JPH07215630A - 油圧エレベーター - Google Patents

油圧エレベーター

Info

Publication number
JPH07215630A
JPH07215630A JP892594A JP892594A JPH07215630A JP H07215630 A JPH07215630 A JP H07215630A JP 892594 A JP892594 A JP 892594A JP 892594 A JP892594 A JP 892594A JP H07215630 A JPH07215630 A JP H07215630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
vibration
rubber
hydraulic elevator
support bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP892594A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hirata
昭彦 平田
Kazunori Miyasako
計典 宮迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP892594A priority Critical patent/JPH07215630A/ja
Publication of JPH07215630A publication Critical patent/JPH07215630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、パワーユニットの油圧ポン
プによる圧力脈動に起因した配管の振動を抑制するよう
にした油圧エレベーターを提供することにある。 【構成】 本発明は、機械室の床17もしくは壁に配管15
を固定するための配管支持ブラケット27を設け、ひだ状
の凸部を有する防振ゴム30を配管15に巻き付け、固定金
具26を防振ゴム30に沿うようにして当接させるとともに
配管15を配管支持ブラケット27に固定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ポンプからの圧力
脈動による配管の振動を抑制するようにした油圧エレベ
ーターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベーターには、かごをこ
の真下から直接ジャッキで昇降させる直接式のものと、
油圧ジャッキと網車とロープとを用いてかごを昇降させ
る間接式のものとがある。これら両方式のものはいずれ
も油圧ジャッキを駆動するパワーユニットが備えられて
いる。図7は、直接式油圧エレベーターの概略構成図
で、建屋内の昇降路1の底部に油圧ジャッキ2がそのシ
リンダ3を一部埋め込む状態で立設され、このプランジ
ャ4上に直接かご5が支持されて該昇降路1内をガイド
レール6に沿って昇降させる様になっている。その油圧
ジャッキ2の駆動源であるパワーユニットは一般には昇
降路1に隣接した機械室8に設置されている。このパワ
ーユニット7は、架台9上に設置した油タンク10と、こ
の油タンク10内の油をフィルタ11を介して吸引・吐出す
る油圧ポンプ12と、この油圧ポンプ12の駆動用電動機13
と、油圧ポンプ12の吐出側に設けられた流量制御弁14
と、これと油圧ジャッキ2のシリンダ3との間を接続す
る配管15などを備えて構成されている。そしてかご5を
上昇させる時には、油圧ポンプ12の働きで、油タンク10
内の油をフィルタ11を介して吸引し、これを吐出側の流
量制御弁14を介して流量コントロールしながら配管15よ
り昇降路1内の油圧ジャッキ2のシリンダ3内に圧送す
る。これで該ジャッキ2のプランジャ4が上昇し、その
上のかご5が押し上げられて目的階まで上昇する。一
方、かご5を降下させる際には、流量制御弁14が切替わ
って、かご5の自重により油圧ジャッキ2のシリンダ3
内の油を配管15から流量制御弁14を通して流量コントロ
ールしながら油タンク10内に戻される。これでジャッキ
2のプランジャ4と共にかご5が目的階まで降下する。
配管15は通常5m以内で継手16により接続されている。
また、図5、図6に示すように配管15は防振ゴム25を巻
き付けられ、Uボルト26、ナット28によって配管支持ブ
ラケット27に固定されている。配管支持ブラケット27
は、アンカボルト等により機械室床17に固定されてお
り、油圧パワーユニット7の油圧ポンプ12を発生源と
し、配管15へ伝播する圧力脈動による振動は配管15に巻
き付けられた防振ゴム25によって低減され、機械室床17
に振動が伝わるのを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧エレベーターは、
図7に示すように駆動用電動機13により油圧ポンプ12を
駆動し、流量制御弁14により流量を制御しながら配管15
に作動油を圧送する。圧送された作動油は膨張型サイレ
ンサ20により、ポンプ12による圧力脈動が低減され、油
圧ジャッキ2に送られる。しかし、サイレンサ20で、吸
収され得なかった圧力脈動は依然として残り、配管15を
振動させることになる。配管15の振動は配管支持ブラケ
ット27に伝播し、機械室床17(壁の場合もある)を振動
させる。
【0004】従来、配管支持方法は図5に示す様に防振
ゴム25を、配管15に巻き付け、配管15の高さ方向微調整
をシム18で行い、Uボルト26をナット28で締め付けるこ
とにより配管支持ブラケット27に固定していた。この構
造では、実際にUボルトが防振ゴム25を押さえているの
はUボルトの中心軸上の線上とその周りの一部aであ
り、防振ゴム25の大部分はほとんど防振の役目を果たし
ていなかった。
【0005】また、防振効果のない防振ゴム部分bの長
さを短くすることはUボルト26で固定する際の防振ゴム
25の取付作業性を著しく損なうため、取付作業性の為に
防振ゴム25はある程度の長さが必要であった。
【0006】防振ゴム25による防振効果はUボルトと配
管の間のa部分のゴムによるものであり、Uボルト26と
防振ゴム25とはわずかな面積でしか接触していないた
め、振動を吸収する効果を持つ防振ゴムの体積は小さ
く、油圧パワーユニット9を発生源とし、配管15から配
管支持ブラケット27に伝播する、圧力脈動による振動を
低減する効果は小さく、そのため機械室床17または壁を
振動させる原因となっていた。
【0007】そこで本発明の目的は、油圧パワーユニッ
トの油圧ポンプを発生源とし、配管から配管支持ブラケ
ット、機械室床へ伝播する、圧力脈動による振動を低減
する油圧エレベーターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、機械室に設置されるパワーユニットによ
り、タンク内の油を配管を通して昇降路に設けたシリン
ダに圧送もしくは還流させて、プランジャと連動するか
ごを昇降させる油圧エレベーターにおいて、前記機械室
の床もしくは壁に設けられ前記配管を固定するための配
管支持ブラケットと、前記配管に巻き付けられ、配管支
持面にひだ状の凸部を有する防振ゴムと、この防振ゴム
に沿うようにして当接され、前記配管を前記配管支持ブ
ラケットに固定するための固定金具とを備えた油圧エレ
ベーターを提供する。
【0009】
【作用】以上の構成により本発明は、機械室の床もしく
は壁に配管を固定するための配管支持ブラケットを設
け、ひだ状の凸部を有する防振ゴムを配管に巻き付け、
固定金具を防振ゴムに沿うようにして当接させるととも
に前記配管を前記配管支持ブラケットに固定するように
する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。本発明の油圧エレベーターは、従来のシステム(図
7)と全体的には同様な構成をとっており、かご5はパ
ワーユニット7より油圧ジャッキ2に送られる圧油の流
量を制御することによって上昇及び下降するようになっ
ている。そして、圧油を搬送する配管15には、従来と同
様に配管支持ブラケット27が設置されている。図1は配
管15の支持構造を示す斜視図であり、配管15の片側は油
圧エレベーターパワーユニット7に接続されており、逆
の片側は油圧ジャッキ2に接続されている。防振ゴム30
の配管支持面はひだ状の凸部を持っており、この凸部が
配管の長手方向に形成されている。また、この凸部は円
周にわたって配管長手方向に形成されているので、この
ひだ状凸部の最頂部が配管を支持する。この凸部高さ
と、形状、凸部及び溝のピッチは配管を支持し、防振効
果を得られるものであればいかなるものでもよい。
【0011】パワーユニット7の油圧ポンプ12を発生源
とし、圧力配管15へ伝播する圧力脈動による振動は防振
ゴム30のこのひだ状凸部を振動させるため、防振ゴム30
は効果的に振動エネルギーを吸収する。防振ゴム30のひ
だ状凸部の振動エネルギー吸収作用により圧力配管15か
ら伝播する振動は低減し、配管支持ブラケット27までは
振動がほとんど伝播せず機械室床17を振動させることは
ない。
【0012】また、この防振ゴム30のUボルト26で固定
される固定部の断面形状は図2に示すようにUボルト26
と同じ曲率半径を持って構成されている。このため、ナ
ット29で防振ゴム30を取り付けた際、Uボルト26の断面
R部分が防振ゴム30の曲率と一致するためUボルト26の
締め付け力が均等に防振ゴム30に伝わり、防振ゴム30は
配管15を面33で支持するため、図5、図6で示すような
従来構造の様に配管15を線で支持する場合と異なり、振
動を吸収するのに有効な防振ゴム部の体積が従来構造に
比べはるかに多く、振動吸収効果が大きい。
【0013】防振ゴム30は、図1、図2に示す様に、ナ
ット29の取付部36がナット29と干渉しない様に切り欠か
れている。このため、配管15の上下方向の位置微調整の
際、防振ゴム30をUボルト26に取り付けた状態のままナ
ット29を回転させる事ができ、配管15を配管支持ブラケ
ット27に固定できる。
【0014】次に他の実施例としては、図3に示す様に
配管15の支持面に多数の凸状の突起を持ち、この凸部複
数箇所で配管15を支持する構造の防振ゴム31や、図4の
様に配管15の半径方向にひだ状の凸部を持った防振ゴム
32の構造が考えられる。これは、配管15の半径方向に凸
部が形成されており、この凸部は配管15の円周一周にわ
たって配管半径方向に形成されているので、配管15はこ
のひだ状凸部の最頂部が支持するものである。この様な
防振ゴム31、32の配管支持構造により、圧力脈動による
振動を効果的に低減することができる。
【0015】
【発明の効果】以上本発明によれば、パワーユニットを
発生源とし、圧力配管へ伝播する圧力脈動による振動は
防振ゴムのひだ状の凸部を振動させるため、効果的に振
動エネルギーを吸収し、配管支持ブラケットまで振動は
ほとんど伝播せず機械室床を振動させることのない油圧
エレベーターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧エレベーターの配管支持構造を示
す斜視図である。
【図2】本発明の油圧エレベーターの配管支持構造を示
す断面図である。
【図3】本発明の油圧エレベーターの配管支持構造を示
す断面図である。
【図4】本発明の油圧エレベーターの配管支持構造を示
す断面図である。
【図5】従来の油圧エレベーターの配管支持構造を示す
斜視図である。
【図6】従来の油圧エレベーターの配管支持構造を示す
断面図である。
【図7】従来の油圧エレベーターの全体構成図である。
【符号の説明】
1…昇降路、2…油圧ジャッキ、3…シリンダ、4…プ
ランジャ、5…かご、7…パワーユニット、8…機械
室、10…油タンク、15…配管、17…機械室床、26…Uボ
ルト、27…配管支持ブラケット、30、31、32…防振ゴ
ム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室に設置されるパワーユニットによ
    り、タンク内の油を配管を通して昇降路に設けたシリン
    ダに圧送もしくは還流させて、プランジャと連動するか
    ごを昇降させる油圧エレベーターにおいて、前記機械室
    の床もしくは壁に設けられ前記配管を固定するための配
    管支持ブラケットと、前記配管に巻き付けられ、配管支
    持面にひだ状の凸部を有する防振ゴムと、この防振ゴム
    に沿うようにして当接され、前記配管を前記配管支持ブ
    ラケットに固定するための固定金具とを備えたことを特
    徴とする油圧エレベーター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の油圧エレベーターにおい
    て、防振ゴムの外側面に凹部を設け、この凹部に前記固
    定金具を当接させるようにしたことを特徴とする油圧エ
    レベーター。
  3. 【請求項3】 機械室に設置されるパワーユニットによ
    り、タンク内の油を配管を通して昇降路に設けたシリン
    ダに圧送もしくは還流させて、プランジャと連動するか
    ごを昇降させる油圧エレベーターにおいて、前記機械室
    の床もしくは壁に設けられ前記配管を固定するための配
    管支持ブラケットと、前記配管に巻き付けられ、配管支
    持面にひだ状の凸部を有するとともに外側面に断面が半
    円状の凹部を有する防振ゴムと、この防振ゴムの凹部に
    沿うようにして当接され、前記配管を前記配管支持ブラ
    ケットに固定するための断面が円状の固定金具とを備え
    たことを特徴とする油圧エレベーター。
JP892594A 1994-01-31 1994-01-31 油圧エレベーター Pending JPH07215630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892594A JPH07215630A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 油圧エレベーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP892594A JPH07215630A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 油圧エレベーター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07215630A true JPH07215630A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11706242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP892594A Pending JPH07215630A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 油圧エレベーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07215630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019644A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Bridgestone Corp キャビテーション評価装置、および、それを用いたキャビテーション評価方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019644A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Bridgestone Corp キャビテーション評価装置、および、それを用いたキャビテーション評価方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7698870B2 (en) Support frame including longitudinal and transverse beams and method for producing the frame
CN1214109A (zh) 弹性材料和金属复合的弹簧隔振体
KR20130073026A (ko) 방진장치가 구비되는 수중펌프
JPH07215630A (ja) 油圧エレベーター
CN210600712U (zh) 一种用于柴油发电机的组合式底座
US6077064A (en) Injection molding apparatus and method for mounting same
US5379594A (en) Lift truck with noise attenuated hydraulic circuit
JPS6115281B2 (ja)
JP3156648B2 (ja) 立体駐車場の昇降機用油圧ユニット
US20150375966A1 (en) Noise Abatement for Elevator Submersible Power Units
US3570722A (en) Pump unit
JP2002005097A (ja) 立軸ポンプの揺れ止め装置
CN210565368U (zh) 一种过滤泵的防震结构和过滤泵
KR102556696B1 (ko) 배기가스 소음기 시스템
JPS6253722B2 (ja)
JP2021147211A (ja) 油圧エレベータ装置
CN216216176U (zh) 一种用于水泵的电机安装座
JP2000303999A (ja) ポンプ装置
CN220639497U (zh) 一种发动机前悬置总成的结构
CN211174812U (zh) 一种管道泵
CN220435602U (zh) 一种用于固定节流阀的支撑装置
CN215213940U (zh) 一种带有消声结构的螺杆空压机
JPH1111830A (ja) 油圧エレベータのパワーユニット
JPH06156941A (ja) 油圧エレベータのパワーユニット
KR200255515Y1 (ko) 입상관의 방진장치