JPH07231842A - 敷 物 - Google Patents

敷 物

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JPH07231842A
JPH07231842A JP2419194A JP2419194A JPH07231842A JP H07231842 A JPH07231842 A JP H07231842A JP 2419194 A JP2419194 A JP 2419194A JP 2419194 A JP2419194 A JP 2419194A JP H07231842 A JPH07231842 A JP H07231842A
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JP
Japan
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rug
tape
carpet
hook
adhesive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2419194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ito
裕 伊藤
Michiyo Yamamoto
美智代 山本
Tadanori Kunikawa
忠徳 国川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷設面を傷付けることなく敷設可能で、敷物
の重量が軽くても滑り難く、着脱が容易で、防滑性能の
耐洗濯性に優れた敷物を提供すること。 【構成】 裏面にループ構造を有する敷物本体と、片面
に該敷物本体の裏面のループ構造と係合するフック構造
を有し、もう一方の面に再剥離可能な粘着剤層を有する
面ファスナーテープとからなる敷物および上記のように
敷物を構成する敷物本体。敷物本体は洗濯などのために
取り外す場合には、敷設面に粘着剤層によって固定され
ている面ファスナーテープから面ファスナー機構によっ
て容易に取り外され、再敷設する場合にも上記面ファス
ナー機構によって容易に固定される。また、面ファスナ
ーテープは粘着剤層で敷設面で固定されるから、敷設面
を損傷することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は滑らない敷物に関し、よ
り詳細には床面を汚さず敷物を固定でき、かつ敷物本体
部のみを簡単に着脱できる敷物を提案するものである。
【0002】
【従来技術】従来、敷物の固定、あるいは防滑には、敷
物を接着剤で固定する方法、くぎ等で固定する方法、敷
物を重くする方法、敷物裏面に凹凸の樹脂層あるいは敷
設面に対して再剥離可能な粘着層を一体化させる方法、
敷物と敷設面との間に凹凸の樹脂層よりなるシートを介
在させる方法、または面ファスナーテープのフック面お
よびループ面を敷物および床面に装着させておく方法等
がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
よりの方法では、敷物の取り換えの作業が煩雑であった
り、敷物を繰り返し洗濯すると防滑性が低下したり、床
面を傷つけたりする等の問題があった。本発明は、この
ような問題点を解決するために成されたもので、その目
的とするところは、敷設面を傷付けることなく敷設可能
で、敷物の重量が軽くても滑り難く、着脱が容易で、防
滑性能の耐洗濯性に優れた敷物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記問題点の
解決のため、種々検討し、敷物を次のように構成するこ
とによってその目的が達せられることを見出だし本発明
に至った。すなわち、本発明の第一の発明は、裏面にル
ープ構造を有する敷物本体と、片面に該敷物本体の裏面
のループ構造と係合するフック構造を有し、もう一方の
面に粘着剤層を有する面ファスナーテープとからなる敷
物を提供するものである。また、本発明の第二の発明
は、片面に粘着剤層を有し、もう一方の面にフック構造
を有する面ファスナーテープの該フック構造と係合する
ループ構造を裏面に有する敷物本体を提供するものであ
る。さらに、本発明は、上記粘着剤層を敷設面と再剥離
可能なものとした上記第一の発明に係る敷物又は上記第
二の発明に係る敷物本体を提供することである。
【0005】
【作用】上記構成によれば、敷設面に粘着剤層で固定さ
れた面ファスナーテープに裏面にループ構造を有する敷
物本体を面ファスナーテープのフック構造と該敷物の裏
面のループ構造との面ファスナー機構によって着脱自在
に固定することによって、実質的に該敷物本体を敷設面
に着脱自在に固定できる。敷物本体は洗濯などのために
取り外す場合には、敷設面に粘着剤層によって固定され
ている面ファスナーテープから面ファスナー機構によっ
て容易に取り外され、再敷設する場合にも上記面ファス
ナー機構によって容易に固定される。また、面ファスナ
ーテープは粘着剤層で敷設面で固定されるから、敷設面
を損傷することもない。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例を示す図面に基づき具
体的に説明する。図1は本発明の敷物1を説明するニー
ドルパンチ階段用マットの部分的な断面側面図であり、
敷物本体2と面ファスナーテープ3からなる敷物1が敷
設面4である階段面に敷設されている態様が示されてい
る。図2の要部拡大図に示すように、敷物本体2の裏面
5にはループ構造6が設けられている。面ファスナーテ
ープ3の片面にはフック構造7が多数植設されており、
他の面には粘着剤が施され粘着剤層8が形成されてい
る。面ファスナーテープ3は階段面に粘着剤層8で固定
される。敷物本体4は階段面に固定された面ファスナー
テープ3にループ構造6とフック構造7とが係合する面
ファスナー機構によって所望に応じて着脱自在に固定さ
れる。
【0007】本発明に係る敷物本体2としては、裏面5
に面ファスナーテープのフック構造7と好ましく係合す
るループ構造6を有する不織布、ループ・パイル織物、
および編み物などの布帛が用いられる。不織布として
は、短繊維よりなるもの全般が好ましく用いられ、カー
ドウェッブを機械的に変換処理してなるタイプ(例えば
ニードルパンチタイプおよび水流絡合タイプ等)、熱融
着繊維を含むカードウェッブを熱融着処理をしてなるタ
イプ、あるいはカードウェッブを接着剤処理してなるタ
イプ等がある。不織布の敷物本体としては、フェルトや
ニードルパンチカーペットが好ましく用いられる。長繊
維不織布や織物は一般には裏面のループ構造6が少ない
ので、ループ毛羽立ち処理を施すと、本発明の敷物本体
2として好ましく用いられるものとなる。ループ・パイ
ル織物としてはタオル等がある。また、上記の好ましい
布帛を二次基布として用いたタフトカーペットを用いて
もよい。
【0008】本発明に係る敷物1または敷物本体2とし
ては、床および机のような家具類などに置く物および敷
く物を指し、バスマット、玄関マット、階段マット、タ
イルカーペット、花瓶敷き、洋式便座の便座カバー等の
比較的小さなものからラグ等の大きなものまでが対象と
なる。軽くて滑り易く、繰り返し洗濯を要求される敷物
本体が対象として特に好ましい。
【0009】本発明で好ましく用いられる面ファスナー
テープ3は織編成法で作られ、片面にポリプロピレン、
ナイロンまたはポリエステルのモノフィラメントからな
る逆J字型(図2)または茸型のフック構造7が多数植
設されたもの、および成形法で作られ、逆J字型、T字
型または矢尻型などのフック構造を多数有するものでよ
い。面ファスナーテープ3のもう一方の面には粘着剤が
コーティングされて粘着剤層8を形成している。粘着剤
はアクリル系、ウレタン系またはイソプレン系樹脂など
より選ばれ、粘着剤層8と敷設面4との接着力を通常、
面ファスナーテープ3と敷物本体2との面ファスナー機
構による係合力より強く保つものが好ましい。さらにま
た、粘着剤は粘着剤層8と敷設面4との接着力を上記面
ファスナー機構による係合力より強く保ちながらも、必
要に応じて面ファスナーテープ3を粘着剤層8で敷設面
4から再剥離可能とするものが好ましい。粘着剤を上記
のように選定することにより、例えば図1のように敷設
された階段マットの場合、面ファスナーテープ3は階段
面4に残したまま敷物本体2だけを面ファスナー機構に
よって容易に取り外す事ができる。また、面ファスナー
テープの粘着剤層8は使用前には剥離紙で覆われている
と流通保管などの間に不要なごみ、塵埃などが付着して
粘着力を低下させることを防げてよい。なお、図1の実
施例において、フック構造7とループ構造6との面ファ
スナー機構による係止にかわり、再剥離可能な粘着剤層
による固定も可能ではあるが、敷物本体2の裏面5の凹
凸などのため十分な接着力を得にくい。
【0010】以下にさらに具体的な実施例を用いて本発
明を説明する。綿染めされた単繊維繊度6デニールカッ
ト長64mmのポリエステル繊維と芯鞘型ポリエステル
バインダー繊維単繊維繊度6デニール、カット長64m
mとを50%、50%配合しカードウェッブを作成、こ
のカードウェッブにニードリングを施し更に、雰囲気温
度130℃の乾燥炉を通し、バインダー繊維を熱融着さ
せ、厚み10m/m、目付800g/m2 のニードルフ
ェルトを得た。尚、用いたバインダー繊維は芯成分がポ
リエチレンテレフタレート、鞘成分がイソフタール酸4
5モル%変成の共重合ポリエステルからなる芯/鞘比が
5/5、鞘成分溶融温度が110℃の複合バインダー繊
維を用いた。該ニードルフェルトの片面を140℃の表
面温度の金型で凹凸状にプレスし、30cm×50cm
のサイズに裁断し、スリップ防止の階段マットに仕上げ
た。該マットの裏面と再剥離用の粘着剤がコーティング
されたナイロン330drモノフィラメントをフック糸
とする面ファスナーテープ雄面とが係合された滑らない
着脱自在な階段用マットを得た。該マットは合板の階段
上に簡単に置き敷きでき、かつ、滑る(動く)こともな
く、しかも該マットを使用することにより、階段を利用
する人の足音が低減でき、かつ、階段でのスリップ事故
の発生も低減できる。また、階段マットが汚れた際に
は、階段マット本体部のみをはずして、−洗濯できそし
て簡単に設置できる。また、模様替えの際には、階段マ
ットを取りはずしても、移動しても、階段床表面への粘
着剤の残りもなく美しい状態である。
【0011】以下にさらに他の具体的な実施例を示す。
綿染めされた単繊維繊度2デニール、カット長51mm
の遠赤外放射性セラミックスがねりこまれたポリエステ
ル繊維と綿染めされた単繊維繊度2デニール、カット長
51mmの抗菌性繊維とを50%、50%配合し、カー
ドウェッブを作成、このカードウェッブにニードリング
を施し、さらに、片面を起毛・整毛し、その裏面へは合
成ゴムラテックス(SBRラテックス)を60g/m2
塗工し、乾燥熱処理し、ソフトタッチな不織布シートを
作成した。該不織布シートは繊維目付200g/m2
合成ゴムラテックス30g/m2 (乾燥後)で、厚み5
mmのシートとなった。該シートを馬てい形に裁断し、
ラテックスで裏打ちされた不織布面に上記実施例と同様
の再剥離可能な粘着面を有する面ファスナーテープの雄
面とを係合させた洋式便座の便座シートを作成した。該
便座シートは便座面に簡単に置き敷きでき、使用時にず
れることもなく、特に冬場の使用時には暖かく快適であ
る。尚、該便座シートには抗菌性繊維、遠赤外線線放射
繊維を使用しているので清潔で快適である。尚、該便座
シートは便座シート本体部(図1の敷物本体2に相当)
のみを簡単に装着でき、繰り返し洗濯が容易であり、模
様替え時、夏場時に該便座シートを取り外しても便座は
汚れることなく清潔である。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、上記構成、作用によ
って、敷設面を傷付けることなく敷設可能で、敷物本体
の重量が軽くても滑り難く、しかも敷物本体の着脱が容
易で、防滑性能の耐洗濯性に優れた敷物を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る敷物の一例を示すニードルパンチ
階段マットの断面側面図である。
【図2】図1のニードルパンチ階段マットの要部拡大図
である。
【符号の説明】
1 敷物 2 敷物本体 3 面ファスナーテープ 4 敷設面(階段面) 5 (敷物本体)の裏面 6 ループ構造 7 フック構造 8 粘着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面にループ構造を有する敷物本体と、
    片面に該敷物本体の裏面のループ構造と係合するフック
    構造を有し、もう一方の面に粘着剤層を有する面ファス
    ナーテープとからなる敷物。
  2. 【請求項2】 片面に粘着剤層を有し、もう一方の面に
    フック構造を有する面ファスナーテープの該フック構造
    と係合するループ構造を裏面に有する敷物本体。
  3. 【請求項3】 粘着剤層が敷設面と再剥離可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の敷物または請求項2記載
    の敷物本体。
JP2419194A 1994-02-22 1994-02-22 敷 物 Pending JPH07231842A (ja)

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JP2419194A JPH07231842A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 敷 物

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998017140A1 (en) * 1996-10-23 1998-04-30 Milliken Fabrics S.A. Hook and loop fastening structure
JP2005264551A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Lonseal Corp 高分子系長尺床材の施工方法及び床構造
JP2008264234A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Iida Sangyo Kk 敷物
CN108166451A (zh) * 2018-03-22 2018-06-15 黄河勘测规划设计有限公司 江河边岸仿土毯式立体消能护坡

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