JPH0721808A - 機械清掃に適した道路照明灯具、及びその清掃方法 - Google Patents

機械清掃に適した道路照明灯具、及びその清掃方法

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JPH0721808A
JPH0721808A JP5159214A JP15921493A JPH0721808A JP H0721808 A JPH0721808 A JP H0721808A JP 5159214 A JP5159214 A JP 5159214A JP 15921493 A JP15921493 A JP 15921493A JP H0721808 A JPH0721808 A JP H0721808A
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cleaning
lighting
lighting fixture
pole
road
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Application number
JP5159214A
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English (en)
Inventor
Makoto Hattori
誠 服部
Kazuo Honma
和男 本間
Yuji Hosoda
祐司 細田
Masakatsu Fujie
正克 藤江
Eiji Fujita
永治 藤田
Koichi Okamoto
浩一 岡本
Toru Hojo
徹 北條
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Hitachi Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速道路等の照明灯具の清掃点検を機械化
し、人間の高所苦渋作業をなくし、安全で効率の良い作
業のできる道路照明灯具及びその清掃方法の提供。 【構成】 照明ポール7の軸回りの照明灯具8の取付け
姿勢を清掃装置10で検出するために、取付けられた照
明灯具8に合わせて照明灯具のタイプに応じた治具26
を用いて、位置姿勢検出金具24を照明ポール7の照明
灯具8から所定の位置に取付けた。また、開放したグロ
ーブ9を閉鎖するときはロボット18のアームでグロー
ブ9を灯具本体に押付けるだけで閉まるようにラッチ2
8をガイドするためのグローブ開閉用ガイド金具27を
備えた。 【効果】 人間は地上から清掃点検作業の監視等を行う
ため、安全な作業となり、また、作業時間の短縮や均一
化が可能となり、人間への負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路照明灯具及びその清
掃方法に係り、特に高速道路や国道等に設置されている
照明ポールの先端に取り付けられた高所の照明灯具の機
能維持のために、機械清掃に好適な道路照明灯具及びそ
の清掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の道路照明灯具は、清掃作業の機械
化に対する考慮がなされておらず、照明ポールに対する
照明灯具の取付け状態が、照明ポールの軸回りに回転し
た状態で取付けられている可能性があり、一定していな
いため、予め動作を教示されたようなロボットで清掃作
業を機械化することが困難であった。また、照明灯具を
開放したあとの内面清掃後にグローブを閉鎖しようとす
ると、丁番部にガタがあるためロボットアーム等で押し
付けるだけでは照明灯具の上部の本体と下部のグローブ
とが噛み合わず、閉鎖できないという問題があった。こ
のため、従来の道路照明灯具の清掃は、機械化すること
ができず、高所作業車で人間が高所に上がり、手拭きで
行うというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の照明灯
具では、清掃装置の位置決め誤差や照明灯具の取付け誤
差のため、照明灯具と清掃装置との相対的な位置及び姿
勢が一定しておらず、予め動作を教示して動作するロボ
ットを用いる清掃の自動化が困難であった。また、丁番
部にガタがあるため、清掃装置側に特殊な工夫を行なわ
ないと照明灯具を開放しても閉鎖することができない。
このため、照明灯具の内面は清掃装置を用いて清掃する
ことができず、清掃作業を全て機械化できないという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、上述した問題点に鑑みな
されたもので、道路に設置された照明灯具の機能維持の
ための作業を機械化し、作業の安全化と迅速化を可能な
らしめる清掃・点検装置を用いて、機械清掃に適した道
路照明灯具及びその清掃方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、高速道路や自動車専用道路に設置された照
明ポールに取り付けられ、灯具本体とグローブとからな
る道路照明灯具であって、車両に積載された起伏及び伸
縮自在なブームの先端に設置され、照明灯具の取り付け
られた照明ポールを把持する手段と、前記照明ポールを
把持するときに、照明ポールの傾きに合わせて清掃点検
装置の位置及び姿勢を受動的にかつ能動的に調節する手
段と、前記照明ポールに対する前記照明灯具の取り付け
位置及び姿勢を検出する手段と、前記検出した照明灯具
の位置姿勢及び種類と、前記照明ポールを把持した場所
とから清掃ロボットの基準位置を適切な位置に位置決め
する手段と、前記検出した照明灯具の位置姿勢から前記
清掃ロボットの手先のティーチング点を変更し、各関節
角度を演算し変更する手段と、前記照明灯具の内部清掃
のためにグローブを開放、保持、閉鎖する手段と、前記
清掃ロボットの手先に把持される清掃・点検用ツールを
交換する手段と、前記照明灯具の清掃状況の監視を行う
TVカメラとを備えた道路照明灯具の清掃・点検装置を
用いて清掃を行う道路照明灯具において、前記照明灯具
は、開放されたグローブを押し付けることにより、前記
グローブを灯具本体へ案内して閉鎖するガイドが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0006】また、前記道路照明灯具の清掃・点検装置
を用いるとともに、前記照明灯具または前記照明ポール
には、灯具の取付け位置及び姿勢を示す手段を設け、か
つ前記照明灯具には、開放されたグローブを押し付ける
ことにより、前記グローブを灯具本体へ案内して閉鎖す
るガイドを設けることによって、前記道路照明灯具を清
掃することを特徴とする機械清掃に適した道路照明灯具
の清掃方法である。
【0007】
【作用】上記構成によれば、照明灯具とグローブを接続
している丁番にガタがあっても、グローブ開放・保持・
閉鎖手段を用いてグローブを押し付けるだけで、開放さ
れたグローブの閉鎖ができるように、例えばガイド金具
をラッチ金具がひっかかる部分に取り付け、グローブ閉
鎖時にラッチ金具をガイドして灯具本体の所定の場所に
グローブがひっかかるようにすることができる。
【0008】また、灯具の取付け位置及び姿勢を示す手
段として、例えば位置姿勢検出金具を、照明ポールの先
端に取り付けられた道路照明灯具に灯具の種類に応じて
専用の治具を当て、その治具に合わせて照明ポールから
所定の位置に取り付けることにより、つまり、既に取り
付けられている照明灯具に合わせて取り付けることによ
り、清掃・点検装置はこの位置姿勢検出金具を検出し
て、照明ポールを把持した場所から位置姿勢検出金具ま
での距離を用いてロボットの基準位置を決め、さらに、
検出した照明ポール回りの回転角度を用いて清掃作業用
に予め教示されたデータを変換して自動清掃を可能にす
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例である道路照明灯具
について、位置姿勢検出金具、グローブ開閉用ガイド金
具の取付け方や効果を図1から図5を参照して説明す
る。図1に示す道路照明灯具は、例えば、高速道路、一
般国道等に設置してある照明ポールの上端に取り付けら
れ、機能維持のための清掃作業を機械化するのに適した
灯具である。図2は、前記灯具を清掃装置が清掃すると
きに、照明灯具との相対位置、姿勢を検出するための位
置姿勢検出金具の外形図を示したものである。図3は、
前記位置姿勢検出金具を取り付けるための取付け治具の
平面図を示したものである。図4は、グローブを閉鎖す
るときにラッチをガイドするグローブ開閉用ガイド金具
の外形図(ボルト固定式)を示したものであり、図5はグ
ローブ開閉用ガイド金具の取付け状態(クランプ、接着
剤固定式)を示したものである。
【0010】位置姿勢検出金具の取付け方を説明する。
まず、図1に示す照明灯具8のグローブ9を開放し、図
3に示す取付け用治具26を、開放した照明灯具8の内
側の所定の位置に当てる。次に、図2に示す位置姿勢検
出金具24のヒレ24aを取付け治具26のA面に接触
させて、照明ポール7回りの回転角度を灯具に合わせ
る。また、このときに照明灯具8から所定の距離だけ離
れた場所で前記作業を行い、その位置に位置姿勢検出金
具24を取付けることで照明灯具8と位置姿勢検出金具
24の関係を一意に決める。これにより、清掃装置10
は位置姿勢検出金具24を検出することで照明灯具8の
位置、姿勢を検出することができる。
【0011】図4及び図5のそれぞれにグローブ開閉用
ガイド金具27の例を示す。グローブ開閉用ガイド金具
27は、ラッチ金具28が掛かる側にボルト、接着剤、
クランプ等を用いて固定され、グローブ閉鎖時には、グ
ローブ開閉用ガイド金具27でラッチ金具28をガイド
するのでグローブを押し付けるだけで閉鎖することがで
きる。図4に示すグローブ開閉用ガイド金具27は灯具
側に加工を行い、ボルトを用いて固定する方式であり、
図4(a)は見上図、図4(b)は図4(a)のA矢視
図である。図5に示したものは灯具側に加工をせず接着
剤とクランプを用いて固定する方式である。
【0012】次に、図6から図17を用いて本発明の道
路照明灯具を自動で清掃するための清掃装置について説
明する。図6には本発明の清掃・点検装置10を車両1
に搭載したときを示し、図6(a)は平面図、図6
(b)及び側面図である。図7には清掃装置がポールを
把持して灯具の上面を清掃している外観図を示す。図8
には灯具を開放してグローブの内面を清掃している状態
の外観図を示す。
【0013】車両1に具備された起伏、伸縮、旋回自在
な多段伸縮ブーム2の先端に、地面との水平を保ちなが
らZ軸方向に昇降が可能なステージ3が取り付けられて
いる。また、車両1には、清掃時に車両を水平に固定
し、安定を保つための車両固定ジャッキ4も取り付けら
れている。ステージ3の上に位置姿勢修正装置11を介
して、清掃・点検装置10が取り付けられている。
【0014】ステージ3と位置姿勢修正装置11の間の
構造は、X、Y軸回りの姿勢がアクティブに修正できる
ように片側をヒンジにして反対側に2本の姿勢修正シリ
ンダ12を備えたものとなっている。位置姿勢修正装置
11は、X、Y軸方向の並進とZ軸回りの回転をパッシ
ブに修正でき、照明ポール7を把持するときになじむ構
造となっている。この位置姿勢修正装置11の上に2つ
のポールクランプ20からなるポール把持装置13が取
り付けられている。ポール把持装置13には照明ポール
7に対する照明灯具8の位置、姿勢を検出する位置姿勢
検出装置14が取り付けられている。位置姿勢修正装置
11とポール把持装置13の間には、位置姿勢検出装置
14により検出された照明ポール7を把持した場所から
照明灯具8までの位置情報により、清掃ロボット18の
基準位置を変更する清掃ロボット位置決め装置15が備
えられている。
【0015】清掃ロボット位置決め装置15のアームの
右側の先端には、照明灯具8のグローブ9を閉鎖した
り、グローブ9の内面を清掃するときに支えたりするた
めのグローブ支持装置16を備えている。左側の先端に
は、清掃ロボット18をX軸回りに180度反転させる
ための反転装置17が取り付けられており、その先に清
掃ロボット18が取り付けられている。清掃ロボット1
8の手先のツール把持部は清掃のためのツール19aや
点検のためのツール19b(図示せず)を持ち換え可能に
なっており、それらの手先ツール19を用いて清掃点検
作業を行う。さらに、位置姿勢検出装置14により検出
された姿勢情報から清掃ロボット18の手先のティーチ
ング点を変更し、関節角度を演算し直す清掃機構制御装
置5や清掃時のゴミや汚水等を路上に落とさないカバー
6、清掃状態を監視するためのTVカメラ25も取り付
けられている。
【0016】次に、位置姿勢検出装置14の動作につい
て図9を用いて説明する。照明ポール7を把持後、伸縮
機構14cをリミットスイッチ14aが位置姿勢検出金
具24に接触してONするまで動作させる。この伸縮機
構14cのストロークをポテンショメータで測定するこ
とで把持した位置から位置姿勢検出金具24までの距離
がわかる。位置姿勢検出金具24は、治具26を用いて
照明灯具8から所定の位置に取り付けられているため照
明灯具8と清掃装置10の相対位置がわかる。つぎに、
回転機構14dを回転させて位置姿勢検出金具24のヒ
レの部分24aが14bのフォトインタラプタを遮るま
で回転させる。位置姿勢検出金具24は治具26によ
り、照明灯具8にポール回りの姿勢を合わせて取付けら
れているため、この回転角度から照明灯具8のポール軸
回りの傾きがわかる。
【0017】次に図10から図18を用いて本装置を用
いた清掃作業のフローを説明する。図10には本発明の
制御装置の構成を示す。図11には清掃作業の概略フロ
ーを示し、図12から図18に詳細フローを示す。ま
ず、ポールを把持するまでの動作について説明する。第
1に車両1を運転して照明ポール7の下に移動し、車両
固定ジャッキ操作スイッチ30を操作して、車両固定ジ
ャッキ4により車両1を水平に固定する。第2に多段伸
縮ブーム2を多段伸縮ブーム操作レバー31で操作して
清掃点検装置10を照明ポール7近傍まで移動する。そ
して、走行時の安全のために固定していた位置姿勢修正
装置11のクランプを位置姿勢修正装置固定スイッチ3
2を用いて解除し、清掃点検装置10が照明ポール7に
合わせて受動的に動作できるようにする。第3に姿勢修
正シリンダ12をフルストロークさせて清掃装置10
体を傾ける。そして、多段伸縮ブーム2を操作し、ポー
ルクランプ20の爪の部分に照明ポール7が接触したこ
とをタッチセンサ21(図示せず)が感知したら、多段伸
縮ブーム2の操作を止める。第4にステージ3をZ軸方
向に上昇させて、ポール把持装置13のポールクランプ
20の爪の部分を照明ポール7に接触させ、位置姿勢修
正装置11と姿勢修正シリンダ12の圧力を制御するこ
とにより清掃点検装置10の姿勢を受動的に変え、なじ
ませながらポールクランプ20に具備された近接センサ
22(図示せず)が照明ポール7を感知するまで移動させ
る。そして、ポール把持装置操作スイッチ33を操作
し、ポール把持装置13のポールクランプ20により照
明ポール7を把持する。第5に清掃開始ボタン34を操
作して自動で清掃を始める。
【0018】次に自動清掃の動作について説明する。照
明灯具8の近傍の照明ポール7には、治具26を用いて
予め位置姿勢検出金具24が照明灯具8に合わせて、所
定の位置に取り付けられている。清掃点検装置10は、
第1に位置姿勢検出装置14で、照明ポール7を把持し
た部分から照明灯具8近傍に取り付けられた位置姿勢検
出金具24までの距離と照明ポール7を軸とした軸回り
の照明灯具8の傾きを測定する。第2に前記位置情報か
ら清掃ロボット位置決め装置15を用いて清掃ロボット
18の基準位置を所定の位置に修正する。第3に前記の
位置情報と照明ポール7の幾何学的な形状とからY軸回
りの灯具の傾きを演算し、この情報と照明ポール7を軸
とした軸回りの照明灯具8の傾きの情報から清掃機構制
御装置5を用いて座標変換を行い手先のティーチング点
を変更する。第4に清掃ロボット18の手先のツールを
ラッチ開放用のものに交換する。第5にグローブ支持装
置16でグローブ9を支えながら清掃ロボット18の手
先に把持されたラッチ開放用のツール19cを用いてラ
ッチを操作し、清掃ロボット18とグローブ支持装置1
6との協調動作でグローブ9を開放する。第6に清掃ロ
ボット18の手先に清掃用のツール19aを把持して照
明灯具8の内面を清掃する。第7にグローブ支持装置1
6を用いてラッチがかかるまでグローブ9を押し上げて
閉鎖する。このとき、ラッチ金具28はグローブ開閉用
ガイド金具27によってガイドされ、センタリングされ
るため容易に閉鎖することができる。第8に照明灯具8
の外側下面を、手先のノズルから洗浄液、水、空気等を
噴出し、清掃ロボット18の手先に清掃用のツール19
aを装着し清掃する。第9に反転装置17を用いて清掃
ロボット18を反転させ、清掃ロボット18の根元から
2つめの関節を反転装置より上に位置する様に姿勢を変
更する。第10に照明灯具8の外側上面を、手先のノズ
ルから洗浄液、水、空気等を噴出し、清掃ロボット18
の手先に清掃用のツール19aを装着し清掃する。これ
らの清掃の状態をTVカメラ25を用いて操作者は監視
することができる。これらの作業を行うことで照明灯具
8の清掃を自動化することができる。
【0019】清掃が終了した場合には、照明ポール7の
クランプをポール把持装置操作スイッチ33を操作して
解除し、多段伸縮ブーム2を多段伸縮ブーム操作レバー
31で操作して、清掃点検装置10を車両1の上に格納
し、次の灯具の下に移動する。この動作を繰り返すこと
で清掃作業を機械化することができる。
【0020】以上述べたように本実施例の道路照明灯具
は、照明ポールを軸としたそれ回りの照明灯具の取付け
姿勢を清掃装置で検出するために、取り付けられた照明
灯具に合わせて照明灯具のタイプに応じた治具を用い
て、位置姿勢検出金具を照明ポールの照明灯具から所定
の位置に取付けたものである。また、開放したグローブ
を閉鎖するときはロボットアームでグローブを灯具本体
に押し付けるだけで閉まるようにラッチをガイドするた
めのグローブ開閉用ガイド金具を備えたものである。
【0021】このように構成された照明灯具を以下に示
す手順で清掃装置を用いて清掃する。多段伸縮ブームを
操作して清掃点検装置を照明ポール近傍に位置決めし、
位置姿勢修正装置を用いてポールになじませながら、ポ
ール把持装置により照明ポールに固定する。そして、位
置姿勢検出装置により照明ポールを把持した部分から灯
具までの距離と照明ポール回りの灯具の傾きを測定し、
清掃ロボット位置決め装置により位置決めし、照明灯具
と清掃ロボットの位置関係を一定に保つ。さらに、位置
姿勢検出装置の情報から予めティーチングしたデータを
変換し、このデータをプレイバックして清掃ロボットを
動作させることで照明灯具の清掃を実現することがで
き、TVカメラで清掃状況の監視もできるので、人間が
高所で清掃作業をする必要がなく安全である。また、清
掃機械を車両に搭載したので人力で運搬する必要がな
く、清掃作業を機械化することで清掃作業の省人化、省
力化を図ることができる。
【0022】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、高所での
道路照明灯具の清掃・点検作業を機械に行わせることが
可能となり、人間は地上から清掃機械の位置決めや作業
の監視等を行うため、清掃・点検作業を安全に行うこと
ができる。また、清掃・点検作業を機械に行わせるため
作業時間の短縮や作業の均一化が可能となる。さらに、
車両に搭載した清掃装置を用いるため人間が清掃装置を
運搬する必要がないので人間への負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す道路照明灯具の断面図
である。
【図2】本発明の一実施例を示す位置姿勢検出金具の外
形図である。
【図3】位置姿勢検出金具を取り付けるための治具の外
形図である。
【図4】本発明の一実施例のグローブ開閉用ガイド金具
の外形図で、図4(a)は見上図、図4(b)はA矢視
図である。
【図5】本発明の一実施例のグローブ開閉用ガイド金具
の取付け状態の断面図である。
【図6】清掃・点検装置を搭載した車両を示し、図6
(a)は平面図、図6(b)は側面図である。
【図7】照明灯具の清掃・点検装置で灯具の上面を清掃
している状態の見取図である。
【図8】照明灯具の清掃・点検装置で灯具の内面を清掃
している状態の見取図である。
【図9】位置姿勢検出装置の概略図である。
【図10】本発明の制御装置の構成図である。
【図11】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの概
略フローチャートである。
【図12】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図13】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図14】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図15】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図16】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図17】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【図18】本発明を用いて照明灯具を清掃するときの詳
細フローチャートである。
【符号の説明】
1 車両 2 多段伸縮ブーム 3 ステージ 4 固定ジャッキ 5 清掃機構制御装置 6 カバー 7 照明ポール 8 照明灯具 9 グローブ 10 清掃点検装置 11 位置姿勢修正装置 12 姿勢修正シリンダ 13 ポール把持装置 14 位置姿勢検出装置 14a リミットスイッチ 14b フォトインタラプタ 14c 伸縮機構 14d 回転機構 15 清掃ロボット位置決め装置 16 グローブ支持装置 17 反転装置 18 清掃ロボット 19 手先ツール 19a 清掃用ツール 19b 点検用ツール 19c ラッチ開放用ツール 20 ポールクランプ 21 タッチセンサ 22 近接センサ 23 車両コントローラ 24 位置姿勢検出金具 25 TVカメラ 26 治具 27 グローブ開閉用ガイド金具 28 ラッチ金具 30 車両固定ジャッキ操作スイッチ 31 多段伸縮ブーム操作レバー 32 位置姿勢修正装置固定スイッチ 33 ポール把持装置操作スイッチ 34 清掃開始ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 祐司 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤江 正克 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤田 永治 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 岡本 浩一 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内 (72)発明者 北條 徹 兵庫県西宮市田近野町6番107号 新明和 工業株式会社開発技術本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速道路や自動車専用道路に設置された
    照明ポールに取り付けられ、灯具本体とグローブとから
    なる道路照明灯具であって、車両に積載された起伏及び
    伸縮自在なブームの先端に設置され、照明灯具の取り付
    けられた照明ポールを把持する手段と、前記照明ポール
    を把持するときに、照明ポールの傾きに合わせて清掃点
    検装置の位置及び姿勢を受動的にかつ能動的に調節する
    手段と、前記照明ポールに対する前記照明灯具の取り付
    け位置及び姿勢を検出する手段と、前記検出した照明灯
    具の位置姿勢及び種類と、前記照明ポールを把持した場
    所とから清掃ロボットの基準位置を適切な位置に位置決
    めする手段と、前記検出した照明灯具の位置姿勢から前
    記清掃ロボットの手先のティーチング点を変更し、各関
    節角度を演算し変更する手段と、前記照明灯具の内部清
    掃のためにグローブを開放、保持、閉鎖する手段と、前
    記清掃ロボットの手先に把持される清掃・点検用ツール
    を交換する手段と、前記照明灯具の清掃状況の監視を行
    うTVカメラとを備えた道路照明灯具の清掃・点検装置
    を用いて清掃を行う道路照明灯具において、 前記照明灯具は、開放されたグローブを押し付けること
    により、前記グローブを灯具本体へ案内して閉鎖するガ
    イドが設けられていることを特徴とする機械清掃に適し
    た道路照明灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の道路照明灯具におい
    て、前記照明灯具または前記照明ポールに、灯具の取付
    け位置及び姿勢を示す手段を設けたことを特徴とする機
    械清掃に適した道路照明灯具。
  3. 【請求項3】 高速道路や自動車専用道路に設置された
    照明ポールに取り付けられ、灯具本体とグローブとから
    なる道路照明灯具の清掃方法であって、車両に積載され
    た起伏及び伸縮自在なブームの先端に設置され、照明灯
    具の取り付けられた照明ポールを把持する手段と、前記
    照明ポールを把持するときに、照明ポールの傾きに合わ
    せて清掃点検装置の位置及び姿勢を受動的にかつ能動的
    に調節する手段と、前記照明ポールに対する前記照明灯
    具の取り付け位置及び姿勢を検出する手段と、前記検出
    した照明灯具の位置姿勢及び種類と、前記照明ポールを
    把持した場所とから清掃ロボットの基準位置を適切な位
    置に位置決めする手段と、前記検出した照明灯具の位置
    姿勢から前記清掃ロボットの手先のティーチング点を変
    更し、各関節角度を演算し変更する手段と、前記照明灯
    具の内部清掃のためにグローブを開放、保持、閉鎖する
    手段と、前記清掃ロボットの手先に把持される清掃・点
    検用ツールを交換する手段と、前記照明灯具の清掃状況
    の監視を行うTVカメラとを備えた道路照明灯具の清掃
    ・点検装置を用いるとともに、前記照明灯具または前記
    照明ポールには、灯具の取付け位置及び姿勢を示す手段
    を設け、かつ前記照明灯具には、開放されたグローブを
    押し付けることにより、前記グローブを灯具本体へ案内
    して閉鎖するガイドを設けることによって、前記道路照
    明灯具を清掃することを特徴とする機械清掃に適した道
    路照明灯具の清掃方法。
JP5159214A 1993-06-29 1993-06-29 機械清掃に適した道路照明灯具、及びその清掃方法 Pending JPH0721808A (ja)

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