JPH0721977U - 開閉体の駆動制御装置 - Google Patents

開閉体の駆動制御装置

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JPH0721977U
JPH0721977U JP5308893U JP5308893U JPH0721977U JP H0721977 U JPH0721977 U JP H0721977U JP 5308893 U JP5308893 U JP 5308893U JP 5308893 U JP5308893 U JP 5308893U JP H0721977 U JPH0721977 U JP H0721977U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉体の閉動時における異物の挾み込みを確
実に検出して対処することができる開閉体の駆動制御装
置を提供すること。 【構成】 窓ガラスを開閉駆動する電動モータ22の回
転数に応じて回転センサ23がパルス信号を出力し、そ
のパルス信号を位置カウンタ31がカウントして窓ガラ
スの閉動位置Pを検出し、また、そのパルス信号の出力
間隔を周期演算部32が演算して窓ガラスの閉動速度A
を検出し、変化率演算部34が閉動位置P毎における閉
動速度Aの変化率Bを演算して第2メモリ部35に格納
し、予測値演算部36が変化率Bに基づいて閉動速度を
予測し、その予測した閉動速度よりも閉動速度Aが所定
値以下のときに比較判定部37が異常検出信号Wを出力
し、その信号Wに基づいてモータ制御部39が電動モー
タ22を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、開閉体の駆動制御装置に係り、さらに詳しくは、閉動する開閉体に よって異物が挟まれたときに、その開閉体を自動的に停止させる安全機能を備え た開閉体の駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の駆動制御装置としては、例えば、自動車の窓ガラス(開閉体)を開閉 すべく、それを電動モータの駆動力によって昇降させる昇降装置が知られている 。
【0003】 かかる装置は、窓ガラスを閉じるべく上昇させるときに、その窓ガラスによっ て人体等が誤って挾み込まれたか否かを監視し、それらの挾み込みがあった場合 に、窓ガラスの上昇を停止させて安全性を確保するようになっている。
【0004】 従来、このような装置は、人体等の挾み込みの有無を判定するために、例えば 、窓ガラスの上昇時の摺動抵抗の増大に起因する電動モータの駆動電流の変化を 監視して、その駆動電流が所定のしきい値を越えたときに、人体等の挾み込みが あったと判定して窓ガラスの上昇を停止させる構成となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、窓ガラスの上昇時の摺動抵抗は、例えば、自動車の製造上のバラツキ 、環境温度、および電動モータの駆動電圧(バッテリー電圧)の変動等、挾み込 み以外の原因によっても様々に変化する。そのため、人体等の挾み込みがあった と判定するための基準となる電動モータの駆動電流のしきい値の設定が難しく、 挾み込みを確実に検出することがきわめて困難であった。また、窓ガラスの上昇 時の摺動抵抗を変化させる挾み込み以外の原因を考慮して、そのしきい値を設定 しようとした場合には、環境温度を検出するための温度センサや、電動モータの 駆動電圧を検出するための電圧センサ等、種々のセンサを備えなければならず、 また、それでも最適なしきい値を設定することは難しかった。
【0006】 本考案の目的は、開閉体の閉動時における異物の挾み込みを確実に検出して対 処することができる開閉体の駆動制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の開閉体の駆動制御装置は、駆動源から出力される所定の大きさの駆動 力によって開閉体を開閉駆動する開閉体の駆動制御装置において、前記開閉体の 閉動位置を検出する位置検出手段と、前記開閉体の閉動速度を検出する速度検出 手段と、前記位置検出手段の検出位置毎における前記速度検出手段の検出速度の 変化率を演算する変化率演算手段と、前記位置検出手段の検出位置に対応させて 前記変化率を記憶する変化率記憶手段と、前記開閉体が閉動しているときの現時 点直前の閉動位置における前記検出速度と、前記変化率記憶手段に記憶された変 化率とに基づいて、前開閉体の現時点の閉動位置における閉動速度を予測する予 測手段と、前記開閉体が閉動しているときの現時点の閉動位置における前記検出 速度と、前記予測手段の予測速度とを比較し、前者の検出速度が後者の予測速度 よりも所定値以下のときに異常検出信号を出力する判定手段と、前記異常検出手 段に基づいて前記開閉体の閉動を停止させる制御手段とを備えることを特徴とす る。
【0008】
【作用】
本考案の開閉体の駆動制御装置は、開閉体の閉動位置毎に、開閉体の閉動速度 を予測して、その予測値と閉動速度とを開閉体の開閉位置に応じて逐次比較し、 そして開閉体の閉動速度が予測値よりも所定値以下のときに、開閉体の閉動を停 止させる。これにより、閉動位置に応じて開閉体の閉動速度が大幅に変化する場 合であっても、開閉体の閉動時における異物の挾み込みを確実に検出して、安全 性を確保する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は、自動車のサ イドドアの窓ガラス(開閉体)を開閉すべく昇降させるための昇降装置としての 適用例である。
【0010】 図1は、本実施例の昇降装置10を備えた自動車のサイドドア1の概略側面図 であり、昇降装置10には、窓ガラス2に取付けられたキャリア3をガイドレー ル4に沿って昇降させる駆動機構20が備えられている。本例の駆動機構20は 、キャリア3に連結されたワイヤ21を電動モータ(駆動源)22の正逆転によ って矢印A1 ,A2 方向に移動させることにより、キャリア3と共に窓ガラス2 を昇降させる構成となっている。電動モータ22には、その回転数に応じたパル ス信号を出力する回転センサ23(図2参照)が備えられている。また、サイド ドア1の内側には、窓ガラス2を昇降操作するためのスイッチ操作部24が備え られている。これらの電動モータ22,回転センサ23およびスイッチ操作部2 4は、制御装置30に接続されている。
【0011】 図2において、31は、回転センサ23からのパルス信号をカウントすること によって、窓ガラス2の昇降位置Pを検出するための位置カウンタ(位置検出手 段)、32は、回転センサ23のパルス信号の出力周期を演算することによって 窓ガラス2の閉動速度(上昇速度)Aを検出するための周期演算部(速度検出手 段)である。昇降位置Pおよび閉動速度Aは、第1メモリ部33、変化率演算部 (変化率演算手段)34、第2メモリ部(変化率記憶手段)35、予測値演算部 (予測手段)36、および比較判定部(判定手段)37によって、後述するよう に記憶および演算処理される。38は、操作スイッチ24の操作状態から制御モ ードを判定する制御モード判定部であり、また39は、判定部37,38の判定 結果に基づいてモータ22を駆動制御するためのモータ制御部(制御手段)であ る。これら制御装置30の構成部の機能は動作と共に後述する。
【0012】 次に、動作について説明する。
【0013】 I「窓ガラス2の開動作」 窓ガラス2の開動作時には、図4中のステップS1,S2,S3(図4参照) 、またはステップS12,S13,S14(図5参照)を繰り返して、SWモー ド1,2のサブルーチンを実行する。前者のステップS1,S2,S3は、後述 するように位置カウンタ31が初期設定されるまでの間に実行され、後者のステ ップS12,S13,S14は、その初期設定後に実行される。
【0014】 そこで、まず、SWモード1,2のサブルーチンについて説明する。
【0015】 SWモード1のサブルーチンは、図7に示すように、スイッチ操作部24(図 1,図2参照)からの窓ガラス2を下降させるための「DOWN信号」、または それを上昇させるための「UP信号」の入力を待ち(ステップS51,S52) 、それらの信号が入力されたときには、窓ガラス2を自動的に連続して下降また は上昇させるオート機能の動作指令があるか否かを判定し(ステップS53,S 54)、その動作指令がないときは「DOWNリレー」または「UPリレー」ヲ 起動し(ステップS55,S56)、その動作指令があるときはオートフラグを セット(ステップS57,S58)してから、「DOWNリレー」または「UP リレー」を起動させる。DOWNリレーおよびUPリレーは、それぞれ正反転制 御部37(図2参照)に備えられており、前者が作動することによって、窓ガラ ス2を下降させる方向にモータ22が回転し、後者が作動することによって、窓 ガラス2を上昇させる方向にモータ22が回転する。
【0016】 SWモード2のサブルーチンは、図8に示すように、まず、窓ガラス2の昇降 が所定時間以上に亘って強制的に止められたとき、つまり窓ガラス2が上昇また は下降の限界位置まで移動して所定時間以上に亘って止められたときには、UP またはDOWNリレーを停止させる(ステップS61,S62)。窓ガラス2が 所定時間以上に亘って止められたか否かは、回転センサ23(図2参照)からの パルス信号の出力周期が所定時間以上となるか否かによって判定する。窓ガラス 2が閉動すべく上昇するUPリレーの作動中に、オートフラグがセットされてい ないときはUP信号が入力されなくなることを条件(ステップS63,S64, S65)として、またオートフラグがセットされているときは逆のDOWN信号 が入力されたことを条件(ステップS63,S64,S66)として、UPリレ ーの停止(ステップS67)とオートフラグのリセット(ステップS68)をす る。一方、窓ガラス2が開動すべく下降するDOWNリレーの作動中に、オート フラグがセットされていないときはDOWN信号が入力されなくなったことを条 件(ステップS63,S69,S70)として、またオートフラグがセットされ ているときは逆のUP信号が入力されたことを条件(S61,S69,S71) として、DOWNリレーの停止(ステップS72)とオートフラグのリセット( ステップS73)をする。
【0017】 結局、この「窓ガラス2の開動作」では、操作スイッチ24からのDOWN信 号によりDOWNリレーが制御されて、窓ガラス2が下降することになる。
【0018】 II「窓ガラス2の閉動作」 窓ガラス2の閉動作は、「初期設定動作」と「通常の閉動作」とに分ける ことができる。そこで、これらの動作を分けて説明する。
【0019】 「初期設定動作」 まず、位置カウンタ31のカウント値を初期設定する。すなわち、操作スイッ チ4からのUP信号により窓ガラス2を閉動させるべく上昇させ(ステップS1 ,S2)、そして窓ガラス2が上昇限界位置まで移動して所定時間以上に亘って 強制的に止められたとき、つまり回転センサ23(図2参照)からのパルス信号 の出力周期が所定時間以上となったときに、UPリレーを停止させて(ステップ S4,S5)、位置カウンタ31(図2参照)のカウント値を「0」にセットす る(ステップS6)。以降、位置カウンタ31は、窓ガラス2が上昇限界位置P 0 (図1参照)にあるときのカウント値を「0」として、窓ガラス2の下降およ び上昇に応じて回転センサ23からの出力されるパルス信号をカウントアップお よびカウントダウンすることによって、窓ガラス2の昇降位置Pを検出する。し たがって、窓ガラス2が下降限界位置PMAX (図1参照)にあるときは、そのカ ウント値が最大となる。
【0020】 なお、窓ガラス2が上昇限界位置に達するまでは、オートフラグがセットされ ていないときはUP信号が入力されなくなることを条件(ステップS7,S8) として、またオートフラグがセットされているときは逆のDOWN信号が入力さ れたことを条件(ステップS7,S9)として、UPリレーの停止(ステップS 10)とオートフラグのリセット(ステップS11)をする。
【0021】 ステップS6にて位置カウンタ31のカウント値を初期設定した後は、後述す るように増加率Bの初期値を算出して、それを格納する(ステップS21,S2 2)。これらのステップS21,S22は、後述する「通常の閉動作」の動作ス テップ(図5および図6)中に組込まれている。
【0022】 すなわち、まず、ステップS6に続くステップS12,S13,S14では、 前述したように窓ガラス2を開動させることになる。窓ガラス2の閉動時にはス テップS13からS15に進み、窓ガラス2の閉動開始後、所定時間経過して閉 動速度Aが安定するまでは、UPリレーが作動中であることを条件としてSWモ ード2を繰り返して(ステップS16,S17)、窓ガラス2の閉動を続行させ る。そして、その所定時間が経過して閉動速度Aが安定した後は、窓ガラス2の 閉動値Pが所定の監視範囲L(図1,図9参照)内にあることを条件として、現 時点(t)の閉動位置P(t) における閉動速度(周期演算部32の検出速度)A (t) を第1メモリ部33(図2参照)に格納する。監視範囲Lは、窓ガラス2の 昇降の限界位置P0 ,PMAX のそれぞれから所定の距離ずつ離れた位置P1 〜P n 間の範囲であり、この範囲L内における閉動速度Aが閉動位置P(P1 〜Pn )に対応付けられて逐次第1メモリ部33内に格納され(図3参照)、そして更 新されることになる。なお、窓ガラス2の閉動位置Pが監視範囲Lから外れてい るときは、UPリレーが作動中であることを条件としてSWモード2を繰り返す (ステップS23,S24)。
【0023】 そして、現時点(t)の閉動位置P(t) に対応する後述の変化率B(t) が未だ 第2メモリ部36(図2参照)内に格納されていないときは、変化率演算部34 (図2参照)によって、その変化率B(t) の初期値を算出して格納する(ステッ プS20,S21,S22)。すなわち、現時点(t)の閉動位置P(t) におけ る閉動速度をA(t) とし、また現時点直前の時点(t−1)の閉動位置P(t-1) における閉動速度をA(t-1) として、次式(1)により、それらの閉動速度A(t -1) ,A(t) の間の変化率B(t) を算出する。
【0024】
【数1】 B(t) =A(t) /A(t-1) …(1) このようにして、監視範囲L内の各閉動位置P毎における閉動速度Aの変化率 Bの初期値が閉動位置P(P1 〜P(n-1) )に対応付けられて逐次、第2メモリ 部35内に格納されることになる(図3参照)。したがって、例えば、窓ガラス 2を上昇限界位置P0 まで上昇させた後、一旦、下限位置PMAX まで下降させて から、再び上昇限界位置P0 まで上昇させた場合には、位置カウンタ31のカウ ント値の初期設定と、閉動位置P(P1 〜P(n-1) )に対応する全ての変化率B の初期値の設定が一括して実行されることになる。勿論、位置カウンタ31の初 期設定後であれば、窓ガラス2の昇降動作に応じて、逐次、変化率Bの初期値が 設定されることになる。また、変化率Bの初期値は、後述するように更新される ことになる。
【0025】 「通常の閉動作」 現時点(t)の閉動位置P(t) に対応する変化率B(t) が既に格納されている ときは、ステップS20からステップS25(図6参照)に進み、予測値演算部 36(図2参照)が下式(2)から閉動位置P(t) における閉動速度の予測値C (t) を算出する。
【0026】
【数2】 C(t) =B(t) ×A(t-1) …(2) その後、比較判定部37(図2参照)が予測値C(t) に所定のしきい値Sを加 えて比較値A′(t) を求めた上(ステップS26)、その比較値A′(t) と閉動 速度A(t) とを比較する(ステップS27)。予測値Cと比較値A′は、図3に 示すように、閉動位置P(P1 〜P(n-1) )に対応付けて表わすことができる。
【0027】 いま、例えば窓ガラス2の閉動抵抗が増大して、閉動速度A(t) が比較値A′ (t) 未満となったときは、比較判定部37が異常と判定して異常検出信号Wを出 力し、その信号Wにより、モータ駆動部39が直ちにUPリレーを停止させ(ス テップS28)、その後、DOWNリレーを作動させて窓ガラス2を所定距離だ け下降させてから(ステップS29,S30)、そのDOWNリレーを停止させ る(ステップS31)。したがって、例えば、窓ガラス2の閉動によって人体等 が挾み込まれたときに、直ちに窓ガラス2を停止させた後、所定距離だけ開動さ せて、安全性が確保できることになる。
【0028】 一方、閉動速度A(t) が比較値A′(t) 以上のときは、変化率B(t) を求めて 更新登録する(ステップS32,S33,S34)。すなわち、まず、下式(3 )から変化率B′(t) を求め、さらに、その変化率B′(t) に下式(4)により 所定の重み付けをして変化率B(t) を求める。
【0029】
【数3】 B′(t) =A(t) /A(t-1) …(3)
【0030】
【数4】 B(t) =(X・B(t) +Y・B′(t) )/X+Y …(4) その後、SWモード2を実行し(ステップS35)、そして、UPリレーが作 動中であることを条件として先のステップS18に戻り、それが停止したときは 先のステップS12に戻る(ステップS36)。
【0031】 結局、この「通常の閉動作」では、閉動位置P(P1 〜P(n-1) )毎の閉動速 度Aと、それに対応する比較値A′と比較して、閉動速度Aの変化を監視するこ とになる。閉動速度Aは、例えば、図9に示すように閉動位置Pに応じて変化す る。したがって、その閉動速度Aを閉動位置P毎の比較値A′と比較することに よって、窓ガラス2の閉動時における異物の挾み込みを確実に検出して対処でき ることになる。
【0032】 なお、上記実施例において、周期演算部32は、閉動速度Aとして回転センサ 23のパルス周期を格納することができ、その場合には、そのパルス周期が、比 較値A′としてのパルス周期を越えたときに、比較判定部37が異常検出信号W を出力すればよい。
【0033】 また、閉動速度Aを検出するための手段としては、例えば、モータ22の駆動 電流に基づいて閉動速度Aを検出するものであってもよく、要は、閉動速度Aを 直接、または間接的に検出できるものであればよい。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の開閉体の駆動制御装置は、開閉体の閉動位置毎 に、開閉体の閉動速度を予測して、その予測値と閉動速度とを開閉体の開閉位置 に応じて逐次比較し、そして開閉体の閉動速度が予測値よりも所定値以下のとき に、開閉体の閉動を停止させる構成であるから、開閉体の閉動位置に応じて閉動 速度が大幅に変化する場合であっても、開閉体の閉動時における異物の挾み込み を確実に検出して、安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を備えた自動車のサイドドア
の概略構成図である。
【図2】図1に示す制御装置のブロック構成図である。
【図3】図2に示すメモリ部の格納データの説明図であ
る。
【図4】図2に示す制御装置の初期設定動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】図2に示す制御装置の通常の閉動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】図2に示す制御装置の通常の閉動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】図4に示すSWモード1のサブルーチンを説明
するためのフローチャートである。
【図8】図4に示すSWモード2のサブルーチンを説明
するためのフローチャートである。
【図9】図1に示す窓ガラスの閉動位置と閉動速度との
関係の説明図である。
【符号の説明】
2 窓ガラス(開閉体) 22 電動モータ 23 回転センサ 31 位置カウンタ(位置検出手段) 32 周期演算部(速度検出手段) 34 変化率演算部(変化率演算手段) 35 第2メモリ部(変化率記憶手段) 36 予測値演算部(予測手段) 37 比較判定部(判定手段) 39 モータ制御部(制御手段)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源から出力される所定の大きさの駆
    動力によって開閉体を開閉駆動する開閉体の駆動制御装
    置において、 前記開閉体の閉動位置を検出する位置検出手段と、 前記開閉体の閉動速度を検出する速度検出手段と、 前記位置検出手段の検出位置毎における前記速度検出手
    段の検出速度の変化率を演算する変化率演算手段と、 前記検出位置に対応させて前記変化率を記憶する変化率
    記憶手段と、 前記開閉体が閉動しているときの現時点直前の閉動位置
    における前記検出速度と、前記変化率記憶手段に記憶さ
    れた変化率とに基づいて、前記開閉体の現時点の閉動位
    置における閉動速度を予測する予測手段と、 前記開閉体が閉動しているときの現時点の閉動位置にお
    ける前記検出速度と、前記予測手段の予測速度とを比較
    し、前者の検出速度が後者の予測速度よりも所定値以下
    のときに異常検出信号を出力する判定手段と、 前記異常検出手段に基づいて前記開閉体の閉動を停止さ
    せる制御手段とを備えることを特徴とする開閉体の駆動
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、前記開閉体が一定
    距離開閉する毎に出力されるパルスをカウントすること
    によって前記開閉体の閉動位置を検出するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の開閉体の駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記速度検出手段は、前記開閉体が一定
    距離閉動する毎に出力されるパルスの周期に基づいて前
    記開閉体の閉動速度を検出するものであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の開閉体の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動源は電動モータであり、 前記速度検出手段は、前記電動モータの駆動電流に基づ
    いて前記開閉体の閉動速度を検出するものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の開閉体の駆動制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記変化率記憶手段は、前記開閉体が閉
    動する毎に、前記変化率演算手段によって演算される閉
    動速度の変化率を逐次更新して記憶するものであること
    を特徴とする請求項1,2,3または4に記載の開閉体
    の駆動制御装置。
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