JPH072196B2 - 娯楽用の標的気泡発生装置及び気泡形成方法 - Google Patents

娯楽用の標的気泡発生装置及び気泡形成方法

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JPH072196B2
JPH072196B2 JP3220424A JP22042491A JPH072196B2 JP H072196 B2 JPH072196 B2 JP H072196B2 JP 3220424 A JP3220424 A JP 3220424A JP 22042491 A JP22042491 A JP 22042491A JP H072196 B2 JPH072196 B2 JP H072196B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広くは、気泡(バブ
ル)発生ゲーム、娯楽装置、及びそれらの作動方法に関
し、より詳しくは、老いも若きも使用できかつシャボン
玉を発生させるのに適した改良された娯楽装置及びその
使用方法に関する(シャボン玉は、最初にシャボン玉を
発生した玩具と同じ玩具からの(及び同じ玩具により発
生された)水流射撃の標的となる)。
【0002】より詳しくは、本発明は、別々の独立した
加圧空気流を発生させるための簡単ではあるが非常に有
効な方法及び装置に関する。一方の空気流は、浸漬リン
グすなわち気泡吹き出しワンド(棒)(bubble-blowing
wand)を、石鹸質の膜形成溶液が入れられたリザーバ内
に出入りさせるために確実に昇降させる働きをし、他方
の空気流は、気泡吹き出しワンドがリザーバの外に上昇
されていて該ワンドから気泡を発生させ且つ放出させる
ときに、気泡吹き出しワンドを通って軸線方向に噴射さ
れる働きをし、更に他の空気流は、排出された空気の補
充の間に過剰圧力を緩和させる働きをする。少なくとも
1つのベローズにより次の全ての空気流すなわち、i)
気泡吹き出しワンドを上昇させてリザーバから出し且つ
この上昇されたワンドに空気流を吹きつけるための、正
圧の第1空気流と、ii)気泡発生作業時にワンドに形成
された石鹸質膜がワンドからはぎ取られた後に、ワンド
をリザーバに戻すかその補助をなす負圧の第2空気流
と、iii )上記第1空気流及び第2空気流から全体とし
て別々に独立しており、ベローズの圧縮ストローク時に
上昇されたワンドから石鹸質膜をはぎ取って1つ以上の
気泡を発生させ且つベローズの膨張ストローク時にベロ
ーズ内に空気を補充する第3空気流と、iv)空気調整流
を形成する第4空気流とが発生される。所望ならば、第
4空気流は、笛のような音発生装置に連結して、圧縮ス
トローク時にベローズ内の過剰の空気(この過剰の空気
によりワンド上の石鹸質膜が壊されることがある)を排
出できるようにしてもよいし、ベローズの膨張ストロー
ク時にベローズに空気を補充できるようにしてもよい。
【0003】また、本発明は、気泡発生装置用の手動形
ベローズ構造を有している。このベローズ構造において
は、ベローズの操作ハンドルが、手動操作可能な1対の
水噴射ノズルを有しており、操作ハンドルの中央がベロ
ーズの両側部に連結されており且つ操作ハンドルの前端
部が気泡発生ハウジング及び石鹸質の膜形成溶液用リザ
ーバの両側面(両側部)に枢着されていて、ユーザは、
2つの水噴射ノズルの一方又は両方からの単一又は2つ
の水流を、ユーザの玩具又は他人の玩具により発生され
た気泡に指向させることができる。2つの水流を噴射す
るときには、そのような水流を、平行な飛翔軌跡、収斂
する飛翔軌跡及び/又は拡散する飛翔軌跡に沿って調節
しながら標的に指向させることができる。
【0004】本発明の他の主な特徴として、本発明は改
善された浸漬リングすなわち気泡吹き出しワンドに関す
る。本発明の気泡吹き出しワンドは、その構造から、石
鹸質の膜形成溶液の本体を通して移動させても、溶液本
体に最小限の変動を与えるに過ぎない。従って、石鹸質
膜がワンドから早期にはぎ取られる危険性を最小にする
ことができる。
【0005】
【従来の技術】過去50年間を振り返ると、気泡の発生
に関して発表され及び/又は特許された玩具及びゲーム
等の娯楽装置についての従来技術が文字通り沢山ある。
単なる一例であるが、代表的な特許として気泡発生装置
を開示しているLyon, Jr. の米国特許第2,301,427 号が
ある。この気泡発生装置は弁を有しており、該弁は、こ
れに吹き込むことにより導入される空気の圧力に応答
し、空気の流れが、比較的低圧で、石鹸質の液体すなわ
ち気泡形成溶液が入ったカップに吹き込まれ、カップの
頂部で気泡が形成されるようにしている。その後、形成
された気泡をカップから引き離すには、子供その他のユ
ーザは、より強く空気を吹き込んで弁をシフトさせ且つ
吹き込んだ空気流をカップの周囲に指向させなければな
らない。
【0006】Limberの米国特許第2,560,582 号は利用可
能な従来の多数の特許の代表的なもので、「気泡銃」を
開示している。この気泡銃は、1)石鹸質の液体すなわ
ち気泡形成溶液用のリザーバと、2)該リザーバ中の溶
液に対して出入りするようにほぼ垂直方向に移動できる
気泡吹出しワンド(bubble blowing wand 、気泡吹出し
棒状体) と、3)引金等を物理的に移動させたときに、
吹出しワンドがリザーバに出入りするように変位させる
リンク機構と、4)吹出しワンドがリザーバから持ち上
げられたときに、吹出しワンドを通して空気流が吹き込
まれ、該吹出しワンド上に石鹸質膜を形成して気泡を作
り、この気泡を吹出しワンドから吹き飛ばして玩具銃の
銃口から発射させる装置とを有している。これと同様な
装置が、Gilchrist, Jr.の米国特許第2,393,039 号、Lo
renzの米国特許第2,518,627 号、Steiner 等の米国特許
第2,553,388 号、Beezly等の米国特許第2,599,888 号、
Arlissの米国特許第2,700,845 号、Larin の米国特許第
2,802,298 号、Schwerbel 等の米国特許第2,828,579
号、Mannの米国特許第2,942,374 号、Hopkins の米国特
許第2,974,438 号、Sullivan等の米国特許第3,389,492
号、Raveの米国特許第3,398,479 号、及びGlessner, S
r. の米国特許第3,733,736 号がある。
【0007】N.A. Greene の米国特許第2,853,829号及
び1961年5月23日付の対応カナダ特許第620,504 号に
は、絞り出しボトルに取り付けられた垂直方向に往復運
動可能なヘッドをもつ滑稽な玩具が開示されており、こ
のヘッドは、ボトルを絞ると玩具に対して垂直運動する
ようになっている。垂直方向に往復運動可能なヘッドは
気泡吹出しワンドすなわち浸漬リングを備えており、該
浸漬リングは、ボトルが伸長されており且つヘッドが引
っ込められているときには石鹸質の気泡形成液のリザー
バ内にあるが、ボトルが絞られてヘッドが上昇される
と、ヘッドは浸漬リング(吹出しワンド)をリザーバか
ら持ち上げてボトルの内部に連結された空気噴出ノズル
に接近させる。これと良く似た構成が、上記米国特許よ
り後のGreeneの米国特許第3,093,925 号に開示されてい
る。しかしながら、この後者の構成はベローズを用いて
おり、該ベローズは、圧縮されると動物の漫画風ヘッド
のあごを開き、これと同時に、上あごに連結された気泡
吹出しワンドを下あごのリザーバの外に持ち上げ且つ膜
で覆われた吹出しワンドを、上下のあごの結合部に配置
されており且つベローズに直接連結されたノズルに隣接
して配置し、吹出しワンドを通して空気流を吹き込み、
開いたあごから気泡を吹き出すようになっている。同様
な構成が、Heinの米国特許第3,579,898 号、Lebensfeld
の米国特許第3,736,694 号、及びKalishの米国特許第3,
775,898 号に開示されている。
【0008】N.A. Greene の別の米国特許第3,388,498
号には、石鹸質液のリザーバが加圧ガスキャニスタの上
端部に取り付けられた気泡形成玩具が開示されている。
ユーザがリザーバを下方に移動させると、気泡吹出しワ
ンドがガス排出ノズルと整合した状態に露出され、同時
に、加圧ガスキャニスタが作動され、吸引された空気/
ガス混合気が気泡吹出しワンドを通して噴射されて気泡
が形成される。リザーバが解放されて上方に移動できる
ようになると、リザーバは気泡吹出しワンドと共に周囲
の関係に移動し、同時に、加圧ガスキャニスタの排出ノ
ズルが閉じられる。
【0009】1975年には、John E. LaFaTa及びJohn D.
Cuccioに米国特許第3,925,923 が付与された。この米国
特許には、ポンプ作動によるシミュレーション形ショッ
トガン玩具が開示されている。このショットガン玩具
は、玩具の銃口内に配置されたトーラス(円環面)形リ
ザーバと、該リザーバ内に取り付けられており且つ空気
作動形ピストンに連結された気泡吹出しワンドとを有し
ている。空気作動形ピストンは、気泡吹出しワンドを、
石鹸質の気泡形成溶液が入ったトーラス形リザーバか
ら、トーラスのほぼ中央でその軸線上の位置まで変位さ
せ、玩具の銃口を通って軸線方向外方に流れる空気流
を、トーラス及び持ち上げられた吹出しワンドを通るよ
うに軸線方向に指向させて気泡を形成し、該気泡を銃口
から発射させるようになっている。気泡吹出しワンドに
連結された作動ピストンを移動させ且つ気泡吹出しワン
ドから気泡を発射させる空気は、玩具の銃のポンプ作動
による入れ子式の1対のバレル部材の相対膨張及び収縮
により発生される。
【0010】一般に、上記米国特許特にLaFaTa等の米国
特許第3,925,923 号、Greeneの種々の米国特許、及びLy
on Jr.の米国特許に開示の全ての装置は、幾つかのかな
り重大な問題のある空気作動形ピストン及び/又は弁構
造を採用している。これらの作動機構は、複雑なだけで
なく、次の気泡形成作動のための空気を装置に再充填す
るときに、未使用石鹸質の気泡形成溶液が相対可動部品
内に引き込まれる傾向がある。このため、部品がくっつ
いてしまい、後で装置を分解し、洗浄し且つ再び組み立
てるまでは、特に小さな子供では使用不能になる。実
際、LaFaTa等の米国特許第3,925,923 号に開示の玩具で
はこれらの問題が特に顕著であり、この玩具では空気導
管が石鹸質溶液の上レベルより下にあるため、石鹸質溶
液が玩具の作動部品内に吸い込まれてしまう傾向が強
い。
【0011】また、これらの装置は非常に複雑であるた
め、次の2つの目的すなわち、1)標的として使用でき
るシャボン玉の発生、及び2)射撃者の玩具又は相手の
玩具のいずれかにより発生された気泡標的を撃ち落とす
ことができる一体形水鉄砲としての作動に使用すること
はできない。しかしながら、本発明者は、これらの目的
に使用できる2つの玩具を知っており、例えば、Cashav
elly等の米国特許第3,399,485 号及びMelottiの米国特
許第4,334,383 号に開示されたものがある。米国特許第
3,399,485 号に開示の装置は水鉄砲と気泡形成装置とを
組み合わせた玩具であり、水鉄砲のノズルが横向きの孔
を備えている。これにより、石鹸質の気泡形成溶液中に
浸漬すると膜が形成されるため、子供が水鉄砲を手で振
ると、膜で覆われた横向きの孔を通って空気が移動し気
泡が形成される。この気泡は、普通の水鉄砲の2つの機
能をもつ玩具用の標的として用いることができる。ま
た、米国特許第4,334,383 号にも同様な玩具のピストル
が開示されており、このピストルは、石鹸質の気泡形成
溶液のリザーバと吹出しワンドとを用いている。この吹
出しワンドは、ピストルの後部近くに出て、通常、ピス
トルの後部照準のようになる。従って、この吹出しワン
ドを通して子供が吹くことにより気泡を発生させ、この
気泡を普通の水鉄砲のようにして撃つことができる。
【0012】Cashavelly等の米国特許第3,399,485 号及
びMelotti の米国特許第4,334,383 号に開示の玩具も、
他の多くの米国特許と同様の欠点を有している。なぜな
らば、これらの玩具は、かなりリアリスティックに見え
る普通の武器に似せて設計されているため、子供達がそ
のような玩具で遊ぶことを彼らの両親が極端に嫌うから
である。
【0013】本発明者に知られており且つ多くの興味が
あると考えられる他の特許として、「気泡吹出しワンド
と該吹出しワンドをリザーバから持ち上げて空気ノズル
と整合させた後にリザーバに下ろす機械的リンク機構と
を備えた気泡形成装置」という名称に係るScott のカナ
ダ特許第487,366 号、「撚り合わせたワイヤで形成した
気泡吹出しワンド」という名称に係るRaspetの米国特許
第2,514,009 号、「多数の気泡形成孔を備えた垂直方向
に移動可能なエレメントを有する石鹸質の気泡形成溶液
用容器」という名称に係るLawrenceの米国特許第2,858,
639 号、「気泡形成孔と、ユーザが装置内に吹き込んで
インペラを駆動し且つディスクが回転するときに気泡形
成孔を通して吹き込むことを可能にするオリフィスとを
備えたインペラ駆動形ディスク」という名称に係るJone
s の米国特許第2,987,847 号、「楽器に似せた気泡吹出
し玩具」という名称に係るFilger等の米国特許第2,989,
818 号、「支持パッド上に気泡を形成させた後、該気泡
を支持パッドから吹き飛ばす装置及び方法」という名称
に係るPanico, Jr. の米国特許第3,060,626 号、「往復
運動可能な気泡吹出しワンド及び膜で覆われた吹出しワ
ンドがその上方位置に持ち上げられたときに吹出しワン
ドを通して空気を吹き込む装置」という名称に係るMark
iwの米国特許第4,125,959 号、及び「気泡を吹き出す自
走式の蛸」という名称に係るChang の米国特許第4,556,
392 号がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、簡単
で、安全で、耐久性があり、非暴力的な水娯楽玩具すな
わち水娯楽装置を提供することにより、既知の従来技術
による娯楽装置に固有なあらゆる欠点を解消することが
できる。本発明の娯楽装置は、金属部品を使用せず、且
つ往復運動する空気で作動されるピストン駆動形気泡ワ
ンド及びベローズ作動アームを除き、可動部品は本質的
に使用されていない。より詳しくは、本発明の玩具すな
わち娯楽装置は、全体的にプラスチック及び/又は吹込
み成形されたプラスチック部品で形成されており、従っ
てさび及び/又は腐食とは本質的に無関係である。ま
た、本発明の装置は電池が不要であり、壊れてばらばら
になることもなく且つ石鹸質溶液がこぼれないようにな
っている。本発明の装置は、ベローズを圧縮したとき
に、少なくとも3つの別々で独立した正圧の空気流を発
生することができる。すなわち、3つの空気流とは、
1)気泡ワンドに連結されたピストンを変位させ且つ該
ピストンを通る垂直軸線を含む平面内でワンドをトーラ
ス形リザーバから垂直方向に持ち上げる第1の空気流
と、2)気泡を発生させるべく、トーラス形リザーバの
中心と、上昇し且つ膜で覆われたワンドとを軸線方向に
通るように指向された第2の制御された加圧空気流と、
3)ベローズの圧縮時に、過剰の加圧空気(この過剰加
圧空気は、ワンド上の石鹸質膜を破壊することがある)
を逃がすべく作用する第3の過剰空気逃がし流とであ
る。この第3の逃がし流は、笛のような音発生装置に関
連させることもできるし、この間に、ベローズの膨張時
に負の空気圧を形成してピストンを引っ込めさせて、ト
ーラス形リザーバ中の石鹸質の膜形成溶液中に浸漬され
る位置までワンドを戻し、同時に、ベローズの膨張時に
ベローズ内に空気を補充することもできる。
【0015】また、ベローズを圧縮し且つ膨張させるの
に使用される2つのハンドルは、手動操作可能で、手で
持つことができる2つの噴射ノズルとして働き、1つの
高圧水流(所望ならば2つの高圧水流)を、単一経路、
平行経路、収斂経路及び/又は拡散経路に沿って指向さ
せ、ユーザが、ユーザ自身の玩具及び/又は他人の玩具
により発生された気泡を、制御された高圧水流(1つ又
は複数)により撃ち落とす標的として用いることができ
る。
【0016】本発明の装置は、標的として使用できる気
泡を容易且つ信頼性高く発生できるだけでなく、2つの
噴射ノズルの一方又は両方を用いて標的気泡を撃ち落と
すことができる点で非常に優れたものである。また、本
発明の装置は、銃、ピストル又は同様な武器とは似てお
らず、その全体的な外観は、非暴力的な或る種のハイテ
ク装置にも見えるものである。
【0017】従って、本発明の広い目的は、本質的に成
形プラスチック部品からなる標的気泡発生装置であっ
て、事実上どの年代の人でも容易に使用できるけども特
に十代前半の子供に適しており、容易に気泡を形成して
放出し、次に該気泡を標的として使用でき、手動操作可
能な1対の水噴射ノズルは、平行経路、拡散経路及び/
又は収斂経路に沿って狙いを定めることができ且つ単一
でも2つ同時でも作動でき、しかも普通の武器とは似て
いない外観の娯楽装置となり得る標的気泡発生装置を提
供することにある。
【0018】本発明のより詳細な目的は、上記特徴をも
つ標的気泡発生装置であって、例えばベローズのような
少なくとも1つの封鎖された膨張/収縮可能な空気チャ
ンバを用いて、ベローズ又は他の空気チャンバの圧縮時
に、3つの完全に独立した別々の正圧の空気流、すなわ
ち、1)第1導管を介して供給される第1の空気流であ
って、気泡ワンドを、気泡形成溶液が入れられたトーラ
ス形リザーバから出して空気ノズルと整合させる第1の
空気流と、2)空気ノズルを通り且つトーラス形リザー
バと上昇された気泡ワンドとの整合した中心を軸線方向
に通るように指向された空気流であって、ワンドの気泡
形成溶液の膜から1つ以上の気泡を形成する第2の制御
された空気流と、3)第3の過剰空気逃がし流(この空
気流は笛その他の可聴音発生器の作動に使用できる)と
を発生させ、ベローズの膨張時に第1導管内に負圧状態
を形成して、気泡ワンドに連結されたピストンを反対方
向に確実に変位させて、トーラス形リザーバ内の気泡形
成溶液中に浸漬される位置まで気泡ワンドを戻し、この
間、ベローズの膨張時に、第2の制御された空気流及び
第3の過剰空気逃がし流を逆流させて、ベローズの圧縮
時に作動流体として働く空気をベローズ内に補充できる
ように構成した標的気泡発生装置を提供することにあ
る。
【0019】本発明のより詳細な特徴において、本発明
の目的は、標的気泡を形成するためのベローズ作動形気
泡発生器であって、ベローズの作動アームが、ベローズ
作動アームと、個々に狙いを定めることができる水噴射
ノズルとの2つの機能を有しているベローズ作動形気泡
発生器を提供することにある。本発明の他のより詳細な
目的は、気泡吹き出しワンドが石鹸質溶液に最小の攪乱
を与えるだけで石鹸質溶液のリザーバから出入りでき、
従ってワンドがリザーバを出るときに石鹸質溶液がこぼ
れる危険性を最小にできる改善された気泡吹き出しワン
ドの構造を提供することにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、上記特徴をもつ
玩具すなわち娯楽装置であって、最少の可動部品を用い
ているだけでなく、上記特徴をもつ装置に通常使用され
ているような金属製のねじ、ばね、作動リンク機構、電
池等の部品は全く使用していない玩具すなわち娯楽装置
を提供することにある。本発明の他の重要な特徴におい
て、本発明の目的は、上記娯楽装置等に使用できる改善
された弁組立体であって、吸引入口、高圧出口、及び注
射器形の弾性的に圧縮/膨張可能な作動バルブ(actuat
ing bulb) を備えた弁組立体を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、
a)膜形成溶液の流体本体を入れておくリザーバを形成
するハウジング手段と、b)周方向に包囲された膜形成
リング構造体を備えた気泡ワンド(bubble wand)と、
c)垂直方向に間隔を隔てた第1位置と第2位置との間
で気泡ワンドを空気力により変位させるための、ハウジ
ング手段に取り付けられた空気作動手段とを有してお
り、膜形成リング構造体が、第1位置においてリザーバ
内の膜形成溶液中に浸漬され且つ第2位置において膜形
成溶液から引き出され、d)左右の操作ハンドルを有し
ており、該操作ハンドルの前端部に隣接した箇所が、ハ
ウジング手段の左側面及び右側面のそれぞれに枢着され
ており、e)左右の操作ハンドルのほぼ中央において、
両操作ハンドルの間に配置されており且つこれらの操作
ハンドルに連結された圧縮/膨張可能なベローズ組立体
を更に有しており、該ベローズ組立体が少なくとも2つ
の入口/出口ポートと、該入口/出口ポートの一方をハ
ウジング手段の空気作動手段に連結する手段とを備えて
おり、入口/出口ポートの他方は、ベローズ組立体が圧
縮され且つ膜形成リング構造体が第2位置に配置される
ときに、高圧空気流を膜形成リング構造体を通る軸線方
向に指向させることができるようにベローズ組立体に配
置されており、ベローズ組立体が圧縮されてその内部が
加圧されると空気作動手段が作動されて、膜形成リング
構造体が第2位置に変位され、且つ入口/出口ポートの
うちの前記他方から出る高圧空気流が膜形成リング構造
体を軸線方向に通過し、溶液の膜を膜形成リング構造体
から分離させて1つ以上の気泡を発生させ、該気泡が高
圧空気流により娯楽装置から放出され、ベローズ組立体
が膨張されると該ベローズ組立体内に部分真空が創出さ
れ、該部分真空により空気作動手段が作動されて、膜形
成リング構造体が第1の浸漬位置に戻され、この間、空
気が入口/出口ポートの前記他方を通って逆方向に移動
し、ベローズ組立体の内部が大気圧状態に戻されること
を特徴とする気泡発生娯楽装置により達成される。
【0022】
【実施例】本発明の上記及び他の目的及び利点は、添付
図面に関連する以下の詳細な説明を読むことにより一層
明白になるであろう。本発明は種々に変更することが可
能であるけれども、添付図面には、本発明の特定の実施
例を示し且つこれについて以下に詳細に説明する。しか
しながら、本発明はこの特定の実施例に限定されるもの
ではなく、逆に、本発明は、本願の特許請求の範囲に記
載の精神及び範囲に含まれるあらゆる変更及び均等物を
カバーするものであることを理解すべきである。A.構成部品の全体的構成 1.全体としての玩具50 先ず、図1を参照すれば、本発明の特徴を具現化した娯
楽装置すなわち非暴力的な水玩具(全体を番号50で示
す)であって、標的気泡発生/標的射撃装置からなる水
玩具50の使用状態が示されている。図示のように、娯
楽装置50は標的気泡発生/標的射撃装置を有してお
り、該標的気泡発生/標的射撃装置は、1)ユーザ54
の左手52により掴まれる左側の操作ハンドル51と、
2)ユーザ54の右手56により掴まれる右側の操作ハ
ンドル55と、3)封鎖された膨張/圧縮可能な空気チ
ャンバ(この実施例では、空気チャンバはベローズ58
の形態をなしており、該ベローズ58の両端部は左右の
操作ハンドル51、55のそれぞれのほぼ中央の位置に
取り付けられている)と、4)全体を番号59で示す標
的気泡発生ハウジング(該ハウジング59は、その両方
の垂直縁部が、後で詳述する方法により、左右の操作ハ
ンドル51、55の最先端部に枢着されている)とを備
えている。
【0023】例示の標的気泡発生/標的射撃装置50の
使用に際し、ユーザ54は、単にその左右の手52、5
6を開閉させて中間のベローズ58を圧縮させるだけで
よい。すなわち、ユーザ54が、操作ハンドル51、5
5の最後端部を内方に移動させて互いに隣接させると
き、操作ハンドル51、55の先端部は、該操作ハンド
ル51、55が連結された標的気泡発生ハウジング59
の左右の垂直縁部に隣接する互いに間隔を隔てた平行な
軸線の回りで枢動する。ベローズ58を圧縮すると、後
で詳述する方法により1つ以上の標的気泡60が発生す
る。ひとたびユーザ54が1つ以上の標的気泡60を発
生させたならば、ユーザは、左右の操作ハンドル51、
55の一方又は双方の把手に関連して設けられた適当な
アクチュエータすなわちトリガを押し、「撃ち落とす」
べき所与の標的気泡60を狙った1つ以上の飛翔軌跡に
沿って1つ又は2つの加圧水流61を、左右の操作ハン
ドル51、55のそれぞれに形成された水噴射ノズル6
2、64を通し発射させる。もちろん、当業者は、ユー
ザが両手52、56を外方すなわち互いに離れる方向に
移動させるときには、左右の操作ハンドル51、55
が、標的気泡発生ハウジング59の左右の垂直縁部への
枢着点の回りで互いに外方に拡がるように枢動すること
に気付くであろう。従って、装置50は、ユーザ54が
その意思により、噴射ノズル62、64からの2つの加
圧水流61が図1に示すように収斂する交差経路に沿う
ように(所望ならば、平行経路又は拡散経路(図示せ
ず)に沿うように)指向させるべく、左右の操作ハンド
ル51、55を変位できるように構成した方向制御可能
な装置を有している。
【0024】次に、図2を参照すれば、上記玩具50の
基本的構成部品が幾分詳細に示されている。図2に示す
ように、例えば右側の操作ハンドル55は、任意の適当
なプラスチック材料から吹込み成形された中空の封鎖ハ
ウジング65を備えており、該ハウジング65には、
1)全体を番号66で示す把手と、2)閉鎖エレメント
68を備えた充填ポートであって、ハウジング65の少
なくとも一部に水を充填させる充填ポートと、3)水噴
射ノズル64(左側の操作ハンドル51の場合には水噴
射ノズル62)と、4)ハウジング65内から水噴射ノ
ズル64(操作ハンドル51の場合は水噴射ノズル6
2)を通して水を噴射させるのに適した掌(てのひら)
操作形のトリガすなわちアクチュエータ69と、5)ハ
ウジング65のほぼ中央に設けられた貫通横孔と、6)
ハウジング65の先端部上方において上方に突出してい
るロックラグ71と、7)ハウジング65の先端部下方
において下方に突出しているロックラグ72とが設けら
れている(両ロックラグ71、72は、垂直方向に整合
している)。もちろん、当業者には、左側の操作ハンド
ル51も右側の操作ハンドル55と鏡像関係をなして上
記と同様に正確に構成されていることが理解されよう。
【0025】2.標的気泡発生ハウジング59 図2及び図12に最も良く示すように、標的気泡発生ハ
ウジング59は、1)貫通中央孔75と中央上方のハウ
ジング延長部76とを備えた前方のハウジングエレメン
ト74と、2)同様な貫通中央孔79とハウジング延長
部76を補完する同様な直立のハウジング延長部80と
を備えた、前記ハウジングエレメント74と補完係合す
る後方のハウジングエレメント78とを有している。前
方及び後方のハウジングエレメント74、78は、任意
の適当な接着剤又はプラスチック接合技術を用いて縁と
縁とを突き合わせた関係にして永久的に一体接合し、こ
れにより、石鹸質の気泡形成溶液(図示せず)の収容に
適したトーラス(円環面)形の実質的に封鎖されたリザ
ーバ(その全体を番号81で示す)が形成されるように
なっている。互いに補完し合う形状をもつ前方及び後方
の各ハウジングエレメント74、78には、互いに対面
しており平行な間隔を隔てた補完的な垂直トラック形成
手段82、84と、互いに垂直方向に間隔を隔てて水平
に配置されており且つ補完的に係合する一連の半円筒状
フランジ85、86とが設けられている。図12には、
後方のハウジングエレメント78の内部に設けられたト
ラック形成手段82、84及びフランジ85、86、8
8のみが示されているけれども、当業者には、前方のハ
ウジングエレメント74の内部(図12では、この内部
を見る事は出来ない)にも、補完的な形状をもつトラッ
ク形成手段及び半円筒状フランジが設けられていること
が理解されよう。
【0026】従って、上記構成により、前方及び後方の
ハウジングエレメント74、78を組み立てると、垂直
方向に配向される円筒体89が、互いに組み合わされる
半円筒状フランジ86、88同士の間に固定される。ま
た、上方に延びた垂直なハウジング延長部76、80の
最上縁部には、それぞれ、互いに補完し合う形状の半円
形の開口90、91が設けられており、これらの半円形
の開口90、91は、ハウジングエレメント74、78
を一体に組み立てたときに、図2に最も良く示す逃がし
ポート92を形成する。また、前方及び後方のハウジン
グエレメント74、78の各々には、それらの上縁部に
沿って、互いに補完し合う半円形の開口94、95が設
けられており、これらの半円形開口94、95は、パチ
ンと嵌合される閉鎖エレメント96の手段により閉鎖可
能な充填ポートを形成するようになっている。最後に、
例示の標的気泡発生ハウジング59は、全体を番号98
で示す浸漬リングすなわち気泡形成ワンド(bubble for
ming wand)を移動可能に保持する。気泡形成ワンド98
は垂直方向に延びている一体のピストンロッド99を有
している。ピストンロッド99の上端はピストンヘッド
100に終端しており、該ピストンヘッド100は、円
筒体89内に摺動自在に受け入れられる寸法を有してい
る。気泡形成ワンド98は前方のハウジングエレメント
74と及び後方のハウジングエレメント78との間に配
置され、ピストンロッド99は円筒体89内に延入し且
つピストンヘッド100は円筒体89内に摺動自在に受
け入れられる。
【0027】3.気泡吹出しワンド98 本発明の重要な特徴の1つは、気泡吹出しワンド(気泡
吹出し棒状体)98に、上下の歯付き縁部(serrated e
dges) 102、104を備えた全体として楕円形のリン
グ構造体101が設けられていることである。図13に
最も良く示すように、上下の歯付き縁部102、104
は、全体として截頭三角形状の形状を有している。この
ため、気泡形成ワンド98が石鹸質の気泡形成溶液を通
って上方に移動する間及び気泡形成溶液から引き出され
る間に、楕円形のリング構造体101は、リザーバ81
内の石鹸質の気泡形成溶液を通るナイフ作用をすること
ができる。これにより、ワンド98が気泡形成溶液から
出て上方に移動するときの気泡形成溶液の攪乱が最小に
なり、従って、歯が付された楕円リング構造体101が
気泡形成溶液を出るときにリザーバ81内の石鹸質溶液
がこぼれる危険性を最小にすることができる。また、当
業者に良く知られているように、リング構造体101に
歯付き縁部102、104を設けることにより、石鹸質
の膜形成溶液の充分な供給量をピックアップして、気泡
形成ワンド98上に膜として保持させることが可能にな
る。
【0028】更に、本発明のこの特徴について説明する
ならば、浸漬リングすなわち気泡形成ワンド98が、互
いに横方向に間隔を隔てて配置されており且つ垂直方向
に配向された1対のガイドレール105、106を有し
ており、これらのガイドレール105、106が、前方
及び後方のハウジングエレメント74、78に形成され
たトラック形成手段82、84のそれぞれの中に摺動自
在に保持されるようになっている。また、図示の気泡形
成ワンド98は、前方及び後方に延びている弧状フラン
ジ108を有しており、該弧状フランジ108は楕円リ
ング構造体101の上方の歯付き縁部102の直ぐ上
で、互いに間隔を隔てた垂直なガイドレール105と1
06との間に延びている。弧状フランジ108は、ワン
ド98がその最下方位置にあって楕円リング構造体10
1が溶液中にあるときに、ハウジング59の組み立て時
に前方及び後方のハウジングエレメント74と78との
間に形成される弧状ギャップ(図示せず。尚、この弧状
ギャップは、ワンド98がリザーバ81内の石鹸質の膜
形成溶液に出入りできるようにするためのものである)
を補完して実質的に閉じて、溶液のこぼれを最小に留め
る働きを有している。最後に、ワンド98はピストンロ
ッド99の下端部に隣接して形成された半径方向フラン
ジ109を有している。このフランジ109は、各ハウ
ジングエレメント74、78の半円筒状フランジ85の
下面と係合してワンド98の上方への垂直移動を制限
し、楕円リング構造体101の中心を、前方及び後方の
ハウジングエレメント74、78のそれぞれの補完開口
75、79を通る水平軸線に正確に整合させる働きを有
している。
【0029】標的気泡発生ハウジング59に対して左右
の操作ハンドル51、55が自由に枢動できるようにし
て、標的気泡発生ハウジング59を左右の操作ハンドル
51、55に組み付けることを可能にするため、後方の
ハウジングエレメント78には、横方向に延びていて僅
かに後方に拡がっている半球形の逆カップ状の上方の第
1対のラグ受容器110、111と、同じく横方向に延
びていて僅かに後方に拡がっている半球形のカップ状の
下方の第2対のラグ受容器112、114とが設けられ
ている。例示の装置においては、下方のカップ状ラグ受
容器112、114に互いに反対方向を向いたスロット
115が設けられている。これらのスロット115の目
的については、図3〜図11に関連して説明する。
【0030】4.ベローズ組立体116 本発明を実施するのに、例示のベローズ組立体(図2に
その全体を番号116で示す)は、プラスチック材料の
吹込み成形により形成されたベローズ58を有してお
り、該ベローズ58は、軸線方向に延びていて互いに反
対方向を向いており且つ雄ねじが形成された1対のスタ
ブ取付け軸118を備えている(図面には右側のスタブ
取付け軸118のみが見られることは理解されよう)。
ベローズ58の両端部には更にキー119が設けられて
いる。このキー119は、左右の操作ハンドル51、5
5のハウジング65の内壁に形成された補完的な形状を
もつキー溝119a(図22)内に嵌入され、ハウジン
グ65とベローズ58との間の相対回転を防止し且つベ
ローズ組立体116及びこれに関連する後述の空気入口
/出口ポートが標的気泡発生ハウジング59に対して正
確に配置されるようにしている。
【0031】標的気泡発生/標的射撃装置50の空気力
による作動を可能にするため、ベローズ58には空気の
3つの入口/出口ポート120、121、122が設け
られている。例示の装置では、ポート120には、円筒
状のチューブ125の一端を取り付けるためのゴム製グ
ロメット(鳩目)124が設けられている。チューブ1
25の他端は、標的気泡発生ハウジング59の後方のハ
ウジングエレメント78に形成された垂直なハウジング
延長部80に一体成形されており且つ後方に延びている
円筒状のスタブ軸126(図12及び図15に最も良く
示す)内にぴったりと受け入れられる。従ってこの構成
により、ベローズ58の圧縮ストローク時に確実な流体
動力源を得ることができる。この流体動力源は、ピスト
ン/ピストンヘッド組合せ体99/100を上方に変位
させ、気泡形成ワンド98をトーラス形のリザーバ81
から引き上げて、該ワンド98を、図14に実線で示す
ように、標的気泡発生ハウジング59の整合した開口7
5、79内で心出しさせる。もちろん、当業者には明ら
かであろうが、ベローズ58の膨張ストローク時にはチ
ューブ125内に負圧状態が創出されるため、ピストン
/ピストンヘッド組合せ体99/100が確実に引っ込
められ、従って気泡形成ワンド98は、リザーバ81内
の図14に破線で示す位置に戻される。
【0032】気泡形成ワンド98がトーラス形リザーバ
81から出て持ち上げられたときに、気泡形成ワンド9
8の楕円リング構造体101に形成された石鹸質膜を分
離させて標的気泡60(図1)を形成できるようにする
ため、ベローズ58の出口ポート121が、第2ゴムグ
ロメット129を介して空気排出ノズル128に連結さ
れている。このため、ベローズ58の圧縮ストローク時
に、空気排出ノズル128から加圧空気流が排出され、
該空気流は標的気泡発生ハウジング59の整合開口7
5、79を軸線方向に通過する。次いで気泡形成ワンド
98がトーラス形リザーバ81から持ち上げられて、そ
の楕円リング構造体101が、図14に実線で示すよう
に、ハウジング59の整合開口75、79内で心出しさ
れるため、加圧空気流が楕円リング構造体101を軸線
方向に通され、該楕円リング構造体101上に形成され
た石鹸質膜をこれから剥ぎ取る作用をなし、標的気泡6
0が形成される。これらの標的気泡60は、5フィート
(約1.5m)以上のオーダの距離で玩具50から放出され
る。これにより、図1に最も良く示すように、ユーザ5
4が、1つ又は2つの加圧水流61で撃ち落とそうと試
みることができる1つ以上の標的気泡60が形成され
る。ベローズ58の膨張ストロークの間、空気排出ノズ
ル128は、これを通る空気を逆流させることができ、
従って、ベローズ58内に供給空気を補充することがで
きる。
【0033】例示の標的気泡発生/標的射撃装置50で
は、ベローズ58の空気入口/出口ポート122に、例
えば笛127のような適当な音発生装置を嵌着すること
ができる。この構成により3つの所望の機能が得られ
る。第1の機能は、ベローズ58の圧縮ストローク時
に、ポート122及び笛127を通して過剰の空気を追
い出し、所望の音響効果を生じさせることである。第2
の機能は、ポート122及び笛127を通してベローズ
58から過剰の空気を逃散させることができるため、排
出ノズル128を通って排出される空気の量を調節で
き、従って、気泡形成ワンド98上に形成される膜が破
壊されて気泡の形成が不能になるという危険性を最小に
できることである。第3の機能は、ベローズ58の膨張
ストロークの間、空気が笛127及びポート122を通
って逆方向に移動できるため、ベローズ58内への空気
の補充を助けることができることである。
【0034】5.組立体 玩具すなわち標的気泡発生/標的射撃装置50を組み立
てるには、図12に最も良く示すように、先ず、気泡形
成ワンド98のピストン/ピストンヘッド組合せ体99
/100を円筒体89内に挿入し、次に、該円筒体89
の底部が半円筒状フランジ85の上面に当たるようにし
て、該円筒体89を、前後のハウジングエレメント7
4、78の半円筒状フランジ86と88との間に座合さ
せる。次に、前後のハウジングエレメント74、78の
縁と縁とを突き合わせた関係に配置し、任意の適当なプ
ラスチック接着剤又はプラスチック接合技術を用いて両
ハウジングエレメント74、78を永久的に一体接合
し、図2示すような一体化された標的気泡発生ハウジン
グ59を作る。この標的気泡発生ハウジング59は単一
の可動部品すなわち気泡形成ワンド98を有しており、
該気泡形成ワンド98は、円筒体89内に取り付けられ
たピストンヘッド100のいずれの側に正の圧力が作用
しているかに基づいて上下に自由に往復移動する。
【0035】次の組立て工程として、グロメット129
及び空気排出ノズル128を空気入口/出口ポート12
1に取り付け、笛127を空気入口/出口ポート122
に取り付け、且つグロメット124及びチューブ125
を空気入口/出口ポート120に取り付ける。また、チ
ューブ125の他端すなわち自由端を、標的気泡発生ハ
ウジング59の後方のハウジングエレメント78の直立
したハウジング延長部80と一体の円筒状のスタブ軸1
26内にきつく取り付ける。
【0036】今、図3、図5、図6、図8、図9及び図
11を参照し且つ図3〜図4に留意しながら、標的気泡
発生ハウジング59及びベローズ組立体116への右側
の操作ハンドル55の組付け方法について説明する。最
初に、図3〜図5に示すように、標的気泡発生ハウジン
グ59を含む平面(より詳しくは、標的気泡発生ハウジ
ング59の右側に形成されており且つ突出している上下
のラグ受容器111、114を含む平面)と同じ平面内
に右側の操作ハンドル55を配置する。次に、組立て者
が右側の操作ハンドル55のハウジング65を図3で見
て右側に移動できるようにするため、ハウジング65を
僅かに立てる(この状態は示してない)。これにより、
ハウジング65の上方の取付けラグ71を、標的気泡発
生ハウジング59の上方の半球形の逆カップ状ラグ受容
器111内に挿入できるようになる。この状態で、ハウ
ジング65の下方の取付けラグ72を、下方の半球形の
カップ状ラグ受容器114のスロット115に通し、図
3で見て右方に移動させれば、各構成部品は図6、図7
及び図8に示す位置を占めるようになる。次に、右側の
操作ハンドル55のハウジング65を、図6に示す位置
から図9〜図11に示す位置まで、図6で見て時計回り
方向に回転させれば、取付けラグ71、72が上下のカ
ップ状ラグ受容器111、114内に捕捉されるため、
標的気泡発生ハウジング59の右側のラグ受容器11
1、114を通る垂直軸線の回りで右側の操作ハンドル
55が自由に枢動できる状態で、各構成部品が一体にロ
ックされた状態に固定される。当業者には、左側の操作
ハンドル51及びその上下の取付けラグ71、72が、
全く同様にして、標的気泡発生ハウジング59の左側の
ラグ受容器110、112(図12)内に取り付けら
れ、且つ、左側の操作ハンドル51のハウジング65を
半時計回り方向に回転すれば、左側のラグ受容器11
0、112を通る垂直軸線の回りで2つの構成部品が自
由に相対枢動運動できるようにして連結されることが理
解されよう。
【0037】玩具50を完成させるには、左右の操作ハ
ンドル51、55を互いに近付き合うように移動させ、
ベローズ58の、雄ねじが設けられた左右のスタブ軸1
18(図2参照。図2には右側のスタブ軸118のみが
見られる)を、左右の操作ハンドル51、55のハウジ
ング65に形成された中央の貫通孔70に通す。次に、
雌ねじが設けられた左右のねじキャップ130を、雄ね
じが設けられたスタブ軸118に螺着すれば、全組立体
が一体にロックされる(各ねじキャップ130の外径
は、該ねじキャップ130が貫通孔70内に延入できる
けれども、該貫通孔70を軸線方向に通り抜けることは
できない寸法を有している)。
【0038】今や、ユーザ54は左右の操作ハンドル5
1、55を互いに近付き合う方向に移動させて、正の圧
力の空気流を排出させることができる。空気流は次のポ
ート、すなわち1)気泡形成ワンド98をトーラス形リ
ザーバ81から持ち上げるための空気入口/出口ポート
120、2)加圧空気流を、持ち上げられた気泡形成ワ
ンド98の、膜で覆われた楕円リング構造体101を軸
線方向に通って流れるように指向させ、楕円リング構造
体101から膜を剥ぎ取って図1に示すような1つ以上
の標的気泡60を発生させる空気入口/出口ポート12
1、3)笛127を鳴らす空気入口/出口ポート122
を同時に通って流れる。逆に、ユーザ54が左右の操作
ハンドル51、55を互いに離れる方向に移動させれ
ば、ベローズ58が膨張してチューブ125内には負圧
が創出される。これにより、気泡形成ワンド98が確実
に引っ込められ且つ楕円リング構造体101がトーラス
形リザーバ81内に戻され、同時に、空気入口ポート1
21、122を介してベローズ58内に空気が補充さ
れ、ベローズ58内が大気圧状態に復元される。 B.標的気泡の操作標的気泡発生/標的射撃装置50 構成部品についての上記一般的構成を念頭におき、例示
の標的気泡発生/標的射撃装置50の全体的作動につい
て、図15〜図21を参照してより詳細に説明する。よ
り詳しくは、本発明の娯楽装置50を示す図15と図1
6とを精査し且つ比較することにより説明する。図15
は、左右の操作ハンドル51、55が互いに離れる方向
に変位され、ベローズ58が膨張した状態(すなわち、
標的気泡60(図1)を形成し且つ発射させる用意が整
った状態)にあるところを示すものである。これに対
し、図16は、娯楽装置50の左右の操作ハンドル5
1、55が互いにほぼ平行になっており且つベローズ5
8が圧縮された状態(すなわち、標的気泡60を発生さ
せ且つ放出させた後、1つ又は2つの高圧水流61(図
1)を浮遊する気泡60に指向させるべく、一方又は両
方の水噴射装置62、64を作動する用意が整った状
態)にあるところを示すものである。もちろん、図16
に示すように、左右の水噴射ノズル62、64から2つ
の高圧水流61を噴射させる場合に、それらの水流を平
行な飛翔軌跡に沿って噴射させることができる。しかし
ながら、上記説明から理解されるように、もしもユーザ
54が高圧水流61を拡散する飛翔軌跡に沿って噴射さ
せたいならば、左右の操作ハンドル51、55を更に接
近させればよく、逆に、ユーザ54が操作ハンドル5
1、55を互いに離れる方向に移動させて、ベローズ5
8を部分的又は完全に膨張させれば、2つの高圧水流を
図1に示すように収斂する飛翔軌跡に沿って噴射させ、
玩具50の直前の位置から玩具50の前方約25フィー
ト(約7.5m) のオーダの距離に至る事実上任意の位置で
交差させることができる。
【0039】次に、ベローズ組立体116の圧縮ストロ
ーク時における本発明の娯楽装置50の作動について図
16、図17、図18及び図20に関連して説明し、そ
の後、ベローズ組立体116の膨張ストローク時におけ
る本発明の娯楽装置50の作動について図15、図1
7、図19及び図21に関連して説明する。 1.圧縮サイクル 先ず、図16、図17、図18及び図20を参照する
と、これらの図面には、非暴力的な水玩具50の種々の
構成部品が、ベローズ組立体116の圧縮サイクル中
(すなわち、ユーザ54が操作ハンドル51、55を互
いに閉じるときであって、ベローズ58の完全圧縮が生
じる時点の前の期間中)に占める相対位置が示されてい
る。この期間中、圧縮されているベローズ58の内部か
ら空気が排出され、次の3つの別々の作用が同時に生じ
る。
【0040】第1に、標的気泡発生ハウジング59内の
円筒体89内に摺動自在に配置されたピストンヘッド1
00の下面に正の圧力が作用し、気泡形成ワンド98の
ピストン/ピストンヘッド組合せ体99/100を上方
に変位させ、膜で覆われた楕円リング構造体101をト
ーラス形リザーバ81から引き上げて、該楕円リング構
造体101を整合開口75と79との間の共通な水平軸
線(玩具50は水平面内に配置されているものとし、こ
の水平軸線はベローズ58の排出ノズル128を通
る))上に心出しする。ピストン/ピストンヘッド組合
せ体99/100のこの上方への移動は、円筒体89の
上端部内の空気が逃がしポート92を通って排出される
ことにより可能であり、ピストンロッド99上の半径方
向ストッパ(半径方向フランジ)109が、相手の半円
筒状フランジ85の下面に当接すると、気泡形成ワンド
98が所望位置に正確に位置決めされる。図17に示す
ように、気泡形成ワンド98が上方に移動するとき、ガ
イドレール105、106は、トラック形成手段82、
84のそれぞれの中で上方に摺動する。
【0041】第2に、高圧水流が、空気排出ノズル12
8から、気泡形成ワンド98の膜で覆われた楕円リング
構造体101を軸線方向に通って噴射され、これによ
り、楕円リング構造体101から石鹸質膜がはぎ取られ
て1つ以上の標的気泡(例えば、図1に示す標的気泡6
0)が形成される。これらの標的気泡は、空気排出ノズ
ル128により、標的気泡発生ハウジング59から離れ
る方向に軸線方向に放出される。
【0042】第3に、確実な空気流が笛127に吹き込
まれ、所望の音響が発生される。同時に、過剰の空気が
排出されて、排出ノズル128から出る空気流が調節さ
れる。当業者には、ベローズ58が完全に圧縮される
と、ベローズ58から出て、チューブ125、排出ノズ
ル128及び笛127を通る空気の流れが停止し、従っ
て、気泡形成ワンド98は、重力の作用及び通気孔(逃
がしポート)92の存在によりピストンヘッド100の
両側の圧力が等しくなることにより、トーラス形リザー
バ81内に落下できるようになる(これは、もちろん、
玩具50がほぼ水平な姿勢に保たれていると仮定した場
合のことである)。しかしながら、ユーザ54が玩具5
0を垂直又はほぼ垂直に回転させた場合には、重力の作
用により気泡形成ワンド98が必ずしもその最下方位置
に引っ込められる訳ではない。しかしながら、ベローズ
58の膨張ストロークに関連して後述するように、気泡
形成ワンド98をその最下方位置に戻すのに重力が有効
でない場合には、ベローズ58の膨張中にチューブ12
5内に生じる負圧によって気泡形成ワンド98は確実に
引っ込められる。
【0043】2.膨張サイクル 次に、図15、図17、図19及び図21を考察すれ
ば、当業者には、ユーザ54が左右の操作ハンドル5
1、55を互いに離れる方向(すなわち、図16に示す
位置から図15に示す位置に向かう方向)に変位させる
とき、ベローズ58が膨張され、これにより、ベローズ
58内に瞬間的に部分真空が形成されて、負の圧力状態
が生じることが理解されよう。この部分真空すなわち負
圧はチューブ125を介して標的気泡発生ハウジング5
9内の円筒体89に連通し、ピストンヘッド100の両
側に圧力差を生じさせる(すなわち、通気孔92の存在
により、ピストンヘッド100の下方には小さな圧力す
なわち負圧が生じ、ピストンヘッド100の上方には正
圧すなわち大気圧が生じる)。この圧力差は、気泡形成
ワンド98が図20に示す上昇位置から図21に示す下
降位置まで重力により戻されることを補助する。気泡形
成ワンド98の下降位置において、歯が付された楕円リ
ング構造体101は、トーラス形リザーバ81内に保有
されている石鹸質溶液中に再び配置される。もちろん、
娯楽装置50の姿勢により、気泡形成ワンド98を下降
させるのに重力が有効に補助しないような場合には、こ
のような圧力差によって気泡形成ワンド98を確実に引
っ込めることができる。
【0044】同時に(すなわち、ベローズ58の膨張ス
トローク中に)、ベローズ58内に瞬間的に創出される
部分真空により、排出ノズル128及び可聴音発生器す
なわち笛127の両者を横切る圧力差(すなわち、排出
ノズル128及び笛127の外部に存在する正圧すなわ
ち大気圧)が生じ、同時に、ベローズ58の内部には負
圧状態が存在する。これにより、ベローズ58には空気
の逆流が生じて、ベローズ58内に空気が補充され且つ
ベローズ58内の圧力が大気圧に戻される。 C.水噴射装置131 次に、図22、図23及び図24を参照すると、これら
には、ユーザ54が図1に示すように、浮遊する標的気
泡60に向けて高圧水流61を噴射できる水噴射装置が
例示されている(図22にその全体が番号131で示さ
れている)。図22に最も良く示すように、例示の水噴
射装置131は左側の操作ハンドル51に設けたものが
示されているけれども、これと同じ水噴射装置131を
右側の操作ハンドル55に設けることもできることは理
解されよう。
【0045】本発明のこの特徴を実施するため、先ず図
22を参照すると、掌で操作するトリガすなわちアクチ
ュエータ69は、全体として半球形の軟質ゴム製吸引ボ
ールを有しており、該吸引ボールには、内部の半径方向
フランジ132が設けられている。この半径方向フラン
ジ132は、吹込み成形されたプラスチックハウジング
65と一体の中空取付け具135に補完的に形成された
外側の半径方向溝134内に嵌入されるようになってい
る。中空取付け具135により形成された開口内には、
可撓性ゴムからなり且つ外周溝138を備えた弁ハウジ
ング136がパチンと嵌入されている。図23及び図2
4に最も良く示すように、弁ハウジング136は、1)
弁座140、ボールケージ141及びボール形閉鎖エレ
メント142を備えた水入口ポート139と、2)弁座
145、ボールケージ146及びボール形閉鎖エレメン
ト148を備えた水出口ポート144とを有している。
水入口ポート139は管状の吸引導管149に連結され
ている。この吸引導管149の開放端150は、ハウジ
ング65に固定された比較的大型の指ぬき状をなす水容
器(water font)152の一部を形成する円筒状スリー
ブ151内に挿入する等の任意の適当な方法でハウジン
グ65の底部に固定されている。水容器152の開放端
には、フィルタスクリーン154を設けておくのが好ま
しい。管状の高圧水導管155は、弁ハウジング136
の水出口ポリマー144を直接高圧水噴射ノズル62に
連結する働きをなしている。
【0046】作動に際し、ユーザ54は、充填ポート閉
鎖エレメント68を開き且つ全体として閉鎖されたハウ
ジング65の内部に水を導入することにより、ハウジン
グ65に水を充満させる。次にユーザ54は、軟質ゴム
製の掌操作形のトリガすなわちアクチュエータ69を押
し、該アクチュエータ69内に形成された空気チャンバ
を圧縮して空気を排出させることにより、水噴射装置1
31の即応態勢が整えられる。これにより、水入口ポー
ト139の弁閉鎖ボール(ボール形閉鎖エレメント)1
42が弁座140に対して確実に座合し、これと同時
に、高圧水出口ポート144ではボール148が弁座1
45から離れ、アクチュエータ69により形成された圧
縮された空気チャンバ内から、チューブ155及び水噴
射ノズル62を介して空気が排出される。
【0047】その後、掌操作形のアクチュエータ69を
解放すれば、該アクチュエータ69はポンと元の位置に
戻り、該アクチュエータ69により形成される空気チャ
ンバ内に部分真空が形成される。これにより、高圧水出
口ポート144内ではボール閉鎖エレメント148が弁
座145に対して確実に座合し、同時に、水入口ポート
139内ではボール閉鎖エレメント142が弁座140
から離れる。従って、吸引導管149内には吸引力が発
生し、指ぬき形の水容器152から、導管149及び水
入口ポート139を通って水が吸引されるため、アクチ
ュエータ69の内部が水で充満され、装置50の即応態
勢が整えられたことになる。従って、次にユーザ54が
アクチュエータ69を押せば、該アクチュエータ69内
の水が、現在開放している弁ハウジング136の高圧水
出口ポート144及び高圧水導管155を通って、図1
に最も良く示す高圧水流61として水噴射ノズル62か
ら噴射される。
【0048】当業者には、指ぬき形の水容器152の使
用により、例えばユーザ54が玩具50の姿勢を下方す
なわち地面に向けて傾けたような場合でも、水を常時利
用でき、従って水噴射装置131を完全な即応態勢に維
持できるようになることが理解されよう。 D.本発明を変更した別の実施例 次に、図25を参照すれば、僅かな変更を加えた標的気
泡発生/標的射撃装置(その全体を参照番号50Aで示
す)が示してあり、この標的気泡発生/標的射撃装置5
0Aの全ての実際上の目的は、図1〜図24に関連して
前に説明した標的気泡発生/標的射撃装置50と本質的
には同じである。しかしながら、この標的気泡発生/標
的射撃装置50Aの場合には、例えば図18及び図19
において前に示した充填ポート(充填ポート閉鎖エレメ
ント)68及び掌操作形アクチュエータ69の位置が逆
になっている点で前の標的気泡発生/標的射撃装置50
とは異なっている。すなわち、この標的気泡発生/標的
射撃装置50Aでは、充填ポート及び充填ポート閉鎖エ
レメント68が把手66上に配置されていて、ユーザ5
4が玩具50Aを掴んだときにユーザの掌の下に位置す
るようになっている。一方、アクチュエータすなわちト
リガ69は、例えば、図1に示すようにユーザの親指1
56により操作できる位置に配置されている。
【0049】また、図26には、僅かに変更した別の標
的気泡発生/標的射撃装置が示してある(その全体を参
照番号50Bで示してある)。この標的気泡発生/標的
射撃装置50Bも、本質的には前に説明した標的気泡発
生/標的射撃装置50と同じであるが、アクチュエータ
69が普通の指操作形トリガ機構(その全体を番号15
8で示してある)に置換されている点で異なっている。
このトリガ機構158は、普通の方法で操作して、水噴
射ノズル62から高圧水流を噴射させることができる。
【0050】最後に図27を参照すれば、僅かに変更し
た本発明の標的気泡発生/標的射撃装置の更に別の形態
が示してある(その全体を番号50Cで示してある)。
この実施例は、図1〜図24(より詳しくは図22〜図
24)に関連して前に図示し且つ説明した標的気泡発生
/標的射撃装置50の掌操作形仕様のものに使用すると
特に優れた効果がある。この標的気泡発生/標的射撃装
置50Cも前に説明した装置と本質的に同じであるが、
左右の操作ハンドル51C、55Cの把手領域が僅かな
角度θ(この角度θは、約10°のオーダが好ましい)
で外方に拡げられている点で異なっている。把手領域を
このように外方に拡げることにより、掌操作形アクチュ
エータ69の操作が非常に容易になることが見出され
た。これは、操作ハンドル51C、55Cをこのように
傾斜させると、ユーザ54がその両手で玩具50Cを把
持するとき、両手52、56及び前腕159、160
(図1)が収斂した姿勢をとるようになり、一層使い勝
手が良くなるからである。
【0051】図示されてはいないが、操作ハンドル5
1、55の充填ポート閉鎖エレメント68に一方向弁を
備えた通孔を設けて、水が噴射されるときにエレメント
68内に真空が形成されることを防止し且つ水がこぼれ
ることを防止するのが良いことが分かっている。所望な
らば、標的気泡発生ハウジング59の閉鎖エレメント9
6にも、これと同様な通孔/弁の組合せ構造を設けるこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】添付図面に関連して述べた以上の説明か
ら、当業者には次のことが明らかであろう。すなわち、
非常に有効で非暴力的な上記水玩具は、構造が簡単なこ
と、可動部品がないこと(垂直方向に往復運動する気泡
形成ワンド98及び枢動可能な操作ハンドル51、55
を除く)、及びばねや電池等の金属部品がないこと等の
特徴を有しており、このため、本質的にこぼれに耐えか
つ割れても粉砕されず、且つユーザの玩具マット他の者
の玩具により「撃ち落とす」ことができる標的気泡を有
効に発生し且つ放出できるものである。また、気泡形成
ワンド98は、これから石鹸質膜をはぎ取って気泡を形
成させる空気作動装置とは独立して空気力により昇降さ
れること、及び両装置がトーラス形リザーバ内の石鹸質
の膜形成溶液から全体として分離されており且つ間隔を
隔てていることから、石鹸質膜が玩具の作動部品内に浸
入する傾向は絶対的に存在せず、従って、玩具が詰まる
ことがなく且つ洗浄の目的で玩具を分解する必要もな
い。また、気泡形成ワンド98を往復運動させる作動機
構は極めて簡単であり、全体として単一平面内に配置さ
れている。更に、気泡形成ワンド98の楕円リング構造
体101は、その上下の歯付き弧状縁部102、104
が截頭三角形の断面形状を有しており、このため、気泡
形成ワンド98がトーラス形リザーバ81を出るとき
に、両縁部102、104が石鹸質の膜形成溶液を通る
「ナイフ」作用をし、従って、石鹸質溶液の攪乱を最小
にし且つ楕円リング構造体101が石鹸質溶液及びリザ
ーバ81を出るときに楕円リング構造体101に形成さ
れる石鹸質膜の破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を具現化した娯楽装置を使用し
て、標的として使用できる気泡を発生させ、且つ該玩具
に組み込まれた手動操作形水噴射ノズルを用いて標的気
泡を射撃する状態を示す幾分概略的な斜視図である。
【図2】本発明の娯楽装置に使用する基本的な部分組立
体を部分的に分解した状態を示す分解斜視図である。
【図3】トーラス形リザーバとベローズ作動アームとを
組み立てる準備のため、リザーバの側部に形成された取
付けラグ受容器内に挿入する用意ができた状態にある、
2つのベローズ作動アームのうちの一方を示す部分正面
図である。
【図4】図3の4−4線に沿う方向から見た幾分概略的
な部分平面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う方向から見た幾分概略的
な部分平面図である。
【図6】トーラス形リザーバの取付けラグ受容器内に挿
入されたベローズ作動アームを示す部分正面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う方向から見た幾分概略的
な部分平面図である。
【図8】図6の8−8線に沿う方向から見た幾分概略的
な部分平面図である。
【図9】完全に組み立てられ且つトーラス形リザーバに
対して枢動できる位置にロックされたベローズ作動アー
ムの一方を示す部分正面図である。
【図10】図9の10−10線に沿う方向から見た幾分
概略的な部分平面図である。
【図11】図9の11−11線に沿う方向から見た幾分
概略的な部分平面図である。
【図12】トーラス形リザーバ及び気泡形成ワンドを備
えた標的気泡発生ハウジングを形成する部品の詳細を示
す分解斜視図である。
【図13】図12の13−13線に沿う部分立て断面図
であり、気泡形成ワンドの構造的詳細を示す図面であ
る。
【図14】本発明に使用する標的気泡発生ハウジングの
正面図であり、気泡形成ワンドが上昇位置にあるところ
を実線で示し、トーラス形リザーバ内に入れられた気泡
形成溶液中に下降した位置にあるところを破線で示すも
のである。
【図15】本発明の娯楽装置の平面図であり、ベローズ
作動アームがそれらの最外方位置にあってベローズが完
全に膨張され、気泡形成ワンドを、リザーバ内でその下
降位置に引っ込める負圧状態を生じさせているところを
示す平面図である。
【図16】図15と同様な平面図であるが、ベローズ作
動アームが内方の位置にあり且つ気泡発生サイクルの終
時においてベローズが圧縮されている状態を示すもので
ある。
【図17】図14の17−17線に沿う断面図であり、
トーラス形リザーバ及び気泡形成ワンドの詳細を示すも
のである。
【図18】図16の18−18線に沿う断面図であり、
構成部品(より詳しくはベローズの圧縮中における気泡
形成ワンド)の相対位置を示すものである。
【図19】図15の19−19線に沿う、図18と同様
な断面図であり、ベローズの膨張時における構成部品の
相対位置を示すものである。
【図20】図16の20−20線に沿う縦断面図であ
り、構成部品(より詳しくはベローズの圧縮ストローク
中の気泡形成ワンド)の相対位置を示すものである。
【図21】図15の21−21線に沿う、図20と同様
な縦断面図であり、気泡形成ワンドを引っ込めて、リザ
ーバ内に入れられた気泡形成溶液(図示せず)中に気泡
形成ワンドを浸漬させる負圧を生じさせるベローズの膨
張ストロークにおける構成部品の相対位置を示すもので
ある。
【図22】図16の22−22線に沿って一部を断面し
た側面図であり、ベローズ作動アームの一方に使用され
る水噴射ノズル及びその作動機構の詳細を示すものであ
る。
【図23】図22に示す水噴射装置に使用するプッシュ
バルブ(push-bulb)弁の後面図である。
【図24】図23の24−24線に沿う縦断面図であ
る。
【図25】本発明の僅かに変更した形態を示す側面図で
あり、ベローズ作動アームの水噴射ノズルを、図22に
示す掌操作形の実施例から親指作動形に変更した実施例
を示すものである。
【図26】図25と同様な側面図であるが、水噴射ノズ
ルを押圧可能なトリガ機構により指で操作できるように
した本発明の更に別の変更形態を示すものである。
【図27】図15と同様な平面図であるが、ベローズ作
動ハンドルの把手に僅かに外向きの角度を付し、ユーザ
の掌により容易にプッシュバルブ弁の押下げができるよ
うにした本発明の更に別の形態を示すものである。
【符号の説明】
50 標的気泡発生/標的射撃装置(水玩具、娯楽装
置) 51 左側の操作ハンドル 55 右側の操作ハンドル 58 ベローズ 59 標的気泡発生ハウジング 60 標的気泡 61 加圧水流(高圧水流) 62 水噴射ノズル 64 水噴射ノズル 65 ハウジング 66 把手 68 閉鎖エレメント 69 トリガ(アクチュエータ) 71 ロックラグ(取付けラグ) 72 ロックラグ(取付けラグ) 74 前方のハウジングエレメント 75 中央貫通孔 76 ハウジング延長部 78 後方のハウジングエレメント 79 中央貫通孔 80 ハウジング延長部 82 垂直トラック形成手段 84 垂直トラック形成手段 85 半円筒状フランジ 86 半円筒状フランジ 88 半円筒状フランジ 89 円筒体 90 半円形の開口 91 半円形の開口 92 逃がしポート 96 閉鎖エレメント 98 気泡形成ワンド(浸漬リング) 99 ピストンロッド 100 ピストンヘッド 101 楕円リング構造体 102 歯付き縁部 104 歯付き縁部 105 ガイドレール 106 ガイドレール 108 弧状フランジ 109 半径方向フランジ(半径方向ストッパ) 110 上方のラグ受容器 111 上方のラグ受容器 112 下方のラグ受容器 114 下方のラグ受容器 116 ベローズ組立体 118 スタブ軸 120 空気の入口/出口ポート 121 空気の入口/出口ポート 122 空気の入口/出口ポート 124 ゴムグロメット 125 チューブ 126 スタブ軸 127 笛 128 空気排出ノズル 129 ゴムグロメット 131 水噴射装置 136 弁ハウジング 139 水入口ポート 140 水入口ポートの弁座 141 水入口ポートのボールケージ 142 水入口ポートのボール形閉鎖エレメント 144 水出口ポート 145 水出口ポートの弁座 146 水出口ポートのボールケージ 148 水出口ポートのボール形閉鎖エレメント 149 吸引導管 152 水容器 155 水導管 158 指操作形トリガ機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気泡発生娯楽装置において、 a)膜形成溶液の流体本体を入れておくリザーバを形成
    するハウジング手段と、 b)周方向に包囲された膜形成リング構造体を備えた気
    泡ワンドと、 c)垂直方向に間隔を隔てた第1位置と第2位置との間
    で前記気泡ワンドを空気力により変位させるための、前
    記ハウジング手段に取り付けられた空気作動手段とを有
    しており、前記膜形成リング構造体が、前記第1位置に
    おいて前記リザーバ内の膜形成溶液中に浸漬され且つ前
    記第2位置において前記膜形成溶液から引き出され、 d)左右の操作ハンドルを有しており、該操作ハンドル
    の前端部に隣接した箇所が、前記ハウジング手段の左側
    面及び右側面のそれぞれに枢着されており、 e)前記左右の操作ハンドルのほぼ中央において、両操
    作ハンドルの間に配置されており且つこれらの操作ハン
    ドルに連結された圧縮/膨張可能なベローズ組立体を更
    に有しており、該ベローズ組立体が少なくとも2つの入
    口/出口ポートと、該入口/出口ポートの一方を前記ハ
    ウジング手段の前記空気作動手段に連結する手段とを備
    えており、前記入口/出口ポートの他方は、前記ベロー
    ズ組立体が圧縮され且つ前記膜形成リング構造体が前記
    第2位置に配置されるときに、高圧空気流を前記膜形成
    リング構造体を通る軸線方向に指向させることができる
    ように前記ベローズ組立体に配置されており、前記ベロ
    ーズ組立体が圧縮されてその内部が加圧されると前記空
    気作動手段が作動されて、前記膜形成リング構造体が前
    記第2位置に変位され、且つ前記入口/出口ポートのう
    ちの前記他方から出る高圧空気流が前記膜形成リング構
    造体を軸線方向に通過し、溶液の膜を膜形成リング構造
    体から分離させて1つ以上の気泡を発生させ、該気泡が
    前記高圧空気流により前記娯楽装置から放出され、前記
    ベローズ組立体が膨張されると該ベローズ組立体内に部
    分真空が創出され、該部分真空により前記空気作動手段
    が作動されて、前記膜形成リング構造体が前記第1の浸
    漬位置に戻され、この間、空気が前記入口/出口ポート
    の前記他方を通って逆方向に移動し、前記ベローズ組立
    体の内部が大気圧状態に戻されることを特徴とする気泡
    発生娯楽装置。
  2. 【請求項2】 気泡形成娯楽装置に使用する気泡発生ハ
    ウジングにおいて、 a)前後のハウジングエレメントを有しており、各ハウ
    ジングエレメントが、軸線方向中央の補完的な貫通孔を
    備えており、前記ハウジングエレメントが、縁と縁とを
    突き合わせた関係をなして永久的に一体に固定されて、
    膜形成溶液の流体本体を入れておく実質的に閉鎖された
    トーラス形リザーバを形成し、前記前後のハウジングエ
    レメントが、 1)前記軸線方向中央の補完的な貫通孔の下縁部におい
    て両ハウジングエレメントの間に位置する弧状ギャップ
    と、 2)前記軸線方向中央の補完的な貫通孔の左右の縁部に
    隣接した箇所で、垂直方向に間隔を隔てて配置された左
    右の対をなすトラック形成手段と、 3)前記ハウジングの通気孔とを備えており、 b)前記軸線方向中央の補完的な貫通孔の上方で且つ前
    記通気孔の下方において、前記前後のハウジングエレメ
    ントの間で前記ハウジング内に取り付けられた円筒体を
    有しており、該円筒体が、前記軸線方向中央の補完的な
    貫通孔同士の間でこれらの貫通孔を二分する平面内に位
    置する垂直軸線の回りで同心状に配置されており、 c)周方向に包囲された膜形成リング構造体を備えた気
    泡ワンドを有しており、該気泡ワンドが前記トーラス形
    リザーバ内に配置され、且つ互いに間隔を隔てた上下の
    弧状縁部と垂直方向に立っている一体ピストンとを備え
    ており、該ピストンが前記膜形成リング構造体の平面内
    に配置されており且つ前記上方の弧状縁部の中間点から
    上方に延びており、前記ピストンが前記円筒体内で摺動
    自在に取り付けられたピストンヘッドを備えており、前
    記膜形成リング構造体が、互いに左右に平行な間隔を隔
    てて垂直方向に延びたガイドレールを備えており、該ガ
    イドレールが前記左右のトラック形成手段のそれぞれの
    中に摺動自在に受け入れられる寸法を有しており、 d)加圧された流体媒体を、前記ピストンヘッドの下の
    前記円筒体内に周期的に導入する手段を更に有してお
    り、該流体媒体導入手段は、前記ピストンヘッドを前記
    円筒体に通して確実に上方に変位させ、従って前記膜形
    成リング構造体が前記弧状ギャップを通って垂直方向上
    方に変位され、この間、前記左右のガイドレールが前記
    左右のトラック形成手段のそれぞれを通って上方に摺動
    して、前記膜形成リング構造体を前記軸線方向中央の補
    完的な貫通孔内で心出しし、前記軸線方向中央の補完的
    な貫通孔及び該貫通孔内で心出しされた前記膜形成リン
    グ構造体を通るように前記空気流を指向させることによ
    り、前記膜形成リング構造体に形成された膜を該膜形成
    リング構造体から分離して気泡を形成することを特徴と
    する気泡形成娯楽装置に使用する気泡発生ハウジング。
  3. 【請求項3】 気泡を形成する方法において、 a)軸線方向中央の貫通孔と、該貫通孔の上方に配置さ
    れていて前記貫通孔を通って半径方向に延びた垂直軸線
    上にある前記貫通孔の平面内にある円筒体とを備えたト
    ーラス形リザーバを設け、 b)周方向に包囲されたリング構造体を備えた気泡ワン
    ドを前記トーラス形リザーバ内に配置し、前記気泡ワン
    ドは、前記リング構造体が前記リザーバ内の膜形成流体
    本体中に配置される下方の第1位置と、前記リング構造
    体が前記リザーバの前記軸線方向中央の貫通孔内で心出
    しされる上昇した第2位置との間で垂直方向に自由に往
    復運動でき、前記気泡ワンドが、前記円筒体内に摺動自
    在に受け入れられるピストンヘッドをもつ一体ピストン
    を備えており、 c)左右の操作ハンドルを、それらの前端部に隣接した
    箇所で、前記トーラス形リザーバの左右の側面のそれぞ
    れに枢着し、 d)前記左右の操作ハンドルの間に圧縮/膨張可能な空
    気チャンバを配置し、且つ該空気チャンバの両端部を前
    記左右の操作ハンドルのほぼ中間点に隣接する箇所で前
    記左右の操作ハンドルに連結し、 e)前記圧縮/膨張可能な空気チャンバに形成された第
    1の空気入口/出口ポートを、前記トーラス形リザーバ
    内の円筒体の下端部に連結し、 f)前記圧縮/膨張可能な空気チャンバに第2の空気入
    口/出口ポートを形成し、該第2の空気入口/出口ポー
    トは、空気流を、前記トーラス形リザーバの前記軸線方
    向中央の貫通孔の軸線方向に指向させるように配置され
    ており、 g)前記圧縮/膨張可能な空気チャンバを圧縮させるべ
    く前記左右の操作ハンドルを互いに近付き合うように移
    動させ、前記トーラス形リザーバ内の前記円筒体の下端
    部を加圧し、前記ピストンヘッド及び気泡ワンドを上方
    に変位させて前記リング構造体を膜形成流体本体から引
    き出し、膜で覆われたリング構造体を前記リザーバ内の
    前記軸線方向中央の貫通孔の中央に位置決めし、同時
    に、前記圧縮/膨張可能な空気チャンバの前記第2の空
    気入口/出口ポートからの空気流を、前記リザーバの前
    記軸線方向中央の貫通孔及び該貫通孔内で心出しされた
    前記上昇されたリング構造体を軸線方向に通るように指
    向させ、前記リング構造体に形成された膜を該リング構
    造体からはぎ取って、形成された気泡を前記リザーバか
    ら軸線方向に吹き出させ、 h)前記圧縮/膨張可能な空気チャンバを膨張させるべ
    く、前記左右の操作ハンドルを互いに離れる方向に移動
    させて、前記空気チャンバ内に部分真空を創出し、前記
    トーラス形リザーバ内の前記円筒体の下端部における圧
    力を大気圧以下に低下させ、前記円筒体内の前記ピスト
    ンヘッドを引っ込め且つ前記気泡ワンドの前記リング構
    造体を下降させて前記リザーバ内の膜形成流体本体中に
    戻し、同時に、前記圧縮/膨張可能な空気チャンバ内に
    空気を補充できるようにして、前記第2の空気入口/出
    口ポートを通る空気の流れを逆流させることにより前記
    空気チャンバ内を大気圧状態に戻すことを特徴とする気
    泡形成方法。
  4. 【請求項4】 浮遊する気泡を発生させ且つ該気泡を娯
    楽装置で撃ち落とす方法において、前記娯楽装置が、 1)膜形成溶液用のリザーバを形成する気泡発生ハウジ
    ングと、 2)該気泡発生ハウジング内において前記リザーバから
    上方に間隔を隔てて取り付けられた垂直方向の円筒体
    と、 3)第1制限位置と第2制限位置との間で自由に往復運
    動できるように、前記気泡発生ハウジング内に取り付け
    られた気泡ワンドとを有しており、該気泡ワンドが、
    a)前記第1制限位置において前記リザーバ内に配置さ
    れ且つ前記第2制限位置において前記リザーバと前記円
    筒体との間に配置される包囲された膜形成リング構造体
    と、b)該リング構造体と一体で、該リング構造体から
    垂直上方に延びており且つ前記円筒体内に摺動自在に受
    け入れられたピストンヘッドに終端しているピストンと
    を備えており、 4)左右の操作ハンドルであって、それらの前端部に隣
    接する箇所で前記気泡発生ハウジングの左右の側面に枢
    着された左右の操作ハンドルを有しており、各操作ハン
    ドルが、水リザーバを形成する中空の包囲されたハウジ
    ングを備えており、各ハウジングが、a)該ハウジング
    の前端部に設けられた噴射ノズルと、b)充填ポート
    と、c)通常ユーザにより把持されるハンドルの部分に
    設けられた弁組立体であって、前記噴射ノズルに連結さ
    れた高圧出口弁及び前記リザーバに連結された入口弁を
    備えた弁組立体と、d)該弁組立体に関連しており且つ
    常時膨張形の弾性のある流体空気チャンバを形成してい
    る圧縮/膨張可能なアクチュエータとを備えており、 5)前記左右の操作ハンドルの間に配置され、各操作配
    置のほぼ中間点においてこれらの操作ハンドルに連結さ
    れた圧縮/膨張可能なベローズ組立体を更に有してお
    り、該ベローズ組立体が少なくとも2つの入口/出口ポ
    ートを備えており、一方の入口/出口ポートは前記円筒
    体の下端部に直接連結されており、他方の入口/出口ポ
    ートは、前記リング構造体が前記第2制限位置にあると
    きに前記リング構造体の軸線方向を通るように配向され
    ており、前記方法が、 a)前記左右の操作ハンドルを互いに近付き合うように
    手で変位させて、前記ベローズ組立体を圧縮しその内部
    を加圧し、且つ前記円筒体の下端部を加圧して、前記リ
    ング構造体を、前記気泡発生ハウジングのリザーバ内の
    膜形成溶液中に浸漬された前記第1制限位置から前記第
    2制限位置まで変位させ、同時に、前記ベローズ組立体
    の前記他方の入口/出口ポートからの高圧空気流を、上
    昇された前記リング構造体の軸線方向を通るように指向
    させて、リング構造体から1つ以上の気泡を形成し且つ
    形成された気泡を前記娯楽装置から軸線方向に放出さ
    せ、 b)前記左右の操作ハンドルの少なくとも一方に取り付
    けられた弁組立体に関連していて、少なくとも1つの噴
    射ノズルからの少なくとも1つの高圧水流を指向させる
    圧縮/膨張可能なアクチュエータを圧縮し、 c)気泡を撃ち落とすことを試みて、高圧水流が浮遊す
    る気泡に向くように、高圧水流が発射される左右の操作
    ハンドルの一方又は両方の位置を調節し、 d)前記左右の操作ハンドルを互いに離れる方向に手で
    変位させ、前記ベローズ組立体を膨張させてその内部に
    部分真空を創出し、前記ピストンヘッドの下の前記円筒
    体内の圧力を大気圧以下に低下させ、前記リング構造体
    を、前記第2制限位置から前記第1制限位置まで変位さ
    せ、同時に、前記ベローズ組立体の前記他方の入口/出
    口ポートを通る空気の流れを逆流させ、前記ベローズ組
    立体内に空気を補充し且つベローズ組立体の内部を大気
    圧状態に戻すことを特徴とする浮遊する気泡を発生させ
    且つ該気泡を娯楽装置で撃ち落とす方法。
JP3220424A 1990-09-10 1991-08-30 娯楽用の標的気泡発生装置及び気泡形成方法 Expired - Lifetime JPH072196B2 (ja)

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