JPH0722285Y2 - スライド式健康運動具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、腰部に密着させる台
板に体との摩擦をさける為ゴム製キャスターをつけ壁面
又はボード、床面を利用して足腰肩等を鍛える健康運動
具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】（イ）足腰を鍛える運動として、器具を
使わないスクワット運動や、背臥位にて斜面を利用した
足腰を鍛える運動具があった。 （ロ）腹筋を鍛えるものとして、円板にグリップをつけ
たもの等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ）器具を使わないスクワット運動では、不安定であ
り年少及び高齢者には行うことがかなり困難である。 （ロ）斜面を利用した足腰を鍛える運動具では、負荷を
変えるのにいちいち重量のあるプレートを変えなければ
ならず危険であると同時にめんどうであった。 （ハ）円板にグリップをつけた器具は不安定で手首等を
痛める危険があった。本考案は、これらの欠点を除きか
つ新たな使用方法をも生み出すものとしてなされたもで
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】長方形の台板（１）の側
面に上部、中央部及び下部にグリップ穴（２）、
（３）、（４）を設け、取りはずし式のグリップ（５）
を左右に取りはずし式の腰部固定ベルト（６）を中央部
につけ裏面にゴム製キャスター（７）を４個設け、表面
を腰部の自然のカーブであるＳ字状（８）に形成する。
又、これを使用するボードは敷板（１２）にボード（１
３）を垂直に取りつけ、それぞれに，角度表示（９）危
険防止ストッパー（１０）高低表示（１１）をつける。
本考案は、以上のような構成よりなる足腰肩等を鍛える
健康運動具である。

【０００５】

【作用】（イ）台板（１）を腰にあて腹部固定ベルト
（６）で固定する。キャスター部（７）を壁面又はボー
ド（１３）に押しつけるように膝を屈伸させ上下運動を
行うことにより足腰の運動を行う。 （ロ）グリップ（５）をとりつけ、グリップを両手でに
ぎり足の位置を固定し、床面に押しあてるように前後に
スライドさせ肩、腹、腰の運動を行う。

【０００６】

【実施例】以下、本案の実施例について説明する。 （イ）台板（１）の裏面にゴム製キャスター（７）を４
個設ける。 （ロ）台板（１）の側面上部、中央部、下部にグリップ
穴を設け、取りはずし可能なグリップ（５）を台板
（１）側部に設ける。 （ハ）台板（１）の側面から裏面を通して取りはずし式
の腰部固定ベルト（６）を設ける。 （ニ）台板（１）の表面は腰部の自然なカーブであるＳ
字状（Ｓ）に形成する（ホ）角度表示（９）と危険防止
ストッパー（１０）高低表示（１１）をつけた敷板（１
２）にボード（１３）を垂直にとりつける。 本案は以上のような構造で、これを使用するには、
〔１〕足腰のトレーニング〔２〕腹筋、肩部のトレーニ
ングの２つの利用方法がある。 〔１〕の場合は、表面Ｓ字状カーブ（８）に形成した面
を使用する者の背中にあて、腰部固定ベルト（６）にて
体に固定する。裏面キャスター部（７）を壁又はボード
（１３）に密着させ、よりかかるように上下にスライド
させることにより、足腰の運動（スクワット運動）を行
う。初心者又は健康を目的とする者にとっては、壁面
（ボード面）より足の位置をあまり離さずに行うことに
よって安定感が出、又寄りかかって行うことが出来るた
め、楽に、余分なところに無理な負荷をかけずに容易に
行える。（足の位置により、負荷の軽減が可能）上級者
向けには、足の位置を壁面（ボード面）より徐々に遠く
にして使用することによって、より強度な負荷をかける
ことが出来る。更に手にダンベル等を持って行うことも
出来、より筋力増大に効果がある。しかもゴム製のキャ
スター（７）を使用しているため音が静かで壁、床等が
傷つかない。 〔２〕の場合は、板の間、床等を利用し、本体グリップ
（５）を握り、足の位置を固定し、床面にゴム製キャス
ター（７）を押しつけるように前後にスライドさせる事
により、腕、腹筋、背筋の運動が出来る。しかも、キャ
スター（７）が４個ついているため安定感があり、手首
を痛めず、又キャスター（７）はゴム製のため、床等を
傷つけない。又初心者は、ボードを使用すれば危険防止
ストッパー（１０）がある為安全．を確保出来る。

【０００７】

【考案の効果】〔１〕のスクワット使用に際しては、ボ
ードに寄りかかることが出来しかも摩擦なく上下運動が
出来るため、初心者、一般の健康目的の者にも安定感が
あり、楽に安心してスクワット運動が出来、足腰を鍛え
るにきわめて効果がある。又、逆に上級を目指す者にと
っては、足の位置をボードより離したスクワットが出来
るため、より高度な負荷をかけることが出来、筋力増強
に最適である。（更にダンベル等を持てばより強い負荷
がかかる。） 〔２〕の腹筋運動使用に際しては、安定感があり、安全
に効果的に腹筋、肩、腰、背部の運動が出来る。 〔１〕〔２〕共に正しい姿勢を保持するための筋力を安
全かつ正確に強化できます。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の正面図である。

【図３】本考案の側面図である。

【図４】本考案の裏面図である。

【図５】本考案の腰部固定ベルトの図である。

【図６】本考案のボードの斜視図である。

【図７】本考案のボードの側面図である。

【図８】本考案の〔１〕のスクワット使用例図である。

【図９】本考案の〔２〕の腹筋運動使用例正面図であ
る。

【図１０】本考案の〔２〕の腹筋運動使用例側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 台板 ２ 上部グリップ穴 ３ 中央グリップ穴 ４ 下部グリップ穴 ５ グリレップ ６ 腰部固定ベルト ７ ゴム製キャスター ８ Ｓ字状カーブ加工部 ９ 角度表示部 １０ 危険防止ストッパー １１ 高低表示部 １２ 敷板 １３ ボード １４ ストッパー着脱穴

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方形の台板（１）の側面の上部、中央
   部及び下部にグリップ穴（２）、（３）、（４）を設
   け、取りはずし式のグリップ（５）を左右に、取りはず
   し式の腰部固定ベルト（６）を中央部に取りつけ、裏面
   にゴム製キャスター（７）を４個設け、表面を腰部のＳ
   字カーブ（８）にあわせて形成した本体Ａと、別に設け
   た敷板（１２）に角度表示部（９）とボード（１３）に
   危険防止ストッパー（１０）高低表示（１１）をつけた
   取付枠Ｂとを一体に構成とたスライド式健康運動具。