JPH07216849A - スクリーン渣絞り用スクリュープレス - Google Patents
スクリーン渣絞り用スクリュープレスInfo
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- JPH07216849A JPH07216849A JP2484094A JP2484094A JPH07216849A JP H07216849 A JPH07216849 A JP H07216849A JP 2484094 A JP2484094 A JP 2484094A JP 2484094 A JP2484094 A JP 2484094A JP H07216849 A JPH07216849 A JP H07216849A
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- screen residue
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリーン渣が完全搾れて、かつ詰まらない
搾り装置を得る。 【構成】 スクリーン渣を投入するホッパー１と、該ホ
ッパー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧
縮室３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送るモー
ター５により回転するスクリュー体６と、前記排出口１
１の外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱
水ヘッド１２は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、
１８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９とに
より形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記
絞り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端側１
７は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下
動するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１７を
下方に弾圧するバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞
り用スクリュープレス。
搾り装置を得る。 【構成】 スクリーン渣を投入するホッパー１と、該ホ
ッパー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧
縮室３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送るモー
ター５により回転するスクリュー体６と、前記排出口１
１の外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱
水ヘッド１２は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、
１８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９とに
より形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記
絞り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端側１
７は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下
動するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１７を
下方に弾圧するバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞
り用スクリュープレス。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水をバクテリアで処
理して浄化したあとに残るバクテリアの死骸等をスクリ
ーンで搾ったスクリーン渣を、固りとするスクリュープ
レスに関するものである。
理して浄化したあとに残るバクテリアの死骸等をスクリ
ーンで搾ったスクリーン渣を、固りとするスクリュープ
レスに関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、公知の、スクリュープレス装置は、
図１のような、スクリーン渣を投入するホッパーａと、
該ホッパーａより外筒ｂ内に流入したスクリーン渣を該
外筒ｂの排出口ｃに向けて送るモーター回転のスクリュ
ー体ｄと、前記排出口ｃの外部に取付られたスクリーン
渣が出ないようにする抵抗体ｅよりなる構造である。ま
た、図２のように排出口ｃの先に、抵抗体ｅの代りに先
上がりの傾斜吐出曲管ｆを取付たものが公知になってい
る。
図１のような、スクリーン渣を投入するホッパーａと、
該ホッパーａより外筒ｂ内に流入したスクリーン渣を該
外筒ｂの排出口ｃに向けて送るモーター回転のスクリュ
ー体ｄと、前記排出口ｃの外部に取付られたスクリーン
渣が出ないようにする抵抗体ｅよりなる構造である。ま
た、図２のように排出口ｃの先に、抵抗体ｅの代りに先
上がりの傾斜吐出曲管ｆを取付たものが公知になってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例は、いずれ
も、抵抗が強くないと充分搾れないのに、抵抗を強くす
ると必ず詰まるという二律背反する命題を有するので、
満足な結果が得られなかった。図１にものは、抵抗体ｅ
の抵抗を強くしなければ充分搾れない。しかし、抵抗を
強くすると、排出口ｃでは、便秘したように詰まって円
滑に排出されず、ふんづまりになり、いったん詰まる
と、分解するより外に解消の方法はないから、抵抗体ｅ
の抵抗はあまり強くできないので、充分搾られないもの
が排出されるという課題がある。図２のものは、排出口
に長い上向きの吐出曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣
の自重によって背圧をかけるタイプであるが、吐出曲管
ｆは構造自体を大きくする課題を有する外、脱水された
スクリーン渣が固くなれば抵抗が大きくなって、木材の
丸太のような脱水渣になって、吐出されなくなる。公知
例が、脱水渣が詰まる理由は、排出口ｃが大きくならな
いからである。抵抗体ｅが押されて後退すれば、排出口
ｃは大きくなったように見えるが、抵抗体ｅが後退して
も、抵抗体ｅと排出口ｃの間隔が広くなるだけであっ
て、排出口ｃそのものの直径は少しも大きくならない。
排出口ｃの直径が大きくならなければ、詰まりは解消し
ない。
も、抵抗が強くないと充分搾れないのに、抵抗を強くす
ると必ず詰まるという二律背反する命題を有するので、
満足な結果が得られなかった。図１にものは、抵抗体ｅ
の抵抗を強くしなければ充分搾れない。しかし、抵抗を
強くすると、排出口ｃでは、便秘したように詰まって円
滑に排出されず、ふんづまりになり、いったん詰まる
と、分解するより外に解消の方法はないから、抵抗体ｅ
の抵抗はあまり強くできないので、充分搾られないもの
が排出されるという課題がある。図２のものは、排出口
に長い上向きの吐出曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣
の自重によって背圧をかけるタイプであるが、吐出曲管
ｆは構造自体を大きくする課題を有する外、脱水された
スクリーン渣が固くなれば抵抗が大きくなって、木材の
丸太のような脱水渣になって、吐出されなくなる。公知
例が、脱水渣が詰まる理由は、排出口ｃが大きくならな
いからである。抵抗体ｅが押されて後退すれば、排出口
ｃは大きくなったように見えるが、抵抗体ｅが後退して
も、抵抗体ｅと排出口ｃの間隔が広くなるだけであっ
て、排出口ｃそのものの直径は少しも大きくならない。
排出口ｃの直径が大きくならなければ、詰まりは解消し
ない。
【０００４】
【発明の目的】スクリーン渣が完全搾れて、かつ詰まら
ない搾り装置を得る。
ない搾り装置を得る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】よって、本願は、スクリ
ーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮
室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する
外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回転
するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付ら
れた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２は、
垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁１
８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成された
上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の上
部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁１
８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス板
１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧する
バネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュー
プレスとしたものである。また、本発明は、前記スクリ
ュープレスにおいて、前記脱水ヘッド１２の基部側には
先側が小径になるテーパー部１６を設けたスクリーン渣
絞り用スクリュープレスとしたものである。また、本発
明は、スクリーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパ
ー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室
３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送るモーター
５により回転するスクリュー体６と、前記排出口１１の
外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘ
ッド１２は、基部側に設けた先側が小径になるテーパー
部１６と、該テーパー部１６に続く垂直に起立する左右
両側の側壁１８、１８と該側壁１８、１８の下縁を連結
する底壁１９とにより形成された上方開放の絞り樋１３
と、基部側は前記絞り樋１３の上部位置に軸２０により
軸着され先端側１７は前記側壁１８、１８の内壁２１、
２１に沿って上下動するプレス板１４と、該プレス板１
４の先端側１７を下方に弾圧するバネ機構１５とから構
成し、前記スクリュー体６はその先端を前記テーパー部
１６内に臨ませたスクリーン渣絞り用スクリュープレス
としたものである。また、本発明は、前記スクリュープ
レスにおいて、前記スクリュー体６の先端は小径部７に
形成するとともに、前記スクリュー体６は複数本併設し
たスクリーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであ
る。
ーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮
室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する
外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回転
するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付ら
れた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２は、
垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁１
８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成された
上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の上
部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁１
８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス板
１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧する
バネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュー
プレスとしたものである。また、本発明は、前記スクリ
ュープレスにおいて、前記脱水ヘッド１２の基部側には
先側が小径になるテーパー部１６を設けたスクリーン渣
絞り用スクリュープレスとしたものである。また、本発
明は、スクリーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパ
ー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室
３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送るモーター
５により回転するスクリュー体６と、前記排出口１１の
外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘ
ッド１２は、基部側に設けた先側が小径になるテーパー
部１６と、該テーパー部１６に続く垂直に起立する左右
両側の側壁１８、１８と該側壁１８、１８の下縁を連結
する底壁１９とにより形成された上方開放の絞り樋１３
と、基部側は前記絞り樋１３の上部位置に軸２０により
軸着され先端側１７は前記側壁１８、１８の内壁２１、
２１に沿って上下動するプレス板１４と、該プレス板１
４の先端側１７を下方に弾圧するバネ機構１５とから構
成し、前記スクリュー体６はその先端を前記テーパー部
１６内に臨ませたスクリーン渣絞り用スクリュープレス
としたものである。また、本発明は、前記スクリュープ
レスにおいて、前記スクリュー体６の先端は小径部７に
形成するとともに、前記スクリュー体６は複数本併設し
たスクリーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであ
る。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
１はスクリーン渣を投入するホッパー、２は該ホッパー
１の口、３は圧縮室で、やや上向傾斜しており、前記圧
縮室３の低位側４にモーター５を取付ける。圧縮室３内
には左右２本（必ずしも要件ではない）のスクリュー体
６、６を設ける。スクリュー体６の螺旋翼は、先側程ピ
ッチを狭く形成し、かつ、先端側は小径部７としてあ
る。８は前記圧縮室３の排出口である。前記小径部７は
前記排出口８より突出ている。９は圧縮室３を形成する
外筒で、該外筒９の低位側４に間隔を置いて前後一対の
軸受１０、１０を設け、該軸受１０、１０により先端側
は自由端になるように前記スクリュー体６、６を軸装す
る。前記モーター５は左右いずれか一方のスクリュー体
６を回転させるように、前記モーター５の回転軸は、左
右いずれか一方のスクリュー体６に結合され、左右のス
クリュー体６、６は、歯車１１、１１により伝達されて
反対回転し、ホッパー１より供給されたスクリーン渣を
中央に集めて搾る。
１はスクリーン渣を投入するホッパー、２は該ホッパー
１の口、３は圧縮室で、やや上向傾斜しており、前記圧
縮室３の低位側４にモーター５を取付ける。圧縮室３内
には左右２本（必ずしも要件ではない）のスクリュー体
６、６を設ける。スクリュー体６の螺旋翼は、先側程ピ
ッチを狭く形成し、かつ、先端側は小径部７としてあ
る。８は前記圧縮室３の排出口である。前記小径部７は
前記排出口８より突出ている。９は圧縮室３を形成する
外筒で、該外筒９の低位側４に間隔を置いて前後一対の
軸受１０、１０を設け、該軸受１０、１０により先端側
は自由端になるように前記スクリュー体６、６を軸装す
る。前記モーター５は左右いずれか一方のスクリュー体
６を回転させるように、前記モーター５の回転軸は、左
右いずれか一方のスクリュー体６に結合され、左右のス
クリュー体６、６は、歯車１１、１１により伝達されて
反対回転し、ホッパー１より供給されたスクリーン渣を
中央に集めて搾る。
【０００７】前記外筒９の排出口８の外部は、急激に小
径になるように排出口８の外側に脱水ヘッド１２を取付
ける。脱水ヘッド１２は、急激に小径となるテーパー部
１６に続いて絞り樋１３と、該絞り樋１３の上面に取付
けたプレス板１４と、該プレス板１４を下方に弾着させ
るバネ機構１５とから形成されている。脱水ヘッド１２
の絞り樋１３は、前記テーパー部１６側から先端側１７
にかけて僅かに背（上下幅）が低くなる構造である。前
記絞り樋１３は、図４のように、左右の垂直側壁１８、
１８と、垂直側壁１８、１８の下縁の間の水平底壁１９
とより形成され上方開放のコの字型である。
径になるように排出口８の外側に脱水ヘッド１２を取付
ける。脱水ヘッド１２は、急激に小径となるテーパー部
１６に続いて絞り樋１３と、該絞り樋１３の上面に取付
けたプレス板１４と、該プレス板１４を下方に弾着させ
るバネ機構１５とから形成されている。脱水ヘッド１２
の絞り樋１３は、前記テーパー部１６側から先端側１７
にかけて僅かに背（上下幅）が低くなる構造である。前
記絞り樋１３は、図４のように、左右の垂直側壁１８、
１８と、垂直側壁１８、１８の下縁の間の水平底壁１９
とより形成され上方開放のコの字型である。
【０００８】前記プレス板１４は、そのテーパー部側１
６が左右方向の軸２０により、絞り樋１３の上部位置に
軸着されていて、前記軸２０を中心に先端側１７側が下
降して出口をすぼめてスクリーン渣を搾って脱水渣にす
る。前記プレス板１４は、前記垂直側壁１８、１８の間
を摺動して上下するから、前記垂直側壁１８、１８の内
壁面２１、２１は完全垂直面に形成する。前記プレス板
１４を下方に弾着させるバネ機構１５は、前記垂直側壁
１８、１８の先端側１７側にボルト２２、２２により取
付けられる。２３は排出側から見ると下方が開放してい
る門型の取付枠であり、取付枠２３の両下端部２４、２
４に透孔２５、２５を穿け、該透孔２５、２５に挿通し
た前記ボルト２２、２２を、前記垂直側壁１８、１８に
形成したネジ孔２６、２６に頭は突き出ないように螺合
させる。２７は取付枠２３の中央に設けたネジ孔２８に
下端を螺合した調節ハンドルであり、前記調節ハンドル
２７の上端に把手２９が形成され、そのネジ棒３０が前
記ネジ孔２８に螺合され、前記ネジ棒３０は前記ネジ孔
２８より下方に突き出て、その下端に案内筒３１を取付
ける。案内筒３１は下端が開放していて内部に縮小され
たコイルバネ３２を嵌合させ、該コイルバネ３２の下端
を、前記プレス板１４の上面に弾着させる。３３はプレ
ス板１４の上面に設けた小突起、３４は脱水された水の
流路、３５は排水口３５である。
６が左右方向の軸２０により、絞り樋１３の上部位置に
軸着されていて、前記軸２０を中心に先端側１７側が下
降して出口をすぼめてスクリーン渣を搾って脱水渣にす
る。前記プレス板１４は、前記垂直側壁１８、１８の間
を摺動して上下するから、前記垂直側壁１８、１８の内
壁面２１、２１は完全垂直面に形成する。前記プレス板
１４を下方に弾着させるバネ機構１５は、前記垂直側壁
１８、１８の先端側１７側にボルト２２、２２により取
付けられる。２３は排出側から見ると下方が開放してい
る門型の取付枠であり、取付枠２３の両下端部２４、２
４に透孔２５、２５を穿け、該透孔２５、２５に挿通し
た前記ボルト２２、２２を、前記垂直側壁１８、１８に
形成したネジ孔２６、２６に頭は突き出ないように螺合
させる。２７は取付枠２３の中央に設けたネジ孔２８に
下端を螺合した調節ハンドルであり、前記調節ハンドル
２７の上端に把手２９が形成され、そのネジ棒３０が前
記ネジ孔２８に螺合され、前記ネジ棒３０は前記ネジ孔
２８より下方に突き出て、その下端に案内筒３１を取付
ける。案内筒３１は下端が開放していて内部に縮小され
たコイルバネ３２を嵌合させ、該コイルバネ３２の下端
を、前記プレス板１４の上面に弾着させる。３３はプレ
ス板１４の上面に設けた小突起、３４は脱水された水の
流路、３５は排水口３５である。
【０００９】
【実施例の具体的作用】ホッパー１内にスクリーン渣を
投入し、モーター５に通電してスクリュー体６を回転さ
せると、スクリーン渣はスクリュー体６で排出口８方向
に送られ、排出口８ではその外側に急激に小径となるテ
ーパー部１６があるから、この部分で搾られて脱水し、
水分は下部の流路３４を流れて排水口３５より流出す
る。テーパー部１６を通過した脱水渣は、絞り樋１３上
に押し出され、先行脱水渣は後続脱水渣により押され、
このとき、先行脱水渣は上方からコイルバネ３２の弾力
で押さえつけられるプレス板１４を押し上げながら先に
進むから、後続脱水渣に対する抵抗体の作用を奏し、後
続脱水渣はますます脱水されて水分の極めて少ない渣と
なる。このようにして後続脱水渣により押される先行脱
水渣は、水分が極端に少ないから、通常であればそこで
詰まって動かなくなるものであるが、本願は、詰まれば
詰まる程、コイルバネ３２の弾力で押さえつけられてい
るプレス板１４を強い力で押し上げるから、出口の断面
積は搾られることに比例して大きくなって支障なく排出
される。
投入し、モーター５に通電してスクリュー体６を回転さ
せると、スクリーン渣はスクリュー体６で排出口８方向
に送られ、排出口８ではその外側に急激に小径となるテ
ーパー部１６があるから、この部分で搾られて脱水し、
水分は下部の流路３４を流れて排水口３５より流出す
る。テーパー部１６を通過した脱水渣は、絞り樋１３上
に押し出され、先行脱水渣は後続脱水渣により押され、
このとき、先行脱水渣は上方からコイルバネ３２の弾力
で押さえつけられるプレス板１４を押し上げながら先に
進むから、後続脱水渣に対する抵抗体の作用を奏し、後
続脱水渣はますます脱水されて水分の極めて少ない渣と
なる。このようにして後続脱水渣により押される先行脱
水渣は、水分が極端に少ないから、通常であればそこで
詰まって動かなくなるものであるが、本願は、詰まれば
詰まる程、コイルバネ３２の弾力で押さえつけられてい
るプレス板１４を強い力で押し上げるから、出口の断面
積は搾られることに比例して大きくなって支障なく排出
される。
【００１０】
【発明の効果】上記公知例は、いずれも、抵抗が強くな
いと充分搾れないのに、抵抗を強くすると必ず詰まると
いう二律背反する命題を有するので、満足な結果が得ら
れなかった。図１にものは、抵抗体ｅの抵抗を強くしな
ければ充分搾れない。しかし、抵抗を強くすると、排出
口ｃでは、便秘したように詰まって円滑に排出されず、
ふんづまりになり、いったん詰まると、分解するより外
に解消の方法はないから、抵抗体ｅの抵抗はあまり強く
できないので、充分搾られないものが排出されるという
課題がある。図２のものは、排出口に長い上向きの吐出
曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣の自重によって背圧
をかけるタイプであるが、吐出曲管ｆは構造自体を大き
くする課題を有する外、脱水されたスクリーン渣が固く
なれば抵抗が大きくなって、木材の丸太のような脱水渣
になって、吐出されなくなる。しかるに、本願は、スク
リーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧
縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲す
る外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回
転するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付
られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２
は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁
１８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成され
た上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の
上部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁
１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス
板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧す
るバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュ
ープレスとしたものであるから、スクリュー体６によっ
て押された先行脱水渣は、絞り樋１３上を進むとき、上
方からコイルバネ３２の弾力で押さえつけられるプレス
板１４を押し上げながら先に進むので、後続脱水渣に対
する抵抗体の作用を奏し、後続脱水渣はますます脱水さ
れて水分の極めて少ない渣となる。このようにして後続
脱水渣により押される先行脱水渣は、水分が極端に少な
いから、通常であればそこで詰まって動かなくなるもの
であるが、本願は、詰まれば詰まる程、コイルバネ３２
の弾力で押さえつけられているプレス板１４を強い力で
押し上げるから、出口の断面積は搾られることに比例し
て大きくなって支障なく排出される。なお、副次的効果
として、背圧効果用のプレス板１４は、初めに軽く押さ
えるために必要な小さな力ですみ、大きな機械的な圧力
を必要としないから、機構も簡単であり、バネ力調整
も、初めに行なえばその後は自然に行なわれる。また、
スクリュー６を駆動するモーター５は、搬送圧縮に必要
なだけの動力ですむから、公知のものの数分の１〜1/10
程度でよい。また、従来のスクリュープレスの場合は、
難脱水性の野菜屑やヘドロ状の付着した繊維類などのと
きは、脱水困難であったが、本願は、脱水ヘッド１２と
圧縮室３とで摩砕・脱水されるの、脱水性能が飛躍的に
改善される。また、構造簡単で、破損の心配はないか
ら、保守が簡単である。また、脱水された水は排水口３
５にホースを繋ぐだけで排水できるため、構造が簡単で
あという効果を奏する。また、本発明は、スクリーン渣
を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮室３内
に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する外筒９
の排出口１１に向けて送るモーター５により回転するス
クリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付られた脱
水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２は、基部側
に設けた先側が小径になるテーパー部１６と、該テーパ
ー部１６に続く垂直に起立する左右両側の側壁１８、１
８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９とによ
り形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞
り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端側１７
は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動
するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下
方に弾圧するバネ機構１５とから構成し、前記スクリュ
ー体６はその先端を前記テーパー部１６内に臨ませたス
クリーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであるか
ら、前記した効果はそのまま奏する外、テーパー部１６
を通過させるとき、相当に搾ることができる効果を奏す
る。また、本発明は、前記スクリュープレスにおいて、
前記スクリュー体６の先端は小径部７に形成するととも
に、前記スクリュー体６は複数本併設したスクリーン渣
絞り用スクリュープレスとしたものであるから、複数本
のスクリュー体６により一層顕著に搾ることができる。
いと充分搾れないのに、抵抗を強くすると必ず詰まると
いう二律背反する命題を有するので、満足な結果が得ら
れなかった。図１にものは、抵抗体ｅの抵抗を強くしな
ければ充分搾れない。しかし、抵抗を強くすると、排出
口ｃでは、便秘したように詰まって円滑に排出されず、
ふんづまりになり、いったん詰まると、分解するより外
に解消の方法はないから、抵抗体ｅの抵抗はあまり強く
できないので、充分搾られないものが排出されるという
課題がある。図２のものは、排出口に長い上向きの吐出
曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣の自重によって背圧
をかけるタイプであるが、吐出曲管ｆは構造自体を大き
くする課題を有する外、脱水されたスクリーン渣が固く
なれば抵抗が大きくなって、木材の丸太のような脱水渣
になって、吐出されなくなる。しかるに、本願は、スク
リーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧
縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲す
る外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回
転するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付
られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２
は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁
１８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成され
た上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の
上部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁
１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス
板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧す
るバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュ
ープレスとしたものであるから、スクリュー体６によっ
て押された先行脱水渣は、絞り樋１３上を進むとき、上
方からコイルバネ３２の弾力で押さえつけられるプレス
板１４を押し上げながら先に進むので、後続脱水渣に対
する抵抗体の作用を奏し、後続脱水渣はますます脱水さ
れて水分の極めて少ない渣となる。このようにして後続
脱水渣により押される先行脱水渣は、水分が極端に少な
いから、通常であればそこで詰まって動かなくなるもの
であるが、本願は、詰まれば詰まる程、コイルバネ３２
の弾力で押さえつけられているプレス板１４を強い力で
押し上げるから、出口の断面積は搾られることに比例し
て大きくなって支障なく排出される。なお、副次的効果
として、背圧効果用のプレス板１４は、初めに軽く押さ
えるために必要な小さな力ですみ、大きな機械的な圧力
を必要としないから、機構も簡単であり、バネ力調整
も、初めに行なえばその後は自然に行なわれる。また、
スクリュー６を駆動するモーター５は、搬送圧縮に必要
なだけの動力ですむから、公知のものの数分の１〜1/10
程度でよい。また、従来のスクリュープレスの場合は、
難脱水性の野菜屑やヘドロ状の付着した繊維類などのと
きは、脱水困難であったが、本願は、脱水ヘッド１２と
圧縮室３とで摩砕・脱水されるの、脱水性能が飛躍的に
改善される。また、構造簡単で、破損の心配はないか
ら、保守が簡単である。また、脱水された水は排水口３
５にホースを繋ぐだけで排水できるため、構造が簡単で
あという効果を奏する。また、本発明は、スクリーン渣
を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮室３内
に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する外筒９
の排出口１１に向けて送るモーター５により回転するス
クリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付られた脱
水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２は、基部側
に設けた先側が小径になるテーパー部１６と、該テーパ
ー部１６に続く垂直に起立する左右両側の側壁１８、１
８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９とによ
り形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞
り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端側１７
は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動
するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下
方に弾圧するバネ機構１５とから構成し、前記スクリュ
ー体６はその先端を前記テーパー部１６内に臨ませたス
クリーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであるか
ら、前記した効果はそのまま奏する外、テーパー部１６
を通過させるとき、相当に搾ることができる効果を奏す
る。また、本発明は、前記スクリュープレスにおいて、
前記スクリュー体６の先端は小径部７に形成するととも
に、前記スクリュー体６は複数本併設したスクリーン渣
絞り用スクリュープレスとしたものであるから、複数本
のスクリュー体６により一層顕著に搾ることができる。
【図１】 第１公知例略図。
【図２】 第２公知例略図。
【図３】 本発明の一部切欠き側面図。
【図４】 本発明の脱水ヘッドのＢ−Ｂ断面図。
【図５】 本発明の脱水ヘッドの拡大断面図。
【図６】 図５の脱水ヘッドのバネを強めた断面図。
【図７】 本発明のＡ−Ａ断面図。
１…ホッパー、２…供給口、３…圧縮室、４…低位側、
５…モーター、６…スクリュー体、７…小径部、８…排
出口、９…外筒、１０…軸受、１１…歯車、１２…脱水
ヘッド、１３…絞り樋、１４…プレス板、１５…バネ機
構、１６…テーパー部、１７…先端側、１８…垂直側
壁、１９…底壁、２０…軸、２１…内壁面、２２…ボル
ト、２３…取付枠、２４…下端部、２５…透孔、２６…
ネジ孔、２７…調節ハンドル、２８…ネジ孔、２９…把
手、３０…ネジ棒、３１…案内筒、３２…コイルバネ、
３３…小突起、３４…流路、３５…排水孔。
５…モーター、６…スクリュー体、７…小径部、８…排
出口、９…外筒、１０…軸受、１１…歯車、１２…脱水
ヘッド、１３…絞り樋、１４…プレス板、１５…バネ機
構、１６…テーパー部、１７…先端側、１８…垂直側
壁、１９…底壁、２０…軸、２１…内壁面、２２…ボル
ト、２３…取付枠、２４…下端部、２５…透孔、２６…
ネジ孔、２７…調節ハンドル、２８…ネジ孔、２９…把
手、３０…ネジ棒、３１…案内筒、３２…コイルバネ、
３３…小突起、３４…流路、３５…排水孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年３月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００１
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、汚水をバクテリアで処
理して浄化する汚水処理施設において、処理機能の障害
となる汚水中の夾雑物、紙、ビニール、布、食品屑等を
スクリーンで汚水中より取り除いたスクリーン渣を圧縮
脱水し、固りとするスクリーン渣絞り用スクリュープレ
スに関するものである。
理して浄化する汚水処理施設において、処理機能の障害
となる汚水中の夾雑物、紙、ビニール、布、食品屑等を
スクリーンで汚水中より取り除いたスクリーン渣を圧縮
脱水し、固りとするスクリーン渣絞り用スクリュープレ
スに関するものである。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】
【発明の効果】上記公知例は、いずれも、抵抗が強くな
いと充分搾れないのに、抵抗を強くすると必ず詰まると
いう二律背反する命題を有するので、満足な結果が得ら
れなかった。図１にものは、抵抗体ｅの抵抗を強くしな
ければ充分搾れない。しかし、抵抗を強くすると、排出
口ｃでは、便秘したように詰まって円滑に排出されず、
ふんづまりになり、いったん詰まると、分解するより外
に解消の方法はないから、抵抗体ｅの抵抗はあまり強く
できないので、充分搾られないものが排出されるという
課題がある。図２のものは、排出口に長い上向きの吐出
曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣の自重によって背圧
をかけるタイプであるが、吐出曲管ｆは構造自体を大き
くする課題を有する外、脱水されたスクリーン渣が固く
なれば抵抗が大きくなって、木材の丸太のような脱水渣
になって、吐出されなくなる。しかるに、本願は、スク
リーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧
縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲す
る外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回
転するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付
られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２
は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁
１８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成され
た上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の
上部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁
１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス
板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧す
るバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュ
ープレスとしたものであるから、スクリュー体６によっ
て押された先行脱水渣は、絞り樋１３上を進むとき、上
方からコイルバネ３２の弾力で押さえつけられるプレス
板１４を押し上げながら先に進むので、後続脱水渣に対
する抵抗体の作用を奏し、後続脱水渣はますます脱水さ
れて水分の極めて少ない渣となる。このようにして後続
脱水渣により押される先行脱水渣は、水分が極端に少な
いから、通常であればそこで詰まって動かなくなるもの
であるが、本願は、詰まれば詰まる程、コイルバネ３２
の弾力で押さえつけられているプレス板１４を強い力で
押し上げるから、出口の断面積は搾られることに比例し
て大きくなって支障なく排出される。なお、副次的効果
として、背圧効果用のプレス板１４は、初めに軽く押さ
えるために必要な小さな力ですみ、大きな機械的な圧力
を必要としないから、機構も簡単であり、バネ力調整
も、初めに行なえばその後は自然に行なわれる。また、
スクリュー６を駆動するモーター５は、搬送圧縮に必要
なだけの動力ですむから、公知のものの数分の１〜１／
１０程度でよい。また、従来のスクリュープレスの場合
は、難脱水性の野菜屑やヘドロ状の付着した繊維類など
のときは、脱水困難であったが、本願は、脱水ヘッド１
２と圧縮室３とで摩砕・脱水されるの、脱水性能が飛躍
的に改善される。また、構造簡単で、破損の心配はない
から、保守が簡単である。また、脱水された水は排水口
３５にホースを繋ぐだけで排水できるため、構造が簡単
であるという効果を奏する。また、本発明は、スクリー
ン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮室
３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する外
筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回転す
るスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付られ
た脱水ヘッド１１とからなり、該脱水ヘッド１２は、基
部側に設けた先側が小径になるテーパー部１６と、該テ
ーパー部１６に続く垂直に起立する左右両側の側壁１
８、１８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９
とにより形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は
前記絞り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端
側１７は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って
上下動するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１
７を下方に弾圧するバネ機構１５とから構成し、前記ス
クリュー体６はその先端を前記テーパー部１６内に臨ま
せたスクリーン渣絞り用スクリュープレスとしたもので
あるから、前記した効果はそのまま奏する外、テーパー
部１６を通過させるとき、相当に搾ることができる効果
を奏する。また、本発明は、前記スクリュープレスにお
いて、前記スクリュー体６の先端は小径部７に形成する
とともに、前記スクリュー体６は複数本併設したスクリ
ーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであるから、
複数本のスクリュー体６により一層顕著に搾ることがで
きる。
いと充分搾れないのに、抵抗を強くすると必ず詰まると
いう二律背反する命題を有するので、満足な結果が得ら
れなかった。図１にものは、抵抗体ｅの抵抗を強くしな
ければ充分搾れない。しかし、抵抗を強くすると、排出
口ｃでは、便秘したように詰まって円滑に排出されず、
ふんづまりになり、いったん詰まると、分解するより外
に解消の方法はないから、抵抗体ｅの抵抗はあまり強く
できないので、充分搾られないものが排出されるという
課題がある。図２のものは、排出口に長い上向きの吐出
曲管ｆを設け、管内に溜った脱水渣の自重によって背圧
をかけるタイプであるが、吐出曲管ｆは構造自体を大き
くする課題を有する外、脱水されたスクリーン渣が固く
なれば抵抗が大きくなって、木材の丸太のような脱水渣
になって、吐出されなくなる。しかるに、本願は、スク
リーン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧
縮室３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲す
る外筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回
転するスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付
られた脱水ヘッド１２とからなり、該脱水ヘッド１２
は、垂直に起立する左右両側の側壁１８、１８と該側壁
１８、１８の下縁を連結する底壁１９とにより形成され
た上方開放の絞り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の
上部位置に軸２０により軸着され先端側１７は前記側壁
１８、１８の内壁２１、２１に沿って上下動するプレス
板１４と、該プレス板１４の先端側１７を下方に弾圧す
るバネ機構１５とからなるスクリーン渣絞り用スクリュ
ープレスとしたものであるから、スクリュー体６によっ
て押された先行脱水渣は、絞り樋１３上を進むとき、上
方からコイルバネ３２の弾力で押さえつけられるプレス
板１４を押し上げながら先に進むので、後続脱水渣に対
する抵抗体の作用を奏し、後続脱水渣はますます脱水さ
れて水分の極めて少ない渣となる。このようにして後続
脱水渣により押される先行脱水渣は、水分が極端に少な
いから、通常であればそこで詰まって動かなくなるもの
であるが、本願は、詰まれば詰まる程、コイルバネ３２
の弾力で押さえつけられているプレス板１４を強い力で
押し上げるから、出口の断面積は搾られることに比例し
て大きくなって支障なく排出される。なお、副次的効果
として、背圧効果用のプレス板１４は、初めに軽く押さ
えるために必要な小さな力ですみ、大きな機械的な圧力
を必要としないから、機構も簡単であり、バネ力調整
も、初めに行なえばその後は自然に行なわれる。また、
スクリュー６を駆動するモーター５は、搬送圧縮に必要
なだけの動力ですむから、公知のものの数分の１〜１／
１０程度でよい。また、従来のスクリュープレスの場合
は、難脱水性の野菜屑やヘドロ状の付着した繊維類など
のときは、脱水困難であったが、本願は、脱水ヘッド１
２と圧縮室３とで摩砕・脱水されるの、脱水性能が飛躍
的に改善される。また、構造簡単で、破損の心配はない
から、保守が簡単である。また、脱水された水は排水口
３５にホースを繋ぐだけで排水できるため、構造が簡単
であるという効果を奏する。また、本発明は、スクリー
ン渣を投入するホッパー１と、該ホッパー１より圧縮室
３内に流入したスクリーン渣を該圧縮室３を包囲する外
筒９の排出口１１に向けて送るモーター５により回転す
るスクリュー体６と、前記排出口１１の外部に取付られ
た脱水ヘッド１１とからなり、該脱水ヘッド１２は、基
部側に設けた先側が小径になるテーパー部１６と、該テ
ーパー部１６に続く垂直に起立する左右両側の側壁１
８、１８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９
とにより形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は
前記絞り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端
側１７は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って
上下動するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１
７を下方に弾圧するバネ機構１５とから構成し、前記ス
クリュー体６はその先端を前記テーパー部１６内に臨ま
せたスクリーン渣絞り用スクリュープレスとしたもので
あるから、前記した効果はそのまま奏する外、テーパー
部１６を通過させるとき、相当に搾ることができる効果
を奏する。また、本発明は、前記スクリュープレスにお
いて、前記スクリュー体６の先端は小径部７に形成する
とともに、前記スクリュー体６は複数本併設したスクリ
ーン渣絞り用スクリュープレスとしたものであるから、
複数本のスクリュー体６により一層顕著に搾ることがで
きる。
Claims (4)
- 【請求項１】 スクリーン渣を投入するホッパー１と、
該ホッパー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を
該圧縮室３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送る
モーター５により回転するスクリュー体６と、前記排出
口１１の外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、
該脱水ヘッド１２は、垂直に起立する左右両側の側壁１
８、１８と該側壁１８、１８の下縁を連結する底壁１９
とにより形成された上方開放の絞り樋１３と、基部側は
前記絞り樋１３の上部位置に軸２０により軸着され先端
側１７は前記側壁１８、１８の内壁２１、２１に沿って
上下動するプレス板１４と、該プレス板１４の先端側１
７を下方に弾圧するバネ機構１５とからなるスクリーン
渣絞り用スクリュープレス。 - 【請求項２】 請求項１において、前記脱水ヘッド１２
の基部側には先側が小径になるテーパー部１６を設けた
スクリーン渣絞り用スクリュープレス。 - 【請求項３】 スクリーン渣を投入するホッパー１と、
該ホッパー１より圧縮室３内に流入したスクリーン渣を
該圧縮室３を包囲する外筒９の排出口１１に向けて送る
モーター５により回転するスクリュー体６と、前記排出
口１１の外部に取付られた脱水ヘッド１２とからなり、
該脱水ヘッド１２は、基部側に設けた先側が小径になる
テーパー部１６と、該テーパー部１６に続く垂直に起立
する左右両側の側壁１８、１８と該側壁１８、１８の下
縁を連結する底壁１９とにより形成された上方開放の絞
り樋１３と、基部側は前記絞り樋１３の上部位置に軸２
０により軸着され先端側１７は前記側壁１８、１８の内
壁２１、２１に沿って上下動するプレス板１４と、該プ
レス板１４の先端側１７を下方に弾圧するバネ機構１５
とから構成し、前記スクリュー体６はその先端を前記テ
ーパー部１６内に臨ませたスクリーン渣絞り用スクリュ
ープレス。 - 【請求項４】 請求項３において、前記スクリュー体６
の先端は小径部７に形成するとともに、前記スクリュー
体６は複数本併設したスクリーン渣絞り用スクリュープ
レス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2484094A JPH07216849A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | スクリーン渣絞り用スクリュープレス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2484094A JPH07216849A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | スクリーン渣絞り用スクリュープレス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216849A true JPH07216849A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12149415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2484094A Pending JPH07216849A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | スクリーン渣絞り用スクリュープレス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07216849A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013535313A (ja) * | 2010-07-05 | 2013-09-12 | ワム・インドゥストリアーレ・エッセ・ピ・ア | スラリーを処理するためのアルキメデス・スクリュー分離プラント |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP2484094A patent/JPH07216849A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013535313A (ja) * | 2010-07-05 | 2013-09-12 | ワム・インドゥストリアーレ・エッセ・ピ・ア | スラリーを処理するためのアルキメデス・スクリュー分離プラント |
| US9597617B2 (en) | 2010-07-05 | 2017-03-21 | Wam Industriale S.P.A. | Archimedes screw separation plant for treating slurry |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030715 |