JPH07221926A - 画像取扱装置 - Google Patents

画像取扱装置

Info

Publication number
JPH07221926A
JPH07221926A JP7014903A JP1490395A JPH07221926A JP H07221926 A JPH07221926 A JP H07221926A JP 7014903 A JP7014903 A JP 7014903A JP 1490395 A JP1490395 A JP 1490395A JP H07221926 A JPH07221926 A JP H07221926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
prism
incident
sensor
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7014903A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Saito
邦昭 斎藤
Tsutomu Uzawa
勉 鵜澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7014903A priority Critical patent/JPH07221926A/ja
Publication of JPH07221926A publication Critical patent/JPH07221926A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】被写体画像領域の分割領域を高効率に取り込
み、反射面で生ずる分光特性と反射率による透過面の差
異によってCCD等の分光出力の差を除去できる画像取
扱装置を提供する。 【構成】入射光を透過するとともに反射する光学ブロッ
クを設け、上記反射光を受光する第1の撮像素子と、上
記透過光を受光し、光学的に第1の撮像素子の隣に設置
した撮像素子により、撮像対象画面の各分担する分割領
域の撮像を賄い、上記第1の撮像素子への入射光強度と
上記第2の撮像素子への入射光強度とをバランスさせる
ためのコーティングを、透明光学要素ブロックの上記第
1及び/又は第2の方向の光路と交差する方向の当該面
部に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像取扱装置に関し、特
に静止画を高精細かつ分割入力により高速取り込み可能
とする画像取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD等のラインセンサに対してフィル
ム原稿を移動させて、フィルム原稿の画像を入力させる
装置が実用化されている。図17には、本出願人が提案
しているこの種の画像取扱装置の概略図が示されてい
る。
【0003】リニアモータ55により矢印方向に移動さ
れるステージ台52のフィルムホルダー53に取り付け
られたフィルム原稿54には、光源51からの光が照射
される。フィルム原稿54の透過光は、レンズ,プリズ
ム等の光学系56を通り、絞り(図示せず)で光量が調
節されて、撮像素子としてのCCD1に結像される。先
ず、初期位置(画像取り込みの開始位置)で所定露光を
実施後、光電変換された電荷をCCDのシフトレジスタ
により信号処理回路に転送すると同時に、所定位置まで
駆動ステッピングモータにより移動し、移動後、更に同
様の動作を継続する。このように、画像取り込み終了位
置までの画像を出力し、後段に配置する各種プロセス処
理を経過して1枚の電子画像を構成している。
【0004】ところで、複数のセンサのそれぞれに光学
系を介して分割領域からの光を正確に入射させるには困
難を伴うことがある。
【0005】図19には、一例として、2枚のエリアセ
ンサSA ,SB に被写体からの光をレンズLを介して入
射せしめる場合の光路が示されている。各センサの中心
への入射光路RA ,RB は互いに重複することはない
が、点線で示す各センサの境界部では、同一光路からの
光が隣り合うセンサに入射されることになり、重複画像
部は異なるセンサから得られてしまう。
【0006】この場合に光路を分割させるためには、従
来、例えば、図20(A)に示すように、プリズム10
0の45度傾斜の斜面部に反射率50%、透過率50%
のハーフミラー部材(図では斜線部)をコーティング等
により形成することにより、同図(B)に示すように、
透過光を一方のセンサSA に、反射光を他方のセンサS
B に別の光路で入射せしめている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成では、ハーフミラーを介して各センサに入射される
光は50%に減衰されているため、光利用効率が低下す
るという問題がある。
【0008】一方、イメージセンサとしてラインセンサ
を使用した場合は、入射領域幅が非常に狭いため、図2
1に示すように隣り合うラインセンサ間での光路の重複
はない。しかしラインセンサSは、センサ単体で設置さ
れることはなく、図18に示すように、周辺回路(電気
基板)を含むパッケージP内に収納されている。したが
って、ラインセンサの有効範囲は、パッケージの幅に対
して非常に狭い範囲となる。その結果、複数個のライン
センサを同一平面に配設することは可能ではあるものの
メカ的な干渉を伴うという別な問題が生ずる。また、光
学系の反射部と透過部の分光特性の違いによる画質の劣
化の問題があった。
【0009】そこで、本発明の目的は、被写体画像領域
の分割領域を高効率に取り込み、反射面で生ずる分光特
性と反射率による透過面の差異によってCCD等の分光
出力の差を除去できる画像取扱装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による画像取扱装置は、入射光の一部を第1
の方向に反射し他部を第2の方向に透過乃至反射させる
面を有してなる透明光学要素ブロックの上記第1の方向
に実質的に垂直な第1の面に自己の光電変換面が沿うよ
うにして第1の撮像素子を配設し、上記第2の方向に実
質的に垂直な第2の面に自己の光電変換面が沿うように
して且つ光学的に上記第1の撮像素子の隣に位置するよ
うにして第2の撮像素子を配設し、上記第1及び第2の
撮像素子により撮像対象画面の各分担する分割領域の撮
像を賄うようにし、上記透明光学要素ブロックの上記第
1及び/又は第2の方向の光路と交差する方向の当該面
部に上記第1の撮像素子への入射光強度と上記第2の撮
像素子への入射光強度とをバランスさせるためのコーテ
ィングを施して構成される。
【0011】
【作用】本発明では、入射光を透過するとともに反射す
る光学ブロックを設け、上記反射光を受光する第1の撮
像素子と、上記透過光を受光し、光学的に第1の撮像素
子の隣に設置した撮像素子により、撮像対象画面の各分
担する分割領域の撮像を賄い、上記第1の撮像素子への
入射光強度と上記第2の撮像素子への入射光強度とをバ
ランスさせるためのコーティングを、透明光学要素ブロ
ックの上記第1及び/又は第2の方向の光路と交差する
方向の当該面部に形成する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明に関連する画像取扱装
置の光学系の構成を示す概略斜視図である。本例では、
図2に示すようなプリズム100を有する直方体の一面
に2枚のラインセンサユニット(以下、ラインセンサと
略称する)SA とSC を並設し、この面と直交する他の
面にもう1個のラインセンサSB を配設している。
【0013】プリズム200は、図2に示すような、斜
面部の中央領域のみに反射コーティング等によるミラー
部100Aが形成され、ミラー部100Aの両側には透
過部100B,100Cが形成された短冊状パターンを
有するプリズム100と、通常の透明部材から成るプリ
ズム101とを、図3に示すように接着させたものであ
る。
【0014】したがって、図2に示すプリズムへの入射
光は、図4に示すように、ミラー部100Aで略100
%反射されて図1のラインセンサSB に入射され、透過
部100Bと100Cを略100%通過した光が、対応
位置に配設されたラインセンサSA とSC にそれぞれ入
射することになる。本例は、ラインセンサを適切な位置
に効率的に配設できるので、小型化構成が可能となる。
【0015】本例におけるプリズム100の斜面上の短
冊状パターン配設以外に、パターンの配列は任意であ
り、例えば、図5(A)に示すように、透過部を中央
に、その両側に反射部を形成したり、同図(B)に示す
ように、反射部と透過部を並設したり、同図(C)に示
すように反射部と透過部を交互に配設するパターン等も
適用でき、その配設パターンに応じてラインセンサを所
定位置に配設すれば良い。
【0016】ところで、上記プリズム100の反射部と
透過部の反射特性と透過特性には違いがあるため、その
まま反射光と透過光をセンサで取り込んで画像を再現す
ると再生画像の色バランスがくずれるという不具合が生
ずる。例えば、図6(A)に示すように、プリズム10
0の反射部100Aで反射されラインセンサSB に入射
される光は、反射部100Aの分光反射特性が同図
(B)に示すように入射光波長によってバラツキがある
ため、正しい色が再現されない。
【0017】一方、図7(A)において、プリズム10
0の透過部100Bと100C(図示せず)を透過した
光に関しては、透過部100Bと100Cの特性が同図
(B)に示すように入射光波長に対して一定である。し
たがって、プリズム100を介してラインセンサSA 〜
SC で得られた画像信号に基づいて画像を再現すると色
バランスがくずれてしまう。
【0018】そこで、本発明の実施例では、反射部と透
過部の分光特性の違いを補償するため、図8(A)にお
いて、ラインセンサSA とSB (図示せず)へのプリズ
ムの射出面に、図6(B)と同様な分光特性(図8
(B))をもつコーティング膜210を形成している。
より具体的には、図6(A)のプリズム反射部100A
に、Ti O2 ,Si O2 ,Al 等の膜厚をコントロール
した積層コーティングで反射面を形成し、透過部射出面
のコーティング膜210にMg F2 ,Ti O2 等の膜厚
をコントロールした積層コーティングを使用する事でラ
インセンサSA 〜SC の入射分光特性を等価にする事が
可能である。このコーティング膜210の代わりに、図
9に示すように、同様な特性をもつ吸収型色フィルタ2
20等、他の部材を用いることもできる。
【0019】さて、CCDのようなラインセンサで画像
を取り込む際には、通常、CCDから発生される偽信号
を抑制するための被屈折板(水晶)、回折格子等の光学
的ローパスフィルタや人間の眼の感度内の波長領域に対
して不要な赤外領域をカットする赤外カットフィルタを
含む光学部品がCCD(ラインセンサ)の直前にそれぞ
れ配置されている。この光学フィルタ部品は、各CCD
の直前に個別に配置されている。しかし、上述例のよう
に複数枚のラインセンサを異なる面に配設した場合に
は、それぞれに光学フィルタ部品を配設しなければなら
ず、また、各ラインセンサ毎に光軸方向の位置調整も必
要となるため装置構成、調整上の問題があった。
【0020】そこで、図10に示すように、プリズム2
00の入射面に上記光学フィルタ部品300を一枚接着
固定することにより、上述問題を悉く解決している。
【0021】次に、上述光学系を経てラインセンサで得
られた分割領域毎の画像データを合成(貼り合わせ)処
理して一枚の画像データを得るための構成例について説
明する。
【0022】図11は、本発明に関連する画像取扱装置
の画像処理系の構成ブロック図である。本例はカラー画
像処理系として、R(赤)、G(緑)、B(青)信号に
ついて説明するが、モノクロについても同様であること
は勿論である。
【0023】ラインセンサとしてのCCDからのR,
G,B信号は、CDS(相関二重サンプリング)部2で
相関二重サンプリング処理が施された後、ホワイトバラ
ンス部3で、ホワイトバランスが調整され、OBクラン
プ部4にて光学的黒レベル(OB)クランプ処理され
る。OBクランプ部4からの出力は、A/Dコンバータ
5でデジタルデータに変換され、OB加算部6で加算さ
れた後、シェーディング補正部8にて、後述するROM
10に格納された係数に基づいて各ラインセンサの1画
素毎の画像データに対してオフセット加算及びゲイン制
御によるシェーディング補正が施される。OB加算部6
からの出力は、D/Aコンバータ7でアナログ信号に変
換されてOBクランプ部4に供給される。
【0024】シェーディング補正部8でシェーディング
補正された画像データは、座標変換部9で、後述するよ
うな座標変換処理が施されて、ラインセンサ毎に得られ
る画像ずれが補正され、スムージング処理部11で、後
述する濃度スムージング処理が施される。こうしてスム
ーシング処理された画像データは、ハイパスフィルタ1
2で高域成分が抽出され、カラー補正部13にて、光
源、CCD、光学フィルタ等の分光特性に起因する色ず
れが補正されて、メモリ14に格納され、RAM15を
介してホストパソコン側に送出される。
【0025】また、表示系においては、カラー補正部1
3からの出力データは、ローパスフィルタ16を通り、
ガンマ補正部17でガンマ補正が為された後、表示メモ
リ18に格納される。表示メモリ18からモニタの表示
速度に適合する速度で読み出された画像データは、混合
部19で同期信号が混合され、D/Aコンバータ20で
アナログ信号に変換された後、モニタに表示される。
【0026】マイコン21は、本装置の各部の動作を統
括的に制御するもので、EEPROM22に格納されて
いる各種データ(例えば、座標変換に用いる変換係数
等)を用いて各種処理を行わせる。コントローラ23
は、マイコン21の制御受けて、図15に示すようなス
テージ52を駆動するリニアモータ24(図15では、
55)を駆動制御する。コントローラ25は、マイコン
21の制御を受け、光源26(図15では、51)を制
御する。
【0027】シェーディング補正部8は、光源の明るさ
ムラ、レンズ系の周辺部の明るさが低下するようなム
ラ、ラインセンサの画素毎の感度ムラ等を補正するもの
で、例えば黒レベルを設定するためのオフセット加算処
理、白レベルを調整するためのゲイン制御を行う。
【0028】画素毎の感度特性の不均一性は、濃度が一
様な原稿を読み取り、各画素毎の出力を補正データとし
てメモリに格納しておき、実際の読み取り時には、この
補正データを用いて各画素単位でゲインの調整を行なっ
て補正が可能である。また、CCDの暗電流に起因する
不均一は、遮光時の電流値を補正値としてメモリに格納
しておけば同様に補正が可能となる。
【0029】座標変換部9は、複数のラインセンサの配
設位置がずれることにより、一方のラインセンサで得ら
れる画像データの他方のラインセンサで得られた画像デ
ータに対する基準位置角度からの、x方向のずれX、y
方向のずれY、回転角度のずれθを補正する変換部であ
る。例えば、2枚のCCD1とCCD2(4000×6
000画素規模)で得られる画像データG1とG2が、
図12に示すように、X,Y,θだけずれているときに
は、CCD2で得られる画像データG2を座標変換して
該ずれをなくして、画像G1とG2を正常に接続した1
枚の画像データとする必要がある。
【0030】この補正について、図13を参照して説明
すると、横方向は6000画素分、縦方向は200画素
分の小容量の同図(A)に示すメモリ空間をもつ補正用
メモリと、補正後の画像データG2を格納する同図
(C)に示すようなメモリ空間をもつメモリとを用意し
ておく。補正用メモリにおいて、縦方向200画素は、
傾斜角度θで規定される水平(x)方向1ライン分のデ
ータを少なくとも記憶するために必要な画素に相当す
る。
【0031】図13(B)には、上記補間(画素補間)
処理を説明ための図が示されている。同図において、黒
点は実際に得られ、同図(A)に示す補正用メモリに格
納されている画素データを示し、これらの画素データを
用いて、補間処理によりX点で示す補正された正規位置
の画素データが求まる。この補間は、例えば、求めるべ
きX点位置の画素データの周囲近傍の4個の黒点画素デ
ータを用い、それぞれの画素データまでの距離に対応す
る重み付け係数に基づくリニア補間である。
【0032】スムージング処理部11における濃度スム
ージング処理は、図12に示すように、2枚の画素デー
タが重なり合う重複部(継ぎ目)における画像の濃度の
ぼやけを補償するものである。すなわち、この重複部の
画素データは、2つの画素データの影響を受けており、
一方、対応する2つのCCD(ラインセンサ)のリニア
リティは、低照度時(暗時)と高照度時(明時)には確
保されず、そのままでは、濃度のムラが生ずる。この濃
度ムラを補正するのが濃度スムージング処理である。
【0033】図14は、このスムージング処理を説明す
るための図であり、画像データG1とG2の重複部(同
図の斜線部で400画素分に相当する領域)において
は、両画像の画素データに対して、同図(B)に示すよ
うに、値がリニアに変化する係数を乗算し、加算して重
複部の画像データを得ている。
【0034】すなわち、同図(A)において、画像デー
タG1の画素データに係数k1 を乗算する乗算器111
と、画像データG2の画素データに係数k2 を乗算する
乗算器112と、乗算器111と112の出力を加算す
る加算器113とを備え、加算器113によって得られ
る加算データが当該重複部の画素データとして得られ
る。係数k1 とk2 は、同図(B)に示すように、0〜
1の間の値を縦方向位置に対応して変化する。これは、
重複部において、画素データG1(G2)の影響が画素
データG2(G1)側に近づくにつれて小さくなるよう
にしていることになる。こうすることにより、継ぎ目で
の濃度分布の違和感がなくなる。
【0035】以上の説明は、シェーディング補正後に濃
度スムージング処理を行っているので分割領域での濃度
むらを除去し、且つ継ぎ目での濃度分布の違和感を無く
している。仮に濃度スムージング処理により継ぎ目の違
和感を無くした状態からシェーディング補正を行なった
場合は継ぎ目に対する演算も実施される事となり目的と
する処理が再現されなくなる。本発明に関連する他の例
では、座標変換後の画像データに対して、濃度スムージ
ング処理を施すものである。本例では、画像重複部分に
おいて、先行して出力されるデータについては一旦メモ
リに格納し、先行して出力される座標変換後のデータに
ついて各データの座標点に応じた係数乗算(積算)を実
行した後に、同一座標上のデータを加算することによ
り、画像のつなぎ目がスムーズに認識できるようにする
ものである。
【0036】すなわち、本例では、画像データは、既に
座標変換されており、重複部において、画像データG1
とG2の画素座標位置は一致しているので、図14
(B)に示すように、処理する画素位置に対応して定ま
る係数k1 とk2 を設定すれば良い。従って座標変換後
に濃度処理をする事で適切な処理を容易に実現してい
る。
【0037】図15(A)は、光学系を介してのセンサ
への入射光量のロスを図7(B)に示す光学系に比して
最小限に抑えた光学系の構成図である。図15におい
て、入射光は、同図(B)に示すような中央部502が
透明、両側部501と503が全反射ミラー構成のミラ
ー500と、同図(D)に示すような全反射ミラー51
0を介してR,G,B各センサに投射される。また、同
図(C)に示すように、並設されたセンサS1とS2の
感度を−72dBと−36dBに設定するため、NDフ
ィルタがセンサS1とS2の前に設置されている。
【0038】したがって、入射光の中央部の光は、ミラ
ー500の透明部502を通過して、全反射ミラー51
0で反射されてセンサS3に結像される。また、入射光
の両側部に相当する光は、ミラー500の全反射ミラー
部501と503で反射され、センサS1とS2に結像
される。このとき、同図(B)に示すように、透明部5
02の全反射ミラー501,503との境界付近を通過
する光は、干渉光を含むので取り入れないように、同図
(C)に示すような位置にセンサS1とS2が配設され
ている。
【0039】図16は、他の光学系の構成図であり、同
図(B)に示すように、全反射ミラー611を介して入
射光が結像されるRGBセンサS1が配設されたブロッ
ク610、同図(C)に示すように、入射光が分光補正
フィルタ621を介して結像されるRGBセンサS2が
配設されたブロック620、及び同図(D)に示すよう
に、全反射ミラー631で反射された入射光が結像され
ているRGBセンサS3が配設されたブロック630
が、図示の方向に接合されて、同図(A)に示すような
光学系が構成されている。尚、図15と図16におい
て、センサの横に記されている黒丸・は、センサがCC
Dの場合の転送スタート位置側を示す。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
取扱装置によれば、反射面で生ずる分光特性と反射率に
よる透過面の差異によってCCD等の分光出力の差を除
去でき、光学系の反射部と透過部の分光特性の違いによ
る画質の劣化の問題が解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する画像取扱装置の光学系の構成
を示す概略斜視図である。
【図2】図1の構成において使用される光学系の一例を
示す図である。
【図3】図2に示す光学系の使用例を示す図である。
【図4】図2に示す光学系の光路を示す図である。
【図5】図1の構成において使用される他の光学系の例
を示す図である。
【図6】図1に示す構成を説明するための図である。
【図7】図1に示す構成を説明するための図である。
【図8】本発明による画像取扱装置の一実施例の光学系
を示す図である。
【図9】本発明に関連する更に他の例の光学系を示す図
である。
【図10】本発明に関連する他の例における光学系の簡
略斜視図である。
【図11】本発明に関連する他の例による画像取扱装置
の画像処理系の構成ブロック図である。
【図12】本発明に関連する画像取扱装置を説明するた
めの図である。
【図13】本発明に関連する画像取扱装置における座標
変換を説明するための図である。
【図14】本発明に関連する画像取扱装置におけるスム
ージング処理を説明するための図である。
【図15】光学系を介してのセンサへの入射光量のロス
を最小限に抑えた光学系の構成図である。
【図16】光学系を介してのセンサへの入射光量のロス
を最小限に抑えた光学系の他の構成図である。
【図17】本出願人提案による画像取扱装置の概略構成
図である。
【図18】ラインセンサのパッケージ例を示す図であ
る。
【図19】2枚エリアセンサSA ,SB に被写体からの
光をレンズを介して入射せしめる場合の光路を示す図で
ある。
【図20】従来の光路分割を示す図である。
【図21】ラインセンサを用いた場合の分割光路を示す
図である。
【符号の説明】
1 CCD 2 相関二重サンプリング部 3 ホワイトバランス部 4 クランプ部 5 A/Dコンバータ 6 OB加算部 7,20 D/Aコンバータ 8 シェーディング補正部 9 座標変換部 10 ROM 11 スムージング処理部 12 ハイパスフィルタ 13 カラー補正部 14 メモリ 15 RAM 16 ローパスフィルタ 17 ガンマ補正部 18 表示メモリ 19 混合部 21 マイコン 22 EEROM 23,25 コントローラ 24 リニアモータ 25 光源 100,101,200 プリズム 100A 反射部 100B,100C 透過部 300 光学フィルタ部品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光の一部を第1の方向に反射し他部を
    第2の方向に透過乃至反射させる面を有してなる透明光
    学要素ブロックの上記第1の方向に実質的に垂直な第1
    の面に自己の光電変換面が沿うようにして第1の撮像素
    子を配設し、上記第2の方向に実質的に垂直な第2の面
    に自己の光電変換面が沿うようにして且つ光学的に上記
    第1の撮像素子の隣に位置するようにして第2の撮像素
    子を配設し、上記第1及び第2の撮像素子により撮像対
    象画面の各分担する分割領域の撮像を賄うようにし、上
    記透明光学要素ブロックの上記第1及び/又は第2の方
    向の光路と交差する方向の当該面部に上記第1の撮像素
    子への入射光強度と上記第2の撮像素子への入射光強度
    とをバランスさせるためのコーティングを施してなるこ
    とを特徴とする画像取扱装置。
JP7014903A 1995-02-01 1995-02-01 画像取扱装置 Withdrawn JPH07221926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014903A JPH07221926A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 画像取扱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014903A JPH07221926A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 画像取扱装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5352456A Division JPH07203315A (ja) 1993-12-29 1993-12-29 画像取扱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07221926A true JPH07221926A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11873960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7014903A Withdrawn JPH07221926A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 画像取扱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07221926A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8023016B2 (en) Imaging device and manufacturing method thereof
US20050206851A1 (en) Projection type image display device
US5122871A (en) Method of color separation scanning
JP2005260480A5 (ja)
JPH06141246A (ja) 撮像装置
EP0265362B1 (en) Colour picture scanner
Fiske et al. 49.3: H‐PDLC Color Separation Device for Image Capture Systems
EP1601186B1 (en) Image-Capturing Apparatus And Computer-Readable Computer Program Product Including Image Processing Program
JP2002112276A (ja) カラー固体撮像装置
JPH11164194A (ja) 画像処理方法及び画像入力装置
US7256827B1 (en) Image reading device with thinned pixel data
JPH07221926A (ja) 画像取扱装置
JPH07221943A (ja) 画像取扱装置
JPH07212526A (ja) 画像取扱装置
JPH07203315A (ja) 画像取扱装置
JPH07212543A (ja) 画像取扱装置
JPH0338978A (ja) 撮像装置
JP2004128201A (ja) 固体撮像装置及び撮像システム
US5592309A (en) Multiple lens separation scanner
US5111308A (en) Method of incorporating a scanned image into a page layout
JPH10164413A (ja) 撮像装置
JP2012222704A (ja) 撮像装置
JPH05260357A (ja) 撮像装置
JP4682070B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2000165894A (ja) 補間信号生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010306