JPH0721652B2 - 現像剤用キヤリヤ - Google Patents

現像剤用キヤリヤ

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JPH0721652B2
JPH0721652B2 JP61138179A JP13817986A JPH0721652B2 JP H0721652 B2 JPH0721652 B2 JP H0721652B2 JP 61138179 A JP61138179 A JP 61138179A JP 13817986 A JP13817986 A JP 13817986A JP H0721652 B2 JPH0721652 B2 JP H0721652B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真法、静電記録法において静電潜像の現
像のために仕用される磁気ブラシ現像用キヤリヤ、更に
詳しく言えば磁性微粉末と結着樹脂とからなる帯電性、
耐表面汚染性、機械強度、現像剤寿命、高速現像性等に
おいて優れた磁気ブラシ現像用キヤリヤに関する。
〔従来の技術〕
電子写真法においては、セレンをはじめとする光導電性
物質を感光体として用い、種々の手段を用いて電気的潜
像を形成し、この潜像に磁気ブラシ現像法等を用いてト
ナーを付着させ、顕像化する方式が一般的に採用されて
いる。
この現像工程において、トナーに適当量の正または負の
電気量を付与するためにキヤリヤと呼ばれる担体粒子が
使用される。キヤリヤとしては種種のタイプのものが開
発され、実用化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
キヤリヤに対して要求される特性は種々あるが、特に重
要な特性として適当な帯電性、耐衝撃性、耐摩耗性、現
像性、現像剤寿命等を挙げることができる。
上記諸要求特性を考慮すると、従来使用されてきたキヤ
リヤは依然として改善すべき問題を残しており、充分に
満足できるものは今のところ知られていない。例えば、
酸化鉄粉をはじめとする導電性キヤリヤはソリツド現像
性には優れているものの細線再現性に劣り、又寿命延長
の為に特殊な帯電制御剤をトナーに含有せしめることを
必要とする等の欠点を有し、一方コート系の絶縁性キヤ
リヤは寿命、細線の再現性等には優れているものの、ソ
リツド再現性に劣るという欠点を有している。これらの
欠点を改良する目的で磁性微粒子を結着樹脂中に分散せ
しめた小粒径キヤリヤ、いわゆるマイクロトーニング用
キヤリヤが提案され、実用化されているが、小粒径に起
因するキヤリヤの感光体への付着、高湿低湿時の帯電変
化、表面処理が困難なことによる抜本的寿命の延長が不
能であること等の不都合を有する。
従つて、本発明の主な目的は電子写真法、静電記録法に
おいて静電潜像の現像のために使用される新規な磁気ブ
ラシ現像用キヤリヤを提供することにある。
本発明の他の目的は耐表面汚染性が良好な為ランニング
等における帯電量の低下を起こすことがなく、その結果
カブリの早期発生、機内汚染を生ずることがなく、更に
現像剤寿命、高速現像性に優れた磁気ブラシ現像用キヤ
リヤを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、前記従来のキヤリヤの持つ諸欠点を改善
すべく種々研究、検討を重ねた結果、アクリル系重合体
を主成分とした結着樹脂中に磁性微粒子を分散した平均
粒径50μm乃至200μmのコアに表面層としてフツ素化
アルキルアクリル系共重合体を設けたキヤリヤを使用す
ると、大粒径キヤリヤの特徴であるキヤリヤが感光体へ
付着しないという長所が損われることなく、従来の小粒
径キヤリヤの場合と同等の画像再現性(細線再現性)が
得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はアクリル系共重合体を主成分とする
結着樹脂中に磁性微粒子を分散した平均粒径50μm以上
のコアとそのコアを被覆するフツ素化アルキルアクリル
系重合体の上層とからなる磁気ブラシ現像剤用キャリヤ
を提供したものである。
本発明に係るキヤリヤのコア部の主成分として用いられ
るアクリル系重合体はアクリル酸エステルあるいはメタ
クリル酸エステルの単独重合体あるいは共重合体であ
り、これらアクリル系重合体を構成するモノマーの具体
例として次の各化合物を挙げることができる。
すなわち、アクリル酸、メタクリル酸のアルキルアルコ
ール、ハロゲン化アルキルアルコール、アルコキシアル
キルアルコール、アラルキルアルコール、アルケニルア
ルコールの如きアルコールとのエステル化物等が挙げら
れる。そして、前記エステルを構成するアルコールの具
体例としてはメチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、オクチ
ルアルコール、ノニルアルコール、ドデシルアルコー
ル、テトラデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール
の如きアルキルアルコール;これらアルキルアルコール
を一部ハロゲン化したハロゲン化アルキルアルコール;
メトキシエチルアルコール、エトキシエチルアルコー
ル、エトキシエトキシエチルアルコール、メトキシプロ
ピルアルコール、エトキシプロピルアルコールの如きア
ルコキシアルキルアルコール;ベンジルアルコール、フ
エニルエチルアルコール、フエニルプロピルアルコール
の如きアラルキルアルコール;アリルアルコール、クロ
トニルアルコールの如きアルケニルアルコールが挙げら
れる。
前記のアクリル系モノマーは、それぞれを単独で用いて
もよく、または2種以上を併用してもよいが、更に必要
に応じて他の共重合可能なモノマーの1種又は2種以上
を用いても良い。この場合、アクリル系モノマーが全モ
ノマーの25重量%、好ましくは50重量%以上を占めるこ
とが望ましい。
他の共重合可能なモノマーの具体例として、次の化合物
を挙げることができる。
すなわち、スチレン及びその誘導体、例えばメチルスチ
レン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチル
スチレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレン、プ
ロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキシルスチレン、
ヘプチルスチレン、オクチルスチレンの如きアルキルス
チレン、フロロスチレン、クロロスチレン、ブロモスチ
レン、ジブロモスチレン、ヨードスチレンの如きハロゲ
ン化スチレン、更にニトロスチレン、アセチルスチレ
ン、メトキシスチレン等が挙げられる。
また重合性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸、α−エチルアクリル酸、クロトン酸、α−メ
チルクロトン酸、α−エチルクロトン酸、イソクロトン
酸、チグリン酸、ウンゲリカ酸の如き付加重合性不飽和
脂肪族モノカルボン酸、又はマレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、
ジヒドロムコン酸の如き付加重合性不飽和脂肪族ジルカ
ボン酸が挙げられる。
また、これらカルボン酸を金属塩化したものも用いるこ
とができ、この金属塩化は重合の終了後に行うことがで
きる。
また、前記付加重合性不飽和カルボン酸とアルキルアル
コール、ハロゲン化アルキルアルコール、アルコキシア
ルキルアルコール、アラルキルアルコール、アルケニル
アルコールの如きアルコールとのエステル化物等が挙げ
られる。
更に、前記付加重合性不飽和カルボン酸より誘導される
アミド及びニトリル;エチレン、プロピレン、ブテン、
イソブチレンの如き脂肪族モノオレフイン;塩化ビニ
ル、臭化ビニル、ヨウ化ビニル、1,2−ジクロルエチレ
ン、1,2−ジブロムエチレン、1,2−ジヨードエチレン、
塩化イソプロペニル、臭化イソプロペニル、塩化アリ
ル、臭化アリル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、弗化ビ
ニリデンの如きハロゲン化脂肪族オレフイン;1,3−ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ブタジ
エン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2,4−ヘキサ
ジエン、3−メチル−2,4−ヘキサジエンの如き共役ジ
エン系脂肪族ジオレフインが挙げられる。
更に酢酸ビニル類、ビニルエーテル類;ビニルカルバゾ
ール、ビニルビリジン、ビニルピロリドン等の含窒素ビ
ニル化合物が挙げられる。
本発明に係るキヤリヤの表面層を構成するフツ素化アル
キルアクリル系共重合体用のフツ素化アルキルアクリル
系モノマーとしては以下のものを使用することができ
る。
すなわち、アクリル酸又はメタクリル酸の、1,1−ジヒ
ドロパーフロロエチル、1,1−ジヒドロパーフロロプロ
ピル、1,1−ジヒドロパーフロロヘキシル、1,1−ジヒド
ロパーフロロオクチル、1,1−ジヒドロパーフロロデシ
ル、1,1−ジヒドロパーフロロラウリル、1,1,2,2−テト
ラヒドロパーフロロブチル、1,1,2,2−テトラヒドロパ
ーフロロヘキシル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフロロ
オクチル、1,1,2,2−テトラヒドロパーフロロデシル、
1,1,2,2−テトラヒドロパーフロロラウリル、1,1,2,2−
テトラヒドロパーフロロステアリル、2,2,3,3−テトラ
フロロプロピル、2,2,3,3,4,4−ヘキサフロロブチル、
1,1,ω−トリヒドロパーフロロヘキシル、1,1,ω−トリ
ヒドロパーフロロオクチル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフロ
ロ−2−クロロプロピル、3−パーフロロノニル−2−
アセチルプロピル、3−パーフロロラウリル−2−アセ
チルプロピル、N−パーフロロヘキシルススルホニル−
N−メチルアミノエチル、N−パーフロロヘキシルスル
ホニル−N−ブチルアミノエチル、N−パーフロロオク
チルスルホニル−N−メチルアミノエチル、N−パーフ
ロロオクチルスルホニル−N−エチルアミノエチル、N
−パーフロロオクチルスルノニル−N−ブチルアミノエ
チル、N−パーフロロデシルスルホニル−N−メチルア
ミノエチル、N−パーフロロデシルスルホニル−N−エ
チルアミノエチル、N−パーフロロデシルスルホニル−
N−ブチルアミノエチル、N−パーフロロラウリルスル
ホニル−N−メチルアミノエチル、N−パーフロロラウ
リルスルホニル−N−エチルアミノエチル、N−パーフ
ロロラウリルスルホニル−N−ブチルアミノエチル等の
各エステル化合物が挙げられる。
フツ素化アルキルアクリレート又はフツ素化アルキルメ
タクリレートと共重合する成分としては以下のようなも
のを使用することができる。
すなわち、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレ
ン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルス
チレン、トリエチルスチレン、プロピルスチレン、ブチ
ルスチレン、ヘキシルスチレン、ヘプチルスチレン、オ
クチルスチレンなどのアルキルスチレン、フロロスチレ
ン、クロロスチレンブロモスチレン、ジブロモスチレ
ン、ヨードスチレン、などのハロゲン化スチレン、更に
ニトロスチレン、アセチルスチレン、メトキシスチレン
などのスチレン系モノマー;アクリル酸、メタクリル
酸、α−エチルアクリル酸、クロトン酸、α−メチルク
ロトン酸、α−エチルクロトン酸、イソクロトン酸、チ
グリン酸、ウンゲリカ酸などの付加重合性不飽和脂肪族
モノカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、ジヒドロム
コン酸などの付加重合性不飽和脂肪族ジカルボン酸;前
記付加重合性不飽和カルボン酸とアルコール、例えばメ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、アミルアルコール、ヘキシルア
ルコール、ヘプチルアルコール、オクチルアルコール、
ノニルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシル
アルコール、ヘキサデシルアルコールなどのアルキルア
ルコール、これらアルキルアルコールを一部アルコキシ
化した、メトキシエチルアルコール、エトキシエチルア
ルコール、エトキシエトキシエチルアルコール、メトキ
シプロピルアルコール、エトキシプロピルアルコールな
どのアルコキシアルキルアルコール、ベンジルアルコー
ル、フエニルエチルアルコール、フエニルプロピルアル
コールなどのアラルキルアルコール、アリルアルコー
ル、クロトニルアルコールなどのアルケニルアルコール
等とのエステル化物、特にアクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステル、フマル酸アルキル
エステル、マレイン酸アルキルエステル等が好ましい例
である;前記付加重合性不飽和カルボン酸より誘導され
るアミドおよびニトリル;エチレン、プロピレン、ブテ
ン、イソブチレンなどの脂肪族モノオレフイン;塩化ビ
ニル、臭化ビニル、ヨウ化ビニル、1,2−ジクロロエチ
レン、1,2−ジブロモエチレン、1,2−ジヨードエチレ
ン、塩化イソプロペニル、臭化イソプロペニル、塩化ア
リル、臭化アリル、塩化ビニリデン、フツ化ビニル、フ
ツ化ビニリデンなどのハロゲン化脂肪族オレフイン;1,3
−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−
ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2,4−
ヘキサジエン、3−メチル−2,4−ヘキサジエンなどの
共役ジエン系脂肪族ジオレフイン;2−ビニルピリジン、
4−ビニルピリジン、2−ビニル−6−メチルピリジ
ン、2−ビニル−5−メチルピリジン、4−ブテニルピ
リジン、4−ペンチルピリジン、N−ビニルピペリジ
ン、4−ビニルピペリジン、4−ビニルピペリジン、N
−ビニルジヒドロピリジン、N−ビニルピロール、2−
ビニルピロール、N−ビニルピロリン、N−ビニルピロ
リジン、2−ビニルピロリジン、N−ビニル−2−ピロ
リドン、N−ビニル−2−ピペリドン、N−ビニルカル
バゾール等の含窒素ビニル系モノマーを例示することが
できる。これらは単独でもしくは2種以上の組み合わせ
で使用することができる。
本発明において使用する磁性微粒子は通常用いられる強
磁性体の微粒子を全て用いることができ、具体的には四
三酸化鉄、γ−三二酸化鉄、各種フエライト粉、酸化ク
ロム、各種金属微粉等が挙げられる。
磁性粒子の含有量はキャリヤ総量に対し通常30〜95重量
%程度であり、望ましくは45〜90重量%の配合が良好な
結果を与える。
本発明のキヤリヤ粒子は、磁性微粒子とアクリル系共重
合体を主成分とする結着樹脂とを加熱混練後粉砕して、
必要により加熱球形化処理し、所望の粒径の粒子を得る
か、あるいは結着樹脂可溶性の溶剤に結着樹脂を溶解
し、これに磁性微粒子を混合してスラリー状とした後、
スプレードライヤーを用いて造粒、乾燥し、必要により
球形化処理して所望の粒径の粒子を得た後、フツ素化ア
ルキルアクリル系重合体を被覆する通所のコーテイング
法により製造することができる。
また、本発明のキヤリヤ粒子はフツ素化アルキルアクリ
ル系重合体を被覆処理する方法によることなく製造する
こともできる。すなわちフツ素化アルキルアクリル系重
合体は著しく表面自由エネルギーが低いので、アクリル
系重合体と磁性微粒子とフツ素化アルキルアクリル系重
合体を加熱混練後粉砕し、球形化する方法、およびアク
リル系重合体とフツ素アルキルアクリル系重合体を溶剤
に溶かし、これに磁性微粒子を混合してスラリー状態と
した後、スプレードライして造粒乾燥し、球形化する方
法により、フツ素化アルキルアクリル系重合体が自然に
表面に出て、被覆層を形成する。従つて特別なコーテイ
ング操作を要さずに容易に目的とする二層構造のキヤリ
ヤを製造することができる。
本発明のキヤリヤ粒子は前述の現像剤寿命と感光体への
キヤリヤ付着及び画質とのバランス上から平均粒径50〜
200μm、より望ましくは60〜150μmとするのが適当で
ある。
かくして得られる本発明のキヤリヤはトナーと混合して
静電潜像現像用の磁気ブラシ現像剤として使用される。
トナーとしては結着樹脂中に着色剤を分散させた、通常
電子写真法で使用されているいかなるトナーを使用する
こともでき、特に制限されない。
〔発明の効果〕
本発明の磁気ブラシ現像用キヤリヤは、磁性微粒子を特
定の共重合体(アクリル系重合体)中に分散し、表面に
フツ素化アルキルアクリル系重合体の層を設け、特定の
粒径範囲(50μm乃至200μm)に規定したものであ
り、以下のような種々の効果が得られる。
まず、帯電上昇速度が高く、かつランニング時における
帯電量の低下がないので、カブリの早期発生や機内汚染
を生ずることがなく、機械的密度が高く、かつ低表面エ
ネルギー材料の被覆と嵩密度が低いことに基づきトナー
による汚染が抑制されるのでキヤリヤの寿命ひいては現
像剤の寿命を延長でき、更に低透磁率に起因する高速現
像性の改良が挙げられる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。し
かしながら、本発明はこれら実施例により何等限定され
るものではない。
メチルメタアクリレート/スチレン=80/20(重量比)
の共重合体(重量平均分子量:約7万)30重量部と磁性
酸化鉄微粉70重量部及びN−パーフロロヘキシルスルホ
ニル−N−ブチルアミノエチルメタアクリレート/メチ
ルメタアクリレート=40/60(重量比)の共重合体(重
量平均分子量約50千)10重量部を加熱混練後粉砕し、分
級する。得られた粒子を熱球形化装置を用いて処理し球
形化と複層化を施す。
得られた粉末を篩分して平均粒径85μm、粒度範囲53〜
20μmの本発明に係るキヤリヤ(サンプル1)を得た。
このキヤリヤを他の従来から知られているキヤリヤ、す
なわち絶縁性キヤリヤ(CuZnフエライトコアに実施例と
同じ共重合体をコーテイングした平均粒径90μmのキヤ
リヤ:サンプル2)、導電性キヤリヤ(平均粒径100μ
mの酸化鉄粉:サンプル3)および磁性微粒子分散小粒
径キヤリヤ(実施例と同じ組成のキヤリヤ、重合体と磁
性粉を溶融混練した後粉砕分級した平均粒径25μmのも
の:サンプル4)と共に現像剤として評価した。
トナーとしてはスチレン−アクリル樹脂とカーボンブラ
ツクとのみからなる平均粒径11μmのものを用い、マイ
クロトーニング用キヤリヤのみトナー濃度を10重量%と
して、他のキヤリヤについては全てトナー濃度を3重量
%の割合になるように混合し現像剤とした。
これらの現像剤について、感光体速度350mm/sec及び現
像磁気ロール(スリーブ)速度550mm/secとして、初期
の帯電量、ソリツド画像濃度、背景部汚れ、細線再現性
および感光体へのキヤリヤの付着性、および5分枚ラン
ニング時の帯電量、ソリツド画像濃度、背景汚れ、細線
再現性を評価し、更に高湿(30℃、80%R.H.)及び低湿
(10℃、30%R.H.)環境条件でもテストを行つた。その
結果は次表に示すとおりであり、本発明に係るキヤリヤ
の優秀さが明らかとなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長束 育太郎 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−14645(JP,A) 特開 昭59−97154(JP,A) 特開 昭54−110839(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリル系共重合体を主成分とする結着樹
    脂中に磁性微粒子を分散した平均粒径50μm乃至200μ
    mのコアとそのコアを被覆するフッ素化アルキルアクリ
    ル系共重合体の上層とからなる磁気ブラシ現像剤用キャ
    リヤ。
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US07/058,421 US4791041A (en) 1986-06-05 1987-06-05 Magnetic carrier particles for electrophotographic developer
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