JPH07214399A - カムプレスの下死点位置補正方法及びその装置 - Google Patents

カムプレスの下死点位置補正方法及びその装置

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JPH07214399A JP2376394A JP2376394A JPH07214399A JP H07214399 A JPH07214399 A JP H07214399A JP 2376394 A JP2376394 A JP 2376394A JP 2376394 A JP2376394 A JP 2376394A JP H07214399 A JPH07214399 A JP H07214399A
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  • Control Of Presses (AREA)
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  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カムプレス機を停止することなく運転中の熱
膨張によるスライドの下死点位置の変化を所望する位置
に自動補正して始動時から安定したプレス成形ができる
補正方法及び装置を提供する。 【構成】 カム5の回転によりカムローラ11A,11
Bを介して上下動するスライド9の熱膨張による実際の
下死点位置をセンサ24により検出し、補正制御システ
ム26の記憶部29に予め設定されている基準値と比較
して補正値を求め、補正用モータ15により偏心する一
対のローラ支持軸を同時に等量補正量に見合うだけ回動
し、ローラ支持軸の軸心位置を上下に変位させてスライ
ドの下死点位置を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機特にカムにより
スライドを上下動させる構造のカムプレス機の下死点位
置の補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械式プレスにおけるスライドの
下死点の位置は運転を続けるにつれて熱膨張等の影響に
より変動する。この下死点位置を補正する装置に、例え
ば特開平2−165900号や特開平5−185299
号で公知の先行技術がある。前者は、ナックルプレス機
における下死点位置の補正装置であって、図7に示すよ
うにナックル支点軸101の位置を上下方向に変位自在
とし、スライド102の下死点位置の変動に応じてナッ
クル支点軸101の位置を補正するようにしたものであ
る。後者は、クランクプレス機における下死点位置の補
正装置であって、図8に示すようにクランク軸103の
軸受ハウジング104を回動可能な偏心体とし、スライ
ド105の下死点位置の変動に応じてクランク軸103
の上下位置を補正するようにしたものである。
【0003】カムプレス機においても運転による発熱で
スライドの下死点位置が変動するのは同様で、特に始動
後の所定時間内にカム軸の軸受部の回転摩擦熱による潤
滑油の粘度変化や、スライドの摺動摩擦熱による伸び等
によってスライドの下死点位置が最も変動し易く、変動
幅が最大0.2mm程度に達することがある。従って、
このような下死点位置の変化により許容寸法範囲から外
れるような厳しいワークのプレス成形加工を行う場合、
始動後所定時間内経過して温度上昇が飽和点に達し、ス
ライドの下死点位置の変化量が少なくなった後に、金型
の往復動方向の位置調整を行い、始動時から所定時間ま
での間にプレス成形加工した不良ワークを廃棄している
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたカ
ムプレス機における下死点位置の変化に対応する方法
は、始動から所定時間経過後にカムプレス機を停止させ
て、金型の往復動方向の位置調整をせねばならないの
で、煩雑かつ生産能率が低いという問題点を有してい
た。また始動から所定時間経過までの間にプレス成形加
工した不良ワークを廃棄していたので、材料費及び時間
の無駄が多く、製造原価が高くなるという問題も有して
いた。本発明は従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みなされたものであり、その目的とするところはカム
プレス機を停止することなく、スライドのボルスタに対
する下死点位置を所望の位置に自動的に補正して、始動
時から安定したプレス成形加工ができるカムプレスの下
死点位置補正方法及びその装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるカムプレスの下死点位置補正方法は、
カムプレス機の熱変位によって変わるボルスタに対する
スライドの下死点位置を補正する方法において、前記ス
ライドの熱変位によって変わる実際の下死点位置の検出
値と予め設定された基準値とを比較して補正値を求め、
回転するカムのほぼ鉛直線上両側に当接する一対のカム
ローラを支持する偏心する一対のローラ支持軸を同時に
等量回動し、該ローラ支持軸のジャーナル部の軸心を前
記補正値だけ上又は下に移動させることにより前記ボル
スタに対する前記スライドの下死点位置を補正するもの
である。
【0006】また、上下に移動可能なスライドに回転す
るカムのほぼ鉛直線上両側に当接する一対のカムローラ
を回転可能に有するカムプレス機の下死点位置補正装置
において、前記スライドに回動可能に設けられ前記カム
ローラが嵌合する部分が偏心する一対のローラ支持軸
と、該一対のローラ支持軸を同時に等量回動する駆動手
段と、前記スライドの下死点位置を検出するセンサと、
該センサにより検出した実際の下死点位置と予め設定さ
れた基準下死点位置とを比較して前記基準下死点位置に
前記実際の下死点位置が近づくように前記駆動手段を制
御する補正制御手段とを設けてなるものである。また一
対の偏心するローラ支持軸の何れか一方のジャーナル部
を軸承する内周部と外周部が偏心する軸受ブッシュと、
該軸受ブッシュを緩め・締め自在にスライドに固定する
クランプ部材とを付加して一対のカムローラの軸心間距
離を可変にしたものである。
【0007】
【作用】請求項1,2はスライドが予め所望の下死点位
置にあるときのセンサ出力値と同一の値を、予め基準値
として設定記憶させ、運転中の熱変位によるスライドの
実際の下死点位置を一衝程ごとに検出し、これを基準値
と比較して補正値を求め、偏心する一対のローラ支持軸
を位相を揃えて同時に回動させることにより、スライド
を上又は下に補正値だけ変位させて、ボルスタに対する
スライドの下死点位置を自動補正する。請求項3は一対
のローラ支持軸の何れか一方のジャーナル部とスライド
の対応穴の間に介装された偏心する軸受ブッシュを回動
して、カムに対する一対のカムローラの軸心間距離の関
係を調整し、調整終了後にクランプ部材により軸受ブッ
シュをスライドに固定し、最良の軸心間距離を維持す
る。
【0008】
【実施例】以下実施例について図面にもとづいて説明す
る。図1のカムプレス機において、床上に立設された箱
形のフレーム1は下側寄り位置にボルスタ1aを一体に
有し、両側板部1b,1bの内側に垂直方向の案内2,
2が取付けられている。フレーム1の上側寄り位置にカ
ム軸3が回転可能かつ水平に軸承されており、カム軸3
はフレーム1の上板部1cの下面に固着の半割り状の軸
受4,4により中央部が回転可能に支持されている。カ
ム軸3には二個の同一カム形状のカム5,5が互いに間
隔を有して同位相に嵌着され、それぞれのカム5は図3
の拡大図に示すように、回転中心を通るカム面間寸法が
等しい円筒カムで、カム軸3は上板部1c上に固着のモ
ータ7により図示しないフライホイール軸のピニオンと
噛合うギヤー8を介して駆動される。
【0009】フレーム1の案内2,2に沿ってスライド
9が移動可能に設けられ、スライド9にカム5,5のほ
ぼ鉛直線上両側に当接する一対のカムローラ11A,1
1B及び11A,11Bが回転可能に支持されている。
このカムローラ11A,11Bは各々ローラ嵌合部2r
が両端のジャーナル部12j,12jに対し所定量偏心
するローラ支持軸12A,12Bにころがり軸受を介し
て軸着されており、ローラ支持軸12A,12Bはスラ
イド9に軸受ブッシュを介して枢支されている。
【0010】ローラ支持軸12A,12Bの図3に示す
ジャーナル部12j,12jに対するローラ嵌合部12
r,12rの偏心量αは0.3〜0.7mmの範囲、好
ましくは略0.5mmで、上側のローラ支持軸12A,
12A及び下側のローラ支持軸12B,12Bは、それ
ぞれ互いにジャーナル部12jの一端が同軸心に連結軸
13,13により連結され、各連結軸13の中央にウオ
ームホイール14A,14Bがそれぞれ嵌着されてい
る。フレーム1の上板部1c上にNC駆動の補正用モー
タ15が固着され、モータ15の出力軸に嵌着のベベル
ギヤー16は、ウオームホイール14A,14Bと噛合
する二個のウオーム17a,17bを有するスプライン
18aを形成した垂直駆動軸18に上下動自在に嵌合の
ベベルギヤー19と噛合されている。
【0011】上下の一対のローラ支持軸12A,12B
は図3に示すようにジャーナル部12jの軸心に対して
ローラ嵌合部12rの軸心の最大偏心点aが、ジャーナ
ル部12jの軸心を通る水平線上にあるときのみ180
°位相を異にするように配設されており、この最大偏心
点aがジャーナル部12jの軸心を通る水平線上を中心
として上下に等量回動されるのが好ましい。なお、上側
のウオーム17aおよびウオームホイール14Aと、下
側のウオーム17bおよびウオームホイール14Bと
は、垂直駆動軸18を回動させたとき、ウオームホイー
ル14Aと14Bとが互いに逆方向かつ同一旋回角度旋
回するような組み合わせとされている。
【0012】このローラ支持軸12A,12Bのジャー
ナル部12j,12jの図4に示す回動角度θtは、例
えばα=0.5mmの場合、ローラ支持軸12A,12
Bのジャーナル部12j,12jの回動角度θt=30
°で、ジャーナル部12j,12jの下方向の変位量δ
tをほぼ0.25mm確保することができ、図5に示す
反対方向の回動角度θrによって上方方向変位量δtも
ほぼ0.25mm確保できるので、θt+θr=60°
の範囲内においてほぼ30°回動させることで、スライ
ド9の下死点変化量に支障なく対応することができる。
尚、図3〜図5は偏心量αを誇大表示した図である。更
に上側の支持軸12Aとスライド9の対応穴9aの間に
は偏心する軸受ブッシュ21が回転可能に介装されてお
り、軸受ブッシュ21はクランプボルト22により所望
の位相に固定可能とされ、カム5の製作上の誤差又は経
年変化に対応可能とされている。
【0013】ボルスタ1a上に取付具23を介してセン
サ24が上向きに固着されており、スライド9のセンサ
24と対向する位置にドッグ25が取付けられている。
センサ24は例えば渦電流式近接センサのような変位セ
ンサを使用することができ、スライド9が上下動するこ
とにより検出導体であるドッグ25が接近するとその接
近量に応じた信号が出力される。尚、センサはマグネス
ケール,リニアスケール等直線移動量に応じた信号を出
力できるものであれば使用可能である。
【0014】図2のブロック線図部分は、このセンサ出
力をもとに補正用モータ15を制御してローラ支持軸1
2A,12Bのジャーナル部12j,12jの軸心位置
を上又は下に変位させるための補正制御システム26
で、最大接近値記憶部27はスライド9が最もボルスタ
1aに接近したときのセンサ24の最大接近値を記憶す
る部分。比較部28は予め基準設定値記憶部29に記憶
されている基準値と最大接近値とを比較する部分。補正
量演算部30は演算により補正量を算出する部分。モー
タ駆動部31は補正量に見合ったローラ支持軸12A,
12Bのジャーナル部12j,12jの軸心位量δr,
δtが得られるよう補正用モータ15に駆動電力を供給
する部分である。
【0015】続いて本実施例の作用を説明する。最初に
スライド9の下死点位置が所望の位置にあるときのセン
サ24の出力信号値と同一の値を基準設定値として基準
設定記憶部29に入力して記憶させ、カムプレス機の運
転を開始すると初めはセンサ24の出力信号と記憶部2
9の基準設定値は同じ値なので、演算部30から補正量
ゼロの信号が出てモータ駆動部31から供給電力は出力
されず高精度ワークのプレス成形加工は無補正で円滑に
行うことができる。
【0016】しかし、運転によりカムプレス機の構成要
素の温度が次第に上昇してスライド9の下死点位置が下
がると、センサ24は例えば0.01mm単位の分解能
でこれを検知して、基準設定値との差(補正量)を求
め、駆動部31から補正量に見合った電力を供給して補
正用モータ15を回動させる。補正用モータ15の回動
はベベルギヤー16,19により垂直駆動軸18に伝わ
り、ウオーム17a,17b,ウオームホイール14
A,14Bにより連結軸13を介して図5において上側
のローラ支持軸12Aのジャーナル部12jを反時計方
向に、かつ下側のローラ支持軸12Bのジャーナル部1
2jを時計方向に回動させ、ローラ支持軸12A,12
Bのジャーナル部12j,12jの軸心位置を上方に補
正量に見合うだけ移動させる。
【0017】これによりローラ支持軸12A,12Bを
枢支するスライド9の下死点位置が上がり、センサ24
の出力信号の値が基準値と等しくなり所望の下死点位置
が維持される。また、何らかの理由でスライド9の下死
点位置が上方に変化した場合には、図4において、上側
のローラ支持軸12Aのジャーナル部12jを時計方向
に、かつ下側のローラ支持軸12Bのジャーナル部12
jを反時計方向に回動させて所望の下死点位置に戻す。
【0018】次に図1および図2に示す、ボルスタ1a
に対するスライド9の下死点位置補正の機械的作用につ
いて更に詳しく説明する。ローラ支持軸12A,12B
は、図3に示す如くジャーナル部12j,12jの回動
軸心がカム軸3の鉛直線上の対向する位置でスライド9
に枢支され、かつ、垂直駆動軸18の回動によって上側
と下側とが逆方向に回動して、ローラ嵌合部12r,1
2rの軸心が偏心量αの半径でジャーナル部12j,1
2jを軸心にして周回し、カムローラ11A,11Bが
カム軸3の軸心を挟んで対向する位置でカム5と当接し
て相対位置を変位させるように構成されているので、ジ
ャーナル部12j,12jとともにスライド9の位置が
カム軸3の軸心に対して変位され、ボルスタ1aに対す
るスライド9の下死点位置が前記垂直駆動軸18の補正
回動量に対応して補正される。
【0019】例えば、図3に示す状態のスライド9の下
死点位置に対して下方に補正する場合は、ローラ支持軸
12A,12Bの上側ジャーナル部12jを時計方向
に、下側ジャーナル部12jを反時計方向にそれぞれ同
時にθt度回動させると、最大偏心点aは図4の如く、
偏心量αの円周とθtとの交点の位置に変位するので、
ローラ嵌合部12r,12rの軸心の相対位置がこの最
大偏心点aに変位して、ローラ嵌合部12r,12rの
軸心(即ち、カムローラ11A,11Bの回転軸心)の
軸心間距離Pを維持してカムローラ11A,11Bはジ
ャーナル部12j,12jの軸心に対してそれぞれδ
t,αtの位置を軸心にして回転し、ジャーナル部12
j,12jの軸心をそれぞれδt下方に変位させるの
で、スライド9は下方にδtだけ補正される。次いで、
図3に示す状態のスライド9の下死点位置に対して上方
に補正する場合は、前記下方に補正する場合の逆方向に
ジャーナル部12j,12jを図5の如くθr度回動さ
せると、前記と同作用によって、スライド9を上方にδ
rだけ補正する。
【0020】更に、上側のローラ支持軸12Aのジャー
ナル部12jは偏心する軸受ブッシュ21を介してスラ
イド9に支持されているので、偏心する軸受ブッシュ2
1の位相を変えることによりカムローラ11A,11B
の軸心間距離Pを調整することができ、一対のカム5,
5の回転軸心を通るカム面間寸法に一対の相互に多少の
製作誤差がある場合、又は経年使用による摩耗でカム5
とカムローラ11A,11Bの間に所定以上の隙間がで
きた場合、クランプボルト22を緩め、偏心する軸受ブ
ッシュ21を回動することにより最良の状態に調整可能
で、調整後クランプボルト22を締め付けて軸受ブッシ
ュ21をスライド9に固定することにより最良の状態を
維持することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。カムプレス機のカムに
当接する一対のカムローラを支持するローラ支持軸を上
下に移動可能とし、スライドの実際の下死点位置と、予
め記憶する所望の基準下死点位置から求めた補正量をも
とに補正を行うようにしたので、カムプレス機を停止す
ることなく、スライドの下死点位置を自動的に補正する
ことが可能になり、高品質のワークを安定してプレス成
形加工することができるようになるため、加工能率が向
上し、不良率が低下する。また一対のカムローラのうち
一方のカムローラを上下に変位可能としたので、カム製
作上の誤差又は経年使用による摩耗等にも容易に対応可
能となり、カムとカムローラの関係を常に最良の状態に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のカム及びカムローラ部分を断
面にて表したカムプレス機の正面図である。
【図2】補正制御システムのブロック線図を含む図1の
側面断面図である。
【図3】支持軸の偏心量を誇大表示したカムとカムロー
ラ部分の拡大図である。
【図4】図3の基準位置に対して下方に補正する場合の
拡大図である。
【図5】図3の基準位置に対して上方に補正する場合の
拡大図である。
【図6】一対のカムローラの軸心間距離を可変にするた
めの上側のカムローラの変位構造を示す図である。
【図7】従来の技術のナックルプレス機の下死点位置調
整装置の図である。
【図8】従来の技術のクランクプレス機の下死点位置調
整装置の図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3 カム軸 5 カム 9 スライド 11A,11B カムローラ 12A,12B 偏
心するローラ支持軸 13 連結軸 14A,14B ウ
オームホイール 15 補正用モータ 17a,17b ウ
オーム 16,19 ベベルギヤー 18 垂直駆動軸 21 偏心する軸受ブッシュ 22 クランプボル
ト 24 センサ 26 補正制御シス
テム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムプレス機の熱変位によって変わるボ
    ルスタに対するスライドの下死点位置を補正する方法に
    おいて、前記スライドの熱変位によって変わる実際の下
    死点位置の検出値と予め設定された基準値とを比較して
    補正値を求め、回転するカムのほぼ鉛直線上両側に当接
    する一対のカムローラを支持して偏心する一対のローラ
    支持軸を同時に等量回動し、該ローラ支持軸のジャーナ
    ル部の軸心を前記補正値だけ上又は下に移動させること
    により前記ボルスタに対する前記スライドの下死点位置
    を補正することを特徴とするカムプレスの下死点位置補
    正方法。
  2. 【請求項2】 上下に移動可能なスライドに回転するカ
    ムのほぼ鉛直線上両側に当接する一対のカムローラを回
    転可能に有するカムプレス機の下死点位置補正装置にお
    いて、前記スライドに回動可能に設けられ前記カムロー
    ラが嵌合する部分が偏心する一対のローラ支持軸と、該
    一対のローラ支持軸を同時に等量回動する駆動手段と、
    前記スライドの下死点位置を検出するセンサと、該セン
    サにより検出した実際の下死点位置と予め設定された基
    準下死点位置とを比較して前記基準下死点位置に前記実
    際の下死点位置が近づくように前記駆動手段を制御する
    補正制御手段とを設けてなることを特徴とするカムプレ
    スの下死点位置補正装置。
  3. 【請求項3】 一対の偏心するローラ支持軸の何れか一
    方のジャーナル部を軸承する内周部と外周部が偏心する
    軸受ブッシュと、該軸受ブッシュを緩め・締め自在にス
    ライドに固定するクランプ部材とを付加して一対のカム
    ローラの軸心間距離を可変にしたことを特徴とする請求
    項2記載のカムプレスの下死点位置補正装置。
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