JPH0722719U - 空気式牽引機 - Google Patents

空気式牽引機

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JPH0722719U
JPH0722719U JP5790993U JP5790993U JPH0722719U JP H0722719 U JPH0722719 U JP H0722719U JP 5790993 U JP5790993 U JP 5790993U JP 5790993 U JP5790993 U JP 5790993U JP H0722719 U JPH0722719 U JP H0722719U
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JP
Japan
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air
traction
air bag
human body
detector
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Application number
JP5790993U
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English (en)
Inventor
寿美夫 難波
啓介 三宅
Original Assignee
オージー技研株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成であってしかも正確に腰椎及び頸
椎の間歇的な牽引治療を実施できる空気式牽引機を提供
すること。 【構成】 膨張すると人体の腰椎又は頸椎を牽引する空
気袋5と、該空気袋5を人体に装着する装着具6と、前
述した牽引の力を検出する検出器7とからなる牽引装具
1と、空気袋5に空気を供給し又は排気する空気供給器
10と、検出器7から信号を得て空気供給器10を制御
する制御部11とから構成され、前記空気供給器10に
は、空気を加熱するヒーター19が設けられ、前記空気
袋5の上下端に、人体に止着される当接具8がそれぞれ
取り付けられたことを特徴とする空気式牽引機である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腰椎症、又は頸椎症等の牽引治療に用いられる空気式牽引機に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
腰椎又は頸椎椎間障害に対する腰椎又は頸椎牽引は、牽引時に患者を寛がせて 椎体周辺の筋肉や靱帯の無駄な緊張を緩和させておいて、椎間のみを離開させる ようにすれば、牽引力を有効に加えることができて効果的であることが広く知ら れている。 従来技術の一例として、頸椎牽引を行う機器が実開平4−15914号公報に あり、該公報に示される牽引装置付頸椎装置は、当接支持材、頸椎カラー部材、 空気パッド等から構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の機器では、頸椎に対して低牽引力による長時間治療を行なえるが、腰椎 又は頸椎に対して正確な牽引力を付与して間歇牽引を行なうことは困難である。 本考案は、上記問題点に着目してなされたものでありその目的は、簡易な構成 であってしかも正確に腰椎及び頸椎の間歇的な牽引治療を実施できる空気式牽引 機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち本考案は、膨張すると人体の腰椎又は頸椎を牽引する空気袋5と、該空気 袋5を人体に装着する装着具6と、前述した牽引の力を検出する検出器7とから なる牽引装具1と、空気袋5に空気を供給し又は排気する空気供給器10と、検 出器7から信号を得て空気供給器10を制御する制御部11とから構成される空 気式牽引機である。 前記空気供給器10には、空気を加熱するヒーター19が設けられ、空気袋5 の上下端に、人体に止着される当接具8がそれぞれ取り付けられる。 検出器7は、当接具8に設けられ空気袋5が当接具8に与える押圧力を検出す るものである。
【0005】
【作用】
本考案の空気式牽引機における空気袋5を装着具6で人体に装着する。膨張す る空気袋5は人体の腰椎又は頸椎を牽引し、該牽引力を検出器7で検出する。空 気供給器10は、空気袋5に空気を供給し又は排気し、制御部11は検出器7か ら信号を得て空気供給器10を制御する。
【0006】 ヒーター19は、空気供給器10が吐出する空気を加熱する。 牽引装具1を装着具6で人体に装着する際、空気袋5の上下端に設けた各当接 具8を、当接する人体の二部位に移動不自在に止着する。 一方の前記当接具8に設けられる検出器7は、空気袋5が該当接具8に与える 押圧力を検出する。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1には、人体に 装着される牽引装具1を人体胴部に装着するものとした第1実施例の腰椎牽引装 具1aと、該装具1aにホース2及びコード3で連結される牽引機構部4とを示 している。
【0008】 腰椎牽引装具1aは、膨張する空気袋5と、該空気袋5を人体に装着する装着 具6と、人体の腰椎を牽引する空気袋5の力を検出する検出器7とからなる。 空気袋5は、横に向けた筒状袋5aを縦に順次重ね連通して幅広に作成される 一枚の包み体でなる。又は図示を省略するが、横に向けた筒状袋5aを縦に重ね て連通して幅狭に作成される当接体を二個準備してなるものもあり、この場合は 、両当接体を人体胴部の左右側にそれぞれ装着する。
【0009】 空気袋5には、その上下端に人体に接触面積を多くして止着される当接具8が 取り付けられる。即ち、空気袋5の上端には、人体の背部から胸部及び脇部にわ たる部位に止着される脇当接具8aが取り付けられ、空気袋5の下端には、人体 の背部から腰部及び下腹部に止着される腰当接具8bが取り付けられる。 装着具6は、人体の背面部から正面部に向かって当接した当接具8の開放両端 を接近させる様に締め付ける部材でなり、脇当接具8aの開放両端を接近させる 様に締め付ける脇装着具6aと、腰当接具8bの開放両端を接近させる様に締め 付ける腰装着具6bとを有す。 検出器7は、適宜な圧力センサーでなり、腰当接具8bに設けられ、空気袋5 が腰当接具8bに与える押圧力を検出するものであり、又、該空気袋5には該空 気袋5に供給される空気の温度を計る温度センサー9が設けられる。
【0010】 牽引機構部4は、筐体の中に空気袋5に空気を供給又は排気する空気供給器1 0と、空気供給器10を制御する制御部11とが収納され、筐体正面のパネル1 2には該牽引機構部4に接続される商用電源を断続する電源スイッチ26と、牽 引力を設定する牽引力設定器13と、牽引治療の時間を設定する治療時間設定器 14と、牽引状態の保持時間を設定する保持時間設定器15と、弛緩状態の時間 を設定する弛緩時間設定器16と、牽引力を表示するウェート表示器17とが配 設される。
【0011】 図2には上記実施例の電気的構成をブロック図で示しており以下に説明すると 、腰椎牽引装具1aにホース2で接続される空気供給器10は、空気袋5に空気 を供給するポンプ18と、該ポンプ18の吐出部に設けられ吐出空気を加熱する ヒーター19と、空気袋5の空気を排気する排気弁20とからなる。
【0012】 前記制御部11は、牽引制御部21と温度制御部22とからなり、該牽引制御 部21は、前記検出器7と、牽引力設定器13と、治療時間設定器14と、保持 時間設定器15と、弛緩時間設定器16と、これらの検出器7、牽引力設定器1 3、治療時間設定器14、保持時間設定器15及び弛緩時間設定器16等の各出 力を得てポンプ18を制御するポンプ制御器23と、該ポンプ制御器23の出力 を得て牽引力を表示する前記ウェート表示器17からなる。 前記温度制御部22は、ヒーター19を制御するものであり、温度センサー9 と、空気温度を設定する温度設定器24と、該温度センサー9と温度設定器24 の出力を得てヒーター19に電力を供給するヒーター制御器25とからなる。
【0013】 第1実施例を用いて腰椎の牽引治療を行なう際に施療者は、腰椎牽引装具1a を背部側から腹部側に向けて包み、脇当接具8aを脇装着具6aで胸に締め付け 止着し、腰当接具8bを腰装着具6bで腰に締め付け止着する。 制御部11の各種設定器を手動操作し空気供給器10を駆動し、空気袋5に空 気を供給し又は排気する。空気袋5に空気を供給すると、空気袋5が拡張され脇 当接具8aと腰当接具8bとの間隔を拡大し、腰椎に牽引力を付与し、空気袋5 の空気を排気すると牽引力は消失する。
【0014】 空気袋5への空気の供給と排気を自動的に交互に繰り返して行ない、腰椎に間 歇牽引を施す。即ち、空気袋5に空気を供給すると、空気袋5が人体の腰椎を牽 引し、その牽引力を検出器7が検出し、該検出器7の出力が牽引力設定器13の 設定値に至るとポンプ18を停止させる。 ポンプ18が停止したままで、保持時間設定器15で設定した時間だけ設定牽 引値を保持し、その設定時間が経過すると排気弁20を開け空気袋5の空気を排 気する。
【0015】 排気により前述の牽引力は零に至り、その状態のまま弛緩時間設定器16で設 定した時間だけ休止し、次に、その設定時間が経過すると排気弁20を閉め、ポ ンプ18を再度駆動し、空気袋5へ空気を供給する。 治療時間設定器14で設定した時間内に、上記の空気供給による牽引作動、保 持停止、空気排気による弛緩作動、弛緩停止の四つの工程を繰り返す。 ウェート表示器17は牽引力をリアルタイムに表示する。 人体に温熱を付与する時には空気袋5へ供給する空気をヒーター19で加熱し 、ヒーター制御器25は温度センサー9で空気袋5中の温度を検出し、温度設定 器24で設定した所望の温度に保持する。
【0016】 図3には頸部に装着する第2実施例の頸椎牽引装具1bを示しており、前述第 1実施例における脇当接具8aを顎及び後頭部に当接させる顎当接具8cに代え 、腰当接具8bを肩に当接させる肩当接具8dに代えたものである。 顎当接具8cと肩当接具8dとの間には、空気袋5へ空気を供給した時該袋5 の伸長力が掛かり、この伸長力は頸椎を引き伸ばす。 前記頸椎牽引装具1bは制御部11に制御されて頸椎を間歇牽引する。
【0017】
【考案の効果】
請求項1に記載の本考案は、所望の牽引力を正確に付与して腰椎又は頸椎の間 歇牽引を行なうことができ、確実で効果的な牽引治療が施せる。
【0018】 請求項2に記載の本考案は、一個の牽引装具1で牽引治療とこれに温熱治療も 加えて両治療を同時に行なえ便利である。 温熱によれば血行促進作用と筋肉弛緩作用が期待できるがこの内特に筋肉弛緩 作用は、腰椎又は頸椎周辺の筋肉を弛緩させ、腰椎又は頸椎へ牽引力を効果的に 付与するよう働くので、牽引に加え温熱を併用すると牽引治療が促進できること となり、好都合である。更に、治療中の緊張感をほぐすことができ、快適に治療 を行なえる。
【0019】 請求項3に記載の本考案は、空気袋5の上下端に設けられた各当接具8が、人 体に広面積に接触して固定的に止着されるので、止着部位の痛みを少なくして確 実に空気袋5の伸展力を人体に伝えることができ、快適に牽引治療を実施できる 。
【0020】 請求項4に記載の本考案は、空気袋5の上下両端の当接具8を空気袋5が押し 広げる力を検出しているので、腰椎へ掛かる牽引力を直接的に検出でき、腰椎に 正確な牽引力を付与できることとなり、適切な牽引治療を行なえる。 又、付与すべき牽引力を検出及び設定できる機器であるから、不必要な過剰な 牽引力を与えることもなく、施療上安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における牽引装具の第1実施例を用いた
場合の外観図である。
【図2】本考案実施例のブロック図である。
【図3】本考案における牽引装具の第2実施例を用いた
場合の正面図である。
【符号の説明】
1 牽引装具 5 空気袋 6 装着具 7 検出器 8 当接具 10 空気供給器 11 制御部 19 ヒーター

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張すると人体の腰椎又は頸椎を牽引す
    る空気袋5と、該空気袋5を人体に装着する装着具6
    と、前述した牽引の力を検出する検出器7とからなる牽
    引装具1と、空気袋5に空気を供給し又は排気する空気
    供給器10と、検出器7から信号を得て空気供給器10
    を制御する制御部11とから構成される空気式牽引機。
  2. 【請求項2】 空気供給器10には、空気を加熱するヒ
    ーター19が設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の空気式牽引機。
  3. 【請求項3】 空気袋5の上下端に、人体に止着される
    当接具8がそれぞれ取り付けられたことを特徴とする請
    求項1記載の空気式牽引機。
  4. 【請求項4】 検出器7は、当接具8に設けられ空気袋
    5が当接具8に与える押圧力を検出するものであること
    を特徴とする請求項1記載の空気式牽引機。
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