JPH0722296U - マシンガン式クラッカー作動装置 - Google Patents

マシンガン式クラッカー作動装置

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JPH0722296U JP4962693U JP4962693U JPH0722296U JP H0722296 U JPH0722296 U JP H0722296U JP 4962693 U JP4962693 U JP 4962693U JP 4962693 U JP4962693 U JP 4962693U JP H0722296 U JPH0722296 U JP H0722296U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迫力十分で、かつ使用者に対して安心感のあ
る状態で高い演出効果を発揮させることができ、しか
も、本体の転用を可能にして、コスト面で有利であるこ
とに加えて、手数をかけずに、複数のクラッカー体を短
い時間間隔で爆発させることができるようにする。 【構成】 マシンガン形本体1に、クラッカー体8を銃
口2と同軸上に挿入セット可能なクラッカー体挿入室5
が形成されているとともに、この挿入室5にセットされ
たクラッカー体8の引紐13に引張力を付与して火薬体
12を爆発させ、かつ爆発後のクラッカー体8をマシン
ガン形本体1の前部外方へ排出可能な発射操作機構18
を装備させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種パーティや催会における演出効果の一つとして用いられるも ので、詳しくは、火薬体のみの音だけクラッカーまたは火薬体およびそれの爆発 にともなって前方へ発射される小巻きテープなどの噴出物を収納してなるクラッ カーを、マシンガンの射撃要領と同様な操作によって、ほぼ連続的に発射させる ようになしたマシンガン式クラッカー作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来一般のクラッカーは、火薬体および小巻きテープなどの噴出物な どを収納している筒体を片手で握り、他方の手指で引紐を引張り操作することに より、火薬体を爆発させ、その爆発力によって噴出物を爆音とともに空中に発射 させるようになしたものであるが、このようなクラッカーは、それの使用に際し て、爆発位置が近いことから、使用者に恐怖感を与えやすい上に、単に引紐を引 っ張るだけであるから、興趣性にも乏しい。
【0003】 そこで、クラッカーの使用に際して、使用者に対する恐怖感の除去および興趣 性を高めるために、ピストル形のクラッカー作動装置やバズーカ砲式のクラッカ ー作動装置を本出願人は既に提案している。そのうち、ピストル形のクラッカー 作動装置は迫力にかける上、ピストル形本体内に火薬体が固定状態に収納セット されているために、引金操作体が他物に引っ掛かるなどして、不用意に爆発する 危険性があり、また、本体自体も一回の爆発で用済となる消耗品であるために、 コスト面で非常にロスが大きい。一方、バズーカ砲式のクラッカー作動装置は、 迫力十分であるとともに、演出効果も高く、かつ使用者に安心感を与えることが 可能である。
【0004】 ところで、従来から提案しているバズーカ砲式のクラッカー作動装置は、火薬 体および該火薬体の爆発力によって前方へ発射される噴出物が内蔵された筒体の 後端から起爆用引紐が導出されてなるクラッカー体を、バズーカ状の筒容器に対 して単位毎に装填して爆発させ、爆発後は、上記筒体を含む使用済のクラッカー 体を一々使用者が取り除くように構成されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来のバズーカ砲式のクラッカー作動装置では、バズー カ状の筒容器が消耗品にならず、多数のクラッカー体の発射に転用することが可 能となり、ピストル形のものに比べてコスト面で有利である反面、クラッカー体 を発射する度に、その使用済のクラッカー体を一々使用者が取り除かなければな らない面倒な作業を要するばかりでなく、クラッカー体を続けて発射させる場合 にも、その発射時間間隔が比較的大きいものに制約されるという難点が残されて いた。
【0006】 この考案は上記のような実情に鑑みてなされたもので、迫力十分で、かつ安心 感のある状態で高い演出効果を発揮させることができ、また、本体の転用を可能 にしてコスト面でも有利であることに加えて、実使用時に手数をかけずに、クラ ッカー体を短い時間間隔で音あるいは音と噴出物を発射させることができるマシ ンガン式クラッカー作動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の考案によるマシンガン式クラッカー作動 装置は、把持部を有し、かつ銃口の先端に発射筒を設けたマシンガン形本体に、 火薬体が内蔵された筒体の後端から上記火薬体の起爆用引紐が導出されてなるク ラッカー体を上記銃口に連通させて該銃口と同軸上に挿入セット可能なクラッカ ー体挿入室を形成するとともに、このクラッカー体挿入室に挿入セットされた上 記クラッカー体の引紐に引張力を付与させて上記火薬体を爆発させ、かつ爆発後 のクラッカー体を上記発射筒内を通してマシンガン形本体の前部外方へ排出可能 な発射操作機構を上記マシンガン形本体に装備させたものである。
【0008】 請求項2のマシンガン式クラッカー作動装置は、上記構成において、上記発射 操作機構が、上記銃口の軸心に沿って前後に摺動可能に保持されたグリップ付き スライダーと、このスライダーの前端から前方へ向けて突設されてスライダーの 前方への摺動にともないクラッカー体の筒体を前方へ押圧移動させて引紐に引張 力を付与しさらに前方への摺動にともない爆発後のクラッカー体をマシンガン形 本体の前部外方へ押圧し排出するプッシャーとを備えているものである。
【0009】 請求項3のマシンガン式クラッカー作動装置は、上記構成において、上記発射 操作機構が、上記銃口の軸心に沿って前後に摺動可能に保持されたグリップ付き スライダーと、このスライダーの前端から前方へ向けて突設されて前後摺動範囲 の中間位置においてクラッカー体の引紐の端部に形成されたループ状部に離脱可 能に係合するフック片部を有する突出杆と、上記マシンガン形本体におけるクラ ッカー体挿入室の直後位置に固定されて上記スライダーを後方へ摺動させるとき 、上記クラッカー体の筒体に当接して該筒体の後退移動を規制し上記フック片部 を介して引紐に引張力を付与するストッパー部材とを備えているものである。
【0010】 請求項4のマシンガン式クラッカー作動装置は、上記構成において、上記発射 操作機構が、上記マシンガン形本体の銃口の軸心に沿って前後に移動可能とされ たプッシャーと、このプッシャーを常時、後退方向に移動付勢する弾性付勢具と 、後方への引き操作にともない上記弾性付勢具の付勢力に抗して上記プッシャー を前方へ移動させるように上記本体に前後動可能に枢着された引金式操作レバー とを備えているものである。
【0011】 請求項5のマシンガン式クラッカー作動装置は、上記した各種の発射操作機構 を備えたものにおいて、上記クラッカー体挿入室へのクラッカー体の挿入口が、 上記マシンガン形本体の上面側に上向き開放状に形成されているものである。
【0012】
【作用】
請求項1の考案によれば、クラッカー体をマシンガン形本体のクラッカー体挿 入室に挿入して、銃口と同軸上にセットした後、一方の手で把持部を握り、他方 の手で発射操作機構を操作することにより、上記クラッカー体の引紐に引張力が 付与されて火薬体が爆発され、筒体内に噴出物がある場合はその爆発力によって 筒体内の噴出物も爆発音とともに、発射筒を経て本体の前部外方へ発射されるこ とになる。このように、マシンガンの射撃要領のもとで、クラッカー体を爆発さ せることが可能であるために、その使用に際して十分な迫力感および演出効果を 期待できるとともに、使用者と爆発位置との間の距離も大きくして、安心感を与 えることができる。
【0013】 爆発発射後は、上記発射操作機構を続けて操作することにより、上記発射筒内 に残存する使用済のクラッカー体をマシンガン形本体の前部外方へ排出すること が可能であり、その排出後に、再び、新たなクラッカー体を上記クラッカー体挿 入室に挿入して、銃口と同軸上にセットした上、上記発射操作機構を上述と同様 に操作することにより、爆発発射および使用済のクラッカー体の排出を続けて行 なえる。このように、使用者の手によって用済クラッカー体を一々排出するとい った手間を要することなく、複数のクラッカー体を比較的短い時間間隔で次々と 発射させることができる。
【0014】 また、請求項2の考案によれば、発射操作機構を構成するグリップ付きスライ ダーを銃口の軸心に沿って前方へ直線的に摺動させるだけで、このスライダーの 前端から突設したプッシャーを介して、クラッカー体の筒体を前方へ押圧移動さ せ、それにともない引紐に引張力を付与して火薬体を爆発させること、および爆 発後のクラッカー体を前部外方へ押圧し排出すること、といった単位クラッカー 体に対する一連の操作を連続して行うことが可能で、操作の簡易化とともに、発 射サイクルの短縮化が図れる。
【0015】 また、請求項3の考案によれば、発射操作機構を構成するグリップ付きスライ ダーを銃口の軸心に沿って後方へ摺動させることにより、これとともに後方へ一 体に移動する突出杆先端のフック片部にループ状部を介して係合するクラッカー 体の引紐を、ストッパー部材により移動規制されている筒体に対して相対的に強 力に引張って、ミスのない確実な爆発・発射を行なわせることができる。
【0016】 また、請求項4の考案によれば、発射操作機構を構成する引金式操作レバーを 後方へ引き操作するといった人間工学的に最も適応した操作によって、プッシャ ーの連続した前方への移動にともない、引紐の引張りによる火薬体の爆発および 爆発後のクラッカー体の前部外方への排出といった一連の機能を連続して行なう ことが可能である。
【0017】 さらに、請求項5の考案によれば、クラッカー体挿入室への挿入口が上向きに 開放されているので、クラッカー体を次々と装填して、短い時間間隔で爆発発射 を繰り返すような使用に際してのクラッカー体の挿入操作が非常に容易である。 なお、クラッカー体挿入室へのクラッカー体の挿入口は下向きに開放させてもよ いが、この場合は、挿入したクラッカー体が落下しないようにするために、挿入 口部に開閉蓋やそれに代替する保持部材が必要である。この点からみて、挿入口 が上向きに開放されているものでは、開閉蓋やそれに代替する保持部材およびそ れを開閉等する操作も不要で、より一層使いやすい。
【0018】 なお、上記各請求項の考案において、マシンガン形本体は、厚手の紙材から構 成しても、また、合成樹脂から構成してもよく、さらに、後述の実施例で説明す るように、クラッカー体を単位毎にクラッカー体挿入室に挿入する形式でもよい が、複数のクラッカー体を一つづつクラッカー体挿入室に順次自動供給可能なマ ガジンタイプの収納具を使用すれば、連続発射を、より合理的に行なえる。
【0019】
【実施例】
以下、この本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1はこの考案の一実施例によるマシンガン式クラッカー作動装置を一部破断 して示す外観斜視図、図2はその一部を破断した平面図、図3は全体の縦断側面 図である。
【0020】 図1〜図3において、1は銃口2の先端側に発射筒3が連設されたマシンガン 形本体であり、たとえば厚紙などを用いて角筒状に成形されており、その前部側 の下面には、円筒状の把持部4が下方へ突出させて固定されている。上記マシン ガン形本体1の前部側には、該本体1の上面側に上向き開放状に形成された挿入 口5aを有するマガジン式クラッカー体挿入室5が構成されており、上記挿入口 5aは角形のガイド周壁6で取り囲まれている。なお、3aは上記発射筒3の下 面に形成されたクラッカー体排出口である。
【0021】 7は厚紙などにより箱形に成形されて上記クラッカー体挿入室5に着脱可能に 挿入・保持されるマガジンであり、その本体7Aの内部には、複数の筒形クラッ カー体8が順序的に自重降下可能な状態で縦列状に収容されている。
【0022】 上記クラッカー体8は、たとえば図4に示すように、前端開口が前蓋9で閉塞 された筒体10と、この筒体10内に設けられた受圧板11と、この受圧板11 の後側に配置された火薬体12と、この火薬体12に繋がれて上記筒体10の後 端から外部へ導出された起爆用の引紐13と、上記前蓋9と受圧板11との間に 収容されて火薬体12の爆発力によって前蓋9を開放させて前方へ放射される小 巻きテープなどの噴出物14とを備えている。上記クラッカー体8における各引 紐13の先端部13aはループ状に形成されており、それぞれ上記マガジン本体 7A内に上下方向に沿って設けられたガイド棒15に遊嵌されており、自重によ る降下時にガイドされるようになっている。
【0023】 上記マガジン本体7Aの下端側前壁には、上記銃口2に対応して最下位置のク ラッカー本体8に対する放出口16が形成され、かつ下端側後壁には、操作用開 口17が形成されており、マガジン本体7Aを上記マガジン式クラッカー体挿入 室5のセット位置まで挿入・保持させると、銃口2に対して上記放出口16や最 下位置のクラッカー体8が同軸上に位置するようになっている。
【0024】 18は上記本体1に装備された発射操作機構であり、たとえば、上記本体1内 で銃口2の軸心に沿って前後に摺動可能に保持されたスライダー19と、このス ライダー19の下面に固定されたグリップ20と、上記スライダー19の前端か ら前方へ向けて突設された一対のプッシャー21,21とを備えており、このプ ッシャー21は、その先端21aが発射操作によりスライダー19を介して前方 へ移動された際に、クラッカー体挿入室5の後壁側入口5bおよびマガジン7の 操作用開口17を通過して最下位置にあるクラッカー体8における筒体10の後 端を前方へ押圧移動させて、引紐13に対して起爆に必要な引張力を付与するよ うに構成されている。
【0025】 22は上記本体1内に固定されて上記プッシャー21の前後移動を案内するプ ッシャーガイド体である。なお、23は上記本体1の下面に形成されてグリップ 20の前後摺動を許容するスリット部である。
【0026】 上記のような構成のマシンガン式クラッカー作動装置の使用手順を以下に説明 する。 複数のクラッカー体8が縦列状に収容されたマガジン7をマシンガン形本体1 におけるクラッカー体挿入室5に挿入するに先立って、まず、グリップ20を握 り、スライダー19を介してプッシャー21を図1〜図3に示す退去位置、つま り、プッシャー21の先端21aがクラッカー体挿入室5内に進出しない位置ま で後退させておく。この状態で、上記マガジン7を図3に示すように、本体1の 上面側からクラッカー体挿入室5内に挿入し保持させると、一つのクラッカー体 8が発射待機状態にセットされる。
【0027】 こののち、上記把持部4を一方の手で把持して本体1を支える一方、他方の手 でグリップ20を握ってマシンガンの射撃姿勢をとる。この状態から上記グリッ プ20を前方へ押圧操作してスライダー19を介してプッシャー21を前方へ移 動させると、プッシャー21の先端21aは、図4の位置から図5に示すように 、クラッカー体挿入室5内に進入するとともに、マガジン7の操作用開口17を 通って最下位置のクラッカー体8における筒体10の後端に当たる。さらに、プ ッシャー21を前進させることにより、上記クラッカー体8の引紐13が直線状 に引張られるので、この引紐13に繋がれた火薬体12が爆発し、その爆発力に ともなってクラッカー体8の筒体10の前蓋11が離脱されて小巻きテープなど の噴出物14がマガジン挿入室5から発射筒3を経て爆音とともに前部外方へ放 射される。
【0028】 上記構成のマシンガン式クラッカー作動装置においては、上記グリップ20を 握った手を介してプッシャー21を前進させるだけでクラッカー体8が爆発する ので、操作時に使用者に与える恐怖感は少なくなる。つづいて、上記プッシャー 21を前方へ移動させると、上記爆発後の使用済クラッカー体8が発射筒3内を 前方へ押圧移動されて排出孔3aから外方へ落下・排出される。
【0029】 そして、上記最下位置のクラッカー体8が爆発し、その使用済クラッカー体8 が外方へ排出された後、プッシャー21を再び退去位置まで後退させると、直ぐ にマガジン7内の上位のクラッカー体8が自重降下して最下位置にセットされる ので、上記と同様に、再びグリップ20を握ってこれを前進操作すれば、上記ク ラッカー体8が2発目として爆発れることになる。したがって、使用者は、マシ ンガンの射撃要領で、マガジン7内のクラッカー体8を任意の短い時間間隔をも って次々と爆発させることができるので、遊び心が高まるとともに、十分な迫力 も得られるので、催会などでの雰囲気を大いに盛り上げることができる。
【0030】 また、不使用時には、上記マガジン7を本体1から外しておけば、不測にクラ ッカー体8が暴発するといったおそれもなく、安全に管理することができる。
【0031】 さらに、上記マガジン7をマシンガン形本体1の上面側に形成した上向き開放 の挿入口5aからクラッカー体挿入室5内に挿入させるため、マガジン7の挿入 が容易であるとともに、その挿入されたクラッカー体8に対する保持構造が簡単 であり、また、マガジン7のクラッカー体8の降下も自重で行われるので、その ための複雑な構成を要さず、構成が簡単となる。
【0032】 なお、上記クラッカー体8の筒体10から後方へ導出される引紐13は、筒体 10の中心からそのまま導出させたものに限らず、図6に示すように、引紐13 を筒体10の周壁内面に沿うように接着テープ24,25を用いて止めたり、図 7に示すように、引紐13を筒体10の周壁を貫通させてから外面に接着テープ 24などで止めて導出させてもよく、これらの場合は、上記プッシャー21の先 端21aの当接スペースを広くとれるものである。
【0033】 図8は、この考案に係るマシンガン式クラッカー作動装置の他の実施例を示す 縦断側面図であり、上記実施例と相違する点は、マガジン7内のガイド棒15は 、最下位置に降下したクラッカー体8の引紐13のループ状部13aが離脱する 長さとし、さらに、スライダー19の前面に突出杆31を介して最下位置に降下 したクラッカー体8の引紐13のループ状部13aに離脱可能に係合する上向き のフック片部32を設けた点と、このフック片部32を突出杆31を介して後退 移動させる時にクラッカー体8の筒部10の後端に当接して筒体10の後退移動 を規制するストッパー部材33を上記本体1に設けた点であり、この実施例の場 合は、グリップ20による引張り操作でスライダー19が後退移動するにともな って上記フック片部32に係合された引紐13が後方へ引張られ、このとき、図 9に示すように、最下位置のクラッカー体8の筒体10がストッパー部材33に 当接してその後退移動が規制されるために、相対的に引紐13に引張力が付与さ れて、前述のように火薬体12が爆発するようになっている。その他の構成は、 上記実施例と同一であるため、該当部分に同一符号を付して、それらの説明を省 略している。
【0034】 上記図8に示す実施例のものにおいても、上記した実施例と同様の効果が発揮 されるとともに、本体1の後端を使用者の腰などに当てがうことにより、グリッ プ20による引張り操作が容易となる。なお、図8において、34はマガジン7 内のクラッカー体8に対して下方への押圧力を付勢する弾性付勢具としての圧縮 コイルばねである。
【0035】 図10は、この考案に係るマシンガン式クラッカー作動装置のさらに他の実施 例を示す要部の縦断側面図である。この実施例においては、銃口2の軸心に沿っ て前後に移動可能とされたプッシャー21を常時、後退方向へ移動付勢する復帰 用弾性付勢具としてのゴム紐ないしは引張コイルばね41を上記プッシャー21 の後端と本体1の後端との間に掛設する一方、本体1にピン42を介して前後に 揺動可能に枢支された引金式操作レバー43の上端部側43aを上記ブッシャー 21に形成された孔部44に貫通させて、引金式操作機構45を構成させており 、これと上記プッシャー21などにより発射操作機構18が構成されているもの であり、その他の構成は上記実施例と同一であるため、該当部分に同一符号を付 して、それらの説明を省略している。
【0036】 上記図10に示す実施例のものにおいては、上記操作レバー43の下端部43 bを上記引張コイルばね41のばね力に抗して後方へ引き操作すると、前述と同 様に、プッシャー21の先端21aによってマガジン7内の最下位置のクラッカ ー体8を爆発させ、また、爆発後の使用済クラッカー体8を排出することができ る。この場合は、操作レバー43を引き金のように操作すればよく、発射操作性 が容易になるうえ、引張コイルばね41のばね力により、プッシャー21が自動 的に後退復帰するので、連射速度を早めることができる。
【0037】 ところで、図10に示したものは、プッシャー21を操作レバー43で前進移 動させるようにしたものであるが、これに限らず、たとえば、図11に示すよう に、本体1に対してグリップ20を前後方向へ摺動自在に取り付け、これよりも 前方側に配置されたローラ51に掛設されたベルトやロープなどの索条体52の 一端52aをプッシャー21の後端側に固定する一方、他端52bを上記グリッ プ20に固定して、引金式操作機構53を構成してもよい。この場合も、上記グ リップ20を後方へ引き操作することにより、プッシャー21により、最下位置 のクラッカー体8を爆発させ、また爆発後の使用済クラッカー体8を排出するこ とができるうえ、一層、操作性が向上する。
【0038】 なお、上記した実施例においては、マガジン7内の複数のクラッカー体8にお ける引紐13にそれぞれループ状部13aを形成し、このループ状部13aをガ イド棒15に遊嵌させたもので説明したが、ガイド棒15を使用せずに、図12 に示すように、複数のクラッカー体8の各引紐13の先端をマガジン7内の一箇 所に固定するとともに、最下位置に降下した際に引紐13の張力が一定となるよ うに他のクラッカー体8の引紐13の緩み具合(長さ)を調節しておくようにし てもよく、この場合は、引紐13の先端にループ状部13aなどを作っておく必 要はなくなる。
【0039】 また、複数のクラッカー体8の各引紐13の長さを変えて、図13に示すよう に、筒体10内に収容しておき、クラッカー体8が降下する毎に上記引紐13が 筒体10から引き出されるようにしておくこともできる。
【0040】 また、マガジン7内に上下方向へ沿ったガイド棒15を設ける代りに、図14 に示すように、前後方向に直交して水平に配設された上下一対の支持棒61,6 1間に、ベルトなどの無端体62を循環移動可能に掛設し、この無端体62に複 数のクラッカー体8の各引紐13の先端13aをループ状にして遊嵌させるか、 あるいは結び付ける一方、上記クラッカー体8に対して下方への弾性力を付勢す る弾性付勢具としての圧縮コイルばね34を設けたものであってもよく、このよ うなマガジン7であれば、クラッカー体8の降下ガイドが確実に行なわれる。
【0041】 さらに、上記各実施例では、複数のクラッカー体8を縦列状に収納させてなる マガジン7を使用して、爆発・発射が済むごとに本体1のクラッカー体挿入室5 に一つづつクラッカー体8を順次連続して挿入するようになしたもので説明した が、単位のクラッカー体8を手でクラッカー体挿入室5に供給するようにしても よい。
【0042】 さらにまた、上記実施例では、マガジン7をマシンガン形本体1の上部から挿 入セットする形式のもので説明したが、マガジン7をマシンガン形本体1の下部 から挿入セットする形式に構成してもよい。この場合は、マガジン7内にクラッ カー体押上げ機構としてのバネなどを内蔵することが必須である。
【0043】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、マシンガンの射撃要領のもとで、クラッカ ー体を爆発させることが可能で、十分な迫力および演出効果を期待することがで きるとともに、爆発位置と使用者との間の距離も大きくとれて、使用時に安心感 を与えることができる。その上、爆発後の使用済クラッカー体を発射操作機構を 介して本体の前部外方へ排出することができるので、使用者による手間を省けて 、使用性の向上を図れるとともに、複数のクラッカー体を比較的短い時間間隔で 次々と発射させることができる。
【0044】 また、請求項2の考案によれば、クラッカー体の爆発および爆発後のクラッカ ー体の排出といった一連の動作を、グリップ付きスライダーの前方への連続的な 摺動操作により連続して行なうことが可能で、操作の簡易化とともに、発射サイ クルの短縮化を図ることができる。
【0045】 また、請求項3の考案によれば、クラッカー体の引紐に対して確実強力な引張 力を作用させて、ミスのない確実な爆発を行なわせることができる。
【0046】 さらに、請求項4の考案によれば、人間工学的に最も適応した操作によって、 所定の爆発および爆発後の使用済クラッカー体の排出を連続的に行なうことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるマシンガン式クラッ
カー作動装置の一部を破断して示す外観斜視図である。
【図2】同上クラッカーの一部を破断して示す平面図で
ある。
【図3】同上縦断側面図である。
【図4】同上クラッカーの要部の横断平面図である。
【図5】同上クラッカーの要部の動作時の横断平面図で
ある。
【図6】クラッカー体の引紐の導出構造を一部破断して
示す側面図である。
【図7】クラッカー体の引紐の別の導出構造を一部破断
して示す側面図である。
【図8】この考案の他の実施例によるマシンガン式クラ
ッカー作動装置の要部を示す縦断側面図である。
【図9】同上クラッカーの要部の動作説明図である。
【図10】この考案のさらに他の実施例によるマシンガ
ン式クラッカー作動装置の要部を示す縦断側面図であ
る。
【図11】この考案の別の実施例によるマシンガン式ク
ラッカー作動装置の要部を示す縦断側面図である。
【図12】複数のクラッカー体の各引紐を固定したマガ
ジンを概略的に示す斜視図。
【図13】同上クラッカー体における引紐の格納状態を
一部破断で示す側面図である。
【図14】マガジン内における複数のクラッカー体の各
引紐の取り付け状態の異なる例を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 マシンガン形本体 2 銃口 3 発射筒 4 把持部 5 クラッカー体挿入室 5a 挿入口 8 クラッカー体 10 筒体 12 火薬体 13 引紐 13a ループ状部 14 噴出物 18 発射操作機構 19 スライダー 20 グリップ 21 プッシャー 32 弾性付勢具 41 復帰用弾性付勢具 45,53 引金式操作機構

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部を有し、かつ銃口の先端に発射筒
    を設けたマシンガン形本体に、火薬体が内蔵された筒体
    の後端から上記火薬体の起爆用引紐が導出されてなるク
    ラッカー体を上記銃口に連通させて該銃口と同軸上に挿
    入セット可能なクラッカー体挿入室を形成するととも
    に、このクラッカー体挿入室に挿入セットされた上記ク
    ラッカー体の引紐に引張力を付与させて上記火薬体を爆
    発させ、かつ爆発後のクラッカー体を上記発射筒内を通
    してマシンガン形本体の前部外方へ排出可能な発射操作
    機構を上記マシンガン形本体に装備させたことを特徴と
    するマシンガン式クラッカー作動装置。
  2. 【請求項2】 上記発射操作機構が、上記銃口の軸心に
    沿って前後に摺動可能に保持されたグリップ付きスライ
    ダーと、このスライダーの前端から前方へ向けて突設さ
    れて、スライダーの前方への摺動にともないクラッカー
    体の筒体を前方へ押圧移動させて引紐に引張力を付与
    し、さらに前方への摺動にともない爆発後のクラッカー
    体をマシンガン形本体の前部外方へ押圧し排出するプッ
    シャーとを備えている請求項1記載のマシンガン式クラ
    ッカー作動装置。
  3. 【請求項3】 上記発射操作機構が、上記銃口の軸心に
    沿って前後に摺動可能に保持されたグリップ付きスライ
    ダーと、このスライダーの前端から前方へ向けて突設さ
    れて、前後摺動範囲の中間位置においてクラッカー体の
    引紐の端部に形成されたループ状部に離脱可能に係合す
    るフック片部を有する突出杆と、上記マシンガン形本体
    におけるクラッカー体挿入室の直後位置に固定されて、
    上記スライダーを後方へ摺動させるとき、上記クラッカ
    ー体の筒体に当接して該筒体の後退移動を規制し上記フ
    ック片部を介して引紐に引張力を付与するストッパー部
    材とを備えている請求項1記載のマシンガン式クラッカ
    ー作動装置。
  4. 【請求項4】 上記発射操作機構が、上記マシンガン形
    本体の銃口の軸心に沿って前後に移動可能とされたプッ
    シャーと、このプッシャーを常時、後退方向に移動付勢
    する弾性付勢具と、後方への引き操作にともない上記弾
    性付勢具の付勢力に抗して上記プッシャーを前方へ移動
    させるように上記本体に前後動可能に枢着された引金式
    操作レバーとを備えている請求項1記載のマシンガン式
    クラッカー作動装置。
  5. 【請求項5】 上記クラッカー体挿入室へのクラッカー
    体の挿入口が、上記マシンガン形本体の上面側に上向き
    開放状に形成されている請求項1〜4のいずれかに記載
    のマシンガン式クラッカー作動装置。
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