JPH0722009A - バッテリーパック - Google Patents

バッテリーパック

Info

Publication number
JPH0722009A
JPH0722009A JP5161678A JP16167893A JPH0722009A JP H0722009 A JPH0722009 A JP H0722009A JP 5161678 A JP5161678 A JP 5161678A JP 16167893 A JP16167893 A JP 16167893A JP H0722009 A JPH0722009 A JP H0722009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
battery
detection circuit
cell
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5161678A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Uchida
久 内田
Isao Kuribayashi
功 栗林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&T Battery Corp
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
A&T Battery Corp
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&T Battery Corp, Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical A&T Battery Corp
Priority to JP5161678A priority Critical patent/JPH0722009A/ja
Publication of JPH0722009A publication Critical patent/JPH0722009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護回路における電力損失を低減すると共
に、形状の小型化が可能なバッテリーパックを提供する
こと。 【構成】 バッテリーパック10内に、直列接続された
リチウムイオン2次電池からなるセル電池11a〜11
c,11d〜11f、及びこれらと入出力端子10aと
の間に介在された遮断回路13a,13bを設けると共
に、各セル電池の端子間電圧が所定値以上となったこと
を過充電検出回路12a〜12fによって検出し、何れ
かの過充電検出回路12a〜12fによって過充電が検
出されたときに、遮断回路13a,13bのFETQa
をオフする。 【効果】 従来のように各電池毎に遮断回路を設ける必
要がないので、遮断回路における電力損失を大幅に低減
することができると共に、保護回路を構成する部品の搭
載容積を縮小でき、バッテリーパックの小型化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池保護回路を内蔵し
たバッテリーパックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2次電池を複数個直列接続して、
ケース内に収納したバッテリーパックが多種の電子機器
に使用されている。このようなバッテリーパックを使用
することより、電池単体を扱う場合よりも取扱いが簡単
になると共に、電子機器におけるバッテリー収納部の構
成が簡単になるという利点がある。
【0003】2次電池としては、従来、鉛蓄電池、ニッ
ケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電池等がある
が、近年、移動体通信機、ラップトップ型パソコン、ノ
ートブック型パソコン、パームトップ型パソコン、一体
型ビデオカメラ、ポータブルCDプレーヤー、MDプレ
ーヤー、DCCプレーヤー、ポータブルワープロ、ヘッ
ドフォンステレオ、コードレス電話、セルラー電話等の
電子機器の小型化、軽量化を図る上で、これらの電子機
器の電源としての2次電池の高容量化が要望され、リチ
ウムイオンをドープ・脱ドープできる炭素質材料を用い
たリチウムイオン2次電池(例えば、特公平4−248
31号公報等)が、負極にリチウム金属又はその合金を
使用したリチウム2次電池に比して、安全性の点で格段
に優れており、高エネルギー密度を得られることから注
目されている。
【0004】上記、リチウムイオン2次電池は、電圧
1.2Vの2次電池としてのニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−水素吸蔵合金電池、電圧2.0Vの鉛蓄
電池に比して、軽量且つ高容量であり、平均電圧が3.
5V〜3.6Vと高く、さらに放電電圧が傾斜してお
り、残量表示が可能である利点がある。また、電池形状
としては、円筒形、薄型、ボタン型等がある。
【0005】しかしながら、かかるリチウムイオン2次
電池は、電解質溶液の電気化学的安定性の点で、電池電
圧4.5V以上において、溶液に使用される溶媒が分解
し、ガス発生を伴い、電池内圧が上昇し、ガス開放のラ
プチャーが作動する。通常の使用下では、セル当たり
4.4V〜4.3Vの領域において過充電を防止するこ
とが望ましく、またカットオフ電圧をセル当たり2.7
V〜2.5Vにするが、2.0V以下では使用する集電
体と炭素質材料との組合せにより、集電体の溶解が起こ
ることもあるので、かかる過放電を回避する必要があ
る。
【0006】このようなリチウムイオン2次電池を用い
たバッテリーパックにおいては、例えば図2に示すよう
な保護回路を内蔵したものが知られている。図2に示す
バッテリーパック1における保護回路は、各セル電池2
a〜2fのそれぞれに対して並列に接続された検出回路
3a〜3f、及び各検出回路3a〜3fから出力される
検出信号に基づいて動作するスイッチ4a〜4fによっ
て構成されている。これらのスイッチ4a〜4fのそれ
ぞれは、対応するセル電池2a〜2f毎に設けられ、セ
ル電池2a〜2fと直列に接続されている。
【0007】検出回路3a〜3fのそれぞれは、充電時
においてはセル電池2a〜2fの過充電状態を検出した
ときに検出信号を出力し、負荷回路が接続された放電時
においては過放電状態を検出したときに検出信号を出力
する。
【0008】前述の構成よりなるバッテリーパック1に
よれば、検出回路3a〜3fによって各セル電池2a〜
2f毎の過充電或いは過放電状態を検出したときに対応
するスイッチ4a〜4fをオフ状態にしているので、各
セル電池2a〜2fの充電状態或いは放電状態にばらつ
きが生じた場合においても、過充電状態或いは過放電状
態の継続を回避することができ、セル電池2a〜2fの
劣化或いは破損を防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のバッテリーパック1においては、各セル電池2
a〜2f毎に検出回路3a〜3fとスイッチ4a〜4f
を設けているので、スイッチ4a〜4fにおける電力損
失が大きくなると共に、保護回路の構成部品を配置する
容積が増し、バッテリーパックの形状小型化に限界があ
った。
【0010】電力損失を低減し、且つ形状を小型にする
ために、図3に示すようにセル電池6a〜6fを2個ず
つ並列に接続したものを直列に接続し、並列接続された
2個のセル電池毎に検出回路7a〜7c及びスイッチ8
a〜8cを設けたものも使用されているが、この場合、
並列接続された2個のセル電池の何れか一方が過放電状
態或いは過充電状態になった際、これを検出することが
できず、セル電池の劣化或いは破損を招く恐れがあっ
た。
【0011】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、保護
回路における電力損失を低減すると共に、形状の小型化
が可能なバッテリーパックを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、直列接続された少なくとも2個の2次電
池と、該2次電池の過充電状態或いは過放電状態等の異
常状態を検出したときに、前記2次電池と入出力端子と
の間の接続を遮断する保護回路をケース内に備えたバッ
テリーパックにおいて、前記複数の2次電池のそれぞれ
に対応して設けられ、且つ前記2次電池単体の異常状態
を検出したときに検出信号を出力する複数の異常状態検
出回路と、前記複数の異常状態検出回路の内の少なくと
も一の異常状態検出回路から検出信号が出力されたとき
に、前記2次電池と前記入出力端子との接続を遮断する
遮断回路とから前記保護回路を構成したバッテリーパッ
クを提案する。
【0013】
【作用】本発明によれば、複数の異常状態検出回路のそ
れぞれによって各2次電池単体の過充電状態或いは過放
電状態等の異常状態が検出され、該異常状態を検出した
際に検出信号が出力される。また、該複数の異常状態検
出回路の内の少なくとも一の異常状態検出回路から検出
信号が出力されたときには、遮断回路により前記2次電
池と入出力端子との間の接続が遮断される。これによ
り、直列接続された複数の2次電池の内の何れかが異常
状態となったときに、前記2次電池と前記入出力端子と
の間の接続が遮断される。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の第1の実施例におけるバッテ
リーパックを示す回路図である。図において、10はバ
ッテリーパックで、リチウムイオン2次電池からなる複
数のセル電池11a〜11f、セル電池11a〜11f
毎に設けられた過充電検出回路12a〜12f、及び遮
断回路13a,13bをケース内に備え、過充電検出回
路12a〜12f及び遮断回路13a,13bによって
電池保護回路が構成されている。
【0015】セル電池11a〜11c及び遮断回路13
aは入出力端子10a,10b間に直列に接続され、遮
断回路13aは直列接続されたセル電池11a〜11c
の正極と入出力端子10aとの間に接続されている。同
様に、セル電池11d〜11f及び遮断回路13bは入
出力端子10a,10b間に直列に接続され、遮断回路
13bは直列接続されたセル電池11d〜11fの正極
と入出力端子10aとの間に接続されている。
【0016】過充電検出回路12a〜12fは同一の集
積回路(以下、ICと称する)からなり、定電圧発生回
路121 、比較器OP、PチャンネルMOS型の電界効果
トランジスタ(以下、FETと称する)Q1、Nチャン
ネルMOS型のFETQ2〜Q4、及び抵抗器R1〜R
4によって構成されている。
【0017】各過充電検出回路12a〜12fにおい
て、定電圧発生回路121 は入力端子IN1,IN2間に
印加される電圧から所定の基準電圧Vthを生成し、この
基準電圧Vthは比較器OPの反転入力端子に印加されて
いる。ここで、基準電圧Vthは、セル電池11a〜11
fの満充電時の最大電圧よりもやや低い電圧値に対応し
た値に設定されている。
【0018】比較器OPの非反転入力端子は抵抗器R1
を介して入力端子IN1に接続されると共に、抵抗器R
2,R3を介して入力端子IN2に接続されている。さ
らに、比較器OPの出力端子はFETQ1,Q2のゲー
トに接続されている。
【0019】FETQ1のソースは入力端子IN1に接
続され、ドレインは抵抗器R4を介してFETQ2のド
レイン及びFETQ3,Q4のゲートに接続されてい
る。また、FETQ2〜Q4のそれぞれのソースは入力
端子IN2に接続され、FETQ3のドレインは出力端
子OUTに、またFETQ4のドレインは抵抗器R2,
R3の接続点にそれぞれ接続されている。
【0020】一方、過充電検出回路12aの入力端子I
N1は遮断回路13aの側に位置するセル電池11aの
正極端子に接続され、入力端子IN2はセル電池11a
の負極端子に、また出力端子OUTは過充電検出回路1
2bの入力端子IN1にそれぞれ接続されている。過充
電検出回路12bの入力端子IN2はセル電池11bの
負極端子に接続され、出力端子OUTは過充電検出回路
12cの入力端子IN1に接続されている。過充電検出
回路12cの入力端子IN2はセル電池11cの負極端
子及び入出力端子10bに接続され、出力端子OUTは
遮断回路13aに接続されている。
【0021】また、過充電検出回路12dの入力端子I
N1は遮断回路13bの側に位置するセル電池11dの
正極端子に接続され、入力端子IN2はセル電池11d
の負極端子に、また出力端子OUTは過充電検出回路1
2eの入力端子IN1にそれぞれ接続されている。過充
電検出回路12eの入力端子IN2はセル電池11eの
負極端子に接続され、出力端子OUTは過充電検出回路
12fの入力端子IN1に接続されている。過充電検出
回路12fの入力端子IN2はセル電池11fの負極端
子及び入出力端子10bに接続され、出力端子OUTは
遮断回路13bに接続されている。
【0022】遮断回路13a,13bのそれぞれは、P
チャンネルMOS型のFETQa及び抵抗器Ra,Rb
からなり、遮断回路13aのFETQaのゲートは過充
電検出回路12cの出力端子OUTに接続されると共
に、抵抗器Raを介してそのソース及び入出力端子10
aに接続され、FETQaのドレインはセル電池11a
の正極端子に接続されると共に、抵抗器Rbを介して過
充電検出回路12aの出力端子OUTに接続されてい
る。また、遮断回路13bのFETQaのゲートは過充
電検出回路12fの出力端子OUTに接続されると共
に、抵抗器Raを介してそのソース及び入出力端子10
aに接続され、FETQaのドレインはセル電池11a
の正極端子に接続されると共に、抵抗器Rbを介して過
充電検出回路12dの出力端子OUTに接続されてい
る。
【0023】次に、前述の構成よりなる第1の実施例の
動作を説明する。通常、バッテリーパック10の使用時
には、遮断回路13a,13bのFETQaはオン状態
に維持されている。即ち、過充電検出回路12aにおい
ては、セル電池11aの端子間電圧Vc1が抵抗器R1,
R2によって分圧され、電圧V1として比較器OPの非
反転入力端子に印加されている。このとき、電圧V1は
基準電圧Vthよりも低いので、比較器OPはローレベル
の電圧V2を出力する。これにより、FETQ1,Q
3,Q4はオン状態、FETQ2はオフ状態となる。従
って、過充電検出回路12aの出力端子OUTは、その
入力端子IN2に接続された状態になっている。
【0024】これにより、過充電検出回路12bの入力
端子IN1にセル電池11bの正極端子が接続されたこ
とになり、過充電検出回路12bの入力端子IN1,I
N2間にはセル電池11bの端子間電圧Vc2が印加さ
れ、過充電検出回路12bにおいても同様に、その入力
端子IN2と出力端子OUTが接続された状態になって
いる。
【0025】同様に、過充電検出回路12cの入力端子
IN1にセル電池11cの正極端子が接続されたことに
なり、過充電検出回路12cの入力端子IN1,IN2
間にはセル電池11cの端子間電圧Vc3が印加され、過
充電検出回路12cにおいても同様に、その入力端子I
N2と出力端子OUTが接続された状態になっている。
【0026】従って、遮断回路13aのFETQaのゲ
ートはセル電池11cの負極端子に接続されており、F
ETQaのゲート・ソース間は順バイアス状態となりF
ETQaはオン状態に維持される。
【0027】また、過充電検出回路12d〜12f及び
遮断回路13bにおいても、前述と同様の状態が維持さ
れている。
【0028】一方、バッテリーパックへの充電を行い、
何れかのセル電池11a〜11fが過充電状態となった
ときには、過充電状態となったセル電池11a〜11f
に対応する遮断回路13a,13bのFETQaがオフ
状態となり充電器(図示せず)からセル電池11a〜1
1fへの通電が遮断される。
【0029】例えば、セル電池11aのみが過充電状態
になったとき、即ちセル電池11aの端子間電圧Vc1が
満充電時の電圧に至ったときには、比較器OPの非反転
入力端子に印加される電圧V1が基準電圧Vth以上にな
り、比較器OPからハイレベルの電圧V2が出力され
る。これにより、FETQ1,Q3,Q4はオフ状態、
FETQ2がオン状態となり、過充電検出回路12aの
出力端子OUTは、その入力端子IN2から切り放され
る。従って、過充電検出回路12bの入力端子IN1,
IN2間にはセル電池11の端子間電圧Vc1とセル電池
11bの端子間電圧Vc2を加算した電圧が印加される。
【0030】これにより、過充電検出回路12bにおい
ても、電圧V1が基準電圧Vth以上の値となり、その入
力端子IN2と出力端子OUTとが切り放され、FET
Qaのゲート・ドレイン間が抵抗器Rbを介して接続さ
れた状態になる。さらに、過充電検出回路12cにおい
ても、電圧V1が基準電圧Vth以上の値となり、その入
力端子IN2と出力端子OUTとが切り放され、FET
Qaのゲート・ドレイン間が抵抗器Rbを介して接続さ
れた状態になる。
【0031】従って、遮断回路13aにおいてFETQ
aのゲート・ソース間の順バイアス電圧がほぼ0Vにな
り、FETQaがオフ状態となって充電器からセル電池
11a〜11cへの通電が遮断される。
【0032】また、セル電池11cのみが過充電状態に
なった場合には、過充電検出回路12cの出力端子OU
Tがその入力端子IN2から切り放されるので、遮断回
路13aのFETQaのゲート・ソース間の電位差が0
となり、FETQaはオフ状態となる。これにより、充
電器からセル電池11a〜11cへの通電が遮断され
る。
【0033】セル電池11d〜11fの何れかが過充電
状態となったときにも前述と同様に、遮断回路13bの
FETQaのゲート・ソース間の電位差が0となり、F
ETQaはオフ状態となる。これにより、充電器からセ
ル電池11d〜11fへの通電が遮断される。
【0034】前述したように第1の実施例によれば、バ
ッテリーパック10内の直列接続したセル電池11a〜
11c,11d〜11fの何れか一つでも過充電状態と
なったときに、これに対応する遮断回路13a,13b
のFETQaがオフ状態となり、充電器からセル電池1
1a〜11c,11d〜11fへの通電が遮断されるの
で、個々のセル電池11a〜11bの充電状態のバラン
スが崩れた場合にも、過充電状態で通電されるセル電池
が生じることがなく、セル電池の劣化或いは破損を防止
することができる。さらに、従来のように多くのスイッ
チを設けること無く、直列接続されたセル電池11a〜
11c,11d〜11fへは遮断回路13a,13bの
FETQaのみを介して通電されるので、従来に比べて
スイッチにおける電力損失を大幅に低減することができ
ると共に、保護回路の構成部品を配置する容積を縮小す
ることができ、バッテリーパックの形状小型化を図るこ
とができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図4は、本発明の第2の実施例におけるバッテリーパッ
クの回路図である。図において、前述した第1の実施例
と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略
する。10はバッテリーパックで、リチウムイオン2次
電池からなる複数のセル電池11a〜11f、セル電池
11a〜11f毎に設けられた過放電検出回路22a〜
22f、遮断回路23a,23b及び抵抗器24a〜2
4fをケース内に備え、過放電検出回路22a〜22
f、遮断回路23a,23b及び抵抗器24a〜24f
によって電池保護回路が構成されている。
【0036】セル電池11a〜11c及び遮断回路23
aは入出力端子10a,10b間に直列に接続され、遮
断回路23aは直列接続されたセル電池11a〜11c
の負極と入出力端子10bとの間に接続されている。同
様に、セル電池11d〜11f及び遮断回路23bは入
出力端子10a,10b間に直列に接続され、遮断回路
23bは直列接続されたセル電池11d〜11fの負極
と入出力端子10bとの間に接続されている。
【0037】過放電検出回路22a〜22fは同一のI
Cからなり、定電圧発生回路221 、比較器OP、Pチャ
ンネルMOS型の電界効果トランジスタ(以下、FET
と称する)Q1、NチャンネルMOS型のFETQ2〜
Q4、及び抵抗器R1〜R4によって構成されている。
【0038】各過放電検出回路22a〜22fにおい
て、定電圧発生回路221 は入力端子IN1,IN2間に
印加される電圧から所定の基準電圧Vthを生成し、この
基準電圧Vthは比較器OPの反転入力端子に印加されて
いる。ここで、基準電圧Vthは、セル電池11a〜11
fの放電時の放電可能最低電圧よりもやや高い電圧値に
対応した値に設定されている。
【0039】比較器OPの非反転入力端子は抵抗器R1
を介して入力端子IN1に接続されると共に、抵抗器R
2,R3を介して入力端子IN2に接続されている。さ
らに、比較器OPの出力端子はFETQ1,Q2のゲー
トに接続されている。
【0040】FETQ1のソースは入力端子IN1に接
続され、ドレインは抵抗器R4を介してFETQ2のド
レイン及びFETQ3,Q4のゲートに接続されてい
る。また、FETQ2〜Q4のそれぞれのソースは入力
端子IN2に接続され、FETQ3のドレインは出力端
子OUTに、またFETQ4のドレインは抵抗器R2,
R3の接続点にそれぞれ接続されている。
【0041】一方、過放電検出回路22aの入力端子I
N1は、抵抗器24aを介してセル電池11aの正極端
子及び入出力端子10aに接続されると共に、抵抗器2
4bを介して過放電検出回路22bの出力端子OUTに
接続されている。さらに、過放電検出回路22aの入力
端子IN2はセル電池11aの負極端子及び過放電検出
回路22bの入力端子IN1に接続され、出力端子OU
Tは遮断回路23aに接続されている。また、過放電検
出回路22bの入力端子IN2はセル電池11bの負極
端子及び過放電検出回路22cの入力端子IN1に接続
されている。さらに、過放電検出回路22cの出力端子
OUTは抵抗器24cを介して過放電検出回路22bの
入力端子IN1に接続され、入力端子IN2は入出力端
子10bに接続されている。
【0042】また、過放電検出回路22dの入力端子I
N1は、抵抗器24dを介してセル電池11dの正極端
子及び入出力端子10aに接続されると共に、抵抗器2
4eを介して過放電検出回路22eの出力端子OUTに
接続されている。さらに、過放電検出回路22dの入力
端子IN2はセル電池11dの負極端子及び過放電検出
回路22eの入力端子IN1に接続され、出力端子OU
Tは遮断回路23bに接続されている。また、過放電検
出回路22eの入力端子IN2はセル電池11eの負極
端子及び過放電検出回路22fの入力端子IN1に接続
されている。さらに、過放電検出回路22fの出力端子
OUTは抵抗器24fを介して過放電検出回路22eの
入力端子IN1に接続され、入力端子IN2は入出力端
子10bに接続されている。
【0043】遮断回路23a,23bのそれぞれは、N
チャンネルMOS型のFETQa、PNP型のトランジ
スタTr及び抵抗器Ra〜Rcからなり、遮断回路23
aのFETQaのドレインは入出力端子10b及び過放
電検出回路22cの入力端子IN2に接続され、ソース
はセル電池11cの負極端子に接続されると共に抵抗器
Raを介してそのゲートに接続されている。また、トラ
ンジスタTrのコレクタはFETQaのゲートに接続さ
れ、エミッタは過放電検出回路22aの出力端子に接続
されると共に抵抗器Rbを介してセル電池11aの正極
端子に接続されている。さらに、トランジスタTrのベ
ースは抵抗器Rcを介して過放電検出回路22aの入力
端子IN2及び過放電検出回路22bの入力端子IN1
に接続されている。
【0044】遮断回路23bのFETQaのドレインは
入出力端子10b及び過放電検出回路22fの入力端子
IN2に接続され、ソースはセル電池11fの負極端子
に接続されると共に抵抗器Raを介してそのゲートに接
続されている。また、トランジスタTrのコレクタはF
ETQaのゲートに接続され、エミッタは過放電検出回
路22dの出力端子に接続されると共に抵抗器Rbを介
してセル電池11dの正極端子に接続されている。さら
に、トランジスタTrのベースは抵抗器Rcを介して過
放電検出回路22dの入力端子IN2及び過放電検出回
路22eの入力端子IN1に接続されている。
【0045】次に、前述の構成よりなる第2の実施例の
動作を説明する。通常、バッテリーパック10使用時に
は、遮断回路23a,23bのFETQaはオン状態に
維持されている。即ち、過放電検出回路22cにおいて
は、セル電池11cの端子間電圧Vc3が抵抗器R1,R
2によって分圧され、電圧V1として比較器OPの非反
転入力端子に印加されている。このとき、電圧V1は基
準電圧Vthよりも高いので、比較器OPはハイレベルの
電圧V2を出力する。これにより、FETQ1,Q3,
Q4はオフ状態、FETQ2はオン状態となる。従っ
て、過放電検出回路22cの出力端子OUTは、オープ
ン状態になっている。
【0046】これにより、過放電検出回路22bの入力
端子IN1,IN2間にはセル電池11b端子間電圧V
c2が印加され、過放電検出回路22bにおいても同様
に、その出力端子OUTはオープン状態になっている。
【0047】同様に、過放電検出回路22aの入力端子
IN1,IN2間にはセル電池11a端子間電圧Vc1が
印加され、過放電検出回路22aにおいても同様に、そ
の出力端子OUTはオープン状態になっている。
【0048】従って、遮断回路23aにおいては、トラ
ンジスタTrのベース・エミッタ間には所定の順バイア
ス電圧が印加され、トランジスタTrはオン状態となっ
ている。これにより、FETQaのゲート・ソース間は
順バイアスされ、FETQaはオン状態に維持される。
【0049】また、過放電検出回路22d〜22f及び
遮断回路23bにおいても、前述と同様の状態が維持さ
れている。
【0050】一方、バッテリーパックが負荷に接続さ
れ、セル電池11a〜11fから負荷への放電を行い、
何れかのセル電池11a〜11fが過放電状態となった
ときには、過放電状態になったセル電池11a〜11f
に対応する遮断回路23a,23bのFETQaがオフ
状態となり、セル電池11a〜11fから負荷への通電
を遮断する。
【0051】例えば、セル電池11aのみが過放電状態
になったときには、過放電検出回路22aにおいて、比
較器OPの非反転入力端子に印加される電圧V1が基準
電圧Vth以下になり、比較器OPからローレベルの電圧
V2が出力される。これにより、FETQ1,Q3,Q
4はオン状態、FETQ2がオフ状態となり、過放電検
出回路12aの出力端子OUTは、その入力端子IN2
に接続される。従って、トランジスタTrのベース・エ
ミッタ間電圧はほぼ0Vとなり、トランジスタTrはオ
フ状態となる。これにより、FETQaのゲート・ソー
ス間電圧もほぼ0Vとなり、FETQaはオフ状態とな
り、セル電池11a〜11cから負荷への通電を遮断す
る。
【0052】また、セル電池11cのみが過放電状態に
なった場合には、過放電検出回路22cの出力端子OU
Tがその入力端子IN2に接続されるので、過放電検出
回路22bの入力端子IN1への印加電圧が低下し、前
述と同様に比較器OPの非反転入力端子に印加される電
圧V1が基準電圧Vth以下となってFETQaはオフ状
態となる。これにより、過放電検出回路22bの出力端
子OUTがその入力端子IN2に接続されるので、過放
電検出回路22aの入力端子IN1への印加電圧が低下
し、前述と同様に比較器OPの非反転入力端子に印加さ
れる電圧V1が基準電圧Vth以下となってFETQaは
オフ状態となり、セル電池11a〜11cから負荷への
通電が遮断される。
【0053】セル電池11d〜11fの何れかが過放電
状態となったときにも前述と同様に、遮断回路23bの
FETQaのゲート・ソース間の電位差が0となり、F
ETQaはオフ状態となる。これにより、充電器からセ
ル電池11d〜11fへの通電が遮断される。
【0054】前述したように第2の実施例によれば、バ
ッテリーパック10内の直列接続したセル電池11a〜
11c,11d〜11fの何れか一つでも過放電状態と
なったときに、これに対応する遮断回路23a,23b
のFETQaがオフ状態となり、セル電池11a〜11
c,11d〜11fから負荷への通電が遮断されるの
で、個々のセル電池11a〜11fの放電状態のバラン
スが崩れた場合にも、過放電状態で放電されるセル電池
が生じることがなく、セル電池の劣化或いは破損を防止
することができる。さらに、従来のように多くのスイッ
チを設けること無く、直列接続されたセル電池11a〜
11c,11d〜11fへは遮断回路23a,23bの
FETQaのみを介して通電されるので、従来に比べて
スイッチにおける電力損失を大幅に低減することができ
ると共に、保護回路の構成部品を配置する容積を縮小す
ることができ、バッテリーパックの形状小型化を図るこ
とができる。
【0055】尚、第1の実施例では過充電検出回路を備
えたバッテリーパックを、また第2の実施例では過放電
検出回路を備えたバッテリーパックを構成したが、これ
に限定されることはなく、過充電検出回路及び過放電検
出回路の双方を備えたバッテリーパックを構成しても良
い。
【0056】また、各セル電池11a〜11fの接続点
に接続された中間端子をバッテリーパック10のケース
に設け、各セル電池11a〜11f毎の電圧をケース外
部から検出できるようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、直
列接続された複数の2次電池の内の何れかが過充電状態
或いは過放電状態等の異常状態となったときに、前記2
次電池と入出力端子との間の接続が遮断されるので、各
2次電池の劣化及び破損を防止することができる。さら
に、従来のように各2次電池毎に遮断回路を設ける必要
がないので、遮断回路における電力損失を大幅に低減す
ることができると共に、保護回路を構成する部品の搭載
容積を縮小でき、バッテリーパックの小型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のバッテリーパックを示
す回路図
【図2】従来例のバッテリーパックを示す回路図
【図3】従来例のバッテリーパックを示す回路図
【図4】本発明の第2の実施例のバッテリーパックを示
す回路図
【符号の説明】 10…バッテリーパック、10a,10b…入出力端
子、11a〜11f…セル電池、12a〜12f…過充
電検出回路、13a,13b…遮断回路、22a〜22
f…過放電検出回路、23a,23b…遮断回路、24
a〜24e…抵抗器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された少なくとも2個の2次電
    池と、該2次電池の過充電状態或いは過放電状態等の異
    常状態を検出したときに、前記2次電池と入出力端子と
    の間の接続を遮断する保護回路をケース内に備えたバッ
    テリーパックにおいて、 前記複数の2次電池のそれぞれに対応して設けられ、且
    つ前記2次電池単体の異常状態を検出したときに検出信
    号を出力する複数の異常状態検出回路と、 前記複数の異常状態検出回路の内の少なくとも一の異常
    状態検出回路から検出信号が出力されたときに、前記電
    池と前記入出力端子との接続を遮断する遮断回路とから
    前記保護回路を構成した、 ことを特徴とするバッテリーパック。
JP5161678A 1993-06-30 1993-06-30 バッテリーパック Pending JPH0722009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5161678A JPH0722009A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 バッテリーパック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5161678A JPH0722009A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 バッテリーパック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0722009A true JPH0722009A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15739767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5161678A Pending JPH0722009A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 バッテリーパック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0722009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8405357B2 (en) 2008-10-03 2013-03-26 Fujitsu Limited Battery unit, battery system, electronic device, charging control method of battery, and discharging control method of battery
CN103001190A (zh) * 2011-09-08 2013-03-27 三美电机株式会社 电池保护电路及电池保护装置、以及电池盒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8405357B2 (en) 2008-10-03 2013-03-26 Fujitsu Limited Battery unit, battery system, electronic device, charging control method of battery, and discharging control method of battery
CN103001190A (zh) * 2011-09-08 2013-03-27 三美电机株式会社 电池保护电路及电池保护装置、以及电池盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3121963B2 (ja) バッテリーパック
KR100993236B1 (ko) 백게이트 전압 생성 회로, 4 단자 백게이트 스위칭 fet및 이를 이용한 충방전 보호 회로
JP2872365B2 (ja) 充電式の電源装置
KR101213478B1 (ko) 배터리 팩 및 이의 제어 방법
JPH04331425A (ja) 過充電防止装置、過放電防止装置、過充電・過放電防止装置、プリント基板並びにバッテリーパック
JP2001157367A (ja) 組み電池セルの接続不良検出方法及び電源装置
JP3439506B2 (ja) 充放電制御回路と充電式電源装置
US8665572B2 (en) Battery charge/discharge protection circuit
US6920341B2 (en) Secondary battery control circuit
JPH08196042A (ja) 二次電池の充放電保護装置
JP2000102185A (ja) 二次電池パック
JP2005168159A (ja) 過電流保護回路と充電式電池パック
JP3249261B2 (ja) パック電池
JPH0956056A (ja) 二次電池電源装置および保護回路ならびに異常充電保護方法
JP3524675B2 (ja) 電池の充放電制御装置
US11996726B2 (en) Battery pack
JPH08190936A (ja) 二次電池の充放電保護装置
JP2002078222A (ja) リチウムイオン二次電池の充電回路とパック電池
JP3358559B2 (ja) 低電力消費回路及び二次電池保護回路
JPH08237872A (ja) 二次電池の充放電保護装置
JP2000116011A (ja) 二次電池保護回路
JP2005168160A (ja) 過電流保護回路と充電式電池パック
JPH08241705A (ja) 組電池
JPH0775247A (ja) 電池保護回路
JPH0722009A (ja) バッテリーパック

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990831