JPH0545496U - シヤボン玉吹き器内蔵の水鉄砲 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水鉄砲とシャボン玉吹き器を一体の短銃形に
組み立てた遊戯具。 【構成】 器体上部先端の水吐出ノズルと後端の水タン
クをパイプで連結して引き金で発出する水鉄砲部とその
下部にシャボン玉吹きタンクとタンク内の円形板を後部
のギヤ群に連結しレバー操作で回動させ同時にエアパイ
プを介してシャボン玉を器外に吹き出し水鉄砲で撃つ構
造。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、シャボン玉吹き器を内蔵した水鉄砲に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来シャボン玉吹き器と、水鉄砲とは、別個につくられ、別個の遊びに使われ ていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、シャボン玉吹き器と水鉄砲を同一本体に設け、シャボン玉を吹き出 させ、それを標的にして水鉄砲で射つ遊びのできる遊玩具を提供することを目的 とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案は、水タンク３を備えた水鉄砲部ａとシ ャボン玉液タンク８を備えたシャボン玉吹き部ｂとよりなる短銃型器体であって 、水鉄砲部ａは後部水タンク３と器体先端の水吐出ノズル４間をパイプ６で連結 し、かつグリップ部２に内装したバルブ７を介して引き金５でパイプ６を自在に 圧縮するように設け、シャボン玉吹き部ｂは、器体先端の水吐出ノズル４の下部 にシャボン玉吹き出し口９を設けたシャボン玉液タンク８内に複数の開口部１１ を設けた回転板１０を装着し、その回転支軸をギヤ群１６に連結すると共に、ギ ヤ群１６はレバー１５によって可動する押圧部２４に組み込まれ、更に押圧部は これに連結した蛇腹及び蛇腹と前記シャボン玉液タンク８と接続する接続パイプ ２５と一体に連結され、レバー１５を引いた際はギヤ群１６が回動して回転板の 開口部１１がシャボン玉を吹き出し口９と対向するように停止し、かつパイプ２ ５の先端より吐出した圧縮空気が回転板の開口部１１に張着したシャボン玉液を 、シャボン玉に形成して吹き出しこれを水鉄砲の標的とするように設けた構成に 係るものである。

【０００５】

【実施例】

以下図面にもとづいて本考案の実施例を説明すると、器体は水鉄砲部ａとシャ ポン玉吹き部ｂとよりなり、１は水鉄砲本体で、後端には、グリップ部２と水タ ンク３を設け、先端には、水吐出ノズル４を設け、グリップ部２には、引き金５ を装着し、水タンク３と水吐出ノズル４の間をパイプ６で接続し、このパイプ６ のうち引き金５と対向する部分には、パイプ７が連結してある。８は本体１の先 端に設けたシャボン玉液を入れる液タンクで、前面の上部寄りにシャボン玉吹き 出し口９を設けてある。１０は液タンク８の内部に回転自在に軸支した回転板で 、シャボン玉吹き出し口９と順次対向させる大、中、小３つの開口部１１を設け 、この各開口部１１の開口縁に沿って多数のスリット１２を設けてある。１３は 回転板１０の支軸、１４は支軸１３の下方でスライド自在に設けたラックギヤ、 １５はラックギヤ１４を駆動するレバー、１６はギヤ群で、支軸１３の軸端に固 定したクラウンギヤ１７と、クラウンギヤ１７に歯合するギヤ１８と、このギヤ １８と歯合し、かつラックギヤ１４と歯合するピニオンギヤ１９とからなる。ピ ニオンギヤ１９は、バネ２０によりギヤ１８に押圧状態に歯合させてある。２１ は支軸１３に固定した爪車で、各開口部１１が順次シャボン玉吹き出し口９と対 向する位置に到達するごとに爪車の爪部がストッパー２２に突き当たって回転板 １０を止める。２３は水鉄砲本体１の中間部分に設けた蛇腹、２４はラックギヤ １４の後端に設けた蛇腹を押圧する押圧部、２５は蛇腹２３とシャボン玉吹き出 し口９の後方の位置との間を接続したパイプ、２６はシャボン玉吹き出し口９を 開閉する蓋、２７は水タンク３を開閉する蓋である。

【０００６】

【作用】

上記の構成よりなるシャボン玉吹き器内蔵の水鉄砲では、液タンク８に適量の シャボン玉液２８をいれ、水タンク３にも水を入れた状態で、先ずレバー１５を 手前へ引き寄せる。するとラックギヤ１４がピニオンギヤ１９に歯合して回転し 、その回転がギヤ群１６及び支軸１３を経て回転板１０に伝わり、開口部１１が シャボン玉液２８内を通過して、スリット１２によって液まくが開口部１１に張 り付く、この開口部１１がシャボン玉吹き出し口９と対向する位置に到達すると 、爪車２１の爪部２２がストッパーに突き当たって、回転板１０を止める。この 間に蛇腹２３が押圧部２４によって押圧され、圧縮空気がパイプ２５を通って開 口部１１の後方から吹き出され、液まくが複数個のシャボン玉２９となってシャ ボン玉吹き出し口９から外部へ吹き出される。そのシャボン玉２９を標的にして 、一方の手で引き金５をバルブ方向に引いてパイプを圧縮してパイプ６内の水を ノズル４より吐出し、下部の吐出口９より吹き出したシャボン玉を撃ち割るもの である。なおピニオンギヤ１９は爪車２１によって回転板１０が停止した後は離 間するが、バネ２０によって復帰しギヤ１８と再び歯合する。押圧部とレバーは 蛇腹作用によって復帰する。

【０００７】

【考案の効果】

上記の通り本考案はシャボン玉吹き器を組み込んで一体とした水鉄砲であって 両手を使って操作するのでシャボン玉形成と水鉄砲が同時に使用できる利点があ り子供たちの娯楽遊戯器として興趣のある用具である。機構的にはシャボン玉は 回転板の開口部のサイズを適宜設計変更し大小のシャボン玉の吹き出しが可能で あり、かつギヤ歯合部はストッパーにより抑止された際ピニオンギヤが離間する ので無理がなく故障が少ない特徴がある。更に円形板の開口部周縁にスリットを 設けたのでシャボン玉の形成が容易で、かつ手指の操作でガン形式によって吹き 出す形態上の面白さがある。また標的がシャボン玉であるので安全性に富み危険 性を伴わない利点がある。またシャボン玉と水鉄砲はそれぞれ格別に使用操作で きるので実用性がある遊戯器具として提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す一部断面の開蓋正面
図。

【図２】本考案の左側面図。

【図３】本考案シャボン玉吹き部のレバーを引いてシャ
ボン玉を吹いた作用を示す図面

【図４】図３のシャボン玉を吹いてレバーが戻る作用を
示す図面。

【図５】円形板の回動作用を示す図面。

【符号の説明】

ａ 水鉄砲部 ｂ シャボン玉吹き部 １ 水鉄砲本体 ２ グリップ部 ３ 水タンク ４ 水孔ノズル ５ 引き金 ６ パイプ ７ バルブ ８ シャボン玉液タンク ９ シャボン玉吹き出し口 １０ 回転板 １１ 開口部 １２ スリット １３ 回転支軸 １５ レバー １６ ギヤ群 ２１ 爪車 ２２ ストッパー ２３ 蛇腹 ２４ 押圧部 ２５ パイプ ２８ シャボン玉液 ２９ シャボン玉

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水タンク３を備えた水鉄砲部ａとシャボ
   ン玉液タンク８を備えたシャボン玉吹き部ｂとよりなる
   短銃型器体であって、水鉄砲部ａは後部水タンク３と器
   体先端の水吐出ノズル４間をパイプ６で連結し、かつグ
   リップ部２に内装したバルブ７を介して引き金５でパイ
   プ６を自在に圧縮するように設け、シャボン玉吹き部ｂ
   は、器体先端の水吐出ノズル４の下部にシャボン玉吹き
   出し口９を設けたシャボン玉液タンク８内に複数の開口
   部１１を設けた回転板１０を装着し、その回転支軸をギ
   ヤ群１６に連結すると共に、ギヤ群１６はレバー１５に
   よって可動する押圧部２４に組み込まれ、更に押圧部は
   これに連結した蛇腹及び蛇腹と前記シャボン玉液タンク
   ８と接続する接続パイプ２５と一体に連結され、レバー
   １５を引いた際はギヤ歯合部ｃが回動して回転板の開口
   部１１がシャボン玉を吹き出し口９と対向するように停
   止し、かつパイプ２５の先端より吐出した圧縮空気が回
   転板の開口部１１に張着したシャボン玉液を、シャボン
   玉に吹き出し形成しこれを水鉄砲の標的とするように設
   けたことを特徴とするシャボン玉吹き器内蔵の水鉄砲。