JPH07224845A - リュ−タ−用カップリング - Google Patents
リュ−タ−用カップリングInfo
- Publication number
- JPH07224845A JPH07224845A JP6035311A JP3531194A JPH07224845A JP H07224845 A JPH07224845 A JP H07224845A JP 6035311 A JP6035311 A JP 6035311A JP 3531194 A JP3531194 A JP 3531194A JP H07224845 A JPH07224845 A JP H07224845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupling
- drive shaft
- shaft
- torque
- coupling body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高回転負荷に対してトルク伝達に要する剛性
と柔軟性を備えていて、トルク伝達時の不快音の発生を
防ぎ、特に歯科治療用リューターに好適なカップリング
を提供する。 【構成】 駆動シャフト3及び受動シャフト5が両端か
ら挿入係合できる筒状に形成され、駆動シャフトの回転
を受動シャフトに伝達するカップリング本体11を、J
IS 硬度で68〜75のウレタンエラストマーによっ
て形成している。
と柔軟性を備えていて、トルク伝達時の不快音の発生を
防ぎ、特に歯科治療用リューターに好適なカップリング
を提供する。 【構成】 駆動シャフト3及び受動シャフト5が両端か
ら挿入係合できる筒状に形成され、駆動シャフトの回転
を受動シャフトに伝達するカップリング本体11を、J
IS 硬度で68〜75のウレタンエラストマーによっ
て形成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科治療器具及び工作
機械等で切削、研磨に用いられるリューターの回転動力
伝達用カップリングに関する。
機械等で切削、研磨に用いられるリューターの回転動力
伝達用カップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般にミニターとも呼ばれるリ
ューターの一例を示している。電力供給用のハーネス2
が導入された本体1内部には、電動モータ及び減速機等
に連結された回転駆動シャフト3が内蔵され、この駆動
シャフト3の回転はカップリング4を介して受動シャフ
ト5に伝達される。受動シャフト5の先端に切削、研磨
等の用途に応じたドリル等の工具が着脱可能に装着され
る。
ューターの一例を示している。電力供給用のハーネス2
が導入された本体1内部には、電動モータ及び減速機等
に連結された回転駆動シャフト3が内蔵され、この駆動
シャフト3の回転はカップリング4を介して受動シャフ
ト5に伝達される。受動シャフト5の先端に切削、研磨
等の用途に応じたドリル等の工具が着脱可能に装着され
る。
【0003】図5及び図6は、図4で示された従来から
のカップリング4の側面断面図とその左側からみた正面
図である。この全体円筒形のカップリング4は両端から
前述のように回転駆動シャフト3と受動シャフト5が同
軸線上に挿入装着され、駆動シャフト3の回転トルクを
一度カップリング4で受けて受動シャフト5に伝達する
ための継手部材である。カップリング4は樹脂成形品で
あり、その本体6の内周面には駆動シャフト3及び受動
シャフト5が係合して回転共廻りを防止するための例え
ば十字形の係止凹溝7が穿設してある。また、カップリ
ング本体6の外周面には円筒形の金属製補強外環8が嵌
合して装着されている。補強外環8が装着されるカップ
リング4は、回転伝達トルクが比較的大きく、高負荷用
として本体6の変形を防止するように剛性と耐久性の強
化を図っている。
のカップリング4の側面断面図とその左側からみた正面
図である。この全体円筒形のカップリング4は両端から
前述のように回転駆動シャフト3と受動シャフト5が同
軸線上に挿入装着され、駆動シャフト3の回転トルクを
一度カップリング4で受けて受動シャフト5に伝達する
ための継手部材である。カップリング4は樹脂成形品で
あり、その本体6の内周面には駆動シャフト3及び受動
シャフト5が係合して回転共廻りを防止するための例え
ば十字形の係止凹溝7が穿設してある。また、カップリ
ング本体6の外周面には円筒形の金属製補強外環8が嵌
合して装着されている。補強外環8が装着されるカップ
リング4は、回転伝達トルクが比較的大きく、高負荷用
として本体6の変形を防止するように剛性と耐久性の強
化を図っている。
【0004】ところで、こうした従来の補強外環8を装
着したカップリング4の場合、高負荷用としての剛性及
び耐久性に保証は得られるが、補強外環8を設けるだけ
コスト的に不利である。かかる事情から補強外環8を設
けないで、樹脂製の本体6のみで構成したカップリング
4も知られているが、この場合は回転伝達トルクの大き
いリューター用として高負荷に耐えられず、本体6の変
形により駆動シャフト3及び受動シャフト5との間でガ
タ付きやスリップが発生するといった不具合がある。こ
のような不具合は、特に歯科用リューターとしては、ガ
タ付きやスリップがショックとなって騒音を発生するた
め、患者に対して不快感を与えてしまうなど致命的なも
のである。
着したカップリング4の場合、高負荷用としての剛性及
び耐久性に保証は得られるが、補強外環8を設けるだけ
コスト的に不利である。かかる事情から補強外環8を設
けないで、樹脂製の本体6のみで構成したカップリング
4も知られているが、この場合は回転伝達トルクの大き
いリューター用として高負荷に耐えられず、本体6の変
形により駆動シャフト3及び受動シャフト5との間でガ
タ付きやスリップが発生するといった不具合がある。こ
のような不具合は、特に歯科用リューターとしては、ガ
タ付きやスリップがショックとなって騒音を発生するた
め、患者に対して不快感を与えてしまうなど致命的なも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした従
来の問題点を解消し、高回転負荷に対してトルク伝達に
要する剛性と柔軟性を備えてトルク伝達時の不快音の発
生を防ぎ、特に歯科治療用リューターに好適なカップリ
ングを提供することを目的とする。
来の問題点を解消し、高回転負荷に対してトルク伝達に
要する剛性と柔軟性を備えてトルク伝達時の不快音の発
生を防ぎ、特に歯科治療用リューターに好適なカップリ
ングを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリューター
用カップリングは、駆動シャフト及び受動シャフトが両
端から挿入係合できる筒状に形成され、駆動シャフトの
回転を受動シャフトに伝達するカップリング本体が、J
IS D硬度で68〜75のウレタンエラストマーによ
って形成されている。
用カップリングは、駆動シャフト及び受動シャフトが両
端から挿入係合できる筒状に形成され、駆動シャフトの
回転を受動シャフトに伝達するカップリング本体が、J
IS D硬度で68〜75のウレタンエラストマーによ
って形成されている。
【0007】
【作用】カップリング本体は所要の弾性柔軟性を備えて
いて衝撃に対して吸収性を有し、しかも所要の回転トル
クを伝達するのに必要な剛性が得られる。駆動シャフト
及び受動シャフト間の回転伝達トルクが比較的大きい高
負荷の場合、カップリング本体は柔軟性の範囲内で弾性
変形を生じるが、打音やガタ付きを発生しない。
いて衝撃に対して吸収性を有し、しかも所要の回転トル
クを伝達するのに必要な剛性が得られる。駆動シャフト
及び受動シャフト間の回転伝達トルクが比較的大きい高
負荷の場合、カップリング本体は柔軟性の範囲内で弾性
変形を生じるが、打音やガタ付きを発生しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるリューター用カップリン
グの実施例について説明する。図1は、実施例のリュー
ター用カップリング10の組立側面断面図、図2及び図
3はカップリング10の側面断面図と左側正面図を示し
ている。
グの実施例について説明する。図1は、実施例のリュー
ター用カップリング10の組立側面断面図、図2及び図
3はカップリング10の側面断面図と左側正面図を示し
ている。
【0009】全体円筒形のカップリング本体11はエラ
ストマーの加硫成形品で、図の左右両端から回転駆動シ
ャフト3と受動シャフト5が同軸線上に挿入装着され、
駆動シャフト3の回転トルクをカップリング本体11で
受けて受動シャフト5に伝達する。カップリング本体1
1の内周面には、図3で明らかなように、駆動シャフト
3及び受動シャフト5の例えば凸状十字形に形成された
各装着部3a、5aが係合して、回転共廻りを防止する
ための十字形の係止凹溝12が穿設してある。
ストマーの加硫成形品で、図の左右両端から回転駆動シ
ャフト3と受動シャフト5が同軸線上に挿入装着され、
駆動シャフト3の回転トルクをカップリング本体11で
受けて受動シャフト5に伝達する。カップリング本体1
1の内周面には、図3で明らかなように、駆動シャフト
3及び受動シャフト5の例えば凸状十字形に形成された
各装着部3a、5aが係合して、回転共廻りを防止する
ための十字形の係止凹溝12が穿設してある。
【0010】カップリング本体11には、JIS D硬
度で68〜75のウレタンエラストマーが使用される。
即ち、かかる材質のカップリング本体11は所要の弾性
および柔軟性を備えていて衝撃に対する吸収性を有し、
しかも所要の回転トルクを伝達するのに必要な剛性が得
られる。従って、駆動シャフト3及び受動シャフト5間
の回転伝達トルクが比較的大きい高負荷である場合で
も、カップリング本体11はその柔軟性の範囲内で弾性
変形を生じるが、打音やガタ付きを発生しない。
度で68〜75のウレタンエラストマーが使用される。
即ち、かかる材質のカップリング本体11は所要の弾性
および柔軟性を備えていて衝撃に対する吸収性を有し、
しかも所要の回転トルクを伝達するのに必要な剛性が得
られる。従って、駆動シャフト3及び受動シャフト5間
の回転伝達トルクが比較的大きい高負荷である場合で
も、カップリング本体11はその柔軟性の範囲内で弾性
変形を生じるが、打音やガタ付きを発生しない。
【0011】
【発明の効果】本発明によるリューター用カップリング
は、本体にJIS D硬度で68〜75のウレタンエラ
ストマーターを用いているので、弾性および柔軟性を備
えていて衝撃に対する吸収性を有し、しかも所要の回転
トルクを伝達するのに必要な剛性が得られ、駆動シャフ
ト及び受動シャフト間の回転伝達トルクが比較的大きい
高負荷の場合でも、本体は柔軟性の範囲内で弾性変形を
生じるが、打音やガタ付きを発生しない。従って、不快
音の発生が防止されることで、特に歯科治療用リュータ
ーに好適である。
は、本体にJIS D硬度で68〜75のウレタンエラ
ストマーターを用いているので、弾性および柔軟性を備
えていて衝撃に対する吸収性を有し、しかも所要の回転
トルクを伝達するのに必要な剛性が得られ、駆動シャフ
ト及び受動シャフト間の回転伝達トルクが比較的大きい
高負荷の場合でも、本体は柔軟性の範囲内で弾性変形を
生じるが、打音やガタ付きを発生しない。従って、不快
音の発生が防止されることで、特に歯科治療用リュータ
ーに好適である。
【図1】本発明によるリューター用カップリングの実施
例の組立側面断面図である。
例の組立側面断面図である。
【図2】実施例のカップリングの側面断面図である。
【図3】実施例のカップリングの正面図である。
【図4】従来例のカップリングが装着されたリューター
の一例として部分断面による側面図である。
の一例として部分断面による側面図である。
【図5】従来例のカップリングの側面断面図である。
【図6】従来例のカップリングの正面図である。
3 駆動シャフト 5 受動シャフト 11 カップリング本体 12 共廻りを防止係止凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動シャフト及び受動シャフトが両端か
ら挿入係合できる筒状に形成され、駆動シャフトの回転
を受動シャフトに伝達するカップリング本体を、JIS
D硬度で68〜75のウレタンエラストマーによって
形成したことを特徴とするリューター用カップリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035311A JPH07224845A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | リュ−タ−用カップリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6035311A JPH07224845A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | リュ−タ−用カップリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224845A true JPH07224845A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12438266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6035311A Pending JPH07224845A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | リュ−タ−用カップリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224845A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007224960A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 等速ジョイント及びこれを用いる画像形成装置 |
US8096857B2 (en) | 2002-09-13 | 2012-01-17 | Robert Bosch Gmbh | Power tool, in particular angle grinder |
US8311457B2 (en) | 2006-02-21 | 2012-11-13 | Ricoh Company, Limited | Constant velocity joint and image forming apparatus |
KR20150137596A (ko) * | 2014-05-30 | 2015-12-09 | 주식회사 쿠퍼시스템 | 기계 본체에 공작물을 원터치 커플링을 이용하여 연결하는 체결기구 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP6035311A patent/JPH07224845A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8096857B2 (en) | 2002-09-13 | 2012-01-17 | Robert Bosch Gmbh | Power tool, in particular angle grinder |
JP2007224960A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 等速ジョイント及びこれを用いる画像形成装置 |
US8311457B2 (en) | 2006-02-21 | 2012-11-13 | Ricoh Company, Limited | Constant velocity joint and image forming apparatus |
KR20150137596A (ko) * | 2014-05-30 | 2015-12-09 | 주식회사 쿠퍼시스템 | 기계 본체에 공작물을 원터치 커플링을 이용하여 연결하는 체결기구 |
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