JPH07218032A - 冷凍装置及びその作動方法 - Google Patents

冷凍装置及びその作動方法

Info

Publication number
JPH07218032A
JPH07218032A JP7021004A JP2100495A JPH07218032A JP H07218032 A JPH07218032 A JP H07218032A JP 7021004 A JP7021004 A JP 7021004A JP 2100495 A JP2100495 A JP 2100495A JP H07218032 A JPH07218032 A JP H07218032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
refrigerant
line
shell
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7021004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3635120B2 (ja
Inventor
Lars I Sjoholm
イヴァン スジョーホルム ラルス
Sung L Kwon
エル ウォン スン
David H Taylor
ハットン テイラー デビッド
Lee J Erickson
ジョン エリクソン リー
Peter W Freund
ダブリュー フロインド ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thermo King Corp
Original Assignee
Thermo King Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thermo King Corp filed Critical Thermo King Corp
Publication of JPH07218032A publication Critical patent/JPH07218032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635120B2 publication Critical patent/JP3635120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B27/00Machines, plants or systems, using particular sources of energy
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/20Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B29/00Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously
    • F25B29/003Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously of the compression type system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements
    • F25B31/006Cooling of compressor or motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B5/00Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/04Lubricant cooler
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P2060/00Cooling circuits using auxiliaries
    • F01P2060/14Condenser
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調スペースの温度を円滑且つ正確に調節で
きる冷凍装置及びその作動方法を提供する。 【構成】 冷凍装置(10)は、圧縮機用原動機の運転を
停止させることなく、空気流を空調スペース(106)内
に保存するため、加熱サイクル及び冷却サイクルに加え
てナルサイクル(210,212,214 )を備える。制御可能な
弁(28,62,88)が、主凝縮器(44)及び補助凝縮器(1
08)を選択し、液体ライン(52)を開閉し、温かい液体
(177)をエコノマイザ熱交換器に送るライン(90)を
開閉する。弁はナルサイクル中、好ましくは複数の選択
可能な所定の開放/閉鎖パターン(211,213,215 )で制
御され、いつでも、空調スペース内で起こる正味の熱利
得又は熱損失に実質的にマッチするナルサイクルを提供
する。空調スペースの温度を油冷却器(160)内の冷却
循環状態の制御により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に冷凍装置に関し、
特に中間圧力ポートを備えた圧縮機を利用する冷凍装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本出願
人に譲渡されている米国特許第4,850,197号
は、吸込み口及び吐出し口に加えて中間圧力ポートを備
えた冷媒圧縮機を用いるエコノマイザサイクルに基づく
蒸気圧縮冷凍装置を開示している。高温ガス冷却及び加
熱サイクルの能力を高めるためエコノマイザ熱交換器が
用いられ、高温ガス冷却及び加熱サイクルは、空調され
るべき積荷空間内の選択された設定温度に近い所定の温
度範囲を達成してこれを維持する関連の電気または電子
制御装置によって開始される。
【0003】本出願人に譲渡されている1992年12
月29日発行の米国特許第5,174,123号(発明
の名称:冷凍装置を作動させるための方法及び装置)
は、エコノマイザ熱交換器に代えてエコノマイザサイク
ルを備えた冷凍装置内にフラッシュタンクを用いる冷凍
方法及び装置を開示している。この米国特許に開示され
た冷凍装置を用いると、フラッシュタンク内のフロート
弁が不要になり、フラッシュタンクを輸送冷凍用途に用
いることができる。
【0004】エコノマイザサイクルを有する冷凍装置、
例えば上記米国特許に開示されているような冷凍装置の
信頼性及び効率を向上させると共にその制御方法及び装
置を提供することが望ましく、これが本発明の目的であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却サイクル
及び加熱サイクルにより空調スペース内の所定の設定温
度を達成しこれを保持する冷凍装置を作動するための方
法及び装置に関する。冷凍装置は、吸込み口、中間圧力
ポート及び吐出し口を備えた冷媒圧縮機を含む。冷凍装
置は、高温ガス圧縮機吐出しライン、第1及び第2の高
温ガスライン、高温ガス吐出し圧縮ラインを第1及び第
2の高温ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の
位置を備えた第1の制御可能な弁手段をさらに含む。主
凝縮器が第1の高温ガスラインに連結されている。空調
スペースと関連する蒸発器が蒸発器膨張弁を含む。補助
凝縮器が空調スペースと関連し、補助凝縮器は第2の高
温ガスラインに連結されている。第1及び第2の冷媒流
路を有し、第2の冷媒流路を通る冷媒の流量を制御する
エコノマイザ膨張弁を含むエコノマイザ熱交換器手段が
設けられる。主液体ラインがエコノマイザ熱交換器手段
の第1の冷媒流路を介して主凝縮器を蒸発器膨張弁に連
結し、補助液体ラインが補助凝縮器をエコノマイザ熱交
換器手段に連結し、主吸込みラインが蒸発器を圧縮機の
吸込み口に連結し、補助吸込みラインがエコノマイザ熱
交換器手段の第2の冷媒流路を圧縮機の中間圧力ポート
に連結する。第1及び第2の位置をもつ第2の制御可能
な弁手段が主液体ラインを遮断したり開放するよう設け
られており、第3の制御可能な弁手段が熱をエコノマイ
ザ熱交換器手段に選択的に加えるのに設けられている。
第1、第2及び第3の制御可能な弁手段についての、開
放/閉鎖した弁位置の少なくとも1つの所定のナル(nu
ll)関連パターンが得られ、ナルサイクルまたはナル作
動モードは、空調スペースの温度が所定の設定温度に近
い所定のナル温度範囲にあるときに、冷媒圧縮機の作動
状態を維持しながら開始させる。ナル作動モードの開始
は、開放/閉鎖弁位置の少なくとも1つの所定ナル関連
パターンの選択段階を含む。
【0006】本発明の内容は、例示的に示すに過ぎない
図面と関連して以下の詳細な説明を読むと一層明らかに
なろう。
【0007】
【実施例】以下の説明及び特許請求の範囲で用いる「空
調スペース」という用語は、食品その他腐敗し易い物の
保存、工業製品の輸送のための適切な環境の維持、人の
快適感を得るためのスペースの空調等のための温度及び
/または湿度が調節されるべき任意のスペース(定置及
び輸送用途を含む)をいう。「冷凍装置」という用語
は、人の快適感を得るための空調システムと腐敗し易い
食品の保存及び工業製品の輸送のための冷凍システムの
両方を総称的に包含するのに用いられている。空調スペ
ースの温度を、選択した設定温度に調節する場合、空調
スペースの温度は、選択した設定温度に近い所定の温度
範囲に調節されることは言うまでもない。図1におい
て、常開の制御可能な弁が○印で示され、常閉の制御可
能な弁がマル印の中に“×”を付けて示されている。当
然のことながら、関連の電気または電子制御装置(以
下、「電気制御装置」という)の切替えにより、図示の
消勢状態を逆にすることができる。図1において弁に向
いた矢印は、弁が関連の電気制御装置によって制御され
ることを示している。
【0008】今図面を参照し、特に図1を参照すると、
本発明の教示に従って構成された冷凍装置10が示され
ている。冷凍装置10は、エコノマイザサイクルを有
し、吸込み口S、吐出し口D及び中間圧力ポートIPを
備えた冷媒圧縮機12を含む形式のものである。圧縮機
12は原動機14で駆動され、この原動機は好ましい実
施例では、一点鎖線で示すように圧縮機12に連結され
た水冷内燃機関、例えばディーゼルエンジンである。原
動機14はまた、単独又は予備の原動機として電動機を
含むのが良い。
【0009】圧縮機の高温ガス吐出しライン18によ
り、圧縮機12の吐出し口Dは、吐出しサービス弁22
を経て第1の制御可能な弁手段20に連結されている。
第1の制御可能な弁手段20は圧縮機高温ガス吐出しラ
イン18を、第1及び第2の高温ガスライン24,26
のうち選択したいずれか一方に連結する。図1に示すよ
うに、第1の制御可能な弁手段20は、常閉パイロット
電磁弁28及び三方弁30を含むのが良い。パイロット
電磁弁28は、例えばT管継手34を介して主吸込みラ
イン32を枝分かれさせることにより、圧縮機12の低
圧側を三方弁30に選択的に連結しており、吸込みライ
ン32は吸込みラインサービス弁36を経て圧縮機12
の吸込み口Sに連結されている。パイロット電磁弁28
は、全体を矢印29によって示す手段を介して電気制御
装置38によって操作自在に制御される。パイロット電
磁弁28を消勢して閉鎖すると、三方弁30は圧縮機高
温ガス吐出しライン18と第1の高温ガスライン24と
を相互に連結し、電気制御装置38がパイロット電磁弁
28を付勢して開放すると、三方弁30は圧縮機の圧力
によって動作して圧縮機高温ガス吐出しライン18と第
2の高温ガスライン28を相互に連結する。
【0010】第1及び第2の高温ガスライン24,26
は高温圧縮機吐出しガスを冷却回路40及び加熱回路4
2にそれぞれ差し向ける。冷却回路40は、凝縮器コイ
ル46及び凝縮器用送風手段48を含む主冷媒凝縮器手
段44を有する。第1の高温ガスライン24は凝縮器コ
イル46の入口側に連結され、出口側は、逆止弁54を
含む主液体ライン52を介して冷媒受液器50の入口5
1に連結されている。冷却回路40及び主液体ライン5
2は、受液器50の出口53から、冷媒ハイドレータま
たは乾燥機58、エコノマイザ熱交換器手段60及び第
2の制御可能な弁手段62、例えば矢印63で指示する
手段により電気制御装置38によって操作自在に制御さ
れる常開電磁弁を経て、蒸発器の膨張弁56の入口側に
連結されている。
【0011】エコノマイザ熱交換器手段60は第1及び
第2の冷媒流路64,66を有し、第1の冷媒流路64
は液体ライン52内の熱交換器コイル68を有する。第
2の冷媒流路66は、熱交換器コイル68を包囲するよ
う配置されたシェルまたはハウジング70を含み、シェ
ル70は冷媒入口72及び冷媒出口74を有する。第2
の流路66はT管継手76及び導管77を経て主液体ラ
イン52から枝分かれし、エコノマイザ膨張弁78はT
管継手76とシェル入口72との間で導管77に連結さ
れている。かくして、主液体ライン52を流通している
液状冷媒の一部は、エコノマイザ膨張弁78を通って第
2の冷媒流路66内へ差し向けられ、冷媒をシェル70
内で膨張させ、熱交換器コイル68を通って流れる液状
冷媒を過冷することによりエコノマイザサイクルを生じ
させる。シェル出口74は、補助吸込みライン80及び
サービス弁82を経て圧縮機12の中間圧力ポートIP
に連結されている。シェル70内の冷媒は、圧縮機の吸
込み口Sに戻っている冷媒よりも圧力が高く、かくして
より高い圧力の中間ポートIPに戻される。
【0012】エコノマイザ熱交換器手段60は、熱をエ
コノマイザ熱交換器手段60を流通している冷媒に選択
的に追加するための加熱手段84を更に有する。原動機
14が液体冷却式内燃機関である本発明の好ましい実施
例では、加熱手段84は、全体を矢印89で示す手段を
介して電気制御装置84によって操作自在に制御される
常閉電磁弁であるのが良い第3の制御可能な弁手段83
を経て液体冷却剤を原動機14から受け入れるよう連結
された加熱または水ジャケット86を有する。原動機1
4と関連のある液体冷却剤回路からの液体冷却剤は、第
1の液体流れ導管90を経て水ジャケット86の入口側
に流入し、液状冷却剤は水ジャケット86から第2の液
体流れ回路94を経て水ポンプ92に戻される。弁88
及び導管90は原動機14と関連のあるサーモスタット
Tを通らないで原動機14の液体回路に連結されてい
る。第2の冷媒流路66を通る冷媒の流量は、熱量球9
6で指示されるように出口74のところの冷媒温度の関
数としてエコノマイザ膨張弁78によって制御される。
【0013】原動機14が電動機である場合、水ジャケ
ットではなくて加熱ジャケット86は、電気抵抗コイル
であるのが良く、第3の制御可能な弁手段88に代えて
オン/オフスイッチを用いる。また、好ましくは熱をシ
ェル70の外部に加えている間、液状冷媒冷却剤はシェ
ル70内に配置された熱交換器コイルに差し向けられ、
電気抵抗をシェル70の外部を加熱するのではなくシェ
ル70内に配置するのが良いことはいうまでもない。
【0014】冷却回路40は、冷却回路40の高圧側と
低圧側を互いに分離する蒸発器用膨張弁56から、冷媒
を蒸発器手段100に分配する冷媒分配器98を介して
連続している。蒸発器手段100はディストリビュータ
98から冷媒を受け入れる複数の流路を備えた蒸発器コ
イル102及び蒸発器用送風手段104を有する。送風
手段104は空気を全体を106で示す空調スペースと
蒸発器コイル102との間で空気を循環させる。蒸発器
102の出口側は冷媒を圧縮機12の吸込み口Sに戻す
よう上述の主吸込みライン32に連結されている。エコ
ノマイザ熱交換器手段60の第1の流路64を通る流量
はかくして、蒸発器膨張弁56によって制御され、それ
により熱量球107によって指示されるように蒸発器コ
イル102から出た冷媒蒸気の加熱の度合いに応じて流
量を調節する。
【0015】加熱回路42は、第2の高温ガスライン2
6、補助凝縮器108及び補助液体ライン110を有し
ている。補助凝縮器108は蒸発器手段100と関連し
ており、かくして空調スペース106と熱交換関係にあ
る。第2の高温ガスライン26は補助凝縮器108の入
口側に連結され、補助凝縮器108の出口側は補助液体
ライン110に連結されている。補助液体ライン100
はT管継手112を経て主液体ライン52から枝分かれ
しており、逆止弁114は、主液体ライン52から補助
凝縮器108への流れを防止するよう補助液体ライン1
10中に設けられている。
【0016】本発明の好ましい実施例では、補助凝縮器
108は互いに直列に連結された第1及び第2の部分1
16,118に分けられ、これら部分116,118は
それぞれ熱を空調スペース106に加えるための霜取り
パンヒーターコイル及び加熱コイルとして機能する。図
2は、蒸発器手段100及び補助凝縮器手段108の適
当な具体的構成例の略図であり、加熱コイル118は、
蒸発器コイル102を構成する複数の列または流路のう
ち1つの列または冷媒流路を用いて構成される。矢印1
20で指示する空調スペース106からの戻り空気は、
送風手段104によってプレナム122内へ引き込ま
れ、蒸発器コイル102の流路及び補助凝縮器108と
関連のある1または2以上の流路を含む複数の冷媒流路
を通って流れるようになり、加熱コイル118は上述の
蒸発器コイル102を構成する構造体内で熱交換器間の
列のうち1または2以上である。プレナム122を通る
空気の流れ方向に対する加熱コイル118の位置は、冷
凍装置10の特定の用途に応じて定まる。用途上、脱水
が必要であれば、図2に示すように、流入空気に最も近
い管位置または列を選択することになる。脱水が必要で
なければ、選択された列を中央に配置して蒸発器コイル
102の霜取りサイクルの能力を高めるのが良い。しか
しながら空気の流れの流入側に加熱コイル118が近接
している場合でも、霜取りは迅速に行われる。というの
は、霜取り中、電気制御装置38によって制御される制
御可能な霜取りダンパ124が閉鎖されているからであ
り、この霜取りダンパ124は蒸発器コイル102を構
成する管束の列のほぼ全てに迅速に空気を循環させ、熱
を加熱コイル118から構造体の全ての列に迅速に分散
させる。矢印124で指示された吐出しまたは調和空気
は送風手段104によって空調スペース106内へ送り
戻される。戻り空気及び吐出し空気の温度センサ12
8,130は電気制御装置38のための制御信号を発生
させる。図1に示すように、周囲空気温度センサ132
もまた電気制御装置38への入力を発生させることがで
きる。
【0017】本発明の望ましい実施例では、冷媒ベント
ライン133が設けられ、ベントライン133は符号1
34で示すように所定のオリフィスサイズを有してい
る。ベントライン133は、冷却サイクル中、吸込み圧
力を加熱回路42に及ぼすよう連結されており、それに
より冷凍装置につき冷媒に課される全体的な要件を増す
ことなく、加熱回路42内に取り込まれた冷媒を冷却回
路40内へ強制的に送り込むことによって冷却サイクル
の能力を高める。冷媒ベントライン133は、三方弁3
0と逆止弁114との間の回路、即ち第2の高温ガスラ
イン26、補助凝縮器108及び補助液体ライン110
を含む加熱回路42と、冷却回路40の低圧側、即ち蒸
発器膨張ベントライン56の出口側と圧縮機12の吸込
み口Sとの間の冷却回路との間に連結されている。本発
明の好ましい実施例では、霜取りパンコイル116は加
熱コイル118と直列に連結され、冷媒ベントライン1
33はコイル116と118との間の接合部またはT管
継手136から2つの所定の点のうち一方に連結されて
いる。図1に示す本発明の実施例では、ベントライン1
33は冷媒分配器98に連結されている。図6(これに
ついては後述する)は他方の所定の点を示している。こ
れら好ましい構成を用いると、ベントライン133の長
さが最短になり、しかも霜取りサイクル中ベントライン
133を霜取りできるという利点が得られる。加熱/霜
取りサイクル中、ベントライン133はキャパシティロ
スを生じるので、ベントオリフィス134は加熱/霜取
りサイクル中、このキャパシティロスを最小限に抑える
ために好ましくは約0.03〜0.1インチ(0.8〜
2.5mm)の範囲であるように選択されている。
【0018】本発明の別の好ましい実施例では、圧縮機
油ドレンライン138がシェル70の低点140から2
つの所定点のうち一方に連結されている。図1に示す本
発明の実施例では、補助吸込みライン80の高さ方向に
おいてより低い点に連結され、補助吸込みライン80へ
のより低い高さ位置での連結部はT管継手142で示さ
れている。図6(これについては後述する)は、ドレン
点140よりも補助吸込みライン80の高さ方向におい
てより高い点である他方の所定点を示している。圧縮機
12からの排出後、高温ガスと共に装置内へ運び込まれ
る圧縮機油は少なくとも一部がシェル70内の液状冷媒
と混和しやすい。シェル70内に溜った圧縮機油は、シ
ェル70内で起る満液方式の蒸発と熱交換器コイル68
との間の伝熱効率を低下させる。ドレンライン138の
図1の実施例では、ドレンライン138は外径(OD)
が0.25インチ(6.35mm)でありオリフィスが
0.09インチ(2.3mm)である管材を用いて構成
すると十分に機能することが判明した。かくしてドレン
ライン138を用いると、シェル内の圧縮機油の濃度を
減少させることができ、その時点における運転条件に応
じて伝熱効率が21%〜60%増大するという利点が得
られる。また、ドレンライン138は計量した量の液状
冷媒を圧縮機12に戻し、油及び液体冷媒を中間圧力ポ
ートIP内へ注入する。計量した量の液体冷媒は蒸発し
て圧縮機を冷却し、圧縮機12の排出温度を所望の限度
内に保つ。
【0019】中間圧力ポートIPを備える圧縮機では通
例のことであるが、エコノマイザバイパス弁と呼ばれる
常閉の制御可能な弁144が設けられ、この制御可能な
弁144は開放するとエコノマイザ冷媒蒸気を吸込み口
Pにバイパスさせる。バイパス弁144は全体を矢印1
47で示す手段を介して電気制御装置38によって操作
自在に制御される。弁144は圧縮機12の内部に配設
されても、図示のように外部に配設されても良く、弁1
44は補助吸込みライン80及び主吸込みライン32か
ら枝分かれさせるT管継手146と148との間に連結
されている。エコノマイザバイパス弁144の通常の使
用状態は、圧縮機の圧送能力が制限されないようにする
ため加熱/霜取りサイクル中は開放状態であることが必
要である。加熱/霜取りサイクル中、吸込口Sへの通常
流れは遮断される。もし圧縮機12が中間圧力ポートI
Pを通して圧送するだけであるならば、圧送能力を制限
しても良く、また主吸込みラインに真空が引かれる。開
放状態のバイパス弁144を介する補助吸込みラインと
主吸込みラインとの間の開放ラインにより、これらの問
題点が解決される。また、バイパス弁144は、設定温
度に達したときに空調スペース106内の温度調節を行
うことができるよう圧縮機12をアンロードするため冷
却サイクル中、温度制御アルゴリズムの一部として開放
するのが良い。空調スペース106の設定温度は、電気
制御装置38への入力を発生する設定温度セレクタ14
5で設定される。
【0020】本発明の望ましい実施例では、エコノマイ
ザバイパス弁144は、原動機14が内燃機関である場
合、もう1つの機能、即ちエンジン負荷管理を行うこと
ができる。エンジン冷却剤の温度及び排気温度を妥当な
限度内に維持することが望ましい。特に周囲温度は高い
ときにエンジン14に加わる負荷が過剰である場合、エ
ンジン14をアンロードして所望の限度を維持すること
が望ましい。かくして、本発明の教示によれば、エンジ
ン14に対する負荷をモニターし、負荷が所定値を上回
るとバイパス弁144を電気制御装置38によって開放
し、弁144は、モニターした負荷が所定の小さな値よ
り小さくなるまで開放状態のままである。例えば、圧縮
機の吐出し圧力をモニターすることによりエンジン14
に対する負荷をモニターするのが良い。吐出し圧力セン
サー150により、圧縮機吐出し圧力の示度又は指示値
を電気制御装置38に与える。吐出し圧力が所定値、例
えばR22冷媒について360psig(2482ゲー
ジkPa)の値に達すると、電気制御装置38はエコノマ
イザバイパス弁144を付勢してこれを開放しエンジン
14をアンロードする。吐出し圧力が所定値、例えばR
22については314psig(2165ゲージkPa)
に下がると電気制御装置38はバイパス弁144を消勢
してこれを閉鎖する。エンジン負荷の別の示度、例えば
エンジン冷却剤回路154と連携した温度センサー15
2によって検出されるエンジン冷却剤温度を用いても良
い。例えば、210°F(101°C)に至るエンジン
冷却剤温度の上昇を利用して弁144の開放を開始する
のが良く、これに対して209°F(93°C)への温
度低下により閉鎖を開始させることができる。また、排
気温度を用いると排気導管158と関連した温度センサ
ー156によって検知されるエンジン負荷を支持でき
る。例えば、850°F(454°C)に至る排気温度
の上昇により、弁144の開放を開始させることがで
き、800°F(426°C)への温度の低下により閉
鎖を開始させることができる。
【0021】本発明の別の実施例では、圧縮機を冷却す
るためにエンジン冷却剤が用いられる。圧縮機12が高
圧力比で圧縮を行っており且つ冷媒の比熱が高い場合、
圧縮機12は吐出し温度を制限するために冷却をある程
度必要とし、そこで吐出しサービス弁22にネオプレン
または類似材料のOリングシールを用いるのが良い。圧
縮機の冷却は、圧縮機12から油を得て、この油を油冷
却器160内で冷却しそしてこの油を中間点で圧縮機1
2に注入して戻すが、その作用効果によりシャフトシー
ルが潤滑される。エンジン冷却剤は好ましくはエチレン
グリコールと水の溶液である。例えエンジン及び圧縮機
の冷却要件が互いに異なるものであっても、単一のサー
モスタットを用いてエンジンと圧縮機油の両方を冷却す
ることが望ましい。圧縮機12及びエンジン14は共に
熱すぎても、冷たすぎてもいけず、圧縮機12を大抵の
作動状態の間、エンジン14よりも一層早く昇温する。
【0022】もっと具体的に述べると、入口161及び
出口163を備えた圧縮機油冷却器160が設けられ、
この油冷却器160は、導管166,168を介して圧
縮機油溜め164に連結された熱交換器コイル162を
有する。水ジャケット170が熱交換器コイル162を
包囲し、水ジャケット170はエンジン冷却剤回路15
4に連結されている。エンジン冷却剤回路154は、上
述の冷却剤ポンプ92だけではなくて、サーモスタット
172、ラジエータ174及び膨張タンク176をも有
している。エンジン冷却剤は膨張タンク176内で符号
177で示されている。図示のように、水ジャケット1
70は、導管178を介してサーモスタット172から
冷却剤を受け取って冷却剤を導管180によってポンプ
92に戻すよう連結するのが良い。
【0023】図3及び図4は、エンジン冷却剤回路15
4内への油冷却器160の連結に関連した本発明の望ま
しい実施例を示している。図3はバイパス式のサーモス
タット182の使用に関する。バイパスサーモスタット
182は第1の入口184、第2の入口186及び出口
188を有している。バイパスサーモスタットが最初に
入口186を閉鎖し、冷却剤が全てラジエータ174を
バイパスするようにしてついには冷却剤の温度が所定値
まで上がり、その時点で入口186が開き始め入口18
4が閉じ始める。所定の高い温度では、サーモスタット
入口184は実質的に閉じられ、入口186は実質的に
完全に開かれ、全ての冷却剤はラジエータ174を通っ
て循環することになる。サーモスタット182の位置と
は無関係に何時でも一定流量の冷却剤が油冷却器160
を通って流れるようにするために、水ジャケットは、サ
ーモスタット182及びラジエータ174から見て下流
側に位置するサーモスタット186の出口188に連結
されている。
【0024】図4は、単一の入口192及び単一の出口
194を備えたチョーク式のサーモスタット190を用
いる構成を示している。チョーク式サーモスタット19
0は所定温度以下ではほぼ完全に閉じられており、所定
温度に達すると、開き始め、所定の高い温度で完全開放
位置に達する。図3の実施例に示すように油冷却器16
0をラジエータ174及びサーモスタット182から見
て下流側に連結するのではなく、図4の実施例では、油
冷却器160はサーモスタット190の上流側に、即ち
サーモスタット190の入口192の前で液体冷却剤回
路154に分流させるT管継手196の所に連結されて
いる。かくして、油冷却器160はサーモスタット19
0の内部流れ位置とは無関係に冷却剤の流れを受け入れ
る。
【0025】上述の特徴を有し、圧縮機12に対する種
々の熱交換器及び原動機14が経済的に寸法決めされて
いる冷凍装置10を構成して作動させるため、それと同
時に圧縮機の吐出し圧力及び温度並びにエンジンの負荷
を制御下に保つようにするために、エコノマイザバイパ
ス弁144に関する上述の任意的なエンジン負荷管理に
よる使用に加えて、或る形式のキャパシティ制御を行う
ことが望ましい。これを達成するのに最も簡単な方法
は、冷凍装置の低圧側、即ち吸込み側において、例えば
吸込みライン絞り弁か、または最高作動圧力(MOP)
蒸発器膨張弁のかのいずれかで圧力降下を生じさせるこ
とである。しかしながら、吸込みライン絞り弁またはM
OP蒸発器膨張弁を用いて圧縮機吐出し圧力及び温度並
びにエンジン負荷を制御下に保つためには、冷却モード
と加熱/霜取りモードのうち一方は絞りが大きすぎると
いう不都合を生じることになる。というのは2つのモー
ドに関する所望の圧力効果が互いに異なるからである。
【0026】本発明の好ましい実施例では、蒸発器膨張
弁56とエコノマイザ膨張弁78の両方に、各々、関連
の作動モードについて最適である作動圧力最大設定値を
もつMOP膨張弁を与えることにより、弁を追加しなく
ても、吸込み圧力制御に関して妥協点を見いだす必要が
なくなる。MOP蒸発器膨張弁56はかくしてエコノマ
イザMOP膨張弁の設定値と比較して比較的低い設定値
を有し、蒸発器MOP膨張弁56は冷却サイクル中、最
高圧縮機作動圧力を制御し、エコノマイザMOP膨張弁
78は加熱/霜取りサイクル中、最高圧縮機作動圧力を
制御する。例えば、R22の冷媒では、主MOP膨張弁
56は通常、10psia〜50psia(68.96
絶対kPa〜344.7絶対kPa)の範囲内での或る特定
の最高圧力をもたらすよう設定され、これに対してエコ
ノマイザMOP膨張弁は通常、60psia〜100p
sia(413.7絶対kPa〜689.5絶対kP
a)の範囲内の或る特定の最高圧力をもたらすよう設定
されている。
【0027】図5は、本発明の教示に従って実行される
作動モードを備え、原動機14または圧縮機12の運転
を停止させることなく空調スペース106の温度を設定
温度に近いナル温度範囲内に円滑に維持する複数の選択
可能なナル作動モードを含む制御アルゴリズム198を
示している。この構成によれば、蒸発器用送風手段10
4により常時一定の空気量が確保され、空調スペース1
60のどこでも実質的に一定の温度が維持される。かく
して、空調スペース内に保存された腐敗し易い積荷のト
ップフリージング(top freezing)の恐れなく、設定温
度に非常に近い温度に制御することができる。
【0028】図5の制御アルゴリズム198の左側は、
空調スペース106内の温度が低下している場合の作動
モード間の制御誤差切換え点を示し、右側は空調スペー
ス106内の温度が上昇している場合の制御誤差切換え
点を示している。電気制御装置38は、温度センサー1
28,130のいずれか一方或いは両方によって検知さ
れる空調スペース106の温度と設定温度SPとの間の
差の関数として制御誤差を計算する。
【0029】図5はまた、制御アルゴリズムの互いに異
なる作動モードを実行する制御可能な弁28,62,8
8,144の開放/閉鎖パターンを示している。“C”
は関連の弁が閉鎖し、“O”は弁が開放していることを
示し、バイパス弁144の“X”は圧縮機12をロード
したりアンロードすることにより追加の同調温度の微調
整が可能なよう開閉できることを示している。例えば、
滑り弁、スロット弁または持上げ弁を備えた圧縮機12
の内部アンローディング、即ち押退け量の減少により、
当該技術分野で周知のように温度の微調整を行うのが良
い。
【0030】空調スペース106の温度は初期のプルダ
ウン(引下げ)の段階にあり、かくして冷凍装置10は
完全または最高冷却状態にあると見なされよう。原動機
14が内燃機関である場合、エンジン速度は通常は、高
速、低速と呼ばれる2つの速度の間で電気制御装置38
によって制御され、温度引下げが高速冷却モード200
で開始されて最高冷却状態が得られるようになる。パイ
ロット電磁弁28が閉鎖されて、三方弁30が冷却回路
40を選択するようにし、液体ライン弁62が開き、蒸
発器コイル102が冷却モードで機能できるようにな
り、エンジン冷却剤弁88が閉じられて、エコノマイザ
熱交換器60に熱が加わらないようにし、エコノマイザ
バイパス弁144が閉じられることになる。かくして、
液体高圧冷媒はシェル70によって構成される第2の冷
媒流路内の冷媒の膨張中の満液式蒸発状態により熱交換
器コイル68内で過冷されることになる。冷媒は吸込み
口S及び中間圧力ポートIPの両方を介して圧縮機12
に戻る。
【0031】制御誤差が符号202で示す点まで下がる
と、エンジン14は、制御可能な弁開放/開放パターン
に変化なくその2つの標準的な作動速度のうちの低い方
に切り換えられ、かくして低速冷却作動モード204に
入る。
【0032】符号206で示す制御誤差がさらに低い状
態では、低速部分または減少冷却モード208が、エン
ジン冷却剤弁88の開放により開始される。かくして、
熱交換器コイル68内の高圧液状冷媒の過冷の度合いは
減少し、空調スペース106の冷却速度が減少し、そこ
でより遅く且つ一段と制御された速度で設定温度SPに
近付く。
【0033】設定温度SPに達すると、設定温度SPに
近いナル温度範囲に入り、このナル温度範囲は本発明の
好ましい実施例では、複数の互いに異なるナル作動モー
ド、例えば第1の作動モード210、第2の作動モード
212、第3の作動モード214に分けられており、各
ナル作動モードはそれぞれ制御可能な弁位置の互いに異
なる開放/閉鎖パターン211,213,215によっ
て実行される。第1のナルモード210は設定点SPで
開始され、第2のナル作動モード212は点216で示
す僅かに大きな制御誤差で開始され、第3のナル作動モ
ード214は点218で示すより大きな制御誤差で開始
される。原動機14及び圧縮機12はこれら3つ全ての
ナル作動モードの間、動作状態のままであり、エンジン
14は低速設定状態を維持する。
【0034】設定点SPに最も近い第1のナルモード2
10では、蒸発器100内で加熱と冷却の両方が起り、
低速部分冷却モード208に急激に戻るのを防止するた
め冷却に重点が置かれる。また冷却に重点が置かれるこ
とにより、或る程度の減湿が行われる。第1のナル作動
モードを実行するに当たり、パイロット電磁弁28を開
いて高温圧縮機排出ガスの流れを加熱回路42に切り換
え、その間液体ライン弁62を開放位置に維持して冷却
が蒸発器102内で起ることができるようにする。換言
すると、流路が、第2の高温ガスライン26、補助凝縮
器108、受液器50、熱交換器コイル68を通って流
れる液状冷媒を過冷するエコノマイザ熱交換器60を通
る流路64と66の両方、膨張弁56及び蒸発器コイル
102を含み、冷媒は吸込み口Sと中間圧力ポートIP
の両方に戻される。
【0035】ナル作動モードを終了させる制御誤差の間
の中間の第2のナルモード212では、蒸発器手段10
0内では冷却も加熱も行われず、エンジン冷却剤177
は水ジャケット86を通って循環し、シェル70内の冷
媒を、圧縮機12に戻ることができるよう完全蒸発状態
に保ち、それと同時にエンジン冷却剤の所望の冷却を行
う。第2のナル作動モード212を実行するに当たり、
パイロット電磁弁28を閉鎖して高温圧縮機排出ガスを
第1の高温ガスライン24に戻るよう切り換え、それに
より補助凝縮器108が空調スペース106に熱を加え
ないようにし、液体ライン弁62を閉鎖して蒸発器コイ
ル102が空調スペース106から熱を奪わないように
し、そしてエンジン冷却剤弁88を開放してエンジン冷
却剤がシェル70内の冷媒に熱を捨てることができるよ
うにする。またバイパス弁144を開いて冷凍装置10
の吸込み側が真空内へ引かれないようにすることができ
る。
【0036】かくして、第2のナル作動モード212で
は、冷却剤流れ回路は、高温ガスライン18,24、凝
縮器46、受液器50、エコノマイザ熱交換器手段60
を通る第2の流路66、補助吸込みライン80及び主吸
込みライン32を含む。
【0037】第3のナル作動モード214はこれまた、
蒸発器手段100内で加熱と冷却の両方を行うが、これ
は第1の作動モード210と類似しているけれども第1
のナル作動モード204よりも一層多量の熱が冷媒に加
えられるようになり、作動モードがナルモード212か
らナルモード214に切り換わるときにエンジン冷却剤
弁88が開放状態のままであるようにすることにより、
空調スペース106の温度をナル温度範囲内に維持する
ようにする。かくして、第3のナル作動モード214を
実行するに当たり、パイロット電磁弁28を開いて加熱
回路42を選択し、液体ライン電磁弁62を開き、そし
てエンジン冷却剤弁88が開放状態のままであるように
する。冷媒流路は第1のナル作動モード204に関して
説明したのと同一であり、熱交換器コイル68内の液状
冷媒の過冷の度合いが低くなる。或る程度の冷却が蒸発
器100内で行われるので或る程度の減湿も行われる。
【0038】かくして、ある任意の時点において、制御
誤差が設定温度に近い場合、空調スペース106の熱損
失または熱利得にマッチングしようとする関連のナル作
動モードが選択され、蒸発器102及び補助凝縮器10
8によって熱が空調スペースに加えられたりこれから奪
われたりする。
【0039】もし第3のナル作動モード214が制御誤
差の増大を抑えることなく、第3のナル作動モード21
4で必要な熱よりも一層多量の熱が必要であることが示
されると、符号220で示された制御誤差の値より低速
部分加熱モード222が開始され、それによりパイロッ
ト電磁弁28が、液体ライン弁62及びエンジン冷却剤
弁88が閉鎖されている間、開放状態を保つことができ
る。また、エコノマイザバイパス弁144を開くと、圧
縮機の圧送能力の制限が防止されると共に真空が吸込み
ライン32内に引かれるのが防止される。冷媒流路は、
高温ガスライン18,26、補助凝縮器108、補助液
体ライン110、受液器50、エコノマイザ熱交換器6
0を通る第2の冷媒流路66、補助ライン80、及び補
助吸込みライン80、主吸込みライン32を含む。
【0040】もし制御誤差が増大し続け、符号224で
示す値に達すると、より高い加熱度で低速の加熱モード
22に入り、エンジン冷却剤弁88を開放することによ
り追加の熱が加えられる。パイロット電磁弁28及びバ
イパス弁144は開状態を保ち、液体ライン弁62は閉
鎖状態のままである。冷媒流路は部分熱作動モード22
2と同一である。
【0041】もし制御誤差が増大し続け、符号228で
示す値に達すると、エンジン14を2つの作動速度のう
ちの高い方、即ち高速熱作動モード230に切り換える
ことにより最高加熱状態が達成される。弁開放/閉鎖パ
ターンは、低速熱作動モード226のものと同一のまま
である。
【0042】空調スペース106内の温度の上昇によ
り、今説明した作動モードは、僅かに異なる制御誤差
で、即ち制御アルゴリズムを高い方へ逆の順序で入り、
直前の作動モードに迅速にスイッチバックするのを防ぐ
ヒステリシスを与える。
【0043】図6は、使用することができる図1の冷凍
装置10の2つの望ましい変形例を示している。図6と
図1の同一の符号は同一の構成要素を示すものとし、類
似しているが変更を施した構成要素には図6ではプライ
ム記号が付けられている。第1の変形例はベントライン
133に関連している。ベントライン133の第2の端
を冷媒分配器98に連結する代わりに、これを、主吸込
みライン32に設けられていて、蒸発器コイル102か
ら見て下流側に位置し、蒸発器コイル102と熱量球1
07との間のT管継手197に連結している。この構成
は図1の実施例と比べて、分配器98内における分配管
と関連のある圧力降下を回避できるという点で有利であ
る。
【0044】第2の変形例は油ドレンライン138と関
連している。図1に示しているように冷凍装置10の一
時的な検査の間、冷凍装置10をボックス温度が70°
F(21.1°C)、周囲温度120°F(48.9°
C)の状態で低速冷却モードで動作させた。次に、圧縮
機12の運転を停止した。圧縮機12がオフの間、ボッ
クス温度を35°F(1.67°C)の状態に維持しな
がら、周囲を数時間の間、−25°F(−31.67°
C)に変化させた。かかる作業の間、冷媒は低温の周囲
に移動し、かくして凝縮器コイル46は通常な任意の構
成要素のうち最も早いものを冷却する。しかしながらこ
のようにならなかった。というのは、出口140の下方
で補助吸込みライン上の点に連結された油戻りドレンラ
イン138により、エコノマイザ液体が圧縮機12に流
れることができたからである。かくして、圧縮機12は
凝縮器コイル40よりも一層早く冷却し、大抵の冷媒液
体は圧縮機12内で終わった。各種条件におけるこの急
激な変化は、実際の作動条件の間では起こりにくい。し
かしながら、例えかかる過酷な試験の間においても、図
6に示す油ドレン構成によってこの望ましくない結果を
防止することができる。ドレンライン138′はドレン
点140のレベルの上方で上方に延びるよう差し向けら
れ、液体ライン77と熱交換関係にあるが、それにより
油戻りラインは油冷媒液体リフトまたはパーコレータと
して機能する。枝分かれ点であるT管継手142′は、
ドレン点140の上方の高さ位置で補助吸込みライン8
0上に位置する。ドレンライン138′の図6の実施例
は、油濃度をエコノマイザ熱交換器60内で低い状態に
保ち、圧縮機12の運転が停止すると、ドレンライン1
38′は液状冷媒を圧縮機12内へ流れ出ないようにな
る。高圧凝縮温度液体ライン77は部分的に沸騰する液
状冷媒−油溶液によって過冷される。ドレンライン13
8′の垂直油リフト部分は外径が0.25インチ(6.
35mm)の1本または2本以上の管によって構成さ
れ、油戻りラインの水平部分は外径が0.375インチ
(0.95mm)の管である。またドレンライン13
8′の図6の実施例は、図1の実施例の温度制御に関す
る利点をもっており、エコノマイザ吸込み温度を直接制
限すると共に排出温度を間接的に制限する。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示に従って構成された冷凍装置の略
図であり、冷凍装置がエコノマイザサイクルを有する図
である。
【図2】空調されるべきスペースと直接関連している図
1に示す装置の部分の具体的構成例の概略詳細図であ
る。
【図3】冷媒圧縮機によって利用される潤滑油の冷却と
関連していて、エンジン冷却剤及びバイパスタイプの単
一サーモスタットを用いる図1に示す冷凍装置の変形例
を示す図である。
【図4】冷媒圧縮機によって利用される潤滑油の冷却に
関連していて、エンジン冷却剤及びチョーク式の単一の
サーモスタットを利用する図1の冷凍装置のもう1つの
変形例を示す図である。
【図5】本発明の教示に従って具体化された加熱作動モ
ード、冷却作動モード、ナル作動モードを備える制御ア
ルゴリズムを示す図である。
【図6】本発明の教示に従って構成された図1に示す冷
凍装置の別の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 冷凍装置 14 原動機 18 吐出しライン 20 制御可能な弁手段 32 主吸込みライン 44 凝縮器 52 主液体ライン 56 蒸発器膨張弁 60 エコノマイザ熱交換器手段 64,66 冷媒流路 78 エコノマイザ膨張弁 80 補助吸込みライン 106 空調スペース 108 補助凝縮器 110 補助液体ライン 160 油冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スン エル ウォン アメリカ合衆国 ミネソタ州 バーンズビ ル ホリゾンロード 2405 (72)発明者 デビッド ハットン テイラー アメリカ合衆国 ミネソタ州 ミネアポリ ス ノースイーストセカンドストリート 306 (72)発明者 リー ジョン エリクソン アメリカ合衆国 ミネソタ州 イーガン ハライトレーン 4061 (72)発明者 ピーター ダブリュー フロインド アメリカ合衆国 ミネソタ州 ブルーミン トン ウエストナインティナインスストリ ート 5700

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出し
    口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガス
    圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライン
    と、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高温
    ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を備
    えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライン
    に連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸発
    器と、蒸発器膨張弁と、蒸発器膨張弁と蒸発器との間に
    設けられた冷媒分配器と、空調スペースと関連していて
    第2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、
    第1及び第2の冷媒流路を備え、入口及び出口を備えた
    シェルによって第2の冷媒流路の一部が構成されている
    エコノマイザ熱交換器手段と、第2の冷媒流路を通る冷
    媒の流量を制御するようシェル入口に連結されたエコノ
    マイザ膨張弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1の冷
    媒流路を介して主凝縮器を蒸発器膨張弁に連結する主液
    体ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手段に
    連結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込み口
    に連結する主吸込みラインと、シェル出口を圧縮機の中
    間圧力ポートに連結する補助吸込みラインと、主流体ラ
    インをそれぞれ遮断したり開放する第1の位置及び第2
    の位置を備えた第2の制御可能な弁手段とを有し、シェ
    ルが圧縮機によって冷凍装置内に運び込まれる油を備え
    ている冷凍装置の作動方法において、シェルの低い点か
    らのドレンラインを補助吸込みラインの一段と低いライ
    ンに連結し、シェル内の圧縮機油を計量された流量の液
    状冷媒と一緒にドレンラインを介して圧縮機に戻し、シ
    ェルからの油の除去によりエコノマイザ熱交換器の第1
    及び第2の冷媒流量との間における伝熱効率を向上さ
    せ、圧縮機への計量された流量の液状冷媒により圧縮機
    の吐出し温度を制限することを特徴とする作動方法。
  2. 【請求項2】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出し
    口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガス
    圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライン
    と、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高温
    ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を備
    えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライン
    に連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸発
    器と、蒸発器膨張弁と、蒸発器膨張弁と蒸発器との間に
    設けられた冷媒分配器と、空調スペースと関連していて
    第2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、
    第1及び第2の冷媒流路を備え、入口及び出口を備えた
    シェルによって第2の冷媒流路の一部が構成されている
    エコノマイザ熱交換器手段と、第2の冷媒流路を通る冷
    媒の流量を制御するようシェル入口に連結されたエコノ
    マイザ膨張弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1の冷
    媒流路を介して主凝縮器を蒸発器膨張弁に連結する主液
    体ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手段に
    連結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込み口
    に連結する主吸込みラインと、シェル出口を圧縮機の中
    間圧力ポートに連結する補助吸込みラインと、主流体ラ
    インをそれぞれ遮断したり開放する第1の位置及び第2
    の位置を備えた第2の制御可能な弁手段とを有し、シェ
    ルが圧縮機によって冷凍装置内に運び込まれる油を備え
    ている冷凍装置の作動方法において、シェルの低い点か
    らのドレンラインを補助吸込みラインの高い点に連結
    し、ドレンラインを補助液体ラインと熱交換関係で上方
    に差し向けて液状冷媒−油混合物について濾過作用と揚
    力を生じさせ、シェル内の圧縮機油を計量された流量の
    液状冷媒と一緒にドレンラインを介して圧縮機に戻し、
    シェルからの油の除去によりエコノマイザ熱交換器の第
    1の冷媒流路と第2の冷媒流路との間の伝熱効率を向上
    させると共に圧縮機内への計量された流量の液状冷媒の
    流入により圧縮機の吐出し温度を制限することを特徴と
    する作動方法。
  3. 【請求項3】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、入口及び出口を備えた圧縮機油冷却器
    を含む冷媒圧縮機と、液体冷却剤及びサーモスタットと
    ラジエータを含む冷却剤流れ回路を備えたエンジンを含
    む圧縮機用原動機とを有する冷凍装置の作動方法におい
    て、第1の入口、第2の入口及び出口を備えたバイパス
    タイプのサーモスタットを用意し、サーモスタットの出
    口を圧縮機油冷却器の入口に連結し、第1及び第2の入
    口への相対的流量の如何にかかわらず一定量のエンジン
    冷却剤を油冷却器に与えることを特徴とする作動方法。
  4. 【請求項4】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、入口及び出口を備えた圧縮機油冷却器
    を含む冷媒圧縮機と、液体冷却剤及びサーモスタットと
    ラジエータを含む冷却剤流れ回路を備えたエンジンを含
    む圧縮機用原動機とを有する冷凍装置の作動方法におい
    て、単一の入口及び単一の出口を備えたチョークタイプ
    のサーモスタットを用意し、圧縮機油冷却器の入口をサ
    ーモスタットの入口の上流側でエンジン冷却剤流れ回路
    に連結し、サーモスタットを通る流量の如何にかかわら
    ず一定量の液体エンジン冷却剤を油冷却器に与えること
    を特徴とする作動方法。
  5. 【請求項5】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出し
    口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガス
    圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライン
    と、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高温
    ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を備
    えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライン
    に連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸発
    器と、蒸発器膨張弁と、空調スペースと関連していて第
    2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、第
    1及び第2の冷媒流路を備え、入口及び出口を備えたシ
    ェルによって第2の冷媒流路の一部が構成されているエ
    コノマイザ熱交換器手段と、第2の冷媒流路を通る冷媒
    の流量を制御するようシェル入口に連結されたエコノマ
    イザ膨張弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1の冷媒
    流路を介して主凝縮器を蒸発器膨張弁に連結する主液体
    ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手段に連
    結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込み口に
    連結する主吸込みラインと、シェル出口を圧縮機の中間
    圧力ポートに連結する補助吸込みラインと、主流体ライ
    ンをそれぞれ遮断したり開放する第1の位置及び第2の
    位置を備えた第2の制御可能な弁手段とを有する冷凍装
    置において、冷凍装置の作動中、圧縮機からの油がシェ
    ル内に運び込まれ、前記冷凍装置はシェルの低い点から
    補助吸込みラインの一段と低い点に連結されたドレンラ
    インを有し、ドレンラインは圧縮機油及び計量された量
    の液体冷媒をシェルから圧縮機に戻し、エコノマイザ熱
    交換器から圧縮機油を除去することによりエコノマイザ
    熱交換器手段の第1及び第2の冷媒流路の間の伝熱効率
    を向上させ、圧縮機内で蒸発する計量された量の液体冷
    媒の追加により圧縮機の吐出し温度を制限することを特
    徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、吸込み口、中間圧力ポート及び吐出し
    口を備えた冷媒圧縮機と、圧縮機用原動機と、高温ガス
    圧縮機吐出しラインと、第1及び第2の高温ガスライン
    と、高温ガス圧縮機吐出しラインを第1及び第2の高温
    ガスラインにそれぞれ連結する第1及び第2の位置を備
    えた第1の制御可能な弁手段と、第1の高温ガスライン
    に連結された主凝縮器と、空調スペースと関連した蒸発
    器と、蒸発器膨張弁と、空調スペースと関連していて第
    2の高温ガスラインに連結されている補助凝縮器と、第
    1及び第2の冷媒流路を備え、入口及び出口を備えたシ
    ェルによって第2の冷媒流路の一部が構成されているエ
    コノマイザ熱交換器手段と、第2の冷媒流路を通る冷媒
    の流量を制御するようシェル入口に連結されたエコノマ
    イザ膨張弁と、エコノマイザ熱交換器手段の第1の冷媒
    流路を介して主凝縮器を蒸発器膨張弁に連結する主液体
    ラインと、補助凝縮器をエコノマイザ熱交換器手段に連
    結する補助液体ラインと、蒸発器を圧縮機の吸込み口に
    連結する主吸込みラインと、シェル出口を圧縮機の中間
    圧力ポートに連結する補助吸込みラインと、主流体ライ
    ンをそれぞれ遮断したり開放する第1の位置及び第2の
    位置を備えた第2の制御可能な弁手段とを有する冷凍装
    置において、冷凍装置の作動中、圧縮機からの油がシェ
    ル内に運び込まれ、前記冷凍装置は、シェルの低い点か
    ら補助吸込みラインの高い点に連結されたドレンライン
    を有し、ドレンラインは補助吸込みラインと熱交換関係
    をなして上方に差し向けられて液体冷媒−油混合物の濾
    過について濾過作用を行うと共に揚力を生じさせ、ドレ
    ンラインは圧縮機油及び計量された流量の液体冷媒をシ
    ェルから圧縮機に戻し、エコノマイザ熱交換器手段から
    の圧縮機油の除去により、エコノマイザ熱交換器手段の
    第1の冷媒流路と第2の冷媒流路との間の伝熱効率を向
    上させ、圧縮機内で蒸発する計量された流量の液体冷媒
    の追加により圧縮機の吐出し温度を制限することを特徴
    とする冷凍装置。
  7. 【請求項7】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、冷却回路に連結される入口及び出口を
    備えた圧縮機油冷却器を含む冷媒圧縮機と、液体エンジ
    ン冷却剤及びサーモスタットとラジエータを含むエンジ
    ン冷却剤流れ回路を含む圧縮機用原動機とを有する冷凍
    装置において、サーモスタットは第1の入口、第2の入
    口及び出口を備えたバイパスタイプのものであり、前記
    冷凍装置は、サーモスタットの出口を圧縮機油冷却器の
    入口に連結し、第1及び第2の入口内への相対的流量の
    如何にかかわらず一定量のエンジン冷却剤を油冷却器に
    与える手段を更に有することを特徴とする冷凍装置。
  8. 【請求項8】 冷却サイクルと加熱サイクルにより空調
    スペース内の所定の設定温度を達成しこれを保持するよ
    うになっていて、冷却回路に連結される入口及び出口を
    備えた圧縮機油冷却器を含む冷媒圧縮機と、液体エンジ
    ン冷却剤及びサーモスタットとラジエータを含むエンジ
    ン冷却剤流れ回路を備えたエンジンを含む圧縮機用原動
    機とを有する冷凍装置において、サーモスタットは単一
    の入口及び単一の出口を備えたチョークタイプのもので
    あり、前記冷凍装置は、圧縮機油冷却器の入口をサーモ
    スタットの入口の上流側でエンジン冷却剤流れ回路に連
    結し、サーモスタットを通る流量の如何にかかわらず一
    定量の液体エンジン冷却剤を油冷却器に与える手段を更
    に有することを特徴とする冷凍装置。
JP02100495A 1994-01-14 1995-01-13 冷凍装置及びその作動方法 Expired - Fee Related JP3635120B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/182319 1994-01-14
US08/182,319 US5408836A (en) 1994-01-14 1994-01-14 Methods and apparatus for operating a refrigeration system characterized by controlling engine coolant

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07218032A true JPH07218032A (ja) 1995-08-18
JP3635120B2 JP3635120B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=22667940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02100495A Expired - Fee Related JP3635120B2 (ja) 1994-01-14 1995-01-13 冷凍装置及びその作動方法

Country Status (6)

Country Link
US (4) US5408836A (ja)
JP (1) JP3635120B2 (ja)
CA (1) CA2140192C (ja)
DE (1) DE19500866A1 (ja)
FR (1) FR2715212A1 (ja)
GB (1) GB2286659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509993A (ja) * 2002-12-09 2006-03-23 ハドソン・テクノロジーズ・インク 冷凍システムの最適化方法と装置

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5806324A (en) * 1995-10-30 1998-09-15 Shaw; David N. Variable capacity vapor compression cooling system
FR2755757B1 (fr) * 1996-11-12 1999-01-15 Valeo Climatisation Composant pour circuit de fluide refrigerant, en particulier pour la climatisation de l'habitacle d'un vehicule automobile
EP0924478A3 (en) * 1997-12-15 2000-03-22 Carrier Corporation Refrigeration system with integrated oil cooling heat exchanger
US6718781B2 (en) 2001-07-11 2004-04-13 Thermo King Corporation Refrigeration unit apparatus and method
US6708510B2 (en) * 2001-08-10 2004-03-23 Thermo King Corporation Advanced refrigeration system
DE602004026510D1 (de) 2003-07-18 2010-05-27 Star Refrigeration Verbesserte überkritische Kältekreislaufanlage
WO2005119141A1 (en) * 2004-05-28 2005-12-15 York International Corporation System and method for controlling an economizer circuit
US7137270B2 (en) * 2004-07-14 2006-11-21 Carrier Corporation Flash tank for heat pump in heating and cooling modes of operation
US7143594B2 (en) * 2004-08-26 2006-12-05 Thermo King Corporation Control method for operating a refrigeration system
US7080521B2 (en) * 2004-08-31 2006-07-25 Thermo King Corporation Mobile refrigeration system and control
US20060042278A1 (en) * 2004-08-31 2006-03-02 Thermo King Corporation Mobile refrigeration system and method of detecting sensor failures therein
KR100569833B1 (ko) * 2005-01-07 2006-04-11 한국에너지기술연구원 냉온열제조시스템을 갖는 2단 압축 히트펌프 시스템의플래시탱크
US20060243257A1 (en) * 2005-04-13 2006-11-02 Thermo King Corporation Engine and method of operating the same
CN101405548B (zh) * 2006-03-17 2012-05-30 阿塞里克股份有限公司 冷却装置
SG194217A1 (en) 2011-04-21 2013-11-29 Carrier Corp Transcritical refrigerant vapor system with capacity boost
US9062903B2 (en) * 2012-01-09 2015-06-23 Thermo King Corporation Economizer combined with a heat of compression system
JP2013217631A (ja) * 2012-03-14 2013-10-24 Denso Corp 冷凍サイクル装置
WO2016004349A1 (en) * 2014-07-02 2016-01-07 Ricotta Gesualdo Evaporator and methods of using same
US10823484B2 (en) 2016-05-03 2020-11-03 Carrier Corporation Intelligent voltage control for electric heat and defrost in transport refrigeration system
CN106016838A (zh) * 2016-06-30 2016-10-12 江苏金荣森制冷科技有限公司 工业液压油制冷机
DE102016214797A1 (de) * 2016-08-09 2018-02-15 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Berücksichtigung des Öl-Einflusses in einem Klima-Kälte-Kreislauf
EP3538824A1 (en) 2016-11-11 2019-09-18 Stulz Air Technology Systems, Inc. Dual mass cooling precision system
US11585608B2 (en) 2018-02-05 2023-02-21 Emerson Climate Technologies, Inc. Climate-control system having thermal storage tank
US11149971B2 (en) 2018-02-23 2021-10-19 Emerson Climate Technologies, Inc. Climate-control system with thermal storage device
US11346583B2 (en) * 2018-06-27 2022-05-31 Emerson Climate Technologies, Inc. Climate-control system having vapor-injection compressors
JP6681950B2 (ja) * 2018-07-27 2020-04-15 三桜工業株式会社 冷却装置
US11592221B2 (en) 2020-12-22 2023-02-28 Deere & Company Two-phase cooling system
US20230126723A1 (en) * 2021-10-26 2023-04-27 Ford Global Technologies, Llc Heat pump for a vehicle
US11987098B2 (en) * 2021-10-26 2024-05-21 Ford Global Technologies, Llc Heat pump for a vehicle
CN114963415B (zh) * 2022-06-24 2023-10-13 广东开利暖通空调股份有限公司 空调系统及其控制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3710590A (en) * 1971-07-19 1973-01-16 Vilter Manufacturing Corp Refrigerant cooled oil system for a rotary screw compressor
US3848422A (en) * 1972-04-27 1974-11-19 Svenska Rotor Maskiner Ab Refrigeration plants
US4178769A (en) * 1978-01-26 1979-12-18 The Trane Company System for producing refrigeration and a heated liquid and control therefor
US4254637A (en) * 1979-10-19 1981-03-10 Vilter Manufacturing Corporation Refrigeration system with refrigerant cooling of compressor and its oil
US4497185A (en) * 1983-09-26 1985-02-05 Dunham-Bush, Inc. Oil atomizing compressor working fluid cooling system for gas/vapor/helical screw rotary compressors
US4850197A (en) * 1988-10-21 1989-07-25 Thermo King Corporation Method and apparatus for operating a refrigeration system
US5174123A (en) * 1991-08-23 1992-12-29 Thermo King Corporation Methods and apparatus for operating a refrigeration system
US5228301A (en) * 1992-07-27 1993-07-20 Thermo King Corporation Methods and apparatus for operating a refrigeration system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006509993A (ja) * 2002-12-09 2006-03-23 ハドソン・テクノロジーズ・インク 冷凍システムの最適化方法と装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE19500866A1 (de) 1995-07-20
CA2140192C (en) 2002-12-03
GB9500274D0 (en) 1995-03-01
CA2140192A1 (en) 1995-07-15
GB2286659A (en) 1995-08-23
JP3635120B2 (ja) 2005-04-06
US5477695A (en) 1995-12-26
US5408836A (en) 1995-04-25
US5465587A (en) 1995-11-14
FR2715212A1 (fr) 1995-07-21
US5465586A (en) 1995-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3483596B2 (ja) 冷凍装置及びその作動方法
JP3635119B2 (ja) 冷凍装置及びその作動方法
JP3635120B2 (ja) 冷凍装置及びその作動方法
US5410889A (en) Methods and apparatus for operating a refrigeration system
US6481231B2 (en) Hot gas defrost refrigeration system
CN102272534B (zh) 空气调节装置
US4608836A (en) Multi-mode off-peak storage heat pump
US5729985A (en) Air conditioning apparatus and method for air conditioning
US5197297A (en) Transport refrigeration system having compressor over-temperature protection in all operating modes
US7237405B2 (en) Refrigeration apparatus
KR20070050046A (ko) 리시버 플래시 가스에 대한 액체 냉매의 서브-쿨링을 위한co₂ 냉각 회로 및 co₂ 냉각 회로를 작동시키는 방법
JP5404761B2 (ja) 冷凍装置
WO2021065156A1 (ja) 熱源ユニット及び冷凍装置
JPH0156355B2 (ja)
JPH08219574A (ja) 空気調和装置
JP4664530B2 (ja) 氷蓄熱式空気調和装置
CN112524834A (zh) 一种hvac系统
JP3297151B2 (ja) 氷蓄熱装置
CA2390993A1 (en) Combined oil return and compressor discharge temperature limitation regarding flooded economizer heat exchanger
JPS61159072A (ja) 冷凍装置
JPH09178285A (ja) 蓄熱式空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040709

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees