JPH07219446A - 情報機器 - Google Patents

情報機器

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JPH07219446A
JPH07219446A JP1174894A JP1174894A JPH07219446A JP H07219446 A JPH07219446 A JP H07219446A JP 1174894 A JP1174894 A JP 1174894A JP 1174894 A JP1174894 A JP 1174894A JP H07219446 A JPH07219446 A JP H07219446A
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JP
Japan
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lcd
input
display
air
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JP1174894A
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English (en)
Inventor
Ryozo Yanagisawa
亮三 柳沢
Hajime Sato
肇 佐藤
Atsushi Tanaka
淳 田中
Masaki Tokioka
正樹 時岡
Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットパネルディスプレイと座標入力手段
とを有する情報機器において表示コントラストの劣化或
いは表示ムラがなく見やすい情報機器を実現する。ま
た、座標検出精度の低下或いはムラのない、使いやすい
情報機器を実現する。 【構成】 フラットパネルディスプレイ或いは座標入力
手段面上を通気するファンを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ等の
フラットタイプの表示手段と、ペン入力あるいはタッチ
入力のための座標入力手段を有する情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記の如き情報機器は、例えば図
8および図9に示すように、略直方体状の外形を有する
本体10とペン40とからなる。本体10は、一面に略長方形
の入力板20を有し、該入力板20を開口部とする上筐体50
と下筐体60とから形作られる。本体10内には、液晶ディ
スプレイ(LCD)30と、該LCDの下に重ねて配置されたCP
U、各種メモリ、LCDドライバ、インバータ、DC-DCコン
バータ、各種コネクタ等の各種回路および回路素子を搭
載したプリント基板70とが設けられる。前記入力板20は
透明な材質からなり、該LCD30の上面に重ねて配置されL
CD30の保護を兼ねる。該入力板20は、座標入力手段の方
式に応じ、様々な構成を有する。例えば座標入力手段
が、いわゆる抵抗膜方式あるいは静電容量結合方式の場
合には、抵抗体あるいは電極パターンを有するガラス板
あるいは樹脂フィルムを2枚以上重ね合わせた構成をと
る。また、いわゆる電磁誘導方式の場合には、入力板20
は単なるガラスあるいは樹脂からなる板であり、ペン40
の位置座標の検出は、LCD20の下に配置されたループ状
のアンテナ電極を有するセンサ板にてなされる。また、
入力板20中を伝播する振動を検出することによりペンの
位置座標を導出するいわゆる超音波方式の場合にも、入
力板20は単なるガラスあるいは樹脂からなる板である。
【0003】また、ペン40による入力に際し、入力板20
の入力面とLCD30の表示面とが同一面でないことにより
生じる、入力点とLCD30の表示点との不一致、いわゆる
視差が極力少なくなるように、該入力板20とLCD30との
隙間は極めて小さく設けられるものである。
【0004】また、本体10中には、必要に応じLCD30の
バックライト、電池等が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記構成の情報機器に
おいては、各種電気・電子部品の発熱のために筐体内の
温度が上昇する。該温度上昇は、各種電気・電子部品の
配置および各部品の発熱量により決り、筐体内部の温度
分布は一様ではない。さらに、LCD30と入力板20との
間の入力および表示エリア全域に広がる小さい隙間に
は、ほとんど空気の流れがない。そのため、LCD30およ
び入力板20の温度が上昇、さらには不均一に上昇して
しまうことにより以下のような問題点を有する。
【0006】すなわち、LCDに用いられる有機物である
液晶の配向膜の揺らぎ、あるいはチルト角の変化、ある
いは屈折率異方性、あるいはしきい値電圧あるいは液晶
層の抵抗値と誘電率の変化による電圧保持率の低下等に
より、表示コントラストの劣化あるいは表示ムラ、色ム
ラを生じるという問題がある。特に、該情報機器が、携
帯用を目的とする小型化のために高密度に実装されてい
る場合、あるいは屋外使用のための防水機能のために密
閉されている場合等では、上記問題はさらに深刻になる
ものである。上記問題点は、LCDの液晶の材質、あるい
は単純マトリクス方式、アクティブマトリクス方式の駆
動方式によらず言えるものである。また、上記問題点は
LCDに限定されるものでなく、例えばプラズマディスプ
レイ(PDP)の誘電体層の誘電率の変化による表示特性
のバラツキ等、各種表示特性に対し温度依存性を有する
表示手段においては同様の問題点を有するものである。
【0007】また、前記筐体内部の不均一な温度上昇に
より、前記各種座標入力手段において、入力面中の抵抗
膜の抵抗値、あるいは静電気の結合容量値、あるいは電
磁波の検出感度、あるいは振動の伝播速度のバラツキ等
を生じせしめ、座標入力手段の検出精度が低下するもの
である。
【0008】さらには、前記構成の情報機器において
は、入力板上に手を置き、ペンにより座標入力を行うも
のであるが、前記発熱のために入力板の温度も上昇す
る。このため、入力に際し、温度が上昇した入力板への
手の接触が、使用者に不快感を与えるという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、フラットタイプの表示手段と、該表示手段の表示面
と所定の隙間を隔てて重ねて設けられた座標入力手段と
を有する情報機器において、前記隙間を送風する送風手
段を有することで、表示手段の温度上昇を押え、また該
温度上昇を表示面全域で均一にすることで、LCDの配向
膜の揺らぎ、あるいはチルト角の変化、あるいは電圧保
持率の低下等による、表示コントラストの劣化あるいは
表示ムラがない見やすい表示手段を有する情報機器を実
現できるものである。
【0010】また、前記送風手段が、前記隙間と前記座
標入力手段の入力面上を送風する送風手段であること
で、上記同様表示コントラストの劣化あるいは表示ムラ
がない見やすい表示手段のみならず、入力板の温度上昇
を押えることで、座標入力手段の検出精度が低下するこ
となく、さらには入力に際し入力板への手の接触が使用
者に不快感を与えることのない、使いやすい情報機器を
実現できるものである。
【0011】また、表示手段と所定の隙間を隔てて設け
られたプリント基板を有し、前記送風手段が、前記表示
面と座標入力手段との隙間を送風後、前記表示手段とプ
リント基板との隙間を送風することで、さらに効果的に
温度上昇を押えることができるものである。
【0012】また、フラットタイプの表示手段と、該表
示手段の表示面と所定の隙間を隔てて重ねて設けられた
座標入力手段とを有する情報機器において、該座標入力
手段の入力面上を送風する送風手段を有することでも、
前記同様入力板の温度上昇を押え、座標入力手段の検出
精度の低下がなく、また入力に際し、入力板への手の接
触が使用者に不快感を与えることのない、使いやすい情
報機器を実現できるものである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1および図2a、bに本発明を適用した情
報機器の実施例を示す。図1は本発明を適用した情報機
器の模式透視平面図、図2a、bは図1のI-I断面とII-II
断面の模式断面図である。図において、一面に略長方形
の入力板21を有し、該入力板21の入力面を開口部とする
上筐体51と下筐体61とから略直方体状の外形を有する本
体11が形作られる。本体11内には、LCD30と、該LCD30の
下に重ねて配置されたCPU、各種メモり、LCDドライバ、
インバータ、DC-DCコンバータ、各種コネクタ等の各種
回路および回路素子を搭載したプリント基板70とが設け
られる。該プリント基板70は必要に応じ複数枚からなる
ものである。本実施例の座標入力手段は、いわゆる抵抗
膜方式あるいは感圧方式であり、入力板21はガラスある
いは樹脂からなるベース板と樹脂フィルムが所定のギャ
ップを有し積層した構成となっている。該ベース板と樹
脂フィルムの対向する面には、各々抵抗膜が設けられ、
各々に電圧あるいは電流を印加し、ペンで加圧された入
力点に対して、電圧あるいは電流の比等を測定して入力
点の位置座標を検出する。また、前記LCD30と入力板21
との間には、ペンによる入力時にLCD30と入力板21とが
接触しないように、入力面全域に略一定間隔の隙間が設
けられている。
【0014】また、本体11内の左右両側面の手元側の反
対側には、前記LCD30とプリント基板70との間の隙間に
対向するように、送風手段である軸流ファン8が2ヶ設け
られている。該軸流ファン8は前記隙間内の空気を吸い
込み、下筐体61の側面部に設けられた通気孔61aより吐
出するものである。また、上筐体51の手元側の反対側の
側面部には本体11外の空気を取り込む通気孔51aが所定
の間隔を有し3ヶ所設けられている。さらに、LCD30と入
力板21との隙間は、両側面を仕切部材9により囲まれ、
左右方向は本体11内の他の部分から独立している。ま
た、入力板21の入力部の周囲と上筐体51との隙間は極力
ないように構成されている。
【0015】上記構成において、入力板21上にペンによ
り入力された点あるいは軌跡は、前記座標入力手段によ
り検出され、前記CPU、LCDドライバ等によりリアルタイ
ムでLCD30に表示される。これにより、キーボードを使
用せずにペン一本で各種の情報を入出力できるコンパク
トな情報機器が実現できるものである。
【0016】さて、前述したごとく、プリント基板70上
の各種電気・電子部品の発熱のために本体11内の温度が
上昇する。該温度上昇は、各種電気・電子部品の配置お
よび各部品の発熱量により決り、本体11内部の温度分布
は一様ではない。そして該温度上昇により、LCD30の温
度も上昇するが、ファン8により、本体11内の温まった
空気を通気孔61aより排出するものである。この時、3ヶ
所の通気孔51aより本体11外の空気を取込むものであ
る。そして、取り込まれた空気はLCD30と入力板21との
隙間の略全域を移動し、その後LCD30とプリント基板70
との隙間を移動し、その後通気孔61aより排出されるも
のである。これにより、LCD30の温度上昇を押え、さら
にはLCD30の温度を均一に保つことができる。そのた
め、不均一な温度上昇によるLCDの配向膜の揺らぎ、あ
るいはチルト角の変化、あるいは電圧保持率の低下等に
よる表示コントラストの劣化あるいは表示ムラを生じる
ことなく見やすい表示の情報機器を実現できるものであ
る。
【0017】また、座標入力手段の抵抗膜の抵抗値は周
知のごとく温度により変化するが、前記ファン8による
通風により、本体11内の温度上昇による入力板21の温度
上昇が少なくかつ均一に保たれるために、座標入力手段
の検出精度の低下あるいはムラを防止できるものであ
る。
【0018】また、本実施例においては、送風手段であ
る軸流ファン8は下筐体61の通気孔61aより本体11内の空
気を吐出することで、上筐体51の通気孔51aより外気を
吸い込み、LCD30と入力板21との間の隙間およびLCD30と
プリント基板70との間の隙間内を送風する構成であった
が、軸流ファン8が通気孔51aより本体11外の空気を本体
11内に取込み、その結果下筐体61の通気孔61aより排気
される構成でも良いことは言うまでもない。
【0019】また、軸流ファン8の配置、個数は本実施
例に限定されることなく、例えばCPU、電源廻り等の発
熱部の近傍に軸流ファン8を配置することで、さらに効
果的に温度上昇を押え、温度の均一化が図れるものであ
る。
【0020】また、本実施例においては、LCD30の方式
については言及しなかったが、単純マトリクスあるいは
アクティブマトリクスのいずれの駆動方式でも本発明は
適用されるものである。また、液晶の材質はいずれでも
良いことは言うまでもない。
【0021】また、座標入力手段は抵抗膜方式について
説明したが、この方式に限定されるものではない。例え
ば、静電容量結合方式においては、ガラス基板の容量を
介して互いに直交する電極を走査する信号を検出するた
めに、不均一な温度上昇によりガラス基板の場所により
その容量が変動するために、座標入力手段の検出精度の
低下あるいはムラを生じるものであるが、本発明によ
り、本体11内の温度上昇による入力板21の温度上昇が少
なくかつ均一に保たれるために、検出精度の低下あるい
はムラを防止できるものである。
【0022】さらに、例えば座標入力手段が超音波方式
の場合には、入力板の不均一な温度上昇により入力板中
を伝達する振動の伝達速度が変動し、入力ペンと検出セ
ンサ間の距離の測長において誤差を有し、正確な入力ペ
ンの位置座標の算出ができなくなるものであるが、本発
明を適用することで本体内の温度上昇による入力板の温
度上昇が少なくかつ均一に保たれるために、伝達速度の
変動を抑えることができ、検出精度の低下あるいはムラ
を防止できるものである。また、超音波方式において
は、センサ部の温度上昇が、振動の検出特性、例えばゲ
イン、位相等の変化を招く場合には、該センサ部近傍に
軸流ファン8を設けると、さらに効果的に性能劣化を防
止できるものである。
【0023】(実施例2)図3および図4に本発明の第
2の実施例を示す。図において、略長方形のガラスから
なる入力板22と、該入力板22の入力面を開口部とする上
筐体52と下筐体61とから略直方体状の外形を有する本体
12が形作られる。本体12内には、LCD30と、該LCD30の下
に重ねて配置された各種回路および回路素子を搭載した
プリント基板70が設けられる。
【0024】また、本体12内には、前記LCD30と入力板2
2との間の隙間に対向するように、上筐体52に送風手段
である軸流ファン8aが設けられている。該軸流ファン8a
は前記隙間内の空気を吸い込み、上筐体52の側面部に設
けられた通気孔52aより吐出する(矢印E方向)ものであ
る。該通気孔52aに対向する上筐体52の側面部には本体1
2外の空気を取り込む(矢印F方向)通気孔52bが設けら
れている。該軸流ファン8aは、平面的には図4に示すよ
うに、本体12の長手方向に複数個が所定の間隔で並べて
配置されている。また、各軸流ファン8aの吸い込み口の
前方には、幅広く表示面全域に空気の流れを生成するよ
うに、仕切部材8bが設けられており、軸流ファン8aの各
々の軸の左右方向から空気を吸い込むように構成されて
いる。さらに、LCD30と入力板22と上筐体52に囲まれる
空間を本体12内の他の部分から独立させるために、複数
個の封止部材9bが設けられている。また、入力板22の入
力部の周囲と上筐体52との隙間は極力ないように構成さ
れている。
【0025】上記以外の構成は第1の実施例と同じであ
る。
【0026】上記の様な構成において、ファン8aによ
り、本体12外の空気を通気孔52bより取込み、LCD30と入
力板22との隙間の略全域を移動せしめ、通気孔52aより
排出することで、LCD30および入力板22の温度上昇を押
え、さらには均一に保つことができる。そのため、第1
の実施例同様、不均一な温度上昇によるLCDの配向膜の
揺らぎ、あるいはチルト角の変化、あるいは電圧保持率
の低下等による表示コントラストの劣化あるいは表示ム
ラを生じることなく見やすい表示の情報機器を実現でき
るものである。
【0027】また、前記ファン8aによる通風により、座
標入力手段の不均一な熱膨張による、あるいは検出感度
のバラツキによる座標入力手段の検出精度の低下あるい
はムラを防止できるものである。
【0028】本実施例においては、LCD30と入力板22と
上筐体52に囲まれる空間を本体12内の他の部分から独立
させるために、複数個の封止部材9bを設けているが、フ
ァン8aの性能に応じ、本体12内の空気の吸排気のために
独立させる空間は上記に限定されるものでなく、例えば
発熱部であるプリント基板70とLCD30の間の空間を含め
る等、LCD30と入力板22との隙間に空気の循環が起きる
構成であれば良い。
【0029】また、図5に他の実施例を示す。図におい
て、略長方形のガラスからなる入力板23と、該入力板23
の入力面を開口部とする上筐体53と下筐体61とから略直
方体状の外形を有する本体13が形作られる。本体13内に
は、LCD30と、該LCD30の下に重ねて配置された座標入力
手段の一部である電磁誘導方式のセンサ板23aが設けら
れ、該センサ板23aの下に重ねて各種回路および回路素
子を搭載したプリント基板70が設けられる。
【0030】また、本体13内には、前記LCD30と入力板2
3との間の隙間およびLCD30とセンサ板23aとの間の隙間
に対向するように、上筐体53に送風手段である軸流ファ
ン8cが設けられている。該軸流ファン8cは前記2ケ所の
隙間内の空気を吸い込み、上筐体53の側面部に設けられ
た通気孔53aより吐出する(矢印E方向)ものである。該
通気孔53aに対向する側の上筐体53の入力面部には入力
板23との間に本体13外の空気を取り込む(矢印G方向)
隙間が設けられている。さらに、入力板23とセンサ板23
aと上筐体53に囲まれる空間を本体13内の他の部分から
独立させるために、複数個の封止部材9cが設けられてい
る。上記以外は前記の実施例と同様の構成を有する。
【0031】上記の様な構成において、ファン8cによ
り、入力面部の上筐体53と入力板23との間の隙間より本
体13外の空気を取込み、LCD30と入力板23との隙間およ
びLCD30とセンサ板23aの隙間を移動せしめ、通気孔53a
より排出することで、LCD30およびセンサ板23aおよび入
力板23の温度上昇を押え、さらには均一に保つことがで
きる。そのため、前記の実施例同様、不均一な温度上昇
によるLCDの配向膜の揺らぎ、あるいはチルト角の変
化、あるいは電圧保持率の低下等による表示コントラス
トの劣化あるいは表示ムラを生じることなく見やすい表
示の情報機器を実現できるものである。
【0032】また、前記ファン8cによる通風により、座
標入力手段の不均一な熱膨張による、あるいは検出感度
のバラツキによる座標入力手段の検出精度の低下あるい
はムラを防止できるものである。
【0033】(その他の実施例)図6および図7に本発
明のその他の実施例を示す。本実施例においては、本体
14内に上筐体54の側面に設けられた通気孔54aより本体1
4外の空気を取込み、該側面側の上筐体54と入力板20と
の間に設けられた通気孔54bより本体14外へ空気を排出
するファン8dが設けられている。上記以外は第2の実施
例と同様の構成を有する。
【0034】上記の様な構成において、ファン8dによ
り、入力面部の入力板20へ通気孔54aより送風すること
で、入力板20の温度上昇を押え、さらには均一に保つこ
とができる。そのため、座標入力手段の検出精度の低下
あるいはムラを防止できるものである。また、入力に際
し、入力板への手の接触が使用者に不快感を与えること
のない、使いやすい情報機器を実現できるものである。
【0035】また、上記構成において、例えば2枚の積
層したガラスにより構成されるLCDの表面のガラスを超
音波方式の入力面とするような、表示手段と座標入力手
段とが一体的に構成される場合には、ファン8dにより入
力面部の入力板20へ通気孔54aより送風することで、LCD
の温度上昇を均一に抑えることができ、表示コントラス
トの劣化あるいは表示ムラを生じることなく見やすいか
つ使いやすい情報機器を実現できるものである。
【0036】また、更に他の実施例としては、本発明に
係わるごとき情報機器が、会議机あるいは仕事机あるい
は車両等に組込まれて使用される場合には、情報機器の
本体外に例えば圧縮冷凍装置(クーラ)のごとき冷却手
段を有し、所定の配管手段で本体と該冷却手段を接続
し、入力板とLCDとの間の隙間、あるいはLCDとセンサ板
の隙間、あるいは入力板の面上に冷気を送風してもよ
い。上記構成においては、さらにLCDあるいはセンサ板
あるいは入力板の温度上昇を抑えることができ、見やす
く使いやすい情報機器が実現できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フラットタイプの表示手段と、該表示手段の表示面と所
定の隙間を隔てて重ねて設けられた座標入力手段とを有
する情報機器において、前記隙間を送風する送風手段を
有することで、表示手段の温度上昇を押え、また該温度
上昇を表示面全域で均一にすることで、LCDの配向膜の
揺らぎ、あるいはチルト角の変化、あるいは電圧保持率
の低下等による、表示コントラストの劣化あるいは表示
ムラがない見やすい表示手段を有する情報機器を実現で
きるものである。
【0038】また、前記送風手段が、前記隙間と前記座
標入力手段の入力面上を送風する送風手段であること
で、上記同様表示コントラストの劣化あるいは表示ムラ
がない見やすい表示手段のみならず、入力板の温度上昇
を押えることで、座標入力手段の検出精度が低下するこ
となく、さらには入力に際し入力板への手の接触が使用
者に不快感を与えることのない、使いやすい情報機器を
実現できるものである。
【0039】また、表示手段と所定の隙間を隔てて設け
られたプリント基板を有し、前記送風手段が、前記表示
面と座標入力手段との隙間を送風後、前記表示手段とプ
リント基板との隙間を送風することで、さらに効果的に
温度上昇を押えることができるものである。
【0040】また、フラットタイプの表示手段と、該表
示手段の表示面と所定の隙間を隔てて重ねて設けられた
座標入力手段とを有する情報機器において、該座標入力
手段の入力面上を送風する送風手段を有することでも、
前記同様入力板の温度上昇を押え、座標入力手段の検出
精度の低下がなく、また入力に際し、入力板への手の接
触が使用者に不快感を与えることのない、使いやすい情
報機器を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報機器の第1の実施例の模
式透視平面図。
【図2】本発明を適用した情報機器の第1の実施例の模
式断面図。
【図3】本発明を適用した情報機器の第2の実施例の模
式断面図。
【図4】本発明を適用した情報機器の第2の実施例の模
式透視平面図。
【図5】本発明を適用した情報機器のその実施例の模式
断面図。
【図6】本発明を適用した情報機器のその実施例の模式
外観図。
【図7】本発明を適用した情報機器のその実施例の模式
断面図。
【図8】従来の情報機器の模式外観図。
【図9】従来の情報機器の模式断面図。
【符号の説明】
20、21、22 入力板 23センサ板 30 LCD 8、8a ファン 40入力ペン 50、51、52、53 上筐体 51a、51b、52a、53a、53b 通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 時岡 正樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 吉村 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットタイプの表示手段と、該表示手
    段の表示面と所定の隙間を隔てて重ねて設けられた座標
    入力手段とを有する情報機器において、 前記隙間を送風する送風手段を有することを特徴とする
    情報機器。
  2. 【請求項2】 前記送風手段が、前記隙間と前記座標入
    力手段の入力面上を送風する送風手段であることを特徴
    とする請求項1記載の情報機器。
  3. 【請求項3】 前記表示手段と所定の隙間を隔てて設け
    られたプリント基板を有し、前記送風手段が、前記表示
    面と座標入力手段との隙間を送風後、前記表示手段とプ
    リント基板との隙間を送風することを特徴とする請求項
    1記載の情報機器。
  4. 【請求項4】 フラットタイプの表示手段と、該表示手
    段の表示面と所定の隙間を隔てて重ねて設けられた座標
    入力手段とを有する情報機器において、 該座標入力手段の入力面上を送風する送風手段を有する
    ことを特徴とする情報機器。
JP1174894A 1994-02-03 1994-02-03 情報機器 Withdrawn JPH07219446A (ja)

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JP1174894A JPH07219446A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 情報機器

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JP (1) JPH07219446A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126311A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Kojima Press Co Ltd 車載用ディスプレイ装置
JP2010134198A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Sanyo Electric Co Ltd 画像表示装置

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