JPH07229930A - 交流電圧の判別方法およびその装置 - Google Patents

交流電圧の判別方法およびその装置

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JPH07229930A
JPH07229930A JP4041294A JP4041294A JPH07229930A JP H07229930 A JPH07229930 A JP H07229930A JP 4041294 A JP4041294 A JP 4041294A JP 4041294 A JP4041294 A JP 4041294A JP H07229930 A JPH07229930 A JP H07229930A
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JP
Japan
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voltage
time
wave signal
rectangular wave
waveform
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JP4041294A
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Koichi Toda
行一 戸田
Seiji Kojo
聖二 古城
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 交流電圧の変動を判別する方法およびその装
置において、その変動の判別を少ない部品で安価に、し
かも容易に実現する。 【構成】 負荷3を駆動するための交流電圧をホトカプ
ラ回路11に入力して同交流電圧のゼロクロス点を検出
する際、ホトカプラ回11を構成する発光ダイオード1
1aの順方向電圧降下分(ほぼ1V)がしきい値とな
り、このしきい値を有するホトカプラ回路11の出力矩
形波信号を時間カウンタ部12に入力して同矩形波信号
の立ち上がりから立ち下がりまでの時間あるいは同矩形
波信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間を測定
し、この測定時間と記憶部14に予め記憶されている時
間データとを比較部13で比較し、この比較結果を電圧
判別部15に入力して交流電圧の変動を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機等の機器の
負荷(例えばファンモータ)を駆動するための交流電圧
の変動を判別する技術に係り、特に詳しくは交流電圧の
変動により負荷の動作状態が変化しないようにするた
め、その交流電圧の変動を判別する交流電圧の判別方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流電圧により機器の負荷を駆動する場
合、例えば図6に示すように、交流電源1による交流電
圧を駆動回路2を介して負荷(例えば空気調和機のファ
アンモータ)3に印加する。また、制御回路(例えば当
該空気調和機の制御回路;マイクロコンピュータ)4は
駆動回路2を制御してファンモータの印加電圧の位相を
可変し、同ファンモータを必要な回転数に一定に保つよ
うに位相制御する。
【0003】しかしながら、交流電源1の変動によりフ
ァンモータの回転状態が変わるため、同ファンモータの
回転状態のフィードバックに基づいて一定の回転数を保
つように位相制御するが、非常に高価となるため、これ
に代わるものとして、同交流電源1による交流電圧を検
出し、この検出交流電圧に基づいてファンモータへの電
源供給を補正する制御が必要である。
【0004】そのため、例えば図6に示す交流電圧の判
別装置が必要であり、この判別装置は、交流電源1によ
る交流電圧をトランス5を介して整流回路6で整流し、
この整流した直流電圧をコンデンサ7で平滑化し、さら
に抵抗回路8で分圧し、この分圧した電圧を電圧検出回
路(A/D変換器等を含む)9で検出して交流電圧の変
動を判別する。
【0005】この判別結果を制御回路4に入力し、この
制御回路4によってファンモータの印加交流電圧を可変
することにより、ファンモータの回転数を一定とするこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記交
流電圧の判別装置においては、トランス5、整流回路
6、コンデンサ7、抵抗回路8および電圧検出回路9を
必要とし、つまり部品点数が多いだけなく、特に電圧検
出回路9を構成するA/D変換器の部品コストが高く、
結果コストアップになるという問題点があった。
【0007】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は負荷を駆動するための交流電圧の変動
を部品点数の少ない回路で判別することができ、ひいて
は安価にしかも容易に実現することができるようにした
交流電圧の判別方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の交流電圧の判別方法およびその装置は交
流電圧の波形を所定しきい値を有する素子あるいは回路
に入力して同交流電圧の波形の所定電圧レベルを検出
し、かつ該検出した所定電圧レベルのタイミング間の時
間を測定し、該測定時間に基づいて前記交流電圧の変動
を判定するようにしたことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】上記手段としたので、上記所定しきい値を有す
る素子あるいは回路、例えばホトカプラ回路を用いて上
記交流電圧の所定電圧レベル、例えば零電圧レベルであ
るゼロクロス点が検出され、このゼロクロス点をタイミ
ングとした矩形波信号が得られる。この場合、ホトカプ
ラ回路を構成する発光ダイオードの順方向電圧降下がほ
ぼ1V程度であり、この1Vが上記所定しきい値に加味
されることになり、そのゼロクロス点が交流電圧の本来
のゼロクロス点より僅かにずれることになる。なお、そ
のゼロクロス点を例えばコンパレータ回路(オペアンプ
等による回路)を用いて検出した場合であっても、上述
同様にそのゼロクロス点は交流電圧の本来のゼロクロス
点から僅かにずれる。
【0010】このとき、交流電圧が変動すると、同交流
電圧の立ち上がり、立ち下がり時間が変わり、ゼロクロ
ス点がずれるため、ホトカプラ回路の出力矩形波信号の
立ち上がりおよび立ち下がりタイミングが異なる。
【0011】この矩形波信号の立ち上がりから立ち下が
りまでの時間あるいは同矩形波信号の立ち下がりから立
ち上がりまでの時間が測定され、この測定時間と予め記
憶されている時間とが比較される。
【0012】この予め記憶されている時間が交流電圧の
正常時における矩形波信号の立ち上がりから立ち下がり
までの時間あるいは同矩形波信号の立ち下がりから立ち
上がりまでの時間に設定されている。したがって、交流
電圧が変動すると、その比較結果が異なることなり、結
果同交流電圧の変動を判別することができる。
【0013】また、例えば空気調和機を適用した場合、
交流電圧のゼロクロス点を検出するホトカプラ回路が既
に設けられており、かつ当該空気調和機の制御装置とし
てマイクロコンピュータが用いられていることから、ハ
ードウェア回路を付加することなく、ソフトウェアで対
処することが可能となる。
【0014】
【実施例】この発明の交流電圧の判別方法およびその装
置は、交流電源の変動に応じて同交流電源による交流電
圧の波形が変わることに着目し、つまり例えば交流電圧
が低くなるほど、同交流電圧波形の立ち上がりおよび立
ち下がりが緩慢になることに着目し、その交流電圧の所
定電圧レベルの点間の時間が同交流電源の変動によって
変化することから、その時間を測定して交流電圧の変動
を判別する。
【0015】そのため、図1に示されているように、こ
の交流電圧の判別装置は、交流電源10による交流電圧
を入力として同交流電圧の所定電圧レベル(例えばゼロ
クロス点)を検出し、同所定電圧レベルを基準として矩
形波信号を出力するホトカプラ回路11と、この矩形波
信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間あるいはび
同矩形波信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間を
測定する時間カウンタ部12と、この測定した時間と予
め記憶されている時間(データ)とを比較し、この比較
結果を出力する比較部13と、そのデータを記憶してい
る記憶部14と、比較部13の比較結果に基づいて入力
交流電圧のレベルを判別する電圧判別部15とを備えて
いる。なお、交流電源10は図6に示す交流電源2と同
じものである。
【0016】上記ホトカプラ回路11を構成する発光ダ
イオード11aは順方向にほぼ1Vの電圧降下を有し、
つまり同ホトカプラ回路11の有するしきい値は1Vで
ある。このホトカプラ回路11の代わりに、所定しきい
値を有する他の回路、例えば分圧抵抗回路およびコンパ
レータ回路によるものであってもよい。
【0017】また、この交流電圧の判別方法およびその
装置を空気調和機に適用する場合、交流電源10による
交流電圧のゼロクロス点を検出するためにホトカプラ回
路が備えられていることから、このホトカプラ回路の出
力を用いればよい。しかも、上記時間カウンタ部12、
比較部13、記憶部14および電圧判別部15は空気調
和機を制御する制御回路(マイクロコンピュータ)16
の機能で実現してもよい。この制御回路16は図6示し
た制御回路4の機能を有してしてもよい。
【0018】次に、上記構成の交流電圧の判別装置の動
作を図2のタイムチャート図を参照して詳しく説明する
と、まず交流電源10による交流電圧(図2(a)に示
す)がホトカプラ回路11に入力する。
【0019】この場合、ホトカプラ回路11が図2の破
線矢印に示す所定しきい値(ほぼ1V)を有しているこ
とから、同ホトカプラ回路11は交流電圧の本来のゼロ
クロス点より僅かにはずれた点を基準としてオン、オフ
信号(矩形波信号)を出力する(図2(b)に示す)。
【0020】ホトカプラ回路11の出力矩形波信号が時
間カウンタ部12に入力し、時間カウンタ部12は同矩
形波信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間T1
(図2(b)に示す)あるいは同矩形波信号Aの立ち上
がりから立ち下がりまでの時間T2(図2(b)に示
す)を測定する。
【0021】例えば、図2(a)の破線曲線(正弦波)
に示すように、入力交流電圧が図2(b)に示す交流電
圧より低くなった場合、ホトカプラ回路11の出力矩形
波信号Bは図2(c)に示すように形となる。この場
合、矩形波信号Bの立ち下がりから立ち上がりまでの時
間T1が時間t1より短くなり、逆に同矩形波信号の立
ち上がりから立ち下がりまでの時間t2が時間T2より
長くなる。すなわち、入力交流電圧波形の立ち上がりお
よび立ち上がりの傾きが緩慢になるからである。
【0022】比較部13は時間カウンタ部12で測定さ
れた時間と記憶部14に記憶されている時間データとを
比較し、この比較結果を電圧判別部15に出力する。な
お、記憶部14には入力交流電圧が正常である場合にお
ける時間(例えば交流電圧100V時における時間)が
データとして記憶されている。
【0023】これにより、比較部13からは一致(交流
電圧の正常)、不一致(交流電圧の変動;高低)の信号
が出力されることになり、この一致、不一致信号を入力
した電圧判別部15によって入力交流電圧の変動を判別
することができる。
【0024】また、比較部13においては測定時間と時
間データ(交流電圧100V時における時間)との時間
差(正負の時間差)を比較結果として電圧判別部15に
出力する。これにより、電圧判別部15においては入力
時間差に基づいて入力交流電圧の変動レベル差分を得る
ことができる。
【0025】さらに、記憶部14に各種の時間対電圧の
複数データを記憶しておき、比較部13において測定時
間と各データとを比較して測定時間に対応する電圧デー
タを得、この得た電圧データを電圧判別部15に入力す
る。なお、各種の時間対電圧の複数データとしては、各
種交流電圧によって得られる矩形波信号の立ち上がりか
ら立ち下がりまでの時間あるいは同矩形信号の立ち下が
りから立ち上がりまでの時間と同交流電圧の値とを加味
して決定すればよい。
【0026】これにより、電圧判別部15においては入
力交流電圧の変動レベルを判別することができ、つまり
入力交流電圧の変動レベルを判別することができる。
【0027】このようにして得た交流電圧変動の判別結
果に基づいて制御回路16が負荷3のファンモータを駆
動する駆動回路2を制御することになり、ファンモータ
の回転状態を一定に保つことができる。
【0028】具体的には、図3に示すように、機器であ
る空気調和機のファンモータを位相制御する際、入力交
流電圧が定格電圧(正常な電圧)であり、そのときの位
相角が図3のa点であるとする。
【0029】このとき、入力交流が低くなった場合、電
圧判別部15においてその交流電圧の変動が判別される
ため、この判別結果に応じて位相角を可変し、例えば図
3のb点に示すように所定値(例えば1msec)だけ
速くする。逆に、入力交流電圧が高くなった場合、電圧
判別部15においてその交流電圧の変動が判別されるた
め、この判別結果に応じて位相角を可変し、例えば図3
のc点に示すように所定値(例えば1msec)だけ遅
くする。
【0030】また、上記交流電圧の変動量が大きいほ
ど、その位相角の可変を大きくし、同交流電圧の変動量
が小さいほど、その位相角の可変を小さくする。
【0031】これにより、入力交流電圧の変動に応じて
ファンモータの位相制御が変えられ、同ファンモータに
印加する電圧が補正されることから、入力交流電圧が変
動しても、同ファンモータの回転数を一定に保つことが
できる。
【0032】このように、交流電圧の所定電圧レベルま
での立ち上がり時間および同所定電圧レベルからの立ち
下がり時間を測定することにより、交流電圧の変動の判
別が可能であることから、従来例のような部品を必要と
せず、つまり部品点数が少なくて済むことになる。
【0033】また、空気調和機等の家電製品において
は、交流電源の周波数(50Hzあるいは60Hz)の
判別やタイマのカウンタ等の利用を目的として電源周波
数の入力を備えた回路(例えばコントローラ等の市販I
C)があり、これを用いれば特別な回路を付加すること
なく、この発明の交流電圧の判別方法およびその装置を
安価に、しかも容易に実現することができる。
【0034】さらに、空気調和機に適用した場合、この
空気調和機の制御回路16であるマイクロコンピュータ
によってゼロクロス点の検出信号(矩形波信号)の入力
毎に当該クロックをカウントしてそのゼロクロス点間の
時間T1,t1(あるいはT2,t2)を測定する。し
かも、マイクロコンピュータによって内部メモリに記憶
されている時間データと測定時間とを比較するととも
に、この比較結果に基づいてホトカプラ回路11の入力
交流電圧の変動レベルを判別する。これにより、特別な
回路を付加せずとも、ソフトウェアで実現することがで
きる。
【0035】図4はこの発明の他の実施例を示す交流電
圧の判別装置の概略的ブロック線図である。なお、図
中、図1と同一部分には同一符号を付し重複説明を省略
する。
【0036】同図において、この交流電圧の判別装置
は、交流電源10による交流電圧を整流回路17で全波
整流した電圧をホトカプラ回路18に入力し、同ホトカ
プラ回路18を構成する発光ダイオード18aの順方向
電圧降下分のほぼ1V(所定しきい値)を基準とした矩
形波信号を得、この得た矩形波信号を時間カウンタ部1
2に入力する。
【0037】次に、上記構成の交流電圧の判別装置の動
作を図5のタイムチャート図を参照して説明すると、ま
ず交流電源10による交流電圧が整流回路17で全波整
流されているものとする。なお、この実施例の動作、作
用にあっては、前実施例と同様であることから、その詳
細な説明を省略する。
【0038】このとき、全波整流された電圧は図5
(a)に示す電圧波形となり、この電圧がホトカプラ回
路18に入力する。ホトカプラ回路18は前実施例同様
に発光ダイオード18aの順方向電圧降下により全波整
流された電圧の本来のゼロクロス点より僅かにはずれた
点を基準としてオン、オフ信号(矩形波信号)を出力す
る(図5(b),(c)に示す)。
【0039】この実施例の場合、入力電圧が全波整流さ
れているため、前実施例の時間T1あるいはt1に対応
する時間T3あるいはt3はほぼ同じような値になる
が、時間T2あるいはt2に対応する時間T4あるいは
t4は極めて短くなる。
【0040】ここで、交流電源10による交流電圧が正
常である場合、例えば図5(b)に示すように、ホトカ
プラ回路18の出力が矩形波信号Cであり、そのオンの
時間がT3、オフ時間T4であるとする。
【0041】そして、何等かの理由により交流電源10
が変動し、例えば交流電圧が低下し、全波整流された交
流電圧波形が図5(a)の破線曲線に示すように電圧レ
ベルが低下すると、図5(c)に示すように、ホトカプ
ラ回路18の出力が矩形波信号Dの波形となる。つま
り、時間t3が正常時の時間T3より短くなり、逆に時
間t4が正常時の時間T4より長くなる。
【0042】このような矩形波信号Dが時間カウンタ部
12に入力し、同矩形波信号Dに基づいて時間t3ある
いはt4を測定する。比較部13がその測定時間と記憶
部14に記憶されている時間データとを比較し、この比
較結果を電圧判別部15に出力する。
【0043】これにより、前実施例と同様に、全波整流
された電圧の変動が判別され、つまり交流電源10によ
る交流電圧の変動が判別される。なお、この判別方法と
しては、前実施例で説明したように、交流電圧の変動
(高低)を判別し、また交流電圧の変動レベル差分を判
別し、さらに交流電圧の変動レベルを判別するものであ
ってもよい。したがって、この実施例にあっても、前実
施例と全く同じ作用、効果を得ることができる。
【0044】なお、入力電圧の波形として、全波整流電
圧でなく、例えば半波整流された電圧の波形であって
も、前実施例と同様の作用、効果が得ることができる。
【0045】また、上述した実施例では、ホトカプラ回
路11,18を用いているが、このホトカプラ回路1
1,18に限らず、交流電圧あるいは全波整流した電圧
もしくは半波整流した電圧の波形の所定電圧レベルを検
出し、この所定電圧レベルの点をタイミングとする信号
を出力する回路(例えばオペアンプを用いたコンパレー
タ回路等)であればよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、交流電圧あるいは全波整流した電圧(もしくは半波
整流した電圧)の波形の所定電圧レベルまでの立ち上が
り時間および立ち下がり時間がその交流電源の変動によ
って変化することから、その時間を測定し、この測定時
間と予め決定した時間のデータとを比較し、この比較結
果により交流電圧の変動を判別するようにしたので、ト
ランス、整流回路、平滑用コンデンサ、分圧回路や電圧
検出回路(A/D変換器を含む)を必要とせず、特にコ
スト高のA/D変換器を必要とせず、例えば所定しきい
値を有するホトカプラ回路等やマイクロコンピュータだ
けで済み、つまり部品点数を減らすことができ、また空
気調和機等の家電製品にはそのホトカプラ回路や制御装
置であるマクロコンピュータ(コントローラ)が既に備
えられていることから、このホトカプラ回路やマイクロ
コンピュータを用いれば、特別な回路を付加する必要も
なく、安価にしかも容易に実現することができるという
有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示し、交流電圧の判別方
法が適用される交流電圧の判別装置の概略的ブロック線
図。
【図2】図1に示す交流電圧の判別装置の動作を説明す
る概略的タイムチャート図。
【図3】図1に示す交流電圧の判別装置を空気調和機の
ファンモータの位相制御に適用した場合の位相制御を説
明する概略的波形図。
【図4】この発明の他の実施例を示し、交流電圧の判別
方法が適用される交流電圧の判別装置の概略的ブロック
線図。
【図5】図4に示す交流電圧の判別装置の動作を説明す
る概略的タイムチャート図。
【図6】従来の交流電圧の判別装置の概略的ブロック線
図。
【符号の説明】 3 負荷 10 交流電源 11,18 ホトカプラ回路 11a,18a 発光ダイオード(ホトカプラ回路1
1,18の) 12 時間カウンタ部 13 比較部 14 記憶部 15 電圧判別部 16 制御回路(マイクロコンピュータ) 17 整流回路 A,B,C,D 矩形波信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧の波形を所定しきい値を有する
    素子あるいは回路に入力して同交流電圧の波形の所定電
    圧レベルを検出し、かつ該検出した所定電圧レベルのタ
    イミング間の時間を測定し、該測定時間に基づいて前記
    交流電圧の変動を判定するようにしたことを特徴とする
    交流電圧の判別方法。
  2. 【請求項2】 負荷を駆動するための交流電源による交
    流電圧の波形の所定電圧レベルを所定しきい値により検
    出し、該検出した所定電圧レベルをタイミングとして矩
    形波信号を得る一方、該得た矩形波信号の立ち上がりか
    ら立ち下がりまでの時間あるいは同矩形波信号の立ち下
    がりから立ち上がりまでの時間を測定し、該測定時間と
    予め記憶している少なくとも1つのデータとを比較し、
    該比較結果に基づいて前記交流電圧の変動を判別し、該
    判別結果に基づいて前記負荷を駆動する駆動手段を制御
    して同負荷の動作状態を一定に維持可能としたことを特
    徴とする交流電圧の判別方法。
  3. 【請求項3】 前記測定、比較および判別は前記負荷を
    備えた機器を制御するマイクロコンピュータによって実
    行し、かつ前記データは前記交流電圧によって得られる
    矩形波信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間ある
    いは同矩形信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間
    と同交流電圧の値とを加味して決定している請求項2記
    載の交流電圧の判別方法。
  4. 【請求項4】 交流電源による交流電圧の波形の所定電
    圧レベルを所定しきい値により検出し、同所定電圧レベ
    ルのタイミングをもとにした矩形波信号を出力する手段
    と、該出力された矩形波信号の立ち上がりから立ち下が
    りまでの時間あるいは同矩形波信号の立ち下がりから立
    ち上がりまでの時間を測定する測定手段と、該測定時間
    と予め記憶されているデータとを比較する比較手段と、
    該比較手段で比較されるデータを記憶している記憶手段
    と、前記比較手段による比較結果に基づいて前記交流電
    圧の変動を判別する判別手段とを備えていることを特徴
    とする交流電圧の判別装置。
  5. 【請求項5】 負荷を駆動するための交流電源による交
    流電圧の波形の所定電圧レベルを所定しきい値により検
    出して同所定電圧レベルのタイミングに基づいて矩形波
    信号を出力する手段と、該出力矩形波信号の立ち上がり
    から立ち下がりまでの時間あるいは同矩形波信号の立ち
    下がりから立ち上がりまでの時間を測定する測定手段
    と、該測定時間と予め記憶されている少なくとも1つの
    データとを比較する比較手段と、該比較手段で比較され
    るデータを少なくとも1つ記憶している記憶手段と、前
    記比較手段による比較結果に基づいて前記交流電圧の変
    動を判別する判別手段とを備え、前記測定手段、比較手
    段、記憶手段および判別手段は前記負荷を備えた機器を
    制御するマイクロコンピュータであることを特徴とする
    交流電圧の判別装置。
  6. 【請求項6】 交流電圧の波形の所定電圧レベルを当該
    発光ダイオードの順方向電圧降下分をしきい値として検
    出し、該検出した所定電圧レベルをタイミングとした矩
    形波信号を出力するホトカプラ回路と、該ホトカプラ回
    路の出力矩形波信号の立ち上がりから立ち下がりまでの
    時間あるいは同矩形波信号の立ち下がりから立ち上がり
    までの時間を測定する時間カウンタ手段と、該測定され
    た時間と予め記憶されている少なくとも1つのデータと
    を比較する比較手段と、該比較されるデータを少なくと
    も1つ記憶している記憶手段と、前記比較手段の比較結
    果に基づいて前記交流電圧の変動を判別する判別手段と
    を備えたことを特徴とする交流電圧の判別装置。
  7. 【請求項7】 負荷を駆動すための交流電圧の波形のゼ
    ロクロス点を当該発光ダイオードの順方向電圧降下分を
    しきい値として検出し、該検出したゼロクロス点をタイ
    ミングとした矩形波信号を出力するホトカプラ回路と、
    該ホトカプラ回路の出力矩形波信号の立ち上がりから立
    ち下がりまでの時間あるいは同矩形波信号の立ち下がり
    から立ち上がりまでの時間を測定する時間カウンタ手段
    と、該測定された時間と予め記憶されている少なくとも
    1つのデータとを比較する比較手段と、該比較されるデ
    ータを少なくとも1つ記憶している記憶手段と、前記比
    較手段の比較結果に基づいて前記交流電圧の変動を判別
    する判別手段とを備え、前記カウンタ手段、比較手段、
    記憶手段および判別手段は前記負荷を備えた機器を制御
    するマイクロコンピュータであり、かつ前記データは前
    記交流電圧によって得られる矩形波信号の立ち上がりか
    ら立ち下がりまでの時間あるいは同矩形信号の立ち下が
    りから立ち上がりまでの時間と同交流電圧を加味して決
    定していることを特徴とする交流電圧の判別装置。
  8. 【請求項8】 前記交流電圧の波形は同交流電圧を全波
    整流して得た電圧波形あるいは同交流電圧を半波整流し
    て得た電圧波形である請求項1、2、4、5、6、7に
    記載の交流電圧の判別装置。
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