JPH07226681A - 可変周波数信号シンセサイザおよび可変周波数信号を合成するための方法 - Google Patents

可変周波数信号シンセサイザおよび可変周波数信号を合成するための方法

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JPH07226681A
JPH07226681A JP7034476A JP3447695A JPH07226681A JP H07226681 A JPH07226681 A JP H07226681A JP 7034476 A JP7034476 A JP 7034476A JP 3447695 A JP3447695 A JP 3447695A JP H07226681 A JPH07226681 A JP H07226681A
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frequency
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マーク・エヌ・デイヴィッドソン
Timothy L Hillstrom
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一様周波数間隔で低ノイズ合成信号を発生する 【構成】信号源基準信号Fsからレート乗算器26、分
周器28によってPLL回路24の基準信号を生成す
る。レート乗算器の設定により一様間隔の基準信号を
得、分周器によりその位相変動を圧縮するとともに、ス
パー・フィルタ60の零位置を前記間隔によってさだ
め、合成出力信号の位相ノイズとスプリアスを低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラム可能な周波
数の連続波信号を発生する可変周波数信号シンセサイザ
に関するものであり、とりわけ、位相ノイズが極めて小
さく、スプリアス側波帯がごくわずかな連続波信号の発
生に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数ある用途の中で、電子測定器及び通信
装置の場合、連続波信号を発生し、その周波数をプログ
ラムすることはとりわけ有用である。一般に連続波信号
は、一定の非変調周波数(「搬送波周波数」)を有する
電気信号である。
【0003】当該技術においては、位相ロックループ
(PLL)を利用して、精確で、安定した周波数の連続
波信号を発生する周波数シンセサイザすなわちPLLシ
ンセサイザが知られている。一般に、PLLには電圧制
御発振器(VCO)のような同調可能な発振器が含まれ
ており、該発振器の出力は、位相検出器によって、既知
の基準信号にロックされる。位相検出器は、基準信号と
VCO出力信号の位相差に関連した出力電圧あるいは出
力電流を発生する。位相検出器の出力は、VCOを所望
の周波数に同調させ、ロックするため、帰還ループを介
してVCOの入力に帰還される。これによって、強制的
に、VCO出力信号の位相及び周波数が基準信号のそれ
と同じになるようにされる。
【0004】プログラム可能な周波数を有する連続波信
号を発生するため、帰還ループにおいて、PLLのVC
O出力と位相検出器の間に、プログラム可能な分周器を
挿入することが可能である。プログラム可能な分周器
は、位相検出器における基準周波数と比較する前に、V
CO出力信号の搬送波周波数を選択可能な除数によって
割算する(選択可能な除数は、整数または分数値とする
ことが可能である)。従って、除数をプログラムするこ
とによって、VCO出力信号の周波数を基準周波数の所
望の倍周波数に等しくなるようにすることができる。
【0005】このPLLシンセサイザの欠点は、帰還経
路にプログラム可能な除数が存在すると、同じ除数によ
って基準周波数信号及び位相検出器からのノイズの増倍
も行われることになる。この増倍されたノイズは、PL
Lの帯域幅より少ない量だけ、搬送波周波数からオフセ
ットした周波数において、位相ノイズ側波帯として、出
力信号に生じることになる。位相ノイズの側波帯を低減
するため、PLL帯域幅を縮小することが可能である。
しかし、PLL帯域幅の縮小は、出力信号の搬送波周波
数をプログラムされた周波数間で切替えるのに必要な時
間を比例して劣化させるという犠牲を払うことになる。
従って、帰還経路に分周器を備えた、先行技術によるP
LLシンセサイザは、低位相ノイズと、高速搬送波周波
数切替えを同時に実現することはできない。
【0006】基準信号経路にプログラム可能な分周器を
備えた、PLLシンセサイザによって、デジタル的にプ
ログラム可能な連続波信号を発生することも可能であ
る。この構成の場合、デジタル分周器は、プログラムさ
れた除数によって、基準信号の周波数を比例して低減さ
せ、位相検出器は、VCO出力信号を低減した基準周波
数にロックする。適切な除数値を選択することによっ
て、VCO出力信号の周波数を基準信号周波数の所望の
分数周波数に等しくすることができる。すなわち、選択
された除数値Nに関して、VCO出力信号周波数は、基
準周波数に1/Nを掛けた値に比例する。さらに、PL
Lシンセサイザは、基準信号経路と帰還経路の両方にプ
ログラム可能な分周器を設けて、基準周波数の有理分数
M/N倍に比例したVCO出力信号を発生することが可
能である。ここで、Mは帰還経路分周器の除数であり、
Nは基準信号経路分周器の除数である。
【0007】基準経路分周器を備えたPLLシンセサイ
ザの欠点は、それによって発生するプログラムされた周
波数が、一様な周波数間隔にならないということであ
る。また、それによって発生するプログラムされた周波
数は、正確な10進表現にならない。例えば、除数Nが
15の場合、VCO周波数は、基準信号周波数の循環少
数(0.06666...)倍になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低位
相ノイズ及び低スプリアス側波帯で、プログラムされた
周波数の間隔が一様であり、プログラムされた周波数間
の切替え時間が短い、デジタル的にプログラム可能な連
続波信号を発生するための装置及び方法を提供すること
にある。本発明のもう1つの目的は、正確な10進値を
有する、プログラムされた周波数の連続波信号を発生す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プログ
ラム可能な周波数の連続波信号を発生するためのシンセ
サイザは、位相ロックループ(PLL)回路に対する基
準信号経路に挿入された、デジタル・レート乗算器及び
デジタル分周器を有する。レート乗算器及び分周器は、
信号源基準信号の既知の周波数(「信号源周波数」)に
対して、プログラム可能な整数Nと2つの所定の除数
(それぞれ、レート乗算器と分周器の除数)の積との比
によって関連づけられた、PLL回路の基準周波数をプ
ログラムする働きをする。従って、所定の除数及び信号
源周波数は、それぞれ、一様な周波数間隔で分離された
周波数の集合を定義するパラメータであり、適宜、数N
を選択することによって、該集合からPLL回路の基準
周波数を選択することができる。
【0010】本発明は一面において、分周器がPLL回
路によるロックを容易化する働きをする。レート乗算器
は、プログラムされた値Nに基づいて、基準信号のパル
スを選択的に抑圧することによって、PLL回路の基準
周波数をプログラムする。結果として、レート乗算器の
出力における基準信号の隣接パルス間のピーク・ピーク
位相偏移が全周期すなわち360度になる可能性があ
る。基準信号の周波数をその除数で割算する場合、分周
器は、基準信号の位相偏移を減少させる働きをする。基
準信号の位相偏移を制限することによって、PLL回路
は、その出力信号を基準周波数にロックすることができ
る。
【0011】本発明のさらに別の面では、PLL回路の
位相検出器とVCO発振器の間に、連続波信号における
スプリアスFM側波帯を低減するため、スパー・フィル
タが挿入される。スプリアスFM側波帯は、レート乗算
器及び分周器によって、位相検出器の出力に導入される
交流成分の結果生じるものである。交流成分は、基準周
波数の周波数間隔の整数倍である周波数(「スパー周波
数」)において生じる。本発明の実施例の1つでは、ス
パー・フィルタは、交流成分を減衰させるため、1つ以
上の零がこうしたスパー周波数に配置された、極零低域
通過フィルタである。本発明のもう1つの実施例では、
さらにPLL回路の帯域幅を増すため、スパー・フィル
タは全零フィルタである。
【0012】本発明によるPLLシンセサイザの利点の
1つは、PLL回路のノイズ利得が、位相ノイズに関し
て1になるということである。従って、基準信号及び位
相検出器の位相ノイズは、PLL回路によって増幅され
ないので、合成された連続波信号の位相ノイズが最小限
に抑えられるということになる。もう1つの利点は、P
LLシンセサイザは、信号源周波数、及び、レート乗算
器及び分周器の除数値を適宜選択することによって、所
望の周波数間隔となるように設計することができるとい
う点である。
【0013】本発明のさらに別の面を見れば、PLLシ
ンセサイザによって発生可能な組をなす周波数を並進ま
たは拡張するため、1つ以上のミクサがPLL回路の帰
還経路に挿入される。
【0014】本発明のその他の特徴及び利点について
は、添付の図面を参照しながら進められる、望ましい実
施例に関する以下の詳細な説明から明らかになるであろ
う。
【0015】
【実施例】図1を参照すると、本発明の第1の実施例に
よる位相ロックループ(PLL)シンセサイザ20は、
PLL回路24、レート乗算器26、及び、分周器28
から構成される。レート乗算器26及び分周器28は、
基準信号源からPLL回路24の基準信号入力32まで
の基準信号(Fs)の経路(「基準信号経路」)に挿入
される。信号源において、基準信号は、600MHzと
いった、一定の、所定の周波数(「信号源周波数」)を
備えている。PLL回路の入力32における基準信号の
周波数は、レート乗算器26及び分周器28の働きによ
って修飾でき、ユーザによるプログラムが可能である
(すなわち、選択が可能である)。
【0016】レート乗算器26は、基準信号を受信する
入力34、及び、pビット2進数Nを受信する入力36
を備えた、pビットの2進レート乗算器であることが望
ましい。pビットの2進レート乗算器は、基準信号のパ
ルスを選択的に抑圧し、下記の関係式に従って、その出
力35における基準信号の周波数を低減する働きをす
る:
【0017】
【数1】
【0018】ここで、Fsは、レート乗算器の入力34
における信号源周波数であり、FRMOUTは、レート乗算
器の出力35における基準信号の周波数である。
【0019】分周器28は、レート乗算器26の出力に
接続されており、1:除数Mの固定比によって基準信号
の周波数をさらに低減する働きをする。分周器28は、
同期デジタル分周器であることが望ましく、直列に接続
されたフリップ・フロップ回路によって実施される。例
えば、除数が4に等しい分周器は、2つのフリップ・フ
ロップ回路を直列にして実施することが可能である。除
数Mは、分数1/Mが有限小数表現となるように選択さ
れる。すなわち、Mが次式を満たすように選択すると
(ここで、K及びLは、非負整数)、分数1/Mは、そ
うした有限小数表現になる。
【0020】
【数2】
【0021】レート乗算器26及び分周器28は、下記
の関係式に従って、基準信号を低減する。
【0022】
【数3】
【0023】ここで、Fsは、信号源周波数であり、FP
LLINは、PLL回路の入力32における基準信号周波数
である。デジタル数Nは、1〜(2のp乗−1)の任意
の整数値に等しくなるように、ユーザによるプログラム
が可能である。従って、PLL回路入力32における基
準信号周波数は、ユーザが、Mと2のp乗の積によって
割算された信号源周波数に等しい、一様な周波数間隔
(「ステップ・サイズ」)でプログラム可能な組をなす
周波数のうちの1つにセットすることが可能である。例
えば、512MHzの信号源周波数、7ビットのレート
乗算器、及び、4で割る分周器という場合、ステップ・
サイズは、1MHzになる。もう1つの例では、600
MHzの信号源周波数の場合、pが7に等しく、Mが4
に等しければ、ステップ・サイズは、1.171875
MHz(有限小数量)である。除数M及び信号源周波数
を適宜選択すれば、プログラム可能な基準周波数が正確
な10進数表現となるように設計することも可能であ
る。
【0024】本発明の第1の実施例の場合、PLL回路
24は、位相検出器42及び可変周波数発振器44から
構成される。位相検出器42は、可変周波数発振器44
の入力48に結合された出力46を備えている。発振器
44の出力50は、さらに、位相検出器42の入力52
に接続されており、帰還ループ54が形成される。
【0025】発振器44は、電圧制御発振器が望まし
い。出力50において、発振器44は、発振器入力48
における信号に比例して周波数が変動する信号(「合成
信号」)を発生する。位相検出器42は、モトローラ社
製の位相検出器MCK12140のような、デジタルま
たは位相/周波数位相検出器が望ましい。位相検出器
は、その出力から、PLL入力32における基準信号と
位相検出器入力52における合成信号との位相差に関連
した位相エラー信号を送り出す。この位相エラー信号に
より、位相検出器42は、発振器の合成信号の周波数を
連続して調整し、PLL入力32における基準信号の位
相に対する合成信号の位相の「ロック」またはサーボ制
御を実施する。基準信号に対して合成信号を適正にロッ
クされると、合成信号は連続波信号となる。
【0026】PLL回路24には、さらに、位相検出器
の出力46と発振器の入力48との間に直列に接続され
た、スパー・フィルタ60及び積分器62が設けられて
いる。スパー・フィルタ60は、後述するように、合成
信号のスプリアス側波帯を減衰させる働きをする。積分
器62は、合成信号の位相及び周波数の適正な帰還制御
のため、位相エラー信号の積分を行う。
【0027】次に、図2及び3を参照すると、レート乗
算器26(図1)及び分周器28(図1)は、pビット
の同期2進カウンタ70、レート乗算論理回路72、及
び、M除算カウンタ74から構成される、単一のモノリ
シック集積回路(IC)68によって実施するのが望ま
しい。一例としては、モトローラ社によってヒューレッ
ト・パッカード社のために製造された、部品番号SC6
4029FNのセミ・カスタムICがある。SC640
29FNは、ECL論理回路によって実施され、800
MHzまでのクロック周波数で動作可能である。SC6
4029FNのセミ・カスタムIC、及び、図2に示す
例の場合、pは8であり、Mは4に等しい。2進カウン
タ70及び論理回路72はレート乗算器26を構成し、
一方、分周器28は、÷4カウンタ74として実現され
る。
【0028】2進カウンタ70及びレート乗算論理回路
72は、それぞれ、入力78及び79における信号源基
準信号(Fs)によって刻時される。これに応答して、
2進カウンタ70は、出力82に、信号源基準信号パル
スの8ビット2進計数ビット(Q0−Q7)を出力す
る。信号源基準信号及び2進計数ビットは、レート乗算
論理回路72において、いくつかのゲート関数に基づい
て組み合わせられる。レート乗算論理回路72は、入力
84(B0〜B7)において受信するプログラムされた
2進数Nに基づいて、ゲート関数のうちから選択された
ものを組み合わせる。この結果、レート乗算論理回路7
2の出力86において、信号源基準周波数のN/(2の
p乗)倍の基準信号が生じることになる。
【0029】図3を参照すると、ゲート関数の大部分は
最上位2進計数ビットを反転した1つ以上の2進計数ビ
ットと信号源基準信号とのAND結合である。第1のゲ
ート関数は、信号源基準信号と反転された最下位2進計
数ビットQ0のAND結合である。後続の各ゲート関数
毎に、次に上位の2進計数ビットが追加され、該ビット
は反転されるが、先行ビットは反転されない。例えば、
4ビットのレート乗算器(すなわち、p=4)の場合、
ゲート関数は、次の通りである:
【0030】
【数4】
【0031】ここで、Fsは信号源基準信号を表し、G0
−G3はゲート関数を表し、Q0−Q3は2進計数ビット
を表している。
【0032】一般に、ゲート関数は、下記のように表す
ことが可能である:
【0033】
【数5】
【0034】これらゲート関数の結果は、周波数が先行
ゲート関数の周波数の半分であるパルスを有する信号で
ある。例えば、ゲート関数G0によって生じる信号のパ
ルスは信号源基準信号Fsの周波数の半分の周波数を有
する。ゲート関数G1のパルスは、やはり、ゲート関数
G0のパルスの周波数の半分を有する等である。図4に
は、信号Fs、Q0−Q4、及び、G0−G3に関する波形
が示されている。
【0035】レート乗算器の出力における基準信号は、
プログラムされた数Nに基づいて、1つ以上のゲート関
数信号の適合するOR結合を実施し、上記式(1)が得
られるようにすることによって、構成される。例えば、
Nの値が、1、2、4、及び、8に等しい場合、出力基
準信号は、それぞれ、ゲート関数信号G3、G2、G1、
及び、G0のうちの1つから構成される。Nが3に等し
い場合は、ゲート関数G2及びG3のOR結合によって、
下記のように適正な周波数で出力基準信号が形成され
る:
【0036】
【数6】
【0037】1〜15の各N(すなわち、2のp乗−
1)について、ゲート関数信号の1つ乃至全てによる適
切なOR結合を行うことが可能である。図4には、こう
した各OR結合から生じる信号が、引用符つきNの値に
よって表示されている。
【0038】もう1度、図3を参照すると、8ビット・
レート乗算器に関するゲート関数及びOR結合を生成す
るレート乗算論理回路72は、OR、NOR、及び、イ
ンバータ論理ゲートによって実現される。
【0039】もう1度、図1、図2及び図4を参照する
と、レート乗算器26(図1)によって実施されるゲー
ト関数のOR結合は一般に、信号源基準信号のパルスの
一部を抑圧する働きをする。結果として、レート乗算器
の出力86における信号は、Nのいくつかの値に関し
て、ピーク・ピーク位相変動が360度に近くなる。周
波数が高くなると、こうした大きい位相変動は、PPL
回路のダイナミック・レンジを超え、位相ロックを妨害
する可能性がある。
【0040】さらに、分周器28(図1)は、基準信号
をレート乗算器の出力で割算することによって、レート
乗算器26によって生じる位相変動を減少させる働きも
する。例えば、カウンタ74(図2)におけるように、
除数Mが4に等しい場合、位相偏移は200度を超えな
い。この程度の小さな位相変動は、一般に、PLL回路
によって許容される。従って、レート乗算器26と除数
28の組み合わせによって、PLL回路24が利用し得
るプログラム可能な周波数の基準信号が得られる。
【0041】もう1度、図1を参照すると、第1の実施
例の位相検出器42は、PLL入力32における基準周
波数信号と位相検出器の入力52における合成信号との
位相差に比例した電圧を有する、位相エラー信号を発生
する。信号の位相が、PLL回路24によってロックさ
れる場合、位相エラー信号には、周波数間隔(レート乗
算器によって導入される位相変動による)の整数倍に等
しい周波数(「スパー周波数」)の交流正弦成分が含ま
れている。最大振幅の交流成分は、周波数間隔のM倍に
等しいスパー周波数において生じる。例えば、512M
Hzの信号源基準周波数の場合、p=7、M=4であれ
ば、交流成分のスパー周波数は、1MHz(周波数間
隔)の倍周波数であり、こうした成分は4MHzにおい
て最大になる。フィルタリングが施されない場合、交流
位相エラー信号成分によって、合成信号にスプリアスF
M側波帯が生じることになる。従って、交流成分はスパ
ー・フィルタ60によって減衰させるのが望ましい。
【0042】図5〜図8を参照すると、スパー・フィル
タ60(図1)は、これらのスパー周波数に位置する1
つ以上の零を有する極零低域通過フィルタ110、11
2として実現される。素子値が下記の表Iにします示す
通りであれば、極零低域通過フィルタ110(図5)
は、図6のグラフに示すように、単一の零が4.7MH
Zに位置することになる。図6において、利得を単位d
Bで実線で、位相を単位度(DEG)で2点鎖線でしめ
した。
【0043】
【表1】
【0044】極ゼロ低域通過フィルタ112(図7)の
極P、及び、2つの零Z1及びZ2は、下記の式によって
求められる:
【0045】
【数7】
【0046】下記の表2にリスト・アップされている素
子値の場合、フィルタ112は、図6におけると同様に
して図8のグラフに示すように、1.17及び2.34
MHzに零が位置することになる。
【0047】
【表2】
【0048】再び、図1を参照すると、こうした極零低
域通過フィルタ110、112が、スパー・フィルタ6
0に用いられる場合、PLL回路24の利得1の帯域幅
は、周波数間隔の約1/10以下できる。そうでない
と、PLL回路の位相余裕は、スパー・フィルタの位相
遅れのため、不十分になる。
【0049】図9を参照すると、全零フィルタ114を
スパー・フィルタ60(図1)として利用することも可
能である。例示の全零フィルタ114は、L3C3=L1
C1、L4C4=L1C1またはL2C2、及び、L5C5=L2
C2の場合、上記式(8)及び(9)によって求められ
る周波数に2つの零が位置することになる。全零フィル
タは、前述の極零フィルタよりも位相遅れを少なくする
ことができる。従って、全零フィルタは、周波数間隔の
20%までの広いPLL回路帯域幅を許容するが、より
複雑である。
【0050】ここで、図10を参照すると、本発明の第
2の実施例の場合、ミクサ132及び低域通過フィルタ
134が、PLLシンセサイザ20(図1)の帰還経路
54に挿入されている。低域通過フィルタ(LPF)1
34に続いて、低ノイズ増幅器(LNA)136を接続
することも可能である。図示実施例の場合、ミクサ13
2は、合成信号と信号源基準信号をヘテロダインする。
これは、同じ周波数間隔を維持しながら、PLLシンセ
サイザの組をなすプログラム可能な周波数を信号源基準
周波数だけ並進させるのに役立つ。すなわち、ミクサ1
32によって、PLLシンセサイザは、下記の式で得ら
れるプログラムされた周波数の合成信号を発生すること
になる:
【0051】
【数8】
【0052】例えば、Fs=600MHz、p=7、及
び、M=4の場合、FPLLOUTを1.171875MHz
間隔で450MHzから約590MHzまでプログラム
することが可能である。
【0053】代替案として、PLLシンセサイザのプロ
グラム可能な周波数は、合成信号と適切な周波数を有す
る別の信号を混合することによって、所望の他の任意の
周波数範囲に並進させることが可能である。合成信号と
混合される信号の周波数が、周波数間隔の整数倍である
(信号源基準信号がこの特性を備えている)限りにおい
て、ミクサによって生じるスプリアス周波数も周波数間
隔の整数倍で生じ、スパー・フィルタ60によって減衰
される。従って、ミクサ132は、レート乗算器26の
ために既に存在している以外の周波数の位相ノイズまた
はスパーを追加することなく、PLLシンセサイザのプ
ログラム可能な周波数範囲をもっと高い周波数範囲にア
ップ・コンバートする働きをする。
【0054】図11を参照すると、本発明の第3の実施
例に従って、PLLシンセサイザ20の帰還経路54
(図1)には、複数のミクサ152、154が挿入され
ている。さらに、スイッチ158、159、乗算器16
0〜162、分周器166、及び、ミクサ168の形を
とる手段が、周波数間隔の整数倍に当たる各種周波数の
信号を発生し、ミクサ152、154において合成信号
と混合する所望の周波数を選択するために設けられてい
る。帰還経路において合成信号と混合するため、複数の
信号周波数から選択することによって、PLLシンセサ
イザのプログラム可能な周波数範囲の並進及び拡大が、
両方とも可能になる。
【0055】スイッチ158は、乗算器160〜162
によって発生する3つの粗調整信号のうちの1つを選択
する。乗算器160〜162は、信号源基準信号の周波
数に、それぞれ、固定係数6、8、及び、7を掛けるこ
とによって、粗調整信号を発生する。例えば、信号源周
波数が600MHzの場合、乗算器は、それぞれ、36
00MHz、4800MHz、及び、4200MHzの
3つの周波数を備えた粗調整信号を発生する。粗調整信
号に導入される可能のあるノイズは、組をなす3つのフ
ィルタ174〜176によって低減される。ミクサ15
2は、帰還経路54において、スイッチ158によって
選択された粗調整信号と合成信号をヘテロダインする。
フィルタ180及び増幅器182は、ミクサ152に後
続する帰還経路54に接続され、ミクサ出力におけるノ
イズ及びスプリアスを低減する。
【0056】スイッチ159は、分周器166及びミク
サ168によって発生する4つの微調整信号の1つを選
択する。信号源基準信号によって刻時される分周器16
6は、信号源周波数の1/4及び1/8の信号を発生す
る。次に、ミクサ168によって、信号源周波数の1/
4及び1/8の信号と信号源基準信号を混合することに
より、4つの微調整信号が形成される。信号源周波数が
600MHzの場合、4つの微調整信号は、周波数が4
50MHz、525MHz、575MHz、及び、75
0MHzになる。組をなす4つのフィルタ186〜18
9によって、微調整信号のノイズ及びスプリアスが低減
される。ミクサ154は、帰還経路54において、スイ
ッチ159によって選択された微調整信号と合成信号を
ヘテロダインする。ミクサ154に後続する帰還経路の
フィルタ192は、ミクサ出力において合成信号のノイ
ズ及びスプリアスを低減する。スイッチ199は、PL
L増幅器62の符号制御を可能にする。
【0057】ミクサ152、154において、合成信号
と粗調整信号及び微調整信号を混合することによって、
レート乗算器のデジタル値Nを選択することによって、
プログラムすることが可能な合成信号周波数の組が、よ
り高い周波数範囲に並進される。さまざまな粗調整信号
及び微調整信号のうちから合成信号と混合される調整信
号を選択し、PLL増幅器62の符号制御を可能にする
ことによって、組をなすプログラム可能な周波数を、い
くつかの連続したより高い周波数範囲のうちの所望の1
つに並進することが可能になる。従って、帰還経路にお
いて合成信号と複数の調整周波数から選択された1つを
混合することによって、プログラム可能な組をなす周波
数をかなり広い周波数範囲にまで拡大することが可能で
ある。例えば、信号源周波数が600MHzで、p=
7、及び、M=4の場合、合成信号と混合される調整信
号がなければ、プログラム可能な周波数範囲は、1.1
71875MHzのステップで約76〜150KHzと
することが可能である。図11に示し、上で解説のとこ
ろに従って、調整信号を選択し、混合することによっ
て、プログラム可能な周波数範囲は、やはり、1.17
1875MHzのステップで、約2700〜5700M
Hzのより高い周波数範囲に拡大することが可能であ
る。
【0058】調整信号の周波数が、周波数間隔の整数倍
である場合、第3の実施例において、もう1つの利点が
得られる。第2の実施例に関連して上述のように、合成
信号と混合された信号の周波数が、周波数間隔の整数倍
である限り、ミクサによって導入されるスプリアス・ノ
イズも、周波数間隔の整数倍において生じる。こうした
スプリアス・ノイズは、スパー・フィルタ60によって
減衰される。従って、全ての調整信号の周波数が、周波
数間隔の倍周波数である場合、プログラム可能な周波数
範囲は、より高い周波数範囲に拡大されるが、低スプリ
アス側波帯は維持される。
【0059】調整信号は、全て、一般的な低ノイズ源
(すなわち、600MHzの基準)から直接合成される
ので、並進され拡大される出力周波数範囲全体にわたっ
て、極めて低い位相ノイズが保持される。
【0060】望ましい実施例に関連して、本発明の原理
を解説し、例示してきたが、こうした原理を逸脱するこ
となく、本発明の構成及び細部について修正を加えるこ
とが可能になる。本発明の原理を適用し得る可能性のあ
る実施例は数多くあるので、詳細な実施例は、例示でし
かなく、本発明の範囲を制限するものと解釈してはなら
ない。そこで、以下に実施態様のいくつかを参考のため
にしめす。
【0061】(実施態様1)信号源周波数を有する基準
信号とデジタル値を受信するための入力(34、36)
を備え、その出力(35)において、前記基準周波数を
第1の整数に対する前記デジタル値の比で低減させるレ
ート乗算器(26)と、レート乗算器の出力に接続され
た入力を備えており、その出力において、前記基準周波
数を第2の整数で割ってさらに低減させる分周器(2
8)と、分周器の出力に接続されて、前記基準信号を受
信する入力(32)を備え、その出力(50)において
合成信号を発生する位相ロックループから構成され、合
成信号は、位相が、位相ロックループの入力において基
準信号の位相にロックされ、周波数が、前記第1の整数
と前記第2の整数の積に対する前記デジタル値の比で前
記信号源周波数に関連づけられていることを特徴とす
る、可変周波数信号シンセサイザ。
【0062】(実施態様2)前記位相ロックループ(2
0)が、前記分周器の出力に結合されて基準信号を受信
する基準入力(32)と、前記位相ロックループの出力
(50)に結合されて前記合成信号を受信する帰還入力
(52)とを備え、前記基準信号と前記合成信号の位相
差に関連した直流電圧を有する位相エラー信号を発生す
る位相検出器(42)と、前記位相エラー信号の前記直
流電圧は通すが、前記位相エラー信号の交流成分を阻止
するスパー・フィルタ(60)から構成されることを特
徴とする、実施態様1に記載の可変周波数信号シンセサ
イザ。 (実施態様3)前記位相ロックループ(20)に、さら
に、前記帰還入力(52)に接続されて、合成された信
号と調整信号を混合し、これによって、前記位相ロック
ループの出力(50)における前記合成信号の周波数を
前記基準入力(32)における前記基準信号の周波数か
ら並進させるミクサ(132、152、154)が設け
られていることを特徴とする、実施態様2に記載の可変
周波数信号シンセサイザ。 (実施態様4)さらに、前記調整信号の周波数を選択す
るための手段(158、159、160〜162、16
6、168)が設けられていることを特徴とする、実施
態様3に記載の可変周波数信号シンセサイザ。
【0063】(実施態様5)所定の周波数の基準信号を
発生するステップと、前記基準信号のpビット2進計数
値を連続発生するステップと、それぞれ、前記基準信号
と前記pビット2進計数値の1あるいは複数のビットの
AND結合であって、結合される該pビット2進計数値
の最上位ビットが反転される、ゲート関数の組を実施す
るステップと、前記ゲート関数のうちから選択されたも
のを組み合わせて、前記基準信号の2のp乗個のパルス
それぞれについて、選択可能な数N個のパルスからなる
レート乗算信号を発生するステップと、前記レート乗算
信号の所定の数M個のパルス毎に1つのパルスからな商
信号を発生するステップと、可変周波数信号を発生する
ステップと、前記可変周波数信号の位相を前記商信号の
位相にロックするステップとから構成される、デジタル
的にプログラム可能な可変周波数信号を合成するための
方法。
【0064】(実施態様6)さらに、前記数Nを選択す
ることによって、前記可変周波数信号の周波数と前記基
準信号の周波数が、NのMと2のp乗との積の比に基づ
いて関連づけるステップが含まれることを特徴とする、
実施態様5に記載の方法。 (実施態様7)前記可変周波数信号の周波数と前記基準
信号の周波数が、Fvariableを前記可変周波数信号の周
波数としFreferenceを前記基準信号の周波数としたと
き、次の式を満たすことを特徴とする、実施態様6に記
載の方法。
【0065】
【数9】
【0066】(実施態様8)さらに、前記可変周波数信
号と前記基準信号の位相差に関連した電圧を有する位相
エラー信号を発生するステップと、前記位相エラー信号
の交流成分にフィルタリングを施すステップと、前記位
相エラー信号に応答して、前記可変周波数信号の周波数
を制御するステップとが含まれることを特徴とする、実
施態様5に記載の方法。
【0067】(実施態様9)さらに、前記可変周波数信
号と調整信号をヘテロダインするステップと、前記ヘテ
ロダインされた前記可変周波数信号と前記基準信号の位
相差に関連した電圧を有する位相エラー信号を発生する
ステップと、前記位相エラー信号の交流成分にフィルタ
リングを施すステップと、前記位相エラー信号に応答し
て、前記可変周波数信号の周波数を制御するステップと
が含まれることを特徴とする、 実施態様5に記載の方
法。 (実施態様10)さらに、複数の周波数から調整信号の
周波数を選択するステップが含まれることを特徴とす
る、実施態様9に記載の方法。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、信号源基準信号と
レート乗算器と分周器とからなる基準信号の生成および
スパー・フィルタによる位相エラー信号のフィルタリン
グ等により、一様な周波数間隔で位相ノイズとスプリア
スの小さな信号を合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるPLLシンセサイ
ザのブロック図である。
【図2】図1のPLLシンセサイザにおける8ビットの
2進レート乗算器及びデジタル分周器のブロック図であ
る。
【図3】図2のレート乗算器における論理ゲートの概略
図である。
【図4】4ビットのレート乗算器によって発生する信号
を示す波形図である。
【図5】図1のPLLシンセサイザにおけるスパー・フ
ィルタとして用いられる、零を1つ備えた極零低域通過
フィルタの概略図である。
【図6】図5のフィルタの周波数及び位相応答のグラフ
である。
【図7】図1のPLLシンセサイザにおけるスパー・フ
ィルタとして用いることが可能な、零を2つ備えた第2
の極零低域通過フィルタの概略図である。
【図8】図7のフィルタの周波数及び位相応答のグラフ
である。
【図9】やはり、図1のPLLシンセサイザにおけるス
パー・フィルタとして用いることが可能な、全零フィル
タの概略図である。
【図10】本発明の第2の実施例によるPLLシンセサ
イザのブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施例によるPLLシンセサ
イザのブロック図である。
【符号の説明】
20 位相ロックループ 26 レート乗算器 28 分周器 42 位相検出器 54 帰還経路 60 スパー・フィルタ 62 PLL増幅器 132 ミクサ 152 ミクサ 154 ミクサ 158 スイッチ 159 スイッチ 160 乗算器 161 乗算器 162 乗算器 166 分周器 168 ミクサ 174 フィルタ 175 フィルタ 176 フィルタ 186 フィルタ 187 フィルタ 188 フィルタ 189 フィルタ 192 フィルタ 199 スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源周波数を有する基準信号とデジタル
    値を受信するための入力(34、36)を備え、その出
    力(35)において、前記基準周波数を第1の整数に対
    する前記デジタル値の比で低減させるレート乗算器(2
    6)と、 レート乗算器の出力に接続された入力を備えており、そ
    の出力において、前記基準周波数を第2の整数で割って
    さらに低減させる分周器(28)と、 分周器の出力に接続されて、前記基準信号を受信する入
    力(32)を備え、その出力(50)において合成信号
    を発生する位相ロックループから構成され、合成信号
    は、位相が、位相ロックループの入力において基準信号
    の位相にロックされ、周波数が、前記第1の整数と前記
    第2の整数の積に対する前記デジタル値の比で前記信号
    源周波数に関連づけられていることを特徴とする、 可変周波数信号シンセサイザ。
  2. 【請求項2】前記位相ロックループ(20)が、 前記分周器の出力に結合されて基準信号を受信する基準
    入力(32)と、前記位相ロックループの出力(50)
    に結合されて前記合成信号を受信する帰還入力(52)
    とを備え、前記基準信号と前記合成信号の位相差に関連
    した直流電圧を有する位相エラー信号を発生する位相検
    出器(42)と、 前記位相エラー信号の前記直流電圧は通すが、前記位相
    エラー信号の交流成分を阻止するスパー・フィルタ(6
    0)から構成されることを特徴とする、 請求項1に記載の可変周波数信号シンセサイザ。
  3. 【請求項3】前記位相ロックループ(20)に、さら
    に、 前記帰還入力(52)に接続されて、合成された信号と
    調整信号を混合し、これによって、前記位相ロックルー
    プの出力(50)における前記合成信号の周波数を前記
    基準入力(32)における前記基準信号の周波数から並
    進させるミクサ(132、152、154)が設けられ
    ていることを特徴とする、請求項2に記載の可変周波数
    信号シンセサイザ。
  4. 【請求項4】さらに、前記調整信号の周波数を選択する
    ための手段(158、159、160〜162、16
    6、168)が設けられていることを特徴とする、請求
    項3に記載の可変周波数信号シンセサイザ。
  5. 【請求項5】所定の周波数の基準信号を発生するステッ
    プと、 前記基準信号のpビット2進計数値を連続発生するステ
    ップと、 それぞれ、前記基準信号と前記pビット2進計数値の1
    あるいは複数のビットのAND結合であって、結合され
    る該pビット2進計数値の最上位ビットが反転される、
    ゲート関数の組を実施するステップと、 前記ゲート関数のうちから選択されたものを組み合わせ
    て、前記基準信号の2のp乗個のパルスそれぞれについ
    て、選択可能な数N個のパルスからなるレート乗算信号
    を発生するステップと、 前記レート乗算信号の所定の数M個のパルス毎に1つの
    パルスからな商信号を発生するステップと、 可変周波数信号を発生するステップと、 前記可変周波数信号の位相を前記商信号の位相にロック
    するステップとから構成される、 デジタル的にプログラム可能な可変周波数信号を合成す
    るための方法。
  6. 【請求項6】さらに、前記数Nを選択することによっ
    て、前記可変周波数信号の周波数と前記基準信号の周波
    数が、NのMと2のp乗との積の比に基づいて関連づけ
    るステップが含まれることを特徴とする、請求項5に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】前記可変周波数信号の周波数と前記基準信
    号の周波数が、Fvariableを前記可変周波数信号の周波
    数としFreferenceを前記基準信号の周波数としたと
    き、次の式を満たすことを特徴とする、請求項6に記載
    の方法。 【数9】
  8. 【請求項8】さらに、 前記可変周波数信号と前記基準信号の位相差に関連した
    電圧を有する位相エラー信号を発生するステップと、 前記位相エラー信号の交流成分にフィルタリングを施す
    ステップと、 前記位相エラー信号に応答して、前記可変周波数信号の
    周波数を制御するステップとが含まれることを特徴とす
    る、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】さらに、 前記可変周波数信号と調整信号をヘテロダインするステ
    ップと、 前記ヘテロダインされた前記可変周波数信号と前記基準
    信号の位相差に関連した電圧を有する位相エラー信号を
    発生するステップと、 前記位相エラー信号の交流成分にフィルタリングを施す
    ステップと、 前記位相エラー信号に応答して、前記可変周波数信号の
    周波数を制御するステップとが含まれることを特徴とす
    る、 請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】さらに、複数の周波数から調整信号の周
    波数を選択するステップが含まれることを特徴とする、
    請求項9に記載の方法。
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