かつこれらの突起20,2 0と止めねじ10とを、円筒状部8,9による嵌合結合部の周方向に沿って略等 配した三点位置に配置させるように構成したところを特徴としている。
【0017】 すなわち、上述したように検出部ボディ3の円筒状部8に、発信部ハウジング 7の円筒状部9を嵌装し、この状態で円筒状部9の内壁面9aに突設した二個の 突起20,20によって検出部ボディ3側の円筒状部8の外壁面の二個所を当接 して保持するとともに、これらの当接個所とは異なる位置で止めねじ10をねじ 込み、その先端部を円筒状部8の外壁面に当接させ、さらにねじ込むことにより 、円筒状部8を円筒状部9内で三点接触状態で支持し、嵌合固定状態とすること ができるものである。
【0018】 そして、このような構成によれば、一個の止めねじ10をねじ込むだけで、検 出部ボディ3側の円筒状部8を、発信部ハウジング7側の円筒状部9内で、三点 接触にて簡単かつ確実に締結固定することができ、耐振性を確実に維持し、かつ 両円筒状部8,9の同心性や組立精度を確保した状態での嵌合結合状態を得るこ とができる。
【0019】 さらに、このような構成では、一個の止めねじ10のねじ込みで両部材を連結 固定することから、従来のような片締め状態を得ることがなく、緩み等を生じる 可能性も大幅に軽減し得るものである。 また、一個の止めねじ10での固定であるために、組立加工工数や部品点数の 削減も図れ、実用面で優れている。
【0020】 特に、本考案による差圧・圧力発信器1によれば、設置現場においてプロセス 流体供給管の配管状態に応じて設けられる検出部ボディ3とこれに対し円筒状部 8,9同士の嵌合結合によって連設される発信部ハウジング7とを一体化するに あたって、円筒状部8,9を嵌合し、かつその嵌合方向に直交する一方向から止 めねじ10をねじ込むだけで、円筒状部8,9間に形成した二個の突起20,2 0との協働によって、両部材を所要のバランス状態を保って一体的に嵌合結合す ることができるもので、その利点は容易に理解されよう。
【0021】 なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、差圧または圧力発信器1各 部の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由で、またその用途としても 種々の変形例が考えられるものである。
【0022】 たとえば上述した実施例では、二個の突起20,20を発信部ハウジング7の 円筒状部9における内壁面9aにアルミダイキャスト等で一体に形成した場合を 示したが、これに限定されず、二個以上の突起20を周方向に所定間隔をおいて 突設し、その等配した一部を一個の止めねじ10のねじ込みで固定するようにす ればよいもので、円筒状部としても、逆の構成であってもよい。
【0023】 また、本考案は上述した実施例で示した構造には限定されず、検出部ボディ3 と発信部ハウジング7等の具体的な構造や形状等としても、適宜の変形例が考え られることは言うまでもない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る差圧・圧力発信器によれば、検出部ボディと 発信部ハウジングとを嵌合させ、かつその嵌合方向に直交して締結部材を付設す ることにより両者を一体的に結合するにあたって、検出部ボディと発信部ハウジ ングとの嵌合部のいずれかに少なくとも二個の突起を形成するとともに一個の締 結部材を嵌合方向に直交する方向から設けてなり、かつこれらの突起と締結部材 とを、嵌合部の周方向に沿って略等配した位置に配置させるようにしたので、簡 単かつ安価な構造であるにもかかわらず、一個の締結部材を単純に締結固定する だけで、検出部ボディと発信部ハウジングとを簡単かつ確実に締結固定すること ができ、しかも両者の嵌合部を周方向においてバランスして一体化できるため、 組付け精度や耐振性を向上させ得るという実用上種々優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る差圧・圧力発信器の一実施例を示
し、(a)は要部を断面した概略断面図、(b)はその
概略側断面図である。
【図2】差圧・圧力発信器全体の概略構成を説明するた
めの側面から見た場合を示す概略図である。
【図3】図2において従来の検出部ボディと発信部ハウ
ジングとの連結部の詳細な断面図である。
【符号の説明】
1 差圧・圧力発信器 2 検出部 3 検出部ボディ 5 ボルト 6 ナット 7 発信部ハウジング 8 円筒状部 9 円筒状部 9a 内壁面 10 止めねじ(締結部材) 20 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出部ボディと発信部ハウジングとを嵌
    合させ、かつその嵌合方向に直交して締結部材を付設す
    ることにより両者を一体的に結合している差圧・圧力発
    信器において、 前記検出部ボディと発信部ハウジングとの嵌合部に少な
    くとも二個の突起を形成するとともに一個の締結部材を
    設けてなり、 これらの突起と締結部材とを、前記嵌合部の周方向に沿
    って略等配した位置に配置させたことを特徴とする差圧
    ・圧力発信器。
JP5706693U 1993-09-29 1993-09-29 差圧・圧力発信器 Pending JPH0723257U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232479A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sii Nanotechnology Inc 熱分析装置
JP2015187597A (ja) * 2014-03-14 2015-10-29 株式会社日立ハイテクサイエンス 熱分析装置

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