JPH0723116B2 - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH0723116B2
JPH0723116B2 JP62152208A JP15220887A JPH0723116B2 JP H0723116 B2 JPH0723116 B2 JP H0723116B2 JP 62152208 A JP62152208 A JP 62152208A JP 15220887 A JP15220887 A JP 15220887A JP H0723116 B2 JPH0723116 B2 JP H0723116B2
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JP
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shift
throttle
lever
link mechanism
remote control
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JP62152208A
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JPS63315397A (ja
Inventor
浩 大石
Original Assignee
三信工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPS63315397A publication Critical patent/JPS63315397A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、船外機の操作部すなわち船外機コントロー
ル入力部を直接操作する手元操作と遠隔操作との切換操
作が可能な船外機に関する。
(従来の技術) 出願人は、特願昭60−280655号(特開昭62−139791号参
照)において船舶推進機の操作装置を提案した。
この先願(未公開)の操作装置によれば、船舶推進機と
しての船外機に遠隔操作用の操作ワイヤーを連結した状
態で遠隔制御装置を使わないで、手元操作をしようとす
る時には、遠隔制御装置と船外機の中間に配置される嵌
脱装置により、遠隔制御装置と船外機との間の操作ワイ
ヤーの連結を遮断することができる。このことにより、
操船者以外の乗船者が誤って遠隔制御装置を操作したと
しても船外機が誤動作することはない。
すなわち、手元操作装置を持つ船外機においては手元操
作時において、手元操作装置を持たない船外機において
は、エンジンのキャブレター調整等の点検時において、
操船者以外の乗船者が誤って遠隔制御装置を操作したと
しても、船外機が制御されることがないようにすること
ができる。
しかし、上記先願技術においては、嵌脱装置の前後に別
々の操作ワイヤーを必要とし、経費がかかる問題があっ
た。また、遠隔操作用の操作ワイヤーを連結した状態で
手元操作をしようとする時、嵌脱装置と船外機の間の操
作ワイヤーは、手元操作と同時に摺動することとなり、
遠隔操作用の操作ワイヤーを連結しない状態で手元操作
をしようとする時にくらべ、操作荷重が重くなる問題も
あった。また、従来のものでは、遠隔操作時、誤って手
元操作され得る問題もあった。
(目的) 本発明は、ボトムカウリングの外側部に配設された操作
部の操作により、前後進切換装置を制御するシフトリン
ク機構と、気化器のスロットル弁を開閉制御するスロッ
トルリンク機構に対して、遠隔操作部のシフト部に連結
されるシフトケーブルと、遠隔操作部のスロットル部に
連結されるスロットルケーブルとを、離隔する離隔状態
と係合する係合状態とを選択することができるようにす
ることを目的とする。
(構成) 本発明は、推進ユニット(18)と、該推進ユニット(1
8)の内部に配設される前後進切換装置(23)と、推進
ユニット(18)の上方に配設されるエンジン(19)と、
該エンジン(19)を下方から覆うボトムカウリング(2
6)と、該ボトムカウリング(26)に上方から着脱する
トップカウリング(27)からなるエンジンカウリング
と、 該エンジンカウリングの内部であって、エンジンカウリ
ングの近傍に配設されるシフト操作レバー(46)の操作
により前記前後進切換(23)を制御するシフトリンク機
構と、同様にエンジンカウリングの近傍に配設されるス
ロットル制御グリップ(39)の操作によりエンジンの気
化器のスロットル弁を開閉制御するスロットルリンク機
構と、 該エンジンカウリングの外部に配設された、遠隔操作部
(35)のシフト部と遠隔操作部(35)のスロットル部を
有する遠隔操作装置(34)と、遠隔操作部(35)のシフ
ト部に連結されるシフトケーブル(30)と、遠隔操作部
(35)のスロットル部に連結されるスロットルケーブル
(31)と、 を有する船外機において、 前記シフトケーブル(30)を連結したシフト遠隔操作レ
バー(28)と、このシフト遠隔操作レバー(28)と一体
に回転し軸方向に移動可能なシフト操作用シャフト(8
1)を設ける一方、前記スロットルケーブル(31)を連
結したスロットル遠隔操作レバー(29)と、このスロッ
トル遠隔操作レバー(29)と一体に回転し軸方向に移動
可能なスロットル操作用シャフト(89)を設け、 シフト操作用シャフト(81)及びスロットル操作用シャ
フト(89)を同時に軸方向に移動させて、それぞれシフ
トリンク機構とスロットルリンク機構に対して係合し
て、シャフトケーブル(30)とスロットルケーブル(3
1)の作動をシフトリンク機構とスロットルリンク機構
に各々伝達する係合状態と、シフト操作用シャフト(8
1)及びスロットル操作用シャフト(89)がそれぞれシ
フトリンク機構とスロットルリンク機構から離隔する離
隔状態とを選択可能とする連結装置(70)を備え、 かかる選択を行う該連結装置(70)の操作部(73)をボ
トムカウリング(26)外側部に配設したことを構成とす
る。
(作用) シフト操作用シャフト(81)及びスロットル操作用シャ
フト(89)がそれぞれシフトリンク機構とスロットルリ
ンク機構から離隔する離隔状態とを係合する係合状態と
を選択可能とする連結装置(70)の操作部(73)がボト
ムカウリング(26)外側部に配設されている。操作部
(73)の操作により、シフト操作用シャフト(81)及び
スロットル操作用シャフト(89)を同時に軸方向(一方
向)に移動させ、それぞれシフトリンク機構とスロット
ルリンク機構に対して係合して、シフトケーブル(30)
とスロットルケーブル(31)の作動をシフトリンク機構
とスロットルリンク機構に各々伝達する係合状態にする
ことができる。この係合状態のとき、遠隔操作部(35)
のシフト部またはシフト操作レバー(46)の操作により
前後進切換装置(23)を制御することができ、また遠隔
操作部(35)のスロットル部またはスロットル制御グリ
ップ(39)の操作によりスロットル弁を開閉制御するこ
とができる。
操作部(73)の操作により、シフト操作用シャフト(8
1)及びスロットル操作用シャフト(89)を同時に軸方
向(他方向)に移動させ、それぞれシフトリンク機構と
スロットルリンク機構に対して離隔して、シフトケーブ
ル(30)とスロットルケーブル(31)の作動をシフトリ
ンク機構とスロットルリンク機構に伝達しない離隔状態
にすることができる。この離隔状態のとき、シフト操作
レバー(46)の操作によってのみ前後進切換装置(23)
を制御することができ、またスロットル制御グリップ
(39)の操作によってのみスロットル弁を開閉制御する
ことができる。
(実施例) 第1図はこの発明の第1実施例の船外機を搭載した小型
船舶の側面図、第2図は船外機に一体に組み込まれた手
元操作装置の要部を示す断面図、第3図は船外機の前後
進切換装置を示す下部ケーシング断面図である。
船体10の後部に船外機11がクランクブラケット12によっ
て脱着可能に取りつけられる。クランクブラケット12に
水平方向に設けられるチルト軸13の回りに回動自在にス
イベルブラケット14が配設される。スイベルブラケット
14に対して回動自在にステアリング軸15が上下方向に配
設され、ステアリング軸15の上部に上部支持部材となる
ステアリングブラケット16と、下部に下部支持部材17が
結合され、両支持部材によって推進ユニット18が支持さ
れる。推進ユニット18の上部にエンジン19が配設され、
その回転力は、アッパーケーシング20およびロワーケー
シング21を通るドライブ軸22さらに被コントロール装置
となる前後進切換装置23、プロペラ軸24を介してプロペ
ラ25に伝えられる。
エンジン19はボトムカウリング26と、該ボトムカウリン
グ26に脱着自在とされるトップカウリング27によって覆
われ、保護される。推進ユニット18と、該推進ユニット
18の内部に配設される前後進切換装置23と、推進ユニッ
ト18の上方に配設されるエンジン19と、エンジン19を下
方から覆うボトムカウリング26と、ボトムカウリング26
に上方から着脱するトップカウリング27とからなる構成
をエンジンカウリングと称する。第1実施例では、シフ
トリンク機構は、後述の第1シフトリンク機構:支軸4
7、ロッド49、シフト軸51、シフトロッド53、レバー10
5、ロッド104、シフトレバー98、ロッド102、シフトレ
バー88からなり、第1スロットルリンク機構は後述のシ
ャフト40、プリー41、ワイヤ42・43、プリー124,ローラ
ー129、レバー128、連結ロッド132、レバー131、ロッド
135、スロットルレバー98、ロッド103、スロットルレバ
ー91からなる。
エンジンカウリングのボトムカウリング26には、船外機
コントロール入力部の一つであるシフト遠隔操作レバー
28と、同じく船外機コントロール入力部の一つであるス
ロットル遠隔操作レバー29が、それぞれ回動自在に取り
つけられる。それぞれのレバーには遠隔操作用シフトケ
ーブル30のインナーケーブル30a,遠隔操作用スロットル
ケーブル31のインナーケーブル31aの端子32,33が着脱可
能に取りつけられる。遠隔操作用シフトケーブル30,ス
ロットルケーブル31はエンジンカウリングの外部の船体
10前方に導かれ、遠隔操作装置34に連結される。遠隔操
作装置34の遠隔操作部35のシフト部及びスロットル部を
操作すると、遠隔操作用シフトケーブル30,スロットル
ケーブル31および船外機コントロール入力部を介して船
外機がコントロールされる。
ステアリングブラケット16にはハンドルブラケット36が
ボルト37によって取りつけられ、ハンドルブラケット36
にはハンドル38が、取りつけ孔36aに回動自在に取りつ
けられる。ハンドル38の先端部には、エンジン19のスロ
ットル弁を開閉制御するため、船外機コントロール入力
部の一つであるスロットル制御グリップ39が、回動自在
に配設される。該グリップ39から伸びるシャフト40の先
端にはプリー41が固定される。プリー41には2本のワイ
ヤー42,43のインナーケーブル42a,43aが連結され、ワイ
ヤー42,43はボトムカウリング26の前面の小孔26aに配設
されるシール部材44を通って両カウリング26,27によっ
て形成されるエンジン室45内に導かれる。
ハンドルブラケット36にはさらに、前後進切換装置23を
作動するための船外機コントロール入力部の一つである
シフト操作レバー46が、回動自在に取り付けられる。シ
フト操作レバー46から順に、支軸47、レバー48、ロッド
49、レバー50、シフト軸51、レバー52、シフトロッド53
が連結配置される。なお、シフト軸51は、シフト操作レ
バー46あるいは、シフト遠隔操作レバー28に加えられる
操作力によって、前進、中立、後進の3位置間を揺動操
作可能とされている。また、シフトロッド53は、中空の
ステアリング軸15の内側を通って下方に延設され、その
下端部にはシフトカム54が形成される。
シフトカム54に形成されるカム面54aには、スプリング5
6によってカムフォロワー57が押接する。カムフォロワ
ー57とスプリング56の間にはクロスピン58、バックアッ
プピン59が配設される。クロスピン58は、プロペラ軸24
上を軸方向には摺動自在且つ回転方向には固定とされる
ドッグクラッチ60に係合する。シフト軸51が前進、中
立、後進の3位置間を揺動操作されるにつれ、ドッグク
ラッチ60は前進ギア61に噛み合う位置、第3図の図示位
置、後進ギア62に噛み合う位置の3位置間を摺動する。
なお、63はドライブ軸22先端に固定されるピニオン、64
はシフト軸51の延長上に配置されるグロメットである。
第4図は連結装置(嵌脱装置)およびシフト関連のコン
トロール装置を示す断面図、第5図は第4図のV−V線
に沿って見たシャフトの断面図、第6図は第4図のVI−
VI線に沿って見た連結装置の断面とコントロール装置を
全体として示すエンジンの側面図である。
第7図は連結装置を脱にした状態における断面図であ
る。
船外機の右舷側側部に連結装置(嵌脱装置)70が配置さ
れる。ボトムカウリング26の側面に三つの小孔が開口す
る。
中央の小口26bにはブッシング71が外側より嵌められて
いる。該ブッシング71には回動及び摺動自在にシャフト
72が貫通する。シャフト72の外側先端には操作部(嵌脱
操作ノブ)73がスプリングピン74で止められており、操
作部73とブッシング71の間にはコンプレッションスプリ
ング75が配設される。
シャフト72の内側先端の小径部にはプレート76が嵌着さ
れ、ワッシャ77およびコッタピン78によって保持されて
いる。
第4図上反船体側の小孔26cには、エンジン室45側より
ブッシング79が挿入され、ブッシング79には外側より樹
脂製のカラー80を介して、シフト操作用シャフト81と、
該シャフト81にロー付けされるプレート部28aより成
り、船外機コントロール入力部の一つとなる、シフト遠
隔操作レバー28が挿入される。該レバー28はシフト操作
用シャフト81に係合するサークリップ82で軸方向に保持
される。
シフト操作用シャフト81のサークリップ82係合部より内
側は四角形断面とされるとともに、シフト用嵌脱レバー
83が摺動自在に嵌合する。シフト操作用シャフト81の先
端は円形断面の小径部81aとされ、ボトムカウリング26
にボルト84で固着されるステー85にロー付けされるカラ
ー86にブッシング87を介して支持される。
また、小径部81aには、軸方向にはシフト操作用シャフ
ト81の段付部81bとブッシング87に挟まれ移動不能とさ
れるが、円周方向には回動自在に、シフトレバー88が装
着される。
第4図上船体側の小孔26dには、船外機コントロール入
力部となるスロットル遠隔操作レバー29が挿入配置され
る。ブッシング79、サークリップ82、ブッシング87はス
ロットル遠隔操作レバー29の部分においても共用に使用
されるとともに、スロットル遠隔操作レバー29のスロッ
トル操作用シャフト89はシフト操作用シャフト81と、ス
ロットル操作用シャフト89に摺動自在に嵌合するスロッ
トル用嵌脱レバー90はシフト用嵌脱レバー83と、スロッ
トルレバー91はシフトレバー88と、それぞれ共通に使用
される。
プレート76は両端がヨーク状をなし、一端はシフト用嵌
脱レバー83の嵌合溝83aに係合し、他端はスロットル用
嵌脱レバー90の嵌合溝89dに係合する。
なお、シフト遠隔操作レバー28には、インナーケーブル
30aの端子32が取り付けられ、スロットル遠隔操作レバ
ー29にはインナーケーブル31aの端子33がそれぞれ取り
付けられる。アウターケーブル30b、31bはボトムカウリ
ング26にボルト92にて取り付けられるプレート93に、フ
ック94、95によって保持される。
シャフト72に貫通固定されるスプリングピン96は、小口
26bのエンジン室45側端面に形成される第5図に示す突
起26e,26fの間において、コンプレッションスプリング7
5の弾発力によって係止される。この状態において、シ
フト用嵌脱レバー83のクラッチドッグ83b、スロットル
用嵌脱レバー90のクラッチドッグ90bは、それぞれシフ
トレバー88とスロットルレバー91に、切欠き部88aと切
欠き部91bにおいて嵌合している。遠隔操作用のシフト
ケーブル30、スロットルケーブル31によってシフト遠隔
操作レバー28、スロットル遠隔操作レバー29が回動操作
される時、シフトレバー88とスロットルレバー91がそれ
ぞれ回動する。
従って、シフトケーブル30を連結したシフト遠隔操作レ
バー28と、このシフト遠隔操作レバー28と一体に回転し
軸方向に移動可能なシフト操作用シャフト81が設けら
れ、スロットルケーブル31を連結したスロットル遠隔操
作レバー29と、このスロットル遠隔操作レバー29と一体
に回転し軸方向に移動可能なスロットル操作用シャフト
89とが設けられることとなる。そして、シフト操作用シ
ャフト81及びスロットル操作用シャフト89を同時に軸方
向に移動させて、それぞれシフトリンク機構とスロット
ルリンク機構に対して係合して、シフトケーブル30とス
ロットルケーブル31の作動をシフトリンク機構とスロッ
トルリンク機構に各々伝達する係合状態と、シフト操作
用シャフト81及びスロットル操作用シャフト89がそれぞ
れシフトリンク機構とスロットルリンク機構から離隔す
る離隔状態とを選択可能とする連結装置70が備えられ
る。かかる選択を行う該連結装置70の操作部73がボトム
カウリング26外側部に配設される。
エンジン19側面に取り付けられる支軸79には、シフトレ
バー98とスロットルレバー99が回動自在に配設され、シ
フトレバー88とシフトレバー98、スロットルレバー91と
スロットルレバー99は、それぞれ両端がワッシャ100と
コッタピン101で抜け止めされたロッド102、103で連結
される。シフトレバー98は、ロッド104によってレバー1
05へ連結され、レバー105はシフト軸51に取り付けられ
る。なお、106はスプリングピン、107はシフト軸51を回
動自在に支持するブラケット、108はその取り付けボル
トである。109は板バネであり、シフト軸51が前進、中
立、後進の3位置間を揺動する時、それぞれの位置にお
いてレバー52を押圧するデテント機能を有する。
スロットルレバー99の下方にはオイルポンプ102が配設
され、ストッロレバー99の揺動が連結ロッド121によっ
て吐出量調整用レバー122に伝えられる。連結ロッド121
はボルト、ナット構成を取り、長さ調整が可能である。
支軸123にはエンジン側から外側に向かって順に、プリ
ー124、中間プレート125、進角用レバー126が、それぞ
れ回動自在に配設される。プリー124と中間プレート125
の間には図示しないトーショナルコイルスプリングが配
設され、プリー124と中間プレート125は一体で回動する
が、中間プレート125の回動が規制された時でもプリー1
24は単独で回動可能とされる。
プリー124にはワイヤー42、43のインナーワイヤー42a、
43aが取り付けられる。プリー124の一部はアクセルカム
面124aとされ、キャブレター127のスロットル弁開度調
整レバー128に設けられたローラー129が接触する。キャ
ブレター127の上側に配置されるキャブレター130のスロ
ットル弁開度調整レバー131とレバー128は、連結ロッド
132によって連結される。133はワイヤー42,43の端子を
保持するためのプレートであり、134は固定ナットであ
る。プリー124とスロットルレバー99の突出部99aはロッ
ド135で連結される。ロッド135はボルト,ナット構成を
取り、長さ調整が可能である。
一方、レバー136がシフトレバー98にボルト137により固
定され、エンジン19には、支軸138が固定される。スク
リュウ139が螺着されるスロットル開度規制レバー140
が、支軸138に回動自在に取りつけられ、レバー136とレ
バー140はロッド141で連結される。ロッド141が第6図
中Aで図示する位置にある時(シフトが後進状態とな
る)およびBで図示する位置にある時(シフトが前進状
態となる)、レバー140はC位置となり、プリー124はな
んら規制を受けることなく回動し、気化器のスロットル
弁は全閉から全開にかけて回動可能となる。ロッド141
が第6図で図示する位置にある時(シフトが前進状態と
なる)、レバー140は図示位置となり、スロットル弁が
全閉から全開方向に回動可能する途中で、プリー124の
接触面124bはスクリュウ139に当接し、スロットル弁は
最大ほぼ1/2開度に規制される。
また、142はフライホイールマグネトウで、そのベース
の突起143と、レバー126の間はロッド144で連結され
る。ロッド144は、ボルト,ナット構成を取り、長さ調
整が可能である。
以上のように構成した第1実施例において、手元操作部
である船外機コントロール入力部のシフト操作レバーお
よびスロットル制御グリップ39を操作する時、あるいは
遠隔操作部である遠隔操作レバー34を操作する時、被コ
ントロール部である前後進切換装置23、スロットル弁開
度調整レバー128および131、オイル吐出量調整用レバー
122、およびフラマグベースを制御可能である。なお、
スロットル弁開度が大きくなるにつれて、オイル吐出量
は増加し、フラマグベースは点火時期が進角側になる方
向に摺動する。
手元操作部と遠隔操作部は連結されているので、一方を
操作すれば必ず他方へ操作力が伝達される。すなわち、
エンジン整備(連結ロッド121の長さ調整による2サイ
クルエンジンへのオイル供給特性の調整、ロッド135の
長さ調整によるグリップ回転角とアクセル開度の相関特
性調整、ロッド144の長さ調整による点火時期調整、ア
イドリング状態でのプロペラへ巻きつく藻類の除去作業
等)の時手元操作部で操作することになるが、遠隔操作
レバー34が誤って操作されると、整備作業に悪影響がで
ることとなる。この場合には、連結装置70を第7図の状
態になるよう操作部73を操作すれば、シフト系では88と
83が、スロットル系では90と91の間が遮断されるので、
遠隔操作レバー34の誤操作による影響はなくなる。ま
た、この場合遠隔操作ワイヤーのフリクションの影響も
なくなるので、手元操作部の操作に際しての操作荷重を
軽減できる効果もある。
第8図は第1実施例の嵌脱装置を搭載するが、ハンドル
ステアリングを取り外した船外機の側面図である。
この場合においても、エンジン整備の時にはトップカウ
リング27が外され、スロットル弁開度調整レバー131が
直接操作される。この時にも連結装置70を第7図の状態
になるように操作部73を操作すれば良い。
第9図は第2実施例の連結装置を搭載した船外機の要部
断面図である。
この例においては、連結装置150は船外機の左舷側に取
りつけられる。
図中、151はステー、152はステー151にロー付けされる
カラー、153はシャフト、153aはシャフトの四角形断面
部、153bはシャフトの小径部、154はサークリップ、155
はカラー152に挿入さるプッシュ、156はシャフト153を
軸方向において保持するナットである。
157は第1実施例の49相当のロッド、158はシャフト153
に固着されるレバー、159は第1実施例の88相当のシフ
トレバー、160はシフト軸51に固着されるレバーであ
る。161はシフトレバー159とレバー160を連結する連結
ボルトである。
162は、スロットルワイヤー42,43のインナーワイヤー42
a,43aが係止されるプーリー、163は第1実施例の91相当
品のプリー、164,165はスロットルワイヤー42の張力調
整用のボルト、ナットである。168、169はプリー121と1
63を連結するスロットルワイヤーであり、166、167はス
ロットルワイヤー168の張力調整用のボルト、ナットで
ある。170はシャフトの小径部を支持するブッシングで
ある。
本実施例において、遠隔操作装置で船外機をコントロー
ルしようとする時、連結装置150を脱にすることによ
り、もし手元操作装置を誤操作しても何等問題はない。
また、本実施例に、第1実施例の船外機右舷側に配設さ
れる連結装置70を組み併せ、遠隔操作側と手元操作側の
両方にそれぞれ連結装置を配設する第3実施例も本願発
明が提案するものである。
(発明の効果) 本発明では、ボトムカウリング(26)の外側部に配設さ
れた連結装置(70)の操作部(73)の操作により、シフ
ト操作用シャフト(81)及びスロットル操作用シャフト
(89)を同時に軸方向に移動させ、シフト操作レバー
(46)の操作により前後進切換装置(23)を制御するシ
フトリンク機構と、スロットル制御グリップ(39)の操
作によりエンジンの気化器のスロットル弁を開閉制御す
るスロットルリンク機構に対して、遠隔操作部(35)の
シフト部に連結されるシフトケーブル(30)と、遠隔操
作部(35)のスロットル部に連結されるスロットルケー
ブル(31)とを、離隔する離隔状態と係合する係合状態
と選択することができる。このように、シフトリンク機
構とスロットルリンク機構への脱着を同時に操作できる
ので、シフトケーブルとスロットルケーブルとを手で別
々に脱着する先願技術に較べて、脱着の操作が容易であ
り、手間が省けて簡単である。
また、本発明では、連結装置(70)の操作部(73)の操
作により離隔状態にすると、エンジンカウリングの近傍
に配設されたシフト操作レバー(46)又はスロットル制
御グリップ(39)を操作する際に、シフトケーブル(3
0)及びスロットルケーブル(31)の操作荷重がかから
ず、その操作荷重はともに軽減され、手動操作が容易と
なる。
また、本発明では、連結装置(70)の操作部(73)はエ
ンジンカウリングの外部に配設されているので、トップ
カウリングを外さなくても、離隔する離隔状態と係合す
る係合状態との選択操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の船外機を搭載した小型
船舶の側面図、第2図は船外機に一体に組み込まれた手
元操作装置の要部を示す断面図、第3図は船外機の前後
進切換装置を示す下部ケーシング断面図である。 第4図は連結装置およびシフト関連のコントロール装置
を示す断面図、第5図は第4図のV−V線に沿って見た
シャフトの断面図、第6図は第4図のVI−VI線に沿って
見た連結装置の断面とコントロール装置を全体として示
すエンジンの側面図、第7図は連結装置を脱にした状態
における断面図である。 第8図は第1実施例の連結装置を搭載するが、ハンドル
ステアリングを取り外した船外機の側面図である。 第9図は第2実施例の連結装置を搭載した船外機の要部
断面図である。 18:推進ユニット、34:遠隔操作装置、 19:エンジン、35:遠隔操作部、 23:前後進切換装置、39:スロットル制御グリップ、 26:ボトムカウリング、46:シフト、 27:トップカウリング、70:連結装置、 28:シフト遠隔操作レバー、73:操作部、 29:スロットル遠隔操作レバー、81:シフト操作用シャフ
ト、 30:シフトケーブル、89:スロットル操作用シャフト、 31:スロットルケーブル、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進ユニット(18)と、該推進ユニット
    (18)の内部に配設される前後進切換装置(23)と、推
    進ユニット(18)の上方に配設されるエンジン(19)
    と、該エンジン(19)を下方から覆うボトムカウリング
    (26)と、該ボトムカウリング(26)に上方から着脱す
    るトップカウリング(27)からなるエンジンカウリング
    と、 該エンジンカウリングの内部であって、エンジンカウリ
    ングの近傍に配設されるシフト操作レバー(46)の操作
    により前記前後進切換装置(23)を制御するシフトリン
    ク機構と、同様にエンジンカウリングの近傍に配設され
    るスロットル制御グリップ(39)の操作によりエンジン
    の気化器のスロットル弁を開閉制御するスロットルリン
    ク機構と、 該エンジンカウリングの外部に配設された、遠隔操作部
    (35)のシフト部と遠隔操作部(35)のスロットル部を
    有する遠隔操作装置(34)と、遠隔操作部(35)のシフ
    ト部に連結されるシフトケーブル(30)と、遠隔操作部
    (35)のスロットル部に連結されるスロットルケーブル
    (31)と、 を有する船外機において、 前記シフトケーブル(30)を連結したシフト遠隔操作レ
    バー(28)と、このシフト遠隔操作レバー(28)と一体
    に回転し軸方向に移動可能なシフト操作用シャフト(8
    1)を設ける一方、前記スロットルケーブル(31)を連
    結したスロットル遠隔操作レバー(29)と、このスロッ
    トル遠隔操作レバー(29)と一体に回転し軸方向に移動
    可能なスロットル操作用シャフト(89)を設け、 シフト操作用シャフト(81)及びスロットル操作用シャ
    フト(89)を同時に軸方向に移動させて、それぞれシフ
    トリンク機構とスロットルリンク機構に対して係合し
    て、シフトケーブル(30)とスロットルケーブル(31)
    の作動をシフトリンク機構とスロットルリンク機構に各
    々伝達する係合状態と、シフト操作用シャフト(81)及
    びスロットル操作用シャフト(89)がそれぞれシフトリ
    ンク機構とスロットルリンク機構から離隔する離隔状態
    とを選択可能とする連結装置(70)を備え、 かかる選択を行う該連結装置(70)の操作部(73)をボ
    トムカウリング(26)外側部に配設したこと、 を特徴とする船外機。
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